ジャニーズ事務所

登録日:2018/01/18 Thu 20:37:20
更新日:2024/03/03 Sun 19:52:37
所要時間:約 6 分で読めます





株式会社ジャニーズ事務所とは、東京都港区赤坂八丁目に本社を置いている企業。

本項ではタレントマネジメントおよび育成を担当していた芸能事務所としてのジャニーズ事務所と、2023年10月17日からその業務を引き継ぎ改称した株式会社SMILE-UP.及び旧ジャニーズ事務所からマネジメント業務を引き継いだSTARTO ENTERTAINMENTについて記述する。



■概要

株式非上場。創業者及び初代代表取締役社長は故・ジャニー喜多川、死去後から2023年9月までは藤島ジュリー景子が、同年9月7日からは東山紀之が社長を担当。

かつては日本の男性アイドル業界の頂点に立っており、グループ活動は勿論、舞台・バラエティ番組・ドラマ・アニメ(声優)といった多くのコンテンツに多数のタレントを送り込む芸能界屈指の有力事務所であった。
誰が言ったか「ジャニーズがいないと男性アイドルのコンテンツは作れない」とか。
尤も、2000年代以降はLDHやスタダなど他事務所の男性アイドル進出、2.5次元ミュージカル俳優の台頭、K-POPおよびその亜流グループ*1の進出などもあり、次第にシェアを低下させていた。

歴史的に見ればアイドル事務所というよりもミュージカル俳優の事務所。
実は女性タレントも少数抱えていた時期があり、2代目社長の藤島ジュリー景子(副社長メリー喜多川の娘で、『3年B組金八先生』の初代生徒)も元はそのメンバーである。

男性アイドル業界のトップ企業だが、その経営はブラックな面もこれまで見せてきた
芸能界における大騒動をちょくちょく起こすのは勿論、マスメディアやテレビ局へのメディアコントロール力も非常に強いと噂されていた。
ジャニーズに関する騒動は、芸能界という世界の闇を学ぶには良い教材だとかなんとか。
SNSが普及した2010年代以降は、後述する肖像権規制を筆頭とした前世紀的な経営手法を「時代遅れ」と批判する意見も見られるようになり、2016年のSMAP解散騒動以降はその傾向が強くなった。
特にジャニー喜多川死去後は行政からお𠮟りを受けるなど、様々な問題行為が頻繁に取り上げられるようになり、最終的には事実上の廃業に至った。
一方、公に内部事情を語る機会がなく、ネットメディアを中心にブラックイメージが先行するあまり、根拠のない噂やネガティブな物事の原因全てを事務所に負わせるような言説も多く流れており、「元は噂話だったはずが、いつの間にか事実のように流布している」パターンも多い。
話題にする際は注意が必要である

事務所に所属するタレントのファンは総称して「ジャニヲタ」と呼ばれている*2
様々なオタクファンコミュニティの中でも多くのファンと長い歴史を持ち、コミュニティで形成された独自用語もある。
しかし、人が多ければ変な輩や行為も目立つためか、マナー違反・誹謗中傷・ストーカーなどの迷惑行為によりメンバーや関係者らに迷惑を掛け、悪い意味で注目を浴びる機会も少なくない。

子会社にはジュニアを統括する株式会社Annex(旧:ジャニーズアイランド)やレコード会社のELOV-Label(旧:ジャニーズ・エンタテイメント)などがある。


■歴史

ロサンゼルスの真言宗の寺院の息子に生まれたジャニー喜多川(以下ジャニー)は、幼い頃に日本に帰国するが戦後ロスの高校、大学に進学。
このアメリカでの生活の中でエンターテイメントの世界に接触するようになる。

ジャニーは帰国後、知人が野球チームを設立していたのを真似して野球チーム「ジャニーズ少年野球団」を設立。
このチームのメンバーのうち4人の少年をスカウトし、野球チームと同名の男性グループを結成する。
現在の社名はこのジャニーズの所属事務所として創業したことによる。これが1962年6月のことである。
その後1975年にこれまで業務提携していた渡辺プロダクションから独立して「ジャニーズ事務所」として創立。

独立と時を同じくしてに現在に繋がるアイドル路線を確立し、今なお名前が知られる男性アイドルも輩出する。
80年代になると、たのきんトリオ(田原俊彦・近藤真彦・野村義男)を筆頭とした人気タレントやグループを送り出し、芸能界での地位を手に入れた。

