アニヲタWiki(仮)
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シャーロット・オーブン

登録日：2018/03/15 Thu 02:55:09
更新日：2024/02/12 Mon 13:23:49
所要時間：約 5 分で読めます




家族であろうと反逆の罪は重い！！！

兄妹ゲンカや反抗期じゃねェんだ シフォン......！！
お前は 女王を殺そうとした“反逆者”だ！！！
妹をこの手にかける事になるとは…


見せしめが大事だ

ここは“国”なんだ！！




漫画「ONE PIECE」の登場人物。


◆目次


【プロフィール】

本名：シャーロット・オーブン
異名：不明
懸賞金額：3億ベリー
年齢：48歳
身長：492cm
所属：ビッグ・マム海賊団
役職：万国(トットランド)「こんがり大臣」
任地：ヤキガシ島・ふっくらタウン
所属船：クイーン・ママ・シャンテ号
悪魔の実：ネツネツの実（超人系(パラミシア)）
覇気：武装色・見聞色
出身：船上
誕生日：11月25日(いい(・・)おに(・)いさんみつご(・))
星座：射手座
血液型：F型（現実だとB型）
初登場：単行本86巻・第861話・『演技派』
好きな食べ物・焼き菓子
CV：木村雅史


【概要】


四皇"ビッグ・マム"こと、シャーロット・リンリンの 四男 。

二等辺三角形の2辺に丸く穴を開けたかのような奇妙な形をした赤い髪に、ギザギザのあごひげ、太眉といった精悍な顔立ちをした大男。
服装は上半身が裸でマントを羽織い、手袋を着用している。

リンリンが治める万国(トットランド)の34の島のうち、ヤキガシ島のふっくらタウンを取り仕切る 「こんがり大臣」 である。

次男カタクリ、三男ダイフクとは三つ子の関係。


【人物】

一見すると厳つい面構えの人物であるが、リンリン主催のお茶会では招かれた客人(あるいは弟？)と朗らかな笑顔を見せながら接するなど、兄達と比べると人相の良さそうな人物。
実際、万国の国民達からは慕われており、彼の任地でもないカカオ島でも登場しただけで「わーオーブン様だ!!」と国民達から黄色い声があがるほど。

身内には優しいシャーロット家の面々に違わず、家族には、特に弟妹達には優しく、妹プリンに頼まれ事で制止されても 「妹の頼みならまー聞くけどよ…」 と受け入れ、急な計画の変更を提案されてもあっさりと了承していた。
『FILMRED』でもウタによって五線譜に捕えられてしまった際には麦わらの一味に対して、「オイ！妹だけでも助けてやってくれねェか」と自分よりも妹のブリュレの救出を優先した。

ルフィを逃さないように島中の鏡を全て破壊するよう命令が来ても、住民達に「破壊したくない鏡があれば一時的に海に沈めて後で引き上げてもよし」といった部分や『FILMRED』でトットムジカの記録について訝しむブリュレに対し、「上手くいったことがあるから、記録として残したんだろ？」といった様な頭の回転の速さや柔軟性を見せている。
次男カタクリにも情は厚く、彼の不敗伝説をルフィが破ったと聞いた際には激しく動揺し、なによりもルフィを討ち取ろうとしたほど。

しかしそれは他の家族同様、身内だけの話。敵になるような相手は容赦なく排除しようとする。
リンリン自体が用済みとして扱っているかつての夫達にもそれは同様で、妹シフォンの父、パウンドに対しては「義父(とう)ちゃん」と皮肉交じりに呼びつつ平然と 不審者 扱いしている。*1

そして自らを 「法に忠実な男」 と評しており、万国の女王であるリンリンに刃向かうような人物は 「妹だとて躊躇などしない」 として断固たる処置を取る公私のはっきりとした厳格な面を持つ*2。

欠点として、一旦頭に血がのぼると冷静さを失い、何振り構わない行動に出てしまう事がある。
実際に劇中ではその気性が災いし 万国の存亡、あと主に長男の存亡にも関わりかねない大失態 をやらかしかけてしまう一面を見せた。
ただし、後述するがこれには多少仕方のない事情もあったりする。

とはいえ、家族に優しく情に厚い人柄はやはり弟妹達から好かれているのか、36女フランペが開催するベスト兄(アニ)ーティスト賞ではカタクリに次ぎ 2位 に輝いている。


【戦闘能力】


ママにたてつく者は一人残らず焼き尽くす!!　先ずはお前達だ!!!

