青葉シゲル

登録日:2018/09/08 Sat 10:39:14
更新日:2024/02/12 Mon 22:36:52
所要時間:約 5 分で読めます




青葉シゲルとは、『新世紀エヴァンゲリオン』の登場人物である。



プロフィール


年齢:不明(推定20代前半)
生年月日:5月5日
血液型:A型


人物


特務機関NERV(ネルフ)本部中央作戦指令室付のオペレーター。階級は二尉。
主に通信と情報分析を担当しており、日本政府等への通達も彼が行っている。
直属の上司は不明だが、彼の「中央作戦司令室付」という肩書きと作中で冬月コウゾウから直接指示を貰っている場面があった事等から、冬月が彼の直属の上司ではないかという説がある。

肩にかかるくらいのロン毛が特徴で目つきの鋭いイケメン。
私服は割とシンプルであり、Tシャツとジャケットを合わせた服を着用している。

使徒との戦闘ではEVAのモニタリングと戦況のアナウンスを日向マコト伊吹マヤと分担して行っている。他にも迎撃システムと本部施設のモニタリングも担当。
そのためマコトやマヤと絡む事が多く、時には息の合ったところも見せるが、彼のプライベートは作中でほとんど描かれていなかったのでプライベートでの3人の関係性は不明である(これはマコトやマヤにも言える事だが)。

ちなみにかの有名な「パターン青、使徒です!」は彼ではなくマコトの台詞であり、彼自身は作中ではこの台詞を一切言っていない(間違ったイメージが広まった理由は後述)。

趣味はギターであり、出勤時にはギターケースを背負っている。
「The Player」という音楽雑誌を愛読しており、待機中にはエアギターをして暇つぶしをしていた事もある。
ギターを弾いている場面はないが、エアギターをしていた手つきがかなり慣れていた事からなかなかの腕前を持っているものと思われる。

名前の由来は、大日本帝国海軍青葉型重巡洋艦一番艦「青葉」と、岡本喜八の映画『青葉繁れる』から。
ちなみに主要人物の中で彼のみ本編で一度も名前が呼ばれていなかったりする。


性格


軽薄そうな見た目だが仕事には真面目に取り組んでいる。
戦況をアナウンスしている時に叫んでいる事が多いが素は冷静な性格であり、冷静な判断力を生かしてオペレーティングをそつなくこなし戦闘をサポートしている。
リアリストなところもあり、使徒を全て殲滅した後のネルフはどうなるかという話になった時には「組織解体される事になるだろう」と冷静に将来を見通していた。
また第3新東京市の市政をMAGIが管理している事についてマヤが「科学万能の時代ですね」と発言した時には「古臭い台詞…」とバカにするような態度で言っていた事も。
あまり感情を表に出さないタイプだが、自分達の手でイロウルを殲滅した時には珍しく両手を挙げて喜んでいた。


能力


目立った活躍はないが中央作戦室付のオペレーターなので技能は高い。
不測の事態に慌てる事もあるが、的確なオペレーションで与えられた業務をこなしていく。
注意力や観察力にも優れており、イロウル侵入時には何の変哲もないタンパク壁の染み(正体はイロウル)を不審に思い、冬月に報告して判断を仰いでいた(ちなみにマコトはただの侵食だと思っていた)。
他2人のオペレーターとは違い彼の席にだけ4つの電話がある事から、恐らく情報伝達も得意だと思われる。


活躍


使徒との戦いでは中央作戦司令室で通信と分析を担当。
目立った活躍は少ないが、作戦実行中には他のオペレーター2人と連携して碇シンジ達の戦闘をサポートした。
異なる点として、その肩書通り基本的に発令所専属のオペレーターであり、第3新東京市外の作戦等でも本部に残っている。
例外としてはレリエル戦での強制サルベージ作戦時くらいで、それ以外は基本発令所の定位置から動かない。
(そのためマコトやマヤの2人に比べてメインの見せ場で目立ちにくいとも言える)
使徒を全て殲滅し、ゼーレの手引きで戦略自衛隊がネルフ本部へ突入してきた時には、人を撃つ事に恐怖するマヤを「撃たなきゃ死ぬぞ!」と叱咤し、彼女を守りながら戦自と戦っていた。
ちなみにこの際には「侵入者要撃の予算縮小はこの事を見越しての事だったのかもしれない」とゼーレの思惑を推測している。
人類補完計画が開始された際、マヤに「私達正しいわよね…」とすがりつかれると、「わかるもんか!」と吐き捨てる。
その直後、大勢の綾波レイの姿をしたアンチATフィールドに囲まれ、恐怖で怯えながら無理やりL.C.L.化した。
マコトがミサト、マヤがリツコ、冬月がユイというように、周囲の人間それぞれが想い人の姿を模したアンチATフィールドによってL.C.L.化した中、彼のみ恐怖を感じながらL.C.L.化したためどこか扱いが悪い印象がある。
ただ単に想い人がいなかったからだと思われるが、いずれにせよ幸せのうちに補完を受けたマコト達と比べるとかなり不幸な最期を遂げた人物と言えるだろう。


新劇場版において


立ち位置はほとんど変わっていないが役職が変更になっている。
『序』では情報局第二課に所属しており、『破』では第一課に転属となっていた。
『Q』では反ネルフ組織「ヴィレ」が保有する戦艦「AAA ヴンダー」の艦橋要員となっている。
頬は少しこけており顎鬚を生やすようになった。


ゲーム作品において


『F』で初登場した時には、オペレータートリオどころか、シンジ達3人とトウジ、カヲル以外のエヴァのキャラの中で唯一キャラ辞典の一言モードで喋るという、後述の事情を知らなければ謎過ぎる優遇を受けている。
これは彼の声優の子安氏が『新機動戦記ガンダムW』のゼクス・マーキス役で出演していたため、彼やバンプレストオリジナル枠の声の収録をしていた際についで感覚で収録されたものである。
このため、当時のアンソロでは他のネルフスタッフからの嫉妬を一身に受けるネタがあった。
ちなみに本シリーズのスタッフが「パターン青、使徒です!」の台詞をシゲルのものとして採用した事で、この台詞はシゲルのものだと広く認知される事となった。

  • 新世紀エヴァンゲリオン2
個別シナリオである「コバルトスカイ」では、彼の音楽好きの一面が取り上げられている。
大学時代にはバンド仲間と共にミュージシャンを目指していたが、音楽事務所に才能がないと断言されたため音楽の道を諦め現在の仕事に就いた。
事務所が宛がったギタリストを加えたバンドは「コバルトスカイ」としてプロデビューし人気を博すが、彼らが発表した曲の中にはシゲルが学生時代に作曲した曲も混じっていた。
それを知ったシゲルは複雑な感情を抱き、仕事にも身が入らなくなってしまうが、コバルトスカイのライブを観に行った時に彼に転機が訪れる事になる。

マヤの個別シナリオでもキーパーソンとして登場。
マヤと食事に行った事で彼女は拒食症を克服し、彼女との仲も進展する。
これを機に彼女は段々と変わっていき、遂にはリツコへの依存を断ち切りシゲルをデートに誘うまでになった。





追記・修正されるだけまだマシっすよ。


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最終更新:2024年02月12日 22:36