超全集(てれびくんデラックス愛蔵版)

登録日:2018/09/01 Sat 21:51:14
更新日:2024/02/26 Mon 16:25:47
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本項では、小学館のてれびくんデラックス愛蔵版のレーベルより刊行されているムック本、所謂「超全集」を紹介する。


【概要】

1990年代より『てれびくん』誌の増刊号扱いとして刊行がスタートされた愛蔵版装丁のムック本レーベルで、扱うのは主に日本の特撮作品。
基本的に映像作品本編の内容全てを初回から最終話まで網羅するため、刊行は作品によっては若干ムラがあるものの、大体TVシリーズ最終話から(映画の場合は公開から)数ヶ月経過してからリリースされる事が殆ど。
2000年代頃は一作品につき2~3巻の分冊で刊行されるケースもあったが、2010年代以降はほぼ全1巻であることが常となっている。

所謂児童向けの書籍という扱いではあるのだが、30年近くに亘り購読者から愛され続けている理由は何と言ってもその中身
作品によって多少まちまちではあるものの、多くの超全集では登場人物の詳細な解説に留まらないデータベースの充実ぶりが徹底されており、
高年層の読者が手に取っても決して飽きさせない工夫がそこかしこに凝らされたレーベルに仕上がっている。
むしろ、最初から高年層のファンに向けて作られた類のムックよりも、劇中諸々の詳細解説という点では非常に読み易く作られているため、
大人が読んでも子供が読んでも同じ視点で楽しむことができるというのがレーベルとしての最大の強みかもしれない。

反面、なまじクオリティが高いが故に、この手の書籍の宿命か刊行⇒絶版⇒プレミア化のサイクルがかなり早いという一面もあり、
特にレーベル創世期に刊行されたものや、視聴者人気の高かった新作などについては、ネットショッピングなどで高値で出回っている事もザラ。
ただし、2010年代辺りからはAmazonにおいてKindle向けの電子書籍版として、過去刊行された超全集を始めとする「てれびくんデラックス愛蔵版」レーベルの書籍を
手頃な価格で配信するという試みもなされており*1、媒体に拘らなければそちらで好みの作品の超全集を物色してみるのも悪くないかもしれない。
大きな市町の図書館などなら超全集も含めたてれびくんデラックス愛蔵版の書籍を取り扱ってる場合もあるため、根気よく探すのも手である。


【内容】


アイテム紹介

所謂ヒーローが変身などに用いるアイテムの紹介。
また『仮面ライダー龍騎』のアドベントカードや『仮面ライダー剣』のラウズカードなどといったものについては綴じ込みのポスターという形でリストアップされる場合も多い。

キャラクター紹介

文字通りの登場人物紹介。
主役級のヒーロー・怪獣などについては基本的に見開き2ページ使うなど優遇される傾向にあるが、
非ヒーローの非戦闘要員などについては作中で重要な立ち位置のキャラであってもあまりページを割かれない事が多い。
悪役キャラ一人に対してどれだけ情報量が割かれるかは作品次第。

エピソード紹介

超全集のキモその1
本編の各エピソードを初回から最終話まで簡潔に追憶していく趣旨なのだが、超全集ではここに結構な比重が割かれており、
劇中使用されたプロップ、登場人物の衣装チェンジなどといったものも宣材一枚使って紹介されるのである。
特に劇中における「新聞」や「資料」などといった小道具については、TVシリーズの映像だけでは鮮明に読み取れないものも読者が読み易いような形で紹介しており、その世界観に対するスタッフのこだわりを感じ取るために必携といっても過言でないだろう。
中でも『激走戦隊カーレンジャー』はこの手の小物が非常に充実しているとファンの間では有名。

裏設定紹介、Q&A

超全集のキモその2
TVシリーズの描写だけでは完全に描き切れなかった登場人物の関係性や世界観など、そういった設定に対しての補完も超全集は怠りなく、
作品によっては傍から見れば作劇上の枝葉末節とも言える部分についても、きちんと解説がなされている事が多い。
仮面ライダーキバ』における13魔族や、チェックメイトフォーの「ナイト&ポーン」の存在など、超全集において初めて明かされた裏設定も多々ある。
また大伴昌司氏の怪獣解剖図よろしく、ヒーローの「内部図解」なども作品によっては(特に平成ライダー初期など)掲載されており、
仮面ライダーファイズ アクセルフォームの「時間制限をオーバーしたら劣化したフォトンブラッドが漏れて辺り一面が汚染される」というファンの間でそこそこ知名度のある裏設定*2をここで知ったという人も多いのではないだろうか。
特にウルトラの『ニュージェネレーションシリーズ』ではストーリーの尺の都合もあり、本編で説明できない部分も多いため重要要素であっても超全集で明かされる事も多い。

