死神様に最期のお願いを

登録日:2011/04/08(金) 22:11:57
更新日:2022/05/10 Tue 03:56:13
所要時間:約 3 分で読めます




ガンガンJOKERにて連載されていた漫画
作者は山口ミコト。ジャンルはサスペンス。

2009年11月号~2011年4月号まで連載され、全4巻。



☆ストーリー
主人公、相田静は「少年A」の名前で報道され、世間を騒がした殺人鬼である。
罪状は自分の両親と妹を殺害。

裁判では死刑を言い渡され、後は刑が下るのを待つだけであった……が、そこで死神となった妹と再会する。

自分が死刑となったのは妹・響の「最期の願い」が原因であり、罪が冤罪である事を知った静は自分が殺害事件の唯一の生き残りである事を思い出す。

事件当時の自身の記憶は大半は「最期の願い」が原因で曖昧になっているが自分が犯人ではない事を思い出した静は死刑から逃れ、響と共に両親を殺害した犯人を探す事を始める。


キーワードは「最期の願い」。
これは死んだ人間が悪霊にならないよう未練を解消するために死神が死者の末期の願いを叶えるという制度である。
自身が生き返る、もしくは誰かを殺す事にならなければどんな願いも叶える事が出来る。

この「最期の願い」を犯人探しに利用するため、静と響は「最期の願い」を報酬に死神の代わりに死者の願いを叶える仕事を始める。

☆主要人物

★相田静
主人公。
マイペースでおっとりした性格をしているが、趣味で怪しい小説を書くなど何を考えてるか分からない部分がある。

母親似であり、ある事情から女体化した事があるのだがかなり美人であった。

★相田響
静の妹でヒロイン格。殺害事件の後に死神となった。

死神にはそれぞれ固有能力があり彼女は「治療」の能力が使える。

かなり気が強い性格をしており兄である静を呼び捨てにしているが、実はかなり慕っており静が他の女性と親しげだとヤキモチを焼いたりする。

事件当時、自身を殺した恨みから「静に最大の罰を」という「最期の願い」を使った。


☆内容
「最期の願い」を巡って静と響が様々な事件を起こしたり、巻き込まれたりする。

また、登場人物に人格破綻者が多く興味から人殺しを行う少女や政略のために娘を殺す政治家、不治の病に侵された息子を邪魔者扱いにする両親など非常に黒い人間が多い。

反面、非常に清い心を持った人物も度々出てくる。

☆結末

ネタバレ注意













打ち切りである

大事な事なのでもう一度言うが

打ち切りである

……いや、マジで。

殺人事件について調査を進め、新たな事実が次々と判明するも真相が発覚する前に終了する。

一応、解決の手掛かりはストーリー中に散りばめられている事が示唆されているが明かされていないピースがある事も仄めかされている。
しかも、それが無いと間違った真相に至るばかりか、「最期の願い」を使っても犯人に辿り着けない可能性がある模様。

……そんなんをどう推理しろと?

雑誌規模の縮小を狙っているのか、同時期に連載終了する漫画がガンガンJOKERに多いためその煽りをくらった可能性がある。








響へ

もし響がこの手紙を読んでいるとしるなら僕は大きな失敗をしたのかもしれない

僕はこれから“あの男”に会いにいきます

今はそれしか真実に迫る方法がないと思ったから…

響、万が一、僕が戻らなかった時は君が真実を見つけるんだ


――中略――

ごめんね響


でもこれが僕の“最期の願い”だから……



この台詞をもって
『死神様に最期のお願いを』
は終局です



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最終更新:2022年05月10日 03:56