トミー・オリバー(パワーレンジャー)

登録日:2018/08/25 Sat 13:35:34
更新日:2024/04/05 Fri 14:32:34
所要時間:約 11 分で読めます




トミー・オリバーとは『パワーレンジャーシリーズ』の登場キャラクター。

演:ジェイソン・デビッド・フランク
日本語吹替:落合弘治→萩原秀樹(MMPR) 、真地勇志(MMPR映画版)、萩原秀樹(ターボ)、 田尻ひろゆき(子供時代)、伊藤健太郎(S.P.D)


第1作『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』で、追加戦士のグリーンレンジャー(ドラゴンレンジャー)として登場して以降、
大変な人気を博し、その後のシリーズでも『ゾードン編』において、他のレギュラー達が変わっていく中、変身態を変えながら『ターボ』まで続投し、
版権がディズニーに移った『パワーレンジャー・ダイノサンダー』でもブラックレンジャーとしてレギュラー出演するなど、
初代レッドレンジャーのジェイソンと並んでパワーレンジャーの象徴として扱われているキャラクターである。
そんな経歴ゆえ、日本の特撮ファンからは「アメリカ版宮内洋」と呼ばれることもしばしば。

あまり知られていないが、実はネイティブアメリカン。ただし、養子に出されていたため、本人も物語中で知らされるまで認識していなかった。
なお、正式な名前はトーマス・オリバーで、トミーとはその愛称である。
だが、劇中でトーマスと呼ばれることは滅多に無く、日本はもちろんアメリカの書籍などでも「Tommy」表記の方が圧倒的に多いため
本項目もそれに準じて記載する。



歴代パワレンシリーズに登場した地球人のなかでも跳びぬけた挌闘センスを持ち、
作品によってムラはあるものの、怪人相手に変身せずともある程度渡り合うほどの実力者。
他のレンジャーとは一線を画す戦闘描写から、アンドロスと並びパワレン最強議論にも度々名が挙がっている。
地球人離れした戦闘力のためか、何故か敵から目をつけられやすく、リタ・レパルサやプリンス・ガスケットは洗脳して配下にしようと目論み、
ロード・ゼッドですら、自分の部下としてスカウトしようと画策していたほどである。
そうした経緯からか、キャサリンやトレントなど、自分と同じく洗脳されてレンジャーと敵対した人間にも、何かと親身に接する傾向がある。


【劇中の活躍】


マイティ・モーフィン・パワーレンジャー

当初はエンジェルグローブ高校にやってきた転校生として登場。
レッドレンジャーであり昨年の全米空手大会の優勝者であったジェイソンに引けを取らない空手の腕を持ち、大会では決勝戦で雌雄を決するほどだった。
試合を通じてジェイソン達と友情を育み仲良くなるも、直後にその戦闘センスからリタに洗脳され、悪のパワーレンジャーにされてしまうが、パワーレンジャーとの戦いの末に正気に戻り、味方となる。
原作のドラゴンレンジャーと違って、死亡しなかったが、リタの策略で一旦パワーを消失する。
その後、敵のトラップのエネルギーを吸収するという偶発的なアクシデントで再起動が可能になるが
「迂闊に使うと消滅する」という制約が付いたことで、原典同様に自由に戦えなくなる。
それを見越したロード・ゼッドによって執拗に狙われたため残りのパワーも消耗し続け、最終的にパワーを再び失ってしまうが、
ゾードンから与えられた新たなパワーでホワイトレンジャーとなり、引退したジェイソンからリーダーの座を譲られる。
その後はホワイトレンジャーとして戦い続けたが、第3シーズンで子供の姿にされてしまい、変身不可能となってからはエイリアンレンジャーのサポートに回っていた。

