劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!

登録日:2018/03/24 Sat 05:59:31
更新日:2024/03/16 Sat 16:04:51
所要時間:約 8 分で読めます







目覚めよ!最強の遺伝子!!


『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』 https://m-78.jp/geed/movie/intro/

『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』とは2018年3月10日より公開されたウルトラマンジードの劇場作品である。


※以下、このページにはネタバレしかありません。ご了承ください



【ストーリー】

私はギルバリス

不要な知的生命体は全て抹殺します


ウルトラマンベリアルとの過酷な運命を乗り越えたウルトラマンジードのいる地球「サイドアース」に、
知的生命体の住む星々を破壊していく巨大人工頭脳ギルバリスと、ギャラクトロン軍団が接近。

ジャグラス ジャグラーからギルバリスが「赤き鋼」を手に入れるべく、地球へとやって来た、と聞いたリクたちは、
その手掛かりがあるとされる南洋の楽園・沖縄へ向かった。

そして沖縄で出会ったアイルは、リクがウルトラマンであることを見抜き、重大な使命を託そうとする。
地球を守るために必要以上に気負うリクは自分の使命にこだわり、焦るジードの行動が彼らにさらなる危機を招いてしまうのだった。
ウルトラマンジードたちはギルバリスの強大な力を止めることができるのか―――



【概要】


滅亡の瞬間が迫る中、“願い”の力はジードにさらなる進化をもたらす!

新世代ヒーローズの劇場作品同様、テレビシリーズの後日談となるストーリーを描く作品。
さらに『ウルトラマンオーブ』の登場怪獣であるギャラクトロンおよび"とあるアイテム"の出自がついに明らかとなる。

今回のゲストキャラクターは『ウルトラマンオーブ』から主人公のクレナイ ガイとまさかのジャグラスジャグラー!
さらになんとウルトラゼロファイト以来久々にウルティメイトフォースゼロが集結する!

『ウルトラマンオーブ』のメンバーは単なる客演ではなく密接に物語に関わっており、今回の映画は彼らがいないと成り立たないストーリーとなっている。

リクとベリアルの親子関係が主軸だったテレビシリーズに対し、
本作品ではリクが母を思わせる年上の女性との出会いと別れを通じて成長していくことがテーマの一つとなっており、
テレビシリーズで人々に認められたジードが改めてヒーローとして目覚めるような物語となる。

本作もテレビシリーズのジード同様に、歴代シリーズの細かい説明は一切なく物語が進んでいくため、
この作品が初見でも問題ないが、世界観を深く理解するには歴代シリーズ(特にウルトラ銀河伝説以降)の視聴が必須。
かなり小ネタが多いため、過去作品を見ているとクスリとくる場面が非常に多いと思われる。


ゲストとして、比嘉愛琉(アイル・サデルーナ)役に特撮初出演となる本仮屋ユイカ、
さらにウルトラシリーズ過去作出演者ではブラン・サデルーナ役に宍戸開(DASHのヒジカタ隊長) おい誰だ、ギガファイナライザー持ってないとオライオンにしか見えないって思った奴
MJガリレーのバーテンダーとして加瀬信行(スーパーGUTSのカリヤ隊員役)が出演。
そのほか、ジャキ星人アーロン役としてジャッキーちゃん(栄島智)が出演している。

声優陣としてはウルティメイトフォースゼロは全員がオリジナルキャストで参戦。
そしてゾフィー田中秀幸氏がウルトラファイトオーブに引き続き参加。
さらにテレビシリーズに引き続きウルトラの父役として西岡德馬、『ウルトラマンメビウス』以来にウルトラの母役として池田昌子が参加している。

主題歌はMayJ.が担当する『絆∞Infinity』
メビウス「∞!?」ガタッ ネクサス、ギンガ、ビクトリー、エックス「!?」ガタッ ???「二言目には絆絆うるさいんだよ…!」

監督はテレビシリーズメイン監督の坂本浩一
今作も監督の得意とするアクションシーンが多く、登場キャストほぼ全員のアクションも盛り込まれている。
各自、キャラクターに合わせたアクションとなっているため特に酒場のシーンは必見。

