コアラ(ONE PIECE)

登録日:2018/09/14 Fri 02:11:24
更新日:2024/03/07 Thu 09:52:43
所要時間:約 6 分で読めます





ONE PIECE』の登場人物。


●目次

【プロフィール】


本名:コアラ
年齢:23歳
身長:160cm
血液型:F型(現実だとB型)
誕生日:10月25日
星座:天秤座
スリーサイズ:不明
所属:タイヨウの海賊団(幼少時代)→革命軍 幹部
所属船:スナッパーヘッド号・ヴィント・グランマ号
能力:魚人空手
出身:偉大なる航路(グランドライン)・フールシャウト島
異名:不明
懸賞金:不明
悪魔の実:なし
初登場:単行本63巻・第623話・『海賊フィッシャー・タイガー』
主な上司:モンキー・D・ドラゴンサボ
好きな食べ物:五目ちまき
声優ゆきのさつき




【概要】


世界政府組織『革命軍』に所属している女性。
ルフィの兄貴分のサボのお目付け役。
年下だが立場上は上司のサボを君付けしている。

例にもれず巨乳な一方で身長は本作の女性陣の中では珍しく小柄。所謂トランジスタグラマーである。
オレンジ色のショートヘアーにサングラスをつけた赤いキャスケットを被っている。
後述の過去もあってか、ふんだんにフリルのあしらわれたトップス・ミニスカートにニーハイとガーリーな服装をしている。

背中には大きな太陽の焼印があるが、これは天竜人奴隷の証である“天翔ける龍の蹄”の焼印を覆い隠す為の物。
現状登場しているキャラの中で、魚人・人魚以外で唯一タイヨウのマークを体に持つ人物でもある
とはいえ大人になってからは背中の描写がなく、シンボルと言うにはちょっと影が薄い。

【人物】


面倒見の良い性格で、その為かハック・サボとよくチームを組むことになり、サボの勝手な行動に苦労させられている様子。
立場を無視して単独行動をとるサボには「サボ君の身勝手で怒られるのは私とハックなんだよ!!」と言われていることから
どうやらサボの身勝手な行動に対して叱られている人は、コアラとハックの模様。
実際に、勝手に海軍本部大将の藤虎と交戦したサボを頬を引っ張りながら叱責していた*1

【戦闘能力】


魚人族特有の体術であるはずの「魚人空手」を操る。
その腕前は人間であるにも関わらず、魚人空手師範代になる程で、ドンキホーテファミリーの末端戦闘員数名を難なく撃破した。
今の所メインキャラクターとの戦闘は描かれていないが、40段(自称)のクロオビくらいの強さはあるのかもしれない。

◆使用技

  • 三千枚瓦正拳
ソーシャルゲーム「サウザンドストーム」では三千枚瓦正拳を会得していた。
クロオビの3倍かい。

【本編での活躍】


◆幼少期

魚人島編のジンベエが語るフィッシャー・タイガー率いるタイヨウの海賊団の過去編で初登場。*2
経緯は不明だが彼女もまた天竜人奴隷で、当時はそのトラウマから「笑わなければ殺される」「遊んでいたら虐められる」と常に笑い、感情はほぼ無い状態に等しく、
服もボロボロで髪の毛もボサボサで不健康な容姿だった。

15年前までは天竜人の奴隷だったが、フィッシャー・タイガーによって解放された。
その3年後、とある島にいた彼女だったが故郷のフールシャウト島に帰るすべもなく、島の人々がタイヨウの海賊団に依頼し、タイヨウの海賊団の船に乗って故郷を目指すことになった。
しかし奴隷の生き方が身に沁みついてしまっている彼女は、魚人への差別的感情とは無関係に常に脅えていた。
そんな感情を削除しているコアラの姿を見たタイガーが、彼女の背中の奴隷の焼き印をタイヨウの海賊団のマークの焼き印で新たに上書きさせた。
目覚めた彼女が無理して作り笑顔をしたのを見たタイガーは


「泣きゃいいじゃねェか!」

「おれ達とあの"天竜人(バカども)"と一緒にすんじゃねェ」

と叱責した上で、持っていた銃を海に捨てる。

「おれたちは誰も殺さねェ」

「行くぞお前ら・・・こいつは必ず故郷へ送り届ける」

彼の言葉にコアラは心を開き、を流した。
その後はハチの手で少女らしい姿になり、徐々に海賊団の魚人たちと打ち解けていく。
しかし、アーロンだけは「大人になれば魚人を差別するようになる」と考えていたためにコアラには一切心を許すことはなかった。
そして数週間の航海を経て、念願だった故郷の帰還を果たす。
故郷に着いたときには「村の人たちに魚人はいい人達が沢山いる事を教える」と言葉を別れ際に送り、タイガーに連れられて母親の元に帰ったときは涙を流し、大恩人タイガーに感謝の言葉と手を振り、別れを告げた。*3

…がタイガーは船に戻る途中、ストロベリー少将率いる多数の海兵に囲まれた。
コアラ自身は全く知らなかったが、島の住民は「天竜人の所有物であるコアラを見逃してもらう代わりにタイガーを見殺しにする」という取引を海軍と交わしており、タイガーはそれが原因で命を落とした。
重症を負ったタイガーは自身の過去と人間への憎悪を叫びながらも、コアラを含む次の世代の子たちが魚人と人間の関係を変えてくれることを願って「魚人島には何も伝えるな」と言い残し死亡した。


