艦これアーケード

登録日:2018/03/20 (火) 13:56:34
更新日:2022/12/08 Thu 07:42:26
所要時間:約 46 分で読めます




DMM GAMESにて配信されているブラウザゲーム艦隊これくしょん -艦これ-を元にした、セガ・インタラクティブ第二研究開発本部と艦これ運営鎮守府が共同開発し、ゲームセンターで稼働しているアーケードゲーム。
この項目では本家ブラウザ版との差異も合わせて記述するものとする。

- 目次

【概要】

2015年1月14日、本タイトルの開発が発表。そしてゲーセン筐体の体験イベントであるJAEPOへの出展や告知ムービー等で続報が公開され
毎度おなじみ稼働の延期を2度も迎えたものの3回に渡るロケーションテストの後、2016年4月26日に晴れて全国のゲームセンターで稼働となった。
現在は店舗の稼働率も落ち着き、アップデート等に伴って来店が増える…といった状態になっているが、ロケテ段階から稼働初期に至るまではその注目度の高さ故に尋常じゃない規模の順番待ちが発生し
筐体の二次出荷が遅れた事も影響してか、次のプレイまで2~3時間待ちといった状態も目立っていた。

本タイトルの最大の特徴はそのアクション性の高さと艦娘グラフィックにあり、"人事を尽くして天命を待つ"ブラウザ版とは打って変わって
提督自身が敵艦隊の行動を注視しつつレバーと操舵輪をリアルタイムで操作し、更に3Dで描画された艦娘たちが海域を駆け巡り深海棲艦達と戦っていく点にある。
艦娘達の母港でのちょっとした仕草やマップ移動中のやり取り、連合艦隊戦での最大12人の艦娘による一斉射の爽快感等はアーケード版ならではである。

ゲームプレイの大まかな流れとしてはBORDER BREAKのように100円~300円程度のクレジットを投入してポイントを購入。この際にゲームポイント(以下、GPと表記)と呼ばれるポイントが100円ごとに300GP割り当てられ
母港での操作時に1秒につき1GPが消費される。ログイン後や母港帰還後などではGPが消費されない時間が割り振られるため、便利に使えばGPの節約が可能。
クレジット投入後はAimeカードかバンナムのバナパスポート、もしくはおサイフケータイ機能を持つスマホをかざし、データの保存先として指定。
新規ゲームの場合は提督名(後からの変更は不可能)を設定し初期艦となる艦娘カードを輩出。初期艦のカードは無料で排出され、吹雪、叢雲、電、五月雨、漣のいずれかから選ぶ。

カードが排出された後は母港で最大36枚の艦娘ICカードを筐体にセットし、それを読み込んだ後は任意の艦娘を6隻(連合艦隊は12隻)まで編成して海域に出撃。
この際に海域によって数値が異なるGPが消費され、およそ150GP~450GP程度の消費となる。海域では制限時間内にレバーによる船速の調整と操舵輪による任意の進行ルートを水上スキーをしながら決定し
敵主力艦隊を目指して進行。敵主力艦隊に勝利することで晴れて海域クリアとなる。

戦闘終了後or撤退or時間切れによる強制送還の後は艦娘ドロップの判定が入り、1回につき100円を投入することで
提督が鎮守府の廊下を歩いて執務室のドアを開き、艦娘と出会う演出が表示される。(アップデートにより廊下を歩く演出はスキップ可能となった)
この演出の間に筐体内でプリンタが作動し、白紙のICカードに印刷された艦娘カードが排出される仕組みとなっており
その艦娘カードを読み込む形で新たな艦娘や、彼女らが持ってくる装備が使用可能。
こういった流れを繰り返していき更にその先に待つ海域、および深海棲艦たちに挑んでいく事となる。

ゲーム筐体には伊勢・日向と彼女らの飛行甲板を模した意匠が施されている。
SEGA繋がりで伊勢の”セ”と日向の”ガ”から取られているのかは不明。

ちなみに艦娘の動きはモーションアクターが演じたものを使用しているが、なんと全ての艦娘を同じモーションアクターが一人で演じている何それ怖い


【主なゲーム内容】

◆艦娘の扱い

◎艦娘の追加時期

アーケードでは後述する期間限定海域の時期を除いて、およそ月に一度新たな艦娘が追加され建造や海域で邂逅できる機会が訪れる。
追加数は新規艦娘、改二が解放された艦娘を含めて2~4隻程度となっており、一部通常海域や建造での邂逅となるが
例外として建造や通常海域ではなく、後述する演習でしか邂逅できない艦娘も存在する。

◎レアリティ

レアリティはノーマルカード以外にも、艦娘邂逅時に運が良ければノーマルカードの代わりにホロ加工が施されたホロカード、ホロ加工と中破グラフィックが施された中破ホロカードが排出される可能性がある。

ホロの場合は1枚につき運が+1、中破ホロの場合は運+2、装甲-1となるが
更に一定確率で運の値、もしくは装甲のマイナス値が別のステータスの「プラス」に差し替わることもある。

2018年2月16日のアップデートではケッコンカッコカリでしか引けない、銀文字と指輪が描かれたカードが排出されるようになった。詳細は後述。

◎限定グラフィックカード

艦これ関連のリアルイベントでは、無料で艦娘カードを引く事の出来る「建造チャレンジ台」と呼ばれる筐体が設置される事もあり
カードの右下部分にイベント名などの意匠が施されたカードも存在する。一例としては

  • 第1次ロケテスト(テストサービス専用と書かれた赤帯が印字)
  • 第2次ロケテスト(テストサービス専用と書かれた白帯が印字)
  • JAEPO2017(緑帯が印字)
  • 第肆回「艦これ」観艦式(青帯が印字)
  • クリスマスフレーム(MerryChristmasと書かれた赤帯が印字)
  • JAEPO2018(JAEPO2017とは微妙に異なる緑帯が印字)

