ゼペリオン光線

登録日:2018/09/21 Fri 18:00:00
更新日:2024/01/16 Tue 20:20:16
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(キィーン!)




(ピシャァァァァン……)




タアッ!!


画像出典:ウルトラマンティガ(1996年9月7日~1997年8月30日)
第3話「悪魔の預言」、第48話「月からの逃亡者」、第49話「ウルトラの星」より
©円谷プロ


ゼペリオン光線とはウルトラマンティガ マルチタイプの必殺光線。
平たく言えば初代ウルトラマンでいうところのスペシウム光線であり、ティガが最も多用した主力技で、知名度も高い。



【概要】

右腕を縦にし、左手を右肘の下に付けたL字の構えに組んで発射する、所謂ワイドショット型の光線。
光線の色はバリエーション違いもあるが、基本的には白色。

ティガはタイプチェンジ能力でマルチタイプの他にパワータイプスカイタイプも使い分ける戦闘スタイルであり、
それぞれのタイプにも「デラシウム光流」「ランバルト光弾」という必殺技があり、それらで止めを刺す回もあるのだが、
ゼペリオン光線はティガが使う各種必殺技の中でも最大威力を誇るとされており、ゼペリオン光線を撃つためだけにマルチタイプに戻る事もしばしば。
まさしくゼペリオン光線は、名実共にティガの最強の切り札と言っても過言ではないだろう。

ただ、ティガの基本形態であるマルチタイプの必殺技でありながら、作劇上本作の特徴の一つであるタイプチェンジ能力をアピールするためか、
ウルトラマンティガ』本編では第1話「光を継ぐもの」、第2話「石の伝説」で上記の2つの必殺技に見せ場を譲っており、本編でゼペリオン光線が初披露された回は第3話「悪魔の預言」と少し遅め。
ウルトラマン Fighting Evolution 3』ではパワータイプに動きがスローな代わりに攻撃力が高いよう設定されている為、デラシウム光流の方が威力が高くなっていたが、
続編の『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』ではデラシウム光流はレベル2必殺技に、ゼペリオン光線は一撃必殺のフィニッシュ技へとしっかり変更された。


何よりもゼペリオン光線を語る上で必ず外せないのが、発射プロセスである。

①両腕を腰の位置までグッと引き、直ぐに両腕を胸の前に突き出し交差させる。


②ピンと伸ばした両腕をそのまままっすぐ左右に開き、エネルギーを中心に集約させる。
(この時に腕の動きの軌跡を描いて光のラインが現れる)


③腕をL字に組んで光線発射!


印象深い光のラインや、耳に残る独特のSE、そしてなによりも覚え易くチビッ子でもすぐに真似できるシンプルさもあり、劇中の活躍さながら「ゼペリオン光線」という一つの必殺技が視聴者に与えた影響は非常に強い。
ゼペリオン光線の発射ポーズではなく、溜めポーズで描かれたイラスト作品も数多く、ULTRA-ACTのティガのフィギュアでもアタッチメントパーツとしてあの光のラインが付属したほど。
ちなみに最初期の頃は腕を横に広げる動作で腕がしなっていたり、溜めが短いという差異があったが、第11話辺りで現在の形で確立された。


ティガの他にも平成ウルトラマン10人の力を宿すウルトラマンギンガビクトリーもゼペリオン光線を使用可能。
威力も発射プロセスも原典同様で、『ウルトラマンX』客演時の第14話では決め技として使用された。

令和ウルトラマン第3作にして、『ティガ』を意識して作られた『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』でも、
ゼペリオン光線は主役ウルトラマンのウルトラマントリガー マルチタイプに受け継がれているが、
胸部アーマーのモールドから白銀の光が迸っていたり、光線のエフェクトが若干稲妻を帯びた攻撃的なものに変化していたりと光学技術の進歩を感じさせる。


ちなみに「ゼペリオン」という単語の意味は永遠の謎。
「スペシウム」と同じように、そういう名前の物質が存在するのだろうか?




