鉄諸羽

登録日:2018/01/27 (土) 10:44:19
更新日:2019/01/19 Sat 11:17:32
所要時間:約 5 分で読めます





わたしの名前は、鉄諸羽…

そう… わたしはあなたの…

妹よ…

鉄諸羽とは、漫画『YAIBA』の登場人物である。
名前の読みは「くろがね もろは」。


人物

日本屈指の大企業「鉄(アイアン)グループ」の令嬢。
中学生ぐらいの年頃の美少女。肩にかかるぐらいの茶髪で、カチューシャをつけている。
父親は剣道家だったが既に死亡しており、母親の美智子が鉄グループを取り仕切っている。
広大な敷地に建てられた西洋風の大きな屋敷に住んでおり、使用人の他に腕の立つガードマンが何人も配備されている。

気の強い性格で、何事にも物怖じしないタイプ。
剣道を嗜んでおり、屈強な男達(自分の家のガードマン)を竹刀一本であっという間に全員叩きのめすほどの実力の持ち主。
だが女の力では限界があるらしく、剣の腕だけなら鉄刃の足元にも及ばない事は自分でも認めている。
観察力も鋭く、刃の試合を一目見ただけで彼の考えていた事を見抜き、彼の甘さを指摘した。

父親は日本一と謳われた剣道の達人であったが、諸羽が生まれる前にとある侍と試合で戦い、その侍に殺されている。
この話を美智子から教えられたため、父の仇をうつために美智子に隠れて剣の修行を行っていた。
その父の仇というのが、刃の父の剣十郎だったのである。
また剣十郎と同じぐらい侍そのものに憎悪を抱いており、「侍は勝つためならどんな汚い事でもする存在」という考えも持っている。
ちなみに彼女の母親の美智子は「竹刀は自分の夫を奪った野蛮な道具」として剣道を忌み嫌っているため、剣道の修行をしている事は美智子には秘密にしている。

実は本作の主人公・鉄刃の血の繋がった妹であり、彼は鉄グループの跡取りでもあった。
だが刃は物心つく前に剣十郎にさらわれ育てられたため、刃本人は最近までその事実を知らなかった。
ちなみに剣の癖が刃と全く同じであり、それに気づいた宮本武蔵は「2人には何かある」と薄々感づいていた。
また剣十郎が名乗っている名前は、殺された諸羽の父の名前であり、諸羽の父を殺した後で名前を奪ったのだという。

刃に真実を明かした後は彼を「お兄ちゃん(美智子の前では「お兄様」)」と呼ぶようになるが、剣十郎を人殺し呼ばわりされた刃は、彼に会って確かめるまでこの事実を認めようとはしなかった。


活躍


  • 織田信長御前試合編
日本剣道選手権大会で優勝を果たし浮かれている刃の前に突然現れる。
そして刃に剣道の勝負を挑み、瞬く間に2本先取して勝利してみせる。
その際に刃の剣の甘さを厳しく指摘し、「あなたは本当の侍じゃない!」と断言した。

その後は自分の屋敷に刃達を招待。
父の仇が剣十郎である事と自分が刃の妹である事を明かし、剣十郎を倒してほしいと刃に頼んだ。
当然刃にはすぐに信じてもらえなかったが、刃が剣十郎に会って確かめると言い出すと、「織田信長御前試合に出れば会える」と教え、既に刃のエントリーも済ませてある事を伝える。

織田信長御前試合とは、国家予算をはるかに凌ぐ大金が動く闇の賭博試合である。
命を落とす危険性もあったので、峰さやかと武蔵は「そんな危ない試合に刃が出るはずがない!」と言って刃を連れて屋敷を出て行く。
しかし刃に賭けているものは誰もいなかったため、この日から刃は「辞退しなければ命はない」と各国の富豪に狙われる事となる。
富豪の手下達から逃げているうちに鉄家の屋敷へ戻ってしまった刃達であったが、その後刃は御前試合に出る事を決意する。
だがその真意は剣十郎と戦うためでなく、剣十郎に会って本当の事を確かめるためであった。

刃が試合に出ることを決めた後は、彼らに鉄家の屋敷に泊まるよう進言。
美智子に刃が見つかってしまうも、彼女が配備したガードマンの目を盗んで夜のうちに庄之介に乗って一行とヨロイ島まで向かった。

試合中も刃達と行動を共にするが、対戦相手に対し手加減をする刃を見て「その甘さを捨てない限りあの男(剣十郎)には勝てない」と厳しい言葉をぶつける。
また別の相手が卑劣な手を使ってきた時には「戦いに優しさや情けは必要ない」と言い切るが、その後の刃とゴズマの戦いを見ているうちにその考えが揺らぎ始める。
そして刃と柳生十兵衛が純粋に剣の腕を競い合っている姿を見て、刃をそのように育てた剣十郎の事も見つめなおすようになった。

その後、決勝戦の会場で剣十郎の姿を発見すると「この人殺し!」と彼を罵る。
すると剣十郎は否定するどころか「その女(美智子)がそう言うのなら…そういうことだ…」と認めるような発言をする。
そして決勝戦が終わった後で美智子が登場し、彼女が刃の母親だとはっきりしたのだが、その直後に剣十郎は美智子の夫…つまり諸羽の父親だという衝撃の事実が発覚した。
美智子の話によると、剣十郎が刃を連れて勝手に出て行った*1後で散々苦労したため、諸羽が剣十郎の写真を見つけた際に「この人(剣十郎)は私たちから父親を奪った侍という愚かな男」とウソをついたようである。

その後は剣十郎を父親と認め、帰りのヘリの中で「お父さん」と笑顔で呼ぶが、そのすぐ後で剣十郎の頬をひっぱたいて「わたしはあなたのことを絶対に許さないからね!!このクソオヤジ!!」と怒鳴り、ツンツンした態度で自分の席へと戻っていった。

  • エピローグ
その後は剣十郎と家族3人で(刃はその後新たな旅に出て行った)鉄家の屋敷で暮らすようになるが、剣十郎がなかなか家に居つかないため、美智子と一緒に彼の奔放な行動に振り回されている。
しかし剣十郎との仲は良好であり、「身勝手なんだから」と思いつつも彼が抜け出すのを手伝ったり食料を提供したりしている。


他作品において


紅の修学旅行』File.1005「濃紅の予兆」にて、沖田総司が想いを寄せている少女として登場。
沖田が持っていた写真にはエピローグの時と同じ制服を着た諸羽が写っており、その中の彼女は剣道の防具を持っていたので、高校生となった後も剣道を続けているようである。





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