ヴァンパイアハンター(千年戦争アイギス)

登録日:2018/08/14 Tue 22:18:24
更新日:2023/12/29 Fri 12:44:53
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DMMのブラウザゲーム千年戦争アイギスに登場するクラスの一つ。

ヴァンパイアハンター→(CC)ヴァンパイアキラー→(覚醒)アンデッドキラー

名称が長いため、省略表記としてよく「VH」が用いられる。
本項目でも以下この省略表記を用いる。

クラスの特徴

サービス開始3ヶ月後というかなりの初期に追加された、クロスボウを武器とする遠距離クラス。
その名の通りアンデッド特効を持ち、低攻撃力短射程の代わりに通常攻撃が連射になっている。
連射数はCC前2連射、CC後3連射、覚醒後4連射と増えていく。

低攻撃力の連射であるため特に低防御の敵に対して強く、逆に防御力のある敵を苦手とする。
このため防御力が低い傾向にあるアンデッドに対してはアンデッド特効を抜きにしても特に相性が良い。
(ちなみに、実装当時このクラスにはアンデッド特効が付いていなかった。)
またダンサーとの組み合わせも定番。
長らくほとんどのユニットが料理人の恩恵を受けられないという欠点を抱えていたが、女性限定の料理人や遠距離職全般に対応した料理人がようやく表れた事でようやく料理人のバフをキメる事ができるようになった。

攻撃面以外では遠距離クラスの割にHPや防御力が高いことが特徴。
そのため前線に置いても落とされる不安が少なく、むしろ敵の攻撃を引き受ける避雷針役としての運用も可能である。

第二覚醒はシャドウハンターとジャッジメント。
シャドウハンターは攻撃力が少し落ちる代わりに射撃が5連射になり、スキル非使用時は常時隠密化する。
ジャッジメントは各種ステータスが伸び、射程とアンデッド特効の倍率がやや上昇し、編成メンバーに入れるだけでアンデッドの攻撃力を低下させる。

ユニット一覧

●シルバー
  • 吸血鬼狩人フーリ
砂漠の国出身の青髪・褐色肌の少女。
ストーリーミッションに砂漠編(現在の「第三章 熱砂の砂漠」)が追加されると同時に実装された。
砂漠属性という特徴を見るに、元ネタはイスラム教に登場する天女フーリーと思われる。

スキルは『攻撃力強化I』。定番の強力な攻撃力上昇スキル。
好感度ボーナスが攻撃力に入っていることもあってスキル中の攻撃力は意外と高くなる。
これに連射が加わってコストの割に火力が非常に高く、シルバーユニット最強とまで言われていたことも。

Lv55追加アビリティは『状態異常無効』。
毒のあるマップに強く、また遠距離に対しても麻痺攻撃してくることがあるヴァンパイアなどにも有効。


●ゴールド
  • 復讐者ヴィンセント
唯一の男性VHにして、最初に実装されたVHの一人。
ストーリー面でもネタ方面でもキャラが立っている。

詳しくは個別項目の復讐者ヴィンセントで。


  • 海辺の彩り狩人フーリ
2018年8月実装。ゴールドに進化した水着版フーリ。レアリティが上がった分性能も強化されている。

スキル『真夏の光矢』は、最大25秒間、最大攻撃力1.5倍、更にスキル発動時にアンデッドエネミーを4秒間停止させ優先的に攻撃する。
受け止め続けるのは少々難しいアンデッドを止められるのは中々嬉しい効果。アンデッド対策に投入して損は無いだろう。

覚醒アビリティは『水着乙女の力添え』。
状態異常を無効化し、配置中トークン以外の男性ユニットの攻撃力を5%アップさせる。
麻痺を付与して来る事が多いアンデッドとの闘いが主なVHで麻痺対策ができるのはありがたい。地味ながら王子なり皇帝なりの強化要員にもなれる。

覚醒スキル『サンショット』は、最大20秒間、最大攻撃力1.3倍に低下しアンデッド攻撃優先がなくなる代わりに、発動中は魔法攻撃となりアンデッド停止時間が7秒に延びる。
アンデッド停止という独自の強みがより強調されるが、敵の耐性によって魔法攻撃化は必ずしも恩恵とはならない。停止能力と魔法攻撃を活かすなら覚醒、とした方が良いだろう。

