タイムマシン(ドラえもん)

登録日:2018/10/07 Sun 16:02:01
更新日:2023/01/15 Sun 17:05:21
所要時間:約 6 分で読めます




タイムマシンとは漫画・アニメ『ドラえもん』に登場するひみつ道具。
同名の映画を始め、多くのSFで登場するマシンだが日本人にとって最も知名度が高いのはドラえもんのひみつ道具だろう。

どこでもドア」「タケコプター」と並ぶひみつ道具御三家の一角。しかしその割に「ドラえもんのうた」の歌詞に登場するのは微妙にマイナーな「おもちゃの兵隊
日テレ版の挿入歌「ドラえもん いん できしいらんど」やわさドラの主題歌「夢をかなえてドラえもん」にはしっかり登場している。
さらに、日テレ版のOPはドラえもんがタイムマシンに乗ってのび太の部屋にくるところから始まる。

作中では2008年発明されたとのこと。

デザイン

いわゆる空飛ぶ絨毯型」と言われる「平べったい本体に一人乗りの座席と操作パネル、街灯のような機械」が取り付けられた機械。
なお、『ドラえもんのひみつ道具使い方事典1』によると、この「街灯みたいなパーツ」はタイムセンサーといい、
入力された時代や場所を読み取り、目的地までを確認する装置。初期には時計の針みたいなのが描かれていたが。
座席後部右側に謎の三本ほどのレバーが配置されているが、これも『ひみつ道具使い方事典1』にて解説がなされており、名称はタイム修正機。
時空間移動が上手くいっていない場合、このレバーを動かして座標のズレを修正する装置であるらしいが、作中通してこのレバーが有効に使われている場面は皆無。
配置的に運転手以外が弄ることを前提にしているっぽいので、このタイムマシンは本来2人乗りなのだろうか?
なお、日テレ版ではこのパーツはついていない。

基本は操縦席にドラえもんが座り、それ以外の人員は座席後部に立ち乗りする形式。

機能

超空間航行による(※四次元空間とは全く別です!)時間移動機能を持つ、「ドラえもん」という作品の根幹を為すひみつ道具。
実質的なひみつ道具第一号と言える。
時間の移動単位はかなり繊細に微調整することが可能。
だが、その割には「過去や未来に用事を済ませに行った後、出発直後の時間に戻って来る」のような融通の利かせ方はあまりやっていない。*1
また、時間だけでなく空間移動機能も存在している。「どこでもドア」では行けないような遠い場所でも、ワープを繰り返すことでその地に向かうことが出来る
ぶっちゃけた話、前述の御三家の機能は全部これ一台で賄える *2
のび太の魔界大冒険」などでは、時間・空間移動どころかパラレルワールドを含めた 異世界間移動機能 まで搭載されている疑惑がある。
過去を自由に改変出来る性能故にチートすぎるためか、大長編では基本的に物語の冒頭かクライマックスにしか登場しない。
それ以外だと何かしら理由があって使えないことが多い。

操縦方法は極めて簡単なようで、なんと自転車にすら乗れないのび太ですらまともに操縦可能。
それどころか 大昔の殿様ですら適当に弄ったら動かせてしまった キーぐらい抜いておけよ
後の作品(パラレル西遊記辺り)からはカーナビのような音声認識機能が搭載され、割とアバウトな指示でも的確に判断して動いてくれるようになった。

こうなると、操作パネルが何のためにあるのかよくわからなくなるが……
ただ、「のび太の結婚前夜」では、ボタンを押し間違えて本来行きたかった日の前日に行ってしまうシーンがある。
ちなみにコンピューターの声は三ツ矢雄二

代わりに修理難易度はかなり高いらしく、大抵のひみつ道具を自力で修理できるドラえもんも修理に失敗しており、
未来にはタイムマシン専門の修理業者や工場があるほどらしい。

