仮面ライダーゲンム

登録日:2018/03/11 Sun 13:56:31
更新日:2024/04/08 Mon 09:13:05
所要時間:約 45 分で読めます


タグ一覧
2Pカラー BMX アクション アシンメトリー アークライダー エグゼイド2Pカラー グレード○○ ゲーム ゲームマスター コメント欄ログ化項目 コンティニュー コンティニューキャラ コンティニュー土管 ゴッドマキシマム サンドバッグ スピンオフ主役 ゼロデイ ゾンビ ダークライダーズ チート チームゲンム トーテマ ネガライダー プロトガシャット マウンテンバイク 不死身 中田裕士 仮面ライダー 仮面ライダーウィザード 仮面ライダーエグゼイド 仮面ライダーゲンム 仮面ライダーゴースト 優遇 圧倒的存在感 岩永徹也 左右非対称 平成ライダー 幻夢コーポレーション 悪役ライダーリンク 所要時間30分以上の項目 最強ライダー候補 最高神 有薗啓剛 檀黎斗 浅井宏輔 演者の怪演 無双 社長ライダー 究極のゲームマスター!神の才能を持つライダー 縄田雄哉 色違い 藤田慧 黒いエグゼイド




コンティニューしてでも、クリアする!



CV岩永徹也
スーツアクター:レベル1-藤田慧、レベル2以降-縄田雄哉、有薗啓剛(スポーツゲーマ乗用時)、レベル0-レベルビリオン-中田裕士、浅井宏輔(第30話~第32話)


仮面ライダーエグゼイド』にて檀黎斗が変身する仮面ライダー。通称「黒いエグゼイド」。本項目では同名の作品についても解説。
戦闘中は変身前の黎斗とは違い加工された声であり、第5話までは発声がなかった。
テレビ朝日公式サイトの個別ページでは第5話放送後「黒いエグゼイド」から「仮面ライダーゲンム」に表記が改められた(URLは「black-ex-aid」のまま)。

変身ポーズは右手にガシャットを構え、薬指で半回転させてからドライバーにセットするという、飛彩以上にシンプルな動作。
パネルが来たら手を突き出して選択するのは永夢と同じだが、永夢が右手なのに対して、黎斗は左手を突き出す。

姿形はエグゼイドそのものだが、ピンクを基調としたエグゼイドに対して、こちらは黒と紫を基調とした邪悪な印象で、目付きも心なしかエグゼイドより凶悪に見える。
実際戦闘スタイルや能力の数値、全身の機能自体はエグゼイドとほぼ変わらないが、エグゼイドのソレと比べて冷徹かつ容赦ないのが特徴。

エグゼイドと異なり強化リミッターの解除も可能とされるが、ラグなどの不具合が発生しやすくなる。
ゲーマドライバーの他にもレベルXへの変身にはバグルドライバーを用いる。

●目次


アクションゲーマー・レベル1



マイティアクションX!

変身!

ガシャット!

レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?

アイム ア カメンライダー!!

身長:181cm
体重:137kg
パンチ力:7.7t
キック力:11.5t
ジャンプ力:ひと跳び30.5m
走力:100mを7.6秒


ゲーマドライバーにプロトマイティアクションXガシャットをセットして変身する形態。
ゲンムはバグスター側のライダーであるため基本的に患者とウイルスの分離手段であるレベル1を使う機会がなく、
劇中ではすぐにレベル2以上に変身するか最初からレベル2以上の形態になっていることがほとんどである。
登場回数が少なく映るシーンも短いため、この形態での戦闘スタイルは不明だった。

第2話で初登場した時はいきなりエグゼイドとブレイブを襲撃する緊迫したシーンなのだが、全員レベル1だった所為で何だかシュールな絵面になった。

ゲーム『仮面ライダーバトル ガンバライジング』では他のレベル1と同様に格闘アクションが用意されており、そして第44話にて遂にこの形態によるアクションが披露されたが、
後述のゾンビゲーマー・レベルXやゾンビアクションゲーマー・レベルX-0に変身していたためか、動作がゾンビのようなものになっていた。



アクションゲーマー・レベル2



ガッチャーン!

レベルアップ!

マイティジャンプ!マイティキック!マイティーアクショーンX!!

身長:205cm
体重:97kg
パンチ力:5.7t
キック力:10.2t
ジャンプ力:ひと跳び43.1m
走力:100mを3.2秒


ドライバーのレバーを右に開くことで更に変身する形態。
レベル1のボディを分離して変身する他のライダーとは異なり、レベル1のボディが砕け散るようにして変身するのが特徴。
エグゼイド同様身軽な動きで敵を翻弄しつつ、ガシャコンバグヴァイザーを使って容赦なく敵を攻め立てる。
他にもシャカリキスポーツガシャットでスポーツゲーマを出現させ搭乗し、タイヤで打撃を与えたりひき逃げアタックを繰り出す。

ちなみに他のライダーと同様、本来は変身時に「グレード2」という掛け声があり、『ガンバライジング』で聴ける他、
映像作品では東映特撮ファンクラブで配信された『仮面ライダーゼロワン』とのクロスオーバー作品『仮面ライダーゲンムズ スマートブレインと1000%のクライシス』にて初めて発した。
また、ネットムービー『【裏技】仮面ライダーゲンム』PART.Iでも、後述のウィザードゲーマー・レベル2に変身する際に発している。

前述の通り外見がエグゼイドに似ている為、正式名称が明らかになるまでは「黒いエグゼイド」と呼ばれていた。

下記の強化形態群が登場してからはこの形態に変身することはなくなったが、『仮面ライダーゲンムズ -ザ・プレジデンツ-』にて、なんと約4年ぶりに再登場を果たした
こちらでは顔の前に右手に持ったガシャットを移動させてドライバーにセットし、パネルを蹴り飛ばすという後述のレベルビリオンと九条貴利矢のアクションを組み合わせたような変身ポーズを披露した。



スポーツアクションゲーマー・レベル3



シャカリキスポーツ!

グレード3

ガッチョーン!

ガシャット!

ガッチャーン!

レベルアップ!

マイティジャンプ!マイティキック!マイティーアクショーンX!!

アガッチャ!

シャカリキ!シャカリキ!バッドバッド!シャカッとリキッとシャカリキスポーツ!!

身長:205cm
体重:104.4kg
パンチ力:10.3t
キック力:18.4t
ジャンプ力:ひと跳び45.3m
走力:100mを3秒


レベル2の状態からドライバーのレバーを閉じ、シャカリキスポーツガシャットを左のスロットに挿して再度レバーを開き変身する形態で、劇中で初めて登場したレベル3でもある。
シャカリキスポーツで召喚したスポーツゲーマをアーマーとして上半身に装着することでレベルアップする。
追加装甲により頭部・肩部・胸部などの防御力が高められている。

頭部「GMヘッド-SP-ACT3」にはスポーツ用ヘルメットに似たパーツ「シャカリキメット」が装着され、
両肩の車輪「トリックフライホイール」は取り外すと武器になり、投擲して敵に命中させる戦法を得意とする。
その戦闘力はレベル2の比ではなく、他の仮面ライダー達を苦しめた。



ウィザードゲーマー・レベル1



マジックザウィザード!