第二覚醒はシャドウハンター。
スキル非使用時は隠密化するため、状態異常無効と相まって全周スリップダメージと爆風巻き込まれ以外で倒される心配がほぼなくなる。
スキルを敢えて使用せず最前線に放り込む運用法も選択肢に入る。


  • 新米狩人ピックル
2019年9月に先行登場、2020年3月に正式実装。ドワーフ属性を持つ。
新米シリーズの例に漏れず、癖が無く使いやすい仕様だが普通に使う分には金の域を出るものではない。どうせならドワーフ属性を活かしたい。
貴重な恒常排出の金VHであるため、入手しやすい覚醒餌として取っておくと良い。

スキル『ヘビーボルト』は、最大25秒間、最大攻撃力2.4倍、更に攻撃速度が低下する代わりに攻撃を命中させた相手を鈍足化させる。

覚醒アビリティは『ドワーフ特製ボウガン』。
攻撃力を5%アップさせ、自身の攻撃が弾かれなくなる。
素の能力が控えめで、特に攻撃を当ててこそのスキルを持つピックルには嬉しい効果。

覚醒スキル『積極攻撃』は、自動発動・効果無限の射程が1.3倍+範囲内の味方のスキルを自動発動化。
運用法が通常スキルから大きく変化し、大討伐のような長期戦や放置編成に特化した仕様となる。

第二覚醒はジャッジメント。
射程延伸は覚醒スキルと好相性。スキル覚醒を主とするなら積極的に第二覚醒させたい。
デバフ効果が目当てなら、プラチナ以上よりコストが軽いこちらを選択するのも良い。


  • ちびフーリ

  • ちびスー


●プラチナ
  • 賞金稼ぎエリザベート
最初に実装されたVHのもう一人。

スキルは『クイックショットI』、CC後は『クイックショットII』に強化。最大30秒間、最大攻撃力1.9倍となり、攻撃後の待ち時間を短縮する。
覚醒スキルは『エンカウントショット』。攻撃力倍率が2.3倍まで増強され射程1.2倍となり、更なる火力を得られる。
1回使用すると以降はクイックショットIIに変化するため使い所を選ぶ必要はあるが、特にデメリットは無いのでスキル覚醒させた方が良いだろう。

覚醒アビリティは『射程アップI』。
VHの弱点といえば低攻撃力、短射程、そして攻撃速度が遅いことなのだが、エリザベートはスキルとアビリティでいずれも補えている。
そのため特に火力面ではプラチナVHの中でもぶっちぎりに強力。

第二覚醒はシャドウハンターで、元来の高火力と連射数増加が噛み合っている。
ここに隠密化も加わる事で、VH最長の射程で5連射攻撃する事ができる。


  • 混血の狩人フラン
イベント「魔人の宿命」の報酬。今はデイリー復刻により定期的に入手手段がある。
ヴァンパイアと人間との混血であるため人間から受け入れられず魔物の側に付いていたが、説得により半信半疑ながらも王子軍の仲間となった。
仲間になった後も自身のヴァンパイアの血により仲間を襲ってしまわないかという不安は残っているようである。
そんな出生のわりに属性にアンデッドが付いていないとか、「ヴァンパイアであり、今後自我を失い仲間を襲う可能性がある」というエデンの処遇について討伐する側に付いたとか、その辺はあまり気にしないであげよう。

スキルは『呪われた血脈』。ローグのエイダと同じもので、攻撃防御HPをまとめて上昇させる。
スキル覚醒『バーニングブラッド』になると効果時間・再使用時間の若干の悪化と引き替えにより上昇量が増える。
攻撃力が上がることも重要であるが、他のVHとの差別化という意味では避雷針としての役割を強化できるところを生かしていきたい。
いずれも効果が高い代わりに回転が悪いのが欠点なので、使いどころには注意しておきたい。

覚醒アビリティは『魔法耐性』。魔法耐性が上昇する。
これにより魔法に対する避雷針としても役割を持て、リッチなど魔法攻撃するアンデッドに対しても強く出られる。

第二覚醒はシャドウハンター。イベント産VHでは唯一こちらに分岐する。
隠密によりスキルを使っている間しか避雷針として機能しなくなる点には注意。その辺はジャッジメント派生の面々に任せよう。
派生とスキルがかみ合っていないようにも見えるが、敵からの攻撃を受けるスキル中のみ防御力が上がるというのは中々理にかなっているだろう。


