世界征服

登録日:2018/07/28 Sat 06:42:47
更新日:2024/04/17 Wed 10:02:47
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もとい、世界服とは、みんなの夢である。
当Wikiの記事でもたまに誤字があるから注意ね。

●目次


概要

まさに「世界を支配する」という夢物語。
それだけに、フィクションの世界では頻繁に描かれる目標である。
「世界滅亡」と並び、2大「ラスボスの目的」の1つであり、こちらの方が歴史は古い。

基本的には悪玉が世界征服を企み、善玉がそれを阻止する、というのが多くのストーリーで見られる構造となる。
しかし、最近では主人公の方が世界征服を目指すシナリオもそれなりにある(特にギャグ色の強い作品)。

ちなみに、「世界征服」という単語は主に地球出身の人間達が行動を起こした時に用いられる単語。
地球の異種族が起こした場合は「人間界侵略」宇宙人や異世界人だと「地球侵略」と呼ばれる事が多い。

意外な事に「世界統一」と呼ばれる事はあまりない。



現実世界での世界征服

今のところ、世界征服を実現した政治家というのは歴史上実在しない。
ただ、一応それに近いところまで行った政治家というと以下の二人が挙げられるだろう。

  • アレクサンダー大王
正式にはアレクサンドロス3世。
もともとはギリシャの北のはずれの辺境だったマケドニアの王(しかも本人曰く、先王から引き継いだ遺産よりも借金のほうが多かったという貧乏所帯)から、
全ギリシャ世界(バルカン半島全土)に南のエジプト世界(北アフリカ)、東の小アジア~ペルシャ世界、はてはインド西北部まで征服した支配者。
彼が征服の最中に構想し、死後に建造された『アレクサンドリア大図書館』が現存していれば、歴史学は塗り替えられたとも。
しかしこの大王の遠征に部下たちは正直ついていけなかったという。
最後はインダス川をたどるようにして引き返したが、これは幹部たちがインドまで行くのを嫌がって反対意見や不平不満をまき散らしたからで、
大王の側もブチ切れて部屋に引きこもったり、部下を殺したり部下に暗殺されかかったりとかなりグダグダだった
結局、大王は帰路に病気にかかり冴えない最期を迎え、彼の帝国もすぐに権力争いで分裂していった。

世界で最も支配した面積の大きかった人物。
中国からモンゴル、さらにシベリアまで征服し、モンゴル帝国の礎を作った。
ただし、彼が生前征服したのは本国であるモンゴルから中央アジア位までで中国本土などは征服できておらず、
モンゴル帝国も最大領土を築いた頃には実質的に幾つかの国に分裂していた。
モンゴル帝国は日本、ベトナム、エジプトの3か国相手には返り討ちに遭っているが、この3国と比べても圧倒的な領土の広さと人口を擁していたので、迎撃戦では負けてもライバルにはなり得ない国力差だった

此れに次ぐ存在として
  • ガイウス・ユリウス・カエサル
地中海世界(ヨーロッパ南部、アジア最西部、アフリカ大陸北部)を実質的に統一したローマの終身独裁官。
前記二人と異なり、被征服地の慰撫*1や制度疲労を起こしていた共和制末期の内政改革、教育の普及による国内の文化的統一*2、後継者の選定にも概ね成功し、地中海世界の統一を200年以上維持し続けた。
ただし、唯一ローマ帝国と真っ向から渡り合えるアルサケス朝パルティア(イラン、パキスタン、イラク東部を支配するペルシャ系国家)というライバル国が存在しており、パルティア遠征直前に国内野党に暗殺されたので、アレクサンダー大王やチンギス=ハンと比べると世界征服の達成度ではやや劣る。


「最も世界征服に近い」とされる人物でもやっとユーラシア大陸の一部、若しくはヨーロッパとアジア・アフリカの一部を支配しただけであることを考えると、
どれだけ世界征服というのが大それた野望であるかがよくわかるだろう。



何をどうしたら世界征服をしたと言えるのか?

さて、では実際に世界征服を行うに当たって一番根本的な話はこれである。
「実際問題、どうしたら世界を支配したと言えるのか」という問題だ。

アレクサンダー大王もチンギス=ハーンも自分の国の領土を広げて行ってその面積が大きくなったから世界征服に近い男、と言われているわけである。
だが、現代社会でこれをやるのはまず不可能だろう。
各国の領土はほぼ固まっており、細かい領土の取り合いはあっても他の国を丸ごと支配下に置くなどということは、
国際社会からの非難が避けられない現代では非常に難しい。

他の方法として、例えば、国連のトップである事務総長に就任したとしてもそれは世界を征服したとは到底言えないだろう。
別に事務総長になったからといって、各国の大統領に命令できるわけではないからだ。

現実的な手法を考えると、結局のところ「全ての国がビビって降伏するような超兵器」などという都合のいいものは存在しないので、
(仮に発明できたとしても敵が模造品を作って脅しあいになるか、自分たちまで滅ぼしかねない危機を抱えるかのどちらかである)
「経済的に裏側から世界を支配する」などというのが関の山ではないだろうか。

だからこそ、フィクションの世界では、「全ての国がビビって降伏するような、超科学により開発された超兵器」の存在が前提になることが多い。
それは例えば、ショッカー改造人間のような人間のレベルを超えたすさまじい戦闘力だったり、簡単に人間を洗脳できるスーパーアイテムだったりするわけである。

だが、そういった超現実的な要素を盛り込んだとしても、やはり難しいものは難しい。
「なかなか実現できない」からこそ、多くの人をひきつけてやまない部分もまたあるのだが。