レジェンドライダーのデータ収集、最終段階に入る……!

変身!

ガシャット!

レッツライド!メッチャライド!ムッチャライド!ワッチャライド!?

アイム ア レジェンドライダー!!


ネットムービー『仮面ライダーゲンム』PART.Ⅰ「レジェンドライダー・ステージ」に登場。
ゲーマドライバーにマジックザウィザードガシャットをセットして変身する形態。
マスク自体はウィザード フレイムスタイルの頭部を模しているが、それ以外はアクションゲーマー・レベル1と同様。
劇中ではこの形態に変身した後、すぐさまレベル2にレベルアップした。

なお、予算の関係上流石にこれだけの出番でスーツあるいはCGを新規で制作するか、既存の物を改造する程ではないと判断されたのか、
従来のゲンム・レベル1のスーツの頭部にウィザードの顔をCGで合成した物になっている。



ウィザードゲーマー・レベル2



グレード2

ガッチャーン!

レベルアップ!

シャ・シャ・シャバドゥビタッチで変身!プリーズ!マジックザウィザード!!

身長:198.0cm
体重:90.0kg
パンチ力:4.5t
キック力:7.3t
ジャンプ力:ひと跳び35m
走力:100mを5秒


ドライバーのレバーを右に開くことで更に変身する形態。
フレイムスタイルとアクションゲーマーを足して2で割った見た目となっており、下半身にフレイムスタイルのものと同型のローブ「GMウィザードローブ」が追加されている。
胸部にはフレイムスタイルの装甲「フレアペイル」と「フレイムラングストーン」が模様として描かれている。
頭部「GMヘッド-WIZ2」はフレイムスタイルの頭部「ベゼルフレイム」を模したものとなっている。
劇中では武器を使用せず、キックを主体とした華麗な格闘戦を得意とする。



プロトスポーツアクションゲーマー・レベル0



ガッチョーン!

シャカリキスポーツ!

ガシャット!

ガッチャーン!

レベルアップ!

マイティジャンプ!マイティキック!マイティーアクショーンX!!

アガッチャ!

シャカリキ!メチャコギ!ホット!ホット!シャカ!シャカ!コギ!コギ!シャカリキスポーツ!!

身長:205cm
体重:104.4kg
パンチ力:69.7t
キック力:79.2t
ジャンプ力:ひと跳び68.1m
走力:100mを1.3秒


てれびくん超バトルDVD『【裏技】仮面ライダーレーザー』に登場。
レベル2の状態からドライバーのレバーを閉じ、プロトシャカリキスポーツガシャットを左のスロットに挿して再度レバーを開き変身する形態。

追加装甲が黒と灰色を基調としたカラーリングになっている事と、頭部に「シャカリキメット」が装着されていない事を除けば、
通常のスポーツアクションゲーマー・レベル3と同様の姿。
「トリックフライホイール」を投擲して攻撃する戦法も共通している。

なお、同作に登場したゲンムは『仮面ライダークロニクル』のプロトタイプである宝探しゲーム『爆捜トレジャー』内で、
お宝である「プロトガシャットのデータ」を守るセキュリティプログラムとしての存在であり、黎斗本人が変身したゲンムとは異なる。

この形態の正式な名称は『仮面ライダージオウ』放映中に更新された「仮面ライダー図鑑」にて判明した。
「レベルアップ」の割に「レベル0」となっているのは同じくプロトガシャットを使用するレーザーターボと共通している。



装備(レベル1~3)


ドライバーやガシャットそのものなど、各ライダーに共通する事項については こちら を参照のこと。


ガシャコンバグヴァイザー

パッド型のガシャコンウェポン。
右手に装備したグリップパーツ「EXPグリップナックル」から取り外し、
向きを前後に変えて合体させることでビームガンモードとチェーンソーモードに切り替えることができる。
その際、前者では「チュ・ドーン!」、後者では「ギュ・イーン!」という音声が鳴る。
その性質上ただの武器とは言い難い側面もある。詳しくは こちら を参照。



必殺技(レベル1~3)



ガシャット!

キメワザ!

特筆のない限り、全てアクションゲーマー・レベル2時に行うものとして扱う。

  • マイティクリティカルストライク
キメワザスロットホルダーにプロトマイティアクションXガシャットをセットして発動。
エグゼイドのそれとは異なり、空中から飛び蹴りを放つ。
『【裏技】ヴァーチャルオペレーションズ』第5話にてシミュレーション内で使用。
『ガンバライジング』では両足にエネルギーを纏わせて連続蹴りで相手を吹き飛ばした後に上空への飛び蹴りを決める。
『バトルラッシュ』では上2つをミックスしたような技になっている。
本編では第44話で初使用。この時はレベル1の姿でCRライダーたちと同時攻撃を行った。
『ゲンムズ -ザ・プレジデンツ-』では回し蹴りを2発決めてから、中段蹴りでとどめを刺す。
バグスターウイルスに感染して弱体化していたとはいえ、仮面ライダーサウザーのサウザンドディストラクションを打ち破り、そのまま変身解除に追い込んだ。
ヒーローショーではガシャコンバグヴァイザー・チェーンソーモードによる連続斬りを披露している。

  • シャカリキクリティカルストライク
キメワザスロットホルダーにシャカリキスポーツガシャットをセットして発動。
レベル2ではスポーツゲーマに乗りながら前輪にエネルギーを収束して高速回転して攻撃、或いは両輪で体当たりする。
ゲーマを召喚していない場合はマイティクリティカルストライクと同じく跳び蹴りを放つ。

レベル3ではトリックフライホイールを取り外してブーメランのように投擲して敵に命中させる。
また右肩のホイールやガシャコンバグヴァイザー・チェーンソーモードの刃先にエネルギーを収束させ、敵に打撃と斬撃を叩き込む。
『ガンバライジング』ではトリックフライホイールの投擲と飛び蹴りを併用する。

  • マジックザクリティカルストライク
ウィザードゲーマー・レベル2にてキメワザスロットホルダーにマジックザウィザードガシャットをセットして発動。
フレイムスタイルの必殺技「ストライクウィザード」を放つ。
ネットムービー『仮面ライダーゲンム』にて披露。

  • ガンバライジングクリティカルストライク*1
キメワザスロットホルダーにガンバライジングガシャットをセットして発動。
歴代の平成主役ライダー(クウガゴースト)が出現し、飛び上がったゲンムと共に上空に浮かんだ後、
ライダーキックのポーズで円形に並び中央に収束してガンバライジングロゴに変化、ゲンムがロゴをくぐり抜けてキックを決める。
ネットムービー『仮面ライダーゲンム』にて披露。

『ガンバライジング』では出現したレーンの上にキメワザの発動で召喚した「GANBARIZING」カードをセットすることで歴代の平成主役ライダーが出現する。
エネルギー体に変化してゲンムと共に上空に浮かんだ後に映像と同様のキックを決め、フィニッシュ後は足元の「GRZ」マークと共にポーズを決める。

  • 太鼓の達人クリティカルストライク*2
『ガンバライジング』においてカードまたはガシャットをスキャンして発動可能。詳細はエグゼイドの項目を参照。
ちなみにカードに一緒に描かれたどんちゃんとかっちゃんはエグゼイドでは笑顔だったが、こちらは怒り顔。


会心の一発!!