インタビュー、バックステージ

番組メインキャストやスタッフに対するインタビューやメッセージ、特撮作品の製作風景など。
ウルトラマンX』の超全集においては、田口清隆監督が「キミにも怪獣映画が撮れる!!」と称して、家庭の身近な素材で巨大特撮を撮る指南を掲載している。
超全集によっては登場ヒーロー・怪人・怪獣のデザイン画などを掲載している事もあり、例を挙げれば『真・仮面ライダー 序章』の超全集では結局製作されずに終わった続編企画や草案の断片をうかがい知れる。

小説

本編の外伝的な立ち位置として、作品に携わったライターによる短編小説が掲載される事も。
有名なのは『仮面ライダー剣』の超全集に掲載されたTVシリーズの後日談を描いた『たそがれ』だろう。
特捜ロボ ジャンパーソン』の超全集では劇中世界の資料を読み解く形でビルゴルディの謎に迫ったレポート、
ビーロボカブタック』の超全集では高円寺寅彦博士に対するインタビューという、一風変わった形式で小説が綴られた事も。
ウルトラマンオーブ』完全超全集ではエピソード10構想を基とした『ウルトラマンオーブクロニクル<年代記>』、
ウルトラマンR/B』超全集では前日談『蒼い瞳の少女は灰色と名乗った』、
ウルトラマンタイガ』超全集では前日談『トレギア物語/青い影』、
ウルトラマンZ』完全超全集では前日談『ジャの道は蛇』が掲載されており、いずれも本編の補完に役立つ内容となっている。

脚本

TVシリーズではなく、主に劇場映画・オリジナルビデオとして展開された作品の超全集に付属。
本編と脚本の違いや、製作段階でカットされてしまったシーンなども知ることができるなど、資料的価値は高い。

超バトルDVD

同じく小学館系列の企画であるハイパーバトルビデオ/超バトルDVDの内容も取り扱っているのは勿論の事、
仮面ライダードライブ』以降の仮面ライダーシリーズの超全集では、秋季~冬季に募集する超バトルDVD第2弾を『てれびくん』誌のみならず、超全集単体からでも応募できるようになった。
もちろん児童誌から応募するより発送は数ヶ月ほど遅れる事となるが、普段児童誌を購読してない人にはお勧めの手段かも。

付録

子供向けの書籍という事で付録とかもちょくちょく付いてきたりはするのだが、
『ウルトラマンX』ではホオリンガの擬人化キャラ「怪獣いろは」のサイバーカード風カードが付属したり、
『ウルトラマンオーブ』完全超全集では何とクレナイ ガイジャグラス ジャグラーの人間態のお面(もちろん石黒英雄氏と青柳尊哉氏のご尊顔)が付属するという、割と斜め上なチョイスがなされる事もしばしば。
また、『仮面ライダーエグゼイド』以降の仮面ライダーシリーズの超全集では後述するように、豪華付録を同梱した特別版BOXが通常版とは別にリリースされている。
※『エグゼイド』から『仮面ライダージオウ』までは一般の書店でも予約可能だったが、『仮面ライダーゼロワン』以降は『てれびくん』誌が起ち上げたWebサイト「レガシーてれびくんさん」で受注販売を実施。


【刊行された作品】


仮面ライダーシリーズ

所謂「昭和ライダー」に分類される作品は、『初代』~『V3』と、『BLACK』~『RX』がそれぞれ一纏めで刊行された他、『』『ZO』『J』が一冊ずつ刊行された。
ちなみに『BLACK』~『RX』の超全集初版は、丁度『RX』放送中に刊行された事もあって番組終盤の要素が記述されておらず、
放送終了から数年後に「完全版」と題して番組終盤の補完を追記した新装版がリリースされている。

「平成ライダー」のTVシリーズ作品は『仮面ライダークウガ』以降、基本的にコンスタントに刊行が続けられており、
『クウガ』『龍騎』は全3巻、『アギト』『555』『ディケイド』は全2巻の分冊という形式でリリースされている。
特に初期の超全集は出演者のインタビューも豊富で、ファンなら買い揃えても決して損のないクオリティに仕上がっている。
非TVシリーズ作品の『THE FIRST』『THE NEXT』『アマゾンズ』『BLACK SUN』『シン・仮面ライダー』は超全集は作られていない。
また『仮面ライダーリバイス』は本編の超全集に先んじて「超バトルDVD超全集」が受注限定でリリースされた。

