かつて激戦を繰り広げた2つの艦隊。
長い時を経て絆を結んだ彼女たちは、手を取り合い、強大なる敵に立ち向かう。
お札は『Force H』及び『ライン演習艦隊』。
なんとこのマップだけで2枚のお札を使用する上、どちらも連合艦隊という前代未聞の大規模戦力を要求される。
基本的に機動部隊で出撃すればForce H、水上打撃部隊で出撃すればライン演習艦隊と覚えておけばよい。
ただし、両方の艦隊がほぼ必須。さらに両方の艦隊に欧州艦の採用が必須。
機動部隊で出撃してした場合は絶対にForce Hが付与されるため、甲作戦のクリアには工夫が必要となる。最悪甲作戦クリア不可能もあり得るので注意。
ドロップが救済措置になりえること、ただしレベリングが大変であることは前記した通り。
乙作戦以下ではE4までの札を無視して使用できるのは最初に書いた通り。またForce H/ライン演習艦隊の札の混在も可能。
ゲージは戦力+戦力+戦力のトリプルゲージ。ただし、ゲージ一本目は容易の攻略でき、最も難しいのはゲージ二本目。
なお、E5と間違えてE4に出撃してしまい、貴重な欧州艦&日本艦の主力艦を軒並み使用不能にしたうっかり者提督がかなりいる様子。
期間限定海域→次作戦突入!→拡張作戦と画面右を2回クリックして出撃海域を確認すること。
ゲージ1本目
まず1本目はForce Hのターン。空母機動部隊での出撃となる。
欧州艦は英・仏・露・独・伊・瑞の所属艦が該当し、米は対象外となる。
元日本艦のヴェールヌイ、元ドイツ艦の呂500でも条件を満たすが、元ドイツ国籍でも神鷹は軍艦としては日本にしか所属していないためか完全に対象外となっているので注意。
当たり前だが伊8や金剛型も対象外。ただし金剛型は特効持ちだったりするのでややこしい。
低速縛りも存在しないため、Warspiteも気兼ねなく戦力として数えることができる。
編成は欧州艦が6隻含まれていれば何でもよい。
甲作戦であればWarspite/Ark Royalの周りを翔鶴/瑞鶴改二甲、大鳳、Saratogaといった装甲空母で固め、第二艦隊に余りの海外艦を詰める形になるか。
Aquilaも欧州艦枠に余裕を持たせられるので、余計な札をつけさせないためにはここで切るのも手。実際これくらいしか輝けるところがない…
前述した通りゲージ2本目が本当に激ヤバな難易度であるため、こちらはあちらに起用したい艦以外から選出するべきだろう。
ちなみにゲージ3本目もほぼこの艦隊で撃破することになるだろうが、3本目はイベント戦闘に近いためさほど気にしなくていい。
道中は潜水艦隊・水上打撃部隊・空母機動部隊。途中Dマスに能動分岐があるがどっちを選んでも当たる艦隊は変わらない。
いずれも最終海域らしく強力な艦隊ではあるのだが、強力な空母を多数投入しているであろう艦隊の相手としてはやや力不足。
制空優勢を維持できる程度に戦闘機を積み、残りのスロットに攻撃機を詰めれば大打撃を与えられる。
どちらにも鬼・姫級が出現しないのも大きく、旗艦に艦隊司令部施設を装備すれば大破撤退はまずない。
道中支援も不要。
ナンドデモ…シズメテ…アゲル…
ボスは戦艦夏姫/重巡夏姫。
はっきり言って楽勝すぎて書くことがあまりない。
陸攻4機を3部隊集中させた上で決戦支援を出せばほぼ半壊しているだろうし、昼のうちに決着がつくこともしばしば。
潜水ソ級マスに対潜陸攻部隊を派遣する手もある。
最終段階では空母棲姫(夏姫ではない)も追加されるが、大した障害にはならない。
史実のForce H対ビスマルクよろしく一方的な勝負になること請け合いである。
ゲージ2本目
問題はここから。
次をライン演習艦隊の水上打撃部隊で攻めるか、Force Hの空母機動部隊で攻めるかは、提督の選択になる。
どちらの選択も一理あり、最終的には手持ちの戦力と相談しての提督の選択に委ねられる。
■資源面
通過マスの多いForce Hの方が食う。
空母の起用が多く、さらに道中にツ級がうようよしているため、ボーキサイトや艦載機の熟練度ももりもり減っていく。
とはいえイベント最終面でこの程度の資源を出し惜しみはしていられないだろうが…
■火力面
道中2戦+潜水艦1戦のライン演習艦隊はペナルティがない。
道中3戦+潜水艦1戦のForce Hはどうしてもペナルティを受けざるを得ない。洋上補給で解消はできるが、洋上補給の数には課金しなければ限りがある。
ただし、ライン演習艦隊と違いForce Hは戦艦や正規空母といった重量艦を大量に起用できるため、持ち込める戦力の点ではForce Hに軍配か。
■欧州艦の起用
札なし欧州艦6隻の必要性はどちらも同じ。
独仏艦4隻がForce Hは必要だが、ライン演習艦隊も同程度必要とみられている。
Force Hは第1ゲージで使用した艦を使い回せるが、他方で第三ゲージのライン演習艦隊向けに別途欧州艦を確保したい所。
一応、第三ゲージのライン演習艦隊は編成の軽量化で欧州艦の数が足りなくても最短ルートを進めることが発見されたが、まだ詳細は検証中である。
編成縛りがなくてもきつい所だけに選ぶには決断が必要。
ライン演習艦隊は第1ゲージからの使い回しはできないが、第三ゲージのライン演習艦隊には使い回しが可能。
■道中
Force Hは道中マスが多いが個別のマスはそこまで脅威ではない。
とはいえ、第二艦隊から戦い始めるのと脆い補給艦を入れる分、大破撤退のリスクは大きい。
ライン演習艦隊は1マス目の潜水新棲姫がかなりの脅威となるが、その先はそこまででもない。
■ボス戦
コナクテ…イイ…ノニッ…
ボスは戦艦仏棲姫…バカンスmode。
来なくていいと言いたいのはこっちである。
外見は麦わら帽子を被った戦艦仏棲姫。
オプションのたこ焼きも帽子でデコレートされている。
このイベントにおける最大最強の難敵であり、実質的なラスボスを務める。
ポジション的には
レイテ後篇E-7の戦艦水鬼改が近いか。
シツコイヒト…
キ・ラ・イ…ッ!