タイムマシンの出入口に当たる部分は虚空に穴が開く。
この部分からでないと、タイムマシンへの乗り降りは不可能なようで「竜宮城の八日間」などではこれが原因で現代に帰れなくなりかけた。
時々穴からタイムマシンが大きな衝撃で出る事があり、その時は大抵タイムマシンが壊れる。
現代ではのび太の勉強机の引き出しが出入口になっている。
なお、「野比家の2階ののび太の部屋の勉強机の座標」ではなく、あくまで「のび太の勉強机」に固定されているようで
勉強机を取り寄せバッグで取り寄せてタイムマシンに搭乗したエピソードもある。
また、のび太は中学生になった時に机を買い替えてもらっているらしく、馬鹿正直に中学時代(未来)の机に出ようとしたら勉強部屋ではなく
物置の中に安置された埃をかぶった机の中から出てきていた。
(話がややこしくなるからか、中学時代におけるドラえもんは外出中のようで一切出番が無かった)
「勉強机の座標」に出る描写もあり、未来にて既に家が取り壊されていた為跡地に建てられた公共トイレに出てしまった事があった。
机が既に存在しない時はそうなるのか、たまたま出口の座標指定を怠っていたのか…

恐ろしいことに、このマシン、 一切の安全対策が施されていない
座席にシートベルトが装着されていない上、座席以外の場所の乗員は時間旅行中自らの腕力以外に頼れるものがなにもないという恐ろしい機械なのである。
一応普段の時間旅行に関して言えば、「タイムマシン空間」というものを展開しているので、大きく揺れることもない安全な旅ができているようだが、
実際作中では度々トラブルが起きて時空間の中で転落してしまう事故も発生している。
劇場版に「タイムマシン空間」に発生する、時間の落とし穴「時空乱流」*3・時空間の迷宮「タイムスペースラビリンス」*4・時間の乱れた領域「ねじれゾーン」*5に対しては対処策はあるが回避策は一切ない
後述するように、ちゃんとした乗り物型のタイムマシンも別に存在しているのだが、
あえてこのタイプにこだわっているのは何かドラえもんなりの理由があるのだろうか?*6
ちなみに、日テレ版では横に90度傾いても落下していない。重力装置でもついているのだろうか。


タイムマシンがメインとなるエピソード

実質的にタイムマシン以外にメインのひみつ道具が登場しないエピソードはかなり数がある。
基本的にこの手の話はタイムパラドックスを題材にしたF先生お得意の「少し・不思議」テイスト溢れるものになっており、ファンからの評価も概ね高いのが共通点。

ブラックかつドタバタ感あふれる初期ギャグエピソードの傑作と言われる一作。
のび太に宿題を押し付けられたドラえもん、とても一人ではこなせないと考えて未来の自分を連れてきて手伝わせることを思い付くが……?

安直な考えから過去の自分の行動を変えようとしたのび太だったが、ドラえもんは「過去は簡単には変えられない」と諭す。
それをのび太は笑って受け流す。 しかし過去はやはり簡単には変えられない のであった。

  • してない貯金を使う法
上のエピソードとは逆に未来の自分の行動を前借りしようとするエピソード。
未来の自分の貯金を前借りしようとするのび太だったが、未来の自分から「やめておけ」と止められる。それなのに……

  • 無事故でけがをした話
インクを母の家計簿にこぼした冤罪をかけられたしずかちゃんの無実を証明するために、タイムマシンを使ったのび太。
ドラえもんは「タイムマシンで探偵ごっこなんかしてると恐ろしい事になる」と警告するものび太は聞き入れようとしない。
その後、ジャイアンの父ちゃんがひき逃げ事故にあったと聞き、タイムマシンで事故現場に行ったのび太は決定的瞬間と車のナンバーを捉え、警察に証拠写真を持っていこうとするが、「もしあの時自分がいれば事故を食い止められたのではないか?」と余計なことを思いついてしまい……

やはり安直な考えからタイムマシンを使うことで巻き起こるドタバタエピソード。
私利私欲で時間移動をすると、ろくな目に遭わないという教訓だろうか。でもそれって未来のセワシくんの行動原理そのものだよね

この手のエピソードでは珍しいドタバタ系ではない前向きで明るいラスト。
「未来を知る」ことで人がどのように行動を変えていくか、といった「生き方」に関わる人生を問うエピソードになっている。

結婚記念日だというのに、のび太の両親がどっちがプロポーズしたかでもめてしまう。ドラえもんとのび太はプロポーズの現場をしらべるべく過去に向かう。
だが、過去の世界でものび助と玉子はすれ違いを起こしてしまっており、このままでは結婚せずにのび太が生まれなくなってしまう。
それを防ぐため二人はある作戦を実行する。