『エグゼイド』の超全集は、通常版と同時に「ハイパームテキBOX」と称した特別版がリリースされる試みが成された。
1万円越えの価格であったが、BOXオリジナルの玩具やヒロインの写真集などといった数々の付録が同梱された豪華仕様であり、
番組のファンからは上々の評価を得ることとなった。
これを受けて『仮面ライダービルド』も特別版「ラブ&ピースBOX」を販売しており、
仮面ライダージオウ』も同じく豪華特典を満載した特別版「王様BOX」がリリースされた。
仮面ライダーゼロワン』は特別版「飛電BOX」がレガシーてれびくんさん上の受注限定販売、付録無しの通常版が一般流通という形式になっている。
仮面ライダーセイバー』は超全集自体は一般流通の通常版オンリーで、その別巻扱いで「超全集別巻 十冊撃BOX」及び「超全集 別巻」単体がレガシーてれびくんさんで受注限定販売される形に。
だいたい1万~2万円台の値段であり、通常版もあるのでどちらを購入するかどうかは購入者に委ねられる。

なお、理由は不明ながらTVシリーズ作品のうち『仮面ライダー響鬼』『仮面ライダー電王』『仮面ライダーオーズ』の3作は超全集が刊行されなかった。
『電王』はほぼ同趣旨の書籍「超ヒーローファイル」が全3巻(+『電王&キバ クライマックス刑事』版)で出ているためファンからの不満はほぼ皆無だが、
『響鬼』と『オーズ』については刊行のタイミングを逃してしまったのかリリースが終ぞ叶わず、残念がる声も多く挙がっていた。

……ところが、平成ライダー20作品目を迎えた2018年度、大きなチャンスが巡ってきた。
レガシーてれびくんさんが主導するクラウドファンディング企画によって、「仮面ライダー超全集BOX」として過去の平成ライダー超全集を復刊すると同時に、
特典として完全新規の『仮面ライダーオーズ 超全集』が製作される事が決定したのである。
クラウドファンディング企画による完全受注生産であるが故に、目標の3000件に達しなければ企画自体がおじゃんになってしまう危険性も孕んでいたものの、
無事成功すれば『響鬼』『電王』の超全集刊行にもつながると公式から告知されており、それらの作品のファンにとっては唯一無二の機会が巡ってきたと言っても過言でないだろう。
『超全集BOX Vol.1』の支援は若干伸び悩んだものの、期日8日前に目標金額まで到達、リリースが決定。翌年2月に支援者の元へとBOXが無事配送された。

昨今のシリーズは超全集発売後にVシネマ / Vシネクストの新作が公開・発売、及びネットムービーの新作が配信されるといったパターンが多く、基本的に発売時点で発表された作品しか載っていないという弱点も存在する*3
『エグゼイド』は3作品とも既に発表済みだったため超全集で網羅された他、『セイバー』については(『サーベラ&デュランダル』を除いて)前述の『超全集 別巻』に掲載するという形でフォローされている。

ちなみに編集方針が年ごとによって異なるためか、玩具やゲーム限定で登場したアイテムやフォームに関しては全部紹介している場合とそうでない場合がある(以下はその例)。
  • ウィザード
玩具限定のウィザードリングは紹介されず。

  • 鎧武
昭和から平成までの主役レジェンドライダーロックシードは春映画で登場している為、全部紹介しているが、GPやSG限定のロックシードや映像作品に登場しなかったレジェンドライダーロックシードは紹介されていない。

  • ドライブ
玩具限定シフトカーやシグナルバイクに関してはほぼノータッチ。

  • ゴースト
玩具限定眼魂やガンバライジング限定フォームに関しては全部網羅。それどころか映画で登場した100の眼魂も事細かに記載している。
そういうわけで、現状で全部網羅しているのは後にも先にもゴーストだけである。

  • エグゼイド
玩具限定ガシャットやガンバライジング限定フォームに関してはほぼノータッチ。
ただし、クウガからフォーゼまでのガシャットは一応映像作品に登場したので記載されている。

  • ビルド
玩具限定フォームやフルボトルは完全網羅。
ただし、ディケイドフォームに関してはライダーカードフルボトルは載っており、名前も名言されているのだが、何故だかトライアルフォーム(カード)とディケイドフォームの紹介がハブられている。