しかし、ゲージ破壊段階の壊状態の難易度はそれすらも凌いでいる可能性も否定できない。
理由は3つある。
まず1つ目にして最大の難点が、敵艦隊の装甲種別がバラバラな点。
敵本隊の編成は以下の通り。
戦艦仏棲姫:Vac/装甲種別:水上/戦艦
港湾夏姫/装甲種別:陸上/港湾夏姫
飛行場姫/装甲種別:陸上/ソフトスキン
砲台小鬼/装甲種別:陸上/沿岸砲台
砲台小鬼/装甲種別:陸上/沿岸砲台
PT小鬼群/装甲種別:水上/魚雷艇
おわかりいただけただろうか。
そう、多すぎて対応しきれないのである。
特にPT小鬼群が異常に面倒であり、陸攻部隊/支援艦隊で昼までに仕留められなかった場合は非常に厳しい。
勿論ソフトスキン/港湾夏姫/沿岸砲台の混在も厄介で、どちらにも対応できて仕留めきれるのは戦艦や航巡の三式弾+WG42or徹甲弾の連撃のみと対応が限られる。
そしてボス自体はただの水上艦であるため、対地装備艦の攻撃はほぼ有効打を与えることができない。
2つ目の理由は1つ目の派生であり、ボスに攻撃が届かない点。
雷巡や魚雷CI艦がフィニッシャーとなるのだが、それらの攻撃前に随伴艦を排除しきるのが1つ目の理由から極めて難しい。
対地装備艦を先頭・後ろにフィニッシャーという形で編成することが多いのだが、非常に上手く行った場合でも2択を強いられることがままある。
攻撃ターゲットが決まってから魚雷CIを発動判定を行うため、陸上型がターゲットになった時点で攻撃は不発となる。厳しい。
3つ目の理由は、去年の夏に戦艦仏棲姫と戦った提督は最初から危惧していたであろう、単純に敵の装甲が高すぎるという点。
デフォルトで300違い装甲を誇っており、カットインが1発直撃したくらいではあまり有効打にならない。
敵に陸上型が多いため、閉幕雷撃が集中することで大きく削ることは可能ではあるのだが、トドメの一発が中々決まらない。
どうせ難易度を落とせばこんな鬼畜編成じゃないだろw、と思っているそこのあなた、そんなに甘くはない。
第二艦隊が若干弱体化しているとはいえ、乙丙難易度でも第一艦隊のメンバーは姫やPT小鬼群のステータスや砲台小鬼の装備を除いて甲と全く同じである。
丁難易度でも前哨戦で飛行場姫がいなくなる代わりにPT小鬼群がもう一体追加。そして最終形態になるとやはり第一艦隊は姫やPT小鬼群のステータスや砲台小鬼の装備を除いて甲と全く同じメンバーになる。
つまり丁難易度でも装備を揃えてなかったり編成をしっかりしないと地獄を見るという事である。丁難易度ってなんだっけ?
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ライン演習艦隊での攻略 |
当初から想定されていた攻略方法であり、開始後数日はこれしか攻略法はないと思われていた。
どうやってキール軍港から出撃しているかは謎
水上打撃部隊の編成は、戦艦+空母が3以下で欧州艦が6隻以上(うち独仏艦4隻以上)含まれていれば何でもよい。
このマップの実質的なラスボスであるため、全ての持ちうる戦力を注ぎ込んで最強の艦隊を投入すべし。
起用率が高いのは
- Bismarck(ドイツ戦艦。第二艦隊の場合対地火力かつ対水上艦夜戦火力もある程度ある)
- Richelieu(フランス戦艦)
- Prinz Eugen(ドイツ重巡。高い運から夜戦火力キャップカットインを特効込みで狙える)
- Гангут(欧州戦艦。戦艦としては火力が今一つだが夜戦火力はRichelieuより高い)
- Commandant Taste(フランス水母。脆いが対地攻撃が強力)
- Ташкент(欧州駆逐。貴重な4スロ駆逐で、Wロケランでの対地攻撃や、高い運を活かした魚雷カットイン、先制対潜要員や補助装備枠など様々に活躍可能)
- Верный(欧州駆逐。3スロだが対潜でも、大発で対地でも)
- 呂500(ドイツ潜水艦。姫3体の攻撃のデコイとなりつつ、対地攻撃可)
- Intrepid(欧州枠ではないが、制空権を一人で取れる)
など。
他にもZara due、PolaあたりはE4で起用していない場合、第一艦隊に置いて制空補助兼飛行場排除用の三式弾&欧州枠埋め要員として有効である。
V.V級戦艦は欧州枠ではあるが独仏枠ではないのと、強力な友軍艦隊をはじいてしまうため敬遠されやすい。
また独仏艦以外にГангутも特効の存在が疑われているが、敵装甲が高すぎるため実際の挙動は不明瞭。
Bismarck、Prinz Eugenは史実艦ではあるが特効が無いのでは?とも言われているものの、昼戦でとんでもないダメージも出るためこちらも不明瞭なまま。
もちろん各艦はいずれも欧州艦かつ強力な性能を併せ持つため、入れないという選択肢はほぼ無い。
なおドイツ駆逐艦にはZ1・Z3もいるが、性能自体はごく普通で大発系装備などもできないため、先制対潜ができないと肩身が狭い。
また、やや遠回りになるが重量艦で固めてゴリ押しし、速吸で補給してボスに臨む戦術も取られることがある。
大発系が載せられるので、対地攻撃も可。
この場合も潜水夏姫の回避できるが欧州艦6はほぼ必須となるし、いずれにしてもForce H組を除けば戦力の全てを投入することに変わりはない。
道中は潜水新棲姫率いる潜水艦隊、空母機動部隊、水上打撃部隊の3戦。
道中支援は必須。潜水新棲姫が最大の脅威だが、それ以外も攻撃の痛い艦がそこそこいるため、毎回出して損傷を抑えなければボスに対する勝ち目は全く無い。