  • ご先祖さまがんばれ
ご先祖様が殿様を救って家臣になったという、スネ夫の自慢話を聴かされたのび太は、パパに野比家のご先祖様について訊ねるが、あまりパッとした話はなかったと言われてしまう。
ドラえもんと共に自分の先祖をスネ夫の先祖に負けないくらい立派にしようとするが……。
ちなみに
「どっちも、自分が正しいと思ってるよ。戦争なんてそんなもんだよ
というドラえもんの台詞はこの話で登場。
ちなみに手柄はスネ夫の先祖が横取りし、結局作戦は失敗した。

のび太のパパの夢をかなえるため過去に出向くが、それをかなえるとのび助が玉子と結婚せず、のび太が消えてしまうことになる。
のび太は「パパの幸せの邪魔をしたらパパがかわいそうだ」と消えることを受け入れるも、結局未来は変わらなかった為、のび太も消えずに済んだ。

タイムマシンでのびドラが金儲けをたくらむ。前者は苦労のわりに大して儲けられず、後者は1円も儲けてない。

  • 大きくなってジャイアンをやっつけろ
ドラえもんの余計な発言でジャイアンと喧嘩するはめになったのび太は中学生の自分にジャイアンをやっつけてもらおうとするが…

  • 二十世紀のおとのさま
ドラえもんたちが過去に行った際に、殿様がうっかりタイムマシンに乗って現代に来てしまう。

のび太のパパが学童疎開で一度だけ会ったという思い出の女の子。ドラえもんとのび太はどんな女の子か気になり、写真を撮ろうとタイムマシンで過去へ向かうが……

  • 夢まくらのおじいさん
夢枕に立ったじいさん(パパのパパ)から説教を喰らったパパが急にスパルタになり、こりゃたまらんとドラえもんに泣きつくのび太。
のび太が生まれる前に亡くなってしまった祖父がどんな人だったのか探るため、過去に向かう。

  • ママのダイヤを盗み出せ
昔の玉子が持ってたダイヤを泥棒から守るためのび太とドラえもんが出向く。

  • ドラ焼き伝説を追え!
ドラえもんが世界最初のドラ焼きを食べるために過去へ向かうも…


  • 昔のママはのび太?
玉子に「ママが子供の頃はもっとしっかりしてた」と言われたのび太が実態を確かめるため過去に出向く。


記念すべき映画第1作であり、TC第10巻掲載の同名の中編の続編である。
タイムふろしきで復活した首長竜フタバスズキリュウ(恐竜ではない)のピー助は巨体になってしまい、もう現代日本では飼えなくなってしまった。
ドラえもんとのび太はスモールライトでピー助を小さくしてタイムマシンに載せ、1億年前の時代に還す。ここまでが中編の話であった
しかし、二人は誤って、フタバスズキリュウが生息していないアメリカ沿岸にピー助を放流してしまい、
アメリカに住むエラスモサウルスたちにピー助はいじめられていた。
タイムテレビでその事を知ったいつもの5人は、タイムマシンに乗り込んでピー助を日本(当時はまだ諸島)に連れ返そうとする。
しかし、黒マスクの妨害を受け、人数オーバーも重なりタイムマシンは1億年前に到達した途端に故障
劣化タイムベルトと化したタイムマシンで現代に帰還するため、5人は日本(が将来出来る海上)への長い旅を始める羽目に……。

しずかちゃん、リルル、ミクロスの3人が3万年前の銀河の彼方の惑星「メカトピア」に向かうため、超空間内でワープを繰り返した。

時も宇宙も全く違う並行世界に向かうため、ドラえもんがタイムマシンをカスタマイズしている。

野良犬・猫を平和に養うため、3億年前へと彼らを(餌生産機やそれを使用可能な程の進化措置を与え)離したのび太。
翌日動物たちの様子を見に5人は過去へと向かうも、搭乗者にも影響を与える「ねじれゾーン」のせいで何と犬猫を放った時代から千年後へと遡行
一方のび太が犬猫を放った日から数十年後、のび太と仲の良かったある犬は彼に再び会うためタイムマシンを開発し未来へと向かうも、彼もまた「ねじれゾーン」に巻き込まれ……。

