アカメが斬る!

登録日:2011/01/25(火) 01:23:54
更新日:2018/09/03 Mon 23:09:03
所要時間:約 41 分で読めます




人が次第に朽ちゆくように

国もいずれは滅びゆく

千年栄えた帝都すらも いまや腐敗し生き地獄

人の形の魑魅魍魎が

我が物顔で跋扈する

天が裁けぬその悪を

闇の中で始末する


我等全員、殺し屋稼業




概要

月刊少年ガンガンJOKERにて連載中の漫画。キャッチコピーは「恋か、死か。」
原作はつよきす真剣で私に恋しなさい!のシナリオライター・タカヒロ。作画担当は田代哲也。
月刊ビッグガンガンでは前日譚であるスピンオフ『アカメが斬る!零』が連載中。
こちらの作画担当は『六花の勇者』のコミカライズを手がけた戸流ケイ。
既刊は本編が全15巻、零が8巻。
2015年7月現在、累計260万部を突破している。

英題はAKAME GA KILL(もしくはAKAME TO KILL)(斬るとKillを掛けあわせた見事なセンスである)

現在は月刊ビッグガンガンにて続編『ヒノワが往く!』が連載中。

あらすじ

帝国の圧政によって苦しむ村の少年剣士・タツミは、幼馴染みのサヨ・イエヤスと共に村を救うため帝都へ出稼ぎに出発する。
途中夜盗の襲撃に遭い散り散りになってしまい、たった一人で帝都に辿り着いたタツミを待ち受けていたのはレオーネの“洗礼”だった。
有り金全部を騙し取られて途方に暮れていたタツミだったが、通りすがった貴族の少女アリアに助けられ彼女の家に招かれる。
彼女の両親に軍へ士官の口添えして貰えることになり、それまではアリアの護衛を引き受ける事になったタツミ。
彼女に付き添い買い物に出かけた際、帝国の腐敗の原因が大臣であること、また最近帝都の重役や富裕層の人間を狙う恐るべき殺し屋集団がいることを知らされる。
そして、夜。
殺気を感じたタツミが飛び起きると、彼らが闇夜にいた。
殺し屋集団────── ナイトレイドが。

作風

コンセプトは「ファンタジー版必殺シリーズ」
復讐を代行する暗殺者集団「ナイトレイド」を中心に、新国家の誕生を目指す者達と国を護る者達の戦いが描かれる群像劇。
大の必殺ファンであるタカヒロ氏が手がける、中世的な世界を舞台にした血みどろダークファンタジー。
必殺シリーズを基礎としてはいるもののそれはあくまで入り口であり、内容としては「能力バトル漫画」寄りの内容になっており、回が進むにつれて複数の正義が描かれるなど少年漫画寄りになりつつある。
また、氏の得意とするパロディや明るいコメディ作風は健在なので、暗くなり過ぎず読みやすい。

1~3巻「ナイトレイド編」4~6巻「イェーガーズ編」7~9巻「教団激闘編」10~12巻「帝都動乱編」13~最終巻「千年帝国の崩壊編」
このように細かく章が分かれているのも特徴の一つ。

……と、ここまであらすじと概要だけ見れば、よくある勧善懲悪のストーリーとお思いだろう。
大まかに言えばそれも間違ってはいないだろう…いないのだが……


その作風はとにかく……………凄惨。 


吐き気を催す邪悪級の外道どもが跳梁跋扈する世界。
モブ、サブ、敵キャラだけでなく、味方のメインキャラクターも同じように容赦なく死を迎え、その死に様は過激で残虐なものも多い。
なお、少年漫画なので当然ながらはっきり細部まで描写しているわけではなくある程度ぼかされており、実際に見ると血ドロドロ的なグロはそうないのだが、かなり強烈な場面もあり、良くも悪くもインパクトは絶大。

ただし、先述の通りただ暗く鬱な作品というわけではなく、熱い王道展開もあるバトル漫画である。
メインキャラの死は遺された仲間に影響を与え、その後の戦況にも関わってくるので勿論無駄死にというわけではない。
死に様も含めて一個のキャラクターなので、死亡シーンもまたキャラの魅力や性質が表れる魅せ場となっている。

とはいえ、やはり嫌いな人には徹底的に嫌悪感を覚えられる作品の一つでもあるだろう。
尚、別誌に掲載された特別編は本作でも救いのない話のひとつとしてよく挙げられるので、興味のある方は注意の事。

アニメ版

2014年7月より全24話2クールでTVアニメ放映開始。キャッチコピーは「我等全員、殺し屋稼業。」
アニメーション制作はWHITE FOX。監督は小林智樹、シリーズ構成は上江洲誠のうたわれるものコンビ。
オープニングテーマ:前期「Skyreach」(歌:雨宮天)・後期「Liar Mask」(歌:真山りか)
エンディングテーマ:前期「こんな世界、知りたくなかった。」(歌:沢井美空)・後期「月灯り」(歌:雨宮天)

18話までは幾つかカットや追加等しつつも概ね原作通り進行。19話に半分オリジナル展開を交え、20話以降からアニメオリジナルストーリーが展開されていった。
尺の関係もあってかオリジナルに入って以降は駆け足展開となり、設定やキャラの関係性など大幅な変更もある。
原作同様主要キャラ達が余韻なくどんどん死んでいく上、死ぬ必要性があまり感じられないという指摘も多く、物語の締め方も含め賛否両論となっている。

監督によると最初にプロットを渡されており、大まかな流れはそれに沿っているらしく実際大部分が原作と共通しているが、原作者曰く「キャラの生死をはじめ、原作とアニメでは細部が異なっている」との事。
その言葉通り、アニメで死んだ人物が原作では生存していたりと相違点がそこそこ見られている。



主要登場人物

※があるキャラクターは個別記事あり

《革命軍》

◆ナイトレイド
帝都を震え上がらせている殺し屋集団。その正体は革命軍の暗殺部隊であり、悪政から民を解放するべく、帝国腐敗の根源大臣オネスト暗殺を目指す。

cv:斉藤壮馬
本作の主人公。
正義感に溢れる茶髪翠眼の熱血少年。
軍での出世を夢見て帝都にやって来るが、アリア一家の事件に巻き込まれ、ナイトレイドの一員となる。
日頃から鍛錬を怠らない努力家で、特に剣術の才能には光るものがあり、剣の達人アカメをして「将軍級の器」と言わしめている。
その純粋でひたむきな性格が琴線に触れるのか年上の女性によくモテており、ナジェンダ曰く「年上キラー」。殺し屋だけに。上手い事言ったろ?
物語序盤は未熟で甘い部分が目立つが、戦いの中で多くの出会いと別れを経て心身ともに逞しくなっていき、やがて帝国最強の双璧と渡り合うまでに成長する。
当初は帝具を所持していなかったが、後にブラートから熱い魂とともに鎧の帝具"悪鬼纏身"インクルシオを継承する。


