フラグ

登録日:2018/05/24 Thu 21:05:58
更新日:2023/09/18 Mon 14:25:17
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フラグとは、英語の「flag(旗)」から派生した用語。
基本的に現在は「旗」の方は「フラッグ」と呼び、「フラグ」はプログラミング用語及びゲーム用語として使われることが大半。

プログラミング用語のフラグ

特定の条件を満たした場合に、特定の処理を行うようにプログラミングをする場合の「特定の条件」をフラグと呼び、
「特定の条件」が満たされることを「フラグが立つ」と言う。

例えば「通常時ならばAという処理を行うが、bというフラグが立った場合はBの処理を行う」というプログラミングである。

難しそうに見えるが別に大したことはない。
日常でもよくある「○○ならばA、××ならB」というのをプログラミング用語に訳すとこうなる、というだけのことである。

ゲーム用語のフラグ

基本的にゲームというのはプログラミングの塊なので、プログラミング用語が流用されるのがごく自然なことである。

多くの場合RPGやアドベンチャーで用いられる用語であり、
「イベントを進めるに当たって必要なフラグ」を全て立てることでイベントが進行する、というのは非常に多い。

逆に特にアドベンチャーで良く見られるが「立ててはいけないフラグ」もあり、
万が一これを立ててしまうとその後死亡ルート直行というパターンもある。まさに文字通りの「死亡フラグ」である。

例:「あの宝石は呪われているから手を出してはいけない」と警告されているのに取ってしまう→死亡イベント発生など

基本的にフラグ処理がきちんとされていないとゲームとして成り立っていない場合がほとんどのため、
フラグ処理がおかしいゲームはネタにされたりクソゲー扱いされる場合が多い。

フラグの例

  • 会話
特定の相手と会話するとイベントフラグが立って先に進める。

例:「わしのむすこすけさんもすでにたびだちいまごろはゆうしゃのいずみじゃ」→「サマルトリアのおうじはいまごろローレシアのおしろへむかっているはず」→「そなたがサマルトリアにいったとしってまたもどっていったようじゃ」
手紙ぐらい送り合って待ち合わせしろよ

なぜか何の関連もない相手と話してもイベントが進むというのはよくあるパターン。

  • 戦闘
倒さなければいけないボスを倒すとフラグが立つ。
あまりないが、「雑魚を一定数倒すと~」というタイプもある。

例:工事を邪魔しているモンスターを倒さないと工事が進まず先に行けない

  • アイテム
特定のアイテムを手に入れたり渡すと先に進める。賄賂

例:「はー、のどがかわいた。おっと、そっちはいまつうこうきんしだよ」→「ごくごく……むこうのゲートのけいびいんにもわけてあげよう……」

  • 時間経過
作中時間が一定量経過するとフラグが立つ。
大抵はリアル時間換算で数分待てばいいのだが、たけしの挑戦状のように リアル1時間 待たされる例もある。

例:「3日くらいしたらぁ~またくるゴロォ~気ながにまつゴロォ~」→太陽の歌×6→「おまたせゴロォ~」


ストーリー用語のフラグ

ゲーム関連で多く使われるようになってくると、小説や漫画でも「フラグ」という語は使われるようになっていく。

この場合は一種の「お約束」に近い使われ方であり、
特定の兆候が見えると慣れた読者や視聴者は「お、フラグが立った」と判断するようになる。
フラグ建築士」「フラグクラッシャー」のような使われ方もある。
実態から少し離れた兆候の場合「伏線」というものになる。

フラグの例



ピコーン
追記・修正フラグが立った!

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最終更新:2023年09月18日 14:25