この回ではまだドラえもんは黄色かった頃であり、未来デパート宅配部でひみつ道具の時空間配達を行っていた。
新製品の「ワープハット」をパクったドラえもんは、楽して過去の世界に行くために
①配達タイムマシンで超空間に入る
②過去の時空に行く前に、ワープハットで途中経路をショートカットする
③すぐに過去の時空に付くぞ!
というアサハカな考えを思いつくが、これには重大なミスがあった。
ワープハットは「どこでもドア」同様に同じ時間軸上での四次元移動機能しか搭載されていなかったのである。
これにより、超空間航行中(縦の巡行移動)にムリヤリ四次元(横の強制移動)を行ったため大爆発が発生し、全ての四次元ゲートが1年間も使用できなくなった。
辛うじて配達口だけはわずかに空いていたためドラえもんズは四次元空間に向かい、強制ワープバグを起こしたドラえもんを探しに向かうが…。


様々なタイプのタイムマシン

タイムマシンに類似する道具

  • タイムベルト
ドラえもんが持っている別タイプのタイムマシン。
腰に巻くことで移動できるが、「時間は移動できるものの、場所は移動できない」という制約が存在する。
そのため、今いる場所が移動先の時間で生存可能な場所かどうかを判断してからでないと使用はできない。
下手したらいきなり海や雪原、火山脈に飛び出す可能性もある。
一応、立っている地球基準のようなので、「数年前の日本は遥か何光年も先だ」的な不備はない様子。
同様の効果を有する道具に「タイムルーム」があり、部屋の壁に貼り付けてエレベーターのボタンのように押すことで時間軸のみ移動できる。

  • 日付変更チョーク
チョークで囲ったところだけ、昨日や明日になる。

  • タイムセンサー
タイムマシンの持つ時空間振動波をキャッチするセンサー。前掲した通りタイムマシンにはこれが内蔵されている。
手持ちの道具として使用する際にはタイムベルトと併用する。
現代人の我々が路上でいきなり拾ったとしても、何の役にも立たない道具の一つ。

  • タイムホールとタイムトリモチ
「モアよドードーよ、永遠に」や映画「のび太の太陽王伝説」「のび太と奇跡の島」に登場。別の時代のものを現代へ引き寄せる。
のび太はこれを使って、過去に紛失したお小遣いを取り戻そうとしたが、紛失理由はこのタイムホールを使ったからという情けない顛末が明かされた。
その後、絶滅動物を過去から連れてきて、現代に復活させようとするが……。この行為が後の大長編でのび太達に返ってくる事になる。
地球上のどんな場所でもいきなりタイムホールで繋げられる(つまり時間移動機能のある「どこでもまど」)ので、
のび太は「キャプテンキッドの宝を埋める前にごっそりいただこう!」と考えてドラえもんに怒鳴られていたが、絶対同様の方法で荒稼ぎする奴がいるはずだ。
なんて危険なひみつ道具なんだこれは。

  • タイム手袋とメガネ
前述のタイムホールとタイムとりもち同様別の時間から物を持ってくる。

  • タイムトンネル
ドラえもんがいなくても大丈夫!?」に登場。行きたい年代を指定してくぐることでその年代へいける。
ただし試供品だったので片道分しかなかった。ならもっとわかるように書いておけ。

  • タイムテレビ
登場頻度の高いアイテム。正確にはタイムマシンそのものではないが、亜種に近い存在。
どんな時間・どんな場所の映像でも自由に映し出すことが可能。未来にプライバシーの概念はないのだろうか?
正直、物探し系・人探し系ひみつ道具全般の上位互換な気がするが、話の都合かそういう時に限って登場しない。
更に、その気になれば実際にドラえもん達が歩む未来とは別のパラレルワールドの未来を見ることも出来る。
ドラえもんはこの機能を使って、のび太に「このままだと君は将来こんな悲惨になるぞ」と警告することも。
下位交換に「未来ラジオ」「のぞき穴ボード」「ゆっくり反射ぞうきん」「遅れカメラ」がある。いずれも持ち運びやすい。

映画「ぼく、桃太郎の何なのさ」に登場する道具。
ドローンカメラとプリンターの2つ1組の道具で、カメラをタイムワープさせながら自動でシャッターを切り、写真をプリントアウトする。
タイムテレビでは100年の歴史を知るのに早送りが必要だが、この道具であればダイジェストで撮影可能。
『ザ☆ドラえもんズ スペシャル』では観光客のタイムカメラに、空想サファリパークの人造幻獣たちがしがみついて過去の世界に脱走した。
幻獣たちはドラえもんズを上回る知恵と力を持つが、空想サファリパークの完璧な環境で育てられたため、不衛生な過去の世界では生きられない
ドラえもんズは過去の世界で幻獣たちを捕まえようとするが…?

