南小陽

登録日:2018/09/27 Thu 09:20:14
更新日:2024/04/15 Mon 16:10:29
所要時間:約 4 分で読めます






うわっ、きも。さっきのデブ見た?

女の絵描いてた。ネズミー来て何やってんだって感じだね。



南小陽(みなみこはる)とは「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」の登場人物。
名前の由来は千葉ロッテマリーンズの南昌輝選手。



【人物】

八重歯と前髪につけた逆三角形の髪留めが特徴の女の子。
もこっちこと黒木智子とは2、3年生で同じクラスで、もこっちからは「キバ子」と呼ばれている。
制服を着崩したりはしていないが、カーディガンのようなものをよく着ている。
サチ、ノリ、マキという三人の女子とグループを組んでいる。
ちなみに髪留めは普段の逆三角形のものの他に、打ち上げの時はハート型、遠足の時は某ネズミのキャラの形と意外とバリエーションがある。

基本的に明るい性格だが、人の悪口を好んで話す、他人への遠慮や配慮に欠ける、同級生をランク付けして選別している、クラス内の上位カーストとつるみたがるなどキョロ充そのものあまり良くない行為が目立つ。
更に思った事をすぐ口に出してしまうタイプのようで*1、そのせいで状況を悪化させることが非常に多い。

その性格のため田村ゆりからは嫌われており、本人も周りに合わせないゆりのことが嫌いになり、次第に仲が悪くなっていった。
修学旅行で(恐らくは)田中真子と組むとわかった上でその真子を先んじて自分の班に引き入れる、
120話の終業式打ち上げ回で席替えでゆりと隣同士になった時に、
ゆりをガン無視&わざわざ真後ろの真子に向かって修学旅行の自由行動でもこっちやゆりと行動した事を「裏切った」と話していた。
なお、真子が断りきれず彼女の班に入ったことが、もこっちとゆりが親しくなる遠因となり、その後の作中における人間関係を大変化させる源流となった。

ゆりの方も、もこっちの南さんに対する陰口返しに笑い(真子からはゆりを笑わせたことを珍しがられた)、打ち上げで隣同士になった南さんと目を合わせようともしない、
もこっちと仲よく話すゆうちゃんに対する嫉妬を「南さんみたいだった」と真子に言及されて反射的に無言の肘殴りを真子にかます、など南さんをハッキリ嫌っている。

上記のような有様なので、当然劇中人物からの評判は芳しくない。
2年生の時は気の合う友達がいたので学校生活をエンジョイしていたのだが……。


【作中の動向】

名前が初めて出たのが69話のゆりと真子の修学旅行の班別れを巡る喧嘩の場面で、
修学旅行中では上述の通り真子と同じ班だったが登場せず。

姿が初めて登場したのは99話で、ゆりが風邪で休んだ時に真子をお昼に誘った。
その時のもこっちと真子の一連の出来事は真子の記事参照。
ちなみに、両者に誤解が生じる決定的なきっかけは南さんグループのもこっちに対する悪口だったりする。

その後は階段で転んだもこっちに「うける」と陰口を言い、
もこっちの「うっせーキバ子……歯 矯正すんぞ……」という返しの陰口にゆりが思わず笑ったのは上述の通り。
続けて、120話の打ち上げにおけるゆりに対する仕打ちにより性格の悪さと精神攻撃のエグさが読者に注目され始める。

だが、彼女によって悪い意味で転機となったのが進級時のクラス分けである。
2年生の時のグループの中でひとりだけ違うクラスになってしまい、同じクラスの話相手が真子だけという事態になってしまったのだ。
当の真子の所には既にゆりがいるため敬遠、代わりに2年生に続いて同じクラスになった上位カーストの岡田茜と加藤明日香の2名に取り入ろうとする。
これ以降、キョロ充キャラとしての側面が目立ち始める。
(ここでいうキョロ充の行動とは、リア充グループに加わっている状態を己のステータスにする、リア充グループを探すためにキョロキョロしている、
オタクやコミュ障などの陰キャを負け組とディスる、他人の悪口で場を盛り上げる一方で自分自身の事には触れない、などがある)

……結論から言ってしまえば、この二人とこれまでのノリで付き合おうとした時点で南さんは詰んでいたと言える。
岡田さんも加藤さんも他人のネガティブな話は好まない傾向にあり、特に正義感が強く他人にズバズバ切り込んでいく岡田さんとは決定的にそりが合わなかった。
それらの不穏因子が爆発したのが遠足編である。


