抜錨!連合艦隊、西へ!(艦隊これくしょん)

登録日:2018/09/19 (曜日) 01:33:00
更新日:2024/04/05 Fri 22:31:05
所要時間:約 50 分で読めます





新たなる戦いの幕開け




艦隊これくしょん -艦これ-の2018初秋に開催されていたイベント。
イベント規模は運営の告知によれば「少し大きめな中規模」
訓練された提督諸氏は中規模詐欺と踏んでいたし、実際プレイしても大規模並みという感想が多い
艦これが2期【Block-1】に移行してから最初のイベントとなる。

開催は8月20日前後、運営Twitterにて告知された。
イベント期間は8/31より開始予定だったが、2期移行に伴う安定性確保のため9/7に延長された。
さらに西日本豪雨及び北海道地震の影響により1日延長され、開始予定は9/8に延期。
加えていつものごとくメンテが遅延したため、実質的なイベント開始は9/9、3:00時前後。
終了は10月5日11:00予定…だったが、9月末に日本列島を縦断した台風の影響により翌週の連休明けまで延長を検討している旨が発表された。
その後の告知で、DMMのサーバーメンテンスを加味して延長は10/10までで確定し、無事に終了した。秋刀魚祭り開催のメンテナンスも同時に行われる。
なお、このイベント期間のズレが尾を引いたようで、通常11月半ばから開始される秋イベは12月後半までズレ込んで2019冬イベントとして開始し、
通常冬イベが開始される2月~3月は節分任務を除けばイベントがなくなるという事態になった(2019春イベントから通常の開催時期に戻る模様)。


前段・後段作戦の開始時期が分けられており、後段作戦は9/12の23:00時開始予定と告知。
こちらも微妙な遅延やバグが原因で9/13の0:30が実質的なスタート時刻となった。
さらに開始直後から複数のサーバーに対する攻撃を受け、完全な安定化は4:30頃までもつれ込んでいる。

後段作戦の開始と同時に友軍艦隊が徐々に増派されていくことも明言された。
9/16にはE-3、E-5への友軍が出現し、E-4の友軍艦隊も強化・調整を受けている。

イベントのモチーフはセイロン沖海戦及びライン演習作戦
特に後半はビスマルクが度々口にしていたこともあり、シャルンホルスト共々ビスマルク実装から4年越しに伏線が回収。
シャルンホルストについては回収されたのか果てしなく怪しいが。
ラストマップは追撃側迎撃側の同時進行という前代未聞の形式となる。
1年の時を経て再び窮地に陥った欧州だが、やっぱり伏線だったのか今回も「金剛の紅茶セット」が2018/6/13のアップデートで家具屋から姿を消していた。*1

なお、2018年6月作戦および7月作戦のランカー報酬で本イベントに実装される艦娘の装備が先行実装されるまでは
伊勢改二の実装や2018年4月作戦および5月作戦で伊勢型と榛名をあからさまに強調した装備が先行実装されたことから
呉軍港空襲モチーフのイベントになるのではないかと予想する声もあった。あと磯風や浜風の乙改実装から坊ノ岬沖海戦を予想する声もあった。
が、2018年7月集中豪雨で呉市がリアルで甚大な被害を受けたため「呉イベントは自粛するのでは」という意見も出るようになった。
運営側はこの件について一切コメントを出していないため、本当に呉イベントの予定だったのを自粛したのかの真相は不明だが、
開始直前には西日本豪雨と北海道地震が発生して開始延期を余儀なくされ、イベント終盤では台風による終了延長が検討されるなど
何かと自然災害に振り回される形になったような気がしなくもない。

鎮守府氷祭りの後に欧州遠征が発表されたので「イベントのモチーフは氷祭りで、アルベールビルに行って深海氷翔王女(伊藤みどり)と決着を付けるのではないか」という声もあったが、今回流石に内陸部のアルベールビルには行かなかった。

出撃に対する突破率はE1が90%、E2E3E4が95%、E5が90%。
E5の難易度選択はほぼ拮抗ながら丁乙甲丙の順となった旨が発表されている。

本イベントは、欧州艦の保持&育成を済ませているかで難易度が大幅に変わるイベントである。
保持&育成を済ませ、情報のある提督には楽でこそないもののある程度与しやすかったのに対し、情報なし・欧州艦不足な提督は特に高難易度選択時に苦戦を強いられたことであろう。

