フルボトル(仮面ライダービルド)

登録日:2018/02/19 Mon 15:54:50
更新日:2024/04/22 Mon 21:56:29
所要時間:約 15 分で読めます




【注意】この項目はTV本編、および劇場映画などの重大なネタバレを含みます。


ラビット!

タンク!


ベストマッチ!Are you ready?

変身!

鋼のムーンサルト!ラビットタンク!

イエーイ!


仮面ライダービルド』に登場するキーアイテムの総称。



概要


その名の通りボトルの形をしており、戦兎は生物と無機物のボトルをビルドドライバーに装填してビルドに変身する。
中でも相性が最も良いフルボトル2本をドライバーに装填すると『ベストマッチフォーム』と呼ばれる形態に変身して強大な戦闘力を発揮する。
スチームガンシリーズなどの武器や他のドライバーとも互換性があり、装填することでボトルの能力を引き出すことができる。

「フル」とは「満杯の」を意味する英単語fullと、シャカシャカ振るのダブルミーニングを指す。
実際空のボトルは「エンプティボトル」と呼ばれ、倒したスマッシュに向けることスマッシュを元の人間に戻しその成分を採取する。
成分を採取した物を秘密基地にあるボトル生成機の中に入れ、美空の分解・浄化の能力を借りることで完成。

変身やフルボトルチェンジの際にはボトルをシャカシャカ振ることで中にある「トランジェルソリッド」と呼ばれる物質に刺激を与え、
その成分を増殖・活性化させビルドドライバーに装填する。生身でもボトルを振るだけで身体能力が向上、能力を行使できる。
キャップ部分のラベルに印刷されているアルファベットおよび背景色を確認してベストマッチとして対応するフルボトルを判別できるが作中では言及する描写は無い。

元々はエボルトの手で惣一の記憶を元にして創られたもので、中の成分はスカイウォールから噴出しているネビュラガスがベースになっている。
実はボトルは東都だけではなく北都や西都に各20種類ずつ、全部で60種類存在する。
パンドラパネル6枚を全て埋めてパンドラボックスが開かれた時、とんでもないことが起こるという(byマスター)。
そのためパネルやボックスと共に各国、そして暗躍するファウストの間で争奪戦が勃発した。



一覧


下記のように様々な種類があるが、どのようになるかは美空のイメージに左右され、
基本的には成分を採取したスマッシュの能力に似たもの、またはスマッシュにされた人間の影響を受けたものになる。
またボトルのレリーフは各陣営によってデザインが異なる。










60本のボトル誕生の秘密



関連項目


パンドラボックス


火星から発見されたキューブ状の未知の物体。
本作の10年前に行われた「極プロジェクト」*3に宇宙飛行士として参加していた石動惣一が火星の遺跡から回収した。
帰還後極プロジェクトの成果報告を兼ねた火星探査機帰還セレモニーが開催されたが、その最中惣一は突如警備員の制止を振り切って保管されていたパンドラボックスに接触する。
その結果膨大な光が放出されその場にいた多数の民間人を巻き込みながら地面から未知の壁が隆起し、日本は3つの地域に分断された。
その後未知の壁は「スカイウォール」、それによって発生した10年前の事件は「スカイウォールの惨劇」と呼ばれるようになった。

外装は二重構造となっているが惣一がボックスに接触した際に表面の「パンドラパネル」が6枚に分かれてしまった。
パネルには10本のフルボトルを装填することができ6枚すべてが計60本のベストマッチ同士のフルボトルで揃うことで、
内部のボックスが開かれ核以上の莫大なエネルギーが得られるとされている。
パネルは東都・北都・西都で2枚ずつ所持しており、色はそれぞれ黒・青・赤となっている。

ボックスはスカイウォールの惨劇以降東都先端物質学研究所に保管されていたが、
ファウストの暗躍の結果所在が二転三転していき、遂にはボトル、パネル、ボックスの所有権を巡って各国間で戦争が勃発した。