といった排出実績を持つ。ただしクリスマスフレームなどは例外として建造台ではなく、期間限定で通常の筐体での排出となっていた。

他にもイベント海域限定グラフィックカードや、水着グラフィックカード、深海大サーカス物販限定の西村艦隊カード、京本政樹が演じた深海磨鎖鬼カード(ゲーム内で使用不可)なども存在する。

◎ステータスの強化

ダブった艦娘を用いて改装…するのではなく、レベルアップや同じ名前の艦娘カードを重ねて読み込むことで
重ねた枚数に応じて耐久、搭載数を除いた艦娘のステータス強化がなされる。 「俺はXX枚の○○でオーバーレイ!」
カード排出時、運が良ければカードの右下に「火↑(火力+1)」といったエンブレムが印字されるが、これは該当するステータスが
通常のカード重ねとは別に強化される事を現している。

基本的に駆逐艦のような素のステータスが低い艦種ほど上昇値が高い傾向にあり
例えば改二駆逐カードを36枚重ねると、火力・雷装・対空・対潜・回避が100を超えるといった艦種詐欺も甚だしいまでの報告も上がっている。

◎改・改二への改装

艦娘には必ず星が1個付いている。海域への出撃5回ごとに1個ずつ増えてゆき、20回出撃で最大5個貯まる。星MAX状態だと艦娘の改の排出率が上がり、建造や演習、その艦娘をドロップ出来る海域に出撃した際、同じ艦娘を判定で引き当てた場合に一定確率で改や改二が内部抽選される仕組みである。当選した場合、晴れて改装済艦娘との邂逅が可能である。
島風改を入手したい場合、1-1では島風はドロップテーブルには存在しないので、どれだけドロップしても島風改と邂逅する事は不可能と言う事になる。
(出撃に伴うドロップによる艦娘の改・改二の入手については、過去には該当の艦娘を編成に必ず組み込む必要があったが、現在は組み込まなくても邂逅は可能。但しセガ公式から編成済と未編成では邂逅しやすさに差があります、とアナウンスされている。)

例:吹雪改の場合→未改装の吹雪の星を溜めた状態で、建造または邂逅できる海域に出撃しドロップ判定で吹雪を引き当て、更に行われる内部抽選に当選すれば吹雪改と邂逅出来る。

例:吹雪改二の場合→吹雪の星を貯めた状態で建造または邂逅可能な海域に出撃、ドロップ判定で吹雪を引き当て、そこから更に一定確率での抽選で当選すれば吹雪改二と邂逅出来る。

邂逅後、艦娘カードの排出を選択しカードを入手…といった具合である。改以降はその艦娘の一つ前の改装状態が先ず参照されるため、改二が欲しければショップやゲーセン備え付けのリサイクルボックスで改カードを入手し、上記の手順を踏めば良い。

…ここまで書いたがブラウザ版との最大の違いは、改装艦娘との邂逅は建造かドロップでしか出来ない事である。中盤以降の海域だと30~40ほどの艦娘がドロップテーブルに乗っており(演習だと更に増える。改造以外の建造に関しては資源配分で"ある程度"艦種をコントロール出来るだけに過ぎない)、そこから1隻だけ狙って…となると確率はぐんと下がる。目当ての艦娘も未改装や更なる改装でなかったり、設計図に替えたり、さらに規定枚貯めて改造を行うことでもクレジット必須=お金の負担がどうしても掛かってしまうのが悩みどころ。

例外としてイベント海域期間中の限定グラフィックカードに限り、条件を満たしていなくとも邂逅可能となっている。2019年夏のイベントでは開催期間中に"うき○亭"がオープンし、各海域や演習で集めたうきわさん一定数とクレジットを消費することで、水着グラの時雨改二と榛名改二が確定で入手出来た。


◎轟沈の仕様

戦闘中に大破し、戦闘終了後に進撃を選んだ末に現耐久値を超過するダメージを受けると轟沈する点はブラウザ版と同様であり
轟沈していくグラフィックも描かれているため、妙に生々しいものとなっている。

だがアーケードでの轟沈艦に関しては筐体内にシュレッダーが仕込まれているなどということはなくカードが存在する関係上再度同じ艦娘をドロップすることなく、母港で装備ごと復活させる仕様となっている。その方法は
600GP(200円分のGP)を消費して応急修理女神を購入し後出しジャンケン方式で発動。レベルを維持したまま艦娘が帰ってくる「復活」
GPを消費せず司令部レベルが1下がり、艦娘のレベルが1に戻った状態で艦娘が帰ってくる「復帰」

のいずれかを選択、もしくはそれらを次回プレイに持ち越す「保留」を選択する事となる。
速い話が、 「俺はこの魔法カード、【応急修理女神】を発動していた!」 という事。

なお戦闘中に艦娘が大破した場合、進撃の項目の下部に「大きな損傷を受けている艦娘が~」といった注意書きが表示される。
よく確認して誤った大破進軍を選択する事が無いように。ブラ版に逆輸入してもいいのよ?(チラッ

ちなみに後述する演習では戦闘ごとに耐久値が全回復し、標的群を除く演習艦隊は耐久値が1でストップするため轟沈にはならない。

◎ケッコンカッコカリ

2018年2月18日のアップデートで登場したシステム。これはブラウザ版と同様にレベルが99に達した艦娘に指輪を渡して強い絆を結び
これによりレベルの上限が150に解放され、耐久値と運が強化&燃料と弾薬の消費量が減少する効果があり、指輪と銀文字が特徴の艦娘カードが排出される。
カード排出が伴う影響かブラウザ版と違って初回のみ無料で指輪が獲得できるわけではなく、ケッコン時に7クレジットを消費する事となる。

