登録日:2018/03/31 Sat 03:52:04
更新日:2024/03/24 Sun 09:01:25
所要時間:約 6 分で読めます
画像出典:『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』より
©円谷プロ、「ウルトラマンジード」製作委員会・テレビ東京
私はギルバリス。
不要な知的生命体は全て抹殺します。
概要
数万年間、
M78ワールドに一つの惑星が存在していた。
その名は「クシア」……そこに住むクシア人は非常に頭が良かったため、その優れた科学力を誇り繁栄を極めていた。
ある時、クシア人は理由は定かではないが宇宙に永遠の平和をもたらすために、クシアの言葉で“平和を我らに”を意味する「テラハーキス」という名前の人工知能を作り上げた。
しかし、その人工知能はやがて「宇宙平和には知的生命体は不要」と判断。
自らを「ギルバリス」と名乗ってその目的達成の第一歩として創造主たるクシアを制圧し、
「宇宙の争乱の元凶=生態系そのもの」と(勝手に)判断し、独善極まりない平和実現の手段として知的生命体の抹殺に乗り出した。
その手法とは抹殺対象に認定した惑星を丸ごと自身のサイバー空間に飲み込み、そこに住む生物を根こそぎ消し去るという極めて豪快なやり口。
量産兵器であるギャラクトロン軍団を
様々な世界や惑星に送り込んで宇宙規模での破壊と殺戮の限りを尽くし、
最後は星そのものをデータに変え消し去ってしまうギルバリスの暴挙を当然
光の国が許すはずもなく、ギルバリスの存在は
宇宙警備隊に厳重にマークされている。
……が、
ギルバリスとその本拠地は普段はデジタル化しているため宇宙警備隊も手が出せず、大量生産され送り込まれ続けるギャラクトロン軍団に有効な打開策がないという事実が判明。
ギルバリス撲滅には至っていないばかりか、光の国側は「ギャラクトロンが出る度に潰して破壊を食い止める」という対処療法しか取れない状況に陥っている。
まさしく全宇宙の災厄と呼ぶに相応しいクソコテ悪魔の機械である。
ちなみに劇場版の未公開シーンによれば、
- 「ギルバリスに永遠の平和を築くように命じたのはクシア人」
- 「惑星クシアには山や海のような自然もあったが、それすらも平和のために必要ないと判断したギルバリスが奪った」
などの事実が明かされる予定だった事が判明している。
これらの点からやはりギルバリスは面目上は「知的生命体の抹殺」としているが、オーブの個体のギャラクトロン同様、場合によっては生態系・海・空・大地も滅ぼす気満々だった様子。
これが一応、プログラムを書き換えたとかなどの方向での暴走ではなく、仮にも正常な動作の上でというのが非常にタチが悪い。
そのため、ギルバリス本人はクシア人の命令を忠実に守っている(ほぼつもりだが)だけであり、クシア人に反逆したとも思っていない。
ギルバリスの本体は(サイズは異なるが)レムに近い球形体をした
赤いコア。
コアは単体での戦闘力こそないが、
ジャグラス ジャグラーに
「ヤツにウルトラマンの光線技は効かない」とハッキリ明言されただけでなく、
実際タワー形態のギルバリスの装甲を一撃で全損させるウルトラマンタロウのストリウム光線の直撃を受けても傷一つ付かない理不尽な防御力を誇る。
ただこのコアを露出化したままでいる事は珍しく、普段はギャラクトロンにも似た白い塔のような姿をしている。
こちらの装甲自体はコアほど頑強ではない様子。
そして基本的には戦闘手段は「シビルジャッジメンター・ギャラクトロン」や「戦闘員バリスレイダー」によるものだが、
有事の際には自身が戦闘に特化した黒い怪獣形態の装甲を纏い、ラストジャッジメンターとして起動する。
ラストジャッジメンター ギルバリス完全態
宇宙に『永遠の平和』を築くため、不要な知的生命体は全て抹殺します。
オオオオオオオオオオオ
別名:巨大人工頭脳 / ラストジャッジメンター
身長:75m
体重:9万7千t
出身地:惑星クシア
最大飛行速度:マッハ6
最大走力:マッハ1.5
最大ジャンプ力:800m
