スーパーロボット大戦X

登録日:2018/04/05 Thu 00:18:45
更新日:2023/02/15 Wed 18:27:55
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戦神達の運命は、
新たな世界で交差(X-cross-) する――――。



『スーパーロボット大戦X』とは2018年3月29日に発売されたPS4/PSVのマルチプラットフォーム。
スーパーロボット大戦シリーズの一作。


オープニングテーマ:「鋼のWarriors」
歌:JAM Project

エンディングテーマ:「The Oath~夜明けの誓い~」
歌:JAM Project


【概要】

前作『スーパーロボット大戦V』同様Zシリーズを制作したB.B.スタジオが開発を担当し、単独作品になっている。
今作では地球ではなく架空の世界「アル・ワース」を主軸にした、これまでのスパロボとは違うファンタジー要素が多めのストーリーが展開される。

前作同様スパロボファンの著名人を起用したプロモーション企画が実施され、大相撲の振分親方(元・高見盛関)が出演することになった。角界は大変なのに…
しかも後日、エイプリルフールにて彼の戦闘シーンが掲載された。どういうことなの……
また、youtubeなどで序盤のストーリー動画のダイジェスト版が公開されるという試みが成された。

2020年1月10日にはNintendo Switch、並びにSTEAMへの移植版が発売された。


【参戦作品】

★は新規参戦。
無敵鋼人ダイターン3
聖戦士ダンバイン
☆聖戦士ダンバイン New Story of Aura Battler Dunbine
機動戦士Ζガンダム
機動戦士ガンダムΖΖ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
機動戦士ガンダムF91
機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
ガンダム Gのレコンギスタ
魔神英雄伝ワタル
勇者特急マイトガイン
コードギアス 反逆のルルーシュR2
バディ・コンプレックス
★バディ・コンプレックス 完結編 -あの空に還る未来で-
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞
マジンカイザー(オリジナル版)
真マジンガー 衝撃! Z編
真マジンガーZEROvs暗黒大将軍
天元突破グレンラガン
☆劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇
ふしぎの海のナディア


参戦作品の大半はZシリーズまたはVからの続投になる。しかしご安心あれ、前作とは一味違うクロスオーバーが用意されているのでプレイしてみて欲しい。
バンプレソフト時代を含めてB.B.スタジオ製の版権スパロボ作品では初めて、ゲッターロボシリーズが不参戦となった。
メインはナディア、グレンラガン、ワタル、マイトガイン、クロスアンジュ。サブはバディコン、Gレコ、マジンガー。

ダンバインとギアスは原作終了後のストーリーとなっている。
ベルチカとZERO、Newダンバインは機体のみ。ただしNewダンバインは厳密にはサブキャラが一名登場する。
今作でもロボットが一切出てこない『ふしぎの海のナディア』が参戦、前作のヤマト同様戦艦枠として活躍する。
更に今回は久しぶりのマジンカイザーが電撃参戦。前作で登場したマジンエンペラーGとの共演を果たすほか、合体攻撃を披露する。
しかも今回は真マジンガー設定で東映版の映画『マジンガーZ対暗黒大将軍』のあのシーンをフルボイスで再現するというファンサービスがあるので期待すべし。


【ストーリー】

(※一部公式より抜粋)

始まりのアル・ワース…

神と獣、光と闇、過去と未来が集う場所。

それは永遠に覚めぬ夢…

大地は人の想いを吸い、木々には知恵の実が熟す。

生と死の狭間に浮かび、誰にも知られず世界は回る。

全ては、智の神エンデの名のもとに…。


地球ではない別の世界、アル・ワース。
そこでは、オドと呼ばれる全ての事象を司る物質を用いてドグマと呼ばれる魔術を操り、智の神エンデの名の元に世界を守る組織『魔従教団』が存在していた。
治安を守る彼らのおかげでアル・ワースには大きな争いは起こっておらず、人々は平和を謳歌しているかのように見えた。
しかし光あるところに影はあり。オドとは違う万能の力『マナ』を操る『マナの国』ではそれを使えない存在―――ノーマの差別と迫害が活発化しており、異界から現れるドラゴンの脅威が忍び寄っていた。
また、アル・ワースの西部にある創界山は魔王ドアクダー率いる邪な者達に乗っ取られ、そこにいる人々は耐え難い苦しみを味わっていた。

この物語は、そんな騒乱の時代に魔従教団から抜け出した一人の若者と使い魔、そして黄金の龍神に選ばれた一人の勇者とその仲間達、異世界からやって来た鋼鉄の機兵を乗りこなす者達の物語である。