脚本はテレビシリーズのメインライターだった乙一氏は脚本協力となり、
今作は第14話・第15話を担当した根元歳三が担当。

今作のロケ地はウルトラシリーズに理解度が高くロケにも協力的という理由から、沖縄を舞台に。
主に第1期でメインライターを務めた金城哲夫、上原正三が沖縄出身であることや
一部の怪獣や宇宙人の名前に方言(ウチナーグチ)が使われていたりするなど以前から深い関わりはあったが、
映像作品で舞台となるのは後述する本編23話も含め『ジード』が初めて。
沖縄の土地柄を踏まえて現地の神話や伝説を絡めており、グクルシーサーや赤き鋼などはこれらの伝承がモチーフとなる。

沖縄ロケは、同じく沖縄が舞台となったテレビシリーズ第23話(なお、今作の物語とのかかわりは特にない)と同時に1週間ほど行われ、
雨男のチーフプロデューサーの北浦嗣巳氏が差し入れにやってきた際の10分間のスコール以外は天気に恵まれたこともあり、
スケジュールがギリギリのなか撮影は順調に進んでいたとのこと。



【登場キャラクター】

つなぐぜ!願い!!

朝倉リク
演:濱田龍臣
ベリアルの息子という宿命を塗り替えたフリーター…もとい青年。

べリアルを倒した後も、地球を守るヒーローとして孤軍奮闘しており、
防衛チームも事実上ないサイドアースに一人しかいないウルトラマンとして肩に力が入っている*1
似たような悩み自体は本編で解決した面もあるが、やはりウルトラマンとしての重圧はかなりのものだったらしく、
ライハやレイトからもゼロがいなくなって大丈夫かと聞かれたこともあり、若干ムキになっている面も。
身体を鍛え、より強い戦士へと成長することを目指しているが、その焦りから事態はとんでもないことに……。


決めるぜ! 覚悟!

●鳥羽ライハ
演:山本千尋
相変わらずの地球人最強っぷりを見せる。
MJガリレーでの無双シーンのほか、襲い来るバリスレイダーとの戦いのシーンも注目。
ゼナ、ガイ、ジャグラーといったヒューマノイド宇宙人に混じって普通に戦えるあたりがある意味異常。監督のおかげで上着を脱いだセクシーなシーンも。
立場としてもヒロインとして非常に目立つセリフ群が多い。


燃やすぜ! 勇気!

●愛崎モア
演:長谷川眞優
リクの幼馴染で、異星人を捜査する秘密組織AIBのエージェント。
相変わらずリク大好きっこで、新たなライバル?の登場にいろいろと焦る。

今作もドジっ子っぷりを見せるが、同時に意外と戦えることも判明する。
ちなみに演者もお気に入りのそんなガンアクションのシーンは日々練習していたが、
昼食時には銃の小道具がなかったため、おやつの「鳩サブレ」を銃に見立てて坂本監督と一緒に撃つ練習を行ったとか。


見せるぜ! 衝撃!

伊賀栗レイト
演:小澤雄太
「パパさんは営業マン」な、かつてウルトラマンゼロと融合していたサラリーマン。
出張で沖縄を訪れていたところで偶然リクたちと再会を果たし、彼らに同行していたジャグジャグにセクハラされる。
「星雲荘」にはいろいろな意味で今もお世話になってるらしい。


変えるぜ! 運命!!

ペガッサ星人ペガ
声:潘めぐみ
ペガッサ星人の男の子。
赤き鋼捜索の際には同行しなかったが、サイドスペース第9地区には宇宙人でも問題ないこともあり同行。

今回も酒場のシーンである程度の格闘戦を披露。
肉体派ではないので、ギャラクトロンたちとの戦いの際にはネオ・ブリタニア号に乗って戦った。


ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!

●レム
声:三森すずこ
秘密基地「星雲荘」の中央司令室に設置されている報告管理システム。
今回もリクたちへの豊富なサポートを行う。


●シャドー星人ゼナ
演:岩田栄慶 声:浅沼晋太郎
秘密組織AIBの上級エージェントなシャドー星人。
今回は華麗なアクションシーンといろいろな意味で笑いどころ満載なネタシーンが魅力的。
初対面だがウルトラマンオーブ=クレナイ ガイのことは知っていたようだ。シャドー星にいたころだろうか?


