進化薬(遊戯王OCG)

登録日:2018/08/30 (木曜日) 04:05:00
更新日:2019/07/05 Fri 20:33:16
所要時間:約 7 分で読めます




進化薬とは遊戯王OCGに登場するカテゴリの1つ。
現状は全て通常魔法カードで恐竜族の召喚・特殊召喚をサポートする効果を持つ。
進化薬カードは次のカードが出るまでに長い年月を経るためか進化薬の効果そのものが物凄く進化している。

カード名となっている進化薬は2色のカプセル薬。
これと合わせてOCGのモンスターではない恐竜が描かれているのがイラストの特徴となっている。

初登場は2003年7月17日発売の暗黒の侵略者で収録された超進化薬。
しかしカテゴリ化されたのはそれから約14年後の2017年10月14日に発売されたEXTREME FORCE。
カテゴリ化までに約14年かかっておりカテゴリ化自体がまさかのと言った感じであった。

このカテゴリのカードは全てアニメの恐竜族使いに使用されており未OCG化のものもある。
ティラノ剣山はこのカテゴリのカードを良く使っていたため「進化系デッキ」と言われていた。

進化薬カード


超進化薬

自分フィールド上の爬虫類族モンスター1体を生け贄に捧げる。
手札から恐竜族モンスター1体を特殊召喚する。

2003年7月17日発売の暗黒の侵略者で収録された初の進化薬。

シナジーが薄い爬虫類族と混合構築をしないと使えない割には消費が激しく、手札から恐竜族モンスターを特殊召喚できるだけと見返りが薄い。
レベル制限がないのは利点ではあるが本当にただそれだけであり使いきりなら、もっと使いやすい他の召喚サポートを使った方が良い。
爬虫類族と恐竜族を無理なく混合構築に出来るデッキに【エヴォル】が存在するが、恐竜族であるエヴォルダーは爬虫類族であるエヴォルドの効果で出さないとバニラ同然になるため相性が悪い。
リリースされた時に効果が発動しデッキからエヴォルダーを特殊召喚するナハシュとは妙に噛み合っているが、それでも強制進化で良い場合が多い。
エヴォルドの効果で出すと弱体化するテリアスのデメリットを回避するのに使えるのが強制進化と比較した場合の唯一の優位点。

尚、このカードはリリースコストにされるだけだが初の爬虫類族のサポートカードだったりする。
それでまでは爬虫類族をテキストで指定するカードがなかった。

アニメではKCグランプリ編でダイナソー竜崎が暗黒恐獣の特殊召喚に使用し、漫画版GXでは龍牙がサイバー・ダイナソー(漫画版では恐竜族)の特殊召喚に使用した。
漫画で唯一使われた進化薬ではあるがティラノ剣山が唯一使っていない進化薬でもある。

大進化薬

自分フィールドの恐竜族モンスター1体をリリースしてこのカードを発動できる。
このカードは発動後、フィールドに残り続け、
相手ターンで数えて3ターン目の相手エンドフェイズに破壊される。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分はレベル5以上の恐竜族モンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくす事ができる。

2006年6月22日発売のストラクチャーデッキ-恐竜の鼓動-で収録された進化薬。
通常魔法だが光の護封剣のような永続魔法みたいな性質を持ったカード。

特殊召喚ではなくリリースを踏み倒して通常召喚するため、特殊召喚が不可能なジュラック・タイタンを出すことができる。
しかしリリースコストは重くリリース用のモンスターに召喚権を使ってしまうとそのターンは出せず、発動にチェーンして除去されると大損害を受けてしまう。
一回出すだけなら他の使いやすい上級モンスターの召喚サポートカードの方が良く、召喚条件を無視する為に上記のタイタンすら出せてしまう究極進化薬の存在が痛い。
なので使うのであれば上級以上のモンスターを2回以上召喚したい所であり、構築を工夫する必要がある。
究極進化薬にない利点としてレベル5と6のモンスターに対応している点も活かしたい。

アニメではティラノ剣山が度々使用している。
またデュエルターミナルでは専用のボイスがある。

究極進化薬

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・墓地から、恐竜族モンスターと恐竜族以外のモンスターを1体ずつ除外して発動できる。
手札・デッキからレベル7以上の恐竜族モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

2017年5月13日に登場した前回から10年以上の歳月を経て登場した進化薬。
かなり長い年月を経てのアニメからのOCG化となった。
海外版はカプセル薬のイラストが少し変わっている。