cv:雨宮天
本作のヒロインにしてシリーズを象徴する存在。
黒髪で赤い瞳の美少女。口癖は「葬る」。
基本的に寡黙で無表情だが仲間への想いは強く、少々天然な性格。そして無類の肉好き。
傷口から呪毒を与え相手を即座に死に至らしめる日本刀型の帝具"一斬必殺"村雨の使い手で、卓越した剣術で敵を屠る。
幼い頃に妹クロメと共に帝国に売り飛ばされ、一流の暗殺者として育てられた。
その後帝国に忠実な暗殺者として暗躍していたが、徐々に帝国の闇を知っていき、やがて当時標的であったナジェンダに説得され革命軍へと離反した。
技術面、精神面ともに洗練された非常に高い実力を持ち、その戦闘力と帝具の能力からナイトレイドの切り札的存在である。


cv:田村ゆかり
本作のもうひとりのヒロイン。
使用者がピンチなほど威力を増す銃の帝具"浪漫砲台"パンプキンを使う自称「射撃の天才」。
ツインテールに纏めたピンクの髪と瞳が特徴的な小柄で華奢な少女。
勝ち気な性格でタツミとも口喧嘩が絶えないが、根は心優しく仲間想いであり、タツミのことも内心では認めているなど典型的なツンデレ気質。シェーレとは特に仲が良く姉妹の様な関係で、仕事でコンビを組むことも多い。
西の異民族とのハーフであり、周囲から差別され続けた悲惨な幼少時代を過ごした。それゆえ国交で多くの血が入り交じった「差別のない」新国家を誕生させるために戦っている。


  • レオーネ
cv:浅川悠
巨乳でグラマーなサバサバした女性で、タツミをナイトレイドへスカウトした張本人。
表稼業は"腕の良いマッサージ師"で人気もあるが、博打好きで金遣いが荒くよく複数の借金取りに追われており、タツミとの初対面の際には世間知らずの彼から金を騙し取っている。
気さくな性格でラバックと並ぶナイトレイドのムードメーカー的存在だが、殺し屋として多くの修羅場をくぐってきただけに時折シニカルな表情を浮かべる。
メンバーの中ではアカメと特に仲が良く彼女を「親友」と称しており、よく一緒にいることが多い。また、タツミとは姉弟のような関係で非常に可愛がっており、「いい男に育てば自分のものだ」と言い張っている。
ナイトレイド一の酒豪でもあり、何かしら理由をつけては酒を飲んでいる。

帝都のスラム出身であり、ある日スラムの子供を馬で踏み殺すというゲームを行っていた貴族を「気に入らない」として殺害。それ以降気に入らない悪党を叩きのめすことが癖になっていき、それを続けていた所をナイトレイドにスカウトされた。
そのため権力を悪用する大臣は彼女にとって格好の獲物であり、その手で殺す日を待ちわびている。
基本的に善人の集まりであるナイトレイドの中ではアウトローな存在で、自身を「ロクでなし」と評した上で「だからこそ世の中のドブさらいに適している」としている。

使用する帝具は"百獣王化"ライオネル。使用者を獣化させ、人間離れした身体能力と治癒力をもたらすベルト型の帝具。
戦闘スタイルは獣のごときパワーとスピード、野生の勘を駆使して相手を叩きのめすシンプルかつ豪快なもの。また大幅に強化された五感により索敵や偵察もこなす。
奥の手は脅威の治癒力"獅子は死なず(リジェネレーター)"。体を貫かれようが、裂傷を負おうがたちまち再生し、手足を切断されてもラバックのクローステールで縫合すれば元通りになる。

なお、中の人の浅川さんは連載初期の頃からタカヒロ繋がりのみならじで本作を紹介しており、「アニメ化するなら絶対に出演する」と主張していた。
(雑誌インタビューで「作品は以前から知っていた」と言っているのはこのため)


  • ブラート
cv:小西克幸
リーゼントヘアーと鍛え抜かれた肉体が特徴的な大男。
豪快かつ気さくな性格で面倒見の良い熱血漢。ハンサムを自称するなど多少ナルシストな部分もあるが、髪型のせいで怪しく見えがちなだけで実際かなりの美形でもある。
タツミの素質を高く買っており、彼の兄貴分かつ師匠的存在。戦士として多くの大切な事をタツミに学ばせるが、同時に殺し屋としての非常な現実を突きつけることも多い。
一方で男好きの疑惑もかかっており、タツミ相手に(あくまでギャグ描写だが)頬を染める場面もあった。本人は「ネタだ」とフォローしつつも強くは否定しておらず、その疑惑が解消されることはなかった。
元は帝国の軍人であり、殺し屋稼業となった今も「民のために戦う」という気持ちは変わらないが、自身の立場を理解もしており、報いを受ける覚悟は出来ている。

帝国軍時代は当時将軍だったリヴァの部下であり、彼と共に南部異民族戦線を戦い抜いた。
しかし、リヴァは多大な功績を挙げたにも関わらず大臣に賄賂を送らなかったことで更迭され、自身も妬みを買っていたことから罪人に仕立て上げられてしまう。
帝国の腐敗を痛感したブラートは帝具を使って逃亡、革命軍に身を投じることになる。
因みに軍人時代は短髪の爽やかなイケメンであり、当時の姿が描かれた手配書を見たタツミからは「史上最悪のビフォーアフター」と評されている。

軍人時代に"百人斬りのブラート"の異名を轟かせた凄腕の戦士で、鎧の帝具"悪鬼纏身"インクルシオを纏い凄まじい槍捌きで敵を屠る。
帝具無しでもパワー、スピード、技量ともに優れ、作中ではインクルシオを装着した状態であればエスデスに次ぐ戦闘力を持つとも称賛されているほか、洞察力や判断力にも優れており、インクルシオの奥の手"透明化"により潜入もこなす作中屈指の実力者。
ただし、本人曰く「タツミやアカメ同様に発展途上」であり、日々の鍛錬は欠かさない。かつての師ゲンセイと戦った際には彼から「欲を言えば限界まで強くなったお前と死合いたかった」と評されており、今なお成長し続けていることが示されている。

なお、中の人の小西さんは浅川さんと同じく連載初期の頃からタカヒロ繋がりのみならじで本作を紹介しており、「アニメ化するなら(ry
(雑誌インタビューで「第一回から読んでた」と言っているのは(ry