腕力:19万7千t
握力:13万t
巨大人工頭脳ギルバリスが「高次元増殖物質置換」により変身する戦闘形態。
外見は全身を銃口や砲門で覆った砲撃戦特化と言わんばかりのギャラクトロン。
何といってもビーム砲やガトリングなど無数の砲身が密集したかのように取り付けられた超巨大アーム「バリスブラチア」が最大の特徴で、その銃火器の多さはもはや亀を彷彿とさせる程。
なお、この姿はコアを守る為の武装兼外装でしかなく、ギルバリスの真の姿というわけではない。
それどころかコアが生きている限り、「ラストジャッジメンター」としての外殻は何度でも自己再生してしまう。
戦闘能力
巨体と重量故動きは鈍重だが、格闘戦でも3大ウルトラマンに引けを取らない怪力の持ち主。
装甲は
キングギャラクトロンを撃破したツインギガブレイクを無傷で受け切り、特攻武器のギガファイナライザーによる「ライザーレイビーム」も耐える恐るべき防御力を誇る。
武装も
- 全身の砲門「バリストレッタ」からの強力なビーム砲撃
- 破砕電磁ビーム「バリスデストルツ」
- 破砕電磁光弾「バリスチオーネ」
- 多数の誘導ミサイル
- 指先の砲門から放つ機銃掃射「バリスメテオーラ」
- 頭部の鋭利かつ巨大な一本角で相手を貫く「バリスコルノーラ」
- 胸からの破壊光線「バリスグランデストルツ」
など種類は多彩で、さらに防御障壁「バリスルーチェ」を展開して身を守る事ができるなど、正に自律戦闘する要塞のような化け物。
さらに両腕のアームを回転変形させる事でモードチェンジし、その状態で全ての砲門から放たれる一斉掃射「バリスダルフィティー」は全てのものを破壊し尽くす。
……と機動要塞染みたおっそろしいほどの遠距離武装量を誇る。さすがギャラクトロンの親玉というべきか。
おまけに口から放つ波動により、敵の機械の操作(AI制御)を乗っ取って操る能力「バリスドミナーレ」を持つなど力押し以外の面も極めて厄介。
この能力に対抗するためにハッキングを受けない装備であるギガバトルナイザーやギガファイナライザーが作成されたほど。
加えてこの手の首領系の敵では珍しく思考ルーチンがガン逃げ思考なのも特徴。
自身がコアだけの状態に追い詰められようものなら即座に撤退を選び、最終的にはクシア諸共自身をデジタル化させて完全に戦場から離脱するため、
電脳空間への干渉能力が無ければ宇宙警備隊すら追撃不可能という理不尽さを持つ。
サイバー惑星クシア
惑星クシアが変貌させられたギルバリス及びギャラクトロン軍団の本拠地。
「惑星」と名付けられているが、実態は惑星サイズの移動要塞兼ギャラクトロン軍団の製造工場と呼ぶのが正しい。
惑星表面は燃え盛る炎に覆われており、建造物は基本廃墟ばかりと戦火に包まれたかのような過酷な環境。
ギルバリスの意向もあり、生命体は存在しない。
惑星サイズの電子データのような存在であり、電脳空間への干渉能力が無ければ侵入や攻撃自体が困難という難攻不落の要塞と化している。
この惑星から各次元にギャラクトロン軍団が送り込まれ、破壊と殺戮の限りを尽くしている。
劇中ではデジタル化して逃げ出すクシアとギルバリスに干渉できずまんまと逃走を許し、
為すすべもなく何もない宇宙空間に置き去りにされたタロウ達宇宙警備隊の姿が描かれている。
配下
かつてオーブの宇宙にも登場した
クソコテロボット怪獣。
『つなぐぜ!願い!!』では過去回想シーンも含め
何十体も登場し、
アナザースペースや沖縄で大暴れする。
オーブの時と違い人間を取り込んでいない事とギルバリスの指示で動いているため、あくまで量産されたロボット怪獣の一体で戦闘員という感じの扱いだが……
……
お前らのような戦闘員がいるか!!
ギルバリスがギャラクトロンを強化改造をした新型の
クソコテメカ怪獣。
ジャグラーを追ってサイドアースに現れたが、その際ギガファイナライザーを見つけた事で本格活動。
フュージョンアップや
フュージョンライズ、
タイプチェンジを駆使して戦うウルトラマン達3人を圧倒的パワーで苦しめる。
お前のような中ボスがいるか!