1戦目が大問題であり、ここで第二艦隊のフィニッシャーが損傷した場合はほぼクリアできなくなってしまう。まーたクソガキか…
ボスに対して基地航空隊を集中させたいのは当然だが、割り段階であってもここに対潜部隊を送るのは有用な選択肢として候補に上がる。
夜戦の比重が極めて大きい以上、艦を中破で無力化させられるのはそれほどまでに重大な影響を及ぼす。
航空隊抜きで回避することを期待してもいいが、その場合はかなりの高確率で撤退、もしくはボス撃破が難しくなることを留意すべき。第二艦隊で対潜させれば随伴潜水艦や閉幕雷撃の阻止も狙えるが、ボス戦での火力が下がる。
どうしても試行回数が必要になるボスである以上、到達率を下げるのは悪手にもなりえることを念頭に置いて戦術を選択してほしい。
一応単横陣で出た場合だいぶ事故率が減る。随伴2の場合更に安全である。え?梯形陣ですか、ご愁傷様です。
2戦目もかなり提督個々人で戦術が分かれる。
空母ヲ級改+空母ヌ級改揃い踏みでかなり制空値が高く、正規空母一隻で制空優勢を奪取するのはほぼ不可能。
空母に艦戦のみを装備して制空役に専念させ、他の艦の水上戦闘機で補助してようやくなんとかなる。
そこまでして制空を取ってもヌ級改は射程:超長であるため、戦艦の弾着がタイミングよくヒットしなければ攻撃阻止はできない。
ボスマスでのデコイとして潜水艦を起用している場合はさらに突破率が低くなる。高対潜のヌ改、ツ級、後期型駆逐によってたかってボコられるからだ。
道中支援での攻撃阻止に期待するか、増設ダメコンで対処する必要があるだろう。
逆にダメコンを搭載すれば砲撃戦において無双の命中率と大和型すらワンパンする超絶厄介なヌ改を全く無力化可能ということである。
勘違いされやすいが、ここは制空優勢を捨てても突破できるし、潜水艦を編成しなければさらに労せず突破が可能になる。前述の通りダメコン前提なら後者は無視できる要素となるが。
制空優勢を捨てた場合はボスマスでFBAカットインを使用することも可能になるので、一概に優勢に拘る必要はない。
ただし選んだ空母次第では艦爆か艦攻が道中とボスマスの砲台に滅殺されて攻撃力がガタ落ちする場合もある。最悪置物化していることすらあるので空母の攻撃力は当てにしないほうが良いかもしれない。
本当にその編成や装備が自艦隊の戦力に比して適切かどうか考えた上で採用するべきだろう。
ちなみに最初に書かれた編成は最強編成であり、ヲ級flagshipに弱体化した編成もある。正規空母一隻+水上戦闘機少々で取るには厳しい制空には変わりないがラスダンでこの編成を踏むと非常に楽である。
3戦目はタ級flagship1隻とチ級flagship2隻が待ち構える普通の打撃部隊。タ級さえやりすごせば、水上では苦戦する要素は対潜攻撃以外ほとんどない。
何故かボスはろくにS勝利できるようなところじゃないので異様にドロップする艦が豪華だったりする。Gotlandも落ちる。
こうして辿り着くのが上述の難敵・戦艦仏棲姫である。
対抗するための戦術は非常に多岐に渡るため、紹介するのは一部に留める。
これらは単純にひとつのみを選択するのではなく、複合して用いることが基本。
■第一艦隊に戦艦2隻配備
第二艦隊にRichelieu・Bismarck・Гангутなどを編成せず、第一艦隊を戦艦2+空母1の形にして打撃力を発揮してもらう。
利点は道中の安定度が大きく上がり、徹甲弾による攻撃で砲台をほぼ排除しきれること。補正のある艦なら飛行場にも有効である。
欧州枠に余裕があれば、大発などが搭載可能で対地装備特化できる長門改二を起用するケースもある。
欠点は第二艦隊に有力であろう特効持ち戦艦を配備できず。また潜水艦や敵第二艦隊の攻撃を受け止める盾がいなくなること。
■第一艦隊に戦艦1隻配備
第二艦隊にRichelieu・Bismarck・Гангутなどを編成し、第二艦隊の夜戦火力を引き上げる。
利点は脆い第二艦隊の盾として機能し、三式弾で対地火力としてPT以外の随伴陸上型を排除できること。ボスに対しては削りダメージも期待できる。
欠点は水上打撃部隊の場合は昼火力の不足から道中が安定しなくなり、雷巡等を入れるスペースが無くなること。
■第一艦隊の空母
水上打撃部隊の場合はGraf ZeppelinかIntrepidなどが候補に上がる。
Graf Zeppelinは欧州艦かつドイツ艦であるため別の1枠を他の強力な艦に回せる。代わりに装備の自由度はあまり無く、爆戦/艦戦3でほぼ固定。
Intrepidは欧州艦ではないため枠が狭まる。代わりに搭載数が多いので装備自由度は高く、道中を拮抗で妥協するなら艦攻/爆戦/艦戦2でFBAを繰り出すことも可能。
また、削り段階であれば軽空母2も有効。道中安定かつ艦爆装備なら馬鹿にならん割合ダメージでボスを削ってくれる。
道中制空拮抗で妥協すればFBAでもうちょっと有効な攻撃も出来る。こちらならラスダンでも存在感は出せるし生き延びたPTに対して高命中の攻撃を放てる。
ただし中破や攻撃機全滅した場合ただの制空箱に成り下がるので注意。
■第一艦隊に潜水艦配備
第一艦隊に潜水空母を編成し、敵ボスからの攻撃を受け止める。
利点は1巡目のボスからの攻撃の無力化、水上戦闘機による制空補助、特二式内火艇による削りができること。
水戦を捨てるのなら欧州艦の呂500か伊504も候補に入るか。この場合、上手く生き残っていればWG42(Wurfgerat 42)+特二式内火艇を装備させると砲台くらいは沈めてくれる。