ゾンビゲーマー・レベルX



違うんだよ。

ガッシューン!

このガシャットはこうやって使うんだよ…。

ガッチョーン!

レーザー「ドライバー…?」

デンジャラスゾンビ!

変身!

ガシャット!

バグルアップ!

デンジャー!デンジャー!(ジェノサイド!)

デス・ザ・クライシス!デンジャラスゾンビ!!(Woooo!)

私は、仮面ライダーゲンム…レベルX(テン)…!

スペック(レベルX(テン)
身長:205cm
体重:115.5kg
パンチ力:24.1t
キック力:30.2t
ジャンプ力:ひと跳び52m
走力:100mを2.5秒



君の人生は全てェ!……私の、この手の上でェ…転がされているんだよォ!!
だあーーーははははははっはーはははは!!!

ブゥン!

ガッチョーン!

デンジャラスゾンビ!

変身(へぇぇぇんしぃぃぃん)…!

ガシャット!

バグルアップ!

デンジャラスゾンビ!!(Woooo!)

ゲンムX(エックス)の力…思い知れ!!

スペック(レベルX(エックス)
身長:205cm
体重:115.5kg
パンチ力:66.6t
キック力:73t
ジャンプ力:ひと跳び63.2m
走力:100mを1.8秒


バグルドライバーとデンジャラスゾンビガシャットで変身する形態。
Xは「10(テン)」・「エックス」と呼ぶ*3

ゲーマドライバーで変身するレベル1~3のゲンムの強化形態のポジションにあたるが、
ゾンビゲーム『デンジャラスゾンビ』をモチーフとしており、『マイティアクションX』をモチーフとするレベル1~3のゲンムとは別の存在である。

デンジャラスゾンビガシャットは基本的にゲーマドライバーには対応しておらず、
先述の通りレーザーが変身しようとした際には変身できないどころかライダーゲージのほとんどを奪われてしまった。
ドライバーのウインドウを突き破るようにして変身するのが特徴。ちなみに第22話での変身時に発声した「ブゥン!」は岩永氏のアドリブ。

骨を思わせる白と黒を基調とした左右非対称の装甲、左目の水色のオッドアイ*4、変身後の名前通りのぎこちない動きなど、
いつものゲンムとはかけ離れた姿をしており、まさに死霊とも言うべき禍々しい姿となっている。
頭部のパーツは以前の『マイティアクションX』から『デンジャラスゾンビ』のプレイヤーキャラクターをイメージした形状の「GMヘッド-ZOM-X」に変化している。

胸のライダーゲージは初めから0になっており、死のデータを取るためにバグヴァイザーを突き刺した穴やカバーに入ったヒビもそのまま。

さらにプロテクター「ライフジェイルアーマー」に組み込まれた装置により、
ゲージが0になった瞬間の、一時的に変身者への戦闘ダメージが無効化される状態が再現・維持されており、
仮面ライダーの必殺技が直撃しても一切のダメージを受けることがないとされるが、
正確には「ダメージ自体を受けないのではなく、ダメージを受けてもすぐさま回復して無かった事にしてしまう」と言った方が正しい。
その為、十分な威力があれば怯ませたり、ごく短時間だが戦闘不能状態に追い込む事は可能。
また、相手の防御を無効化できるパラドクスの攻撃ではダメージが残り、必殺技を受けた際に変身解除に追い込まれた。

狂気という名の本性を現した黎斗が変身者だけあって、徒手空拳で敵を容赦なく攻め立てる。
打撃と同時にドライバーや武器のシステムに深刻なバグを起こすプログラムを流し込むこともでき、攻撃が命中するほどに戦闘能力を低下させられる。
左肩のスパイク付きの装甲「デンジャラスブレイカー」は帯電させて攻撃することで相手を麻痺状態にしてしまう。
更には右肩や各関節に装着されている円形の制御装置「レブナントディスチャージャー」によって、
ゲーマドライバーで変身していた時のように強化リミッターの解除も可能で、ラグなどの不具合を利用した予測不可能な挙動をして攻撃する。

頭部にはジャミング装置「デッドリージャマー」も搭載されており、
ゲーマドライバーの装着者保護機能*5を停止させることができる。
フェイスゴーグル「ブロークンゴーグル」の特殊な発光装置によって幻影を生み出して相手を惑わせることも可能。

他にもレーザーからギリギリチャンバラガシャットとともに強奪したガシャコンスパローを使用して、弓モードでの遠距離戦や、鎌モードで接近戦を仕掛ける。

初陣のレーザー戦以降の戦績は芳しく無く、死なない事をいい事にエグゼイドを初めとした多くのライダーのサンドバッグ状態だったが、
実は致死量のダメージを受ける度にガシャットに死のデータが蓄積されており、第21話のエグゼイド・レベルXXの攻撃により、レベルX(テン)からレベルX(エックス)に覚醒。
自分と瓜二つの分身を何体も生み出したり、接触した物を腐敗させる能力に目覚め、基本スペックもレベル50を上回る程に強化されている。
生み出した分身は変身を解除していても持続し、時間や距離の制限は存在せず、戦闘力も本体とほぼ同等と非常に厄介。
加えて生み出した分身すら不死身というあまりにも理不尽な仕様となっている。その為、弱点すら存在しない無敵の存在と思われたが……

ちなみに「ゾンビ」とは元はコンゴで信仰されている神・「ンザンビ(Nzambi)」に由来する単語である。
自称:神の使うガシャットおよび形態にふさわしいモチーフと言えるかもしれない。



ゾンビゲーマー・レベルX(トーテマ外装態)



返してやろう…。お前達から譲り受けた、“絶望”というヤツを……!