  • ラバック
cv:松岡禎丞
主に偵察や警備担当の明るくお調子者の少年。
大抵のことは人並み以上にやってのける天才肌で、普段は三枚目だが情に厚く仲間想いであり、決めるべき場面ではきっちり決める。
地方の大商人の四男坊として生まれ、何不自由ない生活を送っていたが、自分の地方に赴任してきた将軍時代のナジェンダに一目惚れして帝国軍に入隊。側付きの兵士にまで上り詰め、その後革命軍へと離反した彼女に付き従って現在に至る。
上記の通り一途ではあるものの思春期の欲望全開であり、アジトでは何かにつけて女湯を覗こうとし、その度に女性陣(主にレオーネ)から制裁を受けるのがお約束となっている。ただし、標的となれば女性であっても容赦はしない。
タツミとは同年代であることもあって仲が良く、一緒にいることも多い。表家業が貸本屋であることもあって秘蔵のエロ本を内緒で貸し出したりもする。
軍人時代から想いを寄せるナジェンダとの関係は、女好きな面や自身の奥手な性格から全く進展していないが、頼りになる部下としては強い信頼を寄せられている。

女運が悪く、王道を行くタツミと比較すると普段は噛ませオーラが漂っている感もあり、慎重な性格や自身の役割から正面からの戦闘を極力避けているものの、いざ戦うとなるとその実力を遺憾なく発揮。持ち前の器用さと発想の柔軟さで帝具の能力を最大限に活かし、トリッキーな戦法で相手を翻弄する。

使用する帝具は"千変万化"クローステール。強靭な糸の帝具で、東海の雲上に棲むといわれた超級危険種の体毛を素材に作られており、索敵、拘束、切断、防御と異名の通り様々な使用法が可能。
作中では他にも空中に足場を作成する、編み上げることで緩衝材にする、集束して槍や斧の様な武器として使用する等の描写がある。
また"界断糸"と呼ばれる特別な一本が存在し、上記の危険種の急所を守る剛毛で作られたこの糸は、強度、鋭さともに通常の糸を遥かに上回る。
奥の手はナジェンダ曰くエスデスすら足止め出来るらしいが、作中では未公開。


  • シェーレ
cv:能登麻美子
眼鏡をかけたおっとりしたお姉さんで、口癖は「すいません」。
のんびりした性格だが暗殺者としての腕は確かな"ナチュラルボーンキラー"。
物忘れが激しい天然ボケで、アジトでの役割を特に持っていない。そのためタツミの教育係になった際は、暗殺者育成カリキュラムに集中できた。
人の気持ちにそっと寄り添う包み込むような優しさの持ち主であり、仲間達からも慕われているが、任務の際には雰囲気が一変。柔和な表情も消え去り、自身そのものが刃物となっているような鋭い動きを見せる
マインとは相棒の様な関係にあり、よく自身の天然ボケにツッコミを入れられているが、その包容力から彼女に懐かれてもいる。

帝都の下町で育ち、何をやらせても駄目なドジっ子で、周囲からは「頭のネジが外れている」と馬鹿にされていた。
しかし、ある時ギャングの下っ端に唯一の親友が襲われた際にギャングを苦もなく殺害、さらに報復に現れた仲間をも血の海に沈めたことで"殺しの才能"に目覚め、「ネジが外れているからこそ出来ることがある、社会のゴミを掃除できる」 と確信。
それ以降、帝都で暗殺家業を営んでいた所を革命軍にスカウトされナイトレイドに加わった。
標的を仕留めることに抵抗は無いものの、自身が所詮"人殺し"であることへの意識は強く、「いくら善行を積んでも過去に背負った業は決して消えない」としている。

使用する帝具は"万物両断"エクスタス。世界のどんな物でも両断出来る切れ味と硬度を持つ巨大な鋏の帝具。その硬度ゆえに突きや薙ぎ払いといった使い方も有効で、防御にも使用可能。
攻防共に隙の無い帝具だが、鋏という形状から能力を十全に活かすには対象を挟む必要があるために取り回しが難しく、使用者の力量が問われる。
奥の手は素材となった特殊なレアメタルによる"金属発光"。眩い光で敵の意表を突く、地味ながら有用な奥の手。


  • ナジェンダ
cv:水野理紗
ナイトレイドを率いる女性リーダー。右腕の義手が特徴的な隻眼の"イケメン"。
タツミと同様に物語序盤は帝具を所持していなかったが、後に"電光石火"スサノオのマスターとなる。
厳しいが部下思いの女性で、その立場からメンバーの生死に人一倍責任を感じている。
意外と冗談を好むタイプだがギャグセンスは壊滅的で、自身の帝具であり相棒でもあるスサノオの性能をドヤ顔で語ったり、過去を語る際にはまずモテ自慢をしておくなどお茶目な一面もある。
また、ヘビースモーカーでもあり、自分以外が全員非喫煙者なので仲間を欲しがっている。
ラバックとは帝国軍時代からの長い付き合いであり、女性に対して調子の良い彼に呆れながらも強い信頼を寄せており、作戦において重要な役割を任せることも多い。

元々は帝国の将軍で、若いながらも実力派として名を馳せていたが、大臣の圧政に疑問を抱き、エスデスをはじめ嬉々として敵国や民族を虐殺している帝国軍人の有様に辟易としたことで革命軍に加わった。
マインに託したパンプキンも当時のナジェンダが愛用していた帝具だったが、革命軍合流直後にエスデスの襲撃で利き腕を失って以降使用不能に。
因みに将軍時代は長い銀髪を三つ編みにまとめており、ラバックに惚れられたりイケメンな王族から熱烈なプロポーズを受けるなど、かなりモテていた。

普段は司令官として任務の指示や作戦の立案、革命軍本部との橋渡しなどを行うが、大規模な作戦では自身も前線に赴く。
元将軍なだけあって戦闘能力は高く、主な戦闘手段はロケットパンチ。先述の襲撃でエスデスから受けた傷により本人曰く「全盛期の6割程度」らしいが、同じ将軍相手に圧勝するだけの実力はある。
知略にも優れており、エスデスにも将として一目置かれている。そのエスデス曰く「ナジェンダは熱い心でクールに戦う」とのこと。


  • チェルシー
cv:名塚佳織
物語中盤にスサノオと共にナイトレイドに加わった新メンバー。赤いリボンの付いたヘッドホンをつけ、いつも棒付きキャンディを咥えている女性。
可愛らしい見た目によらず暗殺の達人であり、アカメと同等量の仕事をこなしてきた手練。
飄々とした性格で小悪魔的な言動が多く、よくマインをからかってはその素直な反応を楽しんでいる。
壊滅した地方チームの唯一の生き残りで、再び仲間を失うことを強く恐れている。そのためナイトレイドのメンバーを想ってアドバイスをするも、本心を隠すためにからかい混じりやどこか突き放したような調子で話すために誤解を受け易い。
しかし、彼女の本心を察し、それらの言動も含めて純粋に彼女を受け入れたタツミに無意識のうちに惹かれていくようになる。