しかし、90年代初頭は光GENJIの人気低下もあって苦しむことになる。
そんな中でSMAPがバラエティ番組やドラマへの挑戦を行い、新たなジャニーズ像を作り上げた。
この挑戦が成功したジャニーズ事務所は、以降も男性アイドル業界での巨大勢力を持ち続けて現在に至る。
歴史的経緯からテレビだけではなくミュージカルをはじめとした舞台にも注力している。余談だがSMAPが初主演したミュージカルは『聖闘士星矢』で、今でいう2.5次元の先駆けのようなこともしていた。

なお所属タレントの全部が全部歌手というわけでもなく、バンド活動や俳優お百姓さんを主軸においているタレントも若干存在する。


◇創業者死去と体制変革

2019年6月、創業者ジャニー喜多川氏はくも膜下出血に倒れ、半月以上の療養の末同年7月9日に死去。享年87。
これを受けて組織変更が行われ、2代目社長には藤島ジュリー景子、会長に藤島メリー泰子、副社長(兼ジャニーズアイランド社長)に元所属タレントだった滝沢秀明が就任した。
これにより体制の変化も大きくなり、これまで頑なに設置してこなかったYoutubeの公式チャンネルや、所属タレントのSNS公式アカウントも続々と設立。
長期間所属していたタレントの退所やグループ解散・活動休止も相次ぐようになった。
また、SMAP解散騒動の反省から、活動休止または解散するユニットについては事前発表を行い、記念コンサートや特別番組の放送など円満な解散商法を行うこととなった。
また、それまで週刊誌でしか報じられなかったメンバーの不祥事についても積極的に公表するようになった。
さらにメリー会長が名誉会長に退いて主要役員の若返りが進行。さらにジャニーズJr.の年齢制限も2023年よりスタートすることになった。その後メリー名誉会長は2021年8月に死去。享年93。

その後、滝沢氏は2022年9月末で副社長を退任し、同年10月末で事務所を退社したことが明らかにされた。
後任はイノッチこと井ノ原快彦氏で、タレント活動と兼任で社長業を行う。

しかし、2023年に後述する性加害問題の発覚から同年10月に社名変更及びマネジメント体制の一新を発表。社名は「SMILE-UP.」に変更し、現在のタレントマネジメントは個別に契約する新会社を設立してそこに移行することとなった。

これに合わせて乃木坂にあった本社ビルの看板を撤去する工事が実施され、最後の姿を収めるファンでにぎわった。

法人としてのジャニーズ事務所は藤島ジュリー景子氏による被害者救済会社として当分は残るが*3、半世紀以上にわたった芸能事務所としての役目を終えることとなった。


◇公正取引委員会

前述のジャニー喜多川死去直後に、元SMAPメンバー3人(香取慎吾・稲垣吾郎・草彅剛)およびその所属事務所に対し、民放テレビ局などに3人を出演させないよう圧力をかけた疑いから、公正取引委員会(公取委)が調査を行い独占禁止法違反(優越的地位の濫用)の注意を受けている。

公取委では当時芸能人を筆頭としたフリーランス労働者に対する独禁法の適用を進めており、当時の委員によれば「芸能界も独禁法の対象である」と対外へアピールする意向があったとも語っている。

それまでも(ジャニーズ事務所に限らず)芸能人が独立後露出が減り、その理由として前に所属していた芸能事務所が各方面へ圧力をかけた(俗にいう干す行為)…と思しき事案は多々あり週刊誌やネット上でしばしばネタにされていたが、国の行政機関である公取委がそれらをクロと判断したインパクトは大きく*4、以降ジャニーズからは中居正広や山下智久、ジャニーズ以外でも米倉涼子神木隆之介など大手を離れ個人事務所を設立、あるいは当初からフリーランスで活動する芸能人が急増することになった。

余談だが同時期には吉本興業の闇営業問題において、吉本が契約時の書類締結を交わしていない行為がこれも独禁法的に問題視されたため、事態を重く見た公取委は芸能事務所全社に対して緊急調査を実施している。


◇ジャニー喜多川氏の性加害問題

2023年に、元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏がジャニー喜多川から性暴力を受けたと外国人記者クラブにて公表し、この件について藤島ジュリー景子社長が公式に謝罪を行った。

