シャーロット・オペラ

登録日:2018/06/21 Thu 21:52:40
更新日:2024/02/02 Fri 23:00:29
所要時間:約 6 分で読めます





それが生クリームの…!!!

"甘い"という(ちから)ファ!!

ファファファ!!!




漫画『ONE PIECE』の登場人物。

●目次


プロフィール


本名:シャーロット・オペラ
所属:ビッグ・マム海賊団
役職:万国(トットランド)「生クリーム大臣」
任地:濃厚島「ホワイトタウン」
異名:不明
悪魔の実:クリクリの実(超人系(パラミシア)
懸賞金額:不明
年齢:46歳
出身地:偉大なる航路・新世界・万国
誕生日:9月29日
星座:天秤座
初登場:単行本84巻:第843話・「ヴィンスモーク・サンジ」
CV:川原慶久


【概要】


四皇“ビッグ・マム”ことシャーロット・リンリン 5男

万国(トットランド)の「生クリーム大臣」で、濃厚島「ホワイトタウン」の管轄を任されている。

自分を含めた5〜9男は 5つ子 であり、その内の長子である。
単行本等で年齢は明らかにされなかったが、ワンピースマガジンにおいて46歳であることが判明。

服装は襟を立てたケーキを思わせる茶色の服に白いマントをつけたものを身につけ、
容姿はイボ頭に 白い生クリームを思わせるドロドロの皮膚 という奇妙な出で立ちをした恰幅の良い大男。他の五つ子の弟達にはこのような特徴はないのでこれは彼の悪魔の実の能力(後述)によるものと思われる。


語尾に 「〜ファ」 とつけ、笑い方は 「ファファファ」
エクスデス?

弟妹たちからは「オペラの兄貴」「オペラ兄さん」と呼ばれる。


名前の由来であるオペラ(Opéra)とは、音楽劇のオペラ…ではなく、おそらく生地にクリームを塗り何段も重ねて金箔を飾ったチョコレートケーキのこと。
ただし6〜9男の名前は歌劇の方のオペラ用語から取られている。


【人物】

ややのんびりとした印象を受ける性格で、檻に捕らえたルフィの見張りとナミの尋問を任されていた際、ルフィが中で大暴れしようと特に咎めもせず、ナミの尋問もすぐには始めずマイペースに本を読んでいた。

しかしその一方でナミから情報を聞き出す際に平然と拷問を決行しようとする等、他の家族同様敵には容赦がない。

彼に限ったことではないが母であるビッグ・マムは恐怖の対象として見ており、劇中では重大な失態を犯してしまった際に制裁を受けることを恐れ、保身に走り隠蔽してしまっていた。
後にこの失態は ビッグ・マム海賊団の存亡 に繋がる事態に発展してまうことになるのだが…
このような一面からか弟の19男モンドールからは裏では呼び捨てにされてしまっている。

とはいえ家族に対しては一定の情はあり、弟の16男モスカートがビッグ・マムの発狂を止めようとし、殺害されそうになった時は焦ってビッグ・マムをなだめたり、モスカートを落ち着かせようとしていた。
また描写こそないが自身も無謀と分かりながらビッグ・マムの発狂を止めようともしていた。


【能力】

超人系悪魔の実「クリクリの実」の「クリーム人間」
「甘み」という新しい攻撃概念に則った能力であり、身体から出すクリームを操り、相手をクリームで焼き殺すというなんだかよくわからない能力をもつ。
喰らったルフィ曰く「痛ェ!!!」らしい。オペラはこの項目の冒頭のセリフを放ち能力を表現していたが、 やっぱりよく分からない

あるいは文字通りの意味で「喉が焼けるほど甘い」のかもしれない。
兄貴のビスケットとかも大概日本語以外での説明に困るし。

やられ描写が多いものの、作者曰く「厄介な敵」と評されている。


使用技

  • クリームモンスター
身体を白いクリーム状に変化させ、膨大な量のクリームで相手を巻き込み焼き尽くす。喰らったルフィが比喩無しで燃え上がっていた。
オペラ曰く「甘いクリームがスイートすれば やがて身体中が焦げ落ちるファ!!!」


【活躍】

劇中初めてのビッグ・マムの“食いわずらい”が出た時に、ビッグ・マムをなだめるため19男モンドール、18女ガレットと共に首都へ現れた。

正義感から16男モスカートがビッグ・マムを止めようとしたが殺害されそうになったため、慌ててビッグ・マムをなだめようとするも虚しく、モスカートが魂を抜かれてしまう現場を目の当たりにする。