世界中が君を待っている

ジャグラス ジャグラー
演:青柳尊哉
ウルトラマンオーブ・クレナイ ガイの永遠のライバル。
野暮用(ガイにのみ真意を話した)でギルバリスの本星に侵入して彼らに追われることになり、
「宇宙の平和を守るため」サイドアースに行ってAIBおよびリクたちに協力を仰ぐことに。

レイトにセクハラや闇の仕草したり、ギガファイナライザーに認められなくて悄気たり、オーブと明確に共闘したりと、
一部妖しい空気を漂わせながらも映画全編にわたって味方側として活躍し、一部から「劇場版ジャグラスジャグラー」と言われるほど。
THE ORIGIN SAGA』での物語を知っていると今回の出来事での彼の心境がいろいろと気になるところ。



守るぜ! 希望!

クレナイ ガイ
演:石黒英雄
ウルトラマンオーブに変身する「宇宙の風来坊」。
ギャラクトロンの出自を追って、サイドアースに現れる。
相変わらずオーブニカを吹けば「ガイさんだー!」と言われる人。ラムネはスタイリッシュかつ豪快に飲む。

初めて出会ったリク=ジードには諸先輩方と同じように敬語で「ジードさん!」と呼びかけるも、どこぞの別会社のガイを思い出した人は間違いではない
リクの年恰好で年下と判断したのか「……俺の方が先輩だよな?」と改め、「さん」付けを止めて先輩として振る舞う。その時のジャグジャグとのやり取りは必見。
自身の経験談も兼ねて「肩の力を抜け」とアドバイスするが……。

ゼナ先輩に存在を知られていたり、MJガリレーのマスターと顔馴染みっぽいなど、相変わらず顔は広い。



支え合う 仲間の笑顔がチカラ

●比嘉愛琉/アイル・サデルーナ
演:本仮屋ユイカ
沖縄でアウトドア教室を開いている女性で、沖縄へやって来たリクたちに島の歴史や伝説を教える。
その正体は滅亡した惑星クシアの最後の生き残りで、本名はアイル・サデルーナ。

故郷の惑星クシアをギルバリス率いるギャラクトロンの軍団に攻め滅ぼされたあと、
サイドスペースにある太古の地球に流れ着き、ギガファイナライザーを使いこなすことのできる戦士を探し求め、
沖縄で何万年もの月日を生きて来た。ちなみに年齢は3万3千歳で地球人換算すると28歳くらい。

首から下げているペンダントには、生命エネルギーを増幅させる力があり、
石像となっているグクルシーサーを呼び出したり、バリアを発生させたり、物を取り出したりといろいろ行える。


●ブラン・サデルーナ
演:宍戸開
惑星クシアの科学者だった、比嘉愛琉=アイルの父親。
ギルバリスに対抗するためにギガファイナライザーを開発したが、
ギャラクトロンの群れに追い詰められ、アイルとギガファイナライザーを守るために犠牲になった。



ボクノネタ タカイヨ

●ジャキ星人アーロン
演:ジャッキーちゃん
地球はもちろん、宇宙のあちこちにいる大勢のクライアントとの間で、宇宙全域の様々な情報を売り買いしながら暮らしている情報屋。
宇宙人街「サイドスペース第9地区」を根城としている。エセ中国人というか日本語に慣れ始めた中国人のような口調で喋る。

M78ワールドの惑星クシアやギルバリスたちの情報を知っていたりと情報屋としての実力は本物だが、
情報を小出しにしてその度に少額の情報料を要求することで、結果的に高額の情報料をせしめるスタイルが玉に瑕。

訪れたリク達がギルバリスの情報を得ようとした際もしつこく代金を要求。
この時モアが持ち合わせを忘れたためジャグジャグの言われたレイトが支払っていたが(500円)、
最終的に話が進まず痺れを切らしたライハによって抑え込まれて無理やり最後まで説明させられる*2
武術の心得があり、この時にもライハとある程度やりあえていた。


