真・残虐チーム(キン肉マン)

登録日:2018/03/20 Tue 23:25:00
更新日:2023/12/20 Wed 22:25:08
所要時間:約 5 分で読めます





まああわてるなって あとでアッとおどろくようなメンバーを登場させてやるさ


真・残虐チームとは『キン肉マン』の【王位争奪編】に登場した団体。


【概要】

通常『残虐』の部分には『ソルジャー』とルビが振られる。
キン肉星の王位継承権を賭けて闘う運命の王子の一人であるキン肉マン ソルジャーがリーダーを務める。

本編では普通に残虐チームと呼ばれるのだが、読者からは後述のと区別するために便宜上こう呼ばれている。
同様にリーダーのキン肉マン ソルジャーも真・ソルジャー、または本名のソルジャーマンの名で呼ばれる等区別されている。

シードチームなのでトーナメント一回戦での試合はなく、飛翔チームの中堅・ミキサー大帝に邪悪友情パワーという形で協力しキン肉マンの火事場のクソ力を奪った。
二回戦ではフェニックス率いる知性チームと対戦する予定であり、強力チームとの試合を偵察していた。

しかし、富士山での強化合宿中にキン肉アタルに襲撃され、5人がかりで完敗。
その後はソルジャーの覆面を奪ったアタルが彼になりすまし超人血盟軍を結成、知性チームと対戦しキン肉マンチームの援護役となった。
負傷した残虐チームは数日後に発見されるもソルジャー以外は病院への搬送中に死亡、ソルジャー自身も上記の事情を説明後、絶命した。
(アニメ版では残虐の神がソルジャーを見限り、フェニックスに憑依した影響で絶命している)

このような扱いのため、本編ではチーム全員まともな戦闘シーンが存在しない。
アタルと一進一退の攻防を繰り広げていたらしいボックマン(強盗超人)よりも弱そうである。

読者からはこの程度のメンバーでアッと驚かせるつもりだったソルジャーの見る目のなさを指摘する声も。
あまりの弱さにある意味驚かされるかもしれないが…

血盟軍結成秘話を描いた読み切りでも「やつは明らかに運命の王子ではなかったからな」「その実力に達していない。だから私がソルジャーとなった」と散々な評価。

携帯小説『ディープオブマッスル!!』ではメンバーの詳細やアタルとの闘いの様子が詳しく描かれている。

設定上はメンバー全員が残虐非道なファイトを得意とする残虐超人とされている。
残虐超人自体がシリーズによって正義悪行どちらにも含まれ得るのは周知の通り。
他のチームよりも大幅に劣る超人強度の数値は正義超人らしくはあるが。
ちなみに王位争奪戦に参加チームの中で唯一『チームメイトの中に大将の本来の超人強度よりも高いメンバーがいない』チームである。*1ソルジャーマンは残念ながらほかの王子候補のように超人強度が高い者を傅かせたり惹き付けるような魅力は持ち合わせていなかった、ということだろう。


【メンバー】

○ヘビー・メタル

出身:オランダ
身長:191cm
体重:102kg
年齢:17歳
超人強度:72万パワー
必殺技:スカル・クロー

顔に★マークの付いた仮面、胴体には鎖、肩や四肢には棘付きのプロテクターを装着した超人。
チームの中ではソルジャーと並んで人間に近い容姿をしている。
ヘビメタ(ヘヴィメタル)繋がりでポール・スタンレーを意識したデザインとなったのかもしれない。

『ディープオブマッスル』では「攻撃性とスピードを前面に押し出した、残虐超人界の切り込み隊長」と紹介された。
必殺技は鎖を相手に巻き付けて引き寄せ、クロー攻撃で切り裂くというもの。
学研の図鑑によるとギターの音色で人の心を操ることもできる。

実はジャンプコミックスセレクション版の超人紹介で描かれたイラストとその後の読者応募超人発表時の物とでデザインが大きく異なっている。
iアプリ用のRPG『超人コロシアム』では変更前のデザインがヘビー・メタル、変更後が残虐チームの一員ヘビ・メタとしてそれぞれ別人扱いされた。
後者は「クールなリズムで相手を翻弄する真・残虐チームの遊撃部隊」「必殺技はシャウト・スタンプ」と紹介されている。

プロフィールが他のメンバーよりもかなり早い段階で明確になっていた。


○ザ・ゴッドシャーク

出身:バハマ(旧設定ではキューバ)
身長:193cm
体重:105kg
年齢:不明
超人強度:78万パワー
必殺技:ジョーズクラッシュ

鮫の頭を持つ超人であり、開いた口からは両目が覗いている。
ディープオブマッスルでは「食らいついたら離れない、人食いカリビアン・パイレーツ」と紹介された。
水中では時速100kmで泳ぐことができる。

