メカゴモラ

登録日:2018/02/03(土) 22:55:21
更新日:2024/01/09 Tue 18:06:19
所要時間:約 8 分で読めます





メカゴモラとは、ウルトラシリーズに登場するロボット怪獣である。
初登場は『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』。
以降、着ぐるみは再利用され度々登場する。

メカゴジラではありませぬが、色々オマージュされております。
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●目次

概要

種別:ロボット怪獣*1
身長:44m
体重:2万2000t
出身地:惑星チェイニー

かつてウルトラセブンの偽者を作ったサロメ星人の作り出した新兵器。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』の主人公・レイが操るゴモラ(実は並行世界のレイの個体がモデル)を元にしたロボットで外見はEXゴモラに酷似している。
というか実際にEXゴモラのデータも挿入されており、筋力や単純な装甲はゴモラを凌駕し、ゼロと真っ向から相撲を取って推し勝つほど強い。
何もしなくても勝手に敵を攻撃してくれる便利な兵器だが、『ウルトラマンジード』『ウルトラマンR/B』に登場した機体にはコックピットがあった。

全身が武器の塊であり、
  • 角:「メガ超振動波」を放つドリル
  • 手:どこまでも敵を追尾する「ナックルチェーン」
  • 指:誘導弾「メガフィンガーミサイル」
  • 手首:スパイラル回転し敵をえぐり抜く
  • 胸:粒子砲「クラッシャーメガ」
  • 腹:追尾ミサイル「メガボディーミサイル」
と多彩な武器を誇る。

また、後の作品で登場した個体は口からの熱線「ビームバスターメガ」、胸からの光刃「アンピューテーターメカ」といった武装も披露している。

強力な地球怪獣を模して宇宙人が作った偽者…というだけあって、一文字隠せば某ロボット怪獣に瓜二つな名前。
初登場時は、岸壁をぶち破って登場する、手首がドリルのように回転するアップなど、メカゴジラのオマージュが見られた。
さすがにゴモラの皮は被っていなかったが。

オリジナルのゴモラは味方怪獣のイメージが強くなって扱いづらくなったこともあってか、新世代ヒーローズの5シリーズ全てに登場している。


活躍

ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ

ヘロディア「無駄よ。ゴモラのデータを基に我々が作り上げたメカゴモラ。その性能はオリジナルより遥かに上回っているわ。」

惑星チェイニーに基地を作っていた、サロメ星人ヘロディア隊の秘密兵器。
登場当初こそ、数多くの怪獣たちを倒してきたゴモラの打撃にビクともせずに耐え、圧倒的な火力でボコボコに叩きのめすも、
ウルトラマンゼロが加勢に来たためゴモラには逃げられてしまい、左角をチョップでもぎ取られ、両手をゼロスラッガーで叩き割られてしまった。
しかし全身機械製のため気にせず起き上がり、空からサロメ軍団の基地を狙おうとしたレイ(の乗るリトラ)を超振動波で撃墜する。

すぐに基地に戻ると修復を受け、完治するや否や内部で暴れ回っていたゴモラと再戦。
激しい鍔迫り合いを繰り返して基地の外までゴモラを追い出すとトドメを刺そうとするも、
そこに現れた、失っていた記憶を取り戻してサロメ星人の束縛を離れたダークロプスゼロ
(ウルトラマンゼロの仲間と見た目だけで判断したのか、基地の壊滅の原因と気づいたのか)襲いかかろうとする。
しかしたちどころにダークロプスゼロに頭部を光線で撃ち抜かれ、コンピューターを狂わされて彼の傀儡にされてしまう。

ダークロプスゼロの手駒に成り下がったメカゴモラは彼と共に再びゴモラを襲う。
だが、次元の壁を破り再び起点空間に戻って来たウルトラマンゼロにより邪魔立てされ、本物チームVS紛い物コンビのタッグマッチとなる。
先述した別世界のレイモンと2人がかりで精神を注入されたゴモラは、もう怯むことなど無い。
ティルウィップで吹き飛ばされたメカゴモラに、ゴモラは全精力を込めた超振動波を放射。
こうして機械仕掛けの哀れな傀儡は完全に膝をつき、そのまま大爆発。最後までその顔を地に付けることが無いまま、業火の中に消えていった。