伊504なら一応対空カットインもできるが、効果が低いとは戦艦仏棲姫の搭載機を全滅させる訳にはいかない都合上非推奨。
欠点は道中安定度が異常に低下すること。増設ダメコン有りでも到達できないことがある。また上記の両立をしない場合の火力は削りダメージ以外全く期待できず、敵を減らすことは難しい。
支援と戦艦で事故率はかなり減衰可能ではある。
ちなみに第二艦隊に潜水艦を置くと道中で先制対潜が飛んでくることが多くなるので撤退要員になる割合が増えるが、砲撃二巡目で狙われた場合にも第二艦隊の夜戦火力を保護できる。
第一艦隊ほどのメリットがないので推奨できないが。
■Commandant Tasteの配備
フランス艦として固定要員になりつつ、大発系装備が可能。
利点は大発動艇系+WG42(Wurfgerat 42)+特二式内火艇による対地攻撃と、水上戦闘機による制空補助ができること。
欠点は道中が安定しなくなること。耐久力も対艦攻撃力も低く、完全なお荷物となる。
第一艦隊なら高い対地火力を狙えるが、第二艦隊旗艦において夜戦連撃で地上標的撃破を担当させるのも手。
■第二艦隊の軽巡選択
大淀、由良、阿武隈、由良辺りが候補。
Gotlandが運良く入手できていれば、欧州枠かつ改造すると4スロットになるため抜擢する例もあるようであるが、彼女を含む強力な友軍艦隊をはじいてしまうリスクもあるので注意。
大淀・Gotlandはダブルロケットランチャー連撃による対地火力が魅力。大淀なら増設副砲で実質5スロット化できるので、夜偵など補助装備か、ロマンのトリプルロケランも可。
阿武隈は魚雷カットインによるフィニッシャー、甲標的による敵の漸減が魅力。ただし魚雷CIは運改修がないと発動率は低い。対地能力では大発系装備はできるが3スロットで装備枠が足りないため微妙。
由良は増設副砲で実質4スロット、大発系も装備できるので、夜戦連撃かつ強力な対地攻撃が可能。甲標的や水戦も装備可だが、雷装や搭載数が控えめな上に対地威力が犠牲になるので非推奨。
■基地航空隊の配分
ボスに3隊すべて集中するか、1隊を潜水艦マスに差し向けるかの2択。
3隊集中の場合は到達率が猛烈に下がるが、ボス到達時にPTを交戦前から排除できる確率が上がる。
前述した通り、夜戦開幕時にPTが残っていた場合はほぼ撃破不可能である。その可能性を減らせるのはとても大きい。
1隊を対潜部隊とする場合は第二艦隊を保護できるが、ボス到達時に敵数を減らしづらい。
ボスの装甲が高すぎるため、中破したカットイン艦は実質的に連撃艦の劣化にしかならない。それを未然に防ぐことができる。
どちらを選択するかは好みだが、ボス撃破の確率のみを考えるなら前者に、試行回数が必要なマップ・夜戦火力保護が重要と考えれば後者に軍配が上がる。
PTと砲台の排除と第二艦隊の保護のどちらに重きを置くかで戦術を選択したい。
なお、ゲージ破壊時にボスにぶつける陸攻は熟練度が最大になっていることが望ましい。随伴を潰せるかが変わってくるので面倒かつ燃料が飛んでしまうがE-3辺りで熟練度を稼いでおこう。
■対地艦とフィニッシャーの配分
対地艦のみは論外だが、フィニッシャーのみでも非常に分が悪い。
陸上型に対しては雷装無効で魚雷CIが発動せず、随伴の残っている数だけ狙いの逸れる率が上がる。
2~3隻程度は対地装備にしておきたい。対地攻撃艦は連撃ができる装備であればボスへの削りも期待できる。
ТашкентはWロケランによる対地攻撃、運を活かした魚雷CIが出来、対地・対ボス共柔軟な対応が可能尚且つ欧州枠なので、所有しているなら最優先で起用したいところ。
□友軍艦隊
戦術ではないが一応紹介。
基本的に欧州艦隊を中心とした友軍がやってくるが、敵陸上型を排除してくれることはなかなか無い。
それでもダメージを大きく稼いでくれるため、有用であることには違いない。
なおここの友軍は味方で使っている艦艇はでてこない。Richelieu、Maestrale、Libeccio、Gotlandあたりは強力な友軍と被ってしまう。
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+
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Force Hでの攻略 |
E5開放の数日後から発見された攻略方法。
欧州艦6(うち独仏艦4)と補給艦を含む編成で採ることができる。
普段なら数日で見つかる編成が中盤まで見つからなかったあたり、呪いのお札がいかに提督を恐れさせたかを物語っている…
独仏艦4がなかなか厄介で、ライン演習作戦にRichelieuやCommandant Taste、Bismarckらを回してしまった場合、Z1やZ3で駆逐枠が埋まる可能性が出る。
資源消費、特にボーキサイトを考えるならライン演習作戦の方が優秀なので削りはライン演習作戦で行いたいところだが編成次第では火力が激烈に下がるので要注意。
札の縛りがない乙以下ならば自由に編成が組めるので潜水幼女お祈りのないこちらを取ったほうが精神的には楽。
道中3戦目までは第一ゲージと同じため割愛。
Iマスのフラヌ改二隻入り編成相手に航空優勢を取れるくらいの制空値があれば、ボスの制空権に苦心することはない。
4戦目は水上部隊の3戦目と同じ打撃部隊。
機動部隊の場合第一艦隊の砲撃前に雷撃戦が来る都合上脅威度が上がっている。特にチ級は早めに処分しておくこと。