演者のジャッキーちゃんは坂本監督作品『破裏拳ポリマー』のイベントに出演した縁で起用された。
なお、彼は本名は栄島智で俳優業では本名で活動しているが、今回はキャラの関係もあってかあくまでものまねタレントの方でクレジットされている。
短いながらもキレッキレのアクションは必見。ところで本物差し置いて星人名に採用されているのはいいのだろうか

ライハ役の山本千尋は、彼と「以前からずっと会いたかった」らしく、
上記のカンフーアクションギャグはかなり楽しんでやっていたらしい。

ジャッキー・チェンファンな坂本監督も一緒に仕事できて非常に盛り上がったらしく、
現場では、ジャッキー世代の30代、40代のスタッフと山本氏が、ジャッキーちゃんの芸を観て笑いをこらえるのに必死になりながら撮影していたとか。


……ご注文は?

●MJガリレーのバーテンダー
演:加瀬信行
非常にクールなバーテンダー。
店で喧嘩が始まっても動じず、客の注文品をスムーズに提供する。



その他の宇宙人街の住人(※は本作初登場)

ナックル星人:岸哲生
シャプレー星人
バド星人
ケムール人
ガルメス人
クカラッチ星人
レキューム人:金子はりい
ヒュプナス
ドーブル星人

※鉄球星人ブルック
※植物宇宙人ルフル
※侵略宇宙人 ノルヴァー星雲人
※宇宙野人ラワーン人
※剛力怪人イダラーダ
※宇宙鬼ゲマハ星人
※魔界人マグドム

彼らの中には古代の闇の超能力者及びその配下の2人とか
子供好きの猿に似た妖怪やそれに倒された鬼
人間を写し身にして操る鏡の番人などを思わせる顔ぶれも見えるが、たぶん気の所為。
スペースビーストにそっくりなドーブル星人等含め、なんかいろいろと言われていないとよいのだが……


【登場怪獣】

◆獅子聖獣グクルシーサー
頭頂高:40m
体長:50m
体重:4万3千t
必殺技:シーサースクラッチング

シーサーと呼ばれる心優しい一族の宇宙怪獣であり、沖縄に棲み着いている。
自然の営みとそこに生きる全ての生き物たちの命を守ることを使命にしている。
太古のサイドアースに現れたアイルを最初に見つけたのも彼であり、「赤き鋼」=ギガファイナライザーを守る役目も負っている。

普段は石像となっているが、アイルの呼び出しに応じて出現し、
沖縄に現れ、街や人を襲っていくギルバリス軍団にも勇敢に立ち向かう。
ちなみに「グクル」は沖縄の方言で「心」という意味である。

何気に『ウルトラマンメビウス』のアングロス以来12年ぶりとなる完全新規の四足歩行怪獣である(二足直立歩行型のデザインも検討されていたが、某元祖シーサー怪獣との差別化を考えてとのこと)。

派手なカラーリングとハイディティールさ故か、2021年現在ソフビ・フィギュア化はされていないが、
後に『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』にて同族がギャラクシーレスキューフォースの一員として出演しており、
それにちなんでかデフォルメキャラのアクリルチャームという形でグッズ化はされている。


シビルジャッジメンター ギャラクトロン
かつてオーブの宇宙にも登場したロボット怪獣。
今回は過去回想シーンも含め何十体も登場し、アナザースペースや沖縄で大暴れする。
今回は人間を取り込んでいない事とギルバリスの指示で動いているため、あくまで量産されたロボット怪獣の一体で戦闘員という感じの扱いだが……
……お前らのような戦闘員がいるか!!


シビルジャッジメンター ギャラクトロンMK2
ギルバリスがギャラクトロンを強化改造をした新型のメカ怪獣。
ジャグラーを追ってサイドアースに現れたが、その際ギガファイナライザーを見つけたことで本格活動。
フュージョンアップやフュージョンライズ、タイプチェンジを駆使して戦うウルトラマン達三人を圧倒的パワーで苦しめる。
お前のような中ボスがいるか!