この問題については、以前から退社したメンバーなどから告発されており、1988年に出た元フォーリーブスの北公次氏の暴露本を筆頭に多数の書籍が出たほか、2004年の最高裁判決により事実として認定されている*5
しかしこうした情報はマスメディア等では長らく報道されなかったことから「公然のタブー」扱いされていた*6
後日NHKが自社および民放各局へこの件で調査したところ、冒頭で記したコントロール能力に加え、当時は「男性の男性に対するセクハラ問題」について認識が甘かった点を明らかにしている。
余談だがこの「認識の甘さ」はジャニーズ問題のみならず、日本社会全体の風潮であったことも指摘される。例えば刑法の強姦罪は2017年に強制性交等罪に改正されるまで、被害者を「女性」と規定しており、百年以上「男性が被害者となること」を想定していなかった。なお強制性交等罪は2023年に不同意性交等罪に再改正された。

本件についてはイギリス国営放送BBCのドキュメンタリーで報じられ、さらに国連が人権問題として取り上げるなど国際的な話題となり、同事務所は外部専門家による再発防止特別チームを設置。
調査の結果、性加害の事実を認め被害者への救済及び補償が必要であるとし、前述のマスメディアの沈黙が被害を拡大させた点、同族経営によるコーポレートガバナンスの甘さを指摘している。
この件を皮切りに国内でも堰を切ったかのように報道が増え、同事務所は9月7日に記者会見を実施。
その中で藤島社長の辞任と新社長に東山紀之の就任が発表された。
なお、東山氏は社長業に専念するためレギュラー出演していた全番組を降板、年内に芸能界を引退することを明らかにした。

本件の影響で、ジャニー喜多川氏のギネス世界記録からの記録が削除されたほか(抹消ではない)、各方面で所属タレントの起用を見送る例が急増。
特にCMについてはアサヒビールが「人権を損なってまで、売り上げは1円たりとも必要ない」と強烈すぎる一言を発した影響もあり、上場企業では65社中半数となる32社がCM契約を打ち切り・あるいは契約更新見送りを表明した。
人権侵害に手を染めた事務所と取引をするということは、自身の企業も人権侵害を容認すること、あるいはそんな事務所のビジネスに協力することを意味する。そのため、特に海外展開をしていて、日本以上に、人権問題に厳しい姿勢を取っている国々とも繋がりがある企業については、この問題が大打撃となる可能性が大きかったこともうかがえる。
一方、「(事務所の罪は重いが)起用しているタレントに罪はなく、下手に打ち切ると二重の被害が生じてしまう」との見解を示し、あえて契約継続を実施した企業も存在するが、こちらは国内展開が中心の企業が多い。
一方テレビ番組については当初は動きは少なかったが*7、2024年春改編で打ち切りになる番組が次々発表された。
特にNHKでは紅白歌合戦の出場取り消しを筆頭に、ラジオ・BSも含めたレギュラー番組の終了及び出演者交代を発表しており、2024年度はNHKにおいてSMILE-UP.所属タレントの新規出演はゼロとなる。

また、これに合わせて所属タレント・企業名から「ジャニーズ」の名称を完全に消去することも発表し、「関ジャニ∞」や「ジャニーズWEST」などのグループ名や冠番組についても改称することを発表している。

2023年12月に前述したタレントマネジメント業務を引き継ぐ新会社の名称がSTARTO ENTERTAINMENTに決定したと発表。新会社名については会員サイトで社名案を募集しており、応募総数は約14万件だった。また、新会社の新社長には福田淳氏が就任することも発表された。

一方、被害者側にSNS上で誹謗中傷を行うファンも現れ、原告の一人が自殺する最悪の事態が発生した。これにより原告・事務所側共々中傷を止めるよう訴える声明を発表している。


■事務所独自のルール

◇アイドル事情

所属タレント同士は年齢、キャリア的に先輩の相手でも「君」付けで呼ぶ事が多く、創業者・現会長・2代目社長に対しては「~さん」と呼んでいる。
「君」付けは、少年隊に対して光GENJIメンバーが使い出したのがキッカケで浸透したものと植草克秀がテレビ番組で語っており、更に先輩にあたる近藤真彦に対しては「~さん」付けで呼ぶ者が多い。
ただし、呼び方が馴れ馴れしくとも先輩後輩の上下関係は厳しい。
先輩後輩の序列はデビュー順ではなく入所順。そのため95年デビューのV6・長野博が、87年デビューの光GENJI・佐藤アツヒロにタメ口で話すこともある。