一連の流れの前提条件として、岡田さんはクラスの自己紹介の時親友の根元陽菜(ネモ)が声優志望であることをもこっちにだけ明かしていたことを不信に思い、以来ネモとギクシャクした関係になっていた。
そんな状況だったのに、南さんは浮かれ気分で岡田さんと加藤さんを遠足の買い出しに誘うなど両者の緊張した状況をまるで察していなかった。

そんな人間関係を維持したままで物事が上手くいくはずもなく、
遠足当日に集まった男女混合のリア充グループはネモと岡田さんのピリピリした空気に中てられた上、ネモがもこっちグループに鞍替えした事をきっかけに早々と解散。
想定外の事態にキョロキョロしながらも、とりあえず岡田/加藤グループの後を追いかける南さんはまさしくキョロ充だった……。

そして、運命の時は訪れる。
全員口数が少なかった様子だが、休憩中にもこっちグループを見かけた岡田さんがグチを零したのを見逃さず、もこっちの悪口トークで盛り上げようとするも二人は全く食いつかず。
(岡田さんは別にもこっちをネガりたかったわけではないし、加藤さんもこの場面の前からすでにもこっちを可愛がっている節があった為当然といえば当然である)
流石の南さんでも『もこっちの悪口だとノリが悪い』ことは察したのだが、その次によりにもよって悪口の矛先をネモに代える。
そう、友達とギクシャクしているが仲直りしたい。でも声をかけ辛い…という人の目の前でその友達の悪口を堂々と喋るという特大級の地雷を踏んでしまった。

「つーかさ……何でアンタいんの?別に誘ってないんだけど」

悪口を遮るかのような、岡田さんの明確な『拒絶』の一言。
痛恨の一撃を受けた彼女の周囲は歪み、泣きながら逆ギレしてその場から走り去ってしまう。
(読者はこの怒涛の転落劇を差して「キバ子地獄変の始まり」などと称している)
ちなみにセリフの通り、彼女たちが南さんを誘っていたり対談する様子はそれまでのコマからは全く見受けられず、
本当に勝手についてきてキョロキョロしながら彼女たちの友人の陰口を叩いただけであり、全くもってフォローできない。
そもそもどう考えても悪口でノッていけるような雰囲気ではない中で「(喧嘩しているとは言え)岡田さんの親友の悪口」を選ぶ会話センスの無さは地雷を通り越して「不発弾をわざわざ着火しに行って自爆」しているレベル。

以降、かつてのもこっちの代わりに、空気の読めない/間の悪い言動をするオチ要因の立場に収まっている現状。
もこっちがいい意味で自然体で過ごすようになって友達ができたのと反対に、悪い意味で素の自分を晒し続ける事でぼっちに転落しかけていたが、サチ、ノリ、マキのいる4組はもこっちの悪口を言ったためにうっちーに出禁にされてますます居場所をなくしてしまい、教科書を借りに来たサチには「今は小陽ちゃんがぼっちだね」と思われてしまうなど、客観的に見てもぼっちに転落してしまった。
頼みの真子も吉田さんとの距離がどんどん近くなっているという…。

遠足編以降の動向を見ると、休み時間に席を外して戻ってきたら誰かに座られていてそれに何も言えなかったり、三家さんの料理を食べてトイレとお見合いなど、かつてのもこっちを思い起こしてしまい、特に単行本13巻表紙の「理想と現実」では初期のもこっちを彷彿とさせるような笑えない状態が描かれている。

早くも一学期で居場所を無くしてしまった南さんだが2学期になっても変わらず。
お昼を誰と食べるかにも苦労しており、1学期から「サチ達のクラスばっかり行ってたらバカにされる」という理由で三家さんと(彼氏含む)週一で食べていたが、三家さんの作る地獄料理に遂に耐えきれなくなり、一人で行動していた二木さんに目をつけて一緒にお昼を食べ始める。
当初はマイペースな二木さんに困惑しつつも、放課後にゲームセンターにくっついて行くなど、お昼以外でも一緒にいる事が多くなっていった。