スペック(レベルX(エックス)(トーテマ外装態))
身長:225cm
体重:145.5kg
パンチ力:96.9t
キック力:96.9t
ジャンプ力:ひと跳び96.9m
走力:100mを0.96秒


auビデオパス限定配信作品『仮面戦隊ゴライダー』第3話に登場。
正式な名称は「仮面ライダー図鑑」より。
ゴライダーの舞台となるクリア不可能なゲーム世界の怪人としてプログラミングされたトーテマから、
ゲンム・レベルXが力を分け与えられて強化された形態(怪人態でもあるか?)。
本編のゲンム退場後に、限定配信作品でのまさかの事実上の強化形態の登場に多くのファンが驚きを抱いた。

従来のゾンビゲーマーの上半身に、トーテマの天使のような翼や悪魔のような禍々しい爪などのパーツが被さったような姿を持つ。
トーテマの基本的なデザインは反映されているが、人顔や腕の彫像の追加など細かい部分のデザインが変わっており、
あたかも人像がゲンムを包んでいるかのような風貌。

そのスペックも高く、背面のユニット「デッドリーホイーラー」から放つ紫色のビームや伸縮自在の強化クロー「ディスペアクロー」を用いた戦闘を得意とし、
本編で一方的に叩きのめされたエグゼイド・レベル99を技の打ち合いによる正面衝突で力負けさせている。
さらに「倒せない敵」として設定されたトーテマをプロテクター「トーテマッドアーマー」として纏っている為に、
「想定外の事態が起こらない限りは撃破されない」という性質も受け継いでいる。
しかし、その後はゴライダーに変身したライダー達の繰り出す必殺技を前に劣勢となってしまい、トーテマを失ってしまう。
最後には「ゴライダーバズーカ With エグゼイド」の一撃を食らい、元のゾンビゲーマーに戻ってしまった。



装備(レベルX)


バグルドライバー

レベルXへの変身に使用される変身ベルト。
ガシャコンバグヴァイザーの機能の1つで、使用する際にはバグスターバックル*6と呼ばれるバックルを腹部に当てることでベルト「フィッティングバインド」が展開し、
その中央部にガシャコンバグヴァイザーを取り付ける。
ゲーマドライバーと同様に適合者の判別機能により装着者が適合者と認められた場合のみドライバーの機能が発動する。
バックル内部にはバグスターウイルスが充填されており、変身時など各システムを稼働させる際のエネルギーとなる。

取り付けると「ガッチョーン!」という音声が流れ、バグヴァイザーのスロット「ガシャットスロット」にガシャットをセットした後、
右側のスイッチ「バグルアップトリガー」を押すことで、「バグルアップ!」の音声の後変身音が鳴りレベルXに変身する。
A・Bボタンを同時に押して待機状態に移行させてからAボタンを押すことで、「クリティカル・エンド!」の音声と共に必殺キックを発動する。
反対にBボタンを押した場合は、「クリティカル・デッド!」の音声と共にゾンビのような怪物を召喚する。


ガシャコンスパロー

弓矢型のガシャコンウェポン。
元々はレーザーの武器だが、第12話にてレーザーからギリギリチャンバラガシャットと共に強奪した。
詳しくは こちら を参照。


ガシャコンソード

ブレイブからタドルクエストガシャットと共に強奪した長剣型のガシャコンウェポン。第19話で使用。
詳しくは こちら を参照。



必殺技(レベルX)


真実と共に、闇に追放してやる……!

  • クリティカルエンド
Aボタンで発動。上空に飛び上がった後、高速で空中前転しながら回転蹴りを叩き込むか、単純に飛び蹴りを叩き込む。
なお、前者の際にはバグスターウイルスのようなものが周囲に散布されるが、それがどのような効果を相手にもたらすのかは不明。

  • クリティカルデッド
Bボタンで発動。ゾンビのようなシルエットの怪物を無数に生み出し、敵に取り付かせて一気に爆発させる。
レベルX(エックス)はゾンビの増殖能力で怪物が全てゲンムの分身に変化しており、この技で永夢のゲーマドライバーを腐敗させた。
『ガンバライジング』では黒いゲンムの幻影が次々と相手に襲いかかった後にバグスターウイルスを纏った自身の右爪を突き刺す。
召喚される幻影の姿はある意味で本編の描写に先駆ける形となった(ガシャットヘンシン5弾以降は本編に合わせ、黒い影が消えた姿に変更)。

  • ギリギリクリティカルフィニッシュ
ガシャコンスパローにギリギリチャンバラガシャットをセットして発動。
鎌モードでは刀身に紫色のエネルギーを纏わせて幽霊のように平行に近づき回転斬りを放つ。
もしくは刀身に纏わせたエネルギーを衝撃波として飛ばす。

  • タドルドラゴナイトクリティカルフィニッシュ
ガシャコンソード・炎剣モードにタドルクエストガシャットを、ガシャコンスパロー・弓モードにドラゴナイトハンターZガシャットをセットして発動。
ハンターゲーマが炎を纏い体当たりを仕掛けるが、レベル50のブレイブには通じなかった。

  • バンバンクリティカルフィニッシュ
ガシャコンスパローにバンバンシューティングガシャットをセットして発動。
弓モードのガシャコンスパローから紫色のエネルギー波を放つが、
レベル50となったスナイプの「バンバンクリティカルファイヤー」に押し負けて敗北。
挙句にバンバンシューティングガシャットも奪還されてしまった。

  • ドレミファクリティカルフィニッシュ
ガシャコンスパローにドレミファビートガシャットをセットして発動。
弓モードのガシャコンスパローからエネルギーボムをマシンガンのように連射する。

  • ジェットクリティカルフィニッシュ
ガシャコンスパローにジェットコンバットガシャットをセットして発動。
弓モードのガシャコンスパローから無数のミサイルを発射する。



アクションゲーマー・レベル0(プロトオリジン)



パラド!私のゲーマドライバーを勝手に使うとは……。

ゲームマスターの私に逆らった罰だ!君を削除する!

マイティアクションX!

グレード0…変身!

ガシャット!

ガッチャーン!

レベルアップ!

マイティーアクショーンX!!

身長:205cm
体重:97kg
パンチ力:22t
キック力:28.1t
ジャンプ力:ひと跳び53.3m
走力:100mを2.3秒


ゲーマドライバーにプロトマイティアクションXガシャットオリジンをセットし、レバーを開いて変身する形態。
姿はアクションゲーマー・レベル2に似ているが、細部のカラーリングが異なっており、
全身のスーツ「アルファギアスーツ」に描かれているラインと腕部・脚部装甲「メックビルドガード」の色がシルバーになっている。
「レベル0」とレベルの数値は低いものの、スペック自体は高く、レベルX(テン)に相当する。

レベル1~3時に使用したゲーマドライバーはパラドに回収されたため、レベル0以降はポッピーピポパポがプロトマイティアクションXガシャットオリジンと共に発見したドライバーを使用している。

この形態最大の特徴はアルファ版限定の試作機能。
バグスターウイルスの活動を抑制する特別なゲームエリア『アンチバグスターエリア』の展開の他、
強化グローブ「アルファイトグローブ」およびバトルシューズ「アルファイトシューズ」にも、
駆除プログラムによるダメージではなく抑制プログラムを流し込むことにより自身が触れているバグスターのレベルを低下させる機能を持つ。
本人曰く「徐々に下がる」そうだが、実際の低下速度は毎秒5前後と、とても徐々にと言える速度ではない。

また、「ツクモライフガード」は体力で防御力が増加する機能に代わり、文字通り99回コンティニューできる機能が備わっている。
なお、本人曰く元人間の遺伝子を有したバグスターとして復活しているため、再びゲーマドライバーや各種ガシャットを使えるようになっている。

ゾンビアクションゲーマー登場以後はそちらが主力となっていたことからしばらく姿を見せず、
久々に登場した第44話では「エグゼイドと勘違いした仮面ライダービルドに攻撃される」という予想外の事態に繋がることとなった。
メタ的な話をするとスーツはレーザーターボと共有*7*8しているため、レベルXのスーツを流用する形でレベルX-0の出番が多くなった。



ゾンビアクションゲーマー・レベルX-0



マキビシとは…古典的な真似を。

ゲーム会社とは思えない暴挙だな……。

影成「お前には言われたくない、檀黎斗」

檀黎斗“神”だ!

