シャルルマーニュ(Fate)

登録日:2018/09/28 (金) 12:11:34
更新日:2023/12/05 Tue 19:16:30
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よーし、そんじゃまあ。カッコ良く!ビシッと!初陣決めてみせるぜ!

我が真名はシャルルマーニュ!どうかその胸に刻んで貰いたい、SE.RA.PHのマスターよ!


Fateシリーズの一つである『Fate/EXTELLA LINK』の登場人物。
作品固有の主人公ともいえる、セイバークラスサーヴァントである。


身長:176cm
体重:69kg
属性:秩序・善
出典:シャルルマーニュ伝説


◆ステータス

筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
A C B A A A+


◆スキル

●クラススキル

  • 対魔力:A
魔術への耐性。ランクAでは魔法陣及び瞬間契約を用いた大魔術すら完全に無効化してしまい、事実上現代の魔術で傷付ける事は不可能なレベル。

  • 騎乗:A
乗り物を乗りこなせる能力。元々馬上戦闘に秀でた騎士であるためランクは高く、魔獣・聖獣ランク以外なら乗りこなす事ができる。


●保有スキル

  • 聖騎士帝:EX
聖騎士(パラディン)である十二勇士を統率する者に与えられる称号スキル。
絶大なカリスマ、魔性への特攻、神性への特防、聖性を持つ武器への適応などの効力を持つ。
そしてこのスキルにより「王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣」の発動を可能とする。

  • 魔力放出(光):A
聖人・聖女・聖騎士にのみ許される亜種魔力放出。悪属性に対してアドバンテージを有する。

  • 王道踏破:C
王たらんとする態度を貫くことにより効果を発揮する自戒系スキル。
一部ステータスの向上に寄与するが、王道を破るような真似をすると弱体化してしまう。
彼の場合は「ダサイことをすると弱体化する」「自分的にカッコイイことをすると、何かのゲージが上がる」というもの。


◆人物

プロトセイバーやリチャード一世を彷彿とさせるさわやかで快活なイケメンセイバー。

「春風のように軽やかで、隼のように涼やかな。そんな──少年だった」

その他の新人サーヴァントを自称し、あらゆる英霊に敬意を払う。
「新人サーヴァント」とは 正真正銘『EXTELLA LINK』がシャルルマーニュにとっての初めての召喚になるためで、それまでは未確認の可能性を含めたあらゆる聖杯戦争の中で一度たりとも呼び出されたことがなかった

人懐っこい性格で王というには威厳を放置しがちとされており、過度に敬われると擽ったそうな微妙な顔をする。そのこともあり、「もう一つのメジャーな呼び方」は好まない。
生前の部下であり戦友でもあるアストルフォからは他作品で「気持ちのいい馬鹿」「マジギレすると武則天並みに怖い」などと評されていた。
異なる宗教の人間とすらも手を取り合える「みんなが笑顔になれる平和な世界」を夢見ている。

生前様々な文献に触れていたこともあり、出会う英霊の武勇について豊富な知識を持っている。その為ネロからは「余のファン」ということにされている。
史実上のカール大帝は識字障害(ディレクシア)を抱えていたとされており、自身の署名すら一文字も書けなかったとか。その為側近に朗読させる形で様々な文献に触れていた。(Fateのシャルルマーニュが同様かは分からないが、FGOにてセイバーで召喚されたアストルフォに対して正座をさせ何処からかホワイトボードを出し「立派なセイバーになるためのマナー講座」をしようとしていたので、その辺は史実より緩和されているのかもしれない。なおアストルフォはもちろん逃げ出している)

一方で経験そのものは少なめなためか、驚く程語彙力が無い
それでも持ち前の活発さからコミュニケーション能力はかなり高く、かのFate屈指の暴君にして大英雄にもリスペクト全開で接しており、あちらからの評価もかなり好感触

逐一かっこよさにこだわっており、ダサいこと・かっこ悪いことに関しては命令に背きかねないという若干サーヴァントとしては問題のあるところも。事実、これにはダサいことをすると相当に弱体化するという性質があるためだ。


◆宝具

王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣(ジュワユーズ・オルドル)

ランク:EX 種別:対宝具(自身)
レンジ:1  最大補足:1人


聖光で、遍く全てを照らし出せ!

