本堂瑛祐

登録日:2018/05/27 (日) 10:21:55
更新日:2024/02/28 Wed 08:11:41
所要時間:約 7 分で読めます




名探偵コナン』の登場人物。



帝丹高校に在籍していた男子高校生で、毛利蘭鈴木園子の元クラスメイト。年齢は17歳。
中性的な顔立ちをした少年で丸メガネをかけている。目元が黒の組織の一員・キールこと水無怜奈によく似ている。
第49巻『もう戻れない二人』で帝丹高校へ転校してきたが、現在はとある事情でアメリカへ留学している。
名前の由来は、『007シリーズ』の主人公であるジェームズ・ボンドと、作家の海渡英祐から。

蘭や園子ら同級生には敬語で話すが、興奮すると口調が荒っぽくなる。
小学1年生の江戸川コナンにも敬語を使っていたが、『カラオケボックスの死角』以降はコナンに敬語を使う事はなくなった。

特筆すべきはなんといってもそのドジっぷり。
神様に嫌われているとしか思えないレベルで不運な目に度々遭っているようで、トーストを落としたら100%の確率でバターを塗った面が下になり、
キャンプをしたら真っ先に蚊に刺され、集合写真を撮るとなぜか自分だけいつも目をつぶっているらしい。
小さい頃から怪我や病気でしょっちゅう病院に行っており、小学校に入りたての頃にも交通事故に遭い入院している。
初登場のエピソードでも、登場していきなり何もないところで転んだり、おじぎをした時に前にいたコナンの頭に顔をぶつけ、そのすぐ後で棚の上にあった荷物が頭上に落ちてきたり、
雪山に来てすぐに風邪をひいたりしていた。
典型的なドジっ子気質だが、本人曰く「ただ運が悪いだけ」らしい。
かなりのドジである上に中性的な顔立ちであるため、蘭からは「この子」と呼ばれ、園子からは「これで女の子なら萌えキャラなんだけど…」と思われていた。
何かに縛られるのが嫌いな性分で、小説の単行本も上下巻揃ってないと買おうとしない。

ドジっ子ではあるが学校の成績は良く、優れた推理力を持つ切れ者。
初登場の事件ではコナンより先に真相を見抜いたうえで彼にヒントを与えるような行動を取っていたり(真偽は不明)、
黒の組織の影』では言葉巧みにコナンと事件関係者を引き合わせ、関係者からとある情報を聞き出そうとしていた。
また『封印された洋窓』では、普段のドジっぷりからは想像がつかないような鋭い視線で、証拠を集めているコナンの事を物陰から監視していた。

母親は10年ほど前に病死するまで、彼を育てながら杯戸町の奥平邸で住み込みで働いていた。
父親のイーサンは大阪に単身赴任していて正月ぐらいにしか帰ってこなかったらしい。母親が亡くなった後はイーサンに引き取られ大阪で暮らすようになった。
その後イーサンが海外へ仕事に行ったため、現在はイーサンの知り合いの家に世話になっている。
瑛海という姉がおり、彼が幼い頃から海外へ留学していた。
休みの日には度々帰ってきていたらしく、彼が事故で大怪我をした時には自分の血を大量に分け与えた優しい女性であった。
その際に瑛海は「せっかくみんなに分け与えられるタイプの血液型なんだから」と瑛祐に言っていたらしく、
後に見つかった母子手帳から、瑛祐は自分の血液型を「O型」だと思っているが……
瑛海は10年ほど前からなぜか行方不明となっているが、彼女が将来看護師になりたいと言っていた事から、今頃はどこかの病院で働いているかもしれないと思い都内各地の病院を探っている。
ちなみに瑛海の顔は怜奈とそっくりであるが、怜奈の血液型はAB型で自分とは違う血液型であるため、怜奈は自分の姉ではあり得ないと考えている。