主な新要素


今回のイベントに合わせて実装された新システムはほとんど無し。
Block1自体がFlash版のベタ移植を目的として作られているため、致し方なしか。
前回に実装された友軍艦隊・丁難易度は続投している。遊撃部隊はオミット。
警戒陣は復活。移行に伴って難易度の増した通常海域攻略にあたっては、イベント中であれば警戒陣を多用できた。



出撃制限


E-1:警戒部隊
E-2:海峡派遣艦隊
E-3:西方作戦部隊
E-4:欧州特務艦隊
E-5:Force H/ライン演習部隊

連合艦隊・海域ごとの出撃制限札は脅威の6枚
なんとマップの総数よりも多く、戦力の逐次投入は極めて危険な事態を招く。
最終マップにもきっちりお札が存在する上、2枚とも連合艦隊規模の戦力を要求するというとんでもない状態に。
ただしE-5の札は甲作戦専用のものであり、乙作戦までならすべての札で出撃可能となっている。
この他、E-3、E-4、E-5とも連合艦隊が必要であり、相当な層の厚さが要求される。
さすがにE-5の札の仕組みと名称、それぞれの札で連合艦隊を組むことになる点についてはイベント開始前に運営から説明があったため、
甲作戦で挑んでE-5で連合艦隊を2セット組む余裕もなかった、という提督は少ないだろうが。


投入場所を検討すべき艦は以下の通り。
ちなみに、意外にも今回高速統一はほぼ要求されない。低速艦も艦種さえあっていれば気兼ねなく投入できる。



新規実装艦娘


今回実装された艦娘は5隻。

  • 夕雲型駆逐艦 岸波
  • 大鷹型護衛空母 神鷹
  • Gotland級軽巡洋艦 Gotland(ゴトランド)
  • Maestrale級駆逐艦 Maestrale(マエストラーレ)
  • Nelson級戦艦 Nelson(ネルソン)

神鷹・Maestrale・Nelsonは報酬艦、岸波・Gotlandは掘り艦となる。
またNelson級戦艦に関しては、2018年7月に配布されたランカー報酬にて実質的な予告がなされていた。
神鷹、Gotlandに関しても8月に配布された報酬にて同様の措置が取られている。

新規掘り艦の数は二隻と良心的だが、優しくなってきていた新規掘り艦のドロップ率が今回かなり渋くなっている様子。*6
更に複数ゲージ海域ばかりであるため、丙掘り・丁掘りがしづらい。
初ゲージで掘れる艦もあるが、そこだとガシャンする可能性があるなどによりドロップ率が更に渋かったりする。

今回の報酬は既存のレア装備、ランカー報酬、報酬・掘り艦の持参装備が中心。
数少ない新装備となるJu87C改二(KMX装備/熟練)はE-5甲限定の報酬であるため、入手ハードルが極めて高い。
ただし報酬が少ないわけではなく、特にE-1/E-2の報酬は難易度に対してかなり充実している。
前回イベの報酬はまだ実装されず。


BGM


新規BGM

南西海域の午後:E-1~E-3マップ
西方打通作戦:E-1~E-3道中
連合艦隊、再び西へ:E-1~E-2ボス
新ライン演習作戦:E-3ボス、E-4~E-5道中
ジェノヴァの風:E-4~E-5マップ
決戦!北大西洋:E-5ボス

既出BGM

地中海の戦い:E-4ボス

前段作戦は西方海域ということで、「連合艦隊、西へ」のアレンジが再び。
E-4のボス曲は同じ欧州戦域だからか、潜水幼女のせいでトラウマを植え付けられた提督も多い17夏の後段作戦で使用されたもの。
後段海域の曲は新テーマで、E-5ではマップ→道中→ボスとそれぞれ共通のフレーズが別々にアレンジされている。



海域解説


半年以上ぶりのイベント海域とあって5海域とかなり海域数が多め。
前述した通り各マップにつき1枚~2枚の札が存在し、低難易度でなければ別海域に出せなくなってしまう。
加えて甲作戦ラストマップではお札を無視できない。戦力不足の場合は特に注意。

全体的な傾向としては対地攻撃を行うシチュエーションが多い。
E-2~E-5はいずれにも陸上型深海棲艦が出現し、三式弾・ロケットランチャー・大発動艇といった対地装備が重要となる。