身長:2m
体重:130kg
ギャラクトロンで街を駆逐した後に、生き残った生命体を殲滅するために送り込まれる
戦闘用量産型アンドロイドで、
「レイディングソード」という専用剣を持つ。
しかし
坂本浩一監督が生身アクションを多用する以上、彼らに与えられた役目は大体分かるだろう。
その後『
ウルトラマンZ』にも登場するが、劇中ではギルバリスの破片を介して数十体が召喚。
人間への擬態能力の他、『つなぐぜ!願い!!』では見られなかった「人間をデータ化し吸収するリング状の機械」や「ビームガン」などで武装した個体が出現。
戦闘力自体も『Z』の宇宙の防衛隊「
ストレイジ」に支給されている銃火器では簡単に倒せない耐久力があったりと、
地味に厄介な敵だった事が判明した。
そしてそんな戦闘員をバッサバッサ斬り払って無双してた鳥羽ライハやシャドー星人ゼナの評価が上がった。
アプリゲーム『
ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ』のナビゲーター&インフォーマーだったアンドロイド。
ギャラクトロンと同時に作られた個体で、その任務はギルバリス製の人造惑星「セクター」の一つである「惑星ウルバト」において怪獣のデータを再現、ブリーダーの育成した怪獣と戦わせてデータを取得する事。
つまり、
プレイヤーがこのアプリを遊ぶ事自体がギルバリスによるデータ収集実験になっていた。
セクターと管理者は他にも存在するが、ナヴィの場合起動したのが親機のギルバリス消滅後であり、自身も記憶を損傷していたために本来の役割は果たされず、
別のセクターを管理する「統括者」からの攻撃を退けた後は稼働中のセクターを捜索するため、ギルバリスのいた仮想空間へ姿を消した。
劇中での活躍
暴走したギルバリスの暴威が迫るそんな中でも諦めなかったクシア人のある科学者達は、ギルバリスに対抗するためのアイテムを開発した。
一つは後に
レイブラッド星人の手により
ウルトラマンベリアルに渡り、数万年にわたって様々な出来事に関わる事になる
『ギガバトルナイザー』。
そしてもう一つはそれを発展させた、ギガバトルナイザーと対になるアイテム『赤き鋼』……
『ギガファイナライザー』。
自身に唯一有効打となるそのアイテムの存在を恐れたギルバリスは新たに作り出したギャラクトロン部隊を、ギガファイナライザーの開発者である科学者のサデルーナ親子へと差し向けた。
だが、ブラン・サデルーナは死亡したものの、ギガファイナライザーは彼の娘であるアイル・サデルーナが何とか別宇宙であるサイドスペースへと脱出する事に成功したため破壊には失敗。
それも受けて惑星クシアをデジタル化して自身の移動拠点「サイバー惑星クシア」へと変えたギルバリスは、自身の使命を果たすためいくつもの星々を滅ぼしつつも、同時進行で『赤き鋼』の捜索を続けていた。
やがて(どの宇宙のものかは不明だが)「地球」という惑星に捜索に赴く際に本拠地にジャグラーが潜入。
それを追う形でギャラクトロンMK2を差し向けた際に偶然にも『赤き鋼』がその地球「サイドアース」に存在することを知り、サイバー惑星クシアで本格的に侵攻を開始する。
そしてたどり着いたサイドアースにて、サイドアースの知的生命体と生態系の削除を勝手に宣言。
地球を自身の本拠地で覆いサイドアースを隔離しサイドアース外から援軍が来れない状況を作った上でサイドアースをサイバー化し、ギガファイナライザー諸共生命を消滅させようと目論んだ。
知的生命体は平和を望みながら、争いを止めることも、星を穢すことも止められません。
矛盾と欠陥を抱えた弱い存在。宇宙の平和の為に、全てをリセットするのです。
屁理屈なんざ知った事かァ!
破壊の先に、本当の平和は築けはしないッ!!
確かに僕達は欠点もある、欠点だらけさ!!
ライハは健康のために食べ物に気をつけろって言ってる癖に、自分はつまみ食いするし…!
ペガは都合が悪いとすぐ影に隠れるし!