【バリエーション&派生技】

ゼペリオン光線(パワータイプ版)
パワータイプで放つ、赤いゼペリオン光線。「光線エフェクトがちょっとショボイ」は禁句。
第51話「暗黒の支配者」のガタノゾーア戦にて唐突に披露された。
デラシウム光流で倒れなかったガタノゾーアに放たれるも効果が無く、使用もこれっきりのためタイプ違いによる威力差は依然不明のまま……
発射プロセスはデラシウム光流の時のように上向きに腕を広げ、エネルギーを集めてから腕をL字に組んで発射する。


ゼペリオン光線(簡易版)
両腕を胸の前に突き出す動作無しで、直接腕を開いてチャージしてから放つ簡易版ゼペリオン光線。
シルバゴンやビザーモに対して使用するが、耐えられたり防がれたりとやはり簡易版だからか効果の方はイマイチ。


ゼペリオン光線(溜め無し版)
チャージ無しで放つ超簡易版ゼペリオン光線。
しかしながら早急に放つ事が可能な為、ガルラの不意を突いて弱点の喉をブチ抜いて倒す事に成功する。


ゼペリオン光線(劇場版)
映画『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』にてデモンゾーアに放った劇中最初で最後のゼペリオン光線。
光線の色が黄金に輝いているのが特徴だが、恐らく描写の違いだけで性質的には通常のゼペリオン光線と同じと思われる。


セルチェンジビーム&ゼペリオン光線
生き物を元の姿に還元するセルチェンジビームとの複合技で、イーヴィルティガをマサキ・ケイゴの姿に戻す際に使用。
腕をL字に組む直前、両腕を一瞬胸に添えるのが特徴で、光線も流線状から粒子状に変化する。


マルチ・スペシウム光線
スペシウム光線と同一のモーションから放たれる光線。
威力も初代マンのそれに匹敵するが、こちらは青色の光弾状となっている。
劇中ではパラサイト宇宙人 イルドに対して使われたが、塔の内部に囚われていた人質にもダメージを与える結果になってしまった。
その後、短編映画『新世紀ウルトラマン伝説』でも使われたが、何故かエフェクトがゼペリオン光線のそれになっていた。

トリガーも第5話「アキトの約束」で初使用。デスドラゴを一度は撤退させる事に成功している。
第8話「繁殖する侵略」でも、アルファエッジとなったウルトラマンゼットのアルファチェーンブレードの防御に続く形で、
パワードダダに乗っ取られたキングジョー ストレイジカスタムを攻撃する際に使用している。


◆グリッターゼペリオン光線
グリッターティガが放つ最強のゼペリオン光線。
その威力は通常の何倍もあり、ガタノゾーアに瀕死のダメージを与えた。

共に光となった子供達と一緒に発射プロセスを行う描写は名シーンと名高い。
ゲーム作品でもティガ単体の最強技として採用される事も多く、原作再現で両腕を胸の前に突き出す際にカメラが3カットに分かれるのもお約束。

トリガーの強化形態であるグリッタートリガーエタニティも使用可能。
ただし、本形態自体が凄まじいパワーを持つエタニティコア(の欠片)の力をもってチェンジしたため、
その必殺技であるグリッターゼペリオン光線も凄まじい威力を誇り、当初はトリガーだけでも制御しきれなかった。

トリガー客演回でもある『ウルトラマンデッカー』第8話でも使用。
デッカーの必殺光線であるセルジェンド光線とカルミラの破壊光線と同時に発射し、スフィアメガロゾーアを撃破した。


TDスペシャル
映画『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』で披露されたウルトラマンダイナソルジェント光線との合体技。
2つの光線技を同時に放ってクイーンモネラを見事打ち倒す事に成功する。


スペリオルストライク
映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』にてギガキマイラに放った、超ウルトラ8兄弟の得意光線を一斉に浴びせる合体技。
内容はゼペリオン光線、ダイナのソルジェント光線、ガイアクァンタムストリームメビウスのメビュームシュート、
初代マンのスペシウム光線、セブンエメリウム光線、ジャックのスペシウム光線、エースメタリウム光線
これだけでも十分豪華絢爛なのに、劇中ではギガキマイラの放つ破壊光線デザスタル・バーストを止めるために使われた牽制技というのだから驚き。


