シャーロット・モンドール

登録日:2018/06/09 Sat 19:27:32
更新日:2024/04/04 Thu 00:55:25
所要時間:約 8 分で読めます





明日はおれ達の可愛い妹プリンのために!!

最高の結婚式にしようぜ!!!


漫画「ONE PIECE」の登場人物。

●目次

【プロフィール】

本名:シャーロット・モンドール
年齢:38歳
身長:260cm
血液型:X型(現実だとA型)
誕生日:4月23日(本を贈る記念日と言われる サン・ジョルディの日
星座:牡牛座
所属:ビッグ・マム海賊団
役職:万国(トットランド)チーズ大臣
任地:チーズ島チーズタウン
異名:書司
懸賞金額:1億2000万ベリー
悪魔の実:ブクブクの実(超人系(パラミシア))
出身地:偉大なる航路・新世界・万国
初登場:単行本84巻・第843話・「ヴィンスモーク・サンジ」
好きな食べ物:チーズ
CV:伊丸岡篤


【概要】

四皇“ビッグ・マム”こと、シャーロット・リンリン 19男
道化師のような白塗りのメイクにとがったイチゴ鼻、ガイコツのような服を身にまとっている。
万国(トットランド)のチーズ大臣を務めている他、 書司 としてホールケーキ城の図書館・囚人図書館も管轄である模様。
海賊団の会議・作戦などの際には兄弟や幹部をまとめる、シャーロット家の参謀役でもある。


【人物】

口調は荒っぽいが、ビッグマムの子供たちの中では比較的頭に血が上らないタイプのようで、シャーロット家きっての頭脳派。
年齢順でいえば兄弟の中でもちょうど真ん中くらいの位置と思われる*1が、目上の兄姉たちやビッグマムからも信頼を受けているようで、兄弟の団結が必要になった際にはリーダーシップを発揮する。
その際には目上の兄姉や三将星に対しても指示や誘導が可能な程の立場となり、本編中ではオーブンやカスタード(6女)を平然と怒鳴りつけたりもしている。
(そもそもオーブン兄さんは脳筋戦闘特化のため、緊急事態にはモンドールに頼るのが吉と心得ているのだろうか)
シャーロット家の子の例に漏れず家族想いな面もあり、曲者揃いの兄弟たちをうまくまとめあげている模様。
また、観察眼が鋭く、思慮深い面もあり、不測の事態に手を回すよう図る周到さも持ち合わせている。
本編で統率を執る振る舞いに慣れていた様子であったため、普段からブレインとなって、戦闘要員の仲間が存分に戦えるよう支えているのかもしれない。

兄や姉のことは主に「~の兄貴」「~の姉貴」と称をつけて呼ぶ。語呂がいいからかペロスペローのことはペロス兄、モスカートのことはモス兄と呼んでいた。*2
しかし、あまり信用できないオペラに対しては、モノローグでは呼び捨てにしていた。
(実際、モンドールの思った通り、オペラは保身のために失態を犯していたことを隠そうとしていた)


【能力】

超人系悪魔の実「ブクブクの実」の「書籍人間」であり、本を自在に操る力を持つ。
能力名は90巻SBSでわずかに語られた程度のため、詳細は不明な点が多い。

現時点で判明している能力は主に以下の三種。

  • 本を浮かせたり飛ばしたりと物理的に操る
先ず基本的な能力のようで、モンドール自身が随所で行使している。
空中に浮かせた本を足場に空を飛んだりと応用できる他、ルフィの象銃(エレファントガン) 本一冊で受け止める という何気に物凄い防御力も発揮した。
しかも、本なのに水には強いらしく雨天の中でも平然と本を宙に飛ばしていた。水ではなく水あめだったからかもしれない
その他にも、大きな本を椅子代わりに腰掛けたりと汎用的に便利な面もある模様。
彼が操っているのはモンドールが能力で生み出した本なのか、既存の本を自由に操っているのかは、描写がないので不明。