レイトさんは星雲荘で仕事サボるし!
モアは落ち込むと僕のラーメンヤケ食いするし! ゼナさんは未だに怖いし、レムは融通利かないし……僕もダメな所だらけだ…!
でも…みんなは僕を信じてくれた! 信じて頑張ってくれた!!
僕は…みんなと生きていく!!!
しかし自分を見つめ直し、奮起したジードの力が増していく事に驚愕。
その猛攻を受け、ギガファイナライザーによって放たれたギガスラストとライザーレイビームにより装甲が破損し、追い詰められていく。
みんなと明日に向かって進み続けるんだ! ライザーレイビーム!!
ウルトラマンジードのエネルギーが増幅しています。理解、不能。エネルギー増大、計測、不能。
さらに自身が一切理解できないジードのパワーアップに困惑しているその隙を狙って放たれた
オーブスプリームカリバーとゼロツインシュートを浴びてボディを破壊され、
慌てて本体のみで逃走を図ろうとしたところをクレセントファイナルジードによって止めを刺されて爆散。
ギルバリスは完全に滅ぶこととなった。
理解、不能! 理解、不能!
僕らはみんな…!みんなで、ウルトラマンなんだ!!うわぁああああああああっ!!!
クレセントファイナルジード!!
ところが……
《未確認機械生命体、急速に接近中》
なに? (・Д・ )
《未確認機械生命体、分析結果出ます》
ギルバリス!? Σ(゚Д゚;)
なんと『Z』第6話「帰ってきた男!」において
まさかの再登場。
本作の根幹を成す現象……
デビルスプリンターにより復活した。
しかし、復活は一部不安定だったのか言語能力は完全に失われている(小西氏の声は回想シーンで使用されており、OPでクレジットされている)。
相変わらず全生命体抹殺を目論んでおり、これに対し
ジャグ……ヘビクラ ショウタは
「優秀な人工頭脳のくせに学習能力が無い」と称したが、
自身の復活を知ったジードと惑星アインで交戦した際にはジードがギガファイナライザーを取り出した隙に攻撃する事で
勝利、ジードライザーを破壊して天敵となるウルティメイトファイナルを封じることに成功した。
その後は
ウルトラマンゼットのいる地球に飛来し、特空機の模擬戦中だった
セブンガーと
ウインダムを圧倒。
硬芯鉄拳弾を放とうとしたセブンガーをハッキングし、ストレイジのテントに向けて放たせ現場を大混乱に陥れる。
しかしそこへ新たな姿
「ギャラクシーライジング」に変身したジードが現れ迎え撃つも圧倒され、レッキングフェニックスでボディを破壊されてしまう。
その後逃走したコアは損傷した集積回路を修復するべくケイ素を奪っていたが、インターネットから情報を得ている事を見抜かれ、
ストレイジが流した偽情報に引っかかって誘き出され、ウインダムに捕まってしまったため完全態へ変身。
修復が済んでいないため不完全な状態ながらもウインダムは圧倒し、ゼットとジードの2人がかりでも互角の戦いを繰り広げたが、
『宿題』と称されウインダムからミレニアム懸賞問題のデータをコアに叩き込まれてしまった結果、ギルバリスが処理落ちを起こしてしまい全機能が低下。
そこへギャラクシーバーストとゼットランスファイヤーを受け、コアも含めて完全に破壊されることとなった。
映画と比べると最重要たるコアが損傷しており、判断力などが弱体化していたものの、
一度自分を負かした天敵たるウルティメイトファイナルには即座に対処していた辺り戦闘に関する学習能力は健在であり、
ハッキングにより機械を操る能力はストレイジの保有する特空機にとっては天敵であり、ジードが来なければ大惨事になっていた可能性は高い。
その脅威度は変わらずだったと言える。最悪、完全復活しようものならゼットのいる地球が第2のクシアになりかねなかったとも言える。
なお、上述したように完全な機械のはずなのだが、ストレイジのセンサーには「機械生命体」として認識されている。
恐らくベリアル(及びレイブラッド星人)が関係するデビルスプリンターによる歪な復活が原因と思われ、よりにもよって『平和を乱す奴ら』の因子で蘇ったというギルバリスにとっても皮肉でしかないと言える。