かつては極普通の無難な人生を求めて地方の役所に勤めていたが、そこの太守が人民で狩猟をすることが趣味の外道だったことや、それに対して何も出来ない自分に対して鬱屈としていた。
その折に誰も使えず放置されていた帝具を偶然見つけ出し、それを用いて太守を暗殺、治政を大幅に改善した経験を経て人生観が変わった。

使用する帝具は"変身自在"ガイアファンデーション。化粧品型の帝具で、使用者はどのような動植物にも変身することが可能であり、この能力によって標的に近づき急所を針で的確に抉る暗殺スタイルをとるほか、鳥や小動物に変身することで諜報活動もこなす。
彼女自身の戦闘力は他のメンバーと比較すると断トツで低いが、相手の気配を探る術等には長けており、演技力や咄嗟の状況における判断力も高い。鮮やかな手口で標的を確実に仕留める姿はまさに"サイレントキラー"。

因みに外見に反して年齢は20代前半だったという衝撃の事実がガイドブックで判明。
前日譚である「アカメが斬る!零」では革命軍が雇った暗殺結社"オールベルグ"の刺客として早くから登場し、一流の暗殺者である本編とは違って未だ未熟な彼女の姿を見ることが出来る。


  • スサノオ
cv:浅沼晋太郎
チェルシーと同じタイミングでナイトレイドに加わった新メンバー。
その正体はナジェンダを主とする人間の姿をした生物型帝具"電光石火"スサノオ。よってかれこれ1000歳になり、何気に作中最高齢。
要人警護用に製作されており、高い戦闘力を持つだけでなく、料理や掃除、洗濯といった家事も完璧にこなす渋いイケメン。
また、マスターの言いなりというわけではなく、自身で考えて状況を分析し意見するなど、理解力や判断力にも優れている。
主の細かい変化も見逃さないために優れた観察眼をもち、戦闘においても相手の弱点を見逃さないが、戦闘時であっても髪型や服装の乱れが気になったり敵の左右非対称な形状に気が散って攻撃を食らってしまうなど、世話係としての度を過ぎた几帳面な性格が玉に瑕。

人ではなく帝具であるため最初こそメンバーも戸惑ったが、その穏やかな性格や面倒見の良さからすぐに打ち解け、「スーさん」の愛称で皆に慕われるようになる。
タツミの修行にもよく付き合い、彼に戦闘において相手の弱点を突くことの重要性を説いた。また、ナジェンダの相棒であるとしてラバックからは対抗心と警戒心を抱かれていたが、あることから意気投合する。

ナイトレイドのメンバーの中でも屈指の実力を誇り、無数の回転刃がついた長柄の槌を扱い敵を粉砕する。
また生物型の帝具である為、コアが破壊されない限り何度ダメージを受けても再生が可能で、毒等の特殊な攻撃も無効化する。

奥の手は狂化、"禍魂顕現"。
3回この機能を使えば主人を確実に殺す、と言われる程に主人の生命力を奪い取る代わりに、問答無用の攻撃力を誇る剣撃"天叢雲剣"、飛び道具を完全反射する"八咫鏡"、スピードと打撃力を一時的に向上させる"八尺瓊勾玉"といった三つの特殊な技を扱える驚異的な戦闘力を誇る姿に変身する。
その力は、生半可な攻撃では傷一つ付けることの出来ない超級危険種を単独で容易く撃破してのける程。




《帝国》

◆イェーガーズ
帝国に設立された帝具使いのみで構成された特殊警察。ナイトレイドを帝国に仇をなす悪と位置づけ、その殲滅を目指す。

  • エスデス
cv:明坂聡美
特殊警察イェーガーズの隊長を務める美しくも残酷な女将軍。
帝国最年少の将軍でありながら最強と謳われる実力を持ち、帝都を守護するブドー大将軍と双璧を成す存在。彼女自身が率いる部隊も帝国最強の攻撃力を誇るとされている。
この世は弱肉強食、強者が弱者を蹂躙するのは当然であるという思想の持ち主であり、趣味は狩りと拷問というサディスト精神の塊のような人物。
戦争や殺戮に快楽を感じる戦闘狂でもあり、戦いに勝利して蹂躙することこそが生き甲斐であり全てと考えている。
一方でペットと称する部下に対しては心理面、経済面をしっかりケアするなど面倒見が良く、その圧倒的な強さと美貌、カリスマ性から彼女に心酔している者も少なくない。
ただし、これらの行動は部下が自分に心服することで自軍の統率力や戦闘力が増強されることを理解しているからこそであり、優秀な部下の死に対しても惜しむことこそあれ、悲しむことは決してない。
大臣とは自身の欲望に忠実な物同士認め合い、互いの利害が一致することから良好な関係を築いており、彼と並ぶ本作における吐き気を催す邪悪筆頭と言える。

"恋をしたい"という今までにない感情を抱き始め自分でも戸惑っていたが、武闘大会に出場したタツミの無垢な笑顔と極めて高い素質に一目惚れ。以後彼を一途に想うようになり、普段の姿とは異なる年頃の女性らしい一面を見せるようになる。
しかし、その愛情は支配欲が大半を占める歪んだものであり、自身の思想を改める気は一切なく、民のために戦うタツミの信念も否定した。
当初は説得を試みたタツミもエスデスとは相容れないことを理解し決別、嫌悪感すら抱いているが、彼女自身は何ら気にすることなく彼を求め続けている。その姿はもはやタチの悪いストーカー以外の何者でもない。

北の辺境で危険種を狩猟して暮らしていたパルタス族の出身。幼い頃から弱肉強食の理論で回る世界で育ってきたが、彼女の場合は生物を傷つける行為に先天的に順応しており、父親からも「何かが欠落している」と称されていた。
その後、一人で狩りに出かけている間に北の異民族の襲撃によりパルタス族が全滅、尊敬する父親も目の前で息を引き取ったが、「弱肉強食の理論のもと弱かったから死んだ」と割り切り、悲しむことはなかった。
以降一人でその地方の危険種を狩り続けていたが、獲物を粗方狩り尽くしたことで帝国に仕官、狩りの対象を危険種から人間に移すことになる。

剣術や体術だけでも他者を寄せ付けない圧倒的な実力を誇るが、彼女の真価はその帝具の能力にある。
使用する帝具は"魔神顕現"デモンズエキス。伝説の魔物の生血であり、少量でも飲んだ者を湧き上がる殺戮衝動で狂死させてきたこの帝具を飲み乾した上で制御しきった結果、氷を操る能力を有している。
十数メートルを優に超える氷塊で敵を押し潰す、数百発の氷のミサイルを瞬時に形成し射出する、大河や要塞都市全体を凍結させる等その力は凄まじく、タツミ曰く「スケールがひとまわり違う」。
奥の手は"摩訶鉢特摩(マカハドマ)"。一日一回、短時間限定ながら時空を凍結させる大技であり、タツミを二度と逃がさないため、そして敵を確実に仕留めるために本来存在しないものを独自に編み出した。
また、最新巻では対"軍"仕様の第二の奥の手を開発中らしいことが明かされた。いい加減にしろよタカヒロ!


