ウーロン(ドラゴンボール)

登録日:2018/05/27 Sun 10:05:03
更新日:2024/02/22 Thu 23:54:19
所要時間:約 8 分で読めます





ギャルのパンティおくれ―――っ!!!!!


ウーロンとは、漫画ドラゴンボールの登場人物の1人である。




人物

動物型(豚型)地球人。ペンギン村にいたメガネブタではない。
エイジ740年9月23日生まれで初登場時の年齢は9歳で悟空より3歳年下。身長121cmで体重は32kg。血液型はA型。
変身能力を持つブタ人間で登場当初は人民服のような服を着用していた。
好きなものは美女で嫌いなものは男とブス。
アニメ版ではブタ人間が多く住む八角村出身という設定がつけられた。

亀仙人とタメをはれるほどのスケベ。しかし本人は亀仙人よりはマシだと思っている。
小心者かつ皮肉屋、おまけに臆病な性格であり、めんどくさい事を嫌う。
戦いに巻き込まれるのが嫌な性分なので、ピラフ一味に光線銃を突きつけられると大人しく投降したり、
レッドリボン軍の本部に殴りこみに行こうとした時には仮病を使って逃れようとしていた。
悟空達と違って戦闘する事がないので、強敵が現れるに連れて出番が減っていった。

割と勘が鋭いところがあり、頭の回転も早い。
ピラフ一味がドラゴンボール世界征服を成し遂げようとした時には咄嗟に記事冒頭の台詞を先に神龍に言って野望を阻止し、
サイヤ人の襲来が迫っていた時にドラゴンボールを使った際には
「ドラゴンボールでサイヤ人をやっつけた後で悟空を生き返らせればいいのでは」と閃いたりしている(後者はの力を超える願いだったので叶わなかった)。
第23回天下一武道会の際には、匿名希望で出場していた少女の正体がチチである事に真っ先に気づいている。フライパン山についても「教科書に載っているくらい」としてかなり詳しい知識を持っており、後述の通り幼稚園を中退しながらも意外にも学校に通っていたらしい。

他にも作品初期に言った何気ない一言が後に的中していたり、本当の事になったり、実際に存在したりしている(伏線の再利用かは不明)。

●例
  • 大猿に変身した悟空を見て
「それにしてもいったいこいつなんなんだろうな……宇宙人じゃねえのか?
→サイヤ人編で惑星ベジータ出身のサイヤ人・カカロットである事が判明。
 ギャグ漫画『転生したらヤムチャだった件』でも主人公の少年が「鋭いなあ その通りです」と(心中で)発言している。

  • ブルマの命令で無理やり彼女に変身する際に一言
「お おまえろくな死にかたせんぞ
魔人ブウ編でブウにお菓子にされて食べられる。
(最もウーロン自身も同じ死にかたをする羽目になったが…)

  • 最後のドラゴンボールがレーダーに映らなかった際
宇宙にでも飛んでいったんじゃねーのか?」
→『GT』で宇宙にまで飛んでいく究極ドラゴンボールが登場。

以前は南部変身幼稚園に通っていたが、女の先生のパンツを盗んだ事で幼稚園を追い出される。
プーアルとは幼稚園の頃からの付き合いだが、幼稚園に通っていた時によくいじめていたのでプーアルからは嫌われていた。

名前の由来は「烏龍茶」で、モデルは『西遊記』の猪八戒。


  • 変化の術
南部変身幼稚園で習った術。
様々なものに変身できるが、ウーロンは幼稚園を途中で追い出されているため、きちんと卒園したプーアルと比べると変身能力は遥かに低い。
例として、姿形はそっくりになっても能力は変わらない(強そうな姿になっても筋力などがパワーアップすることはない)。
しかも5分間の制限時間があり、変身を解いた後は1分間の休憩を要する。
一応魚に変身時は川を素早く泳いだり、ミサイル蝙蝠に変身時は空を飛ぶ事は出来る。