  • 聖なる復讐者ルマリア
イベント「ヴァンパイアと聖なる復讐者」の報酬。こちらもデイリー復刻で入手できる。
シスター服が印象的な聖職者の女性。もちろん彼女もクロスボウ装備。

公爵の援助によりヴァンパイアのラキュアを討伐するために動いていた。
だが実はその公爵もヴァンパイア、しかも人を支配することを目論んでおり、人との共存を目指すラキュア排除の片棒を担がされていた。
最終的に真実を知り王子軍に所属することとなる。

スキルは『エリアヒール』。攻撃力と射程を上げて範囲内の味方を全員同時回復する。風水使いのマールと同じ、まさかの回復スキル。
覚醒スキル『ワイドエリアヒール』は攻撃力の上昇量が落ちる代わりに射程は上がる。
元々VHは攻撃力も射程も低いためスキルでの強化を考慮してもそこまで優秀ではないが、緊急時などの一時的な回復役として使いどころを選べば活躍の場はあるだろう。

覚醒アビリティ『聖矢の祝福』は編成に入れるだけでVH系の攻撃力+7%。
攻撃力を上げることの恩恵が大きいVHにとっては特に有効なアビリティである。

第二覚醒はジャッジメントに分岐。
攻撃力及び射程増加がエリアヒールにマッチしている。


  • 凶鳥の射手ヒューナ
イベント「凶鳥の射手」の報酬。
「凶鳥」という名の存在が宿ったクロスボウと意思の疎通ができ、それを武器に一人で吸血鬼狩りをしていた。
力を解放するためとして凶鳥から課された試練を王子たちとクリアしていく過程で、この試練が「仲間と協力すること」を教えるためのものであると気付き、試練完了後に王子の仲間となった。
イベント前半時点では凶鳥はイマジナリーフレンドの類いと考えたプレイヤーもいたようだが、実際にクロスボウに宿っている存在であり、後半の最終試練としてその現し身(巨大なコウモリ)と戦うこととなる。ちなみにこの凶鳥さん、ぼっちのヒューナを心配して仲間を作らせようとしたり、ヒューナが仲間になることを指して「世界で最も美しき力が手に入る」と言ったり、ヒューナと王子を接近させるために雨を降らしたりと、なかなか過保護で親バカなお方だったりする。

スキルは『追加装填』。攻撃力上昇+矢の数を2本増加。
効果時間は短めで攻撃力の上昇も控えめだが、手数が増える恩恵は大きく低防御に対する火力はかなり高い。ダンサー等のバフの効果も特に大きく、正に仲間との協力が重要になっている。
覚醒スキルは『凶鳥の禍矢』。攻撃力上昇+矢の数を2本増加+射程内の敵の防御力50%低下。
攻撃力の上昇量が増え、さらに防御デバフによりある程度防御力がある相手にも有効打を与えやすくなる。
相変わらず効果時間は短めだが、他の仲間からのダメージも引き上げられるためやはり連携が重要となる。

覚醒アビリティは『試練の達成者』。攻撃力+5%と攻撃に即死効果が乗るが、代わりに自身のコストが増える。
即死効果は手数が増えるスキルとの相性が良い。

第二覚醒はジャッジメント。
射程増加(=防御低下の範囲拡大)の利点が非常に大きく、デバフ役として運用しやすくなる。


●ブラック
  • 霊鳥の射手スー
霊体のワシを連れた褐色肌の女性。アメリカ先住民あたりをイメージしたものか。
さすがにブラックともなるとVHとはいえ侮れない攻撃力になる。

スキルは『スピリットイーグル』。攻撃力上昇+敵の移動速度低下。
最大で攻撃力2倍になるため火力は高く、移動速度低下も連射により効果的に敵を減速させることができる。
レンジャーのアイーダも同じスキルを持っており、そちらはデイリー復刻対象なのでこちらのスキルレベル上げに使うことができる。
覚醒スキルは『スピリットスナイプ』。さらに射程も増加し、アンデッド優先攻撃になる。
射程増加によりスキル中は長射程が売りのパイレーツの通常射程をも大きく上回ることができる。

アビリティは最初から『クイックドロウ』を持ち、攻撃発生までの時間を短縮する。
さらに好感度ボーナスに攻撃硬直減少があるため他のVHよりも攻撃の頻度が高く、標準的なVHの2割増し以上の手数を誇る。
覚醒アビリティ『祖霊の追い風』になると、さらに編成に入れるだけでアーチャー系、VH系、レンジャー系の射程を+10する。
自身にも有効であるし、汎用性の高いアーチャーの射程も延ばせるのも嬉しい。

