ゆるキャン△

登録日:2018/03/05 (月) 22:46:11
更新日:2024/04/03 Wed 17:23:41
所要時間:約 6 分で読めます





きっと、そらでつながってる

「ゆるキャン△」は『まんがタイムきららフォワード』→『コミックFUZ』で連載中の漫画作品。
作者はあfろ。既刊14巻とアンソロジー2巻(2022年11月時点)
4コマ漫画ではなく普通の漫画作品である。
ちなみに題名の「△」はテントを表しており、読むときは発音しない。

△概要

アウトドアを題材にしており、女子高校生たちがキャンプをしたり日常生活を送ったりする様子をゆるゆると描く作品。
アウトドアはお金のかかる趣味であるが、作中には日常系アニメによくいる「お嬢様キャラ」は登場せず、
女子高生たちがそれぞれ別のアルバイトをしながら、背伸びしすぎない等身大のキャンプを楽しむ様子が描かれている。
またこの手の漫画、アニメは「一人でやるよりも皆でやった方が楽しい」という結論になりがちだが
この作品に関しては「皆でやるのも楽しいが、一人もまた別の楽しみがある」というぼっち旅も肯定した書き方がなされている。
故に、常に主要メンバーが一緒にキャンプしているわけではなく、その都度組み合わせは様々である。
これらを含めて、2020年代以降のソロキャンプブームの火付け役となった作品であるのは間違いないだろう。

一方で、作中で披露されるキャンプやアウトドア等の知識についてはかなり本格的に描かれており、
作中で登場するキャンプ場や観光地もちゃんと実在するものである。
(実際に現地で撮影している実写版を除いて、キャンプ場などの施設名は変名化しているが)*1
舞台は山梨県を中心に富士山の景色に恵まれた地域やその周辺の長野県など。
また、作者は本作の執筆にあたりかなり本格的なリサーチを行なっており、
取材先の風景などもかなりきっちりと描かれている。

本編とは別に、本編の幕間を描いた「へやキャン△」という番外編もある。
こちらは作者の得意とするシュール&ナンセンスなネタが非常に多い。ここで抑圧を発散させることで本編をまともにしているという説もある。

また、山梨周辺の観光をテーマにした作者の別作品『mono』では、主人公達が「女子高生がキャンプをする漫画」の聖地巡礼をするというセルフパロディが行われた回がある。

2018年1月よりアニメ化。製作はC-Station。
監督の京極義昭氏は本作が監督としての初仕事。また作中BGMはけものフレンズも手がけた立山秋航氏によるもの。
監督をはじめとするスタッフはキャンプ地を実際に訪れ、キャンプを一通り体験するというロケハンを数回にわたって行なったらしい。
2020年1月にはショートアニメの『へやキャン△』が放送、さらに同時期にテレビ東京系列で実写ドラマが放送された。
漫画の実写化ということで心配されていたが放映されてみるとこれが好評。
細かいところにまで原作愛に塗れている上、実写ならではの作画風景の美麗さが評価された。
2021年には1月にアニメ、4月頃に実写ドラマの第2期がそれぞれ放送される。
そして2022年には約10年後を舞台とした劇場版が放映された。…が扱い的にはパラレルワールドに近い。
2022年11月22日にアニメ第3期の制作が発表された。


△ストーリー

これは、ある冬の日の物語。
静岡から山梨に引っ越してきた女子高校生・なでしこは、“千円札の絵にもなっている富士山”を見るために自転車を走らせて本栖湖まで行ったものの、
あいにく天気はくもり空。
富士山も望めず、疲れ果てたなでしこはその場で眠りこけてしまう。

目覚めてみるとすっかり夜。初めての場所で、帰り道もわからない。
心細さに怯えるなでしこを救ったのは、1人キャンプ好きの女の子・リンだった。
冷えた身体を温めるために焚き火にあたる2人。
ぱちぱちと薪の爆ぜる音が、湖畔の静寂に沁み込んでいく。