ウルトラマンギンガ

千草「科学の力を見よぉー!」

劇場スペシャル2にスパークドールズイミテーションの1体として登場。

作中では久野千草がモンスライブし、ゴモラ最強決定戦に参加…したはいいものの、ド突き合いではラチが明かないと判断した千草が
いきなりミサイルやビームで全員を滅多撃ちにするという暴挙に出たため、「飛び道具とは卑怯だぞ!」「やったわね千草!」と憤慨した3人により
一斉に体当たりされて突き転がされ、尻尾をぶっこ抜かれバランスが取れなくなって真っ先に脱落した。


ウルトラマンX

ギナ「随分強そうね…」

第14話「光る大空、繋がる大地」に登場。

よく特撮で見る顔のギナ・スペクターに招聘された死の商人マーキンド星人が、スパークドールズの形で保有していた。
公式サイトによるとこの世界におけるサロメ星人が作った物らしく、それを買うなり奪うなり物々交換するなりして入手したとの事。
その強さに興味を持ったギナ・スペクターに気に入られ、マーキンド星人は代金の代わりに鉛玉を体で受け取ることになり、購入された。
胸の粒子砲は5方向に分かれて飛んでいくなど、M78ワールドの個体よりも攻撃力に重きが置かれている。

かくして即座に解放されたメカゴモラは工場地帯を破壊。
当初こそXioからゴモラの一種と間違われたものの、生命反応が全く存在しないことからすぐに正体が暴かれ、Xioから攻撃を受ける。
スカイマスケッティの攻撃を無傷で凌ぎ、アスナ隊員がリアライズしたサイバーゴモラと真っ向からぶつかり合う。

悪と正義のゴモラが真っ向からぶつかり合う中、
最後はアスナから手渡されたウルトライザーを撃ったアリサの一撃とサイバーゴモラのサイバー超振動波という、
UPGとXio、二つの組織のタッグプレイによる同時攻撃で大爆発する。


ウルトラファイトオーブ

ゼロ「マジかよ…」

亡霊魔導士 レイバトスの手にかかり復活。かつての主君(?)であった宇宙帝王ジュダ・スペクターに加勢。

ウルトラマンゼロに上記の台詞を吐かせる程驚かせ、二人がかりで襲おうとするも
割って入ったウルトラマンオーブライトニングアタッカーによりタッグマッチに持ち込まれる。
不屈の体力でゼロを追い詰めるも、オーブがトリニティフュージョンしゼロもウルティメイト化すると形勢は一変し、
オーブトリニティにボッコボコに殴られてしまい、最後はトリニティウムブレイクとウルティメイトゼロソードの合体技を受けてグロッキーになり、
最後はオーブトリニティに叩っ斬られジュダと供に仲良く消し飛んだ。


ウルトラマンジード

ケイ「ゲームはこれからだ! メカゴモラ! エンドマークを打ってこい!!」

第19話「奪われた星雲荘」に登場。

主君たるウルトラマンベリアルの仇であるウルトラマンジード抹殺のため、
星雲荘をジャックした伏井出ケイがメカゴモラの怪獣カプセルから召喚した。
武装としては胸からの三日月型切断光線ウルトラマンエースが好きそうが新たに装填された。

更にケイによって操られたレム(星雲荘のマザーコンピュータ。人間態は超美人)が胸に吸収されたことにより、
今までのウルトラマンジードの戦いぶり全てをインプットし、レムの持つ明晰な頭脳により最高のパフォーマンスを出せるようになってしまった。
その姿はケイをして「最強の器に最高の頭脳! これが史上最強のメカゴモラだぁぁぁぁぁ!!」とハイテンションで豪語させる程。

実際、レムが乗っていることもあって本気を出せないジード・プリミティブを軽く圧倒、
スピードに優れザンドリアス以外にダメージを受けたことすらないアクロスマッシャーに変身してもなおその超怪力で弾き飛ばすが、
レムが自力で自我を取り戻したことで脱出され、ケイも星雲荘の外に追放される。
更に、内部に居たことでメカゴモラの手の内を全て読んだレムにより、首が弱点であることをジード=リクに伝えられてしまう。

こうしてジードは最強形態ロイヤルメガマスターに変身し、喉元を一閃。
痛みを持たないメカゴモラはそれでも果敢に粒子砲を放つも、キングソードで喉を打たれて突き飛ばされ、
最後は初代ウルトラマンの力で放ったスペシウムフラッシャーで寸分たがわず首を撃ち抜かれて爆炎の中に消えていった。