コストとして恐竜族の他に他の種族のモンスターを要求されるが、一族の結束を採用するような完全な純種族構築でもなければ手札誘発やエクストラデッキで他の種族のモンスターは調達できる為に単純に恐竜族2体を要求されるよりは軽い場合が多いと思われる。
コストでモンスターを除外できるので除外された時に発動する効果に繋ぐことも可能。恐竜族であれば除外されると特殊召喚されるジャイアント・レックスが狙い目。
ディノインフィニティの攻撃力を上げるための除外枚数稼ぎにも使える。
除外コストの組み合わせは墓地から2枚、手札から1枚と墓地から1枚の組み合わせでもよく融通が利く。
基本的にはアド損にならない墓地から2枚を狙いたいがコストを墓地に貯めるのが間に合わなかったり、除外したいモンスターが手札に来てしまったり、墓地のモンスターを除外できない状況になってしまった時のためにも手札からも除外できることは覚えておいた方が良い。
他の進化薬と違いデッキから特殊召喚ができるため格段に使いやすく出したいモンスターを引いてしまっても最悪手札からも出せるが、灰流うららにひっかかる点には一応注意が必要。

召喚条件を無視するので自身の指定した条件で特殊召喚しなければならない究極伝導恐獣や、そもそも特殊召喚できないタイタンも出すことができる。
召喚条件を無視できても登場当時は意外とロクな候補が少なく究極伝導恐獣一強状態で炎霊神パイロレクスがワンチャンあるかと言った状況だった。
後にオーバーテクス・ゴアトルスやダイナレスラー・パンクラトプスなどの強力なレベル7以上の恐竜族が登場し、このカードで特殊召喚する以外の役割もあるため無理なく使い別けが可能になった。

アニメではティラノ剣山が使用。
アニメでは恐竜族と機械族の組み合わせに限定されており、特殊召喚できる恐竜族はレベル指定はないが光属性限定だった。
基本的にはOCG版はアニメ版より強化された言って差し支えない。
ちなみにこの当時光属性の恐竜族は超伝導恐獣しか存在せず恐ろしく範囲が狭かった。

超進化薬・改

自分フィールド上の鳥獣族モンスター1体を生け贄に捧げる。
手札から恐竜族モンスター1体を特殊召喚する。

アニメオリジナルで唯一OCG化されていない進化薬。
性能は超進化薬の爬虫類族を鳥獣族に変えただけのため使い難く、仮にOCG化されるとしたら種族指定が緩くなるなど大幅な改変があると思われる。

関連カード


オーバーテクス・ゴアトルス

特殊召喚・効果モンスター
星7/闇属性/恐竜族/攻2700/守2100
このカードは通常召喚できない。
除外されている自分の恐竜族モンスター5体をデッキに戻した場合のみ特殊召喚できる。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
自分の手札・フィールドの恐竜族モンスター1体を選んで破壊し、その発動を無効にし破壊する。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「進化薬」魔法カード1枚を手札に加える。

2017年10月14日発売のEXTREME FORCEに収録され進化薬シリーズを唐突にカテゴリ化したカード。麻薬の密輸人。
モデルはケツァルコアトルスと思われる。

効果によって墓地へ送ると進化薬カードをデッキからサーチできる。
効果によって墓地へ送るには終末の騎士、魂喰いオヴィラプター、おろかな埋葬などを使用すればデッキから直接墓地へ送ることができる。
特に終末の騎士は現在非常に用途が広いため汎用性が高く、これにより究極伝導恐獣を出張させる事が可能になった。
これを利用し影依融合からこのカードを墓地へ送りエルシャドール・ミドラーシュと究極伝導恐獣を並べた布陣を作る【恐竜シャドール】が考案された。
手札に引いてしまった場合は究極伝導恐獣やレベル9の真竜などで破壊して墓地へ送ると良い。

フィールドでの効果は相手が魔法・罠を発動したら自分の手札かフィールドの恐竜族を破壊しその発動を無効にする制圧効果。
この効果は自身も破壊できるため切腹して進化薬サーチに繋ぐことも可能。
勿論ベビケラサウルスなど破壊されることで効果が発動するモンスターを破壊しても良い。

自身の特殊召喚条件は除外されている恐竜族モンスターを5体デッキに戻す事。
究極進化薬や究極伝導恐獣の除外コストで増やせるとはいえ恐竜族5体は少々骨が折れる。
真竜カードやベビケラの規制により墓地を肥やして幻創のミセラサウルスで一気に除外するという方法もやりにくくなったのが痛い。
幸い究極進化薬で出すことはできるのでフィールドに特殊召喚する場合はそちらがメインになる。
勿論自身の条件で出せればデッキリソースを回復できるので強力なのだが…



追記修正は超進化薬を発動しそれで特殊召喚したモンスターをリリースし大進化薬を発動した後に、この過程で墓地へ送られた2枚を除外して究極進化薬を発動しオーバーテクス・ゴアトルスを特殊召喚してからでお願いします。

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