くぐつ使い(千年戦争アイギス)

登録日:2018/02/24 Sat 02:10:05
更新日:2023/06/22 Thu 21:21:41
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くぐつ使いとは千年戦争アイギスに登場するクラスの一つ。

くぐつ使い→機甲士(CC)→超電機甲士(第一覚醒)→ドールマスターorライドマスター(第二覚醒)

概要

「くぐつ(傀儡)」という名前のイメージからすると、まるで魔法でマリオネットを操って戦うような印象だが、クラスチェンジ後のクラス名からもわかるように、その性質は完全なエンジニア。(といっても大半のキャラは傀儡の操作には鋼糸を使っているが。)
自身は戦闘に参加せず、自作のマシンを操って戦う近接ユニットである。

クラスとしての特徴は、まず戦闘を行うのが非生物のマシンであるため、いずれも 味方ユニットの回復効果を受けられない こと。
その代わり、敵に攻撃していない間はくぐつ使いがマシンの修理を行ってHPを回復させられる。
回復量はクラスチェンジ及び覚醒で成長する。
そして通常時は1ブロの近接ユニットだが、スキル発動時は0ブロックになって鈍足効果付きの遠距離攻撃を行うユニットが多いのも特徴的。
なお、スキル発動時はほぼ確実に敵を攻撃してしまうため、ブロック数は0になっても回復はできないことが多いことに注意。

「HP回復を受けられない」という小さくないペナルティを課せられている分、ステータスそのものは優秀。
純粋な耐久力はなんと ヘビーアーマー。それでいながら攻撃力も高く、殲滅力・耐久力共に平均以上。
だが、回復できないため敵のラッシュに巻き込まれるとあっという間に溶けてしまう。
基本的には、ヒーラーを置きにくく散発的に敵が現れる場所に置いておく運用になるだろうか。

第二覚醒はドールマスターとライドマスターの二系統に分岐。
ドールマスターは非戦闘時のHP回復速度が大幅に上昇し、さらにスキル時間が延長、主に防御系のステータスが良く伸びる。
ライドマスターはスキルを発動した瞬間に自HPを大幅に回復できるようになり、全てのステータスがバランスよく大幅に成長する。
ドールマスターは持久戦に強く、ライドマスターは敵の波が途切れないシチュエーションに強い。

なお、クラス特性そのものは全てのくぐつ使いで共通だが、いずれのくぐつ使いも使用するマシンが非常に個性的なので、各々の見た目はまるで異なり統一性は全くない。
一部のマシンには元ネタがありそうなものも…?

ちなみにほとんどのユニットがイベントや交換所での入手という特徴がある。


ユニット一覧

機甲技師ボリス

唯一のゴールドくぐつ使いで、唯一の男くぐつ使い。
貴重な眼鏡親父。いかにも「エンジニア」という見た目。覚醒後の顔グラが微妙に小太りに見える。
「白の帝国」関連のストーリーには飛空船の技師として頻繁に登場するが、彼自身は白の帝国所属ではないフリーの機甲士である模様。
基本的には交換所で入手可能なので、くぐつ使いとしてはリッカと並んで入手しやすいユニット。

使用するマシンは……なんだろうね、コレ。妙にレトロで可愛らしいデザインである。
攻撃モーションに萌える人多数。
というか、このサイズでヘビーアーマー並にタフなのは絶対何か間違っている

スキルは「ヘッドバレル」。マシンの頭部からキャノンが出現し、攻撃力を上げながら遠距離の敵を攻撃する。

覚醒アビリティは「戦う機甲技師」。編成にいるだけで全てのくぐつ使いの攻撃力を5%上げる。
自身にも有効だが、くぐつ使いはあまり数を入れるユニットではないのでバフとしては微妙かも…。

第二覚醒はドールマスター。

スキル覚醒は「ヘッドバレル・ダブル」。二連砲になって二回連続攻撃。
攻撃力アップがなくなるが、よほど硬い相手でなければ火力は上がるので、基本的には覚醒させて構わないだろう。

ちびウェンディ


機甲士リッカ

最初に実装されたくぐつ使い。イベント「古代の機甲兵」の報酬。レアリティはプラチナ。
ドワーフ戦士グスタフのせいでエライ目に遭ったロリっ子。
現在はイベントがデイリー復刻されているので、簡単に入手できる。

使用するのは、自身よりも長身でグラマラスな女性型くぐつ。糸を介して指示を出しているので、他のくぐつ使い以上に「くぐつ」という印象が強い。

スキルは「モードチェンジ」。攻撃力は据え置きで高速で遠距離攻撃を開始する。
攻撃モーションが非常に早いので、鈍足効果も他のくぐつ使い以上に強烈に働き、近接ユニットの遠距離攻撃としてはかなり優秀。
ただ、効果時間はやや短め。

覚醒アビリティは「必殺の一撃」。20%とそこそこの確率で1.9倍の攻撃力で攻撃できる。
元々攻撃モーションは早い方なので、試行回数は多くなりやすく発動機会は多い。またスキルとも好相性。

