立野広

登録日:2018/06/17 (日) 15:02:13
更新日:2023/10/18 Wed 08:24:51
所要時間:約 5 分で読めます





立野(たての) (ひろし)とは、漫画『地獄先生ぬ~べ~』の登場人物である。

CV:藤田淑子
演:中川大志


プロフィール


身長:145cm
体重:38kg
年齢:11歳
生年月日:1985年7月28日(しし座)
血液型:O型
趣味:サッカー
得意教科:体育
苦手教科:体育以外全部
好きなもの:給食・郷子
嫌いなもの:勉強


人物


童守小学校5年3組の男子児童。
短く刈りこんた黒髪で、明るく活発な少年。
5年3組の中心的存在であり、本作の児童側の主人公とも言える。

ぬ~べ~と同様にとても正義感が強く、仲間のピンチは見過ごせない優しい性格である。
だが基本的に何も考えず勢い任せに突っ走っていく「猪突猛進」タイプであるため、無茶な事をして怪我をしたりピンチに陥る事もある。
だが咄嗟の判断力や行動力には目を見張るものがあり、それでいくつものピンチを切り抜けている。
また妖怪にも臆せず勇敢に立ち向かい、『童守少年妖撃団編』では彼の強い「勇気」によって古代兵器が最強の武器へと変化していた。
怖いもの知らずだが、過去に夜中の学校のトイレで花子さんを見てしまった事でそれがトラウマとなり、夜1人でトイレに行けなくなってしまう。今でも花子さんの顔を思い出すと足が震えて立っていられなくなるらしい。そのためか、夜にはトイレではなく窓から尿を出している。その際ろくろ首になった美樹に用を足すところを見られてしまった。美樹曰く「意外とデカい」とのこと
ぬ~べ~が陽神の術を使った姿「陽神明」とは、タイプが全然違うため会う度に衝突していたが、彼と協力して幾つか事件を解決していくうちに互いに認め合うようになった。

部活はサッカー部に所属。サッカーのテクニックはかなりのもので、入部して早々にレギュラー入りを果たし、試合では同級生の風間守や北村薫と一緒に大活躍をしている。
夢はJリーガーになってワールドカップに出場する事。パラレルワールドの未来ではJリーグのベルディの看板選手として大活躍をしていた。
サッカー以外のスポーツ(水泳など)も得意であり、ぬ~べ~に大型バスの運転を任された時には勘だけを頼りに運転をこなしていた(未成年は絶対に真似してはいけません)。
ただし、卓球やスケートなど細かい技術が必要なスポーツは苦手としている。

運動神経は抜群だが、勉強嫌いなので学校の成績は体育以外は壊滅的である。
どのぐらい苦手かというと、0点を100回連続で達成するほどであり、木村克也栗田まことと共にほぼ毎回テストのワースト3を飾っている。
というか、テストを100回もやってる5年3組って……
一般常識もほとんど無く、
  • 「妖怪」を「妖」と間違える
  • アメリカの首都はどこにあるかを問われ「アメリカに『首都』なんて漢字の町があるのか?」と言う
  • 「蟹工船」を「蟹光線」と勘違いし適当な感想文を書く
  • 「『積極的』の反対語を書け」という問題で鏡文字を書く
などなど作中で珍解答を連発していた。また簡単な足し算も時々間違うらしい。
記憶力は悪いがサッカーの知識は豊富であり、下級生からサッカーのルールについて質問された際には詰まる事無くスラスラと説明していた。

風呂嫌いであり、10日ほど風呂に入らなくても全然平気。
給食が大好物で、給食帝王を自称しテーマソングまで作っている。

ただし、スポーツ万能で頼り甲斐もある男前な性格のため、女子人気は非常に高い。
バレンタインでは大量のチョコを貰っているらしく、それをガキ大将の金田勝に嫉妬されていた。

彼の守護霊は、喧嘩無敵で有名だった荒くれ漁師(恐らく縄文人)であり、守護霊懇親会でぬ~べ~は「体力だけでなく知性もつけてあげるように」と頼んでいた。

現在はトラックドライバーの父親と一軒家で2人で暮らしている。
母親は8年前に病死しているが、母親が幼稚園児に転生して会いに来た事で、思いがけない再会を果たす事となった。