また、注意しなければならないのは各艦娘の「各改造段階ごと」に1枚ずつの排出となり、カード排出時に使用していたセーブデータでしか使用する事は出来ない。
例えば「北上」とケッコンした場合は軽巡北上の指輪ホロカードが1枚排出されるが、北上改と同改二に関しては別途ケッコンの手順を踏む必要がある。

紛失や盗難にあっても再発行は出来ないと公式で明言されているため、結婚指輪と同じように大切に扱おう。
ちなみにケッコンしてしまえば指輪ホロカードがなくても(最悪、ケッコンしたのと別の改造段階でも)ケッコンの恩恵は受けられるので実は無理にデッキに組み込む必要はない。

なおアップデート当時はモーションやプログラムが間に合っていないのか、ケッコン対象となった艦娘は伊勢型や高雄型などを含む14名のみとなっており、段階を踏んでケッコン可能な艦娘が増えていく形式となっている。
そら同じモーションアクターの人が一人で全員演じてるんだから間に合わなくなるわな…
この都合上、改ではケッコンできるか改二ではケッコンできないなんてことも。上記の通り別の改造段階とのケッコンで恩恵は受ける事はできるのでそこは安心しよう。

しかし、ブラウザ版との最大の差はやはり動く艦娘がケッコンに応じる応じない事もあるムービーが流れる事だろう。*1
中には、アクションの追加によりブラウザ版と展開が変わるケッコンになった艦娘もいたりする。


◎グラフィック関連

艦娘のモーションは砲撃から爆雷投下に至るまで彼女らの個性を生かした物が多く、更に「初春型の艤装は若葉と初霜のものも宙を浮いている」「龍田の槍は主砲や爆雷の機能を備えている」など、3D描画に伴い本作で初めて判明した艦娘の設定も結構ある。

クレジットに記載されているのは開発・運営のSEGA、原作のC2機関、権利元のKADOKAWA、そしてプラネタリウム「MEGASTAR」を開発・販売している大平技研である。
ブラウザ版の配信元であるDMMは関与していないためクレジットがない。
大平技研はその海域の元となった海戦の当時の星空を再現するためだけにデータを提供している。
無論ゲームプレイ的には意味がないし、そもそも空が映るのは夜戦突入時の一瞬だけだったりする。


◆建造

投入する資材を提督自身で決定し1回につき1クレジットを消費することで、艦娘の建造が可能。
レシピは基本的にブラウザ版を踏襲した物となっており、排出結果はレシピに応じた艦娘のノーマル~中破
あるいは改・改二ノーマル~中破が排出される事となる。

やはり改やホロになると入手確率は低い傾向にあり、特定の艦娘の一点狙いだと思うような結果にはなり辛く、気がつくと物凄い量の100円玉が消える可能性もある。
本タイトルの課金ガチャの一部といった位置付け。

2018年5月14日からは一度に大量の資材を要する代わりに、大和などのレアな艦娘とも邂逅する可能性がある大型建造が実装された。

◎改装、改造艦建造

2017年4月26日のアップデートに伴い「改装」「改装艦建造」と呼ばれるシステムが使用可能となった。海域邂逅時か建造でカード排出か「改装設計図」の選択が可能となり
改装設計図を選択するとカード排出の代わりにその艦娘の「改装設計図」を、レアリティに応じて1~6枚程度入手出来る。
そして同じ艦娘の改装設計図を3枚集めると、建造項目内の「改装」が選択可能となり、1クレジットを消費する事でその艦娘の改カードが確定で入手出来る。
2019年11月から「大規模改装設計図」が演習各種とイベントの報酬で実装されたのに伴い、改より上位の"さらなる"改装も可能となった。改装実装済の艦娘が対象で、
駆逐艦・軽巡洋艦・潜水艦は→設計図6枚と大規模設計図1枚で改二(相当)へ改装可能

例:ヴェールヌイ、五十鈴改二、呂500 など

その他の艦種→設計図8枚と大規模設計図2枚で改二へ改装可能

例:(軽)空母・重巡・航巡・戦艦の各改二

ただし例外があり、水上機母艦の千歳型2隻(千歳・千代田)を設計図使用で改装した場合は以下のとおり。

設計図のみ3枚→水上機母艦の"改"
同4枚消費→水上機母艦の『甲』
同5枚だと→軽空母の【航】
同6枚なら→軽空母の【航改】
同8枚と大規模設計図2枚で軽空母の【航改二】を入手出来る。

また、改二より上が実装されている艦娘は、設計図8枚と大規模設計図4枚を使用することで更なる改装が可能。

例:翔鶴改二甲・瑞鶴改二甲・金剛改二丙

「改装艦建造」では任意の設計図を4枚使用する事で駆逐艦、軽巡洋艦の改カードが、8枚使用する事で重巡洋艦、戦艦、空母の改カードが排出される。
更に設計図15枚に加え大規模設計図2枚を使用すると実装されている艦娘の改二カードが手に入る…のだが無条件で改(改二)を入手出来る代わりに艦娘は完全にランダムで、前述のガチャシステムと同じ位置である。ある特定の艦娘を欲している時は幾多のクレジットがかさむので、3枚揃わず改に出来ず使用期限が近づいた設計図がもったいないのでやむ無く消費…といった利用が多い。

◆開発/第二開発/第三開発

各種資材を消費し「開発」を行い、装備を入手する。
各資源は10~300まで投入可能で、アーケード版は"失敗"が無いため、必ず何かしらの装備を入手出来るようになっている。ブラウザ版よろしく、お目当ての装備を入手するまで十数回~百以上繰り返すのはどのプレイヤーも通る道。
旗艦に据えた艦娘ごとに開発テーブルも変化する。