しかし、この南さんの変化を快く思わない者がいた。
南さんが元々いたグループのサチで、南さんに対して独占欲じみた感情を持っており、南さんが自分のグループから離れていくのが気に入らなかったのだ。
サチは南さんを連れ戻そうと、二木さんやゲーセン仲間といた南さんに自分達と来るか二木さん達といるか迫り、それに圧された南さんはサチ達と一緒に行ってしまう。

しかし、その後はこちらに詳しいが、いつもの調子で悪口を言い始めるサチ達に対して、南さんは二木さん達が自分の事をどう思っているかの方が気になり、話に乗る気にならなかった。
さらに、今度は悪口の矛先を二木さんに向けるサチに南さんは言い返して二木さんを庇った。
そして、南さんが自分の思い通りにならないと知ったサチは、南さんの失言をきっかけに内輪揉めを誘発させ、グループを崩壊させてしまった。

翌日、昨日の事を気にする南さんだったが、最初は怒っていない事に安心する。
しかし、話すうちに怒ってないのではなく何も思ってない事に「他人に興味がないだけ」と苛立ちを覚えてしまい、二木さんの「仲良く見えなかった」という言葉に「あんたにそんなことわかんないでしょゲームしかしてないくせに」と、苛立ちをぶつけてしまう。

それから二人の間に会話はなかったが、帰りのバスで乗り合わせた所で南さんが声をかけた。

今日はゲーセン行かないの?

今日は家で実況配信する日

ふーん……

他愛のない会話をする二人だったが、おもむろに二木さんがきりだす。

……筋トレをしてて

最近南がよくいたから
筋トレ中いないと少しだけ違和感があった

いてもいなくてもいいけどいたほうがいいかも

どっちだよ?

……今日朝ごめん
イライラしてあたって

私も南達のことよく知らないのに仲良くないって言って悪かった

そして、お互いに朝の事を謝り、和解。
ようやく、南さんにも上部だけの薄っぺらいだけではない、友達ができたのだった。


【人間関係】

意外にも、現時点ではもこっちと南さんに接点らしい接点はない。
せいぜい、南さんが一方的に見下して悪口を言っている程度。

岡田/加藤グループと決裂した後、妥協案としてもこっちのグループに入ろうとするも
間が悪い事に「少女漫画の改心する悪役は好きじゃない」という、いかにも自分に当てつけているかのような話題(※ただし南さん自身はそうだと思っていない可能性が高く、当人たちとしても南さんのこととは無関係)で盛り上がっていた。
なにはともあれ空気が合わないことを感じて結局入れず仕舞い。
何より岡田さんやゆりなど明確に南さんを嫌っている人物もいるため、彼女たちの信頼を回復しないことにはグループに入るのは無理と思われる*2
現在のもこっちとゆりの関係を考慮すると、今後直接向かい合う事は避けられそうにないのだが……。
仮に、もこっちのネガキャンしようとしても絶対に周囲が黙っていないと思う


因縁の相手。
お互いの仲の悪さは上記に示した通りである。
なお、ゆりは他人への関心が薄く、意図せずとは言え酷い態度を何度か取ったうっちーに対してもそれほど嫌っている様子は見受けられないのでよっぽどのことである。
実は、同じ中学の出身で一年生の時は真子とサチを含めて同じグループだった事が判明している。
が、人の悪口ばかり言う南さんに愛想が尽きていつしか互いを嫌い合う関係になる。


数少ない友人……もとい保護者。
進級後クラス内で孤立していく中、唯一これまでと変わらず付き合ってくれる相手になっている。

岡田さんに拒絶されて独りぼっちでうろついていた南さんを心配して声をかけるのだが、
調子が戻ってきたら(本人にわざと聞こえるように)初芝くんに対して記事冒頭の悪口をボヤいたり、
自分が感動した漫画を薦めても「つまんない」の一言で一蹴、「感動しなかった?」と聞かれての感想が「?」だったりと、
己の現状とその原因をわかっていない有様に「どうすればいい子になるんだろう……」と心配されている。

仮に彼女に見限られた場合、南さんは本当にクラス内でぼっちになってしまうのだが……。
逆に1度突き放した方がいいとか言わない
とは言え確かに見限られてはいないものの、真子が暴走するゆりを咎める際には
「南さんみたいだった」と引き合いに出しており、基本的に他人を悪く言わない彼女にこう言わせてしまうほど悪印象を持たれてしまっている。
尤も、実際に2年の打ち上げの際にゆりに同じ事をしていたのだから引き合いに出されるのも当然であり、
もう一度言うが「咎める」ために引き合いに出したのだから
その行為が真子にドン引きされていたこともわかる。