焚き火を囲み、カレーめんをすすりながら会話するなでしことリン。
やがて2人が待ちに待った瞬間が訪れる。

「見えた……ふじさん……」

なでしことリン、2人の出会いから始まるアウトドア系ガールズストーリー。



△登場人物

主要人物

主要人物は5人だが、絶えず5人で行動したりキャンプしたりしているわけではなく、
集団キャンプとソロキャンプの双方が描かれており、一人旅の描写も多い。
しかし、キャンプに行かなかったメンバーもSNSでのやり取りという形でストーリーに関わってくる。
5人の学年は高1→作中で進級し高2 *2

各務原なでしこ
声 - 花守ゆみり
演 ‐ 大原優乃
本作の主人公の一人。
静岡の浜松から山梨に引っ越してきた。
いつも明るく前向きで無邪気な性格。
行動力があり、興味を持ったものに向かって突っ走っていく姿をあおいや千明からは「っぽい」とよく言われている。
一方で天真爛漫そうに見えながらもちゃんと相手に気を使うような一面もある。

リンに助けられたことをキッカケにアウトドアとキャンプにのめり込んでいき、転校初日に野外活動サークル(野クル)に参加した。
食べることが大好きで、しょっちゅう何かを食べている大食漢
料理上手でもあり、キャンプでの食事は主に彼女が担当している。
旺盛な食欲故に中学の時には太っていたが、しびれを切らした姉の指導により、浜名湖を自転車で毎日一周するというかなりハードなダイエットを行った。
それ故か人並みはずれた体力があり、他のキャラがバテるような状況でも彼女だけは大丈夫であることもしばしばある。

冬休み明けから、キャンプの資金繰りのために蕎麦屋でバイトを始めた。
苦手なものは夜道と怪談。

ピンク色の髪色に底知れない食欲などの共通点から、一部ファンからは某ゲームの主人公ピンクの悪魔擬人化などと言われているとかいないとか。
作者の別作品である「mono」でもゲスト出演しており、3人一組でメガ盛り料理を撮影&完食して回るラリーに両親と参加。
本職のフードファイターを抑えて大会最速記録でゴールしていた。*3

+ 劇場版ネタバレ
東京都昭島市にあるキャンプ品ショップに就職。
相変わらずの天真爛漫さは店長にも気に入られており、また休日は自転車旅をしたりと5人の中では一番充実しているように見えるが、それでも彼女も「大人になる辛さ」を感じているところはある。
コミックス1巻のオマケ4コマでは「キャンプにすぐに飽きる(意訳)」といじられていたが、それに対して「あ!飽きないよ!」と言ったのを有言実行しただけでなくメンバーで一番キャンプにハマっており、一人暮らしの部屋はハンモックやキャンプ用品まみれ。
更にアウトドア全般にも興味を持っており、アイゼンが必要な程の雪山登山やカヌーなどにも挑戦している。

予告編では重機を操っているが、その詳細は思い立って一週間ほどで免許を取ったからである。行動力の化身…。


志摩リン
声 - 東山奈央
演 ‐ 福原遥
本作の主人公の一人。
お尻を覆い隠すほど伸ばした髪を頭の上でシニヨンに結っている(通称・山梨銘菓しまりんだんご)。ジト目が特徴。
コミュ障というほどではないが、人付き合いが少し苦手でなかなか素直になれない。ちょっとボソボソ喋る。
クールな性格をしているが、ノリのいいところもあり、なでしこや斉藤にツッコミを入れることもある。
学校では図書委員で、放課後はいつも図書室の窓口で本を読んでいる。
キャンプ中もよく本を読んでおり、書店でアルバイトをしている。

アウトドア好きの祖父の影響で中学生の頃からキャンプを行なっており、主要人物の中では一番経験が豊富。
静かに一人で過ごすキャンプを好んでおり、なでしこと出会うまでは他の人と一緒のキャンプには行ったことがなかった。
それ故に千明からは「ソロキャンガール」とも呼ばれている。
一方でなでしこと出会ってからは、なでしこを始めとした他の人間と出かけるようにもなってきており、一人以外のキャンプも悪くないと思い始めている。
喋り方も祖父の影響を受けており少し古く男っぽい。