トミーの登場回は大きな反響を呼び、当時視聴率90%というアメリカ子供番組史上最高の数値を記録したという。


○パワーレンジャー・ジオ

前シーズン最終話でコマンドセンターを破壊されてホワイトレンジャーの力を失うが、
ゾードンから新しくレッドレンジャーの力を授けられ、リーダーとして戦い続ける。

なお、遠距離恋愛中のキンバリーには「他に好きな人が出来た」と振られてしまうが、
それがきっかけでキャサリンと交際を始める。
この展開は、当時アメリカで起きたストライキを発端としたキンバリーの役者とスタッフの不和が原因。
ただ、皮肉にもストーリーそのものは、トミーとキャサリンというかつて洗脳された者同士として支え合うという
それなりに理にかなったものに仕上げられている。
また、自身がネイティブアメリカンの村から里子に出されたことを知り、
生き別れの双子の兄であるデビッド・トゥルーハートと再会して自分の出自と向き合うという、
吼新星コウと阿古丸のそれを思わせるような展開もある(さすがにあの双子ほどハードな関係ではないが)。

最終回では老人となったトミーが登場。ピンクレンジャーのキャサリンと結婚し、
彼の息子及び孫もパワーレンジャーとなった未来が描写された。

「ジオ」は前シーズン以上にトミーのプライベートに関わる回が多く、主人公として大いに見せ場を盛り上げた。


パワーレンジャー・ターボ

レッドレンジャーとして登場。
前日譚となる劇場版にて魔獣マリゴルを仲間達と共に撃破し、その後も復讐に燃えるディバトックスと戦い抜いた。
中盤では高校を卒業してテストドライバーに就職するが、社会人とパワーレンジャーの使命を両立されることができず、中盤でパワーをTJに譲渡して引退した。

この引退劇は、演者が「自身のキャリアを広げたい」として降板を申し出たため。
「ターボ」の業績がアメリカでは不振だったのは原作のギャグ描写が不評だったというのが一般的な説だが、
一番人気だったトミーの引退の影響も大きい。


○パワーレンジャー・ワイルドフォース

FOREVER REDにおいて、再びレッドジオレンジャーとして登場。
変身バンクはジオのものを流用しているが、他の仲間が不在だからか「Zeo Ranger Ⅴ!Red!」の台詞はカットされていた。また、変身ポーズがジオ本編のものではなく、本家オーレンジャーと同じポーズとなっていた。
戦闘ではレッドタイムフォースレンジャーのウェスと共に戦い、必殺のジオフライングパワーキックでマシンエンパイアの幹部を葬った。
余談だが、この時の敵のスーツが『重甲ビーファイター』のジースタッグのスーツの流用だったため、奇しくも日本で同年に放送されたオーレンジャーとビーファイターのスーツ同士の戦いとなっていた。


○パワーレンジャー・ダイノサンダー

久々にレギュラーキャラとして起用された。
「ターボ」後にマサチューセッツ工科大学を卒業、考古学者となっていたが、
メゾゴグの暗躍を察知して密かに行動を開始。
リーフサイド高校の理科の教師となり、かつてゾードンがそうしたように
ダイノジェムに選ばれた3人の若者をパワーレンジャーに認定して自分が作成した変身道具を譲渡。
自らもブラックレンジャーに変身して、共にメゾゴグ一味に立ち向かう。
メゾゴグに乗っ取られたアントン・マーサーや悪のサイボーグに変わり果てた旧友スミスと戦うことに時に悩みつつも、戦士の、そして人生の先輩として新世代のパワーレンジャー達を頼もしく導いた。

中盤ではホワイトレンジャーの罠に嵌って琥珀に閉じ込められたり、脱出できたと思ったらモーファーの不具合によって変身解除ができなくなったり、治ったと思ったら今度は身体が透明化しっぱなしになったりと、割と散々な目に合うが、
過去に自分が変身したパワーレンジャーの意識体と遭遇して以降、これらの問題は解消されている。
この一連の展開は、演者が一身上の都合で故郷に戻らねばならず、撮影に参加できなくなったためのもの*1

また、トレント(アバレキラー)のことは、敵に悪の人格を植え付けられ敵対していた境遇が
嫌でも過去の自分を想起させるためか、何かと気にかけていた。


パワーレンジャー・S.P.D.

