井之頭五郎

登録日:2012/05/14(月) 03:27:28
更新日:2018/12/18 Tue 16:03:39
所要時間:約 4 分で読めます




モノを食べる時はね
誰にも邪魔されず
自由でなんというか
救われてなきゃあダメなんだ

独りで 静かで 豊かで……




漫画『孤独のグルメ』の主人公。
ドラマCD版の声優は小山力也氏。実写ドラマ版では松重豊氏がSeason6まで一貫して演じている。



【人物】

個人で輸入雑貨の貿易商を営む中年男性。
「男は基本的に体ひとつでいたい」という信条を持っており、結婚はしておらず自分の店も持っていない。
(※趣味程度の小さなものなら開いてもいいと考えている)
車は外車で、持とうと思えば店を持てるほどの余裕があったりセレブなお得意さんが居たりと中々儲かっている様子。
高い食事の1~2回程度でグラつくほどヤワな収入ではないことが伺え、実際食事に関しては出費を気にしている様子はほとんどない。

鷹揚で物静かな佇まいをしているが、実際は結構神経質で些細な事が気になってしまいがち。
心中であーだこーだと自問自答したり、独り言をつぶやく事も多い。
また、お腹が減ると精神的余裕がなくなり、イライラしたり焦ったりして失敗することもある。

基本的に孤独を好み、アットホームな雰囲気の店や騒がしい関西人のノリは苦手。
初対面の人間には社交辞令程度の受け答えしかしないが、決して人付き合いは悪くないようで、
滝山淳太という同業者の友人が居たり、若い頃は大女優の小雪(さゆき)と付き合っていたこともある。
小雪以外の女性とも付き合った経験があり、結構モテるようだが、あまり長続きはしないらしい。
また、外国人観光客を見かけて彼らのカメラで二人の写真を撮ってあげるなど、寡黙ながら結構親切。

甘党で、特に餡やミツなどを使った和菓子には目が無い。
その反面下戸であり、酒は全く飲めない。
本人は「前世によほど酒で痛い目にあった者がいたらしい」と冗談交じりに語っている。
そしてなによりかなりの大食漢であり、最初に注文したものを食べただけでは物足りず追加注文する事も多い。
ドラマ版ではどちらにするか迷った店の名物丼を結果的に両方食べることになり、店の女将さんに苦笑されたことも(東北スペシャル)。

劇中では主に大衆食堂に寄ることが多いが、場合によっては回転寿司などのファーストフード店やコンビニに入ることもある。
ただハンバーガーショップに関しては、「日本のはガキ臭い所」として敬遠している。過去に嫌なことでもあったのか、それとも海外の御洒落なところが気に入っているのか。

喫煙者で、食後に一服するシーンが度々描かれている。

少年時代に古武術の館長だった祖父に鍛えられた経験があり(曰く「高校生ぐらいまで、毎日こってりしぼられた」)、服を脱ぐと今でもかなりの筋肉質。
作中では仕事でもプライベートでも常に背広姿。
一度だけジーンズにシャツという私服姿が描かれたが、シャツをきっちりジーンズに入れていた
彼が大食漢なのも、こうして鍛え上げられた肉体が求めるもの…と考えればごく自然なのかも知れない。

高校野球には興味がないらしいが、甥っ子の太(ふとし)が甲子園の予選の準々決勝にエースとして出場したときには、
姉が2年前に離婚したこともあり4年も会ってない甥っ子のことが気にかかり、炎天下の中応援に駆けつけた。

一時期、同じ原作者の『花のズボラ飯』の主人公駒沢花の旦那(名前が吾郎)ではないかという噂が流れたがこちらは井之頭であるため事実無根。
そもそも結婚をしていないのは本人自ら語っているし。



【食事への姿勢】

彼にとって食事とは時間や社会に捕われず自由になれる孤高の行為であり、
忙しい現代社会を生きる中での最高の癒しと言える、なくてはならない存在である。
そのため食事には彼独自のこだわりがあり、邪魔されることを激しく嫌う。

…と、ここまで書けばカッコいいのだが抜けたところや無計画なところもあり
  • 食材をダブらせる(豚肉炒めと豚汁、おでんの卵と卵焼きとうずら卵等々)
  • 食べたかったメニューが取り扱われておらず出鼻をくじかれる
  • ご飯を扱ってない店に入ってしまい「残酷すぎる」と愚痴をこぼす
  • 腹具合を考えずにメニューを頼みすぎてしまい、結局残す
  • 新幹線の中でシュウマイを加熱し車内に匂いを充満させる
  • 以前通っていたお気に入りの店に久しぶりに行くと無くなっていた
などといったミスをほぼ毎回のようにやらかしている。


また彼の食事を妨げた人間(客の前で店員をいびる店主や下戸の部下に無理やり酒を飲ませようとする上司等)と
口論になり暴力沙汰に巻き込まれることもあるが、
その度にかつて仕込まれた古武術(主にアームロック)で相手を撃退している。
相当実戦形式を重んじる武術であったらしく、空手経験者が相手でも技をかけて勝っており、実力の高さが窺える。
もしかして、本人が望めば跡取りにでもなれたんじゃないだろうか…。


【名言】

「モノを食べる時はね、誰にも邪魔されず
自由でなんというか、救われてなきゃあダメなんだ
独りで、静かで、豊かで……」

「人生には…大嫌いなものを黙って食べなきゃならない時もある
だけど、人が嫌がるものを無理やり食わせる権利は誰にもない」

「そうか…都会のぐしゃぐしゃから逃げたければここにくればいいんだな
ここでは青空がおかずだ」

「それでも ひとり 食べるんだな
生きているというのは体にものを入れてくということなんだな」



【迷言】

「持ち帰り!そういうのもあるのか」

「うーん…ぶた肉ととん汁でぶたがダブってしまった」

「ラストの2枚…あれが効いたな」

「がーんだな…出鼻をくじかれた」

「このワザとらしいメロン味!」

「トホホ 渚ゆう子…か」

「ジェットのせいで歯車がズレたか…」

「うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ」

「腹もペコちゃんだし夜食でも食ってひと息つくか」

「うわあ なんだか凄いことになっちゃったぞ」

「ソースの味って男のコだよな」

「なんだかんだ食っても もぐ しょせん俺たちゃ島国の農耕民族ということか」

「この野沢菜マジメな味」

「…俺はまるで犬だな」



五郎「スイマセン この『追記』をひとつください」
冥殿 「あ…ごめんなさい それ来月からなんですよ」
五郎「(がーんだな…出鼻をくじかれた)じゃ…この『修正』を」
冥殿「ですからごめんなさい 追記・修正は来月からなんですよ」




冥殿「がああああ」

wiki籠り「それ以上いけない」

五郎「……」

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