真下正義

登録日:2018/09/24 (月) 10:24:51
更新日:2021/09/18 Sat 19:17:13
所要時間:約 7 分で読めます





今日から僕の決定には誰にも邪魔できない


真下正義とは、テレビドラマ『踊る大捜査線』の登場人物である。

演:ユースケ・サンタマリア


プロフィール


生年月日:1973年(昭和48年)3月12日
血液型:B型
現住所:警察庁宿舎
本籍地:東京都
特技:パソコン、チャット


人物


警視庁湾岸警察署刑事課強行犯係に所属している刑事。
初登場時は警部補。東京大学法学部卒のキャリア組なので当初は「5年後ここの副署長」と呼ばれており、シリーズ中に何度も昇進して最終的には湾岸署署長(警視正)兼湾岸署刑事課統括官となった。
一時期は警視庁に設置されたばかりの交渉課の課長をしていたが、後述の理由によって交渉課を外されてしまう。
ちなみに交渉人としての彼の活躍は『THE MOVIE2』や『交渉人 真下正義』で見る事が出来る。

太いハの字眉毛が特徴の青年。
紺色のスーツを着ており、外出する時はグレーのコートを着用する。
署長になってからは規定により警察官の制服を着るようになった。

父親が警視庁第一方面本部長であり、過保護に育てられてきたため当初は典型的なお坊ちゃまキャラであった。
経験も浅いため周囲からは頼りない刑事として見られがちで、事件が起きても「お坊ちゃんは昇進試験の勉強でもしてろ*1」とよく言われていた。
そのため勤務中も昇進試験の勉強ばかりしていたが、湾岸署に配属された青島俊作と行動を共にするうちに刑事として立派に成長していった。
その反面段々とお調子者になっていき、私生活では相変わらずヘタレのまま。情けない言動をとる度に片思いしている柏木雪乃から呆れられている。
ちなみに青島のほうが階級は下(青島は巡査部長→警部補)だが、彼のほうが年上なので「先輩」「真下君」と呼びあっている。
署長になってからは青島に署長と呼ぶように強要するが、『THE FINAL』ではラストで昔のように「青島先輩」と呼んでいた。

雪乃に惚れており、彼女が警察官を目指すようになると積極的に試験勉強に協力し、警察官となった彼女が湾岸署に配属されると様々な事件で彼女と組み捜査に当たった。
『交渉人 真下正義』のラストで雪乃と婚約。『容疑者 室井慎次』で結婚し、『THE MOVIE3』までの間に二児をもうけていた。

家族は方面本部長の父親の他に、祖父、母、兄、妹がいる。
キリスト教を信仰しているクリスチャン。


性格


所轄を見下す人間が多い本作のキャリアの中では珍しく、誰に対しても腰が低くキャリアである事を鼻にかける事もしない。
本人曰く「僕はキャリアですけど、ノンキャリ差別しませんから」とのことで、勤務の合間には腰痛持ちの和久平八郎のマッサージをやっていた事もある。

大人しそうに見えるが、イベントがある度に大声をあげてその場を取り仕切る癖がある。
また恋愛になるとストレートに物を言いがちになり、雪乃にプロポーズしようとした時には「結婚しよう」とド直球で言ってしまった事で「なんで得意の交渉術を使わないんですか!」と呆れられてしまい、その直後に「子供をつくろう」と飛躍しすぎた事を言ったがために愛想を尽かされてしまっていた。

ミーハーなところがあり、SATに出動を要請した時には「噂の特殊急襲部隊が見られる!」と胸を躍らせ、SATが湾岸署に突入した後はその勇姿をカメラに収めようとして失敗している。

逃げ足が速く、湾岸署で籠城事件が発生した時には鍵をかけると言って上手い事逃げ出している(その後雪乃に冷ややかな目で見られたのは言うまでもない)。

苦労知らずで育ったためか若干抜けており、取調べや犯人護送中につい目を離した事で容疑者に逃げられるという失態を何度か犯している。そのほか、青島が湾岸署内に侵入した男にナイフで刺された際には現場が署内であるにもかかわらず「誰か、110番!」と叫んでいた。


能力・特技


パソコンが趣味なのでパソコンの専門知識は豊富。おまけにメカマニアでもある。
パソコンの操作にも長けており、青島の頼みで警視庁刑事部のサーバーにアクセスして情報を収集した事もある。
自分のサイト「真下正義のDRAGNET」を運営しており、犯人に撃たれて重傷を負った時には全国から励ましのメッセージが届いていた。
雪乃の試験勉強に付き合い合格させるなど人にモノを教える事は得意のようだが、パソコン音痴の神田総一朗にパソコンを教えようとした時には神田の天然っぷりに唖然とし、とりあえずお絵かきソフトをやらせて理解させようと努力していた。
ロサンゼルス市警でネゴシエーション研修を受けてからは凄腕の交渉人として活躍。『THE MOVIE2』や『交渉人 真下正義』等では一筋縄ではいかない犯罪グループに交渉を行い、事件の解決に貢献している。
また『交渉人 真下正義』では各捜査員に的確な指示を出すなど優秀な指揮能力も発揮している。