マイティアクションX!

デンジャラスゾンビ!

グレードX-0(エックスゼロ)…変身!

ガシャット!

ガッチャーン!

レベルアップ!

マイティジャンプ!マイティキック!マイティーアクショーンX!!

アガッチャ!

デンジャー!デンジャー!デス・ザ・クライシス!デンジャラスゾンビ!!



あの時、貴重なライフを削り―――
奴から手に入れた戦闘データで開発した、このガシャットなら!

仮面ライダービルド!

デンジャラスゾンビ!

変身!!

ガシャット!

ガッチャーン!

レベルアップ!

ラビットタンク!ウサギと戦車!ベストベストマッチ!イェーイ!!

アガッチャ!

デンジャラスゾンビ!!

永夢&ポッピー&タケル&御成&万丈「変身出来た!?」

私こそが…神だぁーッ!!ポォーッ!

身長:205cm
体重:115.5kg
パンチ力:81.9t
キック力:88.8t
ジャンプ力:ひと跳び66.6m
走力:100mを1.4秒


ゲーマドライバーにプロトマイティアクションXガシャットオリジンとデンジャラスゾンビガシャットをセットして変身するレベル0およびレベルXの強化形態。
外見はゲーマドライバーを使っている点と、ライダーゲージが機能している以外はゾンビゲーマー・レベルX(エックス)と同様。
機能はレベル0の特徴的な機能が組み込まれた手足「リビングデッドグローブα」と「リビングデッドシューズα」、
胸部「ライフジェイルアーマーα」、ボディスーツ「ゾンビギアスーツα」はレベル0準拠で、それ以外はほぼレベルXに準拠。
能力やスペックはレベル0やレベルXの上位互換に当たるため、パラドからデンジャラスゾンビガシャットを奪還してからはこちらのフォームを主力としている*9

レベルXにあった不死身の能力こそ失われてはいるが、それをレベル0のコンティニュー機能で補う事で死ぬ度に好きな位置でリスポーン復活する事が可能になった。
レベルXと同じく「レブナントディスチャージャー」が装備されているため、強化リミッターの解除機能も復活している他、
レベルXの打撃を与えた相手にデバフを発生させる効果も引き継がれているため、バグスター側(ゲンムが敵になった場合ライダー)から見ると、
素のスペックが高く、尚且つ死んでも最大99回即座にリスポーンしてくる上に攻撃が命中する度にデバフ+レベルダウンを引き起こしてくる敵キャラ
というウザいを通り越したクレーム不可避の凶悪性能を持ったエネミーということになる。
おまけに復活タイミングも自在なため、同種の能力の攻略法として偶にある「連続攻撃、或いは判定が持続する攻撃でライフを削り続ける」という方法が通用しない。
ただレベル0にも言える事だが、防御機能の多くをコンティニューで代用しているためか、非常に紙装甲。
…そのせいか、本編ではロクな戦績は残せなかった……というか、この形態に変身して勝った事は一度もなかった。まさに弱フォーム*10
まぁ強ボスが仲間になった途端に弱体化するのはゲームのお約束なので仕方無い

なお、デンジャラスゾンビガシャットはゲーマドライバーで使用するとライダーゲージを大幅に減少させてしまうほか、
第31話にてバグスターであるパラドクスがガシャコンパラブレイガンに装填した際に死のデータによるダメージを受けていたため、
このガシャットを使用するにはレベル0の力で相殺できるプロトマイティアクションXガシャットオリジンと併用しなければならないと思われる。
また、TV本編で流れた変身音は全て短縮版であったため、フル尺で流れたのは映画『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』での風魔戦のみ。

映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』では、
並行世界合体装置エニグマの影響でゲーマドライバーが作動しなくなった際、
プロトマイティアクションXガシャットオリジンの代わりに『エグゼイド』最終回で手にしていた仮面ライダービルドガシャットを使って変身。
敵があと一体となったところで変身が強制解除される事態に見舞われたものの、見事ネビュラバグスターの軍団を撃破してみせた。
…つまり今回でめでたく初勝利という事になった。(一応「トゥルー・エンディング」で忍者プレイヤー3体と交戦・勝利しているが、この時は一度コンティニューしているため、ノーコンティニューでの勝利はこの時が初である)

※プロトマイティアクションXガシャットオリジンは使用していないが、パンフレットではゾンビアクションゲーマー・レベルX-0として扱われている。
デンジャラスゾンビガシャットの副作用が気になるところだが、ゲムデウスウイルスへの抗体を得て死のデータすら克服しているのかもしれないし、
正常にゲーマドライバーが機能していない状態だったために大丈夫だっただけなのかもしれない。
すべては神のみぞ知る、ということか。



ゴッドマキシマムゲーマー・レベルビリオン



思い知るがいい、最高神の力を…。

ゴッドマキシマムマイティX!

グレードビリオン…変身!

マキシマムガシャット!

ガッチャーン!

不ー滅ー!(フゥゥメェェツゥゥゥ!)

最上級の神の才能!クロトダーン!

ゴッドマキシマーム!エーックス!!

レーザーターボ「ビリオン…?」

私のレベルは…10億だ!