※一例。メジャーなものは以下のとおり。
・駆逐艦/潜水艦/軽巡洋艦なら"水雷系"
→酸素魚雷、ソナー、爆雷投射器 を開発可能。

・戦艦/重巡洋艦なら"砲戦系"
→大口径および中口径砲を開発可能。

・"航空"戦艦or巡洋艦/(軽)空母なら"空母系"
→各種艦載機、水上機を開発可能。

上記に挙げた以外にタービンなど艦娘の航行速度と回避能力を強化する"機関"と、対空や索敵、命中性能を上げる"電探"、大中口径砲砲撃に特効を持たせる"砲弾"もこの機能を使用し開発出来る。
水雷系は駆逐艦と軽巡洋艦が装備可能な小型電探、砲戦系は各種砲弾、空母系は各種機関と中~大型電探に関して適性が高く、開発しやすいとされている。

資源の代わりに、任務報酬やイベント海域の初回クリア報酬として「戦略ポイント」と呼ばれるポイントを消費して工廠での開発を行う「第二開発」も実装されている。
初回のみ、アンロックのため装備カテゴリごとにポイントの投入が必要だが、これを行うことで工廠への出入りが可能となり、旗艦の艦娘を設定して10~300までのポイントを消費する事で運が良ければ(投入するポイントに応じ若干確率に変動がある模様。)以下の様な装備を開発出来る。

※例
  • 秋月型旗艦で→10cm連装高角砲+高射装置
  • 榛名(改二のみ)で→35.6cm連装砲(ダズル迷彩)
  • あきつ丸(改のみ)で→カ号観測機

これらの装備は艦娘が最初に着任した際に持参する装備に由来する。但しこの機能では、プリンツ砲や友永隊等のネームド艦載機など、一部装備については一切開発出来ない。

2018年12月のアップデートより実装されたEO海域の開放に伴い、月初クリア報酬の勲章と、所持する勲章と前述の戦略ポイントを消費して、旗艦に指定した艦娘ごとに設定されている装備を確定で入手出来る「第三開発」も開発工廠機能に追加された。
開発に確率と幾多の試行回数、資源の消費が絡む強力な装備が確実に入手出来るとあってこの機能はプレイヤーにかなり重宝されている。

例としてプリンツ・オイゲン(改含む)の初期装備であるSKC34 20.3cm連装砲は現在、彼女を旗艦とし、この第三開発を行うことでのみ追加入手が可能である。プリンツ砲よりもFuMOが欲しかったとか言わない。

※但し艦娘により開発可能なレベルが予め設定されており(ブラウザ版の改装Lvに準拠)、このレベルまで育成しないと開発すら出来ない。まだ装備の入手可能数に制限がある(艦娘の改装段階ごとに1~4個まで)。この数を超えた開発は同一のプレイデータでは出来なくなる。
便利すぎるシステムだが注意が必要。
そもそも、アーケードではブラウザ版と違い、複数の同一艦娘を手に入れて育成し、改装した艦娘から装備を取りだす所謂「牧場」が出来ない。便利すぎるように見えるこのシステムはその代わりに追加された側面もあると思われる。

開発は全ての種類に於いて開発可能な回数を共有しており、一度に最大4回まで。海域に部隊を出撃させるか演習に参加する事で回数がリセットされ、部隊帰投後に再度開発出来るようになる。

◆装備

艦娘着任時に持参するものと前述の開発、特別任務をこなした報酬、期間限定イベント海域のクリア報酬がメインの入手手段。部隊編成時、装備している艦娘の数によってシナジー効果を発揮したり、高角砲・大口径砲と電探を組み合わせることで対空カットインを発動させる様にしたり…といったブラウザ版と同様、このゲームの海域攻略の要である。

その中には毎月の戦果が全国1~500位の提督にしか配布されない、所謂ランカー報酬装備が存在する。
これもブラウザ版と同様だが、ブラウザ版界隈でオーパーツと名高い53cm艦首魚雷等といった装備は100位以内程度でしか配布されておらず、本気で狙おうと思ったら廃人の中の廃人になる覚悟と相応の出費が必要となる。ご利用は計画的に…。

装備の初期上限は500個に設定されており、所持数が一杯になると新たな開発やイベント報酬等の装備の追加が出来なくなる。
余計な装備を廃棄する事で廃棄した量と同じ数の「家具コイン」に変換できる。廃棄経由での家具コインを30枚集める特別任務もある。

※アーケード版でもこの家具コインを使用して"家具"を購入&設置可能だが、一度に数百枚単位でのコインを入手出来るのはイベント海域クリアや一部特別任務の初回報酬に限られている。
色々と家具を揃えたい場合は海域出撃を繰り返しつつ、開発と平行してこまめに廃棄を行いたい。

ちなみに上記の通り「牧場」ができない仕様のため、装備を誤廃棄してしまうと最悪の場合その装備が二度と手に入らない恐れもあるため気を付ける事。装備のロックはブラウザ版同様可能なのでしっかり管理しよう。

なお、装備の上限は3クレジット(300円)で10個分、枠を増やす事が可能となっている。

◆入渠

GPを減らしてプレイする仕様上、艦娘に対する入渠時間は設定されておらず
燃料と鋼材を消費する事でブラウザ版で言う高速修復材(以下、バケツと表記)と同様に一瞬で入渠が完了する。

そのバケツだがアーケードでは任務報酬、もしくは海域移動中に拾う事が可能であり
その効果は入渠に伴う資材消費を0にする効果がある。プレイ頻度が少ない提督にはあまり縁のないアイテムだが
プレイ頻度が高く、かつ戦艦や空母を多用する提督には心強い節がある。