ウルトラスペリオル
映画『超ウルトラ8兄弟』にてギガキマイラに放った8兄弟の得意光線を、今度は一つの光線に収縮させる合体光線。
ギガキマイラに止めを刺した。


スペリオン光線
ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオンの必殺光線。
ウルトラマンさんとティガさんの光の力をお借りした形態であるスペシウムゼペリオンに相応しく、自身の前面に光の輪を展開し、2人の必殺技であるスペシウム光線とゼペリオン光線のエフェクトを合わせたような光線を放つ。
が、あんまり戦績はよろしくないようで……
詳細は個別項目を参照。


◆イーヴィルショット
厳密にはティガの技ではないが、そっくりさんのイーヴィルティガが使用する必殺光線。
両腕を真横に広げた後、腕を閉じながら闇のエネルギーを収束させて放つ。
ゼペリオン光線とは真逆の発射シークエンスであり、溜め時の腕はティガの平手に対しイーヴィルは握り拳、発射ポーズも左腕を立たせる逆L字型と非常に対照的である。
……ところでそっくりさんの彼がここまで似ている技を持つ理由は明かされていないが、最初から持っていたのか、それともマサキの記憶が無意識に影響していたのか。


ガンマイリュージョン
こちらは『ウルトラマンZ』より、ティガ先輩・ダイナ先輩・ガイア先輩の力を借りたゼット ガンマフューチャーの分身技から。
第8話「神秘のメダル」のファイブキング戦ではマルチタイプがダイナのソルジェント光線とガイア スプリーム・ヴァージョンのフォトンストリームと同時にゼペリオン光線を使用。
この時、光線はファイブキングの頭部であるゴルザメルバの顔にヒットした。
第9話「未確認物質護送指令」のキングジョー戦ではダイナのソルジェント光線とガイアV2のクァンタムストリームと同時にゼペリオン光線を直撃させて弱点である分離した瞬間を突いている。


ゼペリオンソードフィニッシュ
こちらは『トリガー』より、トリガーが個人武器・サークルアームズを用いた技。
基本形態である長剣モード・マルチソードにGUTSハイパーキー「マルチタイプキー」をグリップ部に装填する事で発動。
「MAXIMUM BOOT-UP! MULTI! ZEPERION-SWORD FINISH!!」の音声と共にエネルギーが刀身に集まり、横一文字の斬撃が放たれる。
第9話「あの日の翼」のガーゴルゴン戦のように、縦一文字に両断する場合もある。


ダークゼペリオン光線
トリガーのかつての姿である闇の巨人闇黒勇士トリガーダークの必殺光線。
発射ポーズこそゼペリオン光線に似ているが、放たれるものは赤黒い稲妻を纏った破壊光線で、不気味さを醸し出している。
第11話「光と闇の邂逅」では妖麗戦士カルミラとの闘いで3000万年前の地球に飛ばされたケンゴに向けてチャージ時のモーションもなく放たれたが、ユザレの防御結界に阻まれた。
第12話「三千万年前の奇跡」でチャージ時のモーションを披露。一度雄叫びを上げてから通常のゼペリオン光線とほぼ同じ構えで光線を放つが、両手を広げたまま左右に広げるのが特徴。
第17話「スマイル作戦第一号」冒頭では、セグメゲルの毒煙に苦戦しながらもカルミラのアシストで窮地を脱し、ダークゼペリオン光線で撃破している。
リシュリア星人イグニスが闇の力を得てトリガーダークに変身できるようになってからは、ティガ/トリガーとほぼ同じモーションを取るようになる。
第21話「悪魔がふたたび」ではバニラを撃破。
第22話「ラストゲーム」ではグリッタートリガーエタニティキーを用いて黄金の輝きを纏って強化し、俊敏策士ヒュドラムを撃破した。
最終話「笑顔を信じるものたちへ〜PULL THE TRIGGER〜」ではメガロゾーア(第二形態)に向けて使用するが、逆に怪光線で打ち消されてしまった。