ちなみにゲルショッカークモライオンが要人をロボットと入れ替える暗殺・交換作戦に従事しているという。
Wikipedia記載)

またクモライオン初出より少し早い「バビル2世」序盤(1971)でも、主人公バビルの宿敵にして敵組織の頭領ヨミが
要人クローンを作ることによる替え玉作戦を行おうとしている事をバビルらが突き止めて驚愕しているシーンがある。

このため、彼らの方法論は上記の国連事務総長風に言うと「表の指導者を操り人形化して影の政府として掌握する」だろう。
なお米大統領の任期は4年だし再選に失敗したらアレだという見方もできるが、実権を握った段階で法改正を行い
終身大統領制にするなどの手段が考えられる。

それに対する軍のクーデターやテロによる表社会からの暗殺が考えられるが、これを「怪人」が隠密裏に処理できてしまうならば
実のところ問題にならない。
毒ガスを吐く怪人が軍や民衆のデモを鎮圧し、テロリストをステルス状態で常時警備するカメレオン型怪人が殺す。
そういった体制がガチガチに固まってしまうと、それこそライダーキックで全部をぶち抜いてもらう以外の手立てはない。


世界征服の方法論

  • 暴力
一番単純。とにかく力でビビらせて言うことを聞かせる、というヤクザのようなやり方である、
ショッカーは「改造人間が普通の人間を支配し、その改造人間をショッカーという組織が支配する」という構造を作ろうとしていたようである。
この手のフィクションでは警察官が束になっても悪党の末端に対抗する力はなく、悪党は一部隊で数百人数千人を容易に制圧することができる。
悪党に対抗できるのはスーパーヒーローだけという、ヒーローの存在意義にも繋がっている。

一見すると効率は良さそうだが、リスクが大きい。というのもこの手の侵略をすると大抵、
「暴力で従える奴に忠誠なんか誓えるか!」か、暴力(軍)はある程度は金で買える事から「暴力で支配が認められるならこっちも暴力で支配するぜ!」というパターンの勢力が大なり小なり生まれるので内紛の対処に労力を払わざるを得なくなる。
それを暴力で解決できる内に沈静化できればいいが、大抵は長期化するので至難の業。
そもそも征服した地域の力を利用できるかは別問題なので。
最悪できなかった場合、「打倒軍事クーデターを目指した軍事クーデターによる軍事クーデター」とか「あいつ弱ってるから今のうちにハイエナヒャッハー!」みたいな他勢力から襲われる四面楚歌の地獄絵図になりかねない。


その末路の一例がアフリカの紛争地域だったり一部の失敗国家だったりする。
実際、文明が進歩したローマの時代以降になると「軍事で征服した後は、暴力に依存しない内政で民を納得させる」手法が多用されている。

要は「征服において暴力(軍や法的機関)は大事だが、暴力だけで征服が成り立つ訳ではない」というお話。

物理的洗脳なのか、あるいは宗教的洗脳なのかは作品によって異なる。
ただ、シナリオ的に使いやすい(そして解除しやすい)前者の方が登場頻度は高い。
全ての人間を自分の言うことを聞くようにしてしまえば、それでOKということである。

  • 皆殺し
乱暴にも程があるやり方。
どちらかというと、宇宙人や異世界人などの非地球人勢力が好む方法。
地球人を全て殺してその後に自分達が移住する、という移住目的であることが多い。
他にも上記の「暴力」路線が先鋭化した結果として「自分達以外を全員殺せば実質世界は自分(達)の物」という理屈に行き着くパターンも。

  • 願いを叶えてもらう
いわゆる「どんな願いでも叶えてやろう」である。 他人任せ
夢はあるが、結局他人の力に頼っているだけなのでしっぺ返しを食らうことも多い。
「俺を世界の王にしてくれ」という願いには、「その王権が長続きする」保証がないのである。

世界経済を動かす程の莫大な資産やそれに裏打ちされた闇の権力によって、直接的或いは(各国の国家元首を操る等で)間接的に、世界を裏から動かすというタイプ。
暗殺者やマスコミを通じた情報操作で、敵対者は動くことなく排除できる。
裏社会を根城にしているため一般市民の目には触れず、それどころか存在を知る事自体が困難というタチの悪いタイプ。
世界征服を目指すというより、 既に世界を征服している状態 で出て来る事が多い。

問題なのは世界征服には相応の金(軍や政府の運営資金、つまり赤字)が必要なので、
「世界征服とか無駄に労力かけるくらいなら、経済の独占程度にすませて赤字は征服者、黒字は俺らが貰ったほうが合理的」理論にいきつきがちなことか。

  • ホビー(おもちゃ)
「ど‥‥どうやってー!」と言いたいところだがホビー系のジャンルには けっこうある 。ていうかむしろ最近は多すぎるくらいおい、遊べよ
代表はファミコン漫画/ゲーム漫画
実現可能性はともかく、読者に身近な題材と世界の危機を直結させる構成は読者を引き込む。
ホビー自体が兵器レベルの性能を持っていたり、警備システム等にアクセスする機能が隠されていたり、紛争解決手段としてもともと作中世界に浸透していたりと、あえてホビーを世界征服の道具にする理由を設定しているのが普通。



世界征服してどうするのか?