身長:256cm
体重:256kg
パンチ力:自由に設定可能
キック力:自由に設定可能
ジャンプ力:自由に設定可能
走力:自由に設定可能


Vシネマ『仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーゲンムVSレーザー』に登場するゲンムの最強形態その1。
ゲーマドライバーにゴッドマキシマムマイティXガシャットをセットしてレバーを開くとレベル0の姿となり、
ガシャットのスイッチ「GMシュートスイッチ」を押して召喚したゴッドマキシマムゲーマを纏うことで変身が完了する。

紫と黒を基調としていることを除けば、外見はエグゼイド・レベル99とほぼ同じである。
腕部「GMマイソロジーアーム」と脚部「GMマイソロジーレッグ」は自在に伸び、
エグゼイド・レベル99同様ゲーマを乗り捨てて、レベルビリオンの強さを維持したままレベル0の姿で戦うことも可能である。

だが、その機能は「重機並み」だったエグゼイドからはまさに段違い。
前代未聞のスペック「自由に設定可能」を誇り、事実上無制限の性能を備えている。
グローブ「メテオファイトナックル」によるパンチは隕石衝突と同威力であり、ゲームエリア内の宇宙へと吹き飛ばし相手を自身も5秒で宇宙空間に到達して追撃する事すら出来る。

また、仮面ライダーレーザーX戦ではマスク部「エアフレッシュガード」から紫の溶解ミストを吐き、ガシャコンスパローから放たれたエネルギーの矢を溶かして防いでいる。
さらにエグゼイド マキシマムゲーマー レベル99の発展型と言える特殊なリプログラミング機能も搭載されており、バグスターに人間の遺伝子を組み込む要領で元人間のバグスターを人間に再構築し、蘇生させるという隠し機能がある。
その防御機能は仮面ライダーの攻撃に対して高い耐性を発揮するものとなっており、徹底してクロノスやエグゼイド ムテキゲーマーなどの強力なライダーと戦う事を想定した能力構成となっている。

味方キャラをやめ、ラスボスに復帰した事もあってこのように素の状態でもとんでもない力を持っているが、
この形態最大の特徴は黎斗神のアイデア1つで世界のあらゆる概念を変えゲームを自在に作り出す能力にある。
ゲームを生み出すというのはエグゼイドが変身するクリエイターゲーマーと同様だが、VR空間でしか活動できないクリエイターゲーマーとは異なり、
こちらは現実世界でゲームを生み出しあらゆる事象を引き起こすことができる。
その点では本形態はクリエイターゲーマーの発展型と言っても差し支えないだろう*11
+ 劇中で生み出されたゲーム
  • ゾンビクロニクル
『仮面ライダークロニクル』に『デンジャラスゾンビ』の要素を取り入れ、リニューアルしたサバイバルホラーゲーム。
街に大量に放たれた不死身のゲンム・ゾンビゲーマーを倒せば、神の恵みとして1体につきゲーム病で消滅した人間1人がランダムにバグスターとして復活する。
ただしゾンビの攻撃を受けウイルスに感染するとゾンビバグスターに成り果ててしまい、二度と戻ることはできない。

  • コズミッククロニクル
宇宙崩壊の危機から地球を救うゲーム。
宇宙の力を自在に操ることで太陽光を収束させての熱線攻撃、大量の隕石落下、更には月に拳を打ち込み敵に叩きつける
と言ったぶっ飛んだ攻撃をして見せ、更には「宇宙は時の概念を歪める」という理屈でクロノスの時間停止をも無効化した。
小説『マイティノベルX』でもエグゼイドに火星を叩きつけ攻撃している。

劇中ではその圧倒的な能力でポーズをも受け付けずクロノスを一蹴。
小説 仮面ライダーエグゼイド ~マイティノベルX~』では永夢から「もはやゲームバランスなんてあったもんじゃないチートスペック」
ムテキゲーマーとの対決は「負けることはないが、下手すれば攻略に5年、10年、或いは一生かかりかねないので人間としての寿命のある俺が不利(意訳)」とまで言わしめている。
クロノスが「最強キャラ」、ムテキゲーマーが「常時無敵モード」ならば、こちらは「デバッグモード」というべきか。
神本人が豪語した通りレベル10億は伊達ではない。貴利矢「何が10億だ。数字なんてお前の匙加減一つじゃねえか!」

ちなみにレベル「ビリオン」は「10億」を意味する「billion」と、
「完全な粒子構造で感染能力を持つ、細胞外におけるウイルスの状態」を意味する「virion」のダブルミーニングだと思われる。
またこのガシャット及び本形態を、黎斗神は「最高神の力」と称していたが、最高神として有名なギリシャ神話のゼウスの父親は偶然か否かクロノスである。
なお、変身音声からも分かる通り、ムテキゲーマーに対応する形態は用意されていない(DX玩具版ではハイパームテキガシャットと連動するとすごいことになる。詳細は検索されたし)。



無双ゲーマー



何をした…!?

フハハハハハッ!『アーク』とやらの知能を、ラーニングさせてもらおうかあァーーーッ!!
ウゥオォオオオオオッ……!!オオオオオオ……!ウアァアアアアアーーーッ!!

ラーニング完了……

幻夢無双!

グレード無双…

幻夢無双!

変身!

無双ガシャット!

ガッチャーン!

無双レベルアップ!

掴み取れ栄光のエンディング!漆黒の天才プレジデント!

グ・レ・ー・ド無双ー!ゲンムゥゥゥー!!


何ッ!?

このエンディングが…君に予測出来たか?

身長:不明
体重:不明
パンチ力:不明
キック力:不明
ジャンプ力:不明
走力:不明


『スマートブレインと1000%のクライシス』で初登場したゲンムの新たな最強形態。
ヒューマギアをハッキングする形で復活した*12黎斗が、ゲーマドライバーと幻夢無双ガシャットで変身する。

変身プロセスは永夢と同じく、両腕で「ム」を象るポーズを取った黎斗がガシャットをドライバーにセットしてレバーをオープン、そこからムテキゲーマーに変化する際と同じような演出で飛び上がり、全身に光を纏った後に無双ゲーマーの姿となって着地するというもの。
その姿や変身音からも分かる通り「ゲンム版ムテキゲーマー」というべき形態であり、レベルは設定されていない。
一方でガシャットが仮面ライダーサウザンドアークから吸い取る形でラーニングした「悪意のデータ」から生成された関係上、いわゆる「アークライダー」に属する形態でもあるが、
黎斗の強靭にも程がある自我のなせる業か、仮面ライダーアークワン時代の飛電或人と違って悪意に飲まれてはいない。

大まかな外見はムテキゲーマーと同じだが、アンダースーツはレベル0同様のデザインとカラーリングであり、ムテキにおいて額に設置されていた星型のパーツはガンメタルのMの字の前髪パーツに変化した他、左の角と両肩の装甲は乱れたピクセル状の造形になっている。

戦闘スタイルは徒手空拳による格闘というシンプルなもの……なのだが、黎斗の奇行に伴う妙な動きを格闘術に取り入れた異質な挙動を見せるため、ゾンビゲーマー以上にトリッキーで変幻自在かつ予測不能な連続攻撃を叩き込む。

最大の特徴として、『ゲンムズ -ザ・プレジデンツ-』で檀正宗と和解したためなのか、「父と私の愛の結晶、新たな時代を司る力」として本来クロノスの能力だったポーズ&リスタート機能が使用可能。
ガシャットのダイヤルを回転させる事でポーズのオンオフが可能であり、対処法を持たない相手に対して絶対的優位性を発揮する。
一方で防御性能についての詳細は不明。



装備(レベル0~無双)


ガシャコンブレイカー

ハンマー型のガシャコンウェポンで、エグゼイドが使用するものと同型*13
詳細は こちら を参照。


ガシャコンバグヴァイザーII(ツヴァイ)

ガシャコンバグヴァイザーの後継機。
復活した直後の第30話では武器を所有していなかったため、ポッピーの物を借用していた。


ガシャコンキースラッシャー

レベルビリオン時に使用するブレード型のガシャコンウェポンで、エグゼイドが使用するものと同型。
詳細は こちら を参照。
劇中ではレーザーXと数回切り結んだ後、そこら辺に放り投げた。



必殺技(レベル0~無双)


ガシャット!