物語の途中で原付の免許を取得してからは、原付で一人旅をすることが増えており、
アニメ放映中に彼女の乗っている物と同じ型式のバイク(ヤマハ・ビーノ)が一時期品切れになった。
ちなみに乗ってる原付は父からのお下がり。
身長が低く(145cmより少し低い)、なでしこからは当初年下、小学生くらいと思われていた。

+ 劇場版ネタバレ
大人になったら名古屋市に移住し地方紙を出版する「しゃちほこ出版」に就職。
妻子持ちのあfろアフロの髪型が特徴的な先輩「刈谷」や、一見厳しい言動を取りがち*4ながらも部下思いの編集長らと同僚には恵まれているが、持っていった企画が通らなかったり満員電車に揺られたりと、なかなかうまく行かない様子。(表情はギャグめいているが)
また根が真面目かつ仕事熱心過ぎて誰よりも早く来て誰よりも遅く帰るという状態であり、その事で心に来る視聴者も多かった。
しかし趣味を全くしていないわけではなく、祖父から受け継いだバイクに乗ってツーリングをしているらしい。
お団子ヘアーはやめて身長は145cmまで伸び、大型バイクに乗るためか足がかなり長くなっている。

かつての面々とは連絡は取り合っているものの、最後に直接会ったのが3年前と少し疎遠になっていたが…。


大垣千明
声 - 原紗友里
演 ‐ 田辺桃子
野外活動サークル (野クル)の部長。
キャンプがしたいと思い、4月にあおいとともに野クルを結成した。
メガネをかけており、髪形はツインテールにベリーショートの前髪だったが、現在は前髪ロングで、後ろ髪は短く切っている。
キャンプの資金繰りのために酒屋でバイトをしている。
テスト勉強はテストの前日にやる前日にならないと尻に火がつかないタイプ。
テスト前に鳥羽先生に警告されるくらいには危険信号がついてるようで成績もギリギリとのこと。
テストの結果で86点取ってたから地頭が悪いというよりは日々やるのはめんどくさがるタイプのようだ。

明るく快活な性格だが、オーバーテンションで人に絡むことが多く、それゆえリンには少し苦手意識を持たれている。
何かと人にあだ名をつけたがるクセがあり、リンはしぶりん「しまりん*5」というゆるキャラの様な呼ばれ方をしている。
なでしこと同じくらいかそれ以上の行動派で決断力もあり、野クルの活動の多くは彼女の持ち込み企画。
そのガサツそうな印象とは裏腹に気が利く一面があり風邪をひいたなでしこの見舞いに行く・あおいとなでしこの誕生日プレゼントについてリンと恵那に相談するなど面倒見のいい一面もある。
またキャンプ場までの道に難渋してたリンに通行のアドバイスをしたりと機転も効くところを見せている。
猪突猛進の気はあるが、予算の少ない野クル部長として金銭面は割とシビアな面もあり、高級なキャンプグッズをポチろうとすると鼻血が出る体質。
興味を持った事には積極的に挑戦する性質であり、作中では自作ソーセージ作りやオリジナルのノンアルコールカクテル作り等に手を出している。

+ 劇場版ネタバレ
東京のイベント会社に就職していたが「辞めた」らしく地元山梨に戻り観光推進機構にUターン就職した。
一見高校時代となんらかわらないテンションの高さであるが、おそらくキャラクターの中で一番「大人としての責任を果たそうと」している。
それはそれとしてかなりの酒好きであり「二代目ぐび姉」の称号を得てしまった。
映画の事の始まりも彼女がリンを居酒屋に誘ったのが最初である。