それにしても、いくらコアが損傷していて不完全とはいえ、地球より遥かに優れた科学力を持つ星から生まれたAIですら隙ができるほどの時間を費やすミレニアム懸賞問題とは一体……。
オオタ ユカちゃん的には解かれたら解かれたでストレイジの予算になるし、あと5問もあるので結果はどっちでも良かったのかもしれない。
さらにこの戦いの後に残骸の一部が
セレブロによって回収されており、護身用の武器としてだけでなく洗脳やバリスレイダーの召喚に使われていたが、
ベリアルメダルを失って半狂乱していたセレブロの手によって
「ギルバリスメダル」 の素材として消費され、同じ経緯で作られた
「ギャラクトロンMK2メダル」と共に
ホロボロスに投与され、
メツボロスへと変貌させた。
ギルバリスの一部とはいえ『平和を乱す』セレブロにいいように使われ、最終的にはよりにもよって『有機生命体』の強化素材として『使い捨てられる』というますます皮肉な末路を辿った。
余談
完全態の初期デザインは2パターン存在する。
一つは亀のシルエットをベースにしたデザインであり、『太平風土記』のイラストを手掛けた越知靖氏によれば「監督がギルバリスを当初メカガメラと言っていた」とのこと。
そんな経緯から劇中の『太平風土記』のイラストでのギルバリスに当たる武神が対抗する存在は鉄釜の甲羅をもつ亀の化物となっている。
もう一つは背中に翼にも見える突起パーツがあり、それがビーム攻撃時に円形(
スターゲイザーとか
スサノオモンのような感じ)に合体する仕様だった様子のデザイン。
こちらは腕の形状も男のロマンたる
ドリルやジャイアントクローを装備したりと差異がみられる。
決定稿はこの両者を混ぜつつブラッシュアップしたような感じ(イメージは前者の方が大きい)のものとなっている。
ちなみにデザイナー曰く
「沖縄が舞台の有名怪獣映画の敵キャラ」を「もう一つの有名怪獣でトレースする」というアクロバティックな提案を最終的にした模様。
また、デザイン段階での仮称は「
タルタロス」だった。
スーツは
ビクトルギエルの改造。回転のギミックを加えるために大掛かりな作業になったとのこと。
なお、ギルバリスのデザインや行動は『
ウルトラマンレオ』に登場した
ガメロットによく似ているが、『レオ』ファンの坂本監督の事なのでオマージュした可能性もある。
劇中にてウルティメイトファイナルの想定を超えた力に驚き、完全態の装甲が破壊された後、
すぐさま逃げるという行動に移ったことに対して驚いた観客も少なくなかった様子。
実際、他のキャラだとそれでも(自身の負けを認めなかったりして)闘いを継続しようとするものが多かったので意外と思うのも無理はない。
とはいえ、ギルバリスの場合はギャラクトロンという優秀な手駒がいるので戦闘行為はそれらに任せればよいし、
それでも敵わない敵が現れた場合はサイバー惑星クシアの力で逃げる事を優先していたのは劇中の行動からも読み取れる。
自身が戦闘する事を選んだ時点でそれほど『ギガファイナライザー』が真っ先に消滅させなければならない代物であり、同時に破壊できなかった時点でギルバリスには逃げる以外の選択肢がなかったと言える(ギガファイナライザーが唯一自身のコアを破壊できるため)。
また、この手の敵で
断末魔の叫びが一切なかった事にも驚きの声が一部で見られた。
メガヘクス思い出した人が多かったんだろうか
展開や尺の都合、ギャラクトロンMK2が異常な強さを発揮した事から「ギャラクトロンMK2の方が強く感じた」という声は少なくない。
とはいえ、ギャラクトロンMK2とギルバリスでは戦闘スタイルが大きく違う(あちらは近接特化)上、
カタログスペックもあちらの方が最大飛行速度と最大走力以外のスペックは上回っているため、あちらが強いと感じてもおかしくはない。
また別にギルバリス自身も弱いわけではなくむしろ強い方で、上記の活躍をしているし、尺を抜きにしても特攻武器たるギガファイナライザーを相手にしているので分が悪いなか戦っている形となる。
本来の名前であったテラハーキスの名前の由来だが、一部では「ITC制作の人形劇『地球防衛軍テラホークス』が元ネタでは?」という意見も。
となるとコアの元ネタがゼロ軍曹になってしまうわけだが……まさかギルバリスも200体いたりしないよね?