客演回において、変身態のみ登場。演者の都合で声優も別人が演じている。
SPDレンジャー達によると、2025年では歴史の教科書に載るくらい有名な生きる伝説になっているらしい。


パワーレンジャー・メガフォース

終盤で登場。車内に取り残された子供を救出していた。
最終決戦ではグリーンレンジャーとして参戦した。
なお、そのため集合シーンではジオレンジャーのレッドとダイノサンダーのブラックだけいないカットが新撮されている。


パワーレンジャー・ニンジャスティール

客演回にて登場。冒頭で異世界から来た次元の支配者を自称するロード・ドレイヴン(弓張重三)によって捕らわれてしまい、彼をコピーした偽物のロボットを作られてしまう。
しかし、捕らわれたもののダイノブラックの透明化能力を使い脱出。
後輩達と合流して偽物の自分に捕らえられた仲間たちを解放し、その偽物も葬り去った。
その後はグリーンレンジャーの姿でニンジャスティールを含む16人のレンジャーの力で偽レンジャー軍団を一掃。
次元を破壊するドレイヴンのメガアローをホワイトレンジャーに変身して召喚したファルコンゾードで受け止め、それを使ってドレイヴンを返り討ちにして数多の次元を守り抜いた。

本作において、新たにマスターモーファーという黄金のパワーモーファーを変身アイテムとして使っているが、これは今までトミーが変身したグリーンレンジャー、ホワイトレンジャー、レッドジオレンジャー、ダイノブラックレンジャー全てに変身が出来るという凄い代物。まさに1人ゴーカイチェンジ状態。恐らく、スーパーメガフォース最終回のグリーンレンジャーもこれで変身していたと思われる。
なお、冒頭のシーンで既に既婚者となっており息子が居るかのような描写があった。詳細は語られていないが、パワーレンジャージオの最終回の設定を踏まえれば妻は本作に共に客演したキャサリンだと思われる。

演者の逝去に伴い、本作での客演が映像作品におけるトミー・オリバーとしては最後の出演となった。


○パワーレンジャー・ハイパーフォース

NPCキャラとしてグリーンレンジャーが登場した事はあったが、
後にジェイソン・デビッド・フランク氏がエクストラプレイヤーとして参戦した。
TRPGのためか、珍しくブラック・ダイノ・レンジャーとしての客演だった。


パワーレンジャー・Once&Always

本編より1年前の戦いの際にビリーを助けるため、ジェイソン、ザック、トリニー、キンバリーと共に駆け付けるも、戦いの最中にトリニーを失ってしまう。
その後、トリニーの一周忌の墓参りの際にロボ=リタ・レパルサ達の襲撃に遭い、他のレンジャーと共に立ち向かうも、
最大の脅威として真っ先に狙われ、ロボスニザードの能力により人形に変えられてしまい、
同じく人形にされたジェイソン、キンバリー共々連れ去らわれてしまう。
前述の役者の逝去もあってか、本作では終始グリーンレンジャーとしての登場となっており、マスターモーファーによる他レンジャーへの変身も行われなかった。
なお、掛け声は生前のジェイソン・デビッド・フランク氏のものが使用されている。


○コミック「ソウルオブザドラゴン」

時系列的にニンジャスティールの8年後(SPDの1年後)の物語。
8年間における戦いでマスターモーファーは破損しており、各形態に残り1回しか変身できない制約がついている。
S.P.Dに入隊した息子のJJ・オリバーが潜入捜査中に連絡が途絶えたのを知り、自ら調査に乗り出すが・・・


パワーレンジャー(2017年)

エピローグにおいて名前のみ登場。
補講クラスの転入生として名前が出たが、出席の時間になっても姿を見せず………






【変身態】


グリーンレンジャー(ドラゴンレンジャー)


Dragon Zord!!