超人系悪魔の実 「ネツネツの実」 を食べた 高熱人間 。
自身の肉体や自身が触れた物質に熱を伝導させ、対象物に瞬時に高熱を帯びさせることができる。
例えば敵の剣に熱を送れば、その剣は熟練の剣士ですら持てなくなるほどの高熱が付与される。
温度を高めれば、その対象から発火させることも可能。
睨んだだけで離れた対象に高熱を付与させ発火させることもできる。
これがほんとの「熱視線」

戦闘の際は基本的に武器は使用せず、高熱を帯びたパンチなどの肉弾戦を好むが、場合によっては薙刀も使用する事もある。
刀身に炎熱を纏わせる事で斬撃と火傷を同時に与える事も可能。
アニメオリジナルシーンにおいては身体を鎖で拘束された際にあっさり溶かして脱出したり、ナイフの原型をなくすほど溶かすなど、原作以上の描写となっていた。

将星には数えられていないものの、シャーロット家の子供達の中でも 「化け物」 と評される大物の一人。
劇中では顔面にモロに砲撃を喰らい、巨大な水陸両用のパドルシップに轢かれ、不意打ちで後頭部を棍棒で強打され、光線で身体を貫かれても大したダメージにならないなど、確かに化け物じみた肉体をもっており、当然四皇幹部なので基本的な2種の覇気を会得している。


技一覧

  • 熱海(ねっかい)温泉(じごく)「あたみおんせん」ではない
海に手を浸し、能力により海を 一瞬で煮えたぎる熱湯 へと変える。
熱湯と化した海では魚達が浮き上がり、あまりの高熱に 船のパドルすら破壊してしまう。 しかもこれだけの熱量をかなりの広範囲に一瞬で影響を及ぼす事ができるという相当ぶっ飛んだ技である。
またこの性質から本来能力者の天敵ともいえる魚人、人魚達に対しては文字通り 必殺 といえる程の相性の良さを誇る。

  • 熱風拳(ヒートデナッシ)
武装色を発動し更に炎熱を帯びさせた拳によるストレートパンチ。
由来は「人でなし」から。

  • 熱海(ねっかい)万来(ぎょらい)
水面を手で突くことによって、水を熱湯に変化させてそれを伸ばして攻撃する。
熱が魚雷のように相手を追跡し、遠くの敵を攻撃できる。

  • 熱燐寸男(ヒートマッチガイ)
『ONE PIECE FILM RED』での新技。
全身を高熱で包み込み格闘の攻撃力を高める技。
由来は「人間違い」から。

  • 熱山羊(ヒートゴート)
同じく『FILM RED』での新技。
全身を高熱化させた後、頭から対象目掛けて砲弾の如くに突っ込む体当たり。
由来は「他人事」から。

【活躍】

妹のプリンとサンジの結婚式に出席。
アニメオリジナルシーンにビッグ・マムに復讐するためお茶会へ乗り込んできた百人にも及ぶ「臓器売買暗殺集団」を次男カタクリ、3男ダイフクと共に返り討ちにする描写が追加された。

ベッジ達によるビッグ・マム暗殺計画の始動後は、ペドロと交戦。また、アニメオリジナルシーンで割れたマザーカルメルの写真を見せようとするルフィを妨害し、ブルックと交戦する一幕も追加された。



丸焦げにしてやる！

なんと恐ろしい…って、私丸焦げになるお肉ないんですけど

その無駄口もろとも骨の髄まで焼き尽くしてやる！！

面白い事を言う……！！


しかしこの後、結局写真を見てしまったビッグ・マムの発狂により動きを止められてしまう。

ビッグ・マム暗殺計画の失敗後は、ベッジの“大頭目”の中へ逃げるルフィ達に襲いかかりチョッパーを拘束、しかしレイドスーツを着たジェルマ66幹部の ニジ に阻まれ、取り逃がしてしまう。

この後の連合軍がベッジの体内に収まり、シーザーがベッジを抱えて飛んで逃げるという一幕にて、アニメではシーザーを追撃するシーンが追加された。
ビッグマムに叛逆したことに怒り狂い(機動戦士みたいなSEを鳴らしながら)叩き落とそうとするも、 ヨンジ に阻まれる。


「焼き尽くす」だァ？その前におれがお前をブチのめしてやるよ！！

生意気な口を……！！



ホールケーキ城倒壊事故後は妹ブリュレの能力で部隊と共に、逃走したルフィと麦わらの一味の集合場所であるカカオ島へ先回り。
そこでウェディングケーキを作るチョコレート工場の前での騒ぎを聞きつけ、娘のシフォンの様子を見に来た義父のパウンドを不審者扱いしボコボコにするも一応見逃す。