また所属タレントの人数や年齢層の割に既婚者がとても少なく、結婚は離籍してからというOBも少なくない。このことから結婚に関してルールがあるのではという憶測も多い。
もっとも「アイドルという立場なので単純に結婚しにくい」「熱狂的すぎるファンの圧に耐えられる女性が少ない」と言うのも理由としては大きいのだろう。

また長い間、各グループなどの派閥構図があるとの噂も出ていた。
現に特定のグループ同士は極一部のメディアを除いて共演していなかったのである。
飯島三智マネージャーの退所後は派閥対立のような関係は消えつつあるともされているが……。

アルバイト、副業、事務所を通さない仕事は原則禁止。
家族名義でこっそりやっているタレントがいるのではと言う噂も度々出るが、表沙汰になれば処分は避けられず元KAT-TUNの田中聖の解雇原因もこれ*8と言われている。

また、2000年代までは裏番組の被りも禁止されていた。
これは一般的な同一タレントではなく、同じ芸能事務所に所属しているタレントであればグループ等に関係なく裏被りを禁じていたもの(尤も1980年代までは他の事務所もこうしたケースが多く見られた)。

変わったところでは映画・ドラマにおけるキスシーンも禁止されている。これは、近藤真彦の主演映画で相手役の貝殻の人武田久美子とキスシーンを演じたところ武田宛にカミソリ入りの手紙など嫌がらせが殺到したことが原因とされる。


◇肖像権への対応

ジャニーズ事務所はタレントの肖像権に関して相当厳しいことでも有名。
第三者が所属タレントのブロマイドを作って商売されることを恐れているためである。
肖像権に拘るのはジャニー喜多川氏の在米時代の経験も理由の一つらしい。

インターネットの成立後もその方針は変わらないどころか、ネット上でも監視の目を光らせている。
ジャニーズの公式ホームページにすら、長い間所属タレントの写真は一切掲載していなかった(プロフィール写真は掲載)。
雑誌に至っては雑誌掲載時に乗せられた所属タレントの写真を公式サイトに流用するのは不可能となっていた。
ジャニーズが表紙を飾った雑誌が、インターネット上の見本例の画像がアイドルの写っている部分だけシルエットになっていることも。
見本画像にまでの統制に対しては悪い意味でのネタ扱いや批判といった声も多い。

個人のファンサイトや動画サイトにもアートバンクという子会社を利用して削除要請を出す活動もしている。
ファンの中にはこのルールを知っているが故の意識なのか、ジャニーズ関係者でもないのに個人に対して削除要請を仕掛ける者もいるんだとか…。

また、合法的なインターネットの配信であってもこのルールは徹底しており、ネット版ポスターには主演が映らないことや自社タレントが出演しているドラマはシリーズものでも配信しないゲスト出演含む)ため、近年では不自然なことになりがち*9

しかし流石に時代的に肖像権の完全保護は無理だと悟ったのか、2018年からは公式サイトなどでの写真掲載の解禁に踏み切る動きも見せている。また、並行して所属タレント個人のSNSアカウントも創設されるようになった。
2019年以降の体制刷新以降はバーチャルアイドル企画やコンサートのネット配信、公式動画配信も打ち出している*10
更には二宮和也、中丸雄一、山田涼介、菊池風磨の四名によるYouTuberグループ「ジャにのちゃんねる」(現:よにのちゃんねる)が開設され、2022年の24時間テレビではパーソナリティも担当している。
しかし、これまであまりにガチガチにやりすぎていたおかげで一部のジャニヲタには昔の「頑なにネット配信しない」方針を神聖化していた者が出てきてしまい、この方針に猛反発する一派もいる。
経営陣の代替わり以降は上記のようにさらにその改革が加速傾向にある。
特に2020年は新型コロナウイルスの影響でコンサートやロケ撮影が長期間できなくなったため、さらに配信事業の強化を行なっており、Youtube公式チャンネルでトーク企画配信や過去コンサート映像の公開、曲のPVやダンスVerのMV公開も積極的に行うようになった。

この他、映画・ドラマ作品の2次利用についても非常に厳しく、特にBS・CSで(本放送時点で)所属タレントが出演した番組が放送されることは殆どなかった。
但し民放公式の見逃し配信サービスであるTVerについては時勢の変化で過去作品でも配信されることが増えつつあり、BS・CSでの再放送も2020年代から解禁されつつある。