クラスメイトの稲葉郷子とは両思いなのだが、人前では照れくさいのでなかなか素直になれない。
だが2人きりとなった際には「2人はまだ小学5年生です」と注釈が入るほどラブラブになっていた。
なお、郷子が迷い込んだパラレルワールドの未来では、郷子と喧嘩別れした後で細川美樹と結婚をしている。


連載版では記念すべき第1話で童守小学校に転校してくる。
当時はサッカーは上手いが些細な事ですぐキレる問題児であり、転校してきた理由も前の学校のサッカー部で暴力沙汰を起こしたからだった。
童守小でもいきなり暴力沙汰を起こし、「どうせそのうち人を殺して刑務所行きになるんだ!!」と自暴自棄になっていたが、彼がすぐにキレるのは「衷妖(ちゅうよう)」という悪霊*1の仕業であった。
衷妖をぬ~べ~に除霊してもらって以降は簡単にキレる事は無くなり、ぬ~べ~を信頼するようになった。
妖狐の玉藻京介にドクロを狙われた時期もあったが、玉藻が一度廃妖怪となった後で九尾の狐の力で復活して以降は狙われる描写はなくなった。

ぬ~べ~が童守町を去った後はサッカー部のキャプテンとなる。
『さらにそれからの地獄先生ぬ~べ~』によると、郷子と同じ高校に進学し、卒業後にJリーグ「童守アディオス」に入団したらしい。


地獄先生ぬ~べ~NEO


年齢は23歳。
郷子達が大学に行っている間にJリーグでスター選手に登り詰め、本編の2年前にイタリアセリエAの「ぺペロンチーノ・ハバネロ」に移籍し大活躍をしている。
見た目は身長が伸びた以外は特に変わっていないが、プロの選手なので引き締まった体をしている。
イタリアにいるのでイタリア語は理解出来るようだが相変わらずおバカであり、健人との学力勝負では完全に負けていた。
だが小学校の頃より言動が落ち着いており、広との張り合いで負けて落ち込む健人を諭すなど大人の対応ができるようになっている。

今や「世界の立野」として大人気であり、彼が童守町に凱旋する事になった際には町をあげての大騒ぎとなった。
郷子との交際は続いているが、現在は遠距離恋愛中。それでも郷子を自分の「アモーレ」と呼ぶほど愛している。

本編序盤の頃から度々活躍が描かれていたが、本格的に登場したのは第89話の事。
今期の試合の欠場を表明した後で郷子に帰国する事を告げ、童守町へ凱旋。
凱旋パレードの後は母校の童守小を訪れてぬ~べ~や郷子と再会し、現在の5年3組の児童達と交流した。

実は足に重度の膝前十字靭帯損傷を負っており、帰国した本当の理由はその手術を行うためであった。
皆に心配をかけさせないためにぬ~べ~だけにこの事を明かしていたが、ぬ~べ~から「郷子にだけは言っておいたほうがいい」と言われた事で、郷子にも打ち明ける事を決める。
だがその前に、広の事を誤解した郷子が心の隙を突かれて桂男に取り憑かれてしまう。
桂男から郷子を救い出した後は彼女に本当の事を打ち明け、翌日に足の手術を受けた。
成功率30%の難しい手術であったが無事に成功し、復帰までリハビリに励む事となる。
そして再び日本を離れる際に郷子と口付けを交わし、彼女にエンゲージリングを渡してイタリアへと戻っていった。


余談


特別読み切り第2作目では在校生(ぬ~べ~が転任教師)であり、性格も本編とは大きく異なる。
悪霊に取りつかれたことを自覚しているものの、金儲けにいそしむ悪徳霊能力者たちにに振り回されたことで霊能力者という存在に不信感を抱いており、霊や妖怪の存在を決して信じず、ぬ~べ~のことも信用していなかった。
最終的に自身の霊障を除去してもらったことでぬ~べ~を信頼するのは本編と同様だが、本編のようなアホっぷりは皆無である。
アニメ版第1話はこのエピソードが元となっている。


追記・修正はサッカーバカにお願いします。


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最終更新:2023年10月18日 08:24

*1 いわゆる「疳の虫」が成長したもの。