キメワザ!

  • (技名無し)
レベル0にてガシャコンブレイカーにプロトマイティアクションXガシャットオリジンをセットして発動。
ブレードモードのガシャコンブレイカーに紫色のエネルギーを漲らせ、敵を滅多切りにする。
プロトガシャットの特性故か、必殺技音声の読み上げがない。
劇中ではエグゼイドの「マキシマムマイティクリティカルフィニッシュ」と共に「高速化」のエナジーアイテムを重ね掛けして放った。

  • マイティクリティカルストライク
本編未使用。『ガンバライジング』では両足にエネルギーを纏わせて連続蹴りで相手を吹き飛ばした後に上空への飛び蹴りを決める。

  • デンジャラスクリティカルストライク
本編未使用。『ガンバライジング』では両足にエネルギーを纏わせて連続蹴りで相手を吹き飛ばした後に上空への飛び蹴りを決める。
『シティウォーズ』では空中から飛び蹴りを放つ。また、未使用技が必殺技カードの名前になるという珍しい扱いとなっている。こんな所でも優遇されてる…

  • ライダークリティカルフィニッシュ
映画『平成ジェネレーションズFINAL』にて披露。
ガシャコンブレイカーに仮面ライダービルドガシャットをセットして発動。
ブレードモードでモグラ叩きをするかのように何度も相手を切り裂く。
ビルドガシャットによって変身し、ネビュラバグスターと戦っていたものの、あと一体となったところで変身が解除されてしまった為、生身で発動し無理やり無事撃破した。

  • ゴッドマキシマムクリティカルブレッシング


これでゲームオーバーだ…!

ガッチョーン!

カミワザ!

レベルビリオンにてドライバーのレバーを開閉することで発動。
右足に紫と赤の2色のエネルギーを纏わせて飛び蹴りを放つ。
Vシネマ『ゲンムVSレーザー』にて披露。
『ガンバライジング』ではゴッドマキシマムゲーマから射出された後、両足にエネルギーを纏わせて連続蹴りで相手を吹き飛ばした後に上空への飛び蹴りを決める。
ちなみに「ブレッシング(blessing)」は「祝福、恩恵」など…つまり、「神の恵み」を意味する。

神の一撃!!


  • ゲンムクリティカルフィナーレ


ガッチョーン!

キメワザ!

無双ゲーマーにてドライバーのレバーを開閉することで発動(現時点では父親と同様、発動前にポーズ機能で相手の動きを止めてから発動している)。
ノイズ交じりの紫のオーラを纏って加速しつつ、四方八方から集中攻撃を仕掛ける。
『スマートブレインと1000%のクライシス』では様々なガシャコンウェポンやサウザンドジャッカーを用いてサウザンドアークを変身解除に追い込み、
『仮面ライダーアウトサイダーズ』episode 0ではあらゆる方向からの連続キックで仮面ライダーデルタを撃破、変身者のスマートクイーンを灰化させた。
レジェンドライダーフォームでもないのに他の作品の武器を使うという何とも珍しい技だが、これは無双ゲーマーのベースデータに、ムテキゲーマーに加えてサウザンドアークのデータが用いられているのが理由だと思われる。

栄光の一撃!!

その他


『ガンバライジング』に登場する形態。

  • アギトゲーマー・レベル2
「太陽のアギトガシャット」で変身。必殺技は「ライダーキック」(厳密には両足の「ライダーシュート」)を放つ「太陽のクリティカルストライク」。

  • ファイズゲーマー・レベル2
「モシモシファイズガシャット」で変身。必殺技はファイズエッジを使用して「スパークルカット」を放つ「モシモシクリティカルストライク」。

  • ブレイドゲーマー・レベル2
「キングオブポーカーブレイドガシャット」で変身。必殺技はブレイラウザーにラウズカードを読み込ませて「ライトニングソニック」を放つ「キングオブポーカークリティカルストライク」。

  • 響鬼ゲーマー・レベル2
「太鼓マスター響鬼ガシャット」で変身。必殺技は音撃棒 烈火を使用して「鬼棒術 烈火弾」を放つ「太鼓マスタークリティカルストライク」。

  • 電王ゲーマー・レベル2
「時空特急電王ガシャット」で変身。必殺技はデンガッシャー・ソードモードを使用して「エクストリームスラッシュ(俺の必殺技パート1)」を放つ「時空特急クリティカルストライク」。

  • オーズゲーマー・レベル2
「ジャングルオーズガシャット」で変身。必殺技は「タトバキック」を放つ「ジャングルクリティカルストライク」。
中身が中身だがアナザーオーズではない。

  • フォーゼゲーマー・レベル2
「スペースギャラクシーフォーゼガシャット」で変身。必殺技はロケットモジュールを使用して「ライダーロケットパンチ」を放つ「スペースギャラクシークリティカルストライク」。


また、ガシャットヘンシン2弾のスペシャルステージ「ゲンムの野望」においてはガシャットを奪ったゲンムが敵として現れ、
このモード限定で
  • ロボットアクションゲーマー・レベル3
  • ビートアクションゲーマー・レベル3
  • コンバットアクションゲーマー・レベル3
  • ハンターアクションゲーマー・レベル5(ドラゴンファング)
の4種類の強化形態に変身する。

スピンオフと連動しているガシャットヘンシン4弾のスペシャルステージ「仮面ライダーゲンム」においても同様に敵として現れ、
このモード限定の特殊形態として「ディケイドゲーマー・レベル2」に変身する。



先行登場


仮面ライダーゴースト第49話・第50話(特別編)
エグゼイド本編よりも先行する形で登場。下記のように力の底知れなさはこの時から健在だった。
第49話では眼魔軍団と戦うスペクターネクロムの前に突然現れ眼魔の軍勢を一蹴。
シャカリキクリティカルストライクで眼魔を倒した後は、スポーツゲーマに乗ったままどこかへ消え去った。
この時のチャリンコアクションは本当にカッコいいのでまだ見てない方は是非。

翌週の特別編では天空寺アユムによってシャカリキスポーツガシャットを盗まれた際にスペクターやネクロムと交戦した(この時マコトは第49話の一件を指して「あの時の…!」と口にしている)。
眼魔との長い戦いの中、かなりの実力を身に着けたスペクター・ネクロムコンビと互角に渡り合った。
……というかゲンム自身はまともな攻撃を一切受けていない。