弱点とされる喉ですら、最強形態の攻撃に3度は耐えている以上、その実力は図り知れないと言えるだろう。

残骸はAIBが回収しており小説『ゼナのファイル』にて、星雲荘に対するケイのマスター権限を得るためサロメ星人フィリップが解析を行っている。


ウルトラマンR/B

マコト「暴れる怪獣。囚われる恩人。ん~いいシチュエーションだ」

第6話「宿敵! あねご必殺拳」に登場。

第5話にて愛染マコトがメカゴモラの怪獣クリスタル(属性は「炎」)を所持していたことが分かっていたが、
第6話で召喚されて登場した。
話の冒頭からロッソブル兄弟といきなり戦っていたが何のダメージも負うことはなく、
鉄骨で殴りかかるなど2人のあまりに雑な戦い方に観戦していたマコトが不満を持ったためいったん撤収した。
この時、右手を挙げてドロンと消える姿がかわいい。

その後、マコトが「コマ姐」こと小牧カオル(湊兄妹の知人)を搭乗させて再び実体化する。
これにより2年連続でメカゴモラに主人公たちの大切な人が囚われてしまった。
すぐさまロッソとブルが駆け付けるも、メカゴモラは全く反応せず、

野球バカロッソの牽制球(イサミ「ストライーク!!」 カツミ「おっしゃー!!」)や

「あれ…?反撃してこないぞ…」
「電池切れかなぁ?」
「えっ…あいつ電池で動いてんの?」
「いや、知らないけど」

のくだり等色々あった後、コマ姐がカツミとイサミが変身していると認識すると活動を開始。
クラッシャーメガをあたり一面に撃ち続けたり、執拗にガスタンクを攻撃しようとしたり、メガ超振動波をゼロシュートで使用するなど、
恩人であるコマ姐が乗っているために上手く攻撃できないロッソとブルを苦しめる。

新たにチェンジしたロッソウインドのストームフリッカーもナックルチェーンをアンカーとして利用して耐えるが、
最後はコマ姐の「大丈夫…あんたならきっと出来る」の言葉を受けて放ったブルフレイムのワイドショットスラッガーで腹と背中を切り裂かれて爆散した*2

コマ姐はロッソがバリアで爆風から守っていたので重傷を負いながらもなんとか無事だったが、
一歩間違えれば恩人を死なせていたかもしれなかったイサミは大きな心の傷を負ってしまい、
翌話である「ヒーロー失格」では冒頭漫才に参加できず、かつブルに変身できない状態に陥ってしまった。

マコトはこの戦いにおいて上記のように発言していたが、
ガイさんファンを匂わせているマコトがあの悲劇を知っていてやったかは不明。



劇場版 ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル


戦闘性能をチューンナップされたメカゴモラ(カスタムヘビー)が登場。
特殊な生体感応装置を組み込まれ、ホスター21星系の生命体を滅ぼそうと、ピグモンの星を襲撃した。
バスターメガ、ハイパー振動波、ナックルチェーン・ブーストといった武装で暴れ回ったが、ウルトラマントレギアによってこの星に飛ばされてきたロッソに呆気なく倒された。


ウルトラ怪獣擬人化計画

KADOKAWA版にて2018年9月度のラインナップとして擬人化された。
キャラクターデザインはminoa(ニトロプラス)氏。


「よし!メカゴモラ!お前をブラックスターズのメンバー(仮)として最初の任務を与える!」
「ゴモ!」

漫画ウルトラ怪獣擬人化計画 ギャラクシー☆デイズ』では第48話のラストから登場。
ブラックスターズの基地の押し入れに隠してあったグレイブゲートをシルバーブルーメが(勝手に)使って様々な世界に行った際にくっついてきた。*3
扱いに困ったブラック指令達はメカゴモラをブラックスターズのメンバー(仮)に任命し、最初の任務として円谷学園に転入させる。その後はゴモラやスカルゴモラと仲良くなり、ジュダによる侵略の際には協力して立ち向かった。




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最終更新:2024年01月09日 18:06

*1 初出の時点では「メカロボット怪獣」。後に変更

*2 なお、これがセブンクリスタルの最初で最後の使用だった。

*3 このときシルバーブルーメの行った世界として、ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ、ウルトラマンX、ウルトラマンジード、ウルトラマンR/Bの世界が描かれている