犬山あおい
声 - 豊崎愛生
演 ‐ 箭内夢菜
野クルのメンバー。
千明とは中学生の頃からの仲で、千明の誘いを受けて野クルを結成した。
千明からは「イヌ子」と呼ばれている。
関西弁で喋り、八重歯と帽子を貫通する太眉が特徴。
また、主要人物の中では胸が一番大きいアニメ第1期・第5話はファンの見所
なお、実写ドラマではその胸をなでしこに奪われた代わりに5人の中で身長が一番高くなった。
キャンプの資金繰りのためにスーパーでバイトをしている。

おっとりとした性格で何かと突っ走りがちななでしこと千明の抑え役であり、陰のリーダー的存在。
一方でホラ話をするのが好きという一面もあり、ある事無い事を吹き込んでは千明となでしこをからかっている。「ウソやでぇ~」。
ホラ話をする時には目が泳ぐ。
ちなみに主要人物の中では一番勉強ができる。
進級後は貰い物のロードバイクを新たな「足」にしている。

なお、名前は元々は漢字で「葵」になる予定だったが、
土壇場で祖母がひらがなに直したことにより今の名前に落ち着いたらしい。
その理由は苗字とつなげてみればわかるかと……犬山葵

+ 劇場版ネタバレ
なんと小学校の教師になっており、児童たちからは犬山先生…ではなく「あおいちゃん」と呼ばれるほど慕われている。
しかし彼女が配属となった学校は廃校が決まっており、更にメンバーには全く明かしていない。(同じ教師と言う事か鳥羽先生は知っていた)
そういう意味で一番シリアスな状態であり、ホラ吹きもほぼしない。

そんな彼女が唯一「嘘やでー」と言うシーンは劇場版屈指の名場面と言えるだろう。
あの顔をすることもない…と思いきや?


斉藤恵那
声 - 高橋李依
演 ‐ 志田彩良
リンの友人。
なでしこに出会う前のリンが気を使わずに会話する事のできた数少ない人物。
黒髪ショートの中性的な容姿をしている。
帰宅部だがリンを通じて野クルメンバーとも関わりを持つようになり、野クルのキャンプにもちょくちょく参加するようになった。

マイペースな自由人だが、世話焼きな性格でもあり、人付き合いが若干苦手なリンのフォロー役でさりげなく彼女にアドバイスをしている。
なかなか素直になれないリンの事を茶化すことも。
愛犬家で、ちくわという名前のチワワを飼っており、よく連れ歩いたり話題にしたりしている他、野クルとのキャンプに連れて行ったこともある。
裕福な家庭なのか親が甘々なのかは不明だが、初キャンプに向けて野クルメンバーを驚愕させる金額のキャンプグッズを購入している。

他人の背後に忍び寄って髪型を奇抜なアレンジに変えるというイタズラが好きで、ファンからは同時期に放送されているアニメのタイトルとかけて「からかい上手の斉藤さん」と呼ばれたりもしている。

ちなみに彼女だけ名字が地名じゃないのは当初メインキャラにするつもりがなかったから。
その代わりか名前が地名となっている。(岐阜県『恵那』市)
+ 劇場版ネタバレ
犬好きかつリンの髪の毛いじりの経験手先の器用さを活かして、横浜のペットサロンでトリマーとして働いている。
彼女もなでしこと同じく仕事に関してうまく行ってない描写は成されていないが、年を取り「おじいちゃん」となったちくわと刻一刻と迫る「その時」が暗示されている。
とはいえ映画内ではそのちくわは久しぶりにメンバーと出会えたこともあったのか、まだまだ元気な姿を見せている。

またアニメで登場しなかった父親も登場する。彼氏等と勘違いする視聴者も多かった。

中津川メイ
声 - 天野心愛
進級後に登場したなでしこ達の後輩。
頭頂部に付けたリボンが特徴。

当初は高校でこれと言ってやりたい事がなかったため帰宅部志望だったが、自転車がパンクして立ち往生していたところにたまたまロードバイクで通りすがったあおいに助けられた事をきっかけにロードバイクに興味を持つ。
しかし体験入部した自転車部は県内でも上位に入る強豪だったため練習にまったくついていけず、再会したあおいの紹介で晴れて4人目の野クルメンバーとなった。