その後、魂を抜かれたモスカートを救うためか弟妹と首都に残っていたところへ、ルフィに敗れた10男クラッカーがぶっ飛んでくる現場に出くわす。
首都付近の住民に避難勧告を出していた。

そして、クラッカーが倒されたことで怒ったビッグ・マムの 怒りの軍団 に加わり、クラッカーの仇討ちのためにルフィナミを襲撃する。
戦闘の際は “クリームモンスター” を使用してルフィを攻撃した。

ルフィとナミを捕らえた後はビッグ・マムより、ナミから23女ローラの居場所を聞き出すように指示され 「5秒に一回ボーガンでお前を撃つから言いたくなったら言え」 とサラッと拷問しようとしたが、
ビッグ・マム海賊団を抜けたいと進言したためにホールケーキ城への出入り禁止処分となっていたはずのジンベエが現れる。
まさかもう謀反は起こすまいと油断していたのかジンベエの “五千枚瓦正拳” の一撃をモロに喰らい、あっさりKOされ、 ルフィ達には逃げられてしまうという大失態を犯してしまった。

その後の万国に侵入した人物達についての会議において、この失態のせいでビッグ・マムに寿命を抜かれてしまうかもと恐れ、モンドールに 「ジンベエなど来ていない」「ルフィとナミは拷問の末に殺してしまった」 と虚偽の報告をしてしまう。
この時 「ま…まさか兄を疑うわけじゃあるまいな!!」 と露骨に焦っていたためモンドールからは疑いの目で見られていた。

結局、当然ルフィ達は生きていたために 結婚式は台無し ホールケーキ城倒壊 という 悲惨な状況 を招いてしまう。
さらに追い討ちをかけるようにウェディングケーキを食い損ねたことでビッグ・マムが“食いわずらい”を発症し、首都で大暴れしてしまう。

最期はこれらのことに責任を感じたのか無謀にも発狂したビッグ・マムに立ち向かい、寿命を全て抜かれ死亡してしまう事になるのだった。

ここは原作では直接の描写はなく、あっさりしたものだったが、アニメではオリジナルとして描写が追加されている。
食いわずらいを引き起こしたビッグ・マムから慌てて逃げ、近くにいた妹の14女スムージーにも逃げるように言うが、スムージーに腕を引っ張られ、「こうなったのは全て兄さんの責任」と責められ、「もう兄さんの居場所などない、責任をとれ」とまで言われてしまう。

しかし、そこは兄としてなのか、反論もせず素直に聞き入れ、スムージーに逃げるよう再度伝えた上で、責任に応える形でビッグ・マムに立ち向かっていった。
このアニオリ展開を受けてか、直後にスムージーが19男モンドールにオペラが死亡したことを伝える際の台詞が 「ママを止めようと立ちはだかったのだ」 に変更されており、原作にあった無謀にも立ちはだかったのだ」 という台詞はなくなっている。
仮にそのままだったら自分から焚き付けておいてあんまりな言い方をしていたことになるし


【余談】

  • 死亡した?
最期はビッグ・マムに寿命を抜かれてしまった彼だが、それ以前に魂を抜かれたモスカートはその後の描写では生き返っている。
もしかすると後で魂を返され助かっているかもしれない。
尤も、たとえ生き返ったとしてもビッグ・マムや他の兄妹達から今回のウソの報告について咎められ家族内の立場は無くなっているのかもしれないが...

  • 弟想い?
モスカートを落ち着かせようとする描写もある彼だが、ルフィに敗れぶっ飛んで来たクラッカーを発見したシーンでは驚愕するモンドール、ガレットとは別に 何故か笑みを浮かべたような表情をしている。
しかし次のコマではほかの弟妹の様に慌てているため、 そんな風に見えただけ かもしれないが…

  • オープニング
アニメのオープニングにおいて、ジンベエが活躍するシーンが毎度挿入されているのだが、そのシーンがよりによって 「オペラを“五千枚瓦正拳”で倒す」シーン である。
おかげで毎週毎週オペラはアニメが始まるたびに ジンベエにぶっ飛ばされ続ける という悲惨な目に遭うのだった…

  • スムージー
アニメオリジナルシーンでボロボロに言われてしまったオペラだが、実は スムージーも不祥事を隠蔽した実績がある。
ジンベエが謀反を起こしたことを知っていながら、ビッグ・マムには伝えなかった事があったのだ。
とはいえ、スムージーの場合はオペラのように保身のためではなく「ママの機嫌を損ねないため」に隠蔽したのだが、ジェルマ暗殺失敗の遠因を作った人物と言えなくもない。
所謂「お前が言うのか」的な場面である。
まぁあそこはあくまでアニメオリジナルの行動だけども