  • ジオウ
EP LASTのオーマジオウ変身時にほぼ全てのライドウォッチが登場したので全て掲載……と思いきや、ウォッチの数があまりに膨大すぎてほぼ映像作品で登場したもののみ。
玩具限定アーマータイムもクウガからキバまでのみ(実際にアーマータイムが描かれたのはこの9形態のみである)。
ディケイドアーマー ファイズフォームは記載なし。ファイナルステージに関してはウォズライドウォッチとウォズアーマーのみ記載がある。
ただし、(アマゾンオメガを除いて)玩具が当時未発売だったクォーツァーが所持するレジェンドライダーウォッチはきちんと掲載済み。


スーパー戦隊シリーズ

鳥人戦隊ジェットマン』以降、現在に至るまで途切れることなくリリース。
デカレンジャー』、『マジレンジャー』、『ボウケンジャー』の超全集は全2巻の分冊発行。
また、歴代のスーパー戦隊全てを取り扱ったタイプの超全集も、節目節目でコンスタントに刊行されていた(2007年刊行の『ボウケンジャー』までを扱った超全集が最新)。

ただ、出版不況の影響もあるのか、『侍戦隊シンケンジャー』から『宇宙戦隊キュウレンジャー』までの超全集は単品での販売はされず、
「それぞれの作品の本編終了後に展開されるVシネマ作品の初回限定版付属の特典」として映像ソフトに同梱される形でのリリースとなっている(『海賊戦隊ゴーカイジャー』のみVシネマの展開が無かったため、本編ソフト最終巻に付属)。
そのため、他の超全集と比べて中古での入手が若干難しく、電子書籍の販売がなされないというネックも……

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』は、映像ソフトに同梱という形ではなく、平成ライダー同様の「超全集BOX」としてのWEB誌上限定販売という形式でリリースされた。
……が、その販売形式が先着3000名限定というごく少部数であり(案の定当日完売で後日に数度の注文追加がなされた)、
かつ価格も税込15000円越えと相当高価な商品だった事から、ファンの間で少なからず物議を醸し出す結果になってしまった。

その後、2021年刊行の『騎士竜戦隊リュウソウジャー』『魔進戦隊キラメイジャー』は13年ぶりに一般流通の書籍としてリリースされている。


メタルヒーローシリーズ

特警ウインスペクター』から『ビーロボカブタック』までがリリース。
ブルースワット』並びに『テツワン探偵ロボタック』の超全集は未刊行。


ウルトラシリーズ

昭和シリーズは『ウルトラマンタロウ』のみが単独で刊行。
ティガ』『ダイナ』『ガイア』の所謂平成3部作は小学館が掲載権を持ってなかったため刊行ならなかったものの*4、『ウルトラマンゼアス』並びに『同2』の超全集が刊行された。
電子書籍化はされてないものの、映像作品では触れられなかったZ95星雲・ピカリの国の設定にも紙面を割いていたりと安定の充実ぶりとなっている。

その後は『平成ウルトラセブン』(ただし刊行時期故に扱ってるのは「誕生30周年記念3部作」まで)、『コスモス』『同劇場版第1作』の超全集をリリース。
ネクサス』『ULTRAMAN』では派生レーベル「ヒーローピクトリアル」として計3冊がリリースされ、ネクサス編第3巻の発売も予告されたが立ち消えに。
続く『マックス』も残念ながら刊行ならなかった*5ものの、『メビウス』以降はTVシリーズ・劇場版共に途切れることなく現在に至るまでコンスタントに精力的なリリースが続けられている。
なお、『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル』と『同NEO』、『ギンガ』と『ギンガS』については、それぞれの括りで一纏めとなっている。

『オーブ』は「完全超全集」と題し、内容も従来のそれと比べて一際豪華な構成が見どころとなっている。
『Z』も「完全超全集」の題を冠した上で、通常版の他に『セブンガーファイト』の第8~10話を収録したDVDや『Z』本編にも登場した『ウルトラマンA』本編の写真集、さらにはジャグラス ジャグラーの写真集などの特典を満載した超全集BOX形式の豪華版「ストレイジBOX」がWEB上での受注販売としてリリースされた。

なお、『ウルトラマンタイガ』は本来2020年3月に公開予定だった映画『ニュージェネクライマックス』の上映が新型コロナウィルス(COVID-19)感染拡大の影響で同年8月に延期されたため、結果的に映画のネタバレを含む情報が劇場公開の数ヶ月前に超全集に掲載される事態となった。