…とまあいろいろとオリジナル要素が入っているものの、ぶっちゃけると『勇者ワタルとその御一行様』によるRPGみたいな旅物語である。
また、異世界とそこに招かれた沢山のスーパーロボットとそのパイロット達が織りなす物語ということで、『スーパーロボット大戦EX』や『スーパーロボット大戦NEO』を思い出したプレイヤーも少なからず存在する。


【主な世界観説明】

今作でも『Zシリーズ』『V』同様様々な世界を巡ることになるのだが、主にオリジナルの世界である『アル・ワース』での冒険がメインとなる。

  • 『アル・ワース』
今作の舞台。
翼を広げた大きな鳥の形を思わせる大陸に多くの人々が暮らしている。
一見バイストン・ウェルやラ・ギアスのようなファンタジックな中世の世界と思いきや、意外にも機械文明が発達している所もある(ホープス曰く「昔はもっと多くの文明があったが災害などで滅んでしまった」との事)。
中央部には『聖地』と呼ばれる巨大な樹が立っており、『魔従教団』の本拠地として使われている。
大陸の東側にはクロスアンジュのキャラが住んでいる『マナの国』が、南側にはグレンラガンのキャラがいる『獣の国』が高度な文明を築き上げて存在している。
西側にはワタルのキャラが住んでいる創界山が聳え立っており、現在はドアクダー一味に人々が苦しめられている。
ちなみにこちら側はいわゆる『ド田舎』なので、いまだに公衆電話がある。
宇宙も存在しており、プリズム状の物体が周囲を漂っている(なお人々は宇宙に対して関心を持っていないが、『獣の国』では宇宙研究が進んでいる)。
最近になって異世界からやって来る人々が多くなってきたらしいのだが…?



【オリジナルキャラクター】

今回も男女の選択式で主人公を決める方式になった。メインキャラクターは『機動戦士ガンダム00』にも参加した漫画家・高河ゆんが担当。
その他にも中島和恵、八房龍之助が名を挙げている。
主に宝石の名前が元ネタになっている。

CV:新井良平
男主人公。『菫青石の術士』の異名を持つ魔従教団のメンバー。
勝ち気かつ生真面目な性格で若干皮肉屋な部分が垣間見られるが、強い正義感を持っている。
両親とは幼い頃から教団によって引き取られた為会ってはいない。幼き頃より修練を積んできたドグマで何ができるか模索するため、使い魔のホープスと共に脱走と言う形で教団から離れ、旅に出る。
キャラデザイン担当が高河氏という事もあってか、スパロボでもお馴染みあの人に似ているとの声も。

CV:佐藤聡美
女主人公。『藍柱石の術士』の異名を持つ魔従教団のメンバー。
ネコミミを思わせるフードをかぶっている心優しい女の子で、礼儀正しく真面目な性格であるが気弱で臆病なところがある。かわいい。
しかし心の底には強いを秘めており、時にはそれが強い力になることもある。自分が何のために生きているか模索するため、同じく旅に出る。
当初こそブリキントン相手に不埒な目に合わされそうになって悲鳴を上げたりする一面も見られたが、
ワタルを始めとする仲間達との交流も経た結果か、中盤頃には敵ボスに色仕掛けめいた演技で篭絡を試みるなど割と豪胆な行動にも出るようになった。
前作の千歳程ではないものの、かなりの豊乳の持ち主。もちろん揺れますよ

  • ホープス
CV:野田圭一
戦闘のプロでもランシャオでもない
主人公のパートナーを務める魔法生物。眼鏡とジャケットを羽織った黒いキバタンの姿をしている。
魔従教団に縛られることを嫌い、自らの知識を広げる為に主人公と共に旅をすることになる。
礼儀正しく、気配りが出来、更には魔法で服を作ったり、プライベートルームと称した空間を作るなどの完璧な存在だが、真面目過ぎる故か少々口うるさく、小言や嫌味を言う事が多い。
しかしそれも彼なりに他人を気遣っての事なので決して悪い奴ではない。……のだが、本人なりに考えがあって同行しているらしく自称商売ロボのように怪しまれたりすることもある。
プレイヤーからの通称は鳥のプロ

  • セルリック・オブシディアン
CV:真殿光昭
ユウキではない
魔従教団の幹部で、雷雲のドグマを操る男性。モノクルと紳士服、ステッキを身に付けており、礼儀正しく、そして上昇志向にもあふれた性格。
相手がノーマであろうとも差別することもなく、本名で呼んで話す心の広い性格だが、一方では何らかの思惑を持って行動しているらしい。