多くの作品では「世界を征服すること」そのものが目的になってしまっており、その後どうするのかがイマイチハッキリしていない。
というか世界征服する前に主人公にやられるのが定番なので、ハッキリ描く暇がない というのが正確かもしれないが。
一応説明されている目的としては大体以下のようなものがあるだろうか。

  • 権力欲
とにかく「支配したい」が先に立っており、支配してどうするのか自分でもよくわかっていないタイプ。 目的と手段がごっちゃになっている
大抵、中途半端に満足する(してしまう)ので統一後にグダグダになって自他共に大迷惑になる。
コメディ寄りの作品では、それらしい行動を起こすわけでもないのに世界征服を掲げる人物が出てくることがあり、多くはこのタイプ。たいていは後で冗談だと認めたり、自分をとりまく「世界」さえ守れば十分だと納得することになる。

割とありがち。自分を認めてくれない今の社会をぶち壊すことや、大事な人やものを失ったことに起因する怒りが理由となっている。
マッドサイエンティストに多いパターン。

意外と見ないタイプ。まぁ金だけなら別に世界征服しなくてもいいし、むしろ世界征服自体が金のかかるものだしね。
征服した世界を他者に売却して利潤を得るなど、いないわけではないが極めて稀。

  • 労働力の確保
「上部組織とそのメンバーのために、それ以外の全地域の全住民を労働力として動員する」タイプ。ある意味現実的。
成功したとして「征服とその維持の為の労力をペイできるのか」がポイントとなる。そのため、「人類総動員しないとできないこと」や「特殊な技術の洗練化」などの特殊な目的で用いられる。

  • 世界平和
「自分が統治することで人類は戦争をやめ、平和に暮らすことができる」というタイプ。
目的自体は完全に「世のため人のため」だったり、争いの悲劇を経験した故の覚悟だったりする。
人を集める建前だけであるパターンもあるが。

  • 地球環境の保護
世界平和に近いがさらに過激に「地球の自然を守るために害悪となっている人類を減らしてしまおう」というパターン。
「今の人類は汚れ切っているので殺してもいい」というものも。場合によっては上記の復讐も絡む。

  • 移住
宇宙人に多いタイプ。「地球の環境が気に入ったので、移住する」と宣言してある日突然やって来る事が多い。
特に母星が滅亡の危機にある、または既に滅びているような宇宙人だと、「正義VS正義」の構図になってしまい物語は複雑化する。

  • 迫りつつある危機への備え
やばい事が起ころうとしているのに協力してくれないから世界中を従わせようというパターン。
仮に倒されてもそれはそれで「危機へ対処する力がある」とみなせるので本望という事も多い。




どうでもいいがアンサイクロペディアにおける「地球侵略」の項目ではここで紹介した事象に加え、
様々な創作物や歴史上の侵略を交えて「いかに地球侵略はめんどくさく、リスクばかりが大きいか」を検証している。


世界征服を企む主な組織たち


  • ショッカー 始め、仮面ライダーシリーズに登場する組織の皆さん
世界征服を企む悪の組織と言えばこの人たちを語らずにはいられないだろう。
「悪の組織=世界征服」というテンプレを生み出した偉大な集団である。
その中でも一番世界征服に近づいたのはゴルゴム(三日天下に終わったが日本征服までは完了した)だろうか。
なお、この構図が多く見られたのは昭和ライダーが中心であり、平成ライダー以降はより複雑な(ないし個人的な)目的を掲げる悪が増えてきた(自種族の繁栄、身内の蘇生など)。
もちろん世界征服も健在だが。

こちらは平成以降も割と「世界征服」が大目標であることが多い。
特筆すべきは、
…辺りだろうか。

ロボットアニメ界における悪の首領の代表格。
当然彼の目的も世界征服である。
初期の頃は世界を征服する目的がイマイチ不明瞭だったが、
近年の作品では世界征服に対して割と明確なビジョンを持った人物として描かれる事が増えてきた。
特に『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』においては、世界征服が割に合わない無意味な行為である事を描写したうえで、敢えてそれを行おうとしたDr.ヘルの考えを甲児の推理・ヘル自身の言動を通して描いている。

ロボットアニメ界でも異端な敵勢力。
地球人を労働力とするために地球征服を企む悪の異星人帝国なのだが、その方法が 経済圏へのダメージ を中心としているのが特徴。
話の流れとして、帝国が資源地や物流を攻撃する→その後に主人公が到着というスタイルなので、敵を追い払っても少なからず損害を受けた後であることが多く、それが積み重なった結果作中で「肉まんが高級品扱いになる」など、具体的すぎる形で不況になった描写がされている。

特撮と比べられるプリキュアシリーズでも、悪役は領土拡大など大概世界征服を目標にかかげている。
中には「こうでもしないと人類が救われないから」と歪んだ正義感を掲げるパターンまであったり。
異世界の扱いはまちまちだが、地球に関しては毎年ごく限られた期間とはいえ割と高い確率で実現させている。

意外かもしれないが、テーマ曲で「世界はやがて俺の物」と歌っているので間違いなく目標は世界征服である。
まぁ普段は悪戯しかしていないのでとてもそうは見えないが 。一応劇場版などちゃんと悪として振舞う時もある。

明確に「世界征服」を謳っている組織は少ないが、やっていることは大体似たようなものである。
特に「一つの島だけ残して他全てを封印することに成功する」という偉業を成し遂げたDQ7オルゴ・デミーラや実際に世界を滅亡させたDQ10Ver.4のキュロノスとDQ11ウルノーガは頭抜けていると言えるだろう。

アクションゲームにおける世界征服を企む悪人の代表格。
天才科学者にして、世界一懲りない男。
数多くの戦闘ロボットを生み出し、ロックマンDr.ライトに度々挑戦する。
「世界征服の容疑」で逮捕された事がある(後に脱獄したが)。

