沖田総司(YAIBA)

登録日:2018/01/27 (土) 10:46:14
更新日:2024/01/10 Wed 12:22:56
所要時間:約 6 分で読めます





オレの名前は総司!

六代目沖田総司や!!

漫画『YAIBA』の登場人物。
名前の読みは「おきた そうし」。「そうじ」ではないので注意。


●目次

人物

新撰組一番隊組長を務めた天才剣士「沖田総司」の6代目。年齢は中学生くらい。
新撰組の証であるの文字が背中に入った羽織を着ている少年。前髪が特徴的な跳ね方をしており、後ろ髪を束ねている。
顔立ちは(本作における)初代沖田総司とよく似たイケメンである。
関西地方の出身で、威勢のいい関西弁を話す。また実家は剣道の道場をやっているらしい。
ちなみに着ている羽織は初代沖田総司のもので、使用している刀は名刀「菊一文字」である。

明るくさっぱりした性格。
鉄刃と同様に強い相手と戦う事が好きであり、強い相手と戦っていると思わず笑顔になる。
逆に自分より実力が下の相手と戦う事は嫌っており、最近は好敵手にめぐり合えないでいるため、剣術そのものをつまらなく感じている。

生まれながらにして天才的な剣の才能を持っており、その才能だけで刃を圧倒した強者。
構えは自身の肩に刀身を乗せるだけという独特なもので、流れるような自然な動きでどんな鋭い攻撃でも難なくかわす。
そしてかわすと同時に、無駄な動きなく素早く相手に攻撃を打ち込む事を得意としている。
また刃が出し損ねた横一文字を、構えを真似るだけでいとも簡単に繰り出した。
これには刃はおろか伝説の剣豪・宮本武蔵も驚愕し、彼の事を「真の剣の天才」だと評した。
しかし、今の世の中では侍をやっていても食べてはいけないという現実的な考えを持っており、他にやりたいこともあるため、近いうちに剣術をやめようと考えている。


活躍


  • 織田信長御前試合編
じっちゃんが「優勝を果たせば剣術をやめてもいい」と言ったので、裏世界最大のイベント「織田信長御前試合」に出場。
難なく準決勝まで勝ち進み、準決勝の会場に着くと相手が来るまで昼寝をしていたが、そこに数々の強敵を制して勝ち進んできた刃が登場する。
最初は刃をタダの子供扱いしていたが、彼が次の対戦相手だと知ると、得意の戦法で刃の相手をする。
その際「天下一の侍になんかなりたくない」と発言した事で刃の怒りを買う事となるが、そんな刃を赤子の手をひねるかのように翻弄した。

刃が出そうとしていた横一文字の構えを真似し、いとも簡単に自分のものにしてみせるが、一向に刃が降参しようとしなかったため、
菊一文字を抜いて「そろそろやめんと大ケガするで」と警告する。
それでも刃が「攻撃して来い」と木刀を構えたので、秘技「五段突き」を繰り出した。
寸止めするつもりだったので、刃が動いたせいで当たってしまうとつい焦ってしまうが、
「もう一回出しやがれ!!」と刃が言ったので、希望通り五段突きを連続で繰り出した。
刃は相変わらず五段突きを食らい続けていたが、徐々に沖田の呼吸を掴み始め、最後には五段突きを止めてみせる。
刃に五段突きを止められると、驚くどころかワクワクした気持ちとなり、彼の頑張りを称えて自らが編み出したとっておきの剣技を繰り出した。
この剣技をモロに食らった刃は胸から血を出して倒れてしまい、これで勝者が決定したかに思われた。
だが刃は傷だらけの体で立ち上がり、木刀を構えて向かってこようとする。