ボスマスで空母機動部隊はその真価を見せる。
艦爆を装備していると空母は陸上型を攻撃できない。
そのため、PT小鬼群を基地航空隊などで上手く潰せばボスが攻撃を集中して食らうという事態になるのだ。
空母CI+クリティカルの威力はボスの装甲を100以上上回るため、クリティカルを3回程引けば昼撃沈もそこそこ起きる。
夜戦時もまずボスは死にかけているのでクリティカルが一発刺されば落ちると、水上のみの頃に比べ難易度は大幅に下がったとも言われる。
とはいえ、それは陸上型ボスが夜戦まで残りやすく、夜にとどめの一撃が外れやすいというデメリットにもなり得るところである。
攻撃重視にしすぎてIマスで拮抗に落ちると艦載機隊がボスマスを待たずに全滅していることも多々ある。そのへんの匙加減は気をつけよう。
なお、優勢で通過しても道中のツ級の執拗な攻撃により相当消耗しており、砲台のご機嫌一つで艦載機隊と熟練度とボーキは死ぬ。
ライン演習艦隊との違いに絞って戦法としては以下のとおり。
■第二艦隊に戦艦1~2を配備
道中の安定に有用。脆い第2艦隊から戦わざるを得ない空母機動部隊にとって心強い。
ボス戦でも三式弾や徹甲弾を載せて早く攻撃することで陸上型の残りをどけやすくなるし、ボスに刺さってもそれなりのダメージにはなる。
とはいえ、最後のとどめは雷巡や重巡になる可能性が高い。
Bismarckを起用する手はあるが、第三ゲージがきついことになるため二隻持ちでもしてなければ温存したいところである。
V.V級は強力だが友軍の強力な編成をはじくので、夜戦火力の高く友軍に関係ないГангутあたりが使われやすい。
■第一艦隊の空母
空母機動部隊の場合もGraf ZeppelinかIntrepidなどが候補に上がるのは同じだが、さらに3隻正規空母を置ける。
欧州枠が足りていない場合そのまま第1ゲージで使ったであろうArk Royalの起用も有り得る。
耐久面以外は優秀な上に潜水艦を使っているならそもそも耐久を気にする必要がない。
潜水艦を使わない場合は中破でも攻撃できる装甲空母に来てもらいたいが、後述の事情もあるので攻撃力の翔鶴型を選ぶか、搭載数に余裕のある大鳳やSaratogaを選ぶかは悩ましいところ。
こちらはボスにひたすらFBAをぶつけるのが基本戦術となるのでどの空母も艦攻/艦爆/艦戦2(彩雲持ちを1隻用意しても可)となる。
ただし、最初の潜水艦隊以外毎回ツ級が出てくるため、ボス戦までFBAを維持できるかは未知数。下手すると艦攻・爆戦の両方が完全に枯れてしまう場合もありうるのでできるだけ搭載数の多いスロットに爆戦を入れたい。
少なくとも艦爆が残っていれば、ボスに攻撃が集中しやすく空母機動部隊のメリットが生きる。
ちなみにGraf Zeppelinは第2スロット以降の搭載数が少ないため、基本的に第2スロット以降に入れた艦攻or爆戦は高確率で枯れる。
第1スロット以外は制空・彩雲要員にするのが良いだろう。とはいえ、8回強烈な攻撃をぶち込むのが大事にはなるので制空が足りているならグラーフにもFBA装備をさせておいたほうがいいかもしれない。
第2第3スロット両方に艦攻を入れればさすがにどちらかが生き残っている可能性はある。
■第一艦隊の潜水艦
先のようにボスマスの姫3体は全員潜水艦がいると優先して狙う上にこちらからも陸上姫や砲台に攻撃可能。しかもルート固定に呂500が使える。
艦載機さえ枯れていなければ敵の攻撃が届かない以上、砲台さえ潰れていれば空母たちが攻撃を食らう心配はない。
しかも機動部隊の第一艦隊はほぼ攻撃を食らう機会がないため、水上と違いダメコンなしでも無傷でボスに到達することも少なくない。
■基地航空隊の配分
ボスに3隊すべて集中するか、1隊を潜水艦マスに差し向けるかという点では水上と同じだが、こちらの潜水艦マスはソ級しかいないので全力でボスを叩く方がメジャーか。
1マス目なので、誰かが中大破したら割り切って帰投するのも一策である。
ちなみに上位の陸攻が揃っているなら1隊目・2隊目で制空値を削っていれば3隊目は全部陸攻でもボスマスの劣勢を取れたりする。
■補給艦
空母機動部隊におけるルート固定要員。速吸か神威(改母)の二択になる。
同時に大破撤退要因でもあるのが辛いところで、大破進軍を前提に第二艦隊旗艦にするのが常套手段。
だが今回戦艦の枠を削って第一艦隊にする提督も多い。そもそも戦艦でもボスと港湾夏姫は有効打は与えにくい相手なので 烈風拳と差が少なく
機動の第一艦隊は第二艦隊の攻撃までで敵艦を片付ければ攻撃を受ける機会が道中の航空攻撃ぐらいしかなく、旗艦にする必要性もあまりない。
一戦目が潜水艦マスなのだが、航空戦艦や軽空母を起用しない限り対潜ができるのが補給艦しかおらずほぼMVPが取れ、特にキラ付けをしなくとも回避率が底上げされるのもありがたい。
いつもと違いタービンによる高速化が不要なので、道中の制空対策に水戦を積む余裕がある。特にFBA装備にしたグラーフがいると制空が不足しがちなので役に立つ。
ボスマス用に 戦艦並みの威力の主主偵や水戦+大発で砲台相手に特効マシマシも可能。
洋上補給ももちろん選択肢だが、実際の所削り段階では必須ではない。数に限りがあることを考えれば割り段階に使うので十分である。
第二艦隊なら速吸流星拳で道中の打撃力を上げたりと意外な程選択肢は多い。
第二艦隊はボスマス以外対空砲火を受けないのでボスマスでも流星拳が撃てる が、到達時点で中破以上のことが大半な上にボス第二艦隊の装甲は高くない