世界征服(作中でメインとなる川崎支部はその一環としてサンレッドの抹殺)を企んでいるが、隣近所との関係性は非常に良好で、「まだ支配していないから」と税金もしっかり払い、敵であるサンレッドとも夕食を共にする仲。
なぜ世界征服を目指しているのかはよくわかっていない。
作中には他にも悪の組織が存在しており、北海道の「デスヒグマ団」(アバシリン兄弟により壊滅)、千葉の「ベロス」、名古屋の「天罰殺気」(てばさき。最近高齢化が著しいらしい)、大阪の「コナモン」、鳥取の「シャンシャン」(首領入院のため一時期活動を停止していたが、息子が後を継いで復活)などが確認されているが、フロシャイムのような全国規模の組織は珍しいらしい。また、組織に属さず一匹狼で世界征服を目指す怪人もいる。

人に地球に優しい世界征服・くだらない国境を取り払い、世界をひとつに結び、疑いやいがみ合いや傷つけ合うことなく、格差をなくし、誰との子供も自分の子供のように愛する世界にするための世界征服をモットーに世界征服を企む。
征服のために怪人を製造するも役立たずな上、毎回毎回DXファイターに邪魔されるため世界征服は一向に実現しない。
一方鷹の爪団と敵対する人物は鷹の爪団の世界征服ポリシーとは全く真逆。
フェンダーミラー将軍(第1期)・勝俣勝子(第2期):世界を私物化するため。
九条晋平(第3期):美しいものしか見たくないから世界征服。ついでにその罪は鷹の爪団に背負わせる。
バックミラー(第4期):世界の貧困を是正する。しかし結局は弟のフェンダーミラーと同じ恐怖での世界征服。
DARK WORLD (第5期):目的不明。
ルールメーカー(第6期):特権階級の抹殺。
シャイニングブラック(第7期):愚かな連中が世界を破滅させる前に、自分が強く正しく導く。
ただし、地球環境を守るために世界征服を目指す「阿武隈バイオ研究所」とはそれなりに交流があり、DXファイター対策で怪人を共同開発したことがある(出来た結果はお察し)。

やがて来る異星人の侵略に対抗するために世界征服を目論む軍事組織。
旧シリーズだと『第2次』では全世界の8割の支配を完了したマジンガーZゲッターロボRX-78-2ガンダムそのパイロッたちを捕らえそこねたため、
反撃を受けて壊滅してしまった。
OGシリーズでもハガネおよびヒリュウ改の部隊の反撃を受けて同盟していたコロニー統合軍共々壊滅してしまった。
どちらの作品でもトップのビアン博士としては地球を守れる戦力を見いだせたのでそれで問題なかったのだが、残党として地球連邦憎しというテロリストやガチの世界征服を企む連中が残ってしまったため、
本来の理念よりも地球連邦を滅ぼす事を最優先する(作品によっては本来の敵である異星人と手を組む)本末転倒な事になってしまった。
むしろこんな連中抱えてたのに自分がトップの間は反乱を起こさせなかったビアン博士のカリスマっぷり*4

上記の予見通り現れた異星人勢力。
どちらも地球人の技術力を自勢力の物にすることを目的としている。だが一部は地球人の能力が目的で、それにより世界征服以上のことを目論んでいることも。
いずれもその地球人の技術力(など)に敗れているのは皮肉である。

  • タロン (紅い牙)
人類は優秀なエリートによって統治されるべきという、これはこれで正義
正体は軍産複合体で、世界の紛争をコントロールすることで利潤を得、超科学を進歩させている。
衛星兵器や超能力者、サイボーグ、無人機動兵器なども所有。

武力攻撃で他の惑星を侵略する宇宙種族だが、その目的が異色。
ラダム本体は小さな寄生生命体で、「目的の星に住む高等生物をあらかた殺戮した後、残りを生体改造して自分達の身体にする」ために攻撃する。
手順が複雑で被侵略側に力を逆用される恐れもあるが、決まれば最強の身体と(植民でありながら)住み慣れた母星をまとめて手に入れることができ、リターンが大きい。

地球上で唯一人類生存可能な「神州(日本列島)」の殆どが外国支配地となり、本来の日本が「極東」として下に扱われている世界において、
トップヒロイン心兼戦略級兵器を集める意思表示の一環として世界征服宣言をした暫定極東代表兼主役陣営
とりあえず目前に世界滅亡の危機があり、武蔵自体かなり弱小なので作中では「人助け」「他国との関係向上」「世界の謎の調査」など平和的(?)な活動に終始。
最終巻でやっと「諸外国を支援し外の世界を開拓して出ていかせる」等平和的日本再支配への道が見えて来た段階だが、征服意志自体は一応健在で、
作中では「誰も失わせない世界」「皆が笑って夢を叶えられる世界」をモットーとして掲げ、番外編では「もし自国が世界征服した場合における極東法の適用規範」を議論していた。

元々は地球の人間で異界グラン・ロロの支配者となった男。
地球と異界を融合させ、夢の万能エネルギーである『コアシステム』を交渉と脅しの材料として、世界各国・そしてその各国をも操る「見えざる政府」フィクサーと提携を結んで事実上の世界征服をなしていった。
世界征服の目的は「人間の支配ゆえにおきる矛盾の破壊」。

マッドな天才工学博士。
自分を追放した学会への復讐の為に、世界征服用アンドロイドのR・田中一郎(あ~る)を生み出したが、あ~る同様に頭のネジが一本抜けているらしく、世界征服どころかあ~るを作った事すら忘れていた。