◆革命軍入り

14歳の頃にハックに連れられて革命軍に入ることになり、ハックに魚人空手を伝授され、師範代にまでの腕前になった。
この時にサボと出会い、たびたび任務で共に行動していた。

白ひげ海賊団VS海軍のマリンフォード頂上戦争の後、エース死亡の記事で彼の写真をみた事で数日に及ぶ高熱と悪夢を経て、記憶を取り戻して目を覚ましたサボを見て心配のあまりに号泣。
サボが革命軍の下を去ることを心配していた。


◆ドレスローザ編

裏世界で武器を流通させていたドフラミンゴとそのファミリーの拠点地であるドレスローザにサボ、ハックと共に潜入。
2年間の空白期間でニコ・ロビンと行動を共にしていたらしく彼女を「姉さん」と呼び慕っており、再会した時は嬉しそうに彼女の抱きついて喜んでいた。
地下交易港に潜り込んだ時は、海賊船に見せかけた各国の貿易船の裏取引の証拠を集めており、アニメでは証拠を消そうとした男数名と交戦するシーンが追加された。

一通りに裏取引の証拠を集めた後、海軍の足止めを勝手に行っていたサボを頬を引っ張りながら叱責していた。この時、なぜかゴム人間ではないサボの頬がかなり伸びている。

その後は王宮内に侵入しており、ルフィを狙うバージェスの行動をサボに報告していた。
そしてドフラミンゴ撃破後、またしても要件だけ言ってはすぐに連絡を切ったサボに激怒。

バルティゴ帰還後、ドラゴンにドレスローザで押収した武器に産出国が限られている"酒鉄鉱"という特殊な鉱物の事を報告した。
その直後黒ひげ海賊団によるバルティゴ襲撃があったが、革命軍はモモイロ島に逃げ延び彼女も無事である。

サボが軍隊長3名と共に宣戦布告と奴隷解放などで聖地マリージョアを襲撃するも、全員が音信不通で世界中にバラ撒かれた新聞の一面に記載されたサボの件に彼女は涙を流し、「嘘だよね…サボ君」と呟き彼の安否を心配していた。

サボが紆余曲折を経て帰還すると、「連絡を途絶えたっきりで今までどうしたのよ!!」と怒りの込めた蹴り技を炸裂させるが、彼の無事を心から喜び、鼻水と涙を流して抱きしめた。
流石のサボも皆を心配させた事には「ごめんな」と謝っている。

【原作以外での活躍】


劇場版『ONE PIECE FILM GOLD』では電伝虫を使って、テゾーロ一味の会話を盗聴し、麦わらの一味が来ている事をサボに連絡した。
アニメオリジナルエピソードの『シルバーマイルズ編』の最後でもチラッとだがテゾーロの船を遠くから監視していた形で登場。
この時の衣装はいつもの服装が緑色に変更されている。

PS4PS Vitaで発売された格闘ゲーム『ワンピース バーニングブラッド』でプレイアブルキャラに抜擢された。
追加衣装は FILM GOLDの衣装と青と白のボーダーの水着。
コアラ含めた女性キャラはダメージを受けたりすると衣装がボロボロに破れてしまう。

【余談】


75卷SBSにて尾田先生

「僕にとってコアラはホーディと真逆の人生を生きる、とても意味のあるキャラクターです」

と語っている。
直接迫害されたわけでもないのに周囲の環境で一方的な憎悪をみせるホーディに対し、
当初はろくな知識もなかった魚人・人魚族と数週間共に過ごし、彼らのことを信頼するようになったコアラは、
正に人間側における「受け継がない意志」を体現したキャラクターである。




追記・修正はタイガーの遺志を継いだ上でお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 魚人空手
  • ワンピース
  • 革命軍
  • コアラ
  • 元奴隷
  • タイヨウの海賊団
  • 空手家
  • 空手
  • テロリスト
  • 受け継がない意志
  • 魚人海賊団
  • ONE PIECE
  • ONE PIECE登場人物項目
  • ゆきのさつき
  • 短髪
  • 巨乳
  • がぽっ
  • 女戦士
  • スパイ
  • 諜報部員
  • 橙髪
  • 苦労人
  • 師範代
  • 魚人空手トリオ
  • 偉大なる航路
  • フールシャウト島
  • サボぐぬ
  • トランジスタグラマー
  • 小柄
  • 世界政府の被害者
  • トラウマ持ち
  • 加害者にして被害者
  • 加害者にして被害者←自覚あり
  • 懸賞金不明
  • 23歳
  • サボ
  • サボの嫁候補
  • 全世界人気投票58位
  • 初登場が魚人島編~パンクハザード編
  • 爆乳

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月07日 09:52

*1 革命軍側としては世界貴族が真の敵であり、治安維持に努める海軍自体と敵対する気はあまりないため

*2 本作において初登場が幼少期からなのは結構珍しかったりする。

*3 TVアニメ版では村人達が恩人であるはずのタイガーに対して感謝どころか嫌悪感剥き出しの視線を向けていた。