今回登場した
ジャンナインの創造主たる
ビートスターとは設定面でかなり共通点が多いが、
ビートスターの行動の切っ掛けは住民の暴走と自身の感情によるものだったため、似ているようで実は結構違う関係となる。
ジャンナイン自身がギルバリスの行動をどう思っていたかは気になるところ。
また、今回の中の人である小西氏が以前ウルトラシリーズで担当した
ビースト・ザ・ワンとはやりたい事は似ているが、
あちらがギルバリスの排除対象である「邪悪な知的生命体」であるため、仮にであったとしたら全面戦争確定であろう。
追記・修正は全宇宙の知的生命体を抹殺してからお願いします。
- ビートスターよりメガヘクスの過激版って感じだった -- 名無しさん (2018-03-31 07:31:01)
- 知的生命体と生態系を抹殺しようとするメカガ○ラとは面白い -- 名無しさん (2018-03-31 07:36:37)
- テラーハーキスの開発と暴走とギガバトルナイザーの開発経緯の謎もまだある。 -- 名無しさん (2018-03-31 07:44:31)
- ギガバトルナイザーがレイオニクスバトルの根源だとした場合、コイツの存在でM78ワールドとアナザースペースは物凄く掻き乱された事になるんだよね… -- 名無しさん (2018-03-31 08:53:18)
- 最初パッと見た時体型似てるからデアボリックの改造かと思った。 -- 名無しさん (2018-03-31 08:57:51)
- 間接的に上がるタロウ教官の株 -- 名無しさん (2018-03-31 09:18:54)
- グランドキングの意匠と雰囲気もあるっぽい。顔は前方に角を持った龍の顔で、中国の瑞獣には顔が龍で身体が亀の龍亀がいる。 -- 名無しさん (2018-03-31 12:40:10)
- 決戦こそ沖縄ではななかったが、一斉射撃のバリスダルフィティーはメカゴジラ、手足の爪、指も4本ずつなどガメラのようでゴジラっぽいところもある。 -- 名無しさん (2018-03-31 12:54:32)
- 地味に沖縄本島以外の地球全てを一時的に死滅させていたヤツ -- 名無しさん (2018-03-31 13:27:40)
- ギガバトルナイザーで物量差を覆して、ギガファイナライザーで頭を潰すって考えだったのかな -- 名無しさん (2018-04-01 16:38:23)
- 宇宙に散って元気にお仕事をしているであろうクソコテロボどもは今後どうするつもりなんだろう。頭がなくなったことに気づかず元気にゲリラ活動しているのかしら -- 名無しさん (2018-04-02 09:30:33)
- ↑あいつらはあいつらで意思持ってるしね…自己進化とかしてたらどうしようw -- 名無しさん (2018-04-02 09:53:17)
- ↑ベリアル帝国滅亡後のレギオノイドみたいに野生化していくんじゃない?んで、その中から監督が言っていたみたいにプログラム改造されて味方になる奴も出てくると -- 名無しさん (2018-04-02 09:59:52)
- オーブのギャラクトロンは、分析して生態系のみ悪と見做すだけで、まだ話の通じる個体だったんだな -- 名無しさん (2018-04-02 10:31:43)
- ↑一応、今回のギルバリスも解析はしてるけどね。そのうえで生態系も含めて抹☆殺! -- 名無しさん (2018-04-02 10:40:37)
- 今回の映画のギルバリスの行動理由とオーブのギャラクトロンがコロコロ目的変えたのみて断言できるわ こいつらと共存できる奴は絶対いない。 気に入らないと思えば同じロボットさえ破壊しかねない -- 名無しさん (2018-04-07 13:59:22)
- ゼロ「装甲を破壊するぞ!」俺「思ったより豪快に壊したな...」 -- 名無しさん (2018-04-07 16:51:03)
- ↑本体はあくまであの赤いレムっぽいコアだから、他は全部装甲ではあるんだけど、自分もあの破壊シーンは初見はちょっとびっくりした -- 名無しさん (2018-04-07 16:54:38)
- ↑3 まったくその通り。ただの鉄クズテロリストのこいつ相手にどんな生命と生態系の事について説教しても無意味だと思う。理解してないし、しようとも思ってないだろう。 -- 名無しさん (2018-04-07 22:08:32)