なおボックスから放たれた光には人間の精神に影響を与える力があるらしく、セレモニーにいた人間達の性格を変化させた。
特に氷室幻徳、多治見喜子、御堂正邦は後に影で戦争の準備を行うなど、スカイウォールの惨劇以降好戦的になっていった。
またスカイウォールの惨劇を引き起こした張本人である惣一も、実は邪魔者を容赦なく惨殺する、他者を騙したり利用するなど、
気さくで正義感の強いと称された性格が残忍かつ狡猾な性格へと変貌しており、
性格以外でも人間の顔を自由に変えたり、他人の記憶を操作する、生身で垂直に高くジャンプするなど超人的な能力を得ている。
本人の言葉を借りるなら上記のようになったのは火星の影響を受けたからだと思われる。ただ、平気で嘘をつきまくる男の言葉なので真相は不明である。
この光は攻撃にも転用でき、第14話においてスタークはnascitaから持ち出した後のビルドとの戦闘において光の波動を浴びせた。
一方戦兎はこの時に偶然回収された残留物資を使ってラビットタンクスパークリングを開発した。

その正体は邪悪な地球外生命体エボルトが所有する星の文明を滅ぼすためのアイテム。
完全体に戻るためエボルトの手により、ボックス内の全エネルギーを引き出す小型デバイス「エボルトリガー」が生成された。

元々はエボルトの母星であるブラッド星の宝だったが、であるキルバスがノリに任せて母星を滅ぼした際、戦いに敗れたエボルトがエボルドライバーと共に持ち出した経緯がある。


スカイウォール

10年前にパンドラボックスの影響により日本に出現した壁で、上空には赤いバリアのようなものが出ている。
これにより日本は3つの地域に分かれてしまったが壁には「スカイロード」という切れ目があり完全に遮断しているわけではないため、
スカイロードや海上を迂回すれば3つの地域を行き来することは十分に可能である。
しかし通常は検問所が設けられていたり、海上の迂回には渡航許可が必要、スカイロードも闇ブローカーに抑えられているなど、
合法・違法問わず実際に行き来するのは容易ではない。
また壁の影響で戦車や戦艦、戦闘機すら飛ばせないため、有事の際にはガーディアンや仮面ライダー、スマッシュといった人型兵器が中心となる。
スカイウォールにより土壌の変化だけではなく「ネビュラガス」という特殊なガスが噴出しており、これがスマッシュやフルボトルの成分としても用いられている。

詳しい原因は不明だが『仮面ライダーエグゼイド』の世界におけるバグスターウイルスに該当する新種のウイルスが壁の内部で生息している事実が最上魁星によって確認されている。*4
この事実は最上魁星に平行世界の存在を確信させ、独自の研究を進めさせる切っ掛けとなった。
結果的にネビュラガスとバグスターウイルスをかけ合わせたネビュラバグスターという新種のウイルスが作られることになる。

仮面ライダージオウ』においても、2017年のジオウの世界においてその姿が確認されている。
こちらではジオウの世界におけるビルドの歴史が消滅したことで、2018年においては存在自体が抹消されていると見られる。


パンドラタワー

スカイウォールが変形して現れた塔。
フルボトルが装填されたパンドラパネルをパンドラボックスにはめ込み一部のエネルギーが放出されたことで現れた。
パンドラボックスの力で内部の構造を自在に変形させることが可能。
スタークが言うには「塔が完成すれば地球は火星と同じ運命を辿る」とのこと。
最終的には平行世界を合体した「新世界」誕生の際に跡形もなく破壊された。



追記!

修正!


ベストマッチ!Are you ready?

編集!

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イエーイ!



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最終更新:2024年04月22日 21:56

*1 フラゲにより情報だけは出ていた「ゴールドスコーピオン」。理由としてはビルドドライバーとネビュラスチームガンの誤認識不具合によるものが有力だとされている。前者は「ゴールドフルボトルがウルフフルボトルとベストマッチして『ゴールドスコーピオン』の変身音声が流れる」、後者は「スコーピオンフルボトルが何故か『ロストマッチ』の音声が流れてしまう(本来ならコブラや三羽烏の様なベストマッチが存在しないフルボトルの音声)」と言う物。

*2 しかし玩具の方はピン配列が同じな為、こちらのフルボトルをトランスチームガンにセットすればナイトローグの変身音が鳴るし、逆にナイトローグ用のフルボトルでもエンジンフルボトルとベストマッチになる。

*3 有人探査機「極」を火星に派遣した日本の計画。

*4 なお本来のバグスターは2000年問題で発見されたコンピュータウイルスである。現実世界で存在してるということはこれは黎斗が手を加えた後の、バグヴァイザーから散布出来るウイルスである。