最初にトミーが変身したレンジャーであり、パワレン最初の追加戦士。
元々はパワーレンジャー側の戦力であったが、太古の戦争においてリタによってパワーコインを強奪されており、
トミーに目をつけたリタに与えられる形で入手した。
ゾードンによれば太古の戦争では、グリーンレンジャーの力に適合する人物はおらず、変身者はいなかった様子。
(ただしゾードンは予知能力で、過程も人物も把握していなかったが、グリーンの変身者が後に味方になる未来を予知していた)
リタがトミーを洗脳するという回りくどい手段を用いたのも、自軍に適合する人材がいなかったためである。
実際のところ、変身して使いこなせるトミーの方がイレギュラーな存在の様子。

他のレンジャーよりも強力なパワーを持つ半面不安定で、酷使するとパワーが消耗して変身できなくなるという欠点がある。
一度はパワーを消失するが、敵にパワーコインを奪われ他のレンジャーたちが変身できなくなった際に、
ゾードンのエネルギーを受けて強引に再起動するという形で変身。また、この時敵のトラップに捕えられるが、
逆にトラップのエネルギーを吸収して一時的に再び変身できるようになり、再度パワーを消失するまで戦い続けた。

完全にパワーが失われたはずだったが、スーパーメガフォースの最終話にてグリーンレンジャーの姿で登場したため、ダイノサンダー後に何らかの形で変身能力を取り戻したと思われていたが、後にスーパーニンジャスティールにおいてトミーが歴代の姿に変身可能なマスターモーファーを所持していた事が明らかとなったため、明確にグリーンレンジャーの力を取り戻した事が明かされた。


グリーンレンジャーV2(仮)
初出は「ダイノサンダー」。
MMPRのデザインとは手足の装飾の細部が変わっている他、頭部に銀色のラインが追加されている。
当初は「ディズニー版」などの呼び方があったが、ゲーム「レガシーウォーズ」でMMPRのキャラのコンパチとして実装され、
その際に差別化のために名前をV2と付けらて以降、そちらの呼称が主流となっている。
劇中ではなぜデザインが変わったのか説明されておらず、トミー自身も追及していない。
少なくとも戦闘シーンではドラゴンダガーを吹いて光線を出すなど、能力そのものは変化していないことがわかる。
なお、メタ的にはサバンとデイズニーのライセンス契約の影響らしい。


〈装備〉
パワーモーファー(ダイノバックラー)
ドラゴンダガー(獣奏剣)
ドラゴンシールド(ドラゴンアーマー)
暗黒の剣(魔剣ヘルフリード)

〈専用ゾード〉
ドラゴンゾード(守護獣ドラゴンシーザー)



ホワイトレンジャー(キバレンジャー


Tiger Zord!!


グリーンレンジャーの力を失ったトミーにゾードンが与えた新しい変身態。
パワーレンジャー・メガフォースまで、唯一のダイレンジャーを原典とするレンジャーだった。
グリーンの件もあったとはいえ、実はゾードンがパワーレンジャーの頭数を増やすのは非常に稀な出来事だったりする。

その出自には謎が多く、主要装備のサーバをゾードンが「伝説の剣」と称するなど自作の武器で無い事が公言されており、
その変身態であるホワイトレンジャーも、スーツを作ったのはゾードンとアルファ5ではあるが、
「善の光」という代物を加工して作ったと話しており、それはグリーンや5人のパワーレンジャーに使用されているパワーとは
性質が異なるものであることが示唆されている。外見がMMPRと著しくことなるのも流用のせいそのためである。
後に『メガフォース』で登場したダイレンジャーに相当する「パワーレンジャー・スコードロン」が異星の戦士と言われているため、
別の惑星にあったサーバや変身道具が何らかの理由でゾードンの手に渡った可能性もあるが、詳細は不明。

シーズン3では、破壊された白虎のパワーコインに代わって鷹のパワーコインで変身するようになり、軽装形態であるニンジャレンジャーや、強化形態メタリックアーマーも獲得したが、マスター・ヴァイルの時間遡行魔術でトミーが子供にされたことで変身能力は失われてしまった。

なお、変身能力を失った後もトミーはサーバを所持し続けていたようである。


〈装備〉
パワーモーファー(ダイノバックラー
サーバ(白虎真剣)
ホワイトシャークサイクル
メタリックアーマー

〈専用ゾード〉
ホワイトタイガーゾード(気伝獣ウォンタイガー)
ファルコンゾード(ツバサマル)



ジオレンジャーV・レッド(オーレッド


It's morphin' Time!