詳細な解説

※いずれの解説も甲作戦選択時の難易度を基準にしています。

E-1『作戦準備!後方兵站線確保』-南西作戦海域方面 バリ島沖-




E-2『海峡奪還作戦』-西方作戦海域方面 マラッカ海峡沖-




E-3『敵西方前線泊地を叩け!』-西方作戦海域方面 セイロン島南西沖-




E-4『ジェノヴァの風』-欧州作戦海域方面 地中海マルタ島沖-




E-5『全力出撃!新ライン演習作戦』-欧州作戦海域方面 北海/北大西洋海域-




追記修正はネルソンタァッチしてからお願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 艦隊これくしょん
  • 艦これ
  • 艦これイベント
  • 護衛独還姫
  • 船渠棲姫
  • 欧州水姫
  • 潜水新棲姫 バカンスmode
  • 集積地棲姫 バカンスmode
  • 泊地水鬼 バカンスmode
  • 戦艦仏棲姫 バカンスmode
  • 2期
  • ヨーロッパ方面
  • ライン演習作戦
  • 水着
  • バカンスmode
  • ダメージコンテスト
  • どっかんルーレット
  • 陸上型祭り
  • 最終鬼畜全部姫
  • 所要時間30分以上の項目

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月05日 22:31

*1 2019/2/8のアップデートより家具屋で再販売されるようになった。

*2 内部的な処理は敵3艦をターゲットに火力値分の爆撃を行うものであった

*3 2017夏イベントではソ連艦は欧州艦に含まれなかった

*4 響や占守は日本艦扱いのようで不可

*5 あえて挙げるならば5ー2だが、安定して回ろうとすると資材が重い。緒戦の航空マスで一戦撤退する手もあるが、すぐ疲労がたまってしまう。

*6 5~6%程度が多かったが、今回は高くて3%程度である。

*7 17夏の集積地夏姫にはこのやけくそ特効はなかったらしい

*8 夕雲型は未実装もそれなりに残っているが、一緒に長波や朝霜・沖波といった第三十一駆逐隊の面子が映っていたため、第三十一駆逐隊で唯一未実装の岸波では?と予想している提督は多かった。

*9 加賀は座礁して欠席していた

*10 護衛独還姫の台詞を考慮すると想定された理想の攻略法と考えられる。

*11 北ドイツ・ロイド汽船はハパック(ハンブルク・アメリカ・ライン)との合併を経てハパックロイドとして現在でも存続している

*12 WG42と特二式内火艇を装備すれば集積地相手なら有効な攻撃はできるが、その他相手にはカスダメがせいぜい。水上戦闘機で制空補助に当たらせた上での+α程度と捉えよう。

*13 「とある既存艦娘の姉が実装される」というネタばらしが雑誌上であったため、Maestraleの他Littorioの姉であるVittorio Veneto等やWarspiteの姉であるQueen Elizabethなどが候補に挙がっていた。

*14 搭載するだけなら+3機も可能だが、カタパルトが使えないため実用性はない。また予算不足で船体規模と性能も計画時より低下している

*15 スウェーデンは大戦において中立国である。フィンランドは枢軸国ながらソ連進出に対して自国防衛に徹しており、ノルウェーそのものは連合国ながら国土はドイツに占領されていた。スウェーデンは北欧の盟主格でありこれらに屈さず中立を保った。

*16 セーラー服の意匠も入っている

*17 元々bob氏は2018年度の新艦娘のイラストを担当する事が公表されていた。

*18 初秋イベント開始前に「次々回のイベント」と予告されたため、冬イベなのか春イベなのかイマイチはっきりしていない。

*19 よく見ると、イベントバナーでArk RoyalとBismarckは手をつないでいる。

*20 目玉報酬は乙作戦でも貰えるので落としてもそこまで損害はない。甲勲章は諦めるしかないが。

*21 瑞典=スウェーデン。瑞鶴とか瑞鳳とか瑞穂とか瑞雲ではない。

*22 2巡目以降は第二艦隊もターゲットなため絶対ではない。また砲台の攻撃や、搭載機が全滅した場合の戦艦仏棲姫の攻撃は吸えない。このため、対空カットインが発動すると逆に戦艦仏棲姫の攻撃を吸えなくて危険。

*23 史実でBismarckと撃ち合いをしたのはRodneyのため、実装されるのはRodneyという予想の方がイベント開始前はむしろ有力であった。

*24 ちなみにMaestraleは当初からコーヒーを用意していたのでカウンターバーのような「新規実装艦はイベント終了まで設定していない」というような扱いではない。