【6〜9男】

オペラと近い血縁関係にある4人の弟。5つ子であるためオペラと同じ顔と体格をしている。オペラと違って悪魔の実の能力者ではないが覇気など兄に劣らない戦闘力を持つ。
9男を除いた3人がオペラを含めた他の兄妹とともにクラッカーの仇討ちに参加、疲労困憊のルフィを仕留める。アニメ版では囚人図書館から脱走したルフィに再び立ちはだかるも全員倒された。

シャーロット・カウンター


C(シャーロット) 6男
オペラと同じくイボ頭で、黒いモヒカン頭と黒い髭をたくわえたオペラによく似た巨漢の男。
左肩には謎の女性が常に乗っかっている。*1

クラッカーの仇討ち部隊に入り、ルフィを襲撃、カデンツァと共にルフィを攻撃していた。

捕らえたルフィの脱走後はルフィと交戦したが、首を思いっきり締められていた。その後どうなったかは不明。
が、この部分はアニメでは完全に無くなっており、カデンツァが代わりに首を絞められていた。

アニメでは脱走したルフィがサンジとの約束の地へ到着する場面で、最後の壁としてルフィと交戦するシーンが追加された。
弱っていたとはいえルフィの攻撃をものともせずに追い詰め、激戦を繰り広げ、最後には敗れてしまうが相討ちにまでもっていく等、妙に待遇が良い。

武装色の覇気の使い手。


名前の由来であるカウンター(counter)とは、オペラの独唱曲において男性が裏声を使って女声と同等の高い音域を歌う部分のこと。



シャーロット・カデンツァ

CV:くわはら利晃

C家 7男
オペラと同じくイボ頭で、帽子を被り、白い髪と白い髭をたくわえ、囚人服のようなボーダーの服を着用したオペラによく似た巨漢の男。
アニメでは髪と髭の色は茶色、服はピンクと黒のボーダーになっている。

クラッカーの仇討ち部隊に入り、ルフィを襲撃、カウンターとともにルフィへ攻撃を加えていた。

アニメでは脱走したルフィを捕らえるために、最初の壁としてルフィと交戦するシーンが追加された。
武装色を使ったルフィの攻撃を防ぐ等の活躍をするが、最後はルフィに首を絞められていた。
ちなみに前述したように原作でのこのシーンは本来カウンターの役である。

武装色の覇気の使い手。


名前の由来であるカデンツァ(cadenza)とは、オペラの独唱曲において独奏楽器や独唱者がオーケストラの伴奏を伴わずに自由に即興的な演奏・歌唱をする部分のこと。


  • 使用技
クリームパンチ
カウンターと共に双方から相手を覇気で殴りつけ、プレスする合体技。



シャーロット・カバレッタ

CV:川原慶久(オペラと同じ)

C家 8男
オペラと同じくイボ頭で、黒いモサモサの髪と白い髭をたくわえ、オーバーオールを着用したオペラによく似た巨漢の男。
アニメでは髪と髭の色は茶色になっている。

クラッカーの仇討ち部隊に参加していた。
アニメではルフィに真っ先にぶっ飛ばされていた。

しかしこの後に脱走したルフィを捕らえるために、カデンツァの次の壁としてルフィと交戦するシーンが追加された。
「おれは兄貴とは違う!! 力だけじゃねェぞ!!」と巨体に似合わぬスピードで一時はルフィを圧倒するも、サンジを罵った事が敗北フラグとなり、倒されることとなった。


名前の由来であるカヴァレッタ(cavalletta)とは、オペラの独唱曲において、歌手がテンポのはやい同一リズムで歌う部分のこと。
スピードが速い、という特徴はここから来ているのかもしれない。



シャーロット・ガラ

C家 9男
作中で一切登場せず、SBSにて名前のみ紹介されたが、ワンピースマガジンにてラフ画が公開。
逞しい口ひげを蓄えた厳つい風貌をしている。

名前の由来であるガラ(gala)とはイタリア語で「祝祭」という意味。オペラのガラ・コンサートとは、さまざまな独唱曲を出演者が次々と歌うコンサートのことをいう。







(追記・修正をしくじったなんて絶対に言えるか!!)
(ママに項目全部消されてしまうファ!!!)

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  • 幹部
  • クリクリの実
  • 戦犯
  • 46歳
  • 超人系
  • 懸賞金不明
  • 初登場がゾウ編~万国編終了まで

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最終更新:2024年02月02日 23:00

*1 この女性はシャーロット兄弟ではないので、彼の妻か娘と思われる