Zeo Ranger V-Red!!


ジオクリスタルの力で変身した戦士。「ジオレンジャーファイブ・レッド」と読む。
トミーが他のレンジャーと比較すると、特に挌闘戦で戦う事が多い。
放送前は誰がどのレンジャーに変身するか秘匿されていたため、トミーは1作目と同じ緑に変身すると予想されていたらしく
その時期に先行して発売されたフィギュアはグリーンレンジャーの売り上げが一番高かったそうである(笑)。

ホワイトレンジャーを例外として、変身者は変わらず外側だけという設定はいえ、
アメリカのヒーローもので主役ヒーローのコスチュームが交代したのは当時としては非常に稀な事例だった。
実際サバン側はかなり渋ったそうだが、当時アクション監督だった坂本浩一の尽力により実現した。

必殺技は強力な蹴り技、ジオフライングパワーキック。
空手の達人のトミーの身体能力の高さもあり、怪人級の敵も一撃で倒すほどの威力を誇る。

映画「誕生!ターボパワー」にて、レッドターボレンジャーと入れ替わる形でパワーは失われた。


〈装備〉
ジオナイザー(パワーブレス)
ジオレーザーブレード(バトルスティック)
ジオレーザーピストル(キングブラスター)
ジオVパワーソード(スターライザー)

〈専用ゾード〉
ジオゾードV(スカイフェニックス
レッドバトルゾード(レッドパンチャー)
スーパージオゾードⅤ(レッドブロッカー)


レッドターボレンジャー(レッドレーサー


Shift into Turbo!

Red Lightning Turbo Power!!


魔法使いラルゴが持つ黄金の鍵を元にして生み出されたターボモーファーで変身した戦士。
日本のターボレンジャーとは無関係。

中盤でトミーがTJにパワーを譲渡して引退したため、TJのほうが正規の変身者とされる事が多く、
他の変身体と比較してトミーとの関わりがピックアップされることは少ない。
しかも、そのTJも「インスペース」におけるアンドロスとのコンビが人気だったため、
ゲーム『Power Rangers Legacy Wars』でブルースペースレンジャーの方が先に実装される等、何かと不遇………

スーパーメガフォースではトミーはグリーンレンジャー、TJはブルースペースレンジャーで参戦していたにも関わらず戦いに参加していたが、これはターボはブルー以外の4人は人格をコピーしたコピーロボット(ターボ本編にも登場している)という設定のためらしい。
なお、掛け声はTJの役者が担当していた。

ニンジャスティールでは、トミーが所持していたマスターモーファーで唯一変身しなかったが、
コミック「ソウルオブザドラゴン」で変身しているため、できないわけではないらしい。


〈装備〉
ターボ・モーファー(アクセルチェンジャー)
オートブラスター(オートブラスター)
ターボソード(バイブレード)
ターボナビゲーター(カーナビック)
ライトニングソード(フェンダーソード)
ライトニングクルーザー(ペガサスサンダー)

〈専用マシン〉
レッドライトニング(レッドビークル)
ライトニング・ファイヤーテイマー(Vファイヤー)


ブラック・ダイノ・レンジャー(アバレブラック


Dino Thunder Power up!

Dino Thunder Black Ranger!!