  • ゲドー社 (ARIEL)
強大なる星間国家「銀河帝国」から依頼を受けその先兵として業務を果たす「侵略会社」の一つ。地球を帝国のものにするため作品冒頭で(帝国名義で)侵略宣言をし、女性型巨大ロボット「エリアル」を有する主役組織「SCABAI」と対する事に。
が、その実態は侵略会社の中でも倒産寸前な零細企業であり、ぶっちゃけ本気を出せばすぐ地球くらい制せる程の技術がありつつも、業務を引き延ばして補助金を少しでも多く頂こうと、赤字を抑えるためにあえて超手加減をして4クール分持たせるため一年計画で侵略する事に。
…まあそれでも中盤で一回会社がつぶれたが、幸い地球侵攻担当部隊の艦長の姉がゲドー社を買い取った事で最悪の事態だけは免れている。
なお、最終的に「地球を銀河帝国の支配下に置く」という当初の目的は達成されたが、成り行きで宇宙事情を知った地球の一般少女や「SCABAI」による宇宙・地球両方への工作・対話*5により何とか「平和的併合」に収まったため「侵略成功」かは微妙だったり。
ちなみに、本作では地球勢力だけでなく会社の財政から予算と見せ場両方を考えての厳しい活動を余儀なくされ、別口でやってきて引っ掻き回す他の宇宙人達や大手企業、ついでに自分の姉妹たち等様々な困難に見舞われるゲドー社の艦長が一番苦労人だったり…

クシャーン帝国大帝であり使徒。地上を制圧する欲望のために、グリフィスと敵対する道を選ぶなど強固な意志を持つ*6
仙将ダイバや、強大な軍団によりミッドランド王国侵略に対して有利な展開を進めるが、グリフィスと新生鷹の団の抵抗に合う。

地上を支配する大多数の人類を 絶滅させて モンスターとして扱われる亜人に世界を統治させようとする救世主。
世界征服の目的は、世界宗教の手により文明が進歩しすぎないよう永遠の暗黒時代をもたらすの建築である。


世界征服できてしまった例


作品後半で世界の殆どを支配する巨大国家ブリタニア帝国の皇帝となった彼だが、
ルルーシュ王朝に反抗する者たちとの最終決戦にて、その反抗勢力の開発した巨大兵器天空要塞ダモクレスを乗っ取る事に成功する。
ダモクレスには凄まじい破壊力と攻撃範囲を持つ爆弾"フレイヤ"が大量に搭載されており、
反ブリタニア勢力のトップは、高空から敵対者にフレイヤを撃ち込む事で抹殺するという恐怖政治によって世界を安定させようと目論んでいたのだが、
ルルーシュはこれをコンセプトごと逆利用する事で、ルルーシュの運営するブリタニア帝国は遂に世界征服を成し遂げてしまったのである。
しかし彼が世界征服を行ったのにはがあり……。

特筆すべきは、 彼は物語の主人公である という事だろう。

同じく世界(銀河)征服を成し遂げた主人公キャラ。
姉のアンネローゼを奪った皇帝フリードリヒ4世を憎悪し、親友のジークフリード・キルヒアイスと共に銀河帝国のゴールデンバウム王朝体制を打倒せんとする。
軍人としての目覚ましい功績と皇帝の寵愛を受ける姉の影響で異例の速さで昇進を続け、数々の戦役に勝利し23歳にしてローエングラム王朝の初代皇帝に即位。
更に銀河帝国と銀河の覇権を争っていた自由惑星同盟とフェザーン自治領をも滅ぼし銀河の統一を成し遂げた。

ただ人生を復讐に捧げた心労が祟り、統治後にまともな政策を行う事ができず、最終的に未知の難病に倒れヴァルハラへ旅立ってしまう所で本作は幕を閉じた。

  • ジャスティ・ウエキ・タイラー (宇宙一の無責任男)
冴えない顔だが強運・ゴマすり・度胸・決断力で成り上がり、一時は自身の属する惑星連合軍の元帥にまで昇進した主人公。
銀河に平和が訪れた後は、妻共々あっさり退役しのんびりしていたが、銀河系に移動ブラックホール「颱宙ジェーン」による滅亡危機が迫る中、人心安定のため現役復帰する羽目に。
だがその直後、連合と並ぶ大国ラアルゴンの少女皇帝アザリン(愛犬的にタイラーが大好き)に煽られ、世界を一つにし危機に立ち向かうためラアルゴン軍を率い連合を制圧、銀河を統一し初代汎銀河共和国大統領に就任した。
銀河通貨統一を強引にして超インフレを起こし治安が悪化したが「世界の危機から目を逸らすため」と割り切り、反抗分子に悩まされつつも銀河に一万年だけ安全をもたらすジェーン対策に着手。
最終的に何とか成功し、世界救済の役目を終え今度こそ引退。その後は前に近い体制に戻ったが、彼の偉業は統一通貨「ギガタイラス(GT)」と子孫達の活躍として後世に残り、『無責任三国志』では彼の晩年、子孫3人が銀河を三分する勢力を築いた。
ちなみに遠未来を描いた『無責任ギャラクシー☆タイラー』小説版では「一万年後の危機」への対策を任う子孫を見定める機構を残しており、同作はそれを受け取った子孫2人がそれぞれ伴侶と共に覇道を目指すライバルになる所で終わっている。

  • 地球侵略に来る宇宙人の皆さん
宇宙人が地球に攻めて来る物語の場合、宇宙人らの母星が単一国家として描かれることが多い。
つまり、侵略宇宙人たちは母星の「世界征服」を完了した上で、更に「地球侵略」も達成しようとしているわけなのである。
もちろん宇宙人の母星における一国家、一組織が暴走して地球に来るというパターンもあるが。