■艦隊司令部施設
第一ゲージでは司令部施設も意味があったが、こちらでは独仏艦4隻が必要なのがボスマスの直前のルート分岐。
そのため護衛退避をするとルート固定要員が足りなくなる可能性がかなり高く、削り段階であっても司令部施設の使用はあまりお勧めできない。
他の装備に回そう。
なお、補給艦を旗艦にすると最初から司令部施設は装備できない。
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これらの戦術を組みあわせ、自身が最適と思えるものを構成出来て初めて勝負の土俵に上がれる超強敵である。
甲作戦での突破ははっきり言って猛烈に難しいが、決して不可能ではない。…かも。
空母機動部隊で挑む場合も水上打撃部隊に切り替えが可能なくらいの余裕は残しておきたい。この後も使うし。
2本目を超えた先にはゲージ3本目が待っている…わけではなかった。
まずはギミックを解除し、ボスへのルートを完全開放する必要がある。
ここさえ超えればあとはウイニングランなので、あともう少し。
Force HであればH/Iのどちらも安定して到達可能。
不安ならば艦隊司令部施設を搭載しておこう。
防空は多少のカスダメも問題ない様子。航空優勢さえ取れていれば問題ないという報告も。ありったけの陸上戦闘機を防空に回せば難なく達成できる。たまに防空に全く回してなくても被害なしになる事がある。
後半ギミックの事を考えると防空は最後にした方がいいだろう。
なお、これらのギミックは第2ゲージ攻略中に到達している場合はそのまま条件を満たせる模様。
2本目ゲージ破壊より前にこなしても良いので、ゲージ1本目の編成のまま2本目に取り掛かる前にこなしてしまってもいい。
第2ゲージを空母機動部隊ルートで満たした場合はIマスは既にA勝利しているはずなので、Hマスと防空被害なしだけで後半ギミックへ行ける。
筆者は空母機動部隊ルートで第2ゲージを攻略し、その途中で一度防空で被害なしを出したためか、HマスA勝利だけで前半ギミックの解除が完了した。
この条件を達成するとボスマスが出現するが、最後にもうひとつギミックがある。
- TマスでS勝利
- Kマスで制空優勢2回
- 防空で被害なし2回
いずれもライン演習艦隊で達成可能。
TマスのS勝利は先制対潜艦を詰め込めば難なく達成できる。
Kマスの制空優勢はやや難しいが、軽空母2隻を編成して艦戦詰め+航巡などにも水戦詰めであれば達成はできる。足りない場合は基地航空隊の派遣で補おう。
むしろ難しいのはマスへの到達そのものかもしれない。軽すぎても重すぎても到達できない。
防空は1度目と同じなので割愛。前半ギミックで防空を最後にした場合はそのまま使い回せる。
これらを解除することでボスへのルートが新たに開拓され、最後の準備が整う。
やらなくてもボスにいけるルートでは一応あるが、通るのが通常戦闘マスから空襲戦マスになることで、道中消費が遥かに減るので、やらない手はない。
ゲージ3本目
編成は水上打撃部隊の場合、第一艦隊に戦艦2+重巡2+軽空母2/第二艦隊に軽巡1+駆逐2+重巡or雷巡3(要欧州艦6)のライン演習艦隊で最短ルートを通る。
道中の交戦回数が非常に少ない上に敵もさほど脅威ではないので、基本的にこちらがオススメ。
戦艦と空母の数を変えると逸れてしまい、戦艦を増やしたり、逆に空母を正規空母1隻にしたりすると最短は通れない。
なお、この編成だと空母機動部隊も組めてしまうので、間違って空母機動部隊を編成して出撃するとForce H札がついてしまい詰む。
特に第2ゲージを空母機動部隊で割った方々、本当にその部隊は水上打撃部隊かな?
割り段階は機動部隊の場合、欧州艦6入りのForce Hで、軽巡+駆逐艦5以上を編成すれば最短ルートを進行可能。
別にライン演習艦隊でもいいが、強力な艦艇の比率で言えばForce Hの方が多いはず。
だが、後述の理由で両方共にある程度の戦力は必要。
道中は上記の水上部隊の削り編成であれば潜水艦隊・水上打撃部隊・空襲戦の3戦。
潜水艦隊はやはり潜水幼女のため、東海を派遣しておきたい。心配ならさらに1隻ほど対潜仕様にしておけばよい。
水上打撃部隊はさほど脅威ではない。心配ならば艦隊司令部施設を装備。
最後の空襲戦はヌ級改揃いで制空値は高いが、ダメージをもらうことはあまりない。
キサマ…タチハ…ココデ…シズムノ!
シズムノヨ!
ボスは欧州水姫。
欧州棲姫と異なり、航空旗艦ではなく単なる戦艦のようだ。だがあちらと同じく鳥型艦攻も装備。
黒の仮面を付けてマントを羽織り、片腕は義手と非常にかっこいいビジュアルが特徴。
NelsonとBismarckの混合型となっているせいか、砲塔がどちらとも取れない形になっている。
その性能はもはや行きつくところまで行ってしまったと表現できるほどのハイパーインフレを起こしている。
欧州水姫(Normal)
HP :900
火力:330、装備込み400
雷装:0
対空:150
装甲:285、装備込み300
もうめちゃくちゃである。
おまけに随伴艦も戦艦夏姫、空母夏姫、重巡夏姫と当然のように姫級尽くし。
ライン演習艦隊で到達した場合は陸戦1+陸攻3を2部隊に決戦支援を入れればダメ―ジ自体は蓄積させられる。
ただ撃破は火力に乏しくほぼ不可能である。あまりにも敵の壁が分厚すぎて、よほど運が良くないと大抵S勝利はできない。
ハッハハハハ…!ヤルナァ…!
デモ…ココマデ…ナンダカラッ!