その他の登場人物

△各務原桜
声 - 井上麻里奈
演 ‐ 柳ゆり菜
なでしこの姉。大学生。
自動車の免許を持っており、なでしこをキャンプ場に送ったり車中泊に付き合ったりと面倒をよく見ており、なでしこからは慕われている。
なでしことは違い表情が顔に出ないタイプで何を考えているのかがわかりにくく、各務原家の他の3人が表情豊かなのに対して彼女のみクールな顔という事も多い。
ただし妹同様食いしん坊でグルメな部分は見え隠れしている。
ドライヴ好きで度々一人旅をしていることからリンとはウマが合う。
愛車は日産・ラシーンのカスタム仕様車*6
実写版では忠実に再現されたものが登場するが、これは本作のファンが所有するものを借用したもの。


鳥羽美波
声 - 伊藤静 
演 ‐ 土村芳
リンたちの在籍する本栖高校に赴任してきた新任の女性教師。担当教科は歴史。
あることがきっかけでなし崩し的に野クルの顧問になった。
親の影響や現在でも妹とも度々キャンプに行っていることからキャンプ知識は豊富。

美人で優しげな印象を与えるが、プライベートでは前後不覚になるまで深酒するのが日課。
千明のバイトしている酒屋で毎日のように大量に酒を購入しており、酒屋では「グビ姉」というあだ名で呼ばれている。
普段はいわゆる糸目だが、酒が入ると目つきが鋭くなる。
実はリンとなでしことは赴任前に妹とキャンプで一度会っているが、グビ姉状態だったため彼女が鳥羽先生だとは後日気づいた。
また学校ではかけていないが、プライベートではメガネをかけている。
愛車のモデルはイエロー×ホワイトのツートンカラーのスズキ・ハスラー(初代)。
ボーイッシュな妹「涼子」がいる。


△犬山あかり
声 - 松田利冴
演 - 西澤愛菜
あおいの妹。
姉のことはなぜか「お姉ちゃん」ではなく「あおいちゃん」と呼んでいる。
あおいを小さくしたような外見で、千明からは「チビイヌ子」と呼ばれている。
姉と同様に関西弁で喋り、姉と同じくホラ話が好き。ホラ話の際に目が泳ぐ癖も同じ。
その一方で子供らしく純粋な面もあり姉のホラ話を真に受けてしまうことも。
なおアニメ版の担当声優は双子である。
+ 劇場版ネタバレ
あの天真爛漫な「ちび」も立派な大学生となり、美大に進学。
また姉そっくりだった髪の毛をバッサリと切り落とし、どこか少年っぽさを感じさせる風貌となった。中身は余り変わってないが。
お酒も嗜んでいる事から20歳は過ぎているらしい。

「姉の高校の教師」であるはずの鳥羽姉妹と妙に仲良く、また涼子と席を囲んでお酒を飲んでいる事から「お酒と男性っぽい風貌はこの姉妹の影響か」と推測されるが、定かにはなってない。


△土岐綾乃
声 - 黒沢ともよ
演 - 石井杏奈
なでしこの幼馴染で、浜松在住。
なでしこが山梨へ引っ越す前を知る人物。
リンと同じく原付乗りで車種はホンダ・エイプ100。
後にリンと原付旅を行なったが、流石にリンほど長距離の旅には慣れておらず疲れ切ってしまった。
アニメ版およびドラマ版では第2期より登場。
+ 劇場版ネタバレ
バイク好きが講じてバイク整備店に就職。
この事が縁でリンともしょっちゅう会ってるらしい。


△リンの母(志摩咲)
声 - 水橋かおり
演 - 見方あゆ実
リンの母親、旧姓は新城。
年頃の娘であるリンがソロキャンできるのも父親と同じ趣味を熟知し理解している彼女あってこそである。
リンが生まれる前は彼女もバイク乗りで父・夫の渉と共にツーリングをしたこともある。
乗っていたバイクは写真が残っているものではヤマハSR、父親の影響かカフェレーサー仕様になっていた。
腕前については父親は「筋がいい」、夫は「自分より上手かった」と褒めるほどだったようである。
ただし本人にとっては父親たちが語るまで娘には教えたくなった黒歴史になっているもよう。
娘にその頃の写真をせがまれ誤魔化したが、残っている写真が今からは考えられないほどガチのバイク乗りなうえバイクに跨りサムズアップどや顔だった。