黒いダイノジェムの力で変身した戦士。
このレンジャーのみ、唯一のトミーが自作した戦士である。
固有能力として「透明化」が使用できる。

客演ではグリーンレンジャーやレッド枠のジオが出る事が多いため霞みがちだが、
トミー自身の挌闘センスと戦闘経験も相まって、「ダイノサンダー」という作品単体では、
他の4人のレンジャーとは隔絶した強さを誇り、幹部格とも不意でもつかれない限り、タイマンで渡り合う実力を見せていた。


スーパーダイノモード(アバレモード)
強化形態。他のレンジャーが4人がかりでも圧倒された怪人を単身で倒すほどの戦闘力を持つ。



〈装備〉
ブラキオモーファー(ダイノコマンダー)
ブラキオスタッフ(ダイノスラスター)
ラプターライダー(ライドラプター)
ダイノATV

〈専用ゾード〉
ブラキオゾード(爆竜ブラキオサウルス)


ロード・ドラッコン

コミック版のオリジナル戦士。グリーンレンジャーとホワイトレンジャーがフュージョンしたような姿をしている。
洗脳が解けた後も、自らの意志でリタに協力することを選んだ並行世界のトミーが変身した姿。
実写版のCMが公開されており、スーツも作られている。


ロード・ドラッコン・エヴォリューションⅠ
「パワーレンジャー・サムライ」のローレンのパワーを強奪して強化した形態。
アーマーが羽織のように変化した他、腕のアーマーが無くなっている。
また、サムライザー(ショドウフォン)も使用可能。


ロード・ドラッコン・エヴォリューションⅡ
「エヴォリューションⅠ」から、ジオクリスタルの力でさらに強化した形態。



〈装備〉
ドラゴンダガー
サーバ
暗黒の剣
ブラックドラゴン



【その他】

◆クローントミー
トミーの髪の毛から作られた寸分違わぬ姿のクローン人間。
悪の魔力によって操られてしまい、すでに失われいたグリーンレンジャーの姿に変身し、ホワイトレンジャーに変身した本物のトミーに挑む。
戦いの末に洗脳が解けた事により本物のトミーと和解して改心。
その後、歴史改変によるレンジャー抹殺を目論むラットモンスターを追って100年前のアメリカにワープし、そこで生きていく道を選んだ。



◆偽トミー・オリバー
ロード・ドレイヴンによって生み出されたトミーのコピーロボット。
拉致したトミーとブラック・ダイノ・レンジャーのデータを完全に移植しており、他の量産型ロボットレンジャーよりも遥かに強くトミー本人と寸分違わぬ姿に擬態可能。
トミーのカリスマ性を利用し、妻のキャサリン、往年の友人であるロッキー、力を受け継いだTJ、教え子のトレントに加え、後輩のアントニオ(シンケンゴールド)とジア(ゴセイイエロー兼ゴーカイイエロー)の6人のレンジャーを拉致して彼らの力を奪いロボットレンジャー軍団を作り上げた。
戦闘力も非常に高く、ブラック・ダイノ・レンジャーに変身した本物のトミーを追い詰めマスク割れにまで追い込む程。
しかし、ブラック・ダイノ・レンジャー以外のデータを取っていない事が災いし、レッドジオレンジャーやホワイトレンジャーに変身した本物に太刀打ち出来ず
最期はグリーンレンジャーの攻撃を受けて致命傷を負い、「貴様は所詮はロボット…俺にはなれない」と吐き捨てられ爆死した。



【余談】

海外では突出した人気を誇り、非公式ではあるが『Super Power Beat Down』では
「ホワイトレンジャーvsスコーピオン(モータルコンバット)」や「グリーンレンジャーvsリュウ(ストリートファイター)」でどちらが勝つかというアンケートで
いずれもトミーが勝利するという票が多く、その戦いを再現した実写映像が作成されている。
しかもこの番組、前述の通り非公式なのだが、演じたジェイソン・デビッド・フランク氏が2回とも友情出演している。

なお、ジェイソン・デビッド・フランク氏は2022年11月に49歳で逝去。「自殺」と報じている一部メディアもあるが、死因などの正式な発表は一切されていない。
ただし、前述の通りキャラクターとしてのトミー・オリバー自身は2023年時点でも存命なのでその辺りは注意されたし。






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最終更新:2024年04月05日 14:32

*1 ちなみに、その時期に放送された穴埋めエピソードのひとつが、ダイノレンジャーが本家アバレンジャーを鑑賞する有名な回だったりする