永続不変の輝き、千変無限の彩り。万夫不当の騎士達よ! 我が王勇を指し示せ!

この御佩刀こそ、天下無双の聖剣。降臨する度世を輝かせるものなり! この輝きで焼き尽くす!

王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣(ジュワユーズ・オルドル)』!!


「ジュワユーズ」とは、史書や年代記には登場せず、主に武勲詩などで語られる名剣。オルドルはオーダーの意。
武勲詩「ローランの歌」にも登場し、そこでは天下無双の御佩刀(みはかせ)と讃えられ、日に三十回色が変わると書かれている。
また、柄の中には聖遺物として聖槍ロンギヌスの穂先が納められているという。名前はフランス語で「陽気、楽しい」の意味。

単純な火力はローランの持つデュランダルの真名解放を行った一撃と同程度。シャルルマーニュは自身を騎士と自称するが本来は王であるため、その威力はローランに打ち破られてしまう。
しかしシャルルマーニュが王勇、すなわち王としての威厳を示している場合その度に十二勇士の伝説がその幻想に付加され「ジュワユーズ」が一本加わる。入れ替わるのでは無く、加わるのだ。つまり、火力が十三倍になるということである。かの伝説の聖剣デュランダルの一撃の、その十三倍の火力だ。
冷静に考えなくても恐ろしい破壊力になる
更に言えばシャルルマーニュがどれだけ王として覚醒しているかで威力が変動する為、場合によっては更に威力は上がる


我が儚き栄光よ(シャルル・パトリキウス)

彼が保有する空中要塞。数十人のサーヴァント用の宿舎があったりする。
『LINK』では主人公達陣営のベースキャンプとなる。あくまで移動拠点であり、迎撃機能などは無い。


◆活躍

◇Fate/EXTELLA LINK

主人公にしてキーパーソン。敵首魁となる「大帝」の野望を阻止するため、窮地に陥った主人公の所に颯爽と登場した。
当初から色々訳知りな上、その名前から無銘に大帝との関係性を疑われたりもしている。

実は非常に特異的な立場にあり、どうあっても長くは存在できない。
割となんでもアリな『Grand Order』でも登場させるには何らかの理由が必要かもしれないと言われてたレベル。

戦闘では当てやすく隙も少ない技や隙は大きいが威力が高い技などスタンダードな技を多く持ち、比較的スタンダードな性能の赤王よりも初心者向けのキャラ。

+ ある意味、シャルルマーニュ・オルタ
我が愛を受けよ!


カール大帝


CV.井上和彦

身長:195cm
体重:110kg

属性:秩序・善

◆ステータス

筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
B A+ C C A+ A+


◆スキル

●クラススキル

  • 対魔力:EX
魔術への抵抗力。極度のリアリストで自身の史実に魔術の存在を許さないためか、EXランクの対魔力スキルを持つ。

  • 真名看破:C
ルーラーとして召喚されることで、直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる。
ただし、隠蔽能力を持つサーヴァントに対しては幸運判定が必要となる。

  • 神明裁決:B
ルーラーとしての最高特権。聖杯戦争に参加した全サーヴァントに対し、二回令呪を行使できる。

●保有スキル

  • カリスマ:B
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。生前は王として君臨した三者は高レベル。
稀有な才能だが、稀に持ち主の人格形成に影響を及ぼす事がある。王や指導者には必須ともいえるスキル。Bランクであれば国を率いるに十分な度量。
ただし、『LINK』では異星鍵(モノリス)の影響により、「天声同化(オラクル)」へと変化している。