しかもこれは削り段階の話であり、割り段階の最終形態では
欧州水姫(壊)
HP :900
火力:390、装備込み460
雷装:160、装備込み184
対空:180
装甲:330、装備込み345
とさらに強化される。
この耐久にしてついに、あの防空棲姫の装甲を上回るトンデモスペックであり、正面からぶつかれば絶対に勝ち目はない。
加えて随伴艦の戦艦夏姫と空母夏姫が分身し、第二艦隊のナ級も後期型に強化され…
欧州水姫-壊、空母夏姫×2、戦艦夏姫×2、重巡夏姫
軽巡ヘ級flagship、軽巡ツ級elite、駆逐ナ級後期型flagship×4
久方ぶりの6隻全部姫という悪夢の光景が実現した。またフラ軽が場違いになってる…
甲作戦で正面からこの編成を突破したという報告は数えるほどしかない。
にもかかわらず、このゲージは第2ゲージに比べれば完全にウイニングランとして扱われている。
なぜか?歴代でも史上最強レベルの装甲破砕が存在するからである。
あまりにもバカげた光景に即座にギミックの存在を確信した人が大半だったのは内緒
装甲破砕ギミックの条件はとても簡単。
- ボス最終編成にForce H、ライン演習艦隊のそれぞれでA勝利する
「Ark Royalは追いながら欧州水姫と闘う」………
「Bismarckは逃げながら欧州水姫と闘う」
つまり
これだけ。
とはいえ、そのためには装甲破砕のない状態で、最終編成相手にA勝利をもぎとらねばならない。
特にライン演習艦隊で最終編成のボスにA勝利するのはなかなか難しい。
5ー2ほどではないにせよ、ウイニングランはここを突破した後だと言う話もある難関。
決戦支援はきちんと出しておこう。
敵第二艦隊の全滅は最低条件として、第1艦隊の姫級2隻を何とか撃沈しなければならない。
どれを倒すかは問われないが、ターゲッティングが非常に困難なので、カットインや雷巡連撃の乱れ撃ちで何とかするしかないだろう。
通常の攻略と違い、敵旗艦の装甲を抜く必要がないので、第二艦隊は夜戦火力の高い艦から上に編成し、反撃で中大破させられる前に攻撃を打ち込みたい。
持っていればだが欧州組のカットイン要員としてТашкентやJervisはここで起用したい所。
第二ゲージでForce Hに戦力を回しすぎると軽量艦隊で挑まざるを得なくなり、更に厳しいことになる。
このギミックの効果は敵装甲…に加え、対空・回避も大幅ダウンという非常に強烈な効果を持つ。
これが何を意味するのかと言えば、
- 陸攻部隊の攻撃だけで敵第二艦隊が全滅
- 本隊の航空攻撃と支援攻撃で姫達が半壊
- グッとソードフィッシュを放ったら戦艦夏姫が沈没した、無傷から爆沈する空母夏姫も
- 弾着観測射撃で300~500ダメージは当たり前
- 友軍艦隊の攻撃で姫が撃破されるのも日常茶飯事
と、色々な意味でイベントバトルっぽい戦闘状況になる。
レイテ後編E-7-2での特効が全員に適用されているものだと考えれば話が早い。
何にせよ、装甲破砕が発動した時点でほぼ勝ったも同然ということである。
ただし、こちらが攻撃する前に姫達の攻撃でボロボロにされる、空母夏姫以外は中大破からでもカウンターに十分な火力がある、欧州水姫にはダメージがブレやすく魚雷カットインを耐える、
などの要素で余裕をこいていると沼に入る事も珍しくないので最後まで全力で迎え撃つように。
弱体化しているとはいえ、姫の攻撃が強力なのは変わりないのだから。
乙の場合空母クラスが軽母ヌ級改になり姫クラスが3体にまで減少し、最終形態でも姫クラスが3体のままと非常に倒しやすくなる。
丙になると姫クラス3体のままだが前哨戦に空母がいなくなり、随伴もワ級やイ級、二級後期型(へ級flagship以外全部ノーマル、ナ級は最終形態のみ登場)など随伴が非常に弱くなる。
丁に至っては随伴の姫クラスは最終形態に登場する戦艦夏姫のみ、前哨戦にいたっては随伴と随伴艦隊が駆逐イ級5体、駆逐二級後期型4体、輸送ワ級1体、軽巡ツ級1体(全てノーマル)と、完全なボーナスゲームである。
やっぱり戦艦仏棲姫がラスボスじゃないか!
ただし弱くなったせいでギミックが発動する前に倒しきってしまうこともある。
一度ギミックが発動すればクリア後も装甲破砕は発動したままになるのだが、発動前にせずに倒し切るとギミックが解除できなくなってしまう。
掘りを考えるなら夜戦に入らず昼のみでA勝利を狙う、艦載機や夜戦火力を調整するなど加減をすること。
友軍も来訪し、昼に残った随伴姫の排除・欧州水姫の削りに貢献してくれる。
Force H・ライン演習艦隊で出撃していない側が援護を行うシチュエーションはアツいので、是非見ておきたい。
ただしこの友軍もばっちりネタバレ艦隊なのは注意すべし。特にライン演習艦隊で削っている時によく出てくるNelsonとか。
ちなみにレイテイベで非力すぎたArkRoyalやE4で何もせずに帰って行ったAquilaは、こっちでは夜間機を積んでいるようで、ちゃんと攻撃してダメージを出してくれる。
代わりに前回のレイテに引き続きカスダメorMiss確定の単発砲撃しかできないGraf Zeppelinがネタキャラに…欧州空母はどうしてこうも芸人なのか
ギミックにさらに上乗せして特効も確認されており、欧州艦全般と金剛型が対象のようである。
イベント後半には、E-3と同じく三式弾や水戦による特効説も言われた。
海域クリアボーナスはNelson級戦艦 Nelson。
イラストレーターはコニシ氏、CVは野水伊織氏。
実艦はイギリス海軍のNelson級戦艦のネームシップ。同型艦にはRodneyが存在する。
史実艦の名の由来はホレーショ・ネルソン提督。
1805年。ナポレオンは欧州を制圧し、その矛先をイギリスに向けた。
だがイギリスはこれに屈さず、ピエール・ヴィルヌーヴ提督率いる大陸軍をトラファルガー海戦において迎撃。
自らは戦死してしまったがこの海戦に勝利してナポレオンの野望をくじいた人物である。
人類史上もっとも有名な提督と言っても過言ではなかろう。
艦の方は長門陸奥と並ぶ「ビッグ7」の一隻である。
『もっとも醜い戦艦』とまで言われており、当のロイヤルネイビーですらかなり過激なブリティッシュジョークを炸裂させていた。
検索エンジンなどで「Nelson級戦艦」と検索していただきたいが、本当に
ブッサイクな外見である。特に正面からのアングルは