この時、アランは顔をしっかりと覚えており、似顔絵を描いたのだが、鉛筆で書いたせいでタケルはエグゼイドを敵と間違えて交戦してしまう*14
その後、両者が和解した隙にアユムを攻撃し、シャカリキスポーツガシャットを回収すると何処へと姿を消した。

そしてそれから後に描かれた『平成ジェネレーションズ』にてタケルは黎斗と対面を果たすも、この時はまだ素性を隠していたため永夢共々正体を知ることはなかった。
その後の『平成ジェネレーションズFINAL』にて黎斗がゲンムに変身するところを目撃した(とは言っても実際に見たのはレベルX-0の方だが)。
昨年とはあまりにもキャラが違いすぎるためか、タケルは御成共々終始ドン引きし、居合わせた別世界住人からは「あいつ…バカなのか?」と呆れられていた。お前が言うな



【裏技】仮面ライダーゲンム

東映特撮YouTube officialでPARTⅠ・PARTⅡが配信され、PARTⅢはDVD版収録。
Vシネマはこちら。

PARTⅠ「レジェンドライダー・ステージ」

物語はDr.パックマンとの戦いのその後。
クウガ~ドライブまでのレジェンドライダーガシャットを並べた黎斗は不敵な笑みを浮かべ、『仮面ライダーバトル ガンバライジング』を起動する。

一方、永夢はカイガンゴーストガシャットを手に、黎斗に会いに向かっていた。何でもデータが欲しいらしい。
そこに、例の事件で奪われたプロトガシャットを持ったコラボスバグスターが出現。
たまたま手にしていたガシャットで永夢はゴーストゲーマー・レベル2に変身するが、攻撃が通らず歯が立たない。
そこに黎斗が現れ、フルスロットルドライブガシャットをエグゼイドに渡す。
エグゼイドはそれを使いドライブゲーマー・レベル2に変身し、コラボスバグスターを撃破する。

しかしコラボスバグスターはすぐさま復活し、プロトギリギリチャンバラガシャットをセットする。
そしてすぐに明日那に襲い掛かり、彼女をかばった黎斗は斬られてしまう。
「刀には刀」ということで黎斗は刀剣伝ガイムガシャットをエグゼイドに手渡す。
それを使い鎧武ゲーマー・レベル2に変身したエグゼイドはバグスターと交戦。

その隙に姿を消した黎斗はウィザードゲーマー・レベル2に変身。
戦いを終えたエグゼイドを襲撃し、レジェンドライダーガシャット3本を回収。
ゲンムとしての姿を見せ、ガンバライジングガシャットを完成させたのだった。

PARTⅡ「レジェンドゲーマー・ステージ」

ガンバライジングガシャットから現れた仮面ライダーW・オーズ・フォーゼ。平成ジェネレーションズハブられ組
それに襲われた永夢を助けたのは消滅した筈のDr.パックマン。
飛彩、大我も現れ、ようやく3vs3の正々堂々とした戦いが出来る。そこにDr.パックマンは『パックアドベンチャー*15』『ファミスタ』『ゼビウス』のガシャットを渡す。
それぞれのガシャットを使い、戦う3人。逃げたDr.パックマンを追うゲンム。彼は太鼓の達人ガシャットを手にしていた。
一方、3人のハブられ組ライダーを撃破したエグゼイド達は、コラボスバグスターに刺さっているガンバライジングガシャットを回収に向かう。
しかしそこに現れたライダーは……

PARTⅢ「ファイナルレジェンドゲーマー」

仮面ライダー響鬼がガンバライジングガシャットの画面から出現した。その時、Dr.パックマンは太鼓の達人ガシャットをエグゼイドに渡す。
そのガシャットの能力で響鬼を撃破した*16途端、Dr.パックマンにナムコ系ガシャットを全て奪われる。
そこにゲンムも現れ、コラボスバグスターからガンバライジングガシャットを回収。彼らはなんとグルだったのだ。
ガンバライジングクリティカルストライクの攻撃を受け、変身解除されるエグゼイド達。しかしそこにはゲンムの姿は無かった。

一方、データ回収を全て終えた黎斗。パラドと共に不敵な笑いを浮かべるのだった……



なお、『仮面ライダーゲンム』とタイトルで銘打っておきながら肝心のゲンムの活躍は25分中ほんの数分程度しかないのは内緒



余談

「黒を基調とした主人公(若しくはサブライダー)と似た姿のライダー(所謂ダークライダー)」としては珍しく、名前はダーク*17○○とはならない。
そうしたライダーは劇場版や物語終盤に登場することが多いが、ゲンムは「放送前から最終話まで登場し続ける」「専用の強化形態がある」「利害の一致により主人公と共闘し味方となる」など破格の扱いを受けている。



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最終更新:2024年04月08日 09:13

*1 DX玩具版では「ガンバクリティカルストライク」。

*2 DX玩具版では「太鼓のクリティカルストライク」。

*3 一部媒体では「X」を「エックス」と表記していたものの、後に黎斗が「10」だけではなく「X=未知数」という意味があると発言している。

*4 とはいっても実際は「ブロークンゴーグル」の左部分が割れて左目部分が露出しているに過ぎず、本来の意味のオッドアイとは異なる。

*5 自動変身解除、ゲームエリアからの強制離脱。

*6 グラファイトの腹部にも同型のものが装備されている。

*7 アンダースーツが黒地に銀ラインのスーツ。同様のデザインのドライブゲーマーはクロノスに流用された。

*8 特写では「改造」(恐らくはリペイント関係)と記述されているが、第44話以降もレベル0のゲンムがちょくちょく登場しているためこのように表現した。

*9 上述の通り、レーザーターボのスーツの事情もあるためと思われる。

*10 しかし、残機を99回削られる事が敗北、という事ならば一度足りとも『負けはしなかった』という事にもなる。

*11 そもそもクリエイターゲーマーの変身に用いるマイティクリエイターVRXガシャットと幻夢VRを開発したのは他ならぬ黎斗神本人なので、そのアイディアを発展させたと考えても何らおかしくはない。

*12 素体ヒューマギアに檀黎斗プログライズキーを読み込ませ、アーク内のバグスターウイルスを感染させる事で黎斗本人の自我を移動させている。

*13 以前のレベルにおいても胸部のエクスコントローラーに表示されるマークがガシャコンブレイカーであったため、エグゼイドのように召喚自体は可能と推測されていた。

*14 その1年後に『エグゼイド』の次回作である仮面ライダービルドが『エグゼイド』本編に先行した際には何の因果か、エグゼイドと間違われてゲームオーバーにされている。

*15 ガシャット自体は『平成ジェネレーションズ』のエピローグに登場しており、パラドが所持していた。そのため、映画を見ているとこのDr.パックマンの正体に気付けるはず。おそらくガンバライジングとこの3本でガシャットギアデュアルの為のデータを集めていたのだろう。

*16 難易度は鬼。響鬼と太鼓の達人をかけているのだろうか。

*17 ブラック、ネガなどの場合もある。