やはりと言うべきか大和はぶっちぎりで入渠コストが高く、大破した場合一度の入居で鋼材が1000も飛んでいく事がある。
アーケードの世界線でも中の人を想起させる勢いで大食い女子と化している模様。

◆演習

2017/9/21のアップデートで香取と共に実装されたシステム。艦娘一人で、固定された10体の的を砲撃で狙う砲撃演習&稼働する10体の標的を魚雷で狙う雷撃演習からなる「単独演習(GP200)」
自身を含む全国の提督(もしくはCPU艦隊)三名とマッチングして、複数の標的艦隊が待つ戦闘を三戦行う「合同演習(GP400)」がある。こちらは週ごとで昼戦/夜戦が交互に開催されている。

砲撃演習では発令ボタンを押したタイミングが、砲撃サークルの中心部に近づくほど高評価を獲得でき
雷撃演習では通常の魚雷と同様に針路を予測して発令ボタンを押し、標的が雷撃サークルの中心部に近づくほど高評価の判定となり
結果に応じて大量の経験値が入る仕様となっている。

合同演習では複数の標的群や艦娘からなる演習艦隊(砲撃や雷撃、航空攻撃を行う標的もいる)に対して、マッチングした提督計三艦隊で挑んでいく。
一戦目では標的のみの艦隊(砲撃と副砲でポイントボーナスあり)を
二戦目では香取or鹿島旗艦の標的艦隊(雷撃でポイントボーナスあり)を
三戦目では標的艦隊二隊&艦娘演習艦隊一隊が相手となる。


三戦目の艦娘艦隊は大和、金剛、愛宕、阿武隈のいずれかが旗艦となり、それまでの戦闘評価によって左右される模様。
戦闘終了ごとにポイントの集計が入り、三戦合わせて10000ポイント以上でS勝利判定となる。

演習終了後は海域と同じく艦娘と邂逅出来る。但し単独演習では空母系の艦娘は絶対ドロップせず、合同演習では夜戦でのみ入手可能な艦娘もいる。香取と鹿島に関しては全ての演習でドロップする可能性がある。そして鹿島提督たちは今日も演習に身を投じていく…。

ちなみに合同演習の打電ではモールス信号のようなSEが流れるが、セガの大崎誠プロデューサー(以下、大崎Pと記載)曰く、無線マニアのサウンド担当が打電の定型文に対して本当にモールス信号で打っている…との事。

【海域と戦闘】

◆海域上での行動

出撃後は海域によって作戦時間(制限時間)が割り振られ、作戦時間以内に主力艦隊に勝利する必要があり、作戦時間が0になった場合は母港へ帰還となる。
操作は左手側の操舵輪で進行方向を、右手側の船速レバーで速度(原速→第一~五戦速→一杯の間で切り替える)を調節し
画面の左半分は海域を移動する艦娘が、右半分には海域が表示され、基本的に右半分の画面を見ながら進行ルートや索敵機の発艦等を行う。
連合艦隊編成時は第一艦隊を操作することになり、第二艦隊の艦載機や甲標的はマップ上では使用できない。

艦隊の速度は一杯に近づくほど速度が速く、かつ一杯の場合は回避率が高くなる効果が付与されるが
速度に比例して「疲労度」が溜まる速度も加速するデメリットを持っている。疲労状態~疲労困憊になると命中率の低下を招くため
必ずしも常に速くしていれば良いとは限らない。こまめに速度を落として可能な限り疲労が溜まらないよう配慮する事も必要になる。

そして道中敵艦隊との戦闘の回数に関わらずマップ上に赤く示されている主力艦隊の生息地点を目指し、同艦隊に勝利すれば海域クリアとなる。
海域クリア後or撤退後は必ず艦娘と邂逅する仕様となっており、一回につき1クレジットで艦娘カードが排出され、運が良ければホロ~中破や改、改二がドロップ可能。
もちろん目当ての艦娘orレアリティを引き当てるかは運次第である。

財布「………。」

ちなみに景品表示法の観点から、戦闘結果の優劣や途中撤退に伴って排出されるカードのレアリティに差異がつくことは無いという説が強い。

◎索敵

最初から敵艦隊の位置の全てが表示されているわけではなく、自軍や索敵機が通ったルートのみが表示される。
索敵機は画面上の任意の目標地点をタップし、その方角に向かって扇状に索敵機が飛んでいき、索敵機が通ったルートが視認できるようになる。
発艦モーションにはいくつかのバリエーションがあり、例えば川内型の場合はTVアニメ版と同様に左腕の射出カタパルトから射出、
空母は矢や切り紙人形の式を変換、艦載機を操り人形の如く射出…といった具合になり、特に艤装にカタパルトがない場合は
艦隊の後方から偵察機が飛んでいく仕様となっている。誰が飛ばしているんだ?
ちなみに空母やカタパルトを持ってる面々も中破すると背後から偵察機がやってくる。

◎航空攻撃

出撃している空母や水上機母艦、航空戦艦、航空巡洋艦に艦載機を積んでいる場合に使用可能な項目。
視認できる範囲に敵艦隊が居た場合、その地点をタップして発令ボタンを押すことで艦載機が飛んでいき、敵艦隊に航空戦を仕掛ける。
本タイトルにおける「開幕航空」の役割を担っており、戦闘前に敵艦隊にダメージを与える事が可能となっている。

艦上戦闘機(艦戦)を始めとする装備で対空値が相手より勝っていた場合、「航空優勢~制空権確保」の判定が出る事がある。
これには敵航空サークルのマーカーが進む速度を遅くする効果があり、航空攻撃の回避がしやすくなる。同時に一定以上の索敵値を有していた場合は「触接」の判定が出るが
触接では更に自軍の航空攻撃のダメージアップと、「弾着観測射撃」(下記参照)を発動する効果を発揮する。