電光超人グリッドマン

電光超人グリッドマン』は放送終了後に超全集がリリース。
上述した電子書籍にもラインナップされているが、下記の増補改訂版ではなく初版準拠なので留意。

2019年4月には、『電光超人グリッドマン』の続編的なアニメ作品『SSSS.GRIDMAN』の超全集がリリースされた。
てれびくんデラックス愛蔵版のレーベルでアニメ作品の超全集が製作されるのはこれが初。
また絶版になっていた『電光超人グリッドマン』の超全集も、過去に「てれびくん」誌に掲載されたグラビア展開『電光超人グリッドマン 魔王の逆襲』を同時収録した増補改訂版として、
『SSSS.GRIDMAN』超全集の特典扱いという形でリリースされている。

2022年4月には『SSSS.DYNAZENON』の超全集もリリース。
さらに2023年12月には映画『グリッドマン ユニバース』の超全集が『キャラクターコンセプトデザイン集』2冊との計3冊セットという豪華仕様でリリースされた。


ゴジラシリーズ

ゴジラVSキングギドラ』から『ゴジラ FINAL WARS』に至るまで途切れることなく刊行。
ゴジラとその作品の敵対怪獣がどアップで睨み合った迫力のある表紙が特徴的で、当然超全集の表紙のためだけに用意された撮りおろし。
その他、初代から『2000』までを取り扱った『ゴジラ1954―1999超全集』も販売されている。

なお、『モンスターバース』といった海外製作のゴジラ作品については超全集は製作されていないが、
エメゴジこと『GODZILLA』については、超全集シリーズの構成として関わっている編集者の間宮尚彦氏がほぼ自費で超全集相当の書籍『the art of godzilla』を別出版社からリリースしている。

2016年公開の『シン・ゴジラ』は残念ながら超全集は作られなかった。


モスラシリーズ

モスラ』『モスラ2 海底の大決戦』『モスラ3 キングギドラ来襲』の平成3部作全てが製作されている。


ガメラシリーズ

ガメラ 大怪獣空中決戦』『ガメラ2 レギオン襲来』『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』の3部作全てが製作されている。
2006年には『小さき勇者たち~ガメラ~』の超全集もリリースされた。


アニメ作品

戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』並びに『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』の超全集が製作決定。
前者は「トランスフォーマー35周年記念コンボイ司令BOX」、後者は「復刻版シンカリオン500TYPE EVA& シンカリオン超全集BOX」と題して
超全集BOX形式でのクラウドファンディングによる受注生産が行われていた。
……が、支援が158%に到達した『シンカリオン』に対し、『トランスフォーマー』は49%止まりで成立ならずという結果に終わってしまった。

2020年11月には『映画ドラえもん』の超全集がリリースされた。


その他作品

その他、東宝作品から『ヤマトタケル*6に『超星神グランセイザー*7
東映作品から『人造人間ハカイダー』、海外作品から『ロボコップ3』の超全集が、作品の展開当時にリリースされた。

海外作品は長らく『ロボコップ3』一本のみであったが、2019年12月に『アベンジャーズ マーベルヒーロー超全集』がリリースされた。

特撮作品を取り扱った漫画『トクサツガガガ』は版元が小学館という繋がりもあってか、コミックス最終巻の特装版に小冊子『トクサツガガガ超全集』が付属している。



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最終更新:2024年02月26日 16:25

*1 全部の超全集が網羅されているというわけではなく、(近作を除けば)確認できるだけでも『ウルトラマンゼアス&同2』『大決戦!超ウルトラ8兄弟』『ガメラシリーズ』『人造人間ハカイダー』『ヤマトタケル』『超星神グランセイザー』『ロボコップ3』の超全集は2024年現在電子書籍化されていない。また、てれびくんデラックス愛蔵版レーベルの「ウルトラ怪獣大全集」「ウルトラ兄弟大百科」の電子版は封印作品のキャラクターに触れたページが未収録となっている。それらの物理書籍を持っている人は大事にしよう。

*2 この裏設定の記述自体は超全集初出ではなく、『仮面ライダー555』テレビ朝日公式サイト(現在は閉鎖)にも掲載されていた。

*3シリーズ』、『ドライブサーガ2以降、『ビルドNEW WORLD グリス』、『RIDER TIME ディケイドVSジオウ / ジオウVSディケイド』、『ゼロワン Others』2作品、『復活のコアメダル』、『サーベラ&デュランダル』がこのパターン。

*4 その分、講談社の同系統書籍「テレビマガジン特別編集」シリーズでフォローされている。

*5 こちらも「テレビマガジン特別編集」にてネクサスと一纏めという形でフォローされている。

*6 本作のみ「てれびくん」ではなく「コロコロコミック」の別冊扱いとなっている。

*7 「テレビマガジン特別編集」もリリースされており、そちらも合わせて『超星神シリーズ』では唯一のラインナップとなっている。