そしてその実績の割に大抵弱い。

クロノス十二神将を筆頭する秘密結社であり、ショッカーに近い組織であるが、こちらは悪の組織という訳ではない。
物語開始以前から世界各国を裏から操り、メディアによる情報操作で一部を除いて誰にも気づかれずに暗躍してきた末に、中盤で一斉蜂起してあっという間に世界征服を成功させた。
征服後は世界から紛争が消滅し、秘匿していた超技術を惜しげもなく開放して医療レベルを大幅に向上させるなど、表向きは至って真っ当な善政を敷いているため殆どの人間は支配を受け入れてしまっている。
実は世界征服は通過点に過ぎず、真の目的は別にあるのだが、これを知っているのは総帥アルカンフェルと最高幹部のごく一部のみ。
そのため世界征服が目的だと思っていた一部の幹部はアルカンフェルの方針に疑念を抱くようになり、主人公側のゲリラ活動や第三勢力の横槍も相まって、400年間かけて集めた最高幹部に僅か1年で戦死者や造反者が相次ぐ事態に。盤石に思われた支配体制が大きく揺らぎつつある。

腐り切った世界を正すため世界征服を目論む謎の人物イルパラッツォに率いられる零細組織。
作中では征服の第一歩「市街征服」のためドタバタしていたが、最終巻後半で主人公エクセルが超越者と化し電脳支配力を得たことで一気に征服は進行。
最終回ではなんと7日間で世界を制した。…がその後、エクセルは「征服した」だけで満足しちゃい、イルパラッツォと共に何処かへ旅立ったためあっけなく世界は元に戻った。

三闘神の力を手に入れて世界崩壊を引き起こした。
世界崩壊後も裁きの光で、気に入らない町や村を破壊し。狂信者は彼のために狂信者の塔を建てるなど。実質的に世界を征服している。
気が狂っており、自分の破壊欲を満たすためだけに世界を玩具にしているという、支配者としては最悪なタイプ。

本編開始前の時点から下の世界であるアレフガルドを完全征服し、創造主たる精霊ルビスをも封印して自身の領土たる闇の世界へと変貌させている。
バラモスなどの部下を別世界*7に派遣し、そこも征服しようとしたのだが……
主人公とその仲間の冒険により、野望は打ち砕かれた。
なお、征服する理由は ぶっちゃけ不明。 セリフ*8から推測するに、破壊と殺戮の為に征服したのだろうか。

本編開始地点となる小島のエスタード島を除いて、ほぼ完全なる征服を果たした。
部下達は、周到な手段で人間達を自滅や絶望させて住んでいる大陸ごと人間を封印し、オルゴ・デミーラ自身は精霊四体を打倒、完全なる征服を果たした……はずだった。
なんと最後に残した小島に住む子供 タイムトラベルできる石板を偶然集めて、そこでたまたま行った先の事件を解決し、そこからイケイケムードでどんどん封印を解除していく というミラクルを起こし、
激闘の末に、神を打倒してヘロヘロになった直後のオルゴ・デミーラを タイムトラベルしてきて倒してしまったのであった。
なお、征服する理由は ぶっちゃけ不明。 ノベライズでは、負の感情を受けすぎて人間を憎むようになった闇の精霊であり、その場合は征服の理由は人類への憎悪からである。


惑星の原住民を一人残らず虐殺した後で、その惑星を売り渡すという行為を何度も行っている。
つまり 宇宙の地上げ屋。 大層な目的はなく金のために征服するというパターンも珍しい。
本編でのフリーザ軍の構成員の数や歴史を見るに、滅ぼされ征服された星は数十を間違いなく超えるだろう。


上記「願いを叶えてもらう」の例。ブルマが第一話で「前にドラゴンボールを集めた人は王様になったらしいわ!」と話している。
なおドラゴンボールの地球にはピッコロ大魔王編やセル編などで登場する「王様」(青い犬みたいな人)がいるのだが、彼本人もしくは彼の先祖がドラゴンボールで建てた王朝が今まで続いているのかは明言されていない。
劇場版では他の国が登場し、地球が統一されていない描写がされたこともある。
『ドラゴンボール大全集7』によれば、ドラゴンボール世界の地球は連邦政府に統一されているらしい。
ただし実際の統治に国王はあまり関わっておらず国軍も弱く、実態は地方政府単位の民主制が主であるとのこと。

始皇帝が巨大な機械の肉体を手に入れて不老不死となった世界。
彼の開発したバイオテクノロジーで人々は食料に困ることがなく、薬学で病からも解放される。
キモヲタ軍師韓信の采配もあって世界各地の勢力を撃破し、世界征服・恒久平和を実現した。
人々に知識を与えず始皇帝自身が知識を独占しているが、これにより人々からは戦争の概念自体が消滅し、平和に暮らしている。
外部からの侵略者さえ現れなければ、人々は平和かつ幸福に暮らし続けたことであろう
だがなんの因果か皮肉にも、それは発展しすぎた結果他国を見下し衰退し続けた漢のように、その性質上これ以降の文明発展も見込めないわけで……。

蜘蛛に似た形をしている地球外生命体の集団で、物語開始以前に地球を裏から支配することに成功した黒幕。
地球人が情報化社会で情報に依存している事に目を付け、情報網を支配する事で誰も気が付かない間に世界征服に成功した。
しかし、たまたま別世界への扉を見つけたことで平行世界の世界征服にも欲を出し始め、結果的にその行動が失敗の始まりとなる。
特撮作品の侵略者としては珍しく暴力支配をしている描写がなく、むしろ情報統制で戦争やテロを消滅させ、他の地球外生命体の侵略を防いでいる。
ただし、情報網を支配しているので支配の実態を隠蔽できる可能性もあり、そもそも平行世界を巻き込もうとした時点で傲慢な支配者なのは疑いようがない。