cv:細谷佳正
本作の裏主人公。
エスデス率いる特殊警察イェーガーズの一員である青年で、作中に登場する帝国軍人の数少ない良心の一人。
元は帝国海軍所属であり、かなり田舎から急に帝都に転属になったため、帝国の闇や帝都の腐敗ぶりについても余り知らなかった。 セリューの言動やワイルドハントの暴虐から徐々にそれについては把握していくが、海軍時代の恩師の言葉から帝国軍人として生き抜くことを強く決意している。
使用する帝具は"修羅化身"グランシャリオ


  • クロメ
cv:大橋彩香
本作の裏ヒロイン。
セーラー服を着た黒髪で黒い瞳の美少女。アカメの妹であり、ともに暗殺部隊出身。
姉と同じく普段は無表情で何を考えているのか分かりにくいが、コロと猫じゃらしで遊ぶなどお茶目なところもあり、ふとした時に見せる自然な笑顔は年頃の少女と何ら変わらない。
いつもお菓子を食べており、決して人に譲ろうとはしないが、食い意地が張っているわけではなくある理由がある。

幼少期に帝国に売られ、暗殺者の養成施設に放り込まれたところまではアカメと同じだが、試験において優秀な成績を納めて精鋭部隊に配属された姉とは違い、肉体を強化する劇薬によって能力の底上げを図る部隊に配属された。
最愛の姉と引き離されて劇薬の実験台にされ、暗殺者としての過酷な訓練や任務の中で周りの親しい人物が悉く死んでいった結果、精神が完全に病んでしまっている。

上記の菓子にはこの劇薬が練り込まれており、クロメが決して他人に菓子を与えないようにしているのはこのため。
摂取を止めれば体が苦しくなって戦闘不能になるために止めることはできず、かといって摂取し続けると体への負担も増大し続けるという悪循環に陥っている。
ただし、身体能力は大きく上昇しており、遥か遠くからの狙撃を察知して回避するなど常人を超える反応を見せ、さらに肉体強度も頚椎を損傷しても死なない程に強化されている。
この身体能力と自身の戦闘技術、帝具の性能が合わさることで一時は圧倒的な殲滅力を見せた。

使用する帝具は"死者行軍"八房。日本刀型の帝具で、 斬り殺した生物の死体を刀の呪いで"骸人形"とし、最大8体までを自在に操ることが出来る。
骸人形は生前と同じ能力を保持しており、場合によっては帝具や臣具の使用も可能なほか、死者である為に痛みも感じず、肉体を行動不能なまでに粉砕しない限りは活動し続ける。
また、癖や強い念なども生前のまま残ることがある。

帝国を裏切り革命軍へと身を投じたアカメに対しては愛憎入り交じった複雑な感情を抱いており、「八房で殺すことで自身のコレクションに加え、ずっと一緒にいる」という歪んだ願いを持っている。

イェーガーズ入隊直後はどこか孤独な影を纏っていたが、チームの仲間と交流を通じてより人間らしい感情を見せるようになる。
特にウェイブに対しては当初は頼りないと侮っていたものの、彼の真っ直ぐな心根や逞しさに段々と惹かれていくようになり、ランもそんなクロメに暖かい眼差しを向けていたが……。


cv:花澤香菜
帝都警備隊に所属する女性隊員。
可憐で親切な女性だが、同じく警備隊員であった父親が凶賊との戦闘で殉職しており、その生い立ちから異常なほど"正義"に傾倒し、"悪を裁く"ことを無上の悦びとしている。
使用する帝具は"魔獣変化"ヘカトンケイルで、愛称は"コロ"。犬の姿をした生物型の帝具で、戦闘時には巨大化して敵を捕食する。
自身もトンファガンを使用して戦闘を行うほか、Dr.スタイリッシュによる人体改造で両腕と口に銃が仕込まれている。
ナイトレイドとの交戦で両腕を失って以降は、Dr.スタイリッシュが製作した兵器"十王の裁き"を義手の代わりに換装して戦う。


cv:竹本英史
拘束衣とマスクで身を固める、筋骨隆々とした男。
不気味な見た目に反して性格は心優しく真面目で、イェーガーズきっての常識人。メンバー中唯一の既婚者で、美しい妻と可愛い娘がいる。
元焼却部隊所属で、たとえ辛い任務であっても「誰かがやらなければいけない」という揺るがない信念を持って行動している。
任務とはいえ多くの人を焼き殺してきたとして報いを受ける覚悟は出来ているが、自身の帰りを待つ妻子のために絶対に生き延びるという強い想いを抱いてもいる。
使用する帝具は"煉獄招致"ルビカンテ。対象を焼き尽くすまで決して消えない炎を放つ火炎放射器型の帝具。
常人の数倍はある危険種を振り回すなど強靭な肉体の持ち主でもあり、組み技のような格闘も得意としている。


  • ラン
cv:間島淳司
神秘的な雰囲気の金髪の美青年。
物腰が柔らかく、常に冷静な論理的な思考力の持ち主。イェーガーズの中ではエスデスの副官的存在であり、同僚からも一目置かれている。
人格者ではあるが、帝具を入手するために女性をたらしこむなど、目的のためには手段を選ばない一面もある。
文官出身であるため戦闘は得意な方ではなく、帝具を活かした偵察や索敵を主な任務としている。

かつては帝都付近の治安に評判のあった小さな村で教師をしていたが、自身が留守の間に教え子達を何者かに惨殺され、さらに治安体制の評判が下がらないようにと事件は隠蔽されてしまう。
この事件を期に腐敗した国を内側から変えることを決意、権力を得るために手柄を立て出世することを目的としてイェーガーズに入隊した。
国の現体制を変えるというその目的から、エスデスを慕う他のメンバーとは違った目線で彼女を捉え、一歩引いた立場から接している。
また、元教師ということもあってウェイブとクロメのことをよく気に掛けており、特にウェイブにはその真っ直ぐさをいつまでも失わないで欲しいと思っている。

使用する帝具は"万里飛翔"マスティマ。背中に装備した一対の円盤から翼を形成し、高速飛行やホバリングを可能とする。ただし、長時間に渡る飛行は不可能。
翼による薙ぎ払いや、羽根を射出することで相手を攻撃する。上空からの一方的な攻撃が可能だが、パンプキンのような遠距離武器とは相性が悪い。
奥の手は"神の羽根"。円盤パーツを分解、出力を上げることで光の翼を形成し、相手の攻撃を反射する。