△リンの祖父(新城肇)
声 - 大塚明夫
リンの母方の祖父でリンがキャンプを始めるきっかけになった人物。オートバイで一年中旅をしている。
アニメオリジナルエピソードではキャンプ場の下見に来た千明と一度遭遇している。
あまり素振りを見せないものの孫にキャンプ道具一式を譲ったり*7、リンのバイク用のパーツが余ってると言いながら新品を買ってあげたり、
宅配で送れば済む荷物を山梨まで届けに来たり、甲府まで必要な部品調達に行くなどなど孫には甘い。
実際届けに来たのも孫とのツーリングの口実だったようで、孫とツーリング出来たことに普段の彼から考えられない満面の笑みを浮かべていた。
乗っているバイクはイギリス・トライアンフ社・スラクストンのカフェレーサー仕様。
ちなみに担当声優もハーレーに乗るバリバリのバイク乗りである。
なお、実写ドラマでは後ろ姿のみ登場し、アニメと同じ大塚が吹替を担当している。
+ 劇場版ネタバレ
高齢かつバイクをリンに譲っている事、そして出番が全くない事*8から安否が心配されていたが健在。
ラストに登場し、孫や娘夫婦と交流しているので健在である。
…のだが色んな意味で昔と変わらなかった為、今度は幽霊か何かと勘違いする視聴者が多かった模様。どれだけ疑い深いんだ。


△ナレーション
声 - 大塚明夫
アニメにて、キャンプやアウトドア等に関する様々な解説を行う。
メインキャスト達とは対照的なイケボでシュールな笑いを演出する名脇役。
声優はリンの祖父と同じ。
「マツヴォックリ」(イケボ)




△関連楽曲

アニメSEASON 1 オープニングテーマ「SHINY DAYS」
歌 : 亜咲花

J-Pop調でリズム感あふれる明るいナンバー。
オープニング映像のサビでテントが飛ぶ。
実はアニメ最終話のちょっとした伏線だったりもする。

また、シングルCD(ゆるキャン△盤)には、アニメ4話の幕間ミニドラマ(出演:なでしこ)が付いている。


アニメSEASON 1 エンディングテーマ「ふゆびより」
歌 : 佐々木恵梨

アコースティックギターが印象的な一曲。キャンプ中の冬の一夜がまったりと過ぎていくような曲である。
アニメ第3話Bパートでは、スマホから流れるラジオ番組のラストナンバーとして2番目が使用された。

ショートアニメ「へやキャン△」主題歌「The Sunshower」
歌 : 亜咲花

実写ドラマ版 オープニングテーマ「瞬きもせずに」
歌 : H△G

実写ドラマ版 エンディングテーマ「Replay」
歌 : LONGMAN
MVには福原遥も出演。

アニメSEASON 2 オープニングテーマ「Seize The Day」
歌 : 亜咲花

今回はテントは飛ばない。
映像序盤でリンが眺めているスマホの写真は、前話の名場面が写真で流れる形になっている。
シングルCD(ゆるキャン△盤)には、なでしこと綾乃によるミニドラマが付いている。

アニメSEASON 2 エンディングテーマ「はるのとなり」
歌 : 佐々木恵梨



きららファンタジア

2018年4月のイベント「野クルと北の山と初キャンプ△」より参戦(2019年1月復刻イベント)
2020年3月時点では志摩リン、各務原なでしこ、大垣千明、犬山あおい、斉藤恵那が登場している。
各キャラは基本的に異世界エトワリアにおいても原作同様の生活を送っているのだが、
そのため彼女たちは魔物が跋扈する世界にもかかわらず定期的にキャンプを行っているというカオスなことになっている。
もっとも、現実世界でも変質者や熊などの危険はあるわけで、自衛できる戦闘力を身に着けた分むしろ安全とも言えるかもしれない。*9