  • 天声同化(オラクル):ランク不明
カール大帝に対し、少しでも賛意や同情を持つと発動し、対象を洗脳する。ただし、精神耐性を持つ場合は無効。
人格や行動理念などは一切変化がなく、あくまで迷いなくカール大帝の言葉に従うようになる、という形となっている。
端的に言えば、対象の「自分の意志」を「カール大帝の意志」に差し替える。
元々彼が持っていたカリスマが異星鍵(モノリス)という物体の力によって変化したスキル。
かかりやすさは洗脳強度は人によってまちまちであり、殴られて解除されるものもいれば死ぬまで解除されなかったものもいる。
効果が薄い対象であっても、無効でさえなければ捕えて時間をかければ有効。

  • 典礼改革:A
集団および支配地の機能を向上させるスキル。
教皇レオ3世によって西ローマ皇帝の位を与えられたカール大帝は、教区を骨、修道院を肉、ローマ典礼を血液とした神政政治を展開し、文化及び経済の発展を導いた。

  • 聖王:A
「魔性」および聖人系以外の「神性」スキル所有者への特効。


◆概要

『LINK』における敵の首魁。外見は、The 王様。世界平定を掲げ、「天声同化」の力を振るってセラフを侵略している。
その夢実現のため厳しい現実と戦い続けたリアリズムの権化。
王として毅然な態度を崩さない。深い愛と慈悲を持っており、部下の失敗も平然と許す。
ハイレベルな信仰者であり、自身の行いは世界(かみ)の意志によるものだと語る。

シャルルマーニュの敵にしてシャルルマーニュ本来の姿
「物語」を基にしたシャルルマーニュに対して、「史実」を基にした英霊。
少なくともムーンセルの記録においてはカール大帝の史実とシャルルマーニュの物語はごっちゃにされており、後者はカール大帝の「逸話」に含まれてしまう。
つまり、シャルルマーニュ単体で呼び出されたのは限りなく事故であり、それゆえの「新人サーヴァント」なのである。
加えて言うなら、シャルルマーニュ伝説の内容はFate世界においてさえ吟遊詩人が吹聴した完璧な出鱈目であり、彼としてはかなり心外な様子。
一方、シャルルマーニュには存在しないはずの物語上の記憶が存在している。つまり、彼は存在丸ごと幻想なのである。

ナポレオンジャック・ザ・リッパーなどは様々な事実を元にして実際に存在する人物を中核とした英霊が複数存在すると言われているが、シャルルマーニュはカール大帝モチーフの二次創作であるため、勝手が異なる。
別の英霊に置き換えると、ワルキューレが「ニーベルン・ヴァレスティ」を使えない理由みたいなやつである。

ちなみに、カール大帝側は普段は一人称が「余」であるが、プライベートでは「私」になり、口調を含めて若干くつろぎモードになる。
プライベートでまで王らしさを求められるのは勘弁してほしい模様。

実は、シャルルマーニュと同じ背格好だった頃、巨人の遺跡を探索していたところアルテラ(実体かは不明)と遭遇したことがある。

上記の通り、ルーラーであるのだが、ルーラーの資格は「聖杯に託す願いがないこと」であるにもかかわらず、野望を抱いている節がある。
異星鍵の件もあるため、ヴェルバーによる介入を疑っている人もいる模様。

セカンドコスチュームは、如何にも王様のような姿。
ハートのキングをモチーフにしていると思われる。

◆宝具

聖剣ジュワユーズ

第一宝具。通常手にしている黄金の大剣。
シャルルマーニュ伝説と無縁な彼にとって、「聖剣と謳われるただの剣」であり、こちらでは真名開放は不可能。
というか、史実において一度だけ「処刑時に使われた」としか語られず、作中のTipsにさえ「記録が一切ない」とされるこれを彼が持っている時点でおかしい気もするが、実物が博物館にあるが故だろうか。

