ダイナロボ

登録日：2018/03/10 (土) 10:26:22
更新日：2022/05/02 Mon 17:17:23
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夢野博士「ダイジュピター、発進！」

ダイナレッド「ダイジュピター、発進！」

他四名「発進！！」

ダイナロボとは、スーパー戦隊シリーズ第7作『科学戦隊ダイナマン』に登場する巨大ロボット。
初登場は第1話「有尾人一族の挑戦」。
地底の奥深く、何万年もかけて進化し尾を持たない人類抹殺のため地上征服に乗り出した有尾人一族・ジャシンカ帝国。
その脅威に立ち向かうべく、夢野発明センター所長・夢野久太郎は秘密基地ダイナステーションを設立。
5人の若き科学者を科学戦隊ダイナマンに任命した。
そのダイナマンが乗り込む最大の切り札こそが、巨大ロボ・ダイナロボである。

戦闘母艦ダイジュピターから発進された三機のダイナマシンが合体して完成。
ジャシンカの進化獣が生命の危機に陥った際に発動するビッグバン・プログレスという細胞増殖現象により超進化獣へと巨大化した際、ダイナマンもこれで迎え撃つ。

本ページではその他のダイナマンが使用するメカに関しても記載する。

ダイナレッド「搭乗、完了！」

【ダイジュピター】

全長：120m
重量：1550ｔ
最高速度：マッハ5(飛行時)／200km／h(走行時)

ダイナステーションから発進されるダイナマンの空陸両用戦闘母艦。
ダイナマンが艦橋部に登場後、夢野博士の「スリップ・スライド！」の号令と共にハッチが移動。
「オープン！」の号令と共にダムに隠された発進ゲートが開かれ、
カタパルトが伸びると機体下部からのジェットノズルで離陸し左右から主翼が展開されて
進化獣および超進化獣が荒れ狂う戦場へと向かわせる。

武装は主翼左右に装備された追尾ミサイル『ジュピターミサイル』で、戦闘力・装甲共にジャシンカの移動要塞たるグランギズモとほぼ互角。

ダイナマンが地上に舞い降りる際は機体下部に施された転送装置から五色の転送光線が地表に放たれ、
鮮やかな五色の爆発と共にその雄姿を立たせる。

ダイナブレスによるコールで自動発進も可能。
その際、ワイヤーフレームで描かれたダイジュピターがブレスの液晶部に映り出す。

第9話「地獄の爆弾レース」では、王女キメラを出し抜かんとするメギド王子が
どこから情報を手に入れたのか「世界最長モトクロスレース」に出場した弾のモトクロスバイクにスピード感知爆弾をセットして
その命と引き換えに強奪せんと目論んだが、星川の体を張った命がけの解除行為でその企みは破られた。

最終話「明日をかけた戦い」でも、若き帝王となったメギドが帝王剣の力でダイナマンを千年洞窟に閉じ込めた後、ダイナロボを乗っ取って人間を追い詰めんと画策する中、夢野博士が自ら操縦。
グランギズモの猛攻を振り切り、ジュピターミサイルを発射し千年洞窟の扉を破壊した。

【ダイナマシン】

ダイジュピターに搭載されている三機の戦闘マシン。

ダイナマッハ、発進！

ダイナマッハ

全長：6m
重量：8ｔ
最高速度：マッハ10

ダイナレッド／弾北斗が操縦する小型戦闘機型ダイナマシン。
艦橋部にあたる位置からレドームが展開され発進される。
ジャシンカの戦闘機・ギズモスキートに引けを取らない機動力を持ち、
機体上部に施された砲塔から速射光線『マッハレーザー』を発射し空飛ぶ敵を迎え撃つ。
砲塔から放たれる光線は多岐に渡り、超進化獣を麻痺させる痺れ光線なども放つ。

第3話「コウモリ地獄飛行」では、鬼火山の火山ガスを原料に人間を暗闇の世界に向かわせるコウモリガスをまき散らし人間を太陽の光を拒ませるコウモリシンカに対し、ダイナレッドがこのマシンに搭乗。
照準機を展開させて『マッハバルカン』を発射し見事に命中させた。