■所属タレント及びグループ

下記のタレント以外にもアイドル予備軍的な「ジャニーズJr.」と呼ばれる所属タレント達が存在し、その数は300人程度いる。
Jr.の中で多数のユニットやグループがいるがそのままデビューできる保証はなく時々グループが消えたりメンバー入れ替わりなどがあったりし、ジャニー氏の鶴の一声「You、デビュー」を待つのが基本。
基本的にCDデビュー=ジュニア卒業だが、近年では活動を評価されCDデビューしないままピンの俳優やタレントとしてジュニア卒業する者もいる。
屋良朝幸はついにグループでのデビューはできなかったがダンスの高い実力が評価され、自身のタレント活動とともに振付師・演出家としても活動している。
また、木村拓哉のように所属グループの解散後にそのままピンのタレントとして残っている者もいる。
しかしジャニー氏が2019年7月9日に亡くなったことや、Jr.出身タレントの不祥事が相次いだこともあり、前述のように年齢制限を設けることになった。
2019年8月にデビュー発表されたSixTONESとSnow Manはジャニー氏が倒れる前にデビューさせる意向を幹部が聞いており、その2組が「鶴の一声」デビューの最後と言える。
デビューグループの詳細については当該項目も参照。

◇グループ【Jr.卒業年】

  • 少年隊【1985年】(グループ自体は存続しているがグループ活動はなくソロ活動を行っている。現在も事務所に所属しているのは東山紀之のみだが、事実上の引退)
  • TOKIO【1994年】(山口脱退後、音楽活動休止中。長瀬も2021年で脱退および退所、残った3人は関連会社『株式会社TOKIO』を立ち上げ、ジャニーズアイドルとしての活動は実質終了)
  • KinKi Kids【1997年】
  • 【1999年】(2020年末から活動休止中)
  • NEWS【2003年】
  • SUPER EIGHT【2004年】
  • KAT-TUN【2006年】
  • Hey! Say! JUMP【2007年】
  • Kis-My-Ft2【2011年】
  • Sexy Zone【2011年】
  • A.B.C.-Z【2012年】
  • 舞祭組【2013年】(Kis-My-Ft2グループ内ユニット)
  • WEST.【2014年】
  • ふぉ~ゆ~【2018年】(CDデビューはしていない)
  • King & Prince【2018年】
  • SixTONES【2019年】
  • Snow Man【2019年】
  • なにわ男子【2021年】
  • Travis Japan【2022年】

◇ソロ

  • 東山紀之(元・少年隊)【1985年】
  • 内海光司(元・光GENJI)【1987年】
  • 佐藤アツヒロ(元・光GENJI)【1987年】
  • 木村拓哉(元・SMAP)【1991年】
  • 内博貴(元・NEWS、関ジャニ∞)【2003年】
  • 岡本圭人(元・Hey! Say! JUMP)【2007年】
  • 中山優馬【2009年】
  • 河合郁人(元・A.B.C-Z)【2012年】
  • 長谷川純【2015年】
  • 林翔太【2020年】
  • 室龍太【2021年】
  • 高田翔【2021年】
  • 寺西拓人【2021年】
  • 原嘉孝【2021年】
  • 今江大地【2023年】
  • 松本幸大【2023年】
  • 冨岡健翔【2023年】
  • 野澤祐樹【2023年】

■主なかつて所属していたタレント及びグループ


◇解散したグループ

  • ジャニーズ(メンバーの内あおい輝彦は退所後矢吹丈や「あなただけを」で有名になり、飯野おさみは劇団四季座員に)
  • フォーリーブス(メンバーの内2人は子役からのスカウト。全員退所後2002年に再結成)
  • ジューク・ボックス
  • JOHNNYS' ジュニア・スペシャル(アニメ版『ベルサイユのばら』主題歌を担当)
  • リトルギャング(その後事務所所属のバンド「ギャングス」「ANKH」を経て曽我泰久はThe good bye、松原秀樹はフリーのベーシストに転身)
  • ジャPAニーズ
  • たのきんトリオ(厳密にはグループではなく、『3年B組金八先生』でドラマデビューした田原俊彦・野村義男・近藤真彦を売り出すための期間限定ユニットに近い)
  • ANKH
  • シブがき隊
  • イーグルス
  • The good bye(元「リトルギャング」の曽我泰久とたのきんトリオ解散後の野村義男がコアとなり、他のメンバーは外部から雇用。全員退所後2003年に再結成)
  • 光GENJI
  • 男闘呼組
  • CHA-CHA
  • 忍者
  • SMAP(メンバーのうち木村拓哉以外は退所)
  • タッキー&翼(今井翼が退所する形で解散。解散後、滝沢秀明がスタッフへ転身するが、後に退社・独立)
  • V6(森田・三宅・岡田のいわゆるトニセン3名が退所)