そんな刃に「このへんにしておいたほうがいい」と降参を勧めるが、その時、背後に剣の気配を感じ思わず振り返る。
背後には誰もいなかったので、刃が何かをしたのではと考えるが、そのすぐ後で再び周囲に剣の気配を感じて思わず刀を振り回す。
この奇妙な現象の原因が刃なのかは分からなかったが、早めに決着をつけたほうがいいと判断し、先ほどの剣技を再び繰り出して本気で刃を倒そうとする。
これを受けた刃は再び倒れるが、不屈の精神で立ち上がり、再び木刀をこちらに向けてくる。
これには沖田も流石に驚愕するが、武蔵から「嫌々大会に出ているお主と天下一の侍を目指し父の潔白を晴らそうとしている刃とでは背負っているものが違う」と教えられ、刃の覚悟を知る。
その直後、刃が木刀を構えながら飛び掛ってくるが、例の剣技で応戦しようとした途端、
いくつもの剣の気配を感じ、それに気を取られている隙に刃の一太刀を食らいそうになった。
何とか受け止めるものの、これ以上やると自分に勝機はないと悟り、自分の負けを認めて試合を放棄した。

ちなみに彼が試合中に感じた剣の気配は、刃が土壇場で作り出した幻の刃・闘刃であり、
相手が達人であればあるほどその気配に惑わされ本物の刃を見失ってしまうというものであった。
敗北した後は決勝戦の舞台に向かう刃達を見送り、「剣術も捨てたもんじゃない」と自分の考えを改めた。


他作品において


名探偵コナン

大阪ダブルミステリー 浪花剣士と太閤の城(前半)』に少しだけ登場。
京都泉心高校剣道部に所属。服部平次の剣道のライバルであり、得意の五段突きで平次に勝利した事がある*1
剣術は続けているようだが、剣道の試合では序盤の試合をサボって昼寝をしているらしい。

後に『恋と推理の剣道大会』で、台詞つきで再登場。
この際に京都の上京区に住んでいる事が判明。観察力に優れている面を見せ、被害者が剣道の審判である事を一目で見抜いた。
また大岡紅葉とクラスメイトである事も判明する。
顔が工藤新一に似てるため、毛利蘭「ほんとに新一みたい」と思わず見惚れる。
しかし推理は得意ではなく、「犯人がわかった」と言ってトンデモ推理を披露し、江戸川コナン「こいつバカなのか?」と呆れられていた。

紅の修学旅行』で登場した時には紅葉からは「剣道小僧」と呼ばれており、逆に沖田は紅葉の事を「オッパイ」と呼んでいる事が判明する。
終盤では刃の妹・諸羽に片思いしている事が発覚。しかし刃を倒さないと告白できないと考えているため、まだ自分の思いを伝えられないでいる。

ちなみにコナンに登場する沖田はYAIBAの沖田と同一人物である(スーパーダイジェストブックより)。


主な技


  • 五段突き
相手の体五箇所を同時に突きわける早業。
その剣が修羅の如き早さゆえ、常人には一太刀にしか見えない。
弾丸すら至近距離で避けれる蘭ですら(試合を観客席から眺めていたとはいえ)一突きとしか認識できないほどで、まともに食らった対戦相手は間違いなく只では済まない。
初代沖田は眉間、喉、胸の上下三段を同時に突く「三段突き」を得意としていたが、現在の沖田はそれに加え両肩も突く事ができる。
これを見た武蔵は驚愕し、「奴の剣の才は初代沖田総司を超えているかもしれん」と彼の才能を高く評価した。

  • 無名の技
刀を逆手に持ち、刀身に溜めた剣の気を一旦地面に集め、斬り上げると同時に爆発させる剣技。
そのすさまじい爆風を浴びながら太刀をかわせる者はまずいない。
沖田ほどの剣の才があるからこそ出来る奥義だが、本人は「じっちゃんとの稽古中に出来た技で大したものじゃない」と謙遜している。


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最終更新:2024年01月10日 12:22

*1 正確に言えば、平次にかわされた突きで彼の耳の裏を切ってしまい、血が止まらなくなったので試合続行は不可能と医者に判断された。なので平次は沖田に負けたと認めていない。