- ↑ビートスターも勿論全ての人工知能も間違いなく殲滅対象だよね ただ同じく宇宙から知性を無くそうとするクイーンベゼルブ辺りとは利害が一致しそうな気がする -- 名無しさん (2018-04-08 18:56:02)
- ギャラクトロンマーク2がとんでもない耐久力を見せたので霞んで見えるが、キングギャラクトロンを倒したツインギガブレイクを受けても無傷で、ジードプルーフを上回る威力だというライザーレイビームにも耐えてるって、こいつの耐久力もチート級と呼んで差し支えないレベル -- 名無しさん (2018-04-10 12:16:27)
- タロウはどうやってコアの状態までこいつを追い込んだんだろうか -- 名無しさん (2018-04-26 11:02:31)
- ↑ブラザーズ最強のタロウの本気を舐めちゃイカン -- 名無しさん (2018-04-26 11:19:20)
- ゾフィー兄さんなら理論上M87光線で爆破出来そう。理論上 -- 名無しさん (2018-05-24 17:34:47)
- どんな凶悪宇宙人でもその母星まで攻撃対象にはしない光の国が珍しく本拠地の破壊まで視野に入れた相手。いくら相手が機械だとはいえ、改心の可能性を度外視するほど暴れてたんだろうな -- 名無しさん (2018-07-28 08:22:19)
- ↑改心するも何も、ギルバリスは「善意」だけで動いているようなものだからな… 絶対光の国のウルトラ戦士とは分かり合えない存在 -- 名無しさん (2018-09-20 12:54:55)
- ↑自分を悪だと思っていない最もドス黒い悪というヤツか……まだ自分が悪という自覚があるだけベリアルがマシ…… -- 名無しさん (2018-09-20 13:15:48)
- ギャラクトロンはまだウルトラマンは攻撃対象でない生命と定義していたようだが、こっちはそれすらもない↑どす黒い悪ってより怖気が走る白って感じだな。完全な白以外、全てを排除する白い正義(悪) -- 名無しさん (2018-11-10 15:00:21)
- ある意味、朝倉リクと対比になっている印象、創造主が作った目的とは真逆の存在になった点で -- 名無しさん (2019-01-06 21:27:05)
- 頭を失ったギャラクトロンの今後が気になる -- 名無しさん (2019-01-18 21:38:36)
- 飛行速度が設定されてるけどあの図体でどうやって飛ぶんだか -- 名無しさん (2019-10-18 17:39:13)
- クソコテ生きとったんかいワレェ!! -- 名無しさん (2020-07-18 11:15:10)
- こいつの慎重な性格からして戦闘形態を100体ぐらい量産してる可能性もあるのかねぇ…コアのコピーとかはさすがに出来ないよな -- 名無しさん (2020-07-18 12:14:45)
- そりゃ、予備的なのや、生き残ったギャラクトロンが新たなギルバリスになるとかは想定してたけど、このタイミングとは、! -- 名無しさん (2020-07-18 17:37:17)
- 声の人はゼットのリアル先輩だしなあ…。ありといえばありな気も。 -- 名無しさん (2020-07-18 19:51:20)
- コイツも量産型なのかよ…… -- 名無しさん (2020-07-19 00:12:27)
- そりゃギルバリスの別個体?が逃走したともなればジードも追いかけるよなあとは納得する -- 名無しさん (2020-07-19 00:33:25)
- まあ声の人は元祖吐き気を催す悪のボス役もやられてたから。 -- 名無しさん (2020-07-19 23:48:38)
- 万が一のときのために自分の複製を作ってたりしてな -- 名無しさん (2020-07-22 16:59:01)
- デビルスプリンターによる復活だったか。そのおかげか再生能力が元々と比べて大分劣ってた印象だけど、別方向に強かったな。そして歪な再生を繰り返したためか、AI自体も大分ボロボロのようで -- 名無しさん (2020-07-25 10:05:56)
- 自分達がかつて苦しめらた+人類にとっての絶対的な敵+それが自分の父の因子で復活した、となれば当然リクは血眼になって倒そうとするよな。っていうかこいつもこいつでベリアル陛下とのつながりが皮肉な感じで増してきた気も・・・ -- 名無しさん (2020-07-25 10:45:17)