  • 相手を本の世界(物語)の中に引き入れる(アニメ版では幻覚を見せるものと描写)
モンドールの展開した本に触れてしまうと、本の世界に閉じ込められてしまう幻覚にかかってほぼ戦闘不能な状態になってしまう。
クラッカーの仇討ち戦にて、怒りの軍団の一人として出陣したモンドールが発動した能力で、ルフィの象銃(エレファントガン)を本で受け止めることで、逆にルフィを本の物語世界に招き入れるという強力なカウンターを食らわせた。
サイケデリックな世界に閉じ込められたルフィは周囲に対する認識を完全に封じられてしまい、隙だらけで他の兵士たちの攻撃を受け放題になってしまった。
本の世界から抜け出す方法は今のところ判明しておらず、ルフィはこの技を看破することができなかった。

  • 本の中に生物を閉じ込めて幽閉する
モンドールの“書司”の肩書たる所以。
この能力で囚われた者は本の牢獄の中にピン留めされ、本から脱出することが出来なくなる。
また、「何時開いても本の中身が変わることなどない」という理屈から、本に閉じ込められた生物は歳をとらなくなるという特性がある。
珍獣コレクターであるビッグマムは、生きた珍獣・珍生物をそのままの姿で収集するのにこの能力を活用させており
シャトー内の囚人図書館には捕われた珍獣たちが本としてコレクションされている。
しおりを使って外から本の中に出入りできる他、本を燃やすことで中の生き物も(一緒に燃え尽きさえしなければ)脱出できる。
中から火を放った場合にどうなるかは不明だが、基本的には、外からの干渉がなければ出ることはできないと思われる。


その他、アニメ版での能力として、海図の載った本の上で各艦隊のモデルを動かしながら陣形を整える指示を出したり、
描いたビッグマムのモデルを紙面上から取り出して立体化して見せたりといった能力も見せた。

紙面媒体の宿命か、火が弱点。
本の幻覚の解除方法については一切描写がないので未だ不明だが、もしかするとこのあたりに打開のヒントがあるかもしれない。

総合的にはそこまで戦闘向きではなく、将星の兄貴のような途轍もない練度というわけでもないようだが
真っ向勝負を得意とするルフィにとっては、ある意味 将星たち以上に相性が悪い能力 とも言える。
事実、疲労しきっていたとはいえルフィを相手に完封して勝利しており、その後もジンベエの裏切りとオペラの大ポカがなければルフィとナミは完全に詰みだった
いわゆる戦闘特化要員ではなさそうな彼でさえルフィに白星とは、改めて、新世界の敷居の高さがうかがえる。

90巻のSBSにて、作者をして 「1シリーズのボスとして登場しても、充分に面白くなる程の多彩な能力」 と紹介されている。

なお、悪魔の実の能力のほかに、主に戦闘ではを装備している。だが、これを駆使して戦う場面はあまり見られない。本人の身体能力についても不明。


【活躍】

◆ホールケーキアイランド編

初登場はビッグマムの食い煩い発動真っただ中。
クロカンブッシュを求めて暴れまわるビッグマムにただ一人立ち向かうモスカートを止めようと、ガレット・オペラと共に登場。
ママの癇癪が収まった後で、『化身』たちに「いいなお前ら!! 「一秒」残らずだ!!」と指示を出し、寿命を抜かれたモスカートを運ばせた。*3

ルフィがクラッカーを撃破した際には、怒りの軍団の一員としてクラッカーの仇討ち戦に参戦。上述の能力の項の通り、本を操る能力を駆使してルフィ撃破に貢献した。
怒りの軍団が仇討ち戦に勝利した後は、捕縛したルフィとナミを自身の能力で囚人図書館の本に閉じ込めることに成功。
(しかし、見張りをしていたオペラがジンベエにノックアウトされ、二人を捕らえていた本を燃やされたことで、逃げられてしまった)