ダイナブラック「ブルー、行くぞ！」

ダイナブルー「よっしゃあ！」

ダイナブラック「ダイナモビル、発進！」

ダイナブルー「発進！」

ダイナモビル

全長：24.5m
重量：292ｔ
最高速度：350km／h

ダイナブラック／星川竜とダイナブルー／島洋介が操縦する四輪バギー型ダイナマシン。
ダイナブラックの号令を受け、ダイナブルーがレバー操作することでダイジュピターの上部ハッチが展開し発進。
車輪を収納する事で飛行可能で、前方部から三連装ミサイル砲『モビルミサイル』を発射しギズモスキートを攻撃する。

ダイナギャリー、発進！

ダイナギャリー

全長：29.5m
重量：950ｔ
最高速度：140km／h

ダイナイエロー／南郷耕作とダイナピンク／立花レイが操縦する十二輪トレーラー型ダイナマシン。
ダイジュピターの下部ハッチが展開されて発進。
武装は一切施されていないがダイナマシンの中では一番の頑強さを誇り、超進化獣の蹴りを受けても逆にそのダメージが返ってくるほど。
後部コンテナを展開することでダイナモビルを搭載、前部にもダイナマッハを搭載し走行可能。

ダイナレッド「合体体勢に入れ！」

他四名「了解！！」

合体！　グランドスラム！！

【ダイナロボ】

全高：53m
重量：1250t
飛行速度：マッハ6
地上速度：270km／h
ジャンプ力：1000m
最大出力：300万hp/t
装甲材質：特殊鋼ダイナメタル

ダイナレッドの命令を受け、他メンバーが合体体勢に入ることでダイナマシンが合体開始。

ダイナギャリーの前車両部を土台に機体がせり上がり後部コンテナが連結されて脚部が形成。
ダイナモビルが車体を折り曲げると胴体部が形成され、更に車輪が機体下部に折りたたまれると収納されていた両腕部が展開される。
ダイナマッハの下部から伸びるランディングギアが展開されることで頭部が構成され、
ギャリー→モビル→マッハの上から順に連結されることで合体完了。
両脚部にはダイナギャリーの車輪が残っているため、イエロー＆ピンクの操作により
ローラーダッシュのごとく高速移動し超進化獣の待つ戦場へと向かう。

コックピットはそれぞれ頭部にレッド、胸部にブラックとブルー、脚部にイエローとピンクが乗り込んでおり、コックピット越しからは超進化獣の姿が映りこむ。
特にレッドのコックピット越しからは超進化獣の顔が映り込むので、よほどの精神力の持ち主じゃないと恐怖の余り操縦に集中できないであろう。
実際、サソリシンカのドリル攻撃(第9話)やブーメランジャッカルのジャッカルブーメラン乱れ撃ち(第48話「夢野博士の大秘密」)で頭部を狙われたこともあるため、まさに命がけの描写だった。

【装備・技】

ダイナパンチ

第1話から使用。
両拳を突き出して攻撃する技。
その強烈な拳は、ヒットしただけで超進化獣が吹っ飛ぶほどの威力を持つ。

ダイナロボ・竜巻パンチ

第36話「出たぞ！　必殺技！」から使用したダイナパンチの派生技。
新必殺技・ニュースーパーダイナマイト開眼に至るまでの訓練で会得した「竜巻剣」の極意を活かし、
空中できりもみ回転しながら威力を強めたダイナパンチを繰り出す。

ビートハンマー

こちらも第1話から使用。
ダイナレッドの号令で両手に電送されるハンマーで、柄の先には鎖のついた鉄球が施されている。
鎖付き鉄球で超進化獣の動きを封じた後、間合いを詰めてハンマーで数発殴りつけるのが基本的な使い方。

ダイナブーメラン

こちらも第1話から使用。
Vの字の閃光からダイナマンのマークが施されたブーメランが電送される。
基本的には投擲する武器だが、手持ちの武器としても使用可能。
空飛ぶ敵に対しても有効な手段にもなる。

ダイナシールド

初使用は第2話「夢を追う戦士たち」から。
左右に斧状の刃が施された巨大な円楯で、左腕から光と共に転送される。
基本的に物理攻撃には対処可能だが、第26話「激闘！　太陽の灯台」でヒトデシンカのビームに燃やされてしまった。
第28話「人形人間を救え！」では日光を反射して、日光に弱いヤブカシンカにダメージを与えた。

ダイナナックル

ダイナシールドと同様、第2話から使用。
右腕のカバーがパージされることで放たれるロケットパンチ。
ジェット噴射で勢いよく超進化獣にヒットした後、自動的に戻る仕組み。
パージした右腕のカバー部がなぜご丁寧に戻っているのかは気にしちゃいけない

