伊達雪之丞

登録日:2018/08/04 (土) 10:59:49
更新日:2023/10/19 Thu 05:02:14
所要時間:約 4 分で読めます





伊達雪之丞とは、漫画『GS美神 極楽大作戦!!』の登場人物である。


プロフィール


年齢:不明(横島よりやや上。18歳以上の可能性もある)
住所:不定


人物


ゴーストスイーパー(以下GS)免許を持っていないモグリのGS。
身長は横島よりやや低く、特徴的な前髪のイケメン。小柄だが筋肉質な体格をしている。
黒のスーツで決めている事がほとんどで、冬場は黒いコートと帽子を身につけている。
最初は美神達の宿敵・メドーサの配下として登場したが、後にメドーサを見限って美神達の味方となる。
また、横島の実力を最初から過大評価し、彼に自分と似たものを感じてライバル視している。

性格


誘惑に負けて悪の手先となった事もあるが、基本的には卑怯な事が大嫌いな熱血漢である。
正々堂々とした勝負を好むため、1対1の勝負の邪魔をする者は、たとえ親しい仲間であっても許さない、典型的なライバル気質を持ったキャラといえる。
真面目なところもあるので、西条の作戦でパピリオにチクチクダメージを与えていた時には「セコい!!シュミじゃねえよっ!!」と文句を言っていた。
魔装術で霊体の鎧を纏った自らの姿に酔いしれるなどナルシストなところもあったが、物語が進むうちにその設定はいつの間にか消えていた。
自称一匹狼であり団体行動が苦手。だが意外と仲間思いであり、敵対する事となった勘九郎の事も最後まで気遣い、彼を倒した時も複雑そうな表情を浮かべていた。またGS試験の時に知り合った横島やピートにもある種の友情を感じており、たまに彼らの下に立ち寄る事もある。
計画を立てるのが苦手で、香港編では行き当たりばったりな計画を立てたがために美神がメドーサに捕まってしまう事態を招いている。

まだ赤ん坊だった頃に母親と死別している。そのせいで母親を異常に神聖化しており、今では重度のマザコンと化している。
その母親に強くなる事を誓い霊力に目覚めた事で、その力を鍛え抜いて一流のGSにも劣らない実力を身につけた。
ちなみに母親はとても美しかったらしく、美神やかおりなどの美人を見るたびに「ママに似ている…」と頬を赤くしながら呟いている。
だがマザコンである事を除けば意外と常識人である。

年齢は不明だが、設定によると横島よりも少し上との事。香港編で車を運転していたことと、当時小学生だった横島と同じミニ四駆大会に出場していたことから18歳と思われる。
香港映画界ナンバー1スターである女優のファン。

決して相手を侮らない性格のため、横島の事を過大評価しており(本人曰く「自分に似ている」との事)、彼のマヌケな言動も「バカを装ってるだけ」と捉え、彼が自分と引き分けた事で彼を「日本でもトップクラスのGS」と誤解するようになった*1
実は横島とは小学生時代から因縁があり、89年のタマヤカップというミニ四駆の大会の決勝にて「ダテ・ザ・キラー」として「浪速のペガサス」こと横島と激戦を繰り広げている。
雪之丞は伝説のマシン「プテラノドンX」で決勝に望み横島を苦戦に追い込むも、前大会優勝者の横島のマシンには敵わず準優勝という結果に終わっている。

劇中の活躍


元々は白龍GSという道場の門下生であったが、美神達の宿敵・メドーサに会を乗っ取られた時に彼女の話に乗り、更なる強さを身につけるために配下となる。
そして彼女の指示でGS資格試験を受験し、資格を取った後も彼女の配下として活動する予定だった。
だがピートとの試合で勘九郎が横槍を入れた事で、激怒してメドーサから離反。試合は続行するものの横島との試合では激しい戦いの末に両者KOに終わった。
その後はメドーサとの繋がりを白状して逃走し、資格を剥奪されて日本GS協会のブラックリストに載る事となった。

日本で活動が出来なくなってしまったため香港でモグリのGSをしていたが、そんな時に小竜姫から風水師連続行方不明事件の調査を依頼される。
他人との協力になれていなかったせいかヘマをやらかしがちだったものの、美神達の協力を得てメドーサの企みを阻止し、その功績が認められてブラックリストから外された事で、活動の拠点を日本へと移した。
帰国後もGSまがいの仕事を続けているが、収入はほとんど旅費と修業につぎ込んでいるため、横島よりも貧乏な生活を送っている。

クリスマスに開かれた合コンで、ふとしたトラブルで弓かおりと共闘する事となるが、これがきっかけで良い仲となる。
その後の関係も良好のようだが、デート中に映画の趣味が違う事で言い争いをする場面も見られた。

アシュタロス編では弓かおりとデート中にルシオラ達に襲撃され重傷を負う。
その後はゴーストスイパーチームの一員として南極大陸や東京での戦いに参加するものの目立った活躍は無く、強いて言えば復活した勘九郎との戦い位。
もっとも、長いこと死んでいた勘九郎と、その間も修行を続けていた雪之丞では実力が大きく開いており、一コマで瞬殺。
勘九郎は「少年漫画って強さのインフレ強いから嫌いよ!!」とメタ発言で愚痴っていた。


能力


まだまだ駆け出しのモグリのGSであるが、その実力と霊力は並みのGSを遥かに凌いでいる。
メドーサから授かった「魔装術」の使い手で、霊波の鎧を身に纏っての肉弾戦を得意としている。
バトルのセンスもあり、横島が出したサイキック・ソーサーを一目見ただけで真似し、自分のものにしている。


●主な技
  • 魔装術
自らの霊力を物質化して鎧に変え、人間以上の攻撃力と防御力を得る術。
自分の霊力を100%変化すれば自分のシャドウとそっくりになるが、雪之丞の場合は実力全てを変換していなかったため不完全な形であった。それでも元々霊力を完全に物質化するほどのすさまじい精神エネルギーを持っていたので、ただ術を教わっていただけの陰念とは術の出来に大きな差があった。
この術は悪魔と契約した者だけが使用出来るが、長時間使用するとコントロールが限界を超え、本物の魔物と化してしまう。
後に妙神山での修業で飛躍的なパワーアップを遂げ、霊気の鎧も今までより収束されたものとなる。
そして猿神から「己を魔物に変えるのではなく潜在能力を意志でコントロールして引き出す」という魔装術の極意を授かり、長時間使用した事による魔物化というデメリットも克服している。

  • サイキック・ソーサー
横島が使う同名の技と同じもの。
GS認定試験で横島が使っていたのを真似て、自分の技にした。
香港編ではこの技で意表を突き勘九郎の右手を斬り落としている。


追記・修正は魔装術を使ってからお願いします。


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最終更新:2023年10月19日 05:02

*1 とはいえ、横島は最終的には本当にトップクラスのGSとして成長しているので、結果的にはあながち誤解だったとは言えない。