活躍

  • ドラゴンボール探し編
とある村で化け物に変身しては村人を脅し、そこら中からを巻き上げて豪邸を作ったりかわいい女の子を何人も誘拐したりなどの悪さを行なう。
遂には気に入った娘と結婚しようと企むが、そこにドラゴンボールを求めてやってきた悟空とブルマが現れる。
猛牛やウーロンロボなどに化けて悟空を怖がらせようとするが全く効果がなく、本当は弱い事もばれてしまう。
弱い事がばれると蝙蝠やミサイルに化けて逃げるがその間に制限時間の5分が経ってしまい、元の姿に戻ったところで悟空に捕まった。
捕まった後は素直に村人に謝り、誘拐した娘達がいる自宅へと案内する。
実は誘拐した娘達はウーロンの自宅で贅沢な生活を送っており、ウーロン自身も手を焼いている有様だった。
なので村人を自宅に案内した後は「たのむから連れて帰ってくれ」と泣きながら頼んでいた。

悟空にこらしめられた後は悪さから足を洗うが、ブルマに変身能力を見込まれて無理やり仲間にされる。
次の目的地が牛魔王のいるフライパン山であったので何度も逃亡を図ろうとするが、魚に化けて逃げた時にはブルマの下着で文字通り釣られ
その後はブルマに貰ったPPキャンディーの効果で逃げられなくなってしまう。

フライパン山では、悟空が勝手に亀仙人と約束した「山のを消したらブルマのオッパイをつつかせてあげる」という約束を果たすため、渋々身代わりとしてブルマに変身。
ここで調子に乗ったウーロンは亀仙人をぱふぱふのほうがいいんじゃない?」と誘惑し、「ぱふぱふ」を行なって骨抜きにした。
余談だがこの時、悟空はすり替わりに気づいておらず、魔人ブウ編での問題発言の原因の一つはこれではないかという説もあるとかないとか……

ピラフ一味にドラゴンボールを奪われ、彼らの世界征服の願いが実現されようとした際には「奴らより先に願い事を言えばいいんじゃないか」と閃き、
彼らが願い事を言い終わる前に「ギャルのパンティおくれ―――っ!!!!!」と叫びながら乱入。
その願いが叶えられた事により、世界はピラフ一味の魔の手から救われたのだった。
ちなみにこの事は最終巻までコミックスのあらすじで「つまらない願いを叶えた」といじられる事となるが、中盤あたりから簡略化されていった。
パンティをゲットした後は大人しくピラフ一味に捕まるが、悟空がを見て大猿に変身したおかげで何とか助かる。
ドラゴンボールが飛んでいったのでこれ以上悟空達といる理由は特になかったが、ブルマから「都には女の子が沢山いる」と聞き、ブルマ達と一緒に西の都へと行った。
以降はカプセルコーポレーションに居候する事となり、ブルマの母親曰く学校にも通っているらしい。

  • 第21回天下一武道会編
武道会に出場するヤムチャを応援するためにブルマ達と武道会場へ行き、そこで悟空と再会する。
その後は観客席で悟空達の試合を観戦していた。

  • レッドリボン軍編
ヤムチャがブルマと電話をしていた時に嫌な予感がよぎり、こそこそ逃げようとするが、悟空が一人でレッドリボン軍本部へ乗り込む気でいる事が判明したので、
嫌々戦いに参加する事となる。
本部近くに着いた時も「腹が痛い」と仮病を使って悪あがきをするが、その前に悟空が軍を壊滅させたので戦わずに済んだ。
ちなみにこの頃にはヤムチャやプーアルと同様に学校へ真面目に通っている模様。