ヤバい。
ネルソン級戦艦にて非常に分かりやすく説明が行われているので、気になる方は是非。
外見は金髪ロングかつ碧眼、巨大な胸部装甲が目を引く美人。
長門型にあるツノもあり、おそらくはビッグセブン共通のモチーフなのだろう。
性格はWarspiteよりもさらにプライドの高いものになっており、「余」という一人称からもそれがうかがえる。
おさわりに対する対応は朝霜タイプ…と思われていたが、Nelson Touchの内容を考えるとスイカバーの方が近いか。
あと中の人の関係で声がイギリスかぶれの瑞鶴のように聞こえる
複縦陣での突撃にやたら拘るのも特徴。夜戦でもこだわっている。
これは、史実のネルソン提督がトラファルガー海戦で複縦陣での突撃で大陸軍をメッタメタにしたことに由来すると見られている。
「余は各艦がその責務を全うすることを期待する」という戦闘開始ゼリフも、史実のトラファルガー海戦においてネルソン提督が艦隊に発した檄文に由来している。
この戦闘開始ゼリフは後に形を変え、日本海軍の「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、各員一層奮励努力セヨ」を示すZ旗に受け継がれた。
また当初は生粋の英国人のはずなのに秘書艦と提督の机で緑茶を用意していた。
やっぱコイツ、英国被れの瑞鶴…いや胸部装甲的にありえな(爆撃)
設定ミスだったらしく、イベント終了後のメンテ明けに紅茶を用意するように変更された。
欧州水姫がNelson+Bismarckな外見だったせいか、改造前のBismarckを左右反転したようなポーズを取っていたりする。
性能は非常に高い。
燃費・性能ともに未改造段階でも十分な数値があるが、改になると一気に強化。
なんと長門型改二に少し劣る程度まで底上げされ、速力と回避以外は大半の戦艦改を上回る。
しかも持ってくる砲がいずれも強力であり、支援用の艦砲としては上々の性能を持っている。
このスペックにも関わらず燃費は弾薬消費がやや重い程度で済んでおり、燃費に対する性能ではかのWarspiteすら凌ぐといっても過言ではない。
なんで欠陥戦艦がこんなクソ強いんだよ!と思っている提督諸氏には思い出していただきたい。
このゲームは武勲補正が大きく働くのである。
ゆえに、大戦をその心臓が壊れる寸前まで駆け抜け、最後まで巨砲を振るって戦い続けた彼女が評価されるのはごく自然なことなのだ。
また、先行実装要素として昼間特殊攻撃が実装されている。
◆Nelson Touch
所持艦:Nelson
発動条件:陣形選択時、複縦陣か連合艦隊第二陣形を選択
発動タイミング:自身の砲撃時
発動確率:3割程度?
使用可能回数:出撃中1回
試験実装された初の特殊攻撃。
自身の砲撃後、空母以外の3番艦・5番艦がそれぞれ別のターゲットに砲撃を行う。
この砲撃に関して特段のダメージ減衰は発生しない上、参加した艦艇の行動は消費されない。
要するに
3回連続砲撃という前代未聞の破壊力を発揮する。該当位置に戦艦を配置していれば非常に強力。
陣形が複縦陣であるため単縦に比べてやや火力は落ちるものの、活用できる場所であれば無双の活躍が期待できるだろう。
ただし1出撃につき1度までしか発動せず、発動率自体もやや低いので使いどころには注意。
ちなみにギミックによるシナジーも乗るので、後述の海域攻略後の掘りで猛威を振るう事になった。
また、
夜戦でも発動するため、夜戦マスでどうしてもS勝利する必要がある際にも猛威を振るう。
え?大体道中でしかない夜戦マスでネルソンタッチ使ってでもS勝利もぎ取りたい機会がいつあるんだよって?
ほら、
秋刀魚がとてもよく取れる6-5で……
これにより、浄化時に「私だって、輝きたかった…!」と嘆いていたネルソンが秋刀魚漁旗艦として輝くという本人的にそれはアリなのか、という事態になった。
発動時はグラフィックが変化する。
艤装の艦首・艦尾がそれぞれ艦娘の前面・背面に移動して合体した形態となり、正面に砲を構えた姿勢となる。
…と、これだけ書けば問題なさげに見える。問題は構えている位置が
妙に下なこと。
いやん、男らしいじゃなぁい?
勿論カッコよさが無いというわけでもないのだが、
英国面の体現者として申し分ない形となっている。
前述した実艦のシルエットに近くなっているのは意図的な演出か。
他の海域クリアボーナスは丙作戦で勲章2個。
乙作戦で改修資材に加えて16inch Mk.Ⅰ三連装砲改+FCR type284、甲作戦ではJu87C改二(KMX搭載機/熟練)が追加。
このうち新装備はJu87改二(KMX搭載機/熟練)のみだが、甲作戦の難易度は異常に高い。
Nelson自体がとても強力な戦艦なので、無理と思った場合はNelsonの取得を優先した方がいいだろう。
レアドロップはラストボスマスにてGotland、Bismarck、Prinz Eugen、Ark Royal、Warspite、初月、山風、藤波など。
特に初月は18冬のIowaを超える約1年10か月ぶりのドロップ機会なので持ってない人は是非狙いたいところ。
上述の通り道中も厳しくなく、ボスの耐久面はギミックで弱くなったまま。クリア後は削り編成で固定される。
ライン演習艦隊でのS勝利安定までは難しいが、それなりのS率は出るので十分掘りになる。早速ネルソンを採用することでネルソンタッチを活用された。
クリアまでに拾ったわけでもなければGotlandはライン演習艦隊を用いて掘ることが推奨される。
E-5でドロップするGotlandは2隻所持するまでドロップする事が可能だが、1隻目を所持しているとドロップ率が下がる可能性がある。
S勝利して「ナカチャンダヨー」あるけどな!!
ゲージ破壊後だと丙以下なら輸送ワ級が確定で出るのでろ号しながら掘りも出来る。
出ないままろ号が終わる事もあるがな!!
他には戦艦仏棲姫マスでGotland、Richelieu、Commandant Teste、福江、伊14がドロップすることも。
ただし伊14は難易度乙以上かつS勝利必須である可能性が高くノードロップすらあるため、掘りは16春のグラーフ掘り並に現実的ではない。
伊13とどこでこんな差がついたのか
伊14以外は道中のLマスとYマスで出る事もあるのでそちらで狙った方がいいかもしれない。