  • キールディン・エンデ
CV:なし
魔従教団の最高権力者「導師」の地位に就いている白髪白鬚の老人。

  • マサキ・アンドー
CV:緑川光
ご存知風の魔装機神サイバスターの操者。因みにOGではなくLOE名義。前作のゲスト枠のヒュッケグルンが好評だった為、今回は彼が登場。初回特典をインストールすると3話辺りで、しなくても35話辺りで部隊に合流する。割とシナリオにも絡むし、久々にヒイロ・ユイとの声優ネタを絡めたネタも用意されている。DLCだけどな!
で、今回のマサキ&サイバスター…つ よ い 。そりゃもう、めちゃんこに強い。序盤からいるいないで難易度が変わってくるレベルで、それがさらに中盤で強化されると来た日には。
ちなみに本人曰く、機体ごと異世界転移するのはするのは二度目らしい。

アル・ワースの創造主としてその存在を知られる「智の神」。その正体は……


【オリジナルメカ】

  • ゼルガード
今作の主役機。元々は魔従教団が開発したオート・ウォーロックと呼ばれる黒い翼の様なマントを羽織った白い魔導士のような人型兵器だが、教団の倉庫の片隅に放置されていた。
100年以上前の機体らしいのだが、後に開発された制式採用機のディーンベルと比較した場合扱いづらく、各部が非効率的だったためそうなったと思われる。
前腕部に機械式の魔法陣が装備されており、戦闘時には素早くドグマを使用することが出来る。しかし、魔力の増幅率が不安定であり、乗り手の実力やコンディションによってダイレクトに戦闘力が変化する。
早い話が魔導師ロボである。

男女ともに武装は共通だが、下位武装の威力が異なるほかに物語の中で新しく増える武装が男性だと格闘判定、女性だと射撃判定に派生する。
魔法(物理)な演出も炸裂するのだが…これについては特に男主人公ルートを通ってみるとうなずけるかもしれない。

  • ワース・ディーンベル
セルリックの操るオート・ウォーロック。ディーンベルのカスタム機で、所々に彫刻が施された漆黒の機体。
雷雲のドグマを操り、主人公の前に立ち塞がる。
セルリックの底力技能と合わさり、恐ろしい耐久力を発揮する。その堅牢さは無改造ならダイターン3ですら最低ダメージしか与えられない場合もある。


【システム】

基本的に前作と同じだが、以下の変更点がある。

●エクストラアクションの変更点
既存の4種に加えて、1戦闘だけEN・弾数を無消費で攻撃できる「トリックアタック」が追加(消費ExC:3)。

●エクストラオーダーの変更点
既存の4種に加えて、周囲4マス内の全ての自軍ユニットの能力値を1ターン上昇(格闘・射撃・回避+10、防御+15)させる「周辺指揮」が追加(消費ExC:2)。因みにさらっと説明文に書かれているが、これ10回まで重ね掛け出来る

●特殊スキルの変更点
修理技能と補給技能が新スキル「レスキュー技能」へ統合された。
その他の新スキルとして「先制攻撃(出撃時に「加速」「不屈」「突撃」がかかる)」「ラッキースター(出撃時に「幸運」がかかる)」が登場。なお、『V』に存在した「プロテクション」は未採用となっている。

精神コマンドの変更点
新規コマンドとして、使用者のエクストラカウントを5上昇させる「決意」が登場。
前作でも採用された戦闘前の精神コマンド使用が低難度化を招いたためか「ド根性」が廃止され、代わりに「根性」の回復量が30%→50%へ強化された。

ファクトリーの変更点
TacPカスタマイズがMagicカスタマイズに変更。GREADが全6段階となり、3段階目に特定の精神コマンドの消費SPを割合で下げるカスタマイズが追加された。
一方で『V』で猛威を奮った「クリティカルブースト」は削除され、替わって「レンジブースト」が追加されている。

●難易度設定の変更点
新たに高難易度の「エキスパートモード」が追加。上級者でも苦戦するので備えよう。
1週目から選択できるが、決してクリア不可なレベルではない。
また、このモードだと全滅せずに一発でクリアするだけでSRポイントが獲得できる。シリーズに慣れたプレイヤーなら「SRポイント条件?そんなものあったっけ?」状態で本作を終えることになる。

●カスタムサウンドトラック機能の変更点
収録曲に限り、サビなど任意の部分から再生する事が可能になった。

●合体攻撃の仕様
合体攻撃に必要なメンバーを全員出撃させていないときに限り単独でも使用可能になっている。
但しその分威力は落ちてしまう。
特に4体合体攻撃であるジョイントドラゴンファイヤーなんかはこの仕様を活かさないとまともに撃てない。
ちなみに寺田プロデューサーは実際にプレイしてかなり経ってからこの仕様を知った*1ため、「これバグ?」と開発に聞きに行ったとか。



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「ブリキーッ!(トリを占めてもらっただけでもありがたく思えよ…)」

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最終更新:2023年02月15日 18:27

*1 曰く「もしかしたら聞いていたかもしれないが忘れていた」。