カロルス・パトリキウス

第二宝具。ムーンセルに駐在するような形で存在する巨大な浮遊都市。劇中での通称は「機動聖都」。
自動拡大型要塞であり、すさまじい規模を誇る。でもゲーム的な性能をリアルに解釈すると攻防ともにわりとしょぼい
典礼改革の説明に「教区を骨、修道院を肉、ローマ典礼を血液とする」とあるためか、同時にカール大帝自身でもある。

聖なるかな、今こそ威光が地に満ちる(カロルス・パトリキウス・アウクトリタス)

第三宝具。カール大帝の切り札。プレイヤーキャラとして使った際の攻撃宝具としても登場。
中央部にある大聖堂の祭壇にカール大帝がファイナルフュージョンすることで、巨大なロボに変形する。
巨体から繰り出される膂力もさることながら、両肩のオブジェをミサイルのように打ち出したり口からビームを放ったり、と近代兵器ばりの武装も搭載している。
機動聖都=カール大帝なためか、宝具として発動しなくても部分的に呼び出して攻撃に使用することが可能。

カロルス・パトリキウス・ディミッテ

第四宝具。別名「最後の審判(ウルティム・プロパテール)」。
異星鍵の力を借り、天声同化をセラフ全体に実行する。
一瞬にして6割を手中に置き、残る4割は意識を維持できない。が、シャルルマーニュ一行には効果がないのでただのイベント要素。


Fate/Grand Order

おっととと! 悪い悪い、緊急召喚みたいな感じでな!
えーと、真名シャルルマーニュ、クラスはセイバー!
もっとメジャーな名前があるにはあるが、そっちは別口ってことでよろしく。
伝説……いや、噂通りの英雄の姿、存分に見せてやるぜ!

メインシナリオ第二部6.5章「死想顕現界域トラオム」開始に伴い実装。レアリティは☆5(SSR)。
上記の通り登場は難しかったものの、かなりの無茶をすることで現界に成功している。
どれくらいの無茶かと言うと「聖杯のバックアップを受けておらず、一度宝具を使ったら急激に保有魔力が減っていき、後は何もせずとも48時間以内に座に強制退去する」という有様。
そのため重要な局面になるまで隠密行動を続けており、出番が訪れる前に主人公と遭遇した際には「シートン」という嘘の真名を名乗って誤魔化している。

簡単に言うと、十二勇士たちとの縁を辿る形で顕現している。
つまり、幻想の産物である十二勇士の記憶の中にいる幻想の主が実体を得るという形での単独召喚となる。
シャルルマーニュを王とした物語(デタラメ)の登場人物たる十二勇士の存在を認めるなら、いくら世界が認めずとも、それは暗にシャルルマーニュの存在を認めることに他ならない。
世界の歴史に聖騎士シャルルマーニュは存在しないが、世に顕現しているアストルフォたちの中には確かに存在したのだから、少なくとも存在することだけはできる。
某TCG的な言い方をすると「このサーヴァントは通常召喚できない。十二勇士サーヴァントが自分のフィールドに存在する場合のみ特殊召喚できる」という扱いである。
なので、引き続きまともな聖杯戦争においては参戦不可。まともな聖杯戦争なんてものがあるか知らんけど。
Fate/ApocryphaやFGOトラオム編みたいに、十二勇士の誰かが喚ばれていればいるほど出現の可能性が上がる…といったところか。

第三再臨を行うと容姿・言動が大きく様変わりし、史実における「大帝」としての性格を以て振舞うようになる。

千変万化の聖剣を此処に。

無限の色彩よ、我が王権よ、全て全て、この輝きに屈せよ! その名は――

幻想の色彩、幻想の物語。されど我が剣、我が勇士は君臨する! 即ち――

王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣(ジュワユーズ・オルドル)』!!


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最終更新:2023年12月05日 19:16