  • Dr.スタイリッシュ
cv:成田剣
人体実験を好むオカマの医師、科学者。
天才的な頭脳の持ち主であり、その技術力はオーバーテクノロジーの域に達しているが、どこまでも自己中心的な性格。他人のことは基本的に実験材料だと考えており、帝具を使用して人体実験や兵器、毒薬の開発に勤しんでいる。
見た目や第一印象など"スタイリッシュ"であることに並ならぬこだわりがあるが、他人には殆ど理解不能。
エスデスの強さ、残酷さに魅了され崇拝しているが、恋する姿はいただけないと思っている。
現代では製造不可能とされている帝具と同等の武具を造るのが夢。セリューに与えた兵器"十王の裁き"も帝具を研究する過程で作られたものであり、基本技術が中世レベルの本作において、近代兵器並みの性能・威力を誇っている。
また、皇帝の一族に伝わる"至高の帝具"についても何らかの情報を持っていると思われる発言がある。

使用する帝具は"神ノ御手"パーフェクター。手先の精密動作性を常人の数百倍にまで引き上げる手甲型の帝具で、緻密な作業に威力を発揮する。実験や医療行為、武器製造、薬剤の調合と幅広い用途が可能な応用性の高い帝具。

あくまで学者であるため自身の戦闘能力は皆無だが、手術によって身体能力、耐久力を強化した私兵を率いており、麻痺毒等の薬物の使用も得意とする。
この強化兵による軍団を"チーム・スタイリッシュ"と名付け、軍団内での役割を将棋に例えている。セリューもこの軍団の一員であり、彼女には"香車"の役割を与えている。
強化兵は罪の減刑と引き替えに強化手術を受ける契約をした元罪人であり、スタイリッシュを自分達を救ってくれた恩人として慕っている。
スタイリッシュ自身も兵士達の前では部下思いの良きリーダーを装っているが、内心では彼等を替えのきく実験体としか考えておらず、体内に爆弾を仕込んで使い捨てることも厭わない。



◆帝都
千年の繁栄を謳歌してきた帝国の首都。皇帝を頂点に、政治を司る政府と軍事を司る軍部から成る統治機構が置かれており、政府・軍部それぞれの最高位にはオネスト大臣とブドー大将軍が就いている。

  • 皇帝
cv:大地葉
大臣の助言で政治を執り行なう帝国の最高指導者。本名不詳。
国家の安定と平和を願う心優しい少年だが、自身を帝位につけたオネスト大臣に強い信頼を寄せており、国政では大臣の傀儡と化してしまっている。
カリスマ性の片鱗らしきものは既に備わっており、ちゃんとした摂政でもつけば名君足りえただろうが、そもそも自身が何を命令しているかもまだしっかり理解しておらず、オネスト大臣に囲われたのが運の尽き。
結局のところは暴君である。


  • オネスト大臣
cv:石井康嗣
始終何かを食べている巨漢の大臣。
帝国の実質的な最高権力者で、ナイトレイドの最終的な標的であり、この作品の吐き気を催す邪悪筆頭。
国民の苦しみを顧みずに皇帝を操って暴虐の限りを尽くしており、己の欲を好きなだけ満たす痛快さを心の底から楽しんでいる。その生き方はまさに欲望の権化そのもの。
相当の切れ者でもあり、反対勢力は謀略によって悉く粛清。後継者争いに乗じて今の皇帝を帝位につけたのも彼である。エスデスともお互いの欲望のための利害の一致から、ギブアンドテイクな良好な関係を築いている。
因みに高血圧、高脂肪に見えるが、体の方はいたって健康らしい。
革命軍が恐るべき戦力に育ち、ブドー大将軍にまで目をつけられて傍目には完璧に詰んでいるが、どうやら皇帝の一族に伝わる"至高の帝具"を実質的に私物化しているようで、それを恃みにしている。

なお、大ボスクラスのキャラは軒並み原作の方がスペックが高くなっており大臣もその一人であるが、
アニメでは典型的な倒されるためにいるような悪役の扱いでコミカルな面が強調されていたが
原作では様々な面で用意周到であり、思考や思惑についても底知れないものを持っている。
というか、処刑場でタツミが覚醒できなかったアニメで大臣が原作と同じスペックだったらそれだけで革命の難易度はほぼ無理ゲーに跳ね上がるレベル。(他の大ボスにも言えるが)
なにせ、原作の大臣は処刑場にて二大将軍がナイトレイドを始末し損ねるような事があっても『確実に一人は始末できる』ようにインクルシオに小細工を施したり、
革命軍との決戦の時のために至高の帝具に奥の手を備え付けた上に至高の帝具の奥の手発動前にもしも自分が死ぬような事があったら『奥の手を強制的に発動する』ように仕込んだりなど万一の事態に対して(それも自分が死んだ場合すら考慮して)徹底的に仕込みを入れるような奴である。

さらには身体能力及び戦闘能力もアニメ版とは比べ物にならないほど高く、
アニメでは帝具を破壊され瀕死の重傷を負ったレオーネに反撃されてそのままボコボコにやられてしまうレベルだが、
原作では素の身体能力で獣化してるレオーネが投げた槍を片手で止めてしまう上、終始レオーネを圧倒してしまうほどになっている。

最も、その最期もアニメとは比べ物にならない程に外道に相応しい末路となったが。

  • ブドー大将軍
cv:郷田ほづみ
帝国軍最上位の大将軍であり、君主警護の役割を持つ精鋭軍団・近衛兵を指揮する防衛の要。ギンガの光は探していない。
帝国と皇帝に固い忠誠を誓っており、「武官は政治に口を出すべからず」という大将軍の家系代々の教えを守り職務を全うしている。
しかし、近年は腐敗した強権政治による国内の混乱が目に余るため、革命軍を殲滅した後には国家の安泰を乱す歪みを断つことを大臣その人に宣言、要は宣戦布告をしてもいる。
普段は練兵場にて自身と共に配下の近衛兵を鍛えているほか、近衛隊長としてその絶対的な力で宮殿内を守護しており、わずかな争いも見逃さない。
規律には厳しく国家に仇なす者には容赦がないが、その分公平な性格でもあり、大臣の息子であるシュラであろうと処断する気概を見せ、反逆者であるナイトレイドに対してもその気骨は認めている。