必殺技は鋭い歯で相手に噛み付き、そのまま壁に打ちつけるというもの。

第21回超人オリンピックの新幹線アタックで新大阪という記録を出したジョーズマンとの関連は不明。
超人コロシアムでは容姿がジョーズマン、名前がシャークマンとなっており、色々と混同されている。

プロフィールも殆ど不明のままであり、チームの中でも最も不遇な存在かもしれない。
こうなってしまったのは、色々とタイミングに恵まれなかったという点が大きいと思われる。
他のメンバーが応募超人として扉絵で紹介された中、彼は働かないゆでたまごこと嶋田隆司氏の腰痛による休載時に掲載された特集記事にて紹介された応募超人だった。
さらにその時の記事がコミックスに収録されず、JCSが発刊される際にもデータが付けられることがなかったため、埋もれ続けることになったと思われる。
後年、発刊されたリミックスや『肉萬 〜キン肉マン萬之書〜』の紹介などでその名前と全身図を知った読者も多いだろう。恨むぜ、ゆでたまごの嶋田のヤロー!


○ウールマン

出身:ニュージーランド
身長:180cm
体重:80kg
年齢:不明
超人強度:76万パワー
必殺技:羊毛地獄

羊の化身超人。
羊の角を持ち、頭と両肩、四肢が羊毛に覆われている。

ディープオブマッスルでは「羊の皮をかぶった悪魔、温厚に見せかけて腹の中身は真っ黒だ」と紹介されている。
よりも恐ろしい残虐性なのだろうか。
チームの参謀役であることや、関西弁で喋ることも判明している。

必殺技は静電気で帯電した羊毛を次々と投げつけ、相手を感電させるというもの。こいつだけショボくね?

キン肉マン35周年を記念した『キン肉マンカーニバル2014』で働いているゆでこと中井先生のカラーサイン色紙に描かれた超人の一人。
他にアタルやニンジャ、ウォーズマンといった定番キャラのほか、旧ガンマン、強力チームのキャノンボーラー等も描かれた。
同人格闘ゲーム『マッスルファイト』でもチームの中で唯一プレイアブルキャラになった。本作では線が細めでショタボイス。
何気に他のチームメイトより人気や存在感があるのかもしれない。残虐超人らしからぬ容姿がポイントなのだろうか。


○ブルドーザーマン

出身:カナダ
身長:230cm
体重:1.5t
年齢:不明
超人強度:80万パワー
必殺技:重機落盤落とし

ブルドーザーの化身超人であり、強力チームに居ても違和感のない巨漢。
両肩から延びたアームの先にブルドーザーの排土板、脛にキャタピラを備える。
最大出力時は角から黒煙を吐き、100tもの障害物を押しのけて進む。
Ⅱ世』に登場するフォーク・ザ・ジャイアントとの関係性は不明。

『ディープオブマッスル』では「すべてを更地に戻す男、スーパー・パワフル・リセットキング」と紹介された。
力と体格で相手をねじ伏せる闘いを得意とし、同じパワーファイターのマンモスマン対策としてスカウトされたが、実際に戦っていたら強力チームと同じ末路を辿っていたのではないだろうか
必殺技はブルドーザーのブレードで相手を投げ飛ばし地面に叩きつけた後、キャタピラで轢き潰すというもの。

当時カナディアンマンビッグボディ等カナダ超人は不遇な扱いを受けていたが、彼もその一人。
そしてその二人と違って新シリーズでの見せ場が用意されたりもしないため、カナダ超人の中でも一番不遇かも知れない。


○キン肉マン ソルジャー

出身:キン肉星(エントリーは西ドイツ)
身長:197cm
体重:102kg
年齢:24歳
超人強度:1億パワー/87万パワー(ソルジャーマン時代)
必殺技:アサルト・ドライバー
CV:千葉繁/中村秀利

本名ソルジャーマン。キン肉マンことキン肉スグルと同じ日に、同じ病院で誕生した。
射撃や格闘の技術に優れ、金さえ積まれればどんな部隊にも加わる傭兵超人。
戦場で銃撃を受けて倒れる所だったがそこに残虐の神が憑依したことで復活し、パワーアップした。

詳細は個別項目にて。

追記・修正は単独でチームを壊滅させてからお願いします。

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最終更新:2023年12月20日 22:25

*1 基本リーダーと強度がほぼ同じアイドル超人が続々助っ人として駆け付けてくれたスグルチームですら追加の助っ人とはいえ2800万パワーのネプチューンマンがいる。