◇退所した主なタレント

  • 永田英二(子役からのスカウト。プロデビュー前の「フォーリーブス」メンバーながら、テレビでの年齢制限などで外されソロデビュー)
  • 内田喜郎(子役からのスカウト)
  • 郷ひろみ(バーニングプロダクションへ移籍し、同社の看板タレントに。後に本木雅弘も続いたせいか21世紀にはDVDやCS再放送でジャニーズ系とバーニング系の共演映像がNGに)
  • 葵テルヨシ(現在は玉木宏のいる芸能事務所を経営)
  • 井上純一(アニヲタ的には後のビッグコンボイ)
  • 豊川誕
  • 殿ゆたか
  • 森谷泰章
  • 未都由
  • 赤木さとし
  • 田原俊彦
  • 川﨑麻世
  • ひかる一平
  • 三好圭一
  • 中村繁之
  • 土田一徳
  • 大沢秀高
  • 目黒正樹
  • 森且行(元・SMAP、現オートレーサー)
  • 森内貴寛(元・NEWS、現ONE OK ROCKのTaka)
  • 佐野瑞樹
  • 今井翼(元・タッキー&翼)
  • 香取慎吾/稲垣吾郎/草彅剛(元・SMAP、新しい地図)
  • 山口達也(元・TOKIO)
  • 錦戸亮(元・NEWS/関ジャニ∞)
  • 渋谷すばる(元・関ジャニ∞)
  • 中居正広(元・SMAP)
  • 手越祐也(元・NEWS)
  • 森田剛/三宅健(元・V6)
  • 近藤真彦
  • 山下智久(元・NEWS)
  • 長瀬智也(元・TOKIO)
  • 滝沢秀明(元・タッキー&翼)
  • マリウス葉(元・Sexy Zone)
  • 岩橋玄樹/平野紫耀/神宮寺勇太/岸優太(元・King&Prince)
  • 北山宏光(元・Kis-My-Ft2)
  • 生田斗真
  • 二宮和也(嵐)
  • 風間俊介
  • 浜中文一
  • 屋良朝幸


■アニヲタ的には

事務所の所属タレントは各創作物でも見かけるため、ジャニーズに興味がなくても結果として所属タレントを見かける機会は多い。

特にドラマでは高確率でジャニーズタレントを目にする機会は当たり前のようにある。
これは事務所側がテレビ局の編成側に激しく売り出しているという話もある。
しかし、俳優業や声優業は本業ではないためか、通常の俳優と比べて演技力が稚拙なタレントがいることもあり、ドラマファンや映画ファンにはジャニーズを嫌っている層が一定数いるのも事実。
とはいえ、素晴らしい演技を見せる人物もおり、俳優業が半ばメインとなっている風間俊介や海外メディアからも評価された二宮和也などもいる。

3年B組金八先生』には全シリーズ通して「ジャニーズ枠」が存在したが、これが出来た最初の切っ掛けは、
TBSスタッフ「よし、これで生徒役全員揃ったぞ!」→ジャニーズ事務所「うちらのとこの子供も入れてよ!(せっかく副社長令嬢がレギュラー入りしてるし)」→「試しにオーディションしてみたら3人くらい行けそうだから元の採用組から一人落とすか…」
という事務所側からの熱烈なラブコールだったそうで、郷ひろみ移籍やフォーリーブス解散で「華」が低めになっていたジャニーズ系が大々的にブレイクするターニングポイントとなった。

テレビ局単位で見ると特にNHKとはジャニーズの時代から、テレ東とはフォーリーブスの時代から縁が深く、
NHK大河ドラマでは2023年現在計5作ジャニーズ系主役作品があり、1974~86年に放送された歌番組『レッツゴーヤング』では何と約2年分を除いて本事務所のアイドルがレギュラー出演していた。