  • 第22回天下一武道会編
前回の時と同様に、悟空達の応援を行なうために観客席で試合を観戦していた。

  • ピッコロ大魔王編
武道会終了後にクリリンが何者かに殺される事件が発生。
この事件がピッコロ大魔王の仕業だと判明し、彼の目的が名のある武道家の抹殺だと考えられた時には
「オレは武道家じゃないから殺される心配はないや」と呑気な事を言っていた(ピッコロ大魔王に世界を支配されたらどの道命は危ないのだが)。
また、ドラゴンボールはクリリン達の蘇生よりも先にピッコロ大魔王を消滅させるのに使うべきだという話題になった際には
「それだとクリリンの死体が腐ってしまい、生き返ってもお先真っ暗じゃないのか*1」という疑問を口にしたが、
ブルマが「私が専用の冷凍装置を作るので心配ない。ウーロンも入れてあげようか?」と上記の呑気な発言の意趣返しか、死んでもないのに凍らされそうになった。
その後は悟空や亀仙人、餃子が次々とピッコロ大魔王に倒されたうえに神龍までも殺されてしまったので「もうダメだ…」と頭を抱えるが、
まだドラゴンボールは使えると信じて亀仙人達の遺体の回収に向かった。

  • 第23回天下一武道会編
今回も例によって観客席で悟空達を応援。
「匿名希望」名義で出場していた女性の正体を独特のしゃべり方だけで見抜き、彼女が「チチ」だと正体を明かした時には「そういうこと」と得意げになっていた。
後にマジュニアの正体がピッコロ大魔王の生まれ変わりだと分かっても、
珍しく逃げ出そうとせずに仲間達と一緒に悟空とピッコロの戦いの行く末を最後まで見届けた。

  • サイヤ人編
ベジータナッパ地球に襲来する前日に、悟空を生き返らせるためにドラゴンボールを使う。
その際に「神龍にサイヤ人をやっつけてもらえばいいんじゃないか」と提案するが、それは神の力を超える願いだったので、当初の予定通り悟空が生き返る事となった。

  • フリーザ編
悟空がフリーザを撃破後、ナメック星のドラゴンボールを使ってヤムチャ達を順番に生き返らせる。
そしてバーベキューをしている時にフリーザが襲来するが、皆が現地に向かう中で彼はカプセルコーポレーションに留まっていた。

  • 第25回天下一武道会、魔人ブウ編
悟飯達が武道会に出場するため、彼らの応援をするために一行に着いていく。
この日はセルとの戦いで命を落とした悟空が1日だけこの世に戻ってくる日だったので、久々に彼の姿を見た時には涙を浮かべて再会を喜んだ。
ブウの復活後は皆と天界へ避難するが、そこにやってきたブウにお菓子にされて食べられてしまう。
後にドラゴンボールで生き返り、悟空の元気玉に協力した。


アニメ版の活躍

  • Z
原作ではあまり出番のなかったセル編やブウ編等ではオリジナルシーンでよく登場している。

ブルマの誕生パーティに参加していた時にビルスと出会い、ビルスを怒らせたブウと同種族だと勘違いされ、地球の命運をかけて彼とじゃんけん勝負をする事に。
2回あいこになるものの3回目で負けてしまった。
またお色気でビルスを誘惑しようとしていたブルマに「年増じゃ逆効果だ」と突っ込む場面も。

ベビー編で地球が爆発する直前にツフル星に避難する。
ベビー撃破後に開かれたパーティにも参加していた。

  • 劇場版
戦いが激化していく『Z』以降の作品にもいくつか出演しているが、戦闘要員ではないので『Z』以降の作品では活躍は控え目。
同じスケベキャラの亀仙人とともにコメディリリーフ的立ち位置になる事がほとんどだが、『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』では亀仙人へのツッコミ役となっていた。
非戦闘要員でありながら劇場版作品に度々出演しているのは、龍田氏は劇場版に脇役として出演する機会が多いため、出番が少なくても気軽に出せるのではないかと言われている。


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最終更新:2024年02月22日 23:54

*1 この時のウーロンの想像図で骸骨になって蘇生したクリリンの姿が描かれた