公式ガイドブックにて"帝国最強の将軍"と紹介されているだけあり、自身の格闘能力に帝具の能力が加わることで凄まじい戦闘力を誇る。その強さは奥の手を抜きにすればエスデスすら凌駕し得るほど。
長らく実戦から離れていたために全盛期に比べると多少衰えている部分もあるが、その実力は武官の頂点に恥じないものであり、「このオッサンがエスデスと同格とか嘘だろ」「どうせ成長したタツミのかませ」という大半の読者の予想をいい意味で裏切った。
また、彼の指揮する近衛兵も高い統率力と戦闘力を誇っており、作中ではエスデス軍と唯一互角に戦える部隊であると評されている。

使用する帝具は"雷神憤怒"アドラメレク。両腕に装備する籠手型のパイルバンカーで、非常に高い打撃力と防御力を併せ持ち、攻防共に隙がない。
しかし、その真価は雷を操る能力にあり、上空から放たれる無数の雷撃や全方位への放電、大地を抉る電磁砲、さらにそれら全てに麻痺効果が付与されており、"雷神"の名を冠するに相応しい力を有している。
おまけに高速飛行が可能であり、危険種で空に離脱した敵を自身も飛行して追撃するという作中屈指のデタラメっぷりを発揮した。ただでさえ火力の低いマスティマの立場が……。
奥の手は"ソリッドシューター"。轟雷を収束して放つ荷電粒子砲であり、作中最高クラスの火力を誇る。



◆ワイルドハント
殉職者の相次ぐイェーガーズに代わって組織された秘密警察。隊長であるシュラが世界中でスカウトしてきた人物で構成されている。
終盤にオリジナルストーリーを展開したアニメ版ではシュラ以外は登場しなかった。まあ存在自体が規制対象なので尺があっても出れたどうか怪しいが。

cv:木村良平
大臣オネストの息子で、顔の十字傷と褐色の肌が特徴的な青年。秘密警察ワイルドハントの隊長を務める。
飄々とした美青年でありながら、父親を超えて帝位を簒奪する野望を秘めた上昇志向溢れる前向きな性格。
世界各地を旅してきており、その際に集めたメンバーでワイルドハントを結成。帝都に潜む反乱分子を粛清するだけでなく、悪逆非道のナイトレイドを追い詰める活躍をみせつける。
使用する帝具は"次元方陣"シャンバラ


  • イゾウ
刀を誰よりも愛する凄腕の剣客。
自身の刀"江雪"に食事と称して血を与える事を生き甲斐としており、無実、無抵抗の人間であろうと問答無用で斬り殺す狂人。
帝都ではワイルドハントの権限によって思う存分に人を殺せることに喜びを露わにし、シュラに感謝の意を示している。
また、ただ狂っているだけというわけではなく、最期まで生きることを諦めなかった相手に対し敬意を評するといった一面も見せる。

愛刀の江雪は斬れ味こそ特筆すべきものがあるが、ただの日本刀。
ただし、イゾウ自身の剣術と江雪への強い妄執から、帝具使いと互角以上に戦える実力を誇っており、シュラからは「イゾウがいればいくらでも巻き返せる」と評されている。
相手の動きを先読みすることに長けており、革命軍との戦闘ではエスデス軍や近衛兵に並ぶ練度を持つ革命軍の前線部隊を一瞬で斬り捨てた。


  • ドロテア
自身の肉体に色々な改造を施している錬金術師。
幼い少女のような外見だが、実際には他者から奪った生命力を利用して若さを保っているにすぎず、喋り方は古風かつ尊大で、ワイルドハント随一の怪力を誇る。
Dr.スタイリッシュの科学技術に興味を示し、彼に会うためにシュラについてきた。
大臣からは"稀代の錬金術師"と高く評価されており、専用の工房を与えられているほか、何かしらの依頼を請け負っている。
また、それとは別に個人的な野望もある模様。

使用する帝具は"血液徴収"アブゾデック。牙の形をした帝具で、口の中に装着して使用する。対象に噛みついて血を吸うことで相手をミイラのようにするほか、自身の怪我の治療や一時的な強化も出来る。また、その硬度から大抵のものは噛み砕くことが可能。
戦闘においては帝具だけでなく特殊な薬品や魔導弾を使用するほか、錬金術によって改造された危険種の兵士を率いている。


  • コスミナ
アイドルのような格好をして眼鏡をかけた女性。好みの美男子であれば誰彼構わず性行為を求める淫靡な性格。
かつては西の国で評判の歌姫であったが、歌声が人を惑わせるとして魔女裁判で有罪判決を受けた過去を持つ。その際に家を燃やされて家族は全滅、精神に異常をきたしてしまった。

使用する帝具は"大地鳴動"ヘヴィプレッシャー。マイク型の帝具で、発した声を超音波にして対象を内部から粉砕する能力を持ち、威力は調節可能。
奥の手は"ナスティボイス"。不快な特殊音波で周囲の敵を一時的に行動不能にさせるが、カロリー消費が激しく連発は不可。


  • エンシン
よく舌を出している細身の男。南方諸島で暴れていた海賊で、酒池肉林がモットー。
貧困に喘ぐ生活の中で、一度だけの人生なのだから何でもやりたい事をやって生きなければ損と悟り、暴虐の限りを尽くすようになった。
相手の強さを見極めて即座に仲間と連携を取るなど実力は高く、シュラに媚びるランの意図もメンバーの中で唯一悟っておりなかなか有能な男。

使用する帝具は"月光麗舞"シャムシール。真空の刃を飛ばす曲刀の帝具で、周囲に無数の刃を球型に飛ばす"満月輪"が必殺技。
奥の手は"月齢によって威力が増大する"というもの。満月時に最高のポテンシャルを発揮する。これ奥の手じゃなくてただの特性じゃね?とか言ってはいけない。


  • チャンプ
ピエロの姿に扮した巨漢。各地で享楽的な殺人を繰り返して逮捕されかかっていた所をシュラにスカウトされた。
幼い子供であれば男女関係なく性的暴行の末に、「汚い大人にしないために」惨殺するシリアルキラーで、かつてランの教え子達を皆殺しにした。
元々は裕福な家庭に生まれたが親から虐待を受けて育ち、その時に無垢な子供が自分の癒しだと気付いたのが切っ掛けで、今の様な歪んだ人格となってしまった。
太った体の割に機敏に動き、その体躯を活かした攻撃力を見せる。

使用する帝具は"快投乱麻"ダイリーガー。6つの球の帝具で、それぞれに属性が付与されており、投げると効果が発動する。その後、球は自分の手元に戻ってくる。
焔の球(火炎属性)…火炎に包まれ攻撃力が高い。
雷の球(雷撃属性)…雷撃付与で相手にスタン効果を与える。
氷の球(氷雪属性)…当たった相手を凍らせる。
嵐の球(疾風属性)…最速の球。竜巻をまとう。
腐の球(腐食属性)…腐食の球。当たった場所が腐る。
爆の球(爆裂属性)…当たると爆発する。