巨大人工頭脳 ギルバリス
サイバー惑星・クシアにて大多数のギャラクトロン軍団を従える巨大人工頭脳。
宇宙全体の平和を守るために知的生命体を排除するべきと考え、これまでも多くの星を滅ぼしてきた。
本体であるコアはタロウのストリウム光線を無傷で耐えているほどの防御力を誇る特殊な固い装甲を持ち、
倒すためにはギガファイナライザーの力が必要となる。そのため、ギルバリスはギガファイナライザーを探し求めていた。


◇バリスレイダー
ギルバリスによって作られたギャラクトロンで街を駆逐した後に、
生き残った生命体を殲滅するために送り込まれる戦闘兵士。
レイディングソードという専用装備を持つ。
しかし坂本監督の作品は生身でのアクションを多用しているので、彼らに与えられた役目はおおよそ察せられるだろう。


【登場ヒーロー】

ジード、オーブ、ゼロは全タイプチェンジを披露する。

○ウルトラマンジード
本作オリジナル形態のウルティメイトファイナルが登場。
ギャラクトロンMK2との戦いではオーブと共に全フュージョンライズ(フュージョンアップ)形態にチェンジするが、
ベリアルのカードを用いたサンダーブレスターを見て「似てる…?」と困惑するなどの小ネタも。
今作でも20時間のインターバルは健在であり、またまたこのインターバルの存在が物語上で意味を持つことになる。


ウルトラマンオーブ
前作の主役ウルトラマン。
サイバー空間への侵入にオーブトリニティのエックスの力を使ったりと活躍する。
オーブオリジンはテレビシリーズ以来久々の変身シーンが存在する(映像は新規)。


○ジャグラス ジャグラー魔人態
ウルトラヒーロー! ウルトラヒーローです!
冒頭の登場シーンでギャラクトロンMK2の攻撃を防ぐために変身。

さらに闇の力に変わり、比嘉愛琉が身に着けていた生命エネルギーを増幅させるペンダントの力を利用して巨大化。
ウルトラ戦士たちと共にギャラクトロンの大軍に立ち向かった。オーブとの共闘シーンはテレビシリーズを見ていた人は必見。
また、ゲームの必殺技である蛇心剣抜刀斬も映像作品で初めて披露している。

ちなみに身長体重も今作で初めて明かされた。


宇宙警備隊

ギルバリスの行方を追っていたようだが、ギャラクトロン軍団の被害を食い止めていたり、
サイバー惑星クシアの特異性から何度も取り逃がしていた。

ゾフィー
声:田中秀幸
ご存知、宇宙警備隊隊長。
今回は光の国で指揮を執っており、ウルティメイトフォースゼロにウルトラサインを送ったりした。
今回やってることが中間管理職みたいとか言っちゃいけねぇ
なお、『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』ではキャストが変更になったため、現時点ではゾフィーを田中氏が演じる最後の作品となっている。

ウルトラの母
声:池田昌子
ギャラクトロンの被害に遭った地域へ銀十字軍を派遣しており、隊長として指揮を執っていた様子。
ギルバリスとの決戦後はジードが一人前のウルトラ戦士となったことを喜ぶ。

ウルトラの父
声:西岡德馬
ご存知、宇宙警備隊大隊長。
ギルバリスのサイドアースへの侵攻に際し、ウルティメイトフォースゼロにサイドアースに向かうように指示を出す。

ウルトラマン
ウルトラセブン
ゾフィーとともに光の国にいた。
今回は両者とも喋らないため、光の国にいた理由は不明。
今回の件は大隊長と隊長が指揮を執っているので、そういう役割のために残っていたわけではないとは思うが。


ウルトラマンタロウ
回想シーンで登場。
サイバー惑星クシアに一般隊員ともに向かいギルバリスの本体をストリウム光線で攻撃するが効果がなく、サイバー化によって取り逃がしてしまう。
ちなみにストリウム光線の声は篠田三郎氏の当時の音声が使用されている。ジャッキーちゃんが出てるし、石丸博也氏呼んでたら面白かったかも
なお、劇中ではストリウム光線を撃つシーンから始まっているが、その前に多少未公開映像がある。
こちらも篠田三郎氏の当時の掛け声の音声が使用されている。