陰謀の結婚式前夜、兄弟や戦闘員が招集され家族会議が開催される。その際にモンドールは議長を務め、各戦闘員たちの情報の整理にあたった。
この時点で、ビッグマム海賊団視点では麦わらは捕獲済み、ウサギタヌキブリュレに捕われ、ソウルキングはビッグマムの手元、ペドロは自爆……と体よく事が運んでおり、危険因子の排除に成功したことを兄弟たちと共に喜んだ。
が、一方で「ルフィとナミは拷問の末に殺害した」と報告したオペラの挙動と脱獄の噂を不審に思っており、裏では国内の警備を強化。夜通し兵を働かせ、その指揮をとっていた。
また、ヴィンスモーク家が怪しい動きをしていないか監視を入れたり、アニメ版ではサンジが麦わらと繋がっているのでないかと揺すりをかけたりと、麦わらの一味の暗躍を疑い続けていたが、
それらの探りは悉くかわされてしまい、結果、警戒は実を結ぶことはなく、ルフィたちのお茶会乱入を許してしまうことになる。

麦わらの一味およびファイアタンク海賊団の迫撃戦では、血の気の多い兄弟たちが次々に海へと向かっていく中、モンドールは司令塔として都市に残った。
電伝虫を使って散らばった仲間たちと連携をとる役目を担ったものの、彼自身はルフィたちのことをだいぶん侮っていたらしく
等等、止まらない不測の事態の連続に頭を抱える羽目に。

最終的にはマムの暴走阻止が成功し、麦わら殲滅に「クイーン・ママ・シャンテ」が到着したことを知って、全てカタがついたといわんばかりにガッツポーズで喜んだのだが……
……彼が『5番目の海の皇帝』を最後までみくびっていたという事実を思い知らされるのは、もう少し先の話である。

◆ワノ国編

ビッグマムのワノ国進撃に連れ立って、兄弟たちと共にクイーン・ママ・シャンテに搭乗。
しかし、滝登りの終点に火災のキングの強襲に遭い、船はあえなく滝から墜落。幸いにも転覆せずに済んだため船ごとオシャカは免れたものの、滝の下で立往生してしまうことに。
マムが単身ワノ国に渡ってしまったことで、モンドールはビッグマムが殺される事態を懸念していた。
アニメでも搭乗が確認できるが、上記の台詞は全てペロス兄に譲っている。


【余談】

  • 第874話でブリュレがモンドールのことを「モンドール兄さん」と呼んでいたが「モンドール」に修正された。
    家族会議で「ブリュレの姉貴」と発言しているため、こちらが正しく、モンドールのほうが下であると思われる。
    モンドールの年齢は単行本90巻時点では公開されていないが、彼は873話でスムージー(35歳)を「姉貴」と呼んでいる。一方で90巻SBSでは弟にあたる22男サンマルクの年齢が「34歳」である事が明らかにされている。
    サンマルクとは容姿が大きく違っており多胎児同士とは考え辛く、モンドールの年齢は36歳以上*4となってしまい、スムージーが姉である場合矛盾が発生してしまう。
    アニメではスムージーのことを呼び捨てにしているため設定変更等がされた可能性があるがその点は現在のところ謎である。

    →ワンピースマガジンにてモンドールの年齢は38歳だと判明。つまり原作の「スムージーの姉貴」発言が間違いであり、アニメの「スムージー」呼びが正しかった事になる。*5

  • モンドールの能力で生き物や囚人が本の中に閉じ込められると、閉じ込めた隣のページに捕らえたものの説明文が記載される。
    言語は英語かと思いきや、アニメ版によるとなんとローマ字による日本語である。
    名前や懸賞金、能力や戦闘スタイルなどが記されている他、ナミが元アーロン一味であったことや、ルフィが魚人島で引き起こした事件についての記載も。
    あと、クラッカーが倒された件について2回も記載されている。やめたげてよ。