  • ないしょごみすてホール
「天つき地蔵」に登場。人間がまだ誕生していない大昔にごみを捨てる道具。あんまりだ。
近年は「ないしょごみだしホール」という呼称もあるようだ。
なお、わさドラ版では超空間にゴミを溜めておくだけの道具という、実質「四次元くずかご」と同等の機能になっていた。

  • タイムピストル
撃たれたものを一定時間後に消し飛ばすピストル。撃たれた本人に時間を消し飛ばされた感覚はない

リールを回す事で時間をある程度消し飛ばす道具。飛ばした間の記憶は使用者には残らない
飛ばせるのは数分から一年、十数年と、単位を決められる他、リールを回せば回すほど飛ばせる時間は長期間になる。
のび太はクリスマスプレゼントが夜まで待ちきれずに使うが、期待はずれだったからと一年後、更に数年後と回し続けてしまい……

未来や過去の品物を当時の物価で買える。
当時のお金を用意しなくても現代のお金で買えるが、おつりを用意してくれず入れたお金で買える分だけ出してくる。
つまり「タバコ」とか「チョコレート」と言って10円入れればドカスカ出てくるという、喫煙者やお菓子好きにはたまらない道具。

  • タイムシーバー
「古道具競走」に登場。
未来に籍を置く超時空アンティークショップ「珍品堂」の持つタイム電話(後述)。
受話器を持つ時代より前の古道具を取り寄せることが可能だが、作中ではあまりにやりすぎてしまい、
最終的にのび太は無花果の葉っぱ一枚にされ、たまたま通りかかったお巡りさんは江戸時代の岡っ引きの衣装になって発狂
しまいには野比家が竪穴式住居になった。
しかもこちら側から転送した道具は即質入れされてしまうため、未来で「20世紀コレクション」として売られる*7ハメになった(しかも即日完売)。
最終的に返品まで野比家は22世紀の超近代的仕様で代用するハメになった。ひみつ道具に中間は無いのか。
なお『T・Pぼん』にも同名の道具が登場するがこちらはバッジであり、通話機能しかない(タイムボートのビジプレートと同時使用すればテレビ電話になる)。

  • タイム電話
時間を超えて電波通信できる電話。固定電話と子機(携帯?)の2タイプがある。
大山ドラ末期にはスカ●プ…もといテレビ電話機能のあるタイム携帯電話が登場。そのうちタイムスマホやタイム腕時計電話が出てくるのでは…?

  • タマシイム・マシン
魂だけを別の時代にとばすタイムマシン。タイマーをセットしておけば時間経過で帰れる。
使用中は抜け殻になるらしく、使用中に息もせず倒れこんでいたのび太を見つけたのび太のママが大騒ぎして心配しすぎて熱をだした。
類似品に「人生やり直し機」がある。

  • どこでもドアの時差調節ダイヤル
映画「のび太の雲の王国」に登場。ノブの部分に取り付けられたダイヤルを操作する事で、どこでもドアによる目的地への移動と時間移動を同時に行える。
どの程度の時間移動ができるかは不明だが、劇中では十日程の移動を行っていた。
ママがこのダイヤルをドアのカギと勘違いして操作した事で、のび太とドラえもんは「破滅の未来」を見る事となった。

タイムマシンのバリエーション

  • ドラミちゃんのタイムマシン
「時空間チューリップ号」と名前が付いている。チューリップの花形をした大型のタイムマシン。
兄のものに比べてデザインがいいだけでなく、乗り心地もよさそうである。
何より密閉されているのでドラえもんのものと違って転落事故の心配がないのも大きい。
動力源は太陽エネルギー。速度は兄のマシンの3倍、値段は10倍。

  • タイムパトロールのタイムマシン
「タイムマリン」という名前。その名の通り潜水艦のような形をしている。
マンモスなどに化けて潜入捜査をしていたこともある。

空飛ぶ絨毯型だが、一人乗り。その代わりスピードが速い。

  • ドルマンスタインのタイムマシン
大型母艦型。「ディノハンター」という名前。
明確に武装が施されている珍しいタイプのタイムマシンで、さらにタイムパトロールを振り切るためのレーダーなども完備している。
「スコルピオン」という小型タイムマシンを搭載している。
ドラえもん のび太の恐竜2006 DS」ではゲームのシステム上「タイムパトロールに感知されぬよう、基地のある時間軸にしか飛べない」と言う設定であった。