ウルティメイトフォースゼロ

アナザースペースにてウルトラマンゼロが作り上げた新しい宇宙警備隊。
今作では宇宙警備隊の別働部隊とされており、正式に宇宙警備隊・アナザースペース支部という扱いになっている様子。

ウルトラの父の命を受け、宇宙の各地を飛び回ってギルバリス軍団と戦い続けており、その後地球へと急行するが、
すんでのところでバリアを張られてしまい、ゼロ以外は決戦に加わることができなかった。
残された彼らはサイバー惑星クシア自体に対応しており、ギルバリスが倒されたところに一斉攻撃を浴びせてクシアを破壊した。
ギルバリスとの戦いが終わった後でようやく地球へと降り立つ。

実は以前『ウルトラマンサーガ』にも全員揃っての登場が検討されていたが実現しなかったという経緯があるので、
彼らの地球飛来は6年越しに実現した事になる。


ウルトラマンゼロ
声:宮野真守
アナザースペースのとある惑星をギャラクトロンたちから守っていた。
その後、サイドアースにウルティメイトゼロの力で駆け付けギルバリス軍団との戦いに参戦。
今作ではウルティメイトブレスレットが直っているため、ウルティメイトゼロ以外のタイプチェンジも披露するが、
ギャラクトロンMK2戦でシャイニングウルトラマンゼロの力を使ったことでダメージを負ったため、再びレイトと一体化した。
決戦後のリクたちとの別れの際にはジャンボットのとある指摘に今更納得していた。


ミラーナイト
声:緑川光
ご存知、鏡の騎士。
ギャラクトロン相手にもその華麗な技を披露する。


ジャンボット
声:神谷浩史
ご存知、焼き鳥。今回のある意味ネタ的な意味での裏の主役。
リクと会った時には「誰かに似ているような」と首をかしげ、リク(ジード)からベリアルの雰囲気を感じ取ったのかと思いきや、

ちょっとすまないが、『ジャンファイト!』と言ってみてくれないか?

予想通りのまさかの役者ネタを披露。
なお、ナオと関わりの深かったゼロ以外はジャンボットの言っていることにピンと来なかった様子。
その後リクが渋々言われた通りに「ジャーンファイト!」とやって見せたが、「何か違う……」とすぐに駄目だしした。声変わりしてるもんね!


グレンファイヤー
声:関智一
ご存知、炎の戦士。

「効くとは思わなかったぜオイ!」

相変わらず熱い男で、中の人のアドリブが全部採用されたこともありいろいろと濃い。


ジャンナイン
声:入野自由
人工天球ビートスター内にて生み出された『最強のメカロボット』。
引き続きジャンボットのことは「兄さん」と呼ぶ。

ところでビートスターと行動こそ同じだが、本質的な部分が全く異なるギルバリス軍団について彼はどう思っていたのだろうか?



【用語】

惑星クシア
数万年前、M78ワールドにあった惑星。
そこに住むクシア人は地球人そっくりなヒューマノイドタイプで、沖縄の民族衣装である流装の様な服装を身に纏っている。

クシア人はとても頭の良い種族だったらしく、優れた科学力を誇り繁栄を極めていた。
しかしある時、全宇宙の平和を維持するために開発した巨大人工頭脳ギルバリスが暴走。

生き残ったクシア人ギルバリスの暴走を止める為にギガファイナライザーを開発したものの、
ギャラクトロン軍団の進撃でアイル以外のクシア人は全滅。
さらにギルバリスによって残った惑星もデータ化されて取り込まれサイバー惑星クシアと化してしまった。

実はギガファイナライザーを作る過程であのベリアルが使っていたギガバトルナイザーを作成していたのもクシア人。
レイオニクスバトルを行ったレイブラッド星人との関係は不明だが、M78ワールドに存在していたことと時系列を見るに、
レイブラッド星人がまだ肉体を持っていたころの可能性も高く、いろいろと関係性が考察されている。


ギガファイナライザー
またの名を「赤き鋼」。
ギルバリスの対抗するためにクシア人が開発した無敵のアイテム。
沖縄では石化した状態で置いてあり、グクルシーサーが守っている。