  • 90巻でホールケーキアイランド編が終了したが、結局ルフィがモンドールに逆転勝利することはなかった。
    つまり今のところ、モンドールはルフィに勝ち切った数少ない敵のひとりである。
    他にこれに該当するのは青キジマゼランなど、一編のボスに相応しい大物ばかり。
    しかるにモンドールの場合は、一組織のトップ、ひいてはシリーズのボスクラスではなく生粋の戦闘要員でもないのに
    能力の火力ではなく初見殺し技反撃を許さずノーダメージで勝つと、実はなかなかの記録を叩き出しているのである。
    いつかルフィがこの記録を塗り替える日が来るのだろうか。

  • モンドールの年齢は38歳。本編の38年前といえば、ビッグ・マムが所属していたロックス海賊団が壊滅したゴッドバレー事件が起きた年である。
    つまりモンドールはロックス海賊団が壊滅した直前、または直後に生まれたビッグマムの子ということになる。

  • お茶会前夜に、モンドールは項目冒頭のセリフと共に兄弟たちを鼓舞するが
    プリンの結婚式が虚偽のものであることは当然彼も知っているはずである
    故に、プリンのため、というセリフに違和感を覚える読者もいる。*6
    いずれにしろ、プリンの本当の気持ちには、彼や他の兄弟たちもみな、気づいてはいなかったようだ。

  • 単行本942話の扉絵、リクエストイラストで登場。ワインを吟味するソムリエネズミと共に「世界のチーズ図鑑」からチーズを取り出して厳選しているモンドールが描かれている。
    本編では描写がなかったが、本から物体を取り出す能力もあるのだろうか。

  • モンドールという名前の由来はモン・ドール(Mont d'Or)という種類のチーズ。
    スイス・フランス国境のジュラ山脈で受け継がれる乳牛製の伝統的なチーズで、熟成しフォンデュ状になったものを食べるのが一般的。
    スイスでは「ヴァシュラン・モン・ドール(Vacherin Mont d'Or)」と呼ばれたり、
    フランスでは「ヴァシュラン・デュ・オー=ドゥー(Vacherin du Haut-Doubs)」あるいは単に「ヴァシュラン」と呼ばれているのもこのチーズ。


朝まで追記・修正を続ける……wiki篭りを信用できねェ
いいなお前ら!! 「一行」残らずだ!!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ONE PIECE
  • 書司
  • チーズ大臣
  • ワンピース
  • 犯罪者
  • 大臣
  • 幹部
  • シャーロット・モンドール
  • 悪魔の実
  • ビッグ・マム海賊団
  • シャーロット家
  • ONE PIECE登場人物項目
  • 参謀
  • 伊丸岡篤
  • ブクブクの実
  • 超人系
  • カナヅチ
  • 懸賞金億越え
  • 四皇幹部
  • 初登場がゾウ編~万国編終了まで
  • 全世界人気投票90位
  • 海賊
  • 能力者
  • 賞金首
  • 書籍人間

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月04日 00:55

*1 マムの子の年齢は推定8歳~50歳。

*2 ペロスペローは次男カタクリを始めとする弟達皆にペロス兄と呼ばれている為、モンドールもそれに倣っているのだろう

*3 この時の指示のおかげか、モスカートは後々ちゃんと生きて再登場する

*4 スムージーとは種族の違い上同年齢の35歳というのはあり得ない。

*5 ただしアニメでは6女カスタードを呼び捨てにしているシーンがあり、スムージーの呼び方は直っているがアニメはアニメでまた新たな間違いが発生してしまっている。尤も、カスタードとモンドールは互いを呼び捨てにしあっているので、姉貴をつけずに呼ぶ間柄ということなのかもしれない

*6 仮にプリンがビッグマムの思惑通りに事を進めていれば、ジェルマ66の兵力・科学力をまるまる接収するという大手柄の立役者はプリンとなるので、「プリンのために」という見方そのものは間違いではない