毛利小五郎の大ファンであるが、小五郎の事を「寝ている間に事件を解決に導くラッキーな探偵」と勘違いしており(本当のことだけど)
初登場時には小五郎からその幸運を分けてもらおうとしていた。
後に「いつでも遊びに来ていい」と小五郎に言われたので、勝手に「助手1号」を名乗って毛利探偵事務所に度々やってくるようになった。


初登場は第49巻『もう戻れない二人』。
帝丹高校へ転入し毛利探偵事務所を訪れるが、そこの入り口でつまずきコナンを巻き込んで転倒する。
その際にメガネを落としてしまったので、手探りでコナンを見つけると彼を小五郎と勘違いし「お会い出来て光栄です!!」と挨拶していた。
その後は群馬の雪山で殺人事件に巻き込まれるも、彼の何気ない一言でコナンは犯人のトリックを見抜き、事件を解決に導いた。
そして帰り道の車内で、小五郎の推理ショーの際に彼の側にずっといたコナンの事を胡散臭そうな目で見るが、
小五郎に「眠りの小五郎が見たかったらいつでも遊びに来ていい」と言われ、はしゃぎすぎて車の天井に頭をぶつけコナンに呆れられていた。

その後は『封印された洋窓』や『黒の組織の影』などで怪しい素振りを度々見せ、コナンから警戒されるようになる。
また『赤と黒のクラッシュ』で瑛海の行方を追っている事が判明するが、冬休みに瑛海に繋がる手がかりを得た後で行方不明となってしまう。


以下ネタバレ



















実は幼い頃に白血病を患っており、その際に骨髄移植でHLAを移植した事で血液型がO型からAB型に変わっていた
その後で交通事故に遭ったので、瑛海から貰った血はAB型という事となる。
怜奈は正真正銘彼の姉であり、真の正体は組織に潜入しているCIA諜報員なのだが、瑛祐本人はこれらの事実を全く知らなかった。
彼が怜奈の事を追っていたのは何かの理由で彼女が瑛海に整形していると考えたからで、彼女に会って瑛海の事を聞きだそうとしていたが、
怜奈(瑛海)と対面した時には憎しみのあまり衝動的にハサミで彼女の事を刺そうとしていた。
後に怜奈が実姉である事と組織を追うCIA諜報員である事を知り、怜奈と同じくCIAになるという目標が出来る。
真実を知った際に怜奈やFBIに証人保護プログラムを受けるよう言われるが、まだ組織に目をつけられていないと判断しそれを拒否している。
ちなみにCIAの目的を勘違いしているところがあり、「CIAに入って組織の悪事を隅から隅まで暴いてやる」と熱く語っていた。

実は蘭に好意を抱いており、一目見た瞬間から彼女に惚れていた。
蘭には工藤新一がいた事は知っていたが、アメリカに行く前に彼女にこの想いを伝えようとしていた。
そしてゆくゆくはアメリカに連れて行って幸せに暮らそうと考えていたが……

当初は小五郎を「悪人と組んで怜奈を匿っている悪い探偵」と思っており、小五郎に会う前に自分なりに小五郎の事を調べていた。
だがそのうちに彼の推理力が眠りの小五郎を始める前と後で桁違いに違っている事に気づく。
その事から毎回側にいるコナンの正体が新一だと推測し、彼が小五郎の代わりに事件を解決しているのではないかと考えた。
またコナンとの初対面時には、彼が新一であると確信したうえでわざと転び「お会い出来て光栄です」と挨拶をしていた。
コナンと2人きりになった際に彼から正体を明かされ、「これで謎は解けました!スッキリしてアメリカへ行けそうです!」と笑う。
そしてコナンの事情を察すると「蘭さんを幸せにしてあげてください」と話し、大人しく蘭の事は諦めた。

これ以降はCIAに入るためにアメリカへと渡った。


追記・修正は神様に嫌われているとしか思えないほどドジな方にお願いします。

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最終更新:2024年02月28日 08:11