第二覚醒はドールマスター。まぁ女性型の人形相手に「ライドマスター」と言い張られても困るが。
寝室ではライドしちゃっているが

スキル覚醒は「ペネトレータモード」。
若干の効果時間短縮と引き換えに、相手の防御力も魔法耐性も無視した貫通遠距離攻撃を行うようになる。
どんなに硬い相手にも高速で貫通攻撃を叩き込める上、スキル中も必殺の一撃が発動することがあるため、非常に強力なスキル覚醒となっている。

なお、彼女を語る上で外せないのは寝室イベント。
数ある寝室の中でも特別マニアックな方向性に走っており、なんと 人形との百合プレイ というなんとももやもやするものになっている。
寝室2以降では人形とリッカの絡み合いに王子が乱入し、さらにカオスなことに…。
戦闘に加えて性行為までできるとかこの人形スペック高すぎじゃないですかねぇ……

天駆の機甲士ティアル

イベント「スカイ・レーサー」の報酬ユニット。レアリティはプラチナ。
ボリスの弟子である機甲士だが、ゴブリンたちに捕まってその技術を無理矢理搾取されていた。

使用するマシンは、カブトムシ型の騎乗式くぐつ。第二覚醒するとクワガタムシ型にパワーアップする。
虫型マシン…ダンバイン?

スキルは「フライトモード」。リッカに比べると瞬間火力を犠牲に生存力と射程と回転率に特化したような性能。
他のくぐつ使いよりも射程が少し長く、さらに発動中は飛行することで敵の遠距離攻撃を40%という高確率で回避可能。
有効時間は少し短いが、待機時間も短いので、スキルの回転サイクルが早いのが特徴。

覚醒アビリティは「カスタマイズ【軽量化】」。出撃コストを3引き下げる代償に、防御力が25%も下がってしまう。
積極的にスキルを使用することで生存率は伸ばせる。

第二覚醒はもちろんライドマスター。カスタマイズ【軽量化】のデメリットも打ち消してくれるので、優秀な第二覚醒である。

スキル覚醒は「ガンシップモード」。回避率が10%落ち、有効時間が短くなる代わりに二連撃を行うようになる。
言ってみれば攻撃特化型のスキル。デメリットもあるので、覚醒するかは難しい。
効果が師匠そっくりなのが設定の繋がりを感じられるところ。

帝国機甲士クリスタ

5回目の帝国ガチャにて追加されたプラチナのくぐつ使い。
帝国キャラとしては珍しく皇帝や帝国への忠誠心が低く、愛機への愛情に傾倒している。というか皇帝を目の敵にしている節すらある。
寝室は稀によくある笑えるタイプのソレであり、ネタ方面でもエロ方面でも楽しませてくれる愉快なお姉さん。

愛機は何気に居なかった犬型のくぐつ。亡き愛犬を模して作られており、「家族」と言い切るぐらい大切にしている。
このくぐつに目を付けられて軍属になったとのことだが、本人としては家族を戦争の道具にされるのが不服な模様。


覚醒アビリティは『ウォッチドッグ』
撤退後に再出撃が可能という割と珍しいタイプのアビリティ。再出撃と相性が良いスキル初動短縮のオマケ付きで、再出撃までの時間も短め。
敵の足止めや補助火力が必要な場所でスキルを使い、仕事が終わったら撤退し別の場所に転戦させる戦い方ができる。

通常スキルは『ハウリングモード』
くぐつ使いお馴染みの攻撃強化+0ブロ遠隔化に加え麻痺効果を併せ持つ。
全ユニットでも珍しい遠距離の麻痺攻撃で、触れるのが危険な強敵も比較的安全に麻痺させることができる。
また単純な火力も麻痺込みで見ればクラス内でもなかなか高い部類に入る。

覚醒スキルは『フェンリルモード』
なんと氷属性の魔法で範囲攻撃する。どういう原理なのだと問いたくなるが気にしてはいけない。
攻撃倍率も付いており、範囲攻撃ながらDPSは他同クラスにも引けを取らない。ただしウェンディと違い貫通はないので、魔法耐性が高い敵には効果が薄い点には注意が必要。
鈍足効果も強化されるので敵集団を足止めしつつの削りが可能だが、システム的に鈍足効果の重複に厳しいのがやや難点。

第二覚醒はライドマスター。
覚醒スキルは再動が40秒なので回転率は悪いと言わざるを得ないが、アビリティを活用して撤退込みなら若干短くなる。
また再出撃が実質体力全快なのでスキル使用時の回復と合わせてかなり粘り強くなり、少々被弾する場所に置いても強引にスキルを撃ち逃げすることもできるようにもなる。
ある意味再出撃ありきで設計されているようなキャラでもあるため、是非ともそれを生かした運用をしたい所。手元がだいぶ忙しいことになるのが最大の欠点でもあるが。

