グランディエ事件

登録日:2012/01/08(日) 03:45:10
更新日:2024/01/16 Tue 20:53:22
所要時間:約 6 分で読めます




私……司祭様に汚されてしまった……






◆グランディエ事件◆


『グランディエ事件(Le VRBANVS GRANDERIVS)』は1633年にファミリアーから発売された18禁悪魔崇拝系尼僧陵辱ゲーム。

17世紀フランスのルーダンを舞台に、主人公サン・ピエール・デュ・マルシュの教区司祭ユルバン・グランディエとなって、
教区教会内のシスターや有力者達の妻や娘を告解と懺悔の名の下に陵辱しまくる、どストレートなハードアドベンチャーである。

尚、悪魔崇拝者と云う設定からガードの固い女には「悪霊」の力を使い「夢魔」を使役する等の裏技を公使する事が可能だが、その効果は未知数。

上手く相手の精神ポイント(※本作独自の理性と禁欲レベルのバランス)に見合った使用をしなければ、
ターゲット以外にも影響が伝播し集団ヒステリーを引き起こす等、すぐにゲームオーバー(逮捕、投獄)となるので注意。


また、町の有力者の妻や娘を寝取ると云う方向から、彼らの恨みもゲームオーバーに繋がる緊張感を生み出している。

ゲームの目的はただ一つ、如何に「バレずに女を犯すか」であり、様々なタイプ、年齢の美女を手練手管で陵辱しまくる事のみに主眼が置かれている。
(基本ノンケ、ホモはいらね)

協力を依頼出来る「悪霊」にも様々なタイプが居る為、彼ら好みの女の魂を興じると、より「恩恵」を得れるかもしれない。

因みに、ゲームオーバーとなると中世らしく拷問、火焙りの残酷コンボを喰らう羽目になるので注意(かなり痛ましい)。

クリア後は、ヒロイン・ジャンヌを主人公とした『尼僧ジャンヌ』編のシナリオと、逆にグランディエを追い詰める『肉体の悪魔』編が出現。
それぞれ、別視点からの物語となっている他、ジャンヌ編はエピローグも兼ねている。








【物語】

我ら、全能なるルシファー、およびその介添人たるサタン、ベルゼブブ、レビヤタン、エリミ、アスタロト、およびその他の者は、
本日我らが野党なるユルバン・グランディエとの同盟の契約を受領したり……。

我らはこの者に、女どもの愛、処女らの花、修道女らの純潔、世俗の栄誉、快楽、富を与えん。
この者は三日ごとに姦淫せん。
酩酊は彼のものなり。
彼、年に一度、我らに自らの血で汚したる捧げ物をせん。
教会の秘蹟を足元に踏みにじり、その祈りは我らにこそ捧げめ。
これなる契約の力によりて、彼は人に交じりて地上に二十年の間幸福に生き、終には神を呪わんがために我らが許に来らん。

……於て地獄。



―悪魔議会―







美しき修道女ジャンヌの護るウルスラ修道院の置かれた、ルーダン教区にやって来た新たな司祭、
美貌のユルバン・グランディエは「悪魔」の力に取り憑かれていた!!

閉鎖的な田舎町で、グランディエの魅力の虜となった女達は夜毎、淫らな声を挙げる。

神への貞操を守るべく、自らを律しようとするジャンヌだが、遂にグランディエと遭遇……彼の怪しい魅力に悩まされる様になるのだった。

……そして、教会内の封印がグランディエの送り込んだ使い魔に破られる時!

……修道院は背徳の牝の巣窟と化した!!



【主要登場人物】

◆ユルバン・グランディエ
「さあ、迷わずに私に身を委ねなさい……苦悩から解放してあげましょう……永遠にね」
新任の教区司祭長。
30代半ば。
本作の主人公、兼ラスボス。
10代で教会に入り、黒ミサへの参入から自らも「悪魔崇拝」者となったイケメン。
舞台となるルーダンに赴任後、自らの美貌と司祭としての立場、そして仕える大悪魔達の力を利用して女達を犯しまくる鬼畜。


◆ジャンヌ・デ・サンジュ
司祭様の熱いのがジャンヌの処女マ○コに入ってくりゅううううう!!
ウルスラ修道院院長。
22歳。
名家出身の美しい娘だが、神に貞操を捧げ教会で暮らして来た。
グランディエの赴任後の町の荒廃を憂いていたが、後にグランディエの最大のターゲットとされた上に、自らもグランディエに惹かれてしまう。
グランディエの贈った花の淫気により淫らな行為に耽ったり、夢魔と化したグランディエに精神を犯されたりと堕ちっぷりが半端ない。
終盤、辛うじて残った理性からグランディエを告発しようとするが……。


◆男爵ローバルドモン
町の有力者で、妻を寝取られた事から反グランディエの急先鋒となる。

◆神父シュラン
教会本部から事件の調査にやって来る。
実は彼も悪魔崇拝者で終盤「悪魔アスタロト(アスモデウス)」に働きかけ、グランディエと闇の盟主ルシファーの交わした契約書を奪おうとするが……。


【悪魔達】

帝王ルシファーを筆頭に、復讐のサタンや暴食のベルゼブブ、嫉妬のアスタロトらが使用魔術の系統の支配者として登場する。
魔術レベルに応じて生贄(堕とした女の魂)を捧げねばならない。
全能のルシファーの加護は強力だが、力を得るには相当数の生贄が……(唯一ゲームオーバーを避けられる近道)。



追記修正お願いします。





















   *   *
 *   + ゲームでは無いです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *









……本当は、17世紀に起きた有名な「悪魔憑き」の事件である。
グランディエは実際に何人もの女性を手込めにした鬼畜だったが「悪魔崇拝者」の烙印は教会が用意したでっち上げと考えるのが素直だろう。
グランディエを告発したジャンヌは、実は禁欲生活の中で会った事も無いグランディエに恋をして、妄想の果てに精神を病んだだけだったらしい。
(美人であったのは本当だが、情緒不安定で町では有名な嘘吐きだったとされる他、映画『肉体の門』では猫背で狡猾な人物として描写される)

その他の情報は基本的に上記の通り。
『尼僧ヨアンナ』と、
『肉体の悪魔(ラディゲじゃ無いよ)』は、
共にこの物語から題材を取られたってのも本当である。

グランディエが拷問の末に殺害されたのは、皆が皆ジャンヌの証言を信じた訳ではなく、矢張り怨恨や政治的な問題からだった様である。


熱心なオカルティストの間には、グランディエの交わした悪魔との契約書から、本件を実話と見なす人間も居る様だが、
教会の用意したでっち上げとは云え、当時の悪魔に対する知識、民間魔術のテキストとして最適である事は確か。

……グランディエは投獄された後に悪名高き全身への針刺し等を受けた後、最後には手足が砕けた状態で全身に硫黄を塗られ、
生きたまま業火に焼かれて殺されたと云う……。

グランディエは「気丈に拷問に耐えた」とする書籍もあるが、執行側が赦さなかっただけと云うのが真実みたいである。

尚、原因である筈のグランディエが殺害された後も教区内で尼僧達が卑猥な言葉を口に暴れまわる集団ヒステリーは収まらなかったそうで、
現代の精神医学では抑圧された環境が生んだ凡庸なケースと断じられているそうな。





追記修正は「悪魔」にでも魂を売ってからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 事件
  • エロゲー
  • 悪魔
  • 悪魔崇拝
  • 暗黒の中世
  • 修道院
  • 修道女
  • 魔女狩り
  • グランディエ事件

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年01月16日 20:53