トゥルーゼペリオン光線
『トリガー』最終話にて、光と闇の力を一つにしたトリガートゥルースが放った必殺光線。
モーションは通常のゼペリオン光線と同じだが、チャージ時が独特。
眩い金色の光と共に闇の波動が巻き起こり光の波闇の粒子を一つに合わせた後、黒い波動を纏った金色のゼペリオン光線が放たれる。
チャージ時のプロテクター発光パターンも紫色に変化している。


イーヴィルシュート
TSUBURAYA IMAGINATIONオリジナル映画『ウルトラマントリガー エピソードZ』にて、イーヴィルティガのそっくりさんのイーヴィルトリガーが使用する必殺光線。
イーヴィルショットと同じように両の握り拳を真横に広げた後、腕を閉じながら闇のエネルギーを収束させて放つ。
発射ポーズもイーヴィルショットと同じく逆L字型だが、直撃時に青い粒子が飛び散るのが特徴。


【主な使用相手】

ウルトラマンティガ

記念すべき初使用相手。
ティガフリーザーで動きを固め、見事に止めを刺す。

腐った肉体でゼペリオン光線をも吸収し、無効にしてしまったと思われたが、直後体内に取り込んでいた液化天然ガスのタンクに引火し、時間差で大爆発を起こす。
しかしまぁ、飛び散った肉片の処理は大変そう……

・機械島
直径3kmもある巨大要塞だが、フラッシングアタックとゼペリオン光線の連続攻撃で見事爆破する。
すげぇ……

↑の機械島を爆破させる威力のゼペリオン光線を耐えた怪獣。
簡易版ゼペリオン光線の威力が弱かったからなのか、それともシルバゴンの耐久力が尋常ではなかったのか……

  • ナターン星人
戦闘時間が1分も満たずに決着がついた事で有名な奴。
膝蹴りを食らい、投げ飛ばされ、電撃を防がれ、飛び蹴りを食らい、そして逃げようとしたところを怒りのゼペリオン光線で腹部を撃ち抜かれてあっさりと爆死する。

イーヴィルショットとの撃ち合いになるも結局は光線対決では勝敗がつかず、両者共に爆発で弾き飛ばされてしまう。
ちなみに『FE3』のイベントバトルでも光線の撃ちが再現されているが、ここではボタン連打でイーヴィルショットを押し切る必要がある。

  • ヤナカーギー
ティガを一方的に痛めつけた強豪だが、円谷英二の想いが具現化して現れた初代ウルトラマンのスペシウム光線とゼペリオン光線の同時攻撃で敗れる。
何気に『ティガ』本編で一番豪華なやられ方をした怪獣かもしれない。

パワータイプ版ゼペリオン光線を余裕で耐え抜くも、流石の邪神もグリッターゼペリオン光線には大ダメージを受けた。

映画『THE FINAL ODYSSEY』にて、氷の槍「デモンジャバー」を凝縮して放つジャブラッシュとゼペリオン光線との撃ち合いになるも、戦いの疲労もあって押し負けを喫した。

  • ジョーモノイド
オリジナルビデオ『ウルトラマンティガ外伝 古代に蘇る巨人』にて、縄文時代にタイムスリップされたマドカ・ツバサが変身したティガのゼペリオン光線。
石像と一体化になれず不完全な力だったが、ティガの石像が眠るピラミッドの破壊を阻止し、苦闘の末に勝利する。

映画『超ウルトラ8兄弟』にて空中で溜め無し版を1発、地上で止め1発と、一度の戦闘で2回もゼペリオン光線を受けた相手。
「この偉大なるヒッポリト星人が、貴様らごときに敗北するはずがない」という、完全に死亡フラグな台詞を吐いてしまったのも敗因の一つなのかもしれない。

ウルトラマンギンガ』にて、礼堂ヒカルがウルトライブしたティガがゼペリオン光線を放つものの、ヒカルがタイラントの特性を理解していなかったのもあり、腹のベムスターの口で美味しく頂かれてしまった。

映画『劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』で、玉城ユウトが変身したティガのゼペリオン光線。
パワータイプでゴーグアントラーの触角を折った後、再びマルチタイプへチェンジして見事に撃破した。

ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』Episode 2にて。
群れなすダークロプスを前に、ゼットはガンマフューチャーにウルトラフュージョン。ガンマイリュージョンでティガ・ダイナ・ガイアの幻影を作り出す。
ティガの幻影はティガスライサーやハンドスラッシュを繰り出した後、ゼペリオン光線でダークロプスを撃破した。


ウルトラマントリガー

トリガーの記念すべき初使用相手……なのだが、本来はカルミラに向けて発射されたもの。
発射体制を目視したカルミラが、光線が自身に届く前にゴルバーを盾にしたため、結果的にゴルバーが爆破された。

連続攻撃後、ダウンしたところに馬乗りになってゼロ距離発射。
さしもの強敵ギマイラもこれには耐えられず、一気に撃破された。

第6話冒頭で使用するが、バリアに阻まれてしまう。
かろうじて割れた部分から胸部が露出したものの、部位破壊には至らなかった。

ナースデッセイ号のナースキャノンを受け、コアを破壊されたダダ(PDO)だが、その残留思念はキングジョーに転送されており、ダダ本体を倒しても機体の暴走を止める事ができなかった。
やむを得ずゼットとトリガーはキングジョーの破壊を決意。ゼスティウム光線とゼペリオン光線の同時攻撃で止めを刺した。

シズマ ミツクニの「光」を受けて実体化したティガと共闘。
パワー→スカイ→マルチと連続タイプチェンジで追い詰めた後、同時にゼペリオン光線を発射して止めを刺した。

完全に覚醒したエタニティコアはカルミラを禍々しい邪神・メガロゾーアに変貌させてしまう。
トリガーへの偏愛とケンゴへの憎悪はグリッタートリガーエタニティをも圧倒するが、トリガーダークの参戦で形勢は逆転。
両者のダブルゼペリオン光線により一度は撃破されるものの、闇はとどまることを知らず。さらに凄まじい憎悪により、メガロゾーアは第二形態へ……

  • スフィアメガロゾーア
トリガー最後の戦いから8年後、太陽系は謎の宇宙球体スフィアの猛攻を受けていた。
火星でも巻き起こるスフィアとの果てしなき戦いの最中、ケンゴは未来のユザレから謎の剣(=ウルトラデュアルソード)と4枚のカード(=ウルトラディメンションカード)を手渡される。
そして、復活するメガロゾーアの波動を感知し、スフィアのカードの力で火星からバリアに覆われた地球に突入。
謎の触手の猛攻に羽交い絞めにされるウルトラマンデッカーを救い、ゼペリオン光線で触手を焼き払った。

TPUの月面基地でトリガー=ケンゴとデッカー=アスミ カナタを抹殺しようと目論んだヤプールだが、皮肉にもスフィアソルジャーがその凄まじい怨念ごと捕食してしまう。
アイデンティティを喪い、ただ狂ったように笑うだけの人形と化したヤプールは、トリガーのゼペリオン光線とデッカーのセルジェンド光線の重ね撃ち受け、爆発四散するのだった。


余談

インターネット上では「これが」「日本の手にかかると」「こうなる」という三段オチの形で、
様々な日本版アレンジが紹介される「Japanizing Beam」というミームが発生しているが、
この「日本の手にかかると」の部分に何故かこのゼペリオン光線の画像(『超ウルトラ8兄弟』で空中からヒッポリト星人に放った時のもの)が多く使われている。

PSソフト『ワイルドアームズ 2nd IGNITION』に登場する隠しボスの一体「光の巨獣 ゼペリオン」の名前の元ネタは当然ゼペリオン光線から。
「ゼペリオンレイフォース」という強力な技を使用する他、背中には明らかにスパークレンスと同じデザインのオブジェが生えている。
彼方よりラギュ・オ・ラギュラを始めとした特撮ネタパロディが多い同作だが、円谷プロ公認とはいえ「名前が元ネタそのまま」なキャラは意外と数少なかったりする。




追記・修正はしっかりと気合を入れてエネルギーを溜めてお願いします。


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最終更新:2024年01月16日 20:20