深海棲艦側も偵察機を飛ばしており、これに見つかると深海棲艦側の攻撃機が飛んでくるが、
これは敵航空サークルから逃げ切るか、先にこちらの航空攻撃を当てればキャンセルされる。

なお、最大の問題として発艦演出対象になった艦娘の発艦演出が終わるまで海域上に艦載機が飛んでいかないこと。
どういうことかというと、艦娘によって発艦演出の時間に差がある
うっかり発艦演出の遅い艦娘が選ばれると咄嗟の航空攻撃キャンセルの時に危険である。

◎対空カットイン

航空攻撃を受けた際、艦娘側が特定の組み合わせの装備を有していた場合に「対空カットイン」(以下、対空CI)が発動し、各々の装備の特性に合わせたカットインにより航空機の迎撃が可能となる。
対空CIは10cm高角砲+高射装置(秋月砲)or高射装置&10cm高角砲を装備する事で、主砲を発令ボタンで随時発射して航空機を迎撃する「高角砲CI」
機銃&秋月砲以外の高角砲、もしくは機銃2つを装備する事で、発令ボタンの連打により機銃を連射する「機銃CI」
戦艦主砲&三式弾を装備する事で拡散弾を発射し、航空機を纏めて迎撃する「三式弾CI」

が、存在する。高角砲CIは秋月砲の場合2つのサークル(高射装置だけの場合は1つに減る)で連射とまでは行かないものの、安定した迎撃制度があり
機銃CIは航空機との距離が近くならないと命中率が悪いが連射が効き、三式弾は威力が高いが2回程度しか発射できない、といった特性を持つ。
なお全てのCIにおいて、対空電探を装備すれば迎撃時間を延長する事が可能となる。
これが実装されるまでの1年半もの間、秋月は「アーケードではレアなだけ」というあんまりな扱いを受けていた。

なお、敵側も使用してくるので注意が必要。2019年春イベ発動!渾作戦より登場した軽巡ツ級は、こちらからの航空攻撃に合わせて高確率で対空CIを発動し、水上機/爆撃機/艦攻を迎撃してくる。更に発動する度、こちら側の攻撃可能な搭載数の1割ほど撃ち落とす。これにより、ツ級のいる海域での艦載機運用にリスクが生じる事となった。
稼働初期からの一種の攻略パターンであったマップ上で制空権確保して繰り返し爆撃→ボロボロにした敵艦隊を砲撃戦でさっくりねじ伏せる、といった戦法が現在は容易に出来なくなっている。


◎甲標的

甲標的 甲を装備した重雷装巡洋艦、水上機母艦、潜水艦が艦隊内に居る場合に表示される項目。
マップ上の任意の地点をタップして発令ボタンを押すことで、目標地点に向かって甲標的が潜航していく。
敵艦隊に対して明後日の方向に向かってもゲージが無くなるまでの間は、何度でも目標地点を変更可能。

敵艦隊に接近した場合は「触接」の判定となり、そのままその艦隊と戦闘した場合、戦闘開始直後と約30秒経過後の二回に分けて「支援雷撃」を行い
艦隊が装備している甲標的の数に比例して、一度に最大3発まで相手艦隊に魚雷サークルが発射される。

甲標的の雷撃サークルが命中した場合でもダメージは与えられるが、最大の特徴は味方の雷撃と併用して命中させることでダメージの底上げが可能な点にあり
場合によっては鬼・姫の類でも、ワンパン中破~大破も夢ではない可能性も秘めている。

◆昼戦

海域上で敵艦隊と接触した場合、彼らとの砲雷撃戦、および対潜戦闘に突入。
下記に記す様々な攻撃方法を駆使し、深海棲艦達との戦いに身を投じる事となる。

各戦闘ごとに60秒~90秒程度の時間制限があり、その時間が元々設定された作戦時間からマイナスされるため、余計な戦闘は避けたいところ。
昼戦終了後に余った時間は出撃後に設定された作戦時間に戻るが、戦闘開始に伴って作戦時間が0になった場合は戦闘終了後に母港へ帰還となる。

単縦陣などの陣形は海域移動中や戦闘中に何度でも変更可能だが、変更中は艦隊速度が元速に固定されるため
この間に砲撃・航空サークルが飛んでくると大変な事になる。

また交戦形態はブラウザ版と違って敵艦隊との位置関係で決定するため、運ではなく提督本人の立ち回りによって左右される。
その影響か、味方空母が彩雲を積んでいるからといってT字不利が回避できるわけではない。(それでもT字不利になる範囲を狭くする効果はある)
交戦形態には敵の砲撃サークルの大きさにも直結している模様で、同航戦やT字不利といった回避し辛い交戦形態だと砲撃サークルが大きくなる傾向にあり
場合によっては三つ程度のサークルが重なって退路が断たれるor限られてしまうミ●キーサークルと称される局面に陥る事もあるが、イベント海域などではそれでは済まない事態と化す場合もある。

◎主砲

攻撃の要となる項目。射程距離短~長で記されるサークルに入ることで敵艦隊に対して砲撃サークルが表示され
そのサークルの範囲内で発令ボタンを押すことで、敵艦隊への砲撃が可能。
サークルの中心に合わせて発令ボタンを押すと命中率を高める効果がある。
サークルから外れた場合は弾が外れるが、目標を挟むように着弾する「挟叉弾」の判定となり、
次回の砲撃における命中率を高め、同時に溜まっていた敵の砲撃・航空サークルのマーカーが元に戻る効果がある。
砲撃が外れたからと言って必ずしも不利に働くとは限らないので、落ち着いて対応しよう。