日テレ版に登場(因みに原作ではガチャ子はセワシにつれてこられたので登場していない)。「狂った腹時計の巻き」などで使用されているがどのようなデザインなのかは一切不明。

  • 昆虫人のタイムマシン
映画「のび太の創世日記」に登場。イモムシ型。
「時空間の支流への移動」というドラえもん世界のタイムパトロールが把握していない超技術を保持している。
実は見た目に反してここで紹介した中でもブッチギリの高性能機

  • レンタルのタイムマシン
アニメオリジナル「セワシくんの家出」に登場。
22世紀ではレンタカーよろしく、格安でレンタルもなされているようである。
ただし、人気の高さ故、揺れの激しい乗り心地が悪い型になってしまうこともある。

  • バイク型タイムマシン
「ザ☆ドラえもんズスペシャル」の上記のエピソードで未来デパート配達員が使用していた。
外見はどことなく『T・Pぼん』のタイムボートに似ている。

  • トリノ博士のタイムマシン
映画「のび太と翼の勇者たち」に登場。
内部にトリノ博士の研究室があるほか、ショック砲がついている。2億年間ほったらかしでも機能する耐久性を誇る。

  • ネコジャラのタイムマシン
映画「のび太のワンニャン時空伝」に登場。ノラジウムを原動力に動く。作中では作動する前に壊された。


  • パワえもんのタイムマシン
アニオリ「決戦!猫型ロボット対犬型ロボット」に登場。わさドラに出てくるドラえもんのロボット学校時代の同級生のパワえもんが使うタイムマシン。
ドラえもんのタイムマシンと同じ形だが、乗る場所が緑色になっている。

  • 怪人のタイムマシン
わさドラの未来世界の怪人の冒頭で登場。スポーツカーのような形をしている。タイムパトロールに追われる怪人が乗ってた。

  • ターリネーター
アニオリ「のび太を愛した美少女」に登場する。
ワルサー一味が乗るタイムマシンで銃弾や粘着爆弾があるが、名前の通り部品が足りなかったので黒焦げになる。

  • ノビードッグパーク号
アニオリ「天才のび太の飛行船ゆうえんち」に登場。アベコンベで天才になったのび太が書いた設計図を元にコニーが作った飛行船型遊園地。


追記・修正お願いします
「…って書いてあるよのび太くん」
「ひらめいた!タイムマシンでこの項目がつい記・しゅう正された未来へいって、それを今の項目にコピペすればいいんだ!」


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最終更新:2023年01月15日 17:05

*1 ただし不可能という訳ではないらしく、『ドラえもん のび太の恐竜』ではドラえもんが「過去で何日滞在しても、タイムマシンで出発直後の時間に戻って来れば大丈夫」と言及している。

*2 一応「出口を持ち歩けない」という一点だけがどこでもドアに劣ってしまっており、また過去に取り残されるトラブルの原因になっている

*3 「のび太の日本誕生」「新・のび太の日本誕生」で登場。時間の落とし穴と呼ばれ、そこに落ちるとその者がその時代から消えてしまい、運が良ければ別の時代に、悪いと亜空間を永久に彷徨う事になる。ドラえもん曰く日本では「神隠し」と呼ばれ、世界中で実際に起きている未解決の失踪事件もそれが原因だと発言している

*4 「のび太とロボット王国」に登場。宇宙の時空間の迷路とも呼ばれ、「タイムマシン空間」に比べたら広大になっていて浮遊物体もあちこちに飛んでいる。この空間の時空の壁はぶつかるとタイムマシンがバラバラになる程危険であり、さらに小型の台風と同じエネルギーを持つ「タイムボール」があちこちに飛んでいて非常に危険な空間である

*5 「のび太のワンニャン時空伝」に登場。時間の流れが非常に乱れている空間であり、「タイムマシン空間」に比べたら非常に薄暗く雷もあちこち飛び回っている。時間の進行と退行が入り乱れている為、この空間に入った者は幼児化か大人化をしてしまう。この空間に入った時は「制御ボタン」を押せば影響を受けなくて済む。ちなみにロボットには影響はなく、ドラえもんは影響は受けなかった

*6 中古品で安価という理由もあるのだが、初期の3人乗りから5人乗りにサイズアップさせてでも乗り続けているのでやはりこだわりがあるのかもしれない

*7 余談であるが『ドラベース』に登場するエーモンドの居候先の「稲妻さん」は21世紀コレクションの第一人者である。