◆三獣士
エスデス直属の帝具使い。物語序盤に登場する敵ながら作中でも屈指の実力を誇り、帝国最強の攻撃力を誇るエスデス軍の中軸を担う。

  • リヴァ
cv:中田譲治
三獣士のリーダーで、エスデス軍の司令塔。
知勇兼備の将としてニャウやダイダラをリードし、二人からも慕われている。趣味は料理だがその味は最悪で、エスデスですら数秒気絶した。
元帝国の将軍でブラートのかつての上官でもあり、敵として再会した際も彼に帝国に戻るよう説得を試みた。
将軍時代はブラートと共に多くの功績を上げ、高潔な軍人として彼からも慕われていたが、その性格故に大臣への賄賂を拒んだせいで更迭される。無実を主張するも聞き入れてもらえず収監、腐敗した官僚達への絶望から歪んでしまい、他者から恐れられる程の"力"に傾倒する様になる。
腐敗官僚すら跪かせる圧倒的な"力"を持ち、国に捨てられた自身に居場所を与えてくれたエスデスを主君として慕っている。

使用する帝具は"水龍憑依"ブラックマリン。触れたことのある液体を自在に操る能力を持つ指輪の帝具。無から水を生成することは出来ないため、戦う場所を選ぶ帝具だが、水上では無類の強さを発揮する。
奥の手は自らの血液を鋭い刃に変化させて敵を急襲する"血刀殺"。


  • ニャウ
cv:生天目仁美
三獣士の一員で、エスデス軍の後方支援担当。
名門貴族の出身で、冷酷な性格の持ち主。戦利品として美人の顔の皮を集めるなど常軌を逸した危険人物だが、敵討ちを願うなど仲間への情はある。
帝具の性質上味方の援護が主な役目だが、小柄な体を活かした接近戦も得意。

使用する帝具は"軍楽夢想"スクリーム。音色を聞いた者の感情を自在に操る笛の帝具で、打撃武器として使用することも可能。数十種類の感情が操れるが、笛の音を何度も聞くことで耐性が出来る弱点がある。
奥の手は"鬼人招来"。笛の音色で自身の肉体のみを強化する。


  • ダイダラ
cv:勝杏里
三獣士の一員で、エスデス軍の切り込み隊長。
かつては最強を目指した武者修行の旅に出ていたが、エスデスとの一騎打ちで打ちのめされる。以後、エスデスの武勇に心酔し、忠誠を誓う。
帝具の威力を活かしたパワーを前面に打ち出した攻撃を得意とするが、相手を自身の必勝形態へ誘うテクニカルな一面もある。

使用する帝具は"二挺大斧"ベルヴァーク。かなりの重量を誇る戦斧の帝具。並外れた膂力を持つ者にしか扱えないが、一撃の威力が大砲並という凄まじい攻撃力を持つ。二挺の斧に分離させることが可能で、投擲すると勢いの続く限り敵を追跡する。



◆皇拳寺羅刹四鬼
帝国最高の拳法寺・皇拳寺から派遣された大臣の手駒。己の技と力量のみで帝具使いと互角以上の実力を誇り、過去に帝具を5つ回収した実績を持つ。
壮絶な修行に加え、寺の裏山に棲むレイククラーケンの煮汁を飲み育ったことで、全員が己の肉体を自在に操作する能力を有している。

  • イバラ
cv:日野聡
羅刹四鬼の一人で、顔から胸にかけて刺青をいれた背の高い男。
非常に惚れっぽい性格で、戦う相手の長所を見つけては好きになっていき、その好きになった相手を殺すことで快感を得ている。

フリッカースタイルボクシングのような体術の使い手であり、羅刹四鬼最強の実力を誇る。伸縮自在の腕を活かしたラッシュのほか、爪を伸ばし武器とする、全身の体毛を針のように硬質化させる、体を変形させ攻撃を避けるといった多彩な戦法を見せる。


  • スズカ
cv:松井恵理子
羅刹四鬼の一人で、顔に傷のあるスレンダーな女性。
戦闘でダメージを受けると快感を覚えるドMな性癖の持ち主で、そのために全身に生傷が絶えない。
恐らく羅刹四鬼の中で最も読者に人気がある人。

合気道の様な体術の使い手であり、爪を伸ばし武器にすることも多い。洞察力や判断力に優れており、相手が経験不足だとしても「帝具戦は焦らないのがコツ」として確実に勝利を狙う。


  • シュテン
cv:乃村健次
羅刹四鬼の一人で、筋骨隆々の巨漢。
「現世こそが地獄であり殺すことで相手の魂を救済してやっている」という危険思想の持ち主であり、自身の殺人が善行であると本気で信じている。

中国拳法のような体術の使い手であり、切り裂かれようと貫かれようとビクともしない鍛え抜かれた屈強な肉体が持ち味。得意技は"皇拳寺百烈拳"。


  • メズ
cv:鈴木愛奈
羅刹四鬼の一人で、道着を着崩した快活な性格の少女。
無邪気に殺しにかかってくるが、純粋に仕事として殺人を行っており、残忍なわけではない。アカメを一流の暗殺者として鍛え上げた村雨の前代所持者ゴズキの実の娘。

空手のような体術の使い手であり、俊敏性が高く、素早い動きで敵を翻弄する。肉体操作により汗の粘性を高めて大量に飛ばすことで、相手の動きを阻害することも可能。




設定


【帝具】

千年前に帝国を建国した始皇帝が、国の安寧を不動のものとする為に作らせた計48の兵器。
超級危険種やオリハルコン等の稀少な金属、太古に滅亡した国の技術等、既に再現不可と言える物品や人材、技術を寄せ集めて生み出した超兵器。
性能は個人の技量や個性、特性に左右されるものの、どれも強力な能力を持ち、中には一騎当千とも言える力を発揮するものもある
使用するには帝具との相性が重要であり、相性が合わない者が装備すると即死するものから、手に触れることもままならないもの、装着できるがただの衣類と化すもの等様々。

六百年前に、帝具を超えるものを生み出そうと当時の皇帝が奮起したが、結局単に強力な兵器止まりの劣化物となった"臣具"も存在する。
こちらは主に『零』にて登場。


【危険種】

遭遇すれば人間を襲い、かつ生命に危険を及ぼす生物全般を指す。ざっくり言えばRPGのモンスター。
三級、二級、一級、特級、超級に区別されており、上に行くほどに危険度や強さも上がっていく。
危険な存在ではあるものの、中には食料や生活の糧となるものもおり、特に飛行危険種は移動手段として利用されることが多い。
帝具の素材となった超級危険種は神話や伝説の魔物とでも言うべき存在であり、通常の人間では太刀打ちできず、実際に出現した場合には皇帝から帝具持ちの将軍達に討伐勅令がくだされる。






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