Justice Lords。とある並行世界におけるスーパーマンらジャスティス・リーグだった者たち。
彼らの世界におけるフラッシュの死、レックス・ルーサーの米国大統領就任、核戦争の危機という状況の末、
手段を選ばない治安維持に乗り出して世界を征服、ヴィランも真っ青の恐怖政治を敷いてしまった。
挙句並行世界、つまり作品の舞台となる世界にまで干渉してくるも最終的に撃退されるが、
ローズ側の世界がその後どうなったかはアニメにおいては不明なままである。

突如として魔物たちの封印を解放し、光の玉を奪い去り世界を支配しようとした『DQ1』の初代ラスボス。
本編では倒されてしまったが、もし彼を倒すはずだった勇者がうっかり「世界の半分をやるから味方になれ」なんて口車に乗ってしまったらどうなるか?その答えはこうである。
人間達の持つ最大の戦力を引き抜いたりゅうおうは各地の城や町を壊滅させ、世界征服を実現した。
そして味方になっていた勇者には約束通り「世界の半分」と名付けられた小さな建物をやり幽閉して無力化し、更に人間達からモノ作りの力を奪い抵抗する力を失わせ、数百年もの長きに渡って世界を支配した。
この作品でのりゅうおうの目的は闇を司る存在として、光を司る存在である精霊ルビスと共に世界の調和を守ることとなっている。
そのため正史でアレフガルドを支配したゾーマと違ってルビスを封印するまでには至らなかった。
一連の行為は人間の持つモノ作りの力を「調和を乱す力」と見做して行ったものであり、魔物が跋扈し人間が絶滅しかけているこの世界の状態こそりゅうおうの視点では調和が保たれているという認識である。
だがこのままではいずれ幽閉されている愚か者以外の人間は絶滅してしまうため、光と闇の調和は崩れてしまう。
ルビスが人間たちを救うために事を起こさなくても、この世界には終わりが来ていたかもしれない。

世界は既に征服済み。逆らうのは抹殺指令を受けた主人公のストライダー飛竜のみ。 というあまりに絶望的な状況からゲームが開始される。
彼の最終目的は 地球上の生命を全て焼き払い、その後自分が創造した生命で地球を満たし完全なる地球の支配者となること。
世界征服で満足してくれませんかね……。

ゲーム自体の目的は病原菌を進化させて人類を一人残らず抹殺する事だが、寄生虫「脳食い虫」の場合は「超越」という症状形質を獲得させて全感染させれば特殊エンドに移行可能*9
寄生された人間が脳食い虫を崇拝し始めるようになり、最終的に人類は彼らに寄生されるためだけに存在する奴隷に成り果てる。
恐るべきは、クリアするだけならば他の病原体で人類を抹殺するよりは割と簡単という事だろう。
「影の伝染病」というヴァンパイアを生み出す病原菌も症状「影の下僕」を獲得して全感染させることで下僕化エンドとなるが、こちらのステージは人類側の対抗手段がかなり多いため抹殺も下僕化も高難度。
一方、シナリオ「サンタのリトルヘルパー」では脳食い虫が世界を救うこととなる。

ホビーアニメの中でも超展開が多い本作だが、中でもさらに上位にランクインするほどの無茶苦茶をやった回。
そう、放送回の1つであり複数のエピソードですらない。1話で世界征服である。
方法論としてはホビーの権威によって云々ではなく、洗脳性のあるボーグ(作中のホビー)を他者に持たせる事とそれをコントロールする事による支配となる。
組織が表に出て来た段階では主人公らの住むエリアを制圧し、その後養殖したと思われる(この作品のボーグはどうもできるらしい?)
200億という膨大な数の洗脳用ボーグを世界にばらまき支配を確立する、というものだった。
ちなみに首領が作戦に成功した要因は「過去の悪の組織を分析し、計画に固執することが問題であると考え計画発動を早めたから」である。
本当は12時発動のものを11時30分に発動、11時33分に到達した主人公らの前でそれを語った。
なお、これは愉悦するためわざとやったとかではなく、恐らく首領も相当にギリギリの判断を迫られてやった節がうかがえる。
理由として「200億のところが86億に減少するが発動した」との台詞があるため。養殖にしろ増産にしろ、恐らくタイムスケジュールは、強力なボーガー(ホビーのプレイヤー)が基地を襲撃に来るタイミングを考えるとタイト極まりないと思われる。
イレギュラーが一つでもあるか、45分でもいいかな…と日和った瞬間アウトだったろう。
86億いるならいいじゃん、と思うかも知れないが、作中の描写を見ると強いボーガーは一人で洗脳用ボーグ数十を一発で吹き飛ばせる。
それこそ「計画に固執してでも」数を揃えなかった結果、世界中から猛反撃を食らって計画失敗では笑いものもいいところなのだ。
なお、征服に成功した彼らだが次回予告の1台詞目であっさりと作中の老舗組織により卑怯にも(自ら言う)背後を突かれアッサリと敗れた。
三日天下どころかEDと予告の時間考えると3分天下くらいだろうか…?