ウェディングケーキの生地とクリームの完成後は「あとはカカオ島ではなく海上で完成させる」という妹プリンの提案を了承し、カカオ島から出そうとするが、リンリン暗殺に加担したベッジの妻シフォンは取り押さえ、反逆の見せしめとしてそのまま殺害しようとするも、突如現れたパウンド (を利用したサンジ) の妨害を受けて取り逃がす。


お…思ったよりうぬ…強いのかね？？


てめェなわけねェだろ！！！(怒)


ゴッ！！


ボビーー！！！


しかしそれでも食い下がりシフォンを拘束。
このタイミングでベッジがシフォンを迎えに来た事を伝えられ、シフォンを人質にベッジに降伏を迫るも拒否され、 顔面に砲弾が直撃。
これに頭にきてムキになったのか、カカオ島へ上陸したベッジの水陸両用船を 受け止めようとする が、


来い！！

受け止めてやる


キュラキュラブチッ！キュラ
！！


轢かれたァ〜〜〜！！！


あっさり轢かれる。
これで完全に激昂し、我を忘れてしまったのか“あたみおんせん”“熱海温泉”を発動し、ベッジ達の船を航行不能に追い込もうとするが、同時にその熱はビッグマムを止めるためにわざわざ用意したケーキまであわや台無しという事態に。


サンジ「ビッグ・マムが「魚の水煮」で満足するわけねェだろあのバカ…！！」


しかし、娘シフォンと孫のペッツを守りたいパウンドの奮戦もあって、ファイアタンク海賊団を取り逃がしてしまう。
ファイアタンク海賊団を取り逃がした後は、数度妨害をされ怒り狂っていたこともあり、容赦なくパウンドを薙刀で処刑した。


その後は次男カタクリと鏡世界で交戦中のルフィが鏡を通ってカカオ島へ出てきたところを 確実に 始末するため、19男モンドールの指示より 元4将星の25男スナックを含む 多くの弟妹達と大量の艦隊を集結させて待ち構える。
ルフィの退路を一つに絞るためにカカオ島の住民へそれ以外の鏡を全て処分するように指示していた。

しかし、鏡から登場したのは妹ブリュレと仲間であるはずのペコムズ。
ビッグ・マム海賊団を裏切ったペコムズはルフィを助けるためブリュレへ銃を向け、周りが動揺する隙に『月の獅子(スーロン)』となり暴れまわろうとするが


オイオイ何の余興だ

出てきたのはカタクリでもねェ 麦わらでもねェ…！！

かわいい妹にわけもわからず…


銃を向けやがって！！！


妹に銃を向けられたことに怒り 熱視線(物理) でペコムズの銃を熱し、“熱風拳(ヒートデナッシ)”でペコムズを沈めた。
ペコムズのタテガミから出てきたルフィをサンジが救うも、「想定内だ」と弟妹達と共に追い詰める。

しかし、12男ヌストルテ達が壊滅させたと聞いていたハズのジェルマ66が現れ、妨害されてしまう。
それでも逃すまじと襲いかかるが、鏡世界でカタクリとルフィの戦いの一部始終を見ていたブリュレの口から信じがたい内容を聞かされる。


完璧で！！最強で！！世界最高のアタシ達のカタクリお兄ちゃんは…！！


〝麦わらのルフィ〟に！！！

敗けたのよォオオ！！！！




何だと……！！？

カタクリ…お前の無敗伝説が……！！

あんな小僧に……！！？


おのれ！！！

麦わらァ〜〜！！！


不敗と信じていたカタクリの敗北。
その真実に完全に激昂。ジェルマを放置し先ず何よりもルフィを殺そうと襲いかかる。
が、ジェルマのイチジに 光線で身体を貫かれ 、遂に島の外へ取り逃がしてしまった。

それでもカカオ島での戦闘指揮よりも、カタクリの復讐を優先したオーブンは、カカオ島でのジェルマとの戦闘をスナック達に任せ、妹のブリュレの能力で海へ逃げたルフィ達を追撃。

麦わらの一味の援護に現れた魚人海賊団を“熱海温泉(ねっかいじごく)”で追い払った。

そして、麦わらの一味の船はクイーン・ママ・シャンテ号の砲撃で遂に沈んでしまった…


…かのように見えたが、実際に沈んだのは タイヨウの海賊団の船。
ワダツミが海中から砲撃を受ける直前に麦わらの船を回収し、身代わりとして差し替えていたのだ。

気づいたオーブンは直ちに船を動かし、〝熱海万来(ねっかいぎょらい)〟で迎撃するも、ワダツミに船を遠くへ飛ばされ、逃してしまう。
再度麦わらの船を追おうとするが、直後にタイヨウの海賊団の決死の妨害を受ける*3。