双花の結婚式リッカ


満喫海遊びクリスタ


天才機甲士ウェンディ

遂に登場したブラックくぐつ使い。
スチームパンクな恰好をしたエンジニア。基本的に人間を信用しておらず、戦場に立つのもくぐつの有効性を示すため。
ゲームの性質上王子には速攻デレるけど
実は父親が魔物に殺され、母親も心を病んでいるという悲しい過去を持っている。

使用するマシンは、いかにも無骨なスチームパンク全開のゴーレムだが、イラストを見る限りでは操作は糸で行っている様子。
「中に人は入らない」らしい。

初期から「状態異常無効」を持つ。まぁこんな機械バリバリな代物にどうやったら毒とか麻痺とか通るのか謎なので当たり前か。逆に普通に麻痺してしまう他のくぐつが謎すぎる
くぐつ使い全般の天敵である毒マップに配置できるのはとても有用。

スキル「ギガブラスターモード」は短時間だけ攻撃力を大幅に引き上げ、さらに貫通遠距離攻撃を行う。
リッカと異なり、スキル覚醒なしでも貫通攻撃なのが非常に優秀。効果時間は短いが、回転率も意外と悪くない。
ただし、他のくぐつ使いのスキルと違いブロック数が0になることがないため、敵を流す用途では使えないので注意。

覚醒アビリティは「スーパーメカニック」。効果は状態異常無効に加え、掟破りの 不死身スキル
例えHPがゼロになってもその場に残り続け、高速でHPを自動回復し、全回復すると何度でも復活するというすさまじい効果を持つ。
放置性能が劇的に上昇し、落とされても評価に影響しなくなるので危険なシチュエーションでの強引な運用も可能。また、復活中にスキルの待機時間を消費してくれるため、復活直後に再度スキルを使えるという長所もある。
なお、HP回復量は固定で「全回復すると復活」なので、レベルが上がると復活までの時間が伸びる(微差だが)。復活までにかかる時間はカンストだと20秒前後。

ブラックなので第二覚醒は選択可能。
ドールマスターなら短いスキル時間を延長してくれてスキル効果を生かしやすい。なおスーパーメカニックの復活は非攻撃時のリジェネとは別扱いで、残念ながら復活が早くはならない。
ライドマスターなら耐久力の大幅な強化とスキル時のHP回復により、前線に放り込んで暴れさせる運用がやりやすく、スーパーメカニックを生かしての放置にも向く。
ドールマスターはより人形師然とした服装になりトランクを持つ。イラストからは糸が消えており、傀儡の操作方法も変わったらしい。
ライドマスターの方はツナギ姿で、「中に人は入らない」のでマシン前面に搭乗するような形になる。そして片腕はドリルというロマンの塊。

スキル覚醒は「拡散ギガブラスター」。倍率と効果時間がやや減少し効果時間中は防御力が半減してしまうが、3体まで同時範囲攻撃を行うようになる。
同時範囲攻撃のため敵が纏まっているところに撃ち込めば攻撃範囲が重複し、最大3倍の火力を発揮する対ラッシュの切り札。
大抵の場面で総ダメージ量は覚醒前を上回るのだが、防御力半減をどう捉えるかがポイント。
スーパーメカニックがあるので多少削れてもあまり問題はないのだが、ブロック数が1のままなので状況によっては大ダメージをもらいがち。

機甲騎士フィー

ニコニコ生放送の報酬のサファイアくぐつ使い。
ものすごいロリ巨乳。

使用するマシンは、一頭身でマンガチックな目が付いたSDガンダムやリューナイトっぽい印象のくぐつ。
この上に跨って戦う。

スキルは「アサルトモード」。独自性が強く、発動すると攻撃力と防御力を上げながら遠距離攻撃を行うが、ブロック数は減らない。
つまり、殴り合い性能を高めながら遠距離攻撃するというもの。厄介な相手を後方に流す目的では使えないが、タイマン性能は高い。

覚醒アビリティは「防御アップ」。地味ではあるが、スキルの効果と相まって生存率を確実に引き上げてくれる。

第二覚醒はライドマスター。くぐつが白い鎧を装備し、SD騎士ガンダムっぽくなった。

スキル覚醒は「バスターモード」。攻撃力が2倍になり、さらに70%の確率で魔法を無効化できるようになる。しかし、代償として防御アップはなくなった。
魔法無効化はとても希少な効果で、魔法耐性のないくぐつ使いにとって恩恵は大きい。
だが、防御力アップがなくなるため一概にメリットばかりとも言い難い。

なお、サファイアユニット共通の特徴として、対応する聖霊がないのでクラスチェンジの際は聖霊女王が必須。
ハードルが高めなので注意。

ちなみに彼女がニコニコ生放送でお披露目された際、名前を「ファー」と読み間違えられるハプニングが発生した。
視聴していた王子たちも「ファーwww」などとコメントして大盛り上がり。
その場でファーというキャラも実装されることが決定し、その結果作られたのが仙猿ファーだったりする。




追記・修正はくぐつにやらせてください。
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最終更新:2023年06月22日 21:21