上の例にあるキャラクターだが、この作品においてはガチで世界征服を成し遂げている。
何度も繰り返される世界線では 僅か10日で人類を50億も虐殺し、地球におけるほぼ全地域を機械獣軍団で制圧した。
まだ生き残っている人類は居るがそれも隠れ潜むのが精いっぱいで、 光子力研究所を中心とし、バリアで覆われた半径200㎞のエリアに住む兜甲児達が辛うじて抵抗している状態。
兜甲児達を倒して本命の 宇宙征服 に乗り出すのも時間の問題という状況。まあマジンガーがZERO化すれば瞬殺できるんだけどね、地球も滅ぶけど
ちなみに世界征服の理由だが、それはなんと 漢の浪漫 だから。

全ての宇宙、全ての並行世界を支配した機械神。
遥か未来に生まれるだろうZEROが、過去を改竄し現在に自らを生み出し、
ZEROは世界であり、世界はZEROであるという概念とすら化して無数の宇宙を掌握している。
あらゆる並行世界を観測し干渉できるその能力は、時空の逆行程度は軽い物で、望む世界に臨む可能性を入れて試行できる。
それでやった事はマジンガーZ以降に誕生するロボット作品を完全消滅させて。マジンガーZ(自分)こそが唯一絶対だと褒め称えさせる世界の創造だったりする。

  • パパ (ワッハマン)
序盤はギャグ調の行動をしており、支配領域も日本ぐらいだと思われたが…終盤において実は世界を掌握していた事が判明。*10
不老不死であるが故に1万年を超える長すぎる生に倦んで、作中の行動全ては 子供が積み木を並べては崩すような遊びで退屈を紛らわしているだけだった。
そして、その真の目的は自分の死。主人公と戦えば お互いに相手を殺せるが、それをやると死ぬ手段が無くなり永遠に取り残される ので躊躇う主人公の本気の殺意を引き出す為に、最終盤では遊びを捨てて行動を起こした。


破壊神(プレイヤー)を召喚して世界征服を企む魔界の王。
毎度毎度、破壊神の召喚に全力を出し過ぎてほぼ全ての力を失い、後の行動はプレイヤー任せという有様だが。

1作目では、プレイヤーの頑張りにより表&裏ストーリーで攻め込んできた勇者を全て滅して世界征服を二度も達成。
2作目では、 前回の世界は大陸の一部でしかない設定に変更 されてほぼ一からやり直し状態になったが、攻め込んできた勇者全てを滅し、三度目の世界征服を達成。
3作目では、 封印されていた巨大大陸が解き放たれ 又しても一からやり直しになったが、攻め込んできた勇者全てを滅し、四度目の世界征服を達成。
マモノ達が普通に生きて暮らせる平和を作り出した。

渇望を極限まで高め、神格に至り、前支配者を倒して世界全てを己の意思で征服した方達。
周りが自分の思うようになるという状況なので、邪魔者が出てこない限りは治世に不満も抱かない。
征服する理由は 意思が強くなりすぎたから、 周囲を自身が思うように染め上げる能力を限界まで高めると自動的に 世界征服決定戦が行われる。
なお征服した神がその後どうするかは自由で、惚れた女性に神の座を譲るために争いを起こす個人的願望や、自分以外の全存在を嫌悪し破壊しようとする邪神なんてヤバい奴をも許容してしまう一方、
生命全てを「悪意無く生きられる」様に改造した神優しい世界を紡いだ神と言った「ずっとこいつでいいんじゃね?」な神も、なぜか神の域まで至った者に倒されている。
この世界征服を維持し続けられない連鎖には、神座システムの根源が出来る切っ掛けとなった初代神ある存在の相克が絡んでいた…。

世界に位相*11を自由に挟む事により、世界を己の思うままに作り変えた。
ムチャクチャな設定にする事も可能で、 上条当麻が全人類からヘイトを集める存在と化した世界 上条当麻以外の人類が幸福に暮らせる世界 などにも改変できる。
世界を征服した真の目的は、 幻想殺し を奪うため。
世界を改変しまくって元の世界を忘却したオティヌスは、幻想殺しの力で改変前の元の世界に戻す事を目的としていた

全地球を支配する帝国。
ツル・ツルリーナ3世率いる毛狩り隊が4日で大帝国にのし上がり、100年の間、各地の反乱を抑えて圧政を続けている。
現皇帝は自らの威を示すために、人類を丸坊主にする毛狩り隊を作るなど、分かり易く悪の帝国である。

制服は主人公側の対抗手段なので本編では言われていないが、記事冒頭の「世界制服」ネタにひっかけて。
生命戦維という宇宙生物が繁殖するために、一部人類と協調。
終盤では地球上の殆どが生命戦維に着られた(文字通り人間の外部に服状になって寄生している)人間だらけに。

そこまで人類表面に服として広がったのには更なる目的があってのことであるが、
どうあれ一時的に世界はリボックスに着せられた者たちvs主人公の纏流子鬼龍院皐月等が率いるレジスタンスという対立構造になっている。
ちなみにリボックス社は服のブランドであり、世界に巨大なシェアを誇り流通網を使って人々の衣服に生命戦維を紛れ込ませていた。
ライダーの作戦で言うとダムに洗脳薬みたいなやつの服バージョンがガチの世界戦略として成功している世界と言えばいいか。

追記・修正は世界を征服してからお願いします。

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最終更新:2024年04月17日 10:02

*1 彼の前任者のポンペイウス達の功績も大きいが

*2 ラテン語教師に市民権を与える法律で言語の一体化を図った

*3 チキュウはすでに支配下にあった。

*4 『第2次』だとシロッコが反乱しようとしてたが察知されて先に潰されてしまう始末

*5 「SCABAI」トップが巨大ロボット開発に成功するレベルの科学者だったため、地球・宇宙間の絶望的な技術格差にいち早く気づけたのも交渉への切り替え要因と言える。

*6 使徒はグリフィスに対して本能的に恭順してしまう習性を持つ

*7 中盤までの舞台となる上の世界

*8 なにゆえ もがき いきるのか?ほろびこそ わが よろこび。しにゆくものこそ うつくしい

*9 抹殺エンドも可能だが難しめ

*10 アメリカのCIA諜報員のある一人は、その事実を知らされた後に処刑されたりした

*11 天国や地獄など、現実とは次元が異なる複数の神話世界