経歴


1996年。
国家公務員1種試験をパスし、東京大学法学部卒業後に警察庁に入庁。
同年8月に湾岸警察署刑事課強行犯係に研修配置される。階級は警部補。


活躍


当初は周囲から過保護にされていたので捜査になかなか加えてもらえず、常にデスクで昇進試験の勉強ばかりしていた。
だが湾岸署に青島が来てからは彼と共に様々な事件に関わる事となり、その中で段々と一人前の刑事となっていった。
1997年3月に警部に昇進し、警察官を志すようになった雪乃の試験勉強に協力。その甲斐あって雪乃は警察官採用試験に合格するが、その結果を知る前に6年前の警官殺しの男に銃で撃たれてしまう。
重傷を負ったものの手術は無事成功し、最終話のラストで職場復帰を果たした。

その後は養生のために湾岸署に残り、強行犯係係長となる。
1998年には刑事課課長代理に出世するが、『秋SP』で被疑者を逃がしてしまったからか『THE MOVIE』では強行犯係係長に降格していた。
猟奇殺人事件の捜査では雪乃と協力して犯人を誘き寄せる活躍を見せている。

『THE MOVIE』の後に警察庁刑事企画課課長補佐(警視)となり、2003年に警視庁警務部人事第一課付としてようやく本庁へ栄転となった。
栄転して間もなくロサンゼルス市警へ海外長期研修出張。そこでクライシス・ネゴシエーションの研修を受けて、『THE MOVIE2』で帰国する。
その時に湾岸署管内で会社役員連続殺人事件が発生していたので、警視庁初の交渉人として早速湾岸署に派遣され、犯人グループとのやり取りから彼らの正体を導き出した。

事件後は室井慎次によって警視庁内に新たに設置された交渉課準備室の課長となる。
だがその直後に地下鉄実験車両乗っ取りという前代未聞の事件が発生し、現場に出向いて犯人グループへのネゴシエーションを行った。
後にこの事件は、前回の事件解決に貢献した真下への挑戦だと判明。巻き添えとなった関係者から反感を買う場面もあったがそれでも犯人の企てを阻止した。
事件解決後には雪乃にプロポーズをし、婚約を果たした。

『容疑者 室井慎次』と『THE MOVIE3』の間に雪乃と結婚。
だが自分が監修・出演したCSドラマ「THE 交渉人」でネゴシエーターのイロハを全て明かした事が上層部に問題視され、交渉課から外されてしまう。
『THE MOVIE3』では久々に湾岸署へ戻り、婦警を見かける度に名前と所属をチェックし「THE 交渉人」のDVDを配っていた。
ラストで新湾岸署の新署長予定者だった事が判明。新湾岸署開署式で署長就任を発表し、雪乃との間に2人の子供が出来ている事も明かした。

署長に就任してからは魚住二郎と中西修と3人で行動するようになる。湾岸署で一番偉くなったが、青島や恩田すみれからは相変わらず後輩扱いされている。
また元署長の神田・元副署長の秋山春海・現副署長の袴田健吾のスリーアミーゴスとなぜか派閥争いをするようになった。

『THE FINAL』では、6年前の交渉課にいた頃に女児誘拐事件を担当した際、当時警察庁次長だった池神静夫の判断で犯人との交渉を打ち切っていた事が判明。
この事件の被害者は鳥飼誠一の姪であったが、犯人との交渉を打ち切り刑事課が派手に動いた事で鳥飼の姪は犯人によって殺されてしまう結果となる。
この事件以降、部下だった小池茂に不信感を持たれるようになっていた。

この事件が要因となり、湾岸署管内で台場トンネル連続殺人事件が発生し、犯人に息子の勇気を誘拐されてしまう。
犯人は6年前の女児誘拐殺人事件を再現して勇気を誘拐したので、時間内に見つけなければ勇気が殺される恐れがあった。
だが青島と室井の活躍によって犯人は逮捕され、勇気も無事保護される。
そして事件解決後は久々に青島を「先輩」と呼びお礼を言っていた。





先輩のせいで全然追記・修正できませんでしたよ。
今度当直代わってくださいね。


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最終更新:2021年09月18日 19:17

*1 現実のキャリアには昇進試験はない。