アニメ声優としても出演する事が存在し、有名な例は『遊戯王デュエルモンスターズ』にて主人公・武藤遊戯を演じた風間俊介だろうか。
他にもSMAPのメンバーや堂本光一もアニメ作品で声優を演じたことがある。
ただし、声優としての関連作品の再出演には壁もあるようで、後に代役を立てられることや理由付けで声が出なくなることも。
一時期、風間俊介もそうなりかけたが、近年では再び武藤遊戯の声を演じたり、遊戯王関連のイベントに出演している。

特撮作品にもジャニーズが名前を出すことがあり、有名な例はかの『ウルトラマンティガ』の長野博。
長野の出演の縁でウルトラマンティガの主題歌はV6が務め、その主題歌『TAKE ME HIGHER』はV6を代表する名曲として知られる。
ジャニーズJr.及び元ジャニーズJr.という経歴を持つ特撮出演者も少なくなく、『マグマ大使』でレギュラーを務めたフォーリーブスの江木俊夫・『百獣戦隊ガオレンジャー』に風太郎役で出演したHey! Say! JUMPの有岡大貴と事務所入所前に子役として出演した例もある。
一方で、出演者の写真を積極的に用いる特撮とジャニーズの肖像権の方針は合わないのではないかとも言われる*11
中でも長野と一緒に出演していたタレントがジャニーズを退社した影響で、主役チームのメンバーの一人が一時期関連書籍で存在を抹消されていた『ウルトラマンティガ』のケースは特に有名。
しかし2021年に東映と組んでの特撮ドラマ「ザ・ハイスクール ヒーローズ」(東映側のPが塚田英明、脚本が高橋悠也)制作で東映特撮とも公に関係を確立。今後も大きな変化があると思われる。

アニヲタなジャニーズも珍しくなくなっており、特にKis-My-Ft2の宮田俊哉やSnow Manの佐久間大介はアニヲタっぷりは有名である。


■余談

ジャニーズ事務所のタレントのような雰囲気を与える人物を「ジャニーズ系(ジャニ系)」と呼ぶことがある。
この会社なんかは所属モデルがジャニーズ系であることを売りにしている。
似たような単語としては「体育会系」「EXILE系」などという物も存在する。


追記・修正はジャニーズ系イケメンと呼ばれてからお願いします。

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最終更新:2024年03月03日 19:52

*1 代表的なものでは「JO1」で、ビジュアルやダンスはK-POPを模しているがメンバーは全員日本人で、マネジメントも吉本興業系の事務所が担当している。

*2 後述する悪いイメージから蔑称で使われることも多く、世間一般で言うジャニヲタ層の中にはジャニヲタという単語で呼ばれることを嫌う者もいるという。また、グループごとにファンの呼び方は異なる。

*3 被害者への補償を終え次第廃業する予定。

*4 公取委が芸能事務所を注意したのもこれが初めてである。

*5 正確には事実認定した高裁判決にジャニーズ側が上告したが、最高裁が却下して確定。また「ジャニー喜多川が所属タレントにセクハラ・パワハラを行っていたこと」は事実認定されたが、「それを報道することにより週刊文春がジャニーズ事務所の名誉を毀損したこと」も認められており、最終的に罰金を払ったのは週刊文春側である。

*6 例外的に浜村淳氏が自身のラジオ番組「ありがとう浜村淳です」内で一時期、ジャニー氏について「あのホ●じじい」などと罵倒に近い批判をしていたことがある。氏がなぜ嫌悪感を抱いているかはいまだに語られていない。

*7 正式な謝罪会見が行われたのが9月で、テレビ局の秋季改編がほとんど決定し動かせなかったという事情もある。

*8 曰く付きの繁華街ビルでバー経営。

*9 例外的に近藤真彦は、ジャニーズ所属時代から自身が監督するモータースポーツのKONDO RACINGやSUPER GTの公式サイトで顔写真が掲載されていた。

*10 それでも画像が使えない場合、スポーツ紙のサイトでは写真の代わりにグループ名や個人名の名前だけをスポーツ紙の見出しを模して書いた画像を使う場合がある。

*11 一部メディアが報じた噂として、ジャニーズの所属タレントが『仮面ライダー鎧武』のメインキャストに抜擢される寸前だったが、肖像権の問題で意見が対立して最終的に破談になったという話がある。