ダイナフラッシュ

初使用は第4話「ゴロゴロ化石人間」から。
ゴーグルが発光後、胸のマークからリング状の光線が放たれる。
ゴーグル発光時においては、第9話のように超進化獣の目晦ましとして使われる場合もある。

ダイナシャワー

ゴーグルから放たれる青い消火光線。
第7話「東京火の海作戦」にて、カイメンシンカによる火炎攻撃を瞬く間に鎮火させた。

ダイナレーザー

ゴーグルから青いレーザー光線を発射する。
第16話「阿蘇山大爆発作戦」では、マグマエネルギーを放出し飛び掛かるシソチョウシンカを撃墜させた。

ナックルボンバー

両腕で光の輪を描いた後、超進化獣に向けてエネルギー弾として投げつける。

ダイナバリヤー

第27話「死の音セミシグレ」で使用。
全身にバリヤーを張ってセミシンカのセミシグレを防いだ。

ダイナ・ファイヤードラゴン

第34話「強敵！　メカシンカ」で初使用。
ミサイルザリガニの動く物体のエネルギーを一瞬にして奪うミサイルを受けた後、レッドがレバーを操作しフルパワー状態にした後で発動。
両手に灼熱に輝くスパイク付き鉄球が電送される。その威力はスーパーダイナマイトを跳ね除けるメカシンカが巨大化した超メカシンカに大打撃を与えるほど強力。
第37話「女将軍ゼノビア」では、「ドラゴンファイヤー」と呼称して使用された。

ダイナロボ・大回転

第47話「悪の夢十本尻尾」で使用した技。
ダイナロボが高速回転し、ドクガスイタチの毒ガス攻撃を跳ね返した。

そして……

ダイナレッド「ダイナミック・ジャンプ！！」

他四名「ジャンプ！！」

ダイナミックジャンプ

ダイナロボがいったん無防備の状態となった後、
ダイナレッドの「ダイナミック・ジャンプ！！」の号令と共に他メンバーが叫ぶ。
その後、これを受けてダイナロボが両足部の裏に施されたブースターで勢いよく上空にジャンプする。
飛行も可能で、第39話「抱け！　有尾人の卵」ではレーザーホークと空中戦を行った。

科学剣

ダイナロボ最大の必殺武器。
ダイナミックジャンプで最高度まで飛び上がり大の字ポーズをとった後この武器を構え、
「科学剣！　稲妻重力落とし！！」→「重力落とし！！」と右手を振り下ろし叫んだ後
稲妻を纏い急降下して繰り出す『科学剣・稲妻重力落とし』で超進化獣を真っ二つに斬り裂く。
刀身から閃光を放ち一刀両断するバージョンと斜め右上から袈裟切りにするバージョンの二種類がある。
39話では空中で行った。

稲妻重力落としは本編の中でまったく衰えることはなく、後半送り出される超メカシンカはおろか、最終決戦でもアトンの後継者となったメギドとキメラを乗せたグランギズモさえも両断するほどの威力を見せつけた。

また第26話では秘剣ソーラー返しで、ヒトデシンカのソーラービームを弾き返したこともある。

【その後のスーパー戦隊での登場】

Vシネマ『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』では、ガオライオンの雄叫びを受け、歴代レッドメカと共にダイナマッハが発進。
はぐれハイネス・ラクシャーサに攻撃した。

映画『ゴーカイジャーゴセイジャースーパー戦隊199ヒーロー大決戦』では、
人々の想いが歴代スーパー戦隊の一号ロボと共にダイナロボを実体化、黒十字王軍団と交戦する。
ダイナロボはフラッシュキングと共闘。冥府神イフリートに向け、稲妻重力落としをスーパーコズモクラッシュと同時に繰り出した。
ダイナマンとフラッシュマンはいずれも萩原佐代子がレギュラー出演していることが共通点。
また、冥府神が属する地底冥府インフェルシアはジャシンカ帝国と同じ地底の民であることがあげられる。
なお、スーツは残っていないため、アクションシーンは当時のフィルムを流用している。

テーマソング：「ゴーゴーダイナロボ」(歌：Mojo)

ほえろメモリ！　怒れアニヲタ！
追記・修正の時は来た　ゴーゴーゴーゴー
ダイナロボ！！

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最終更新：2022年05月02日 17:17

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