- ↑ギルバリスが一番否定したい存在みたいなもんだからな、ベリアルという悪のウルトラマンの遺伝子から人工的に作られたジードって -- 名無しさん (2020-07-25 10:48:05)
- サラッとロボットハッキング操作って新技身につけてるのが相変わらず空気読めないなこのクソコテ感強い。やっぱ劇場版ボスは強いわ -- 名無しさん (2020-07-25 11:27:28)
- 特空機3号ギャラクトロン…なんてね -- 名無しさん (2020-07-25 11:30:16)
- ↑2 新技のように見えますが、実際には劇場版の時点で存在していた能力でギガバトルナイザーやギガファイナライザーが作られた理由でもあるという -- 名無しさん (2020-07-25 11:31:07)
- スーツの遣いまわしという事情があるのは百も承知だが、こいつの再登場に関しては「まだ死なねえかこの野郎!」という嫌悪感しかない。本当にうんざりだ -- 名無しさん (2020-07-25 11:39:04)
- ↑まあ死んではいたみたいだがね、ベリアル細胞や怪獣墓場やヒカリは便利やでえ -- 名無しさん (2020-07-25 13:29:08)
- 本編で集積回路、公式サイトによるとコアが欠損していたのもデビルスプリンターの歪な形での復活だから不完全な形でしか復活できなかったにかな -- 名無しさん (2020-07-25 15:46:00)
- 惑星クシアはウルバト化して存続してるし、別にこいつまで蘇るし -- 名無しさん (2020-07-25 22:40:24)
- ↑2 さらに拠点となる惑星クシアと配下のギャラクトロンを失い、ジードに追われ続けてたとあれば今回の弱さも納得。それでも十分強かったが… -- 名無しさん (2020-07-26 04:44:03)
- 意外とあっさり誘導されたり、問題提示されたら解決優先したり、この素直さが極端さの理由なんじゃ -- 名無しさん (2020-07-27 13:42:20)
- 逆にあれだけボロボロの状態でウインダム、ジード、ゼット相手に戦えてるのはなかなか株を落とさない良い演出だったと思う。旧作の大ボスは相当枷を付けて客演させる必要があって難しいね -- 名無しさん (2020-07-27 13:49:54)
- 仮面ライダーとのコラボがあればギルバリスとメガヘクスが融合したメガバリスとか出してほしい -- 名無しさん (2020-07-28 23:01:59)
- コイツを放置すると多分稼働してるギャラクトロンを従えるだろうしギャラクトロンの戦力で何処かの星を攻め落とすかもしれん、その星を改造して第二のサイバー惑星クシアにする可能性だってあるし本体以上にコイツの作る勢力が厄介過ぎるから本体しかいない間に潰すに限る -- 名無しさん (2020-07-28 23:25:48)
- 弱体化していてもあの火力は驚異以外の何物でもない -- 名無しさん (2020-07-29 14:44:33)
- つまみ食いとやけ食いは良くない -- クモンジン (2020-07-29 15:00:04)
- 「なに? (´Д`)」→「ギルバリス!? Σ(゚Д゚u)」 -- 名無しさん (2020-07-29 19:33:49)
- こいつも特攻機にならないかなー -- 名無しさん (2020-09-22 23:14:25)
- 統括者ですってよ -- 名無しさん (2021-03-24 19:38:56)
- ギルバリスからいろんな怪獣メダルが作れたのは、ウルバトの一件が関わっている…のかもしれない? -- 名無しさん (2021-06-17 20:02:09)
- ギルバリスもギャラクトロン達も結局は適当な事を言って殺戮をしたいだけのガラクタに過ぎんわ -- 名無しさん (2021-07-13 06:47:09)
- 虚無戦記の空間支配能力があればもっと楽に対処できるんだがな(電脳空間も空間支配内であれば書き換え自由) -- 名無しさん (2022-02-13 18:43:23)
- 一時期グルジオレギーナに改造されたとかいう話がネット上で噂されていたな。Zで再登場したからガセだと確定してるけど -- 名無しさん (2022-02-13 19:06:19)
- ウルトラシリーズの赤犬 -- 名無しさん (2023-01-08 20:09:43)
最終更新:2024年03月24日 09:01