また自艦隊が制空を取り、かつ一定以上の索敵値を有している場合は特定の装備の組み合わせにより「弾着観測射撃」が可能となる。
これは通常の砲撃サークルの中央に更に黄色のサークルが出現し、それに合わせて発令ボタンを押すことで
標的に対して二回砲撃を加える、といった効果を発揮する。索敵機と二つ以上の主砲や副砲装備が必須となるため駆逐艦等は使用できない。
なお一度砲撃すると次回の砲撃まで、画面右半分の左側の艦娘のアイコンに表示されるゲージが溜まるまでの間は砲撃できず
基本的に射程が長い艦娘ほど次回砲撃までのタイムラグが長い仕様となっている。
一方で仕様の違いにより射程が長ければ長いほどアウトレンジから攻撃できるため、ブラウザ版の様に射程が長いために邪魔になるという事が一切ない。
Zara「ザラ砲ですね、お持ちします!」Pola「ポーラもザラ級~第三開発もおまかせ~その筈で~す」

タイムラグの長さは、戦艦>巡洋艦=水母等>駆逐艦といった具合に推移している。

敵艦隊の砲撃は一定時間経過後に艦娘たちの前に赤い砲撃サークルが立ちはだかり、サークルに触れた場合は
サークル内のマーカーが一杯になるまでに脱出しなければ、敵艦隊からの砲撃を受ける事となる。
そのため、戦闘中は砲撃に対して回避を祈るのではなく砲撃サークルをいかに回避するかが勝敗の分け目を左右するため
艦隊の編成や装備はもちろん提督自身のプレイスキルの向上が求められる。

ver.Bより、アーケード版でもフィット補正が適用された。
2018年8月時点では軽巡・雷巡・最上型・(航空)戦艦が対象で、適性のある主砲か副砲を装備することで命中率の増減(艦種による)やリロード短縮といった影響が出る。46砲の積み過ぎにはご注意を。

ちなみに一定量のダメージを受けて中破~大破程度の損傷を受けるとグラフィックが変化するのはブラウザ版と同様だが
アーケードではそれも3D描画されているため、操舵輪を回すと損傷艦娘を全方向から眺める事が出来る。やったぜ。
なお、アーケード版とは違い3D描画で動き回る必要がある関係上、ブラウザ版で18禁レーティング的にアウト寸前の中破グラだった艦娘は布面積が増やされている。
そんなアーケード版稼働と同時期にブラウザ版で実装されたのが中破時上半身全裸のポーラであった

◎副砲

アーケードにおける副砲は砲撃以外にも、副砲の項目をタップして発令ボタンを連打する事で、敵艦隊に弾をバラ蒔いて小さなダメージを与える効果
そして「至近弾」を狙うことで敵艦隊の動きを止め、砲撃・航空サークルのマーカーの停止や次回の砲撃における命中率向上…といった効果が期待できる。

砲撃サークルが大量に出現する海域等ではほぼ必須の装備と言ってもよく、艦娘たちの損害状況に直結する可能性も秘めている。
ちなみに副砲だけで敵艦を沈める事は不可能。あくまでカスダメの累積や至近弾要員と捉えよう。

また、このシステムのおかげでアーケードでは大破していようが空母だろうが、副砲を撃てる状態になっているなら夜戦でも副砲攻撃が可能である。
基本的にはたった20秒しかない夜戦で副砲での攻撃しかできないので申し訳程度ではあるが、
夜戦での戦闘時間が長い夜間作戦時やイベント海域EOでは覚えておいて損はない。

軽巡・重巡は下手に主砲持たせるよりも副砲を持たせた方が便利であるため、15.5cm三連装副砲の需要はブラウザ版の比ではない。

フィット補正導入後はリロード短縮と火力ボーナスで主砲の価値が上がった為、
運用によって使い分けよう。

◎魚雷

一戦につき最大二回まで、敵艦隊に対して雷撃を仕掛ける事が可能な項目。
タップした方向に一直線に飛んでいくため、敵艦隊の動向を読む必要がある。

一見すると難しい攻撃方法だが、上手く行けば火力の低い駆逐編成でも大ダメージを期待できる。
ちなみに敵艦隊に対して正面を向いた状態で魚雷を発射した場合、命中率が悪くなる現象が確認されているが、
これは53cm艦首(酸素)魚雷を装備している艦娘が魚雷を撃てる状態なら回避可能
残念ながらランカー装備であったのだが、2019年クリスマスに期間限定でまさかの再配布がされた。

魚雷の発射モーションは艦娘毎にバリエーションがあり、例えば両腿に発射管艤装が有る吹雪型は発射管を発射位置に旋回してから発射
腰に発射管艤装が有る川内型は仮面ラ●ダーBLA●Kの変身ポーズっぽい体勢を採って腰の発射管を発射位置に旋回させて発射。
足の靴部分に発射管がある球磨・多摩は片足を上げてスキップポーズっぽい状態で発射。
高雄など発射管が艤装に無い艦は手に持った魚雷を投擲(一本しか持ってないが投げて水中に入った後いきなり本数が増える点には触れない様に)…といった具合になっている。

◎潜水艦隊との戦闘

2017年7月12日のアップデートにおいて敵側に潜水艦隊が実装された。まーた敵に先を越されている…。
戦闘前は一定時間経過後に潜航して見えなくなる特徴を持ち、その状態で戦闘となった場合、先制雷撃として複数の雷撃サークルが艦娘たちに放たれる。