ギガバトルナイザーとは対になる存在であり、
使用できれば持ち主の力を極限まで高めるが正しい心を持った選ばれし戦士でなければ使用できない。
また「人の想いの強さ」を物理的破壊エネルギーに変換する機能があり、これがストリウム光線でも破壊できなかったギルバリスのコアの特殊な装甲を破る力となる。

選ばれし戦士でなければ使用できないことを知ったジャグラーは「またこのパターンか……」と言っていた。

終盤、覚醒したリクの手により石化が解け、彼をウルティメイトファイナルへと変身させる。


サイドスペース第9地区
沖縄にある違法滞在している宇宙人たちが作り上げた秘密エリア。
総元締めは宇宙盗賊マージャー星人。ここでの使用言語は宇宙語が基本の様子。


MJガリレー
サイドスペース第9地区にある宇宙人たちが集まる酒場。
宇宙中の様々な飲み物を完備しており、サイドスペース第9地区の中心地とも言える。
MJとは元締めのマージャーのイニシャルから。



【余談】

  • 上述したように過去作品の謎の一部が明らかになる作品であり、坂本監督もパンフレットにて「今までの作品のミッシングリンクを描くことができた」と語っている。

  • 前作に引き続き、応援上映会が一部の劇場である。『松竹さん、ありがとーーーっ!』からスタート。応援と言うより小ネタにツッコむ方が楽しい

  • PVでのセリフが本編でどう使われているのかもある意味見どころ。ガイさんの次のセリフの本編での使用箇所に少し驚いた人も多かった様子。「宇宙の平和を守るんじゃなかったのか?」「守り抜いた後で、てめぇをぶっ潰す」「勝手にしろ」*3

  • 根岸拓哉演じるウルトラマンギンガの出番は今作ではないため連続出演はストップしたが、
    オーブトリニティ及びゼロビヨンド変身シーンの際にイメージとしてギンガは登場しているため、
    ティガとともにいまだに劇場作品登場記録自体は更新中と言える。
    他のニュージェネ組も引き続き初登場作品から連続登場している。

  • 「沖縄が舞台でシーサーの怪獣が登場し、メカの怪獣と敵対する」ということで『ゴジラ対メカゴジラ』を引き合いに出すファンも多い。
    グクルシーサーの存在が明かされた時、目覚めさせるためにアイルが2コーラス分の歌を歌い出すんじゃないかとか言われてたことも。
    実際インタビュー等ではそのキングシーサーに関しての言及があり、グクルシーサーはそれらとの差別化が意識されていたとか。
    またギルバリスのモチーフにもメカゴジラ要素があるとか。

  • 撮影の間はジャグラー役の青柳氏が出演者たちの面倒を見ていたらしく、特にレイト役の小澤氏とは毎日のように飲みに行っていたとか。
    また、小澤氏は昼食を摂りに出かけた際、訪れた店の人に「ウルトラマンの撮影で、僕の役はウルトラセブンの息子」と説明したところ、
    なんとその店は故・金城哲夫氏の実家である松風苑で、「あんたここの子よ!ここ、セブンの総本家よ!」と言われるというミラクルを果たしたそうな。すげえ。



僕には仲間がいるんだ。

みんなとなら、どんなことだって乗り越えていける。

そうだよね、アイルさん!

僕たちはみんな……皆でウルトラマンなんだ!

追記・修正は、MJガリレーの酒場でホットミルクを注文してからお願いします。

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最終更新:2024年03月16日 16:04
添付ファイル

*1 坂本監督曰く、「ヒーローになることが決してゴールではないんですね。ヒーローになった後のプレッシャーが大きい。オリンピックの金メダリストもそうでしょう。今回はウルトラマンになったリクに重圧がかかり、そのうえでの成長なんです」とのこと

*2 オーディオコメンタリーでも言われているが、このライハに無理やり説明させられるまで、一番重要な情報を出し渋っていた。

*3 解説すると、PVではリクに言っているように編集されているが、実際にはジャグラーに対してのセリフ。リクは地球(サイドアース)の平和を守るとはしていたが、「宇宙の平和」とまではまだ広がっていなかったため、違和感を抱いていた人も少なくはなかったようだが