また、原作者は本作オリジナルキャラクターの「カルダモン」のデザインも担当。
赤色のセミロングヘアと民族調の衣装が特徴的な褐色娘。
七賢者であり普段は調停官としてエトワリア各地を回っている。
仕事内容のためか寡黙かつ冷静。しかし堅物というわけではなく仕事以外では笑ったりすることも多い。
退屈を嫌う性格でもあり、七賢者になったのも面白いものが見られると思ったからとのこと。
上記のイベントではソロキャン中のリンに遭遇し、見慣れないキャンプ道具に強い興味を示したことからそのままリンと交友を深めることとなった。
メインシナリオでは3章「さばくぐらし?」で登場。初期はここまで進めることができた。
オーダー(召喚)されたのが「がっこうぐらし」であったため捕らえた美紀や他のキャラに対してこの世界に居続けることを提案した。
余談だがボスとしてはかなりの強さを持ち3章の時点では(ゲームリリース初期はレベル上限が低いことが多い)ごり押しが通じずここで初めて敗北した人も多い。
8章でも再びボスとして立ちはだかるがこちらでも全体状態異常などの厄介な攻撃を多数持ち初見で完勝するのは難しい。

2020年1月には作者が監修した作家シナリオ「野クルと鋼鉄の咆哮」が実装された。
内容は異世界での運搬を楽にするために発明家と共にバイクを作るというもの。
なお、シナリオ中でキャンプ道具と共に武具を持ち込んで本当に魔物を狩りながらキャンプしていることが明らかとなった。
どう考えてもゆるキャン△ではなくガチキャン△である。というか実際に千明が思いっきりツッコんだ。
また作者書下ろしキャラとして発明家(プレイアブルではない)が登場した。
何気にモブを除くときらファンでは初の男性キャラである


△最後に



▲ キャンプを楽しむときは… ▲


キャンプ場や施設の
ルールを必ず守り、
火とゴミの後始末を
忘れないようにしましょう!


冬の野外は寒いので、
しっかり着込んで、
防寒しましょう ‼︎


野外活動サークル



追記・修正はキャンプ場からお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ゆるキャン△
  • まんがタイムきららフォワード
  • まんがタイムきらら
  • あfろ
  • 日常系
  • キャンプ
  • アウトドア
  • 山梨県
  • ゆるキャン
  • C-Station
  • 富士山
  • 飯テロ
  • 優しい世界
  • 18年冬アニメ
  • 実写化
  • きららファンタジア
  • 21年冬アニメ
  • 漫画
  • アニメ
  • テレビ東京
  • COMIC FUZ
  • 芳文社
  • ソロキャンプ
  • ドラマ
  • 木ドラ25
  • 20年冬ドラマ
  • 21年春ドラマ
  • 24年春アニメ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月03日 17:23

*1 実名化の例外として、千明のバイト先である「酒の川本 身延店」は本当は「河内屋」だったが、「閉店したところを観光資源として壁面を再現したもの」をロケに利用したため実写版でも同じ名前になっている。

*2 原作81話のなでしこの台詞より

*3 一応本職は「一人一皿」というハンデあり。とはいえ2時間差をつけて余裕でゴールしていたのでハンデがなくとも特に影響はなかったと思われる。

*4 というか言葉足らずの為誤解を与えがち

*5 発音が異なる。

*6 フロントグリルが黒くヘッドライトが丸目になっているほか、塗装も純正にはないアクアブルーとなっている。

*7 アニオリで描かれたが使い古しの割には非常に状態が良かった、説明書が付属していた、テント自体も初心者向けの物だったうえに新品に付属する曲がりやすいペグが入っていたことから新品を調達した可能性が濃厚である。

*8 と話し全体が少し暗い雰囲気の為

*9 リンに至っては九条カレン(きんいろモザイク)と共に賞金稼ぎをやるイベントがあるくらいに強い模様