戦闘中、敵潜水艦は水中に居るため全く見えない状態となっているが、画面をタップすることでその地点に対して扇状にソナーが作動し
ソナーの範囲内に潜水艦が居た場合、相手に対して爆雷の投射が可能となる。その際、砲撃サークルの代わりに上から下へ流れるバーが表示され
目盛が赤い地点で発令ボタンを押すことでダメージの向上が可能となり、敵潜水艦に大ダメージを与えやすくなる。

一定時間経過後は砲撃サークルの代わりに四方八方から敵潜水艦による雷撃サークルが飛んでくるため、警戒を怠らないように。
また、ゲームの仕様上ブラウザ版と違って戦艦を入れておけば二巡目…にはならず、航空戦艦の瑞雲が無い限りはデコイにしかならない。

もちろん爆雷投下モーションも魚雷と同様、艦娘毎にバリエーションがある。
例えば手に持った爆雷を放り投げる、艤装から射出、上に投げた爆雷を回し蹴りで飛ばす…など多数。

なお、通常戦闘と戦闘システムが違うためか、現在のところアーケードでは水上艦と潜水艦が入り混じった敵艦隊は登場していない。

◎航空攻撃

艦隊に空母や、水上機を装備した航空戦艦等が含まれる場合に表示される項目。
戦闘中は砲撃と違い、どこに居ても敵艦隊に対して艦載機攻撃が可能となっている。

ただし次回攻撃までのタイムラグが30秒程度と長く、多用出来ないデメリットも持つ。
なお潜水艦隊が相手の場合は「航空爆雷」となり、ソナーに引っかかった敵潜水艦に艦載機から対潜爆弾が投下され、ダメージを与える。
ちなみに現状ではブラウザ版の現在の仕様と違い正規空母でも対潜爆弾を投射可能。

敵艦隊の航空攻撃は突然艦娘側を中心とした「航空サークル」が出現し、サークル内のマーカーが一杯になるまでに抜け出せなければ航空攻撃を受ける。
一定のタイミングで使用してくるため感覚を掴んで速度を調節すれば怖くないが、砲撃サークルとは攻撃方法が異なるため初心者の鬼門のような位置付け。

海域移動中と同様に敵からの航空攻撃に対しては、一定確率で対空CIが発動する。

◎潜水艦雷撃

艦隊に潜水艦が含まれている場合のみ表示される項目。
射程短サークルに入り、ゲージが満タンの状態で発令すると潜水艦娘が敵艦隊に対して、雷撃を加える。
射程中以上の範囲でも発令は可能だが、敵艦隊に泳いで接近するプロセスを踏むためかえって時間がかかるうえに
接近中でも爆雷攻撃の対象となるため、可能な限り敵艦隊に急接近して発令する運用が望ましい。

クールタイムは10秒で、巡洋艦の砲撃よりも2秒程度長くなっている。
水上艦の雷撃とは違い弾数制限がないのが最大の特徴。
また、アーケード独自のダメージ計算式により、魚雷(甲標的は対象外)を一本以上持つと装備数に応じてダメージ倍率が跳ね上がる。これにより、ブラウザ版とは比較にならない超火力を実現可能。特に潜水艦への対抗手段を持たないダイソン辺りは一方的に殲滅できる

◆夜戦と夜間・昼間作戦

昼戦終了後に敵艦隊が残っていた場合、作戦時間から20秒を消費して更なる戦闘のチャンスが与えられる。
ブラウザ版と同様に与ダメージが高く設定されており、駆逐艦であっても戦艦や空母を撃沈しやすい。
通常空母が航空攻撃を使用する事は出来ないが、一部マップの敵空母は夜戦であっても普通に航空攻撃を仕掛けてくる。
「夜間艦攻」?知らない子ですね…。夜…やってみるか、ソードフィッシュシュート!
2021年1月現在ソードフィッシュ系艦載機を装備したArkRoyalのみ夜戦でも航空攻撃が可能。

また、2018年2月1日のアップデートにおいて新海域である「5-3 第一次サーモン沖海戦」と同時に「夜間作戦/昼間作戦」が実装された。
時間経過により昼夜が入れ替わるのだが、出撃直後から夜のマップを移動するため時間が経過するまで開幕夜戦が確定し
通常の夜戦と異なり暗闇で砲撃・雷撃サークルが視認し辛い&夜間でも空母の索敵機が徘徊&場合によってはイベント海域のオーラ索敵機まで追加という ファンサービス が待ち構えている。

探照灯を装備すれば視認範囲を広げる事が可能だが、海域が追加された段階では鹿島改の初期装備でしか入手できず
その入手難易度の高さに多くの提督が頭を抱える事となった。慣れれば同装備が無くても攻略は可能だが…。
この事もあってか、2018年春イベではE-1丙作戦突破で探照灯が手に入るという大盤振る舞いが行われた。

なお出撃開始から戦闘中の時間を含まずに2分程度の時間が経過した場合、夜が明けて「昼間作戦」に移行し
移行後は通常通りの昼戦→夜戦といった流れの戦闘となる。

◆イベント海域

1年に2回程度の頻度で実施される、通常海域とは異なる海域。先行実装艦娘カードをドロップするチャンスが目玉となっている。
詳しくはこちらの項目を参照。

◆追撃戦

出撃した海域でS勝利の判定を獲得した場合、同じ海域でGP100~200を消費する事で残存艦隊に戦いを挑む「追撃戦」に一度だけ挑戦可能となる。
狭いマップに残された一隊の敵艦隊に挑み、戦闘終了後はレアな艦娘カードが排出される確率が上がった状態でドロップ判定が入る。

【艦種】






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最終更新:2022年12月08日 07:42

*1 母港からムービーを再度見る事も可能。

*2 射程:中以上となる電探は2022年4月のランカー報酬で配布有り。また、Fletcher級改が初期装備で持参する