ガラット・ナーゴ(快盗戦隊VS警察戦隊)

登録日:2018/03/11 (日) 21:54:44
更新日:2024/04/16 Tue 23:00:39
所要時間:約 6 分で読めます






この俺にギャングラーのボスとなるチャンスが巡って来たか……!



ガラット・ナーゴとは『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の第1話と第2話に登場したギャングラー怪人

CV:高木渉、人間態:新岩正人


身長:184cm
体重:202kg
金庫の識別番号:「215」
犯罪歴:宝石強盗、放火
犯罪技:ネコノオクノテ、ガラットミサイル
所有ルパンコレクション:「私に火をつけて~Allume-moi~


空色のネコに似た怪人で、両腕に魚の骨に似た刺々しいフォルムをしている。
横から見ると牙が鋭い恐竜の様な顔だが、正面から見ると短い髭を生やしたネコの顔に見える*1
私に火をつけて~Allume-moi~を使用しての火炎攻撃が強力だが、二本の隠し腕のネコノオクノテと胸部から生体ミサイルのガラットミサイルを発射できるなど、私に火をつけて~Allume-moi~が無くても高い戦闘能力を誇る。
胸に金庫があり、そこに自身の所有するルパンコレクションを入れている。


誰でしょう? どけ!


ガラットの犯罪は化けの皮で柄の悪いチンピラ風の男に化け、宝石店などに普通の客として入店。店に入った後、化けの皮を破ってそのまま宝石類を力ずくで強奪していくというもの。
しかも自分が持つルパンコレクションの力で炎を出して宝石店をどこぞのヒャッハーの如く放火。
ガラットが放火している間に戦闘員であるポーダマンたちが宝石類を根こそぎ奪うという悪辣な極まりないものである。
そうして集めた宝石などをアジト*2にたんまりと貯めこんでいる。

性格はチンピラそのものであり粗暴な言動が見られるが、ただ粗暴なだけではなく狡猾で勘の鋭さも劇中で見られており野心家でもある。
また声を演じている人が人だけに割とコミカルなセリフも多い。


ギャングラーのトップであるドグラニオ・ヤーブンの999歳の誕生会に出席。
そこでナメーロ・バッチョルレッタ・ゲロウのカジノが潰されたことを教える。
ナメーロと話していると誕生会の主役であるドグラニオ・ヤーブンが登場。彼が人間界、すなわち地球を掌握した者に自分の築いたものを全て譲るという事実上の後継者選びを宣言したことで、自身が後継者になろうと野心を燃やす。

その後、アジトに戻り、配下のポーダマンたちと今後について話してると僅かな音から天井の排気口に潜んでいたルパンレンジャーに気が付く。
ポーダマンたちの銃撃で姿を現した三人をポーダマンたちと攻撃するが配下は次々とやられ、私に火をつけて~Allume-moi~を使っての火炎攻撃も予告カードで防がれてしまい、透真と初美花に両腕を掴まれ動きを封じられる。
その隙に魁利がルパンコレクションを取ろうとしたがガラットは隠し腕であるネコノオクノテを出して逆に魁利を退け自分の両腕を掴んでいた二人を捕まえた。
捕まえた二人を盾にして魁利に一人だけで逃げるか、三人纏めて心中するかの選択を迫る。
魁利が武器を捨てる動作をするのを見て


快盗ごっこも終わりだな!


と嘲笑いながら攻撃。
しかし、仲間の誰かが倒れてもルパンコレクションを集めるという覚悟をルパンレンジャーがしていた為、最初から武器を捨てる気はなく魁利はガラットの真上の天井を射撃。
それによって崩れてきた天井の瓦礫に対処する為、捕まえていた二人を離してしまい、結局対処しきれずに瓦礫に埋まってしまう。
まあ、すぐに出てきたが……捕まえていた二人も瓦礫の下敷きになったと思っていたが、二人はガラットが離した後、すぐに床を射撃で穴をそこから逃げ出した為、無事であった。
快盗チェンジで変身した三人と戦う羽目となる。