3年進級時に取り入ろうとした片割れ。
南さんは恐らく、彼女たちがスクールカースト最上位である事だけに注目して声を掛けたのだろう。
上述の通り、遠足において最悪のタイミングで最悪の一言を口走ってしまった南さんを即刻突き放したのだが、
正義感が強いので遅かれ早かれ両者の決裂は時間の問題だったと思われる。
きつい態度だったこともありその後はなるべく顔を合わせない&離れるようにしているが、岡田さんの方はそこまでは気にすることないのにとも思っていたりする。


3年進級時に取り入ろうとした片割れ。
彼女の内面は未だ不明瞭な所もあるが、誰に対しても心配りをする加藤さんが南さんに対しては対応がやや素っ気ない所と
岡田さんの「明日香もうざがってたじゃん」というセリフから伺うに、こちらも南さんにあまりいい印象は抱いてなかった模様*3
更に、135話で加藤さん自らメイクを施したが何とも言えない仕上がりとなったもこっちを目撃した南さんは


まじヤバい!!!
なにアレ!? オシャレ!? クソブサイクだったんだけど

つーかあのメイク……!!

いぃーっひっひっひっ!!

と、周囲の誰もが言い出せなかった事に対して大爆笑するという場外級の特大ホームランをかっ飛ばしてしまう……。
(これに限っては事情を一切知らなかったのでどうしようもなく、事情を知るネモですら危なかったのだから多少は仕方ないのだが、あまりにも間が悪すぎた)

ちなみに、加藤さんは機嫌が悪くなると瞳孔のトーンがなくなるという演出がなされており、通常は不機嫌ながら笑顔のまま(それはそれで目撃者達は怖がってる)なのだが、
遠足回のもこっちの悪口と上記のメイクの件のみ、機嫌が悪くなった加藤さんは無表情になっている。
この事から「南さんの言動の数々には相当お怒りだったのでは?」との声も。
実際、加藤さんは遠足前からもこっちを可愛がっており、ネモと岡田さんを仲直りさせたことでさらに好感度爆上げにもかかわらず、「クソブサイク」とバカにされれば激怒しても不自然ではない。
因みにこれ以降、加藤さんが南さんと絡むシーンはない。


3年生でよそのクラスに入り浸っている時に、自身が得意とする話題の『黒木の悪口(キモい)』を聞いたため、
話が合いそうなことと仲の良い友人もそこそこ居そうだしそれなりの地位だろう(※)と取り入ろうとする。
しかし彼女にとってもはや『黒木のキモさとは愛している部分でありつい口にしちゃう褒め言葉』であった。
そのためそのままの意味で陰口を叩く南さんのことが鬱陶しいため、淡々と黒木情報を吸い取った直後彼女からクールに事実上のクラス出禁を言い渡された。
(※南さんはそこそこだと思っていたが、実はうっちーはカースト上位の部類だと思われる。
 しかも南さんは他のうっちーの友人やうっちーのクラスの他グループと仲が良いわけでもなく、本当にただの感じの悪い人でしかないので出禁宣言してもなんてことないと思われる。
そもそもうっちーから見れば南さんはいきなり話しかけて来て友人の悪口全力でぶちかまして来た良く知らない奴レベルの為うっちー視点からしたら出禁はむしろ残当のレベルですらある
ちなみにこのクラスは下記のサチ、ノリ、マキのいるクラスでもあるため、自動的に彼女達との距離まで遠ざかってしまいぼっち化まで加速させてしまった。
もはや芸術レベルの鮮やかな自爆芸

ただしあくまでこれはもこっちの悪口を言ってブチ切れただけらしく、後にサチと喧嘩してこっそりやってきた南さん真っ先に気付く。
更に「黒木が絡むと(私が)おかしくなるから気にしないで」とのことで出入り禁止を撤回。
それどころか「美馬さんと仲直りできたらいいね」と励ましの言葉までかけている。
うっちー自身も他人に毒を吐いたり(南さんと違って心の中でだが)好きな人に近づけなかったり班分けでぼっちになった経験があるのでどこかシンパシーを覚えたのだろうか。