その後、正気を取り戻したビッグ・マム、ペロスペローと合流し、タイヨウの海賊団を退けるも、麦わらの一味は逃してしまう結果に終わってしまった。

【劇場版での活躍】


妹だけでも助けてやってくれねェか


映画『ONE PIECE FILM RED』ではカタクリ、ブリュレと共にメインキャラとして参戦。
エレジアにブリュレと潜入しウタを攫おうとするが、ウタの謎の能力によってあっさり返り討ちに合い五線譜に捕われてしまう。

その後は海軍のコビー＆ヘルメッポによって一時協力を条件に解放される。
ルフィ達と手を組む事に難色を示していたが、自分たちがウタの作り出した世界に閉じ込められていると分かると、利害の一致もあり仕方なく、一味や海軍と一時共闘することになった。


行かせとけ！もう残り時間が少ない！
やらなきゃ　現実に戻れなくなる！

トットムジカとの最終決戦では、コビーの指示に従い、ゾロ、ローと共に最前線に立つ。
トットムジカの左足を破壊する際にサンジの脚に自身のネツネツの実の能力による熱気を送り、“魔神風脚”を発動させた。

【余談】

  • ケーキ台無し未遂
彼が熱でぶち壊しにしかけていたケーキだが、「食いわずらい」を発症し、見境なく大暴れするビッグマムを唯一止める手段という極めて重大なもの。
材料も世界中から集めた「幻の食材」も用意してあった予備を急遽使用したもので、もう一回作れたかと言われると怪しいところ。できたとしてもその間にも状況はどんどん悪化していったろう。
さらに言うと、食いわずらいを起こした直後に長男ペロスペローがとっさに 「予備のケーキを麦わらが盗んでいった」 と矛先をそらした結果、 「嘘をついてたらお前の寿命で償えよ！」 と脅されており、ケーキがなければ長男の命も危ないという状況だった。

頭に血が上っていたとはいえ、それほど重大なケーキを台無しにしかけた彼の失態はかなり大きいと思える。

ただ、そのケーキを運んでいるのはあのカポネ・ベッジ。*4
数時間前に自分らを裏切ってビッグマムの暗殺計画を実行した相手。
普通に考えたらそんなやつが運んだケーキなんて怪しさ満点ではある。
輸送中に毒でも盛られる可能性も考えると*5、ビッグマムの口に入る前に処分しようという考えも無理ないところ。
…彼が船を沈めようとしたとき、そこまで考えていたのかは語られていないが。
多分考えてなかった

２種類の基礎的な覇気を会得しており、四皇の主力戦闘員でありながら懸賞金は3億ベリーと、
四皇がストーリーに直接絡む時期（WCl編以降）に初登場したキャラとしては意外と低め（ペコムズやタマゴ男爵より低い）。
これは海外遠征が少なく政府に正確な実力を認知されていないからが主な理由だと思われる。

  • 能力について
アニメオリジナルエピソードでは、ドン・アッチ－ノというキャラが食べた「アツアツの実」という名前も性質も似た様な能力が登場している。
そちらは最高温度1万度で、なんとマグマの海すら平気。

  • アニメ版
アニメオリジナルの展開でカタクリ、ダイフクとは別の時間帯にホールケーキ城に入場するシーンが追加。
兵士たちが入り口を開けようとしたが、能力で扉を溶かしてそのまま入った。
普通に入れよ








おれは法(りどみ)に忠実な男！！

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  • 超人系
  • カナヅチ
  • 覇気使い
  • 武装色の覇気
  • 見聞色の覇気
  • 家族には優しい
  • 炎属性
  • 48歳
  • 懸賞金3億越え
  • 四皇幹部
  • 懸賞金過小評価
  • 初登場がゾウ編～万国編終了まで

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最終更新：2024年02月12日 13:23

*1 しかしそれでもすぐ殺そうとはせず「追い出す」にとどめている。

*2 とはいえ、一定の情はあるのか「妹をこの手にかける事になるとは…」と上述の発言をしている。

*3 この時、裏切ることになったプラリネに対して怒りの表情を向けている

*4 そもそも大切なケーキがベッジの船に渡ってしまった時点で既に大失態と言ってはいけない

*5 実際、サンジが反対したがベッジは盛ろうとした