アジトの外でルパンレンジャーと戦うが、ネコノオクノテは既に使ってしまったこともあって接近戦で次第に追い詰められていき、自分のルパンコレクションを取られそうになる。
が、そこに国際警察ことパトレンジャーが現れたことで三つ巴の戦いになってしまう。
乱戦の中、困惑しながらも逃亡を図るがパトレン1号にを撃たれ地面に倒れる。
そして、パトレン1号がガラットを倒そうと銃口を向けるがルパンコレクションごとガラットを吹っ飛ばされては困るとルパンレッドがこれを邪魔する。
さらに困惑しながらもその隙に今後こそ逃亡した………が、アジトに今まで奪い取った宝石類を置きっぱなしにしていた為、国際警察によってそれら全てを元の持ち主に返還されてしまう。
自分がギャングラーのトップへと後継者へとなろうと野心を燃やしていた矢先に活動資金を失ってしまったガラットは……、


こうなりゃ町ごと、根こそぎ奪ってやるぜ!!


ぶち切れたのか街中でただの破壊活動を始める。
そこにルパンレンジャーが現れ、交戦するも手は既に読まれていた為、ルパンレンジャーにネコノオクノテを封じられそのまま羽交い絞めに。
その隙に今後こそルパンコレクション・私に火をつけて~Allume-moi~を取られてしまう。

さらには駆け付けたパトレンジャーも駆けつけポーダマンも交えて再び三つ巴の戦いが始まるかと思いきや、
もうルパンコレクションを手に入れたこととパトレン1号がガラットの被害者とガラットを必ず倒すと約束しているのを見たルパンレッドの意向でルパンレンジャーは戦線離脱。
ポーダマンたちはパトレンジャーによって全員、倒され自身もグッドストライカーの力によりパトレンジャー三人が融合したパトレンU号のイチゲキストライクを喰らって爆発四散。
金庫だけを残して倒されたのだった。































若い野心にもう一度、チャンスを。


戦いを洋館で見ていたドグラニオ・ヤーブンはゴーシュ・ル・メドゥに命じる。
命じられたゴーシュは人間界に赴き残った自身が所有するルパンコレクションである大きくなれ~Gros calibre~の力でガラットの金庫から…



よくわからんが生き返ったぜ!



ガラットを巨大化復活させたのだった。
尚、この際、ガラットは自分がなんで蘇ったのか理解していなかった模様。
後、巨大化すると身長と体重に「巨大金庫」と付く。
こんな風に↓

ガラット・ナーゴ巨大化
巨大金庫身長:46.0m
巨大金庫体重:505.0t


よくわからないものの再び後継者にならんと野望を燃やすが、そこにルパンレンジャーがダイヤルファイターを巨大化、搭乗して攻めてきたので迎撃しようとする。
しかし、戦いの最中、グッドストライカーがルパンレッドの元に勝手に来て彼の操作で巨大化したグッドストライカーとダイヤルファイター3機が合体、ルパンカイザーとなり、戦闘となる。
空を飛び駆けることができるルパンカイザーに対してガラットはガラットミサイルで弾幕を張るものの、ルパンカイザーには避けられ迎撃されてしまう。
最終的にルパンカイザーが次々と繰り出す攻撃をもろに浴び、上空からのグッドストライカー連射・倒れちまえショットを喰らって


俺の野望がぁ……後継者ぁぁぁぁぁーっ!!


自分の野望に対する未練を叫びながら今度こそ倒されるのだった。



ガラットの声を演じられた高木渉氏はスーパー戦隊シリーズの常連声優の一人であり主にザンギャックバカ四天王の一人の様なコミカルなギャグ怪人を演じることが多かった。
しかし、今回のガラットはコミカルさが抑えられており*3シリアスな役柄となっている。
高木渉氏はチンピラといった悪役の演技も非常に魅力的である為、チンピラ演技の高木渉氏のファンには嬉しい怪人となっている。

怪人デザイン担当の久正人氏によると四本腕の怪人になる事自体は脚本段階から決まっており、そこから「猫の手も借りたい」ということわざの連想でネコの怪人としてデザインしたとのこと。


本作はこれまでとは違う画面作りが意識されており、巨大ガラット戦ではCGによる躍動感のある滑らかかつ気合の入った巨大化戦が描かれている。
さながら劇場版の如く大迫力のバトルは必見である。



追記・修正は快盗から予告された方にお願いします。

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最終更新:2024年04月16日 23:00

*1 ちなみに両肩を横から見ると両肩に大きな肉球がある。

*2 赤外線センサーがついているなど防犯は一応している。

*3 所々でコミカルな台詞が聞ける。