2年生の時に同じグループだった3人。サチとは一年生の時からの付き合い。
共通項として顔が口だけしか描かれておらず、クラス替えの時も「まこっちがいるからいいじゃん」と南さんを積極的に勧誘しなかった。
この辺り、全員顔が描かれていて後に確かな友情も描かれているうっちーのグループや、
2年の時から別クラスなのにお構いなしでつるんでる吉田さん一行とは対照的であり、
彼女らの関係の薄さを暗示していると思われる。
実際2年まではともかくとして、3年になってから別のクラスに入り浸るようになった南さんのことを良く思っていないことが明らかになった*4
というか、当人がいないところでは互いの悪口を言い合うなど、仲が良いグループと呼べるのかどうかすら怪しいもので、他の仲良しグループとは決定的に違う風に描かれている。
サチは内心をモノローグで語る場面が描かれたが、とにかく他人への不満しか言っておらず、南さんと悪口で盛り上がる様子を見た真子からは「南さんも悪いけど環境も悪い」と思われてしまっている。
しかし彼女から南さんに向けられる思いだけは本物である。
だが元の性格のせいか、それらは「独占欲」として現れており、仲直りするのなら自分が認めた人以外を連れてこない、つるまないでと頼むほどであった。



【余談】

キャラが詳しく描写されるにつれ、(恐らくは意図的に)もこっちと対照的な存在になりつつある。

(以下 黒木⇔南)
  • 陰キャ ⇔ キョロ充
  • 悪い奴じゃないがひねくれ者 ⇔ 単純に性格が悪い
  • 物事を歪な目線で捉えているがあまり口に出さず、話題にも乗り遅れたりする ⇔ 物事の入出力が単純で、乗れそうな話題にはすぐさま食いつく
  • 自身を他人以上の存在と誇張してアピールする ⇔ 自身を語らず他人を貶めてアピールする
  • 他者に自然体で接する事が出来ずにぼっちが続く ⇔ 他者にまるで遠慮しない為孤立していく

両者に共通する事は「自分に自信が持てない(※南さんは無自覚の可能性もある)」「だけど他人に認められたい」の2点であり、
承認欲求を満たすためのアプローチが正反対なだけとも言える。
そのため、スクールカースト的なものを気にするところなどの似たり寄ったりな部分もある。

尤も、もこっちが孤立していたのは、人見知りで話しかけられない、奇行を連発して周りをドン引かせるなど彼女自身問題もあるが、決して嫌われているわけではなく加藤さんネモのように向こうから話しかけてくれるクラスメイトもちゃんといた。もこっちも自分に接してくれた人に対しては自分から歩み寄ろうとしたり、事情を察して自分に矛先が向くようにしたりと他者を気遣える一面も見せている。何より(心では好き勝手に思っているが)人の悪口、陰口は基本的に言わない。ただしこみなんとかさんは別
対して南さんは平然と人の悪口を言う、ランク下位の人間をバカにする、空気を読まないなど人を不快にさせる行動ばかり取った結果周りからの人望を皆無にして孤立する、と自業自得と言えるもので、もこっちの孤立とは全く異なるものである。おまけに自分から行動を起こすことも殆どなく、大抵は誰かについて回っており主体性もないため、他者からの信用を回復させることもできないと最悪の悪循環である。

なお劇中では嫌われ役ではあるものの、
「見た目だけはかわいい」 「単純な行動自体はかわいい」
「もこっちの数々のアレな発言を受け止めた大天使加藤さんの笑顔を二度も消したすごい女」など妙な所で読者の評価は得ていたりする。
というかつるむ相手を間違えたもこっち、人との接し方を間違えたもこっちなど、もこっちのIFの姿と思う読者もいる。

二木さんと友達になり、サチと和解してから、南さん周辺を中心にした、もこっちの登場しない話が登場するようになった。
いわば、「わたモテ」のサイドストーリーの主人公のような扱いになっている。



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最終更新:2024年04月15日 16:10

*1 もこっちのように慮ることもしない

*2 もこっちでさえ自分を小馬鹿にする南さんにはあまり良い印象を抱いていない

*3 それでもLINEで自分たちの下に戻るよう連絡したりと気にかけていたのだが、無駄にプライドが高い南さんはスルーしていた

*4 南さん自身も遠足で孤立している時に誘われても強がって断る、もこっちグループに入るのを諦めて彼女らと昼食を食べに行くのを「嫌だけど」と言っているなど多少自覚がある模様。