VHの弱点と言える部分の大半が克服されており、特にスキル中は低攻撃力低射程の両方が十分以上のレベルで補われ隙の無い強さとなる。
もちろん特効が働くアンデッド相手に対する殲滅力は言うまでもない。

第二覚醒はどちらも強力だが、基本的にシャドウハンターの方が運用に潰しが効くだろう。


  • 古城の探索者クルス
2022年10月に追加された2人目の黒VH。
本業は考古学者であり、VHは副業。そのため少しばかり金にがめつく、史跡への興味はビンビンというキャラをしている。
また女将ことエマとは因縁がある模様。
実に立派なものと見事な「謎の穴」があるがどちらも使用しない。残念

アビリティ『レリックシーカー』は、所持しているだけで魔水晶、好感度・信頼度上昇アイテムのドロップ率+10%を齎す。
持っているだけで嬉しい効果であり、しかも黒ユニだけに入手時点で+10%という効果量は破格。入手できたら大切にしておこう。

スキルは『不死の否定』。最大40秒間、最大攻撃力2.0倍、射程1.2倍、貫通攻撃化し、攻撃したアンデッドエネミーの攻撃力を一定時間30%低下させる。
レアリティとスキル名に恥じない強力な効果だが、CTは50秒と回転率がかなり悪い。CT短縮補助なしでの運用ならここぞという時に切ると良いだろう。

覚醒アビリティは『ホーリーレリック』。
アイテムドロップ増加率が12%まで上昇、このタイプの能力では最高峰の値に達する。
更にスキル発動時に射程内アンデッドエネミーを10秒前後停止させる効果が追加。是非とも強力なボス敵に貫通攻撃を見舞いたい。

覚醒スキルは『死出の導き』。20秒間、攻撃力2.2倍、射程1.3倍、貫通攻撃化し、攻撃速度が上昇。更に攻撃したアンデッドエネミーのHPが21%以下なら即死させる
当然ボスには効かないが、21%というかなり高い数値で即死させられるのは中々魅力。
効果時間は半減するがCTも40秒に短縮されるため、アンデッド停止効果の連発狙いならこちらの方が向く。

第二覚醒は何かと小回りの利くシャドウハンター、射程延伸効果やデバフ効果が通常・覚醒共にスキルと良く噛み合うジャッジメント、どちらも魅力的。
単純な使い勝手なら前者、スキルとアンデッド対策に特化するなら後者といった塩梅となるだろう。


  • 聖夜の訪問者クルス
2023年12月に追加されたクリスマスバージョンのクルス。

アビリティ『クリスマスギフター』は、所持しているだけで好感度・信頼度上昇アイテムのドロップ率+13%の効果。
なんとオリジナル版の覚醒スキル以上の効果を最初から持っている。魔水晶は対象外だが、この数値は頼もしい。

スキルは『致命の聖杭』。30秒間、射程1.5倍、貫通攻撃化+射程内のHP26%未満のアンデッドエネミーが自身か味方の攻撃で即死。更に範囲内の味方の最大HP1.5倍、攻撃力を最大1.5倍。
オリジナル版の覚醒スキルの強化版といった感覚。即死範囲は26%まで広がり、味方の攻撃でも即死させられるというアンデッド殺しに特化した仕様となった。

覚醒アビリティは『聖夜の配達人 』。
好感度アイテムドロップ増加率が15%まで上昇、更にアンデッド優先攻撃とクリスマス属性の味方の攻撃速度上昇。
特にドロップ率+15%は破格の数値である。

覚醒スキルは『ホーリークロス』。自動発動・効果時間無限の攻撃力1.6倍、敵2体を同時攻撃する貫通攻撃、更に射程内の味方ユニットの攻撃力1.3倍。
攻撃倍率は低下し即死効果こそ無くなったが効果は無限、更に攻撃対象増加も持ち合わせる。
瞬発力の通常、持続力の覚醒という調整であり、使いやすい方を選ぶと良い。

第二覚醒は、どちらかと言えば隠密化して単騎突撃するシャドウハンターより味方へのバフ範囲を広げられるジャッジメントの方が似合うか。





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最終更新:2023年12月29日 12:44