メダロット2

登録日:2018/01/14 (日) 23:30:00
更新日:2024/03/14 Thu 18:23:29
所要時間:約 15 分で読めます




ぼく メダロットのこと
もっと もっと しりたいんです


概要

1999年7月23日にイマジニアから発売されたゲームボーイ、ゲームボーイカラー共通ソフト。ジャンルはRPG。


メダロットシリーズの第2段でありイッキ三部作の始まりの作品。
今作もカブト・クワガタの2ver。

前作以上の機体数とメダル数が追加されさらにバリエーション豊かになっており、
パーツ行動の追加やメダフォース登場により戦術にも更なる奥行きが出た。
戦闘テンポも改善しオート行動が追加され遊びやすくなっている

イベントでも顔グラフィックの追加や一枚絵の表示、テキスト量の増加されグッと濃厚なものに。
個性豊かな登場人物が繰り広げる王道ながらもアツイ物語はいまだに高い人気を誇る。
ヒロインごとのマルチエンディングも健在。

一部のパーツが異様に強かったり、前作からの転送の関係などでコンプリートがかなり大変なのが玉に瑕。

なお、前作とは一部登場人物が引き続き登場するもののそこまでストーリー上つながりはない。
遊んでいればニヤッとするシーンは多数みられるため遊んでおいて損はないが。
また、同時期にアニメ版が放送されたもののこちらはほぼパラレルワールド。


ストーリー

メダルとパーツを組み合わせて遊ぶロボット…メダロットが発達した世界。
メダロットが暴走させられる事件「魔の10日間」から7年が過ぎた。
主人公天領イッキはメダロット大好きの小学四年生。
ある日変なコンビニ店員にパーツを無理やり買わされ、メダルを父からもらった彼は念願のメダロッターとなった。
行く先々でロボロボ団による事件を解決していきメダロットの腕前をメキメキ伸ばしていく。
次第にロボロボ団に目をつけられたイッキは彼らの世界征服を阻止するために戦う。


登場人物

名前はお酒関係からつけられている。

天領イッキ
主人公。ちょんまげ頭の少年。
普段は気の弱いほうだが根は困ってる人をほおっておけない熱血漢。
ボケの多いこの世界では貴重なツッコミ役。
よく変装(半分以上女装!)することが多く、この世代の少年少女にイケナイ性癖を植え付けた。
……というか、チュートリアルとキャラ紹介が終わって最初にこなすイベントが、スカートめくり事件の女装おとり捜査である。
クリア後には自分から女装することが可能。
最初に買わされる機体は「メタビー」若しくは「ロクショウ」。
今作はどちらもメダルと頭部パーツの相性が良くなったりパーツが全体的に性能が上がったため前作のイヌバージョン、ゾウバージョンの悲劇はおこらない…はず…。
というかラスボスの次くらいに高性能。欠点は火力が高すぎて熟練度上げに使えないこと。

○ソルティー
イッキが飼っている犬。顔グラがかわいい。
隠れたパーツを見つけるベントがあったりする。しゃべれない、はず。

甘酒アリカ
ジャーナリスト志願の新聞部の少女。非常に気が強い。
イッキの幼馴染で親友であり彼をよく振り回す。
同時に好意も持っており他の女性とイッキが親しくすると機嫌を悪くする。
一方で落ち込んでいるイッキを慰めるなど高いヒロイン力も持つ。
エンディングでのヒロイン候補。
愛機は女子学生型の「セーラーマルチ」とヴァルキュリア型の「プリティプライン」。
最初はそうでもないがプリティプラインが追加されるとなかなかの強敵になる。

辛口コウジ
はなぞの学園の最強メダロッター。
最初はイッキを邪魔者程度に思っていたが次第にライバルになっていく。
気が短く、よく勘違いや早とちりをする。
しかし土壇場では素直に協力したりピンチに助けに来ることも多く基本的には頼りになる男である。
愛機はサーベルタイガー型の「スミロドナッド」、若しくはライオン型の「ウォーバニット」。
初戦の彼は異様に強く、特にカブト版では絶望を見せてくれる。フレクサーソード怖い…。

純米カリン
はなぞの学園に通うコウジの幼馴染。
天然気味だがやさしくほんわかした女の子で絵に描いたようなお嬢様。
ヒロイン候補。イベントはアリカより気合いれて作ってある
愛機は看護師型の「セントナース」。貴重な完全防御持ち。
その他の機体も強いというよりしぶとい。
…あまりにもセントナースの頭部が強いので奪ってしまうと以降はヌルゲーと化すのはメダ2のお約束。
また、使ってくるセイレーン型メダロット「トランキュリィ」のパーツはとある場面で必要になる。
あとセントナースの左腕は貰い忘れると入手がクリア後に難しくなるのでストーリー中で戦うときに忘れずに貰っておこう。

○キクヒメ
悪ガキ3人組「スクリューズ」のおやびんリーダー。気だるい喋りをした姉御肌。
基本的には小悪党的な性格だが仲間だと結構頼もしい。
やる気がなくなって帰るという変なこともしてくるが。
愛機はサンダー攻撃のネコ型「ペッパーキャット」。
一発の威力は低いが停止効果があるためうっとうしい。
○イワノイ
スクリューズの2番手。イヤミだがハッキング能力にたけている。
典型的な腰巾着だが、アニメ版ほど情けなくはない。
愛機はライフル射撃のイヌ型「ブルースドッグ」。
クセがない機体だが少々パワー不足。

○カガミヤマ
スクリューズの1番手。
きれい好きでのんき。マイペースすぎて時々会話がかみ合わなくなる。
愛機はレーザー攻撃を行うカメ型「キースタートル」。
レーザーがとにかく怖い。前作のイエロータートルと異なり頭でもレーザーを撃ってくるようになったので脅威。
しかもこの頭のレーザー、無茶苦茶威力が高い回数2だが
だが足が遅いため場合によっては何もできずに倒せることも。
両腕は速度が遅すぎて扱いにくい。あと彼を含め本作は雑魚敵も多くが頭部に光学パーツを持っているので後述のようにわりと野良エンカウントも命懸けだったりする。

○アワノハチロウ
はなぞの学園一のお金持ち。
いかにも金持ちの嫌な奴といった性格だが根は寂しがり屋。
ロボロボ団にそそのかされ窃盗事件を引き起こしてしまうがイッキに諭され改心した。
なぜか古代にもきてたりする。バグで帰ってこなくなることも
愛機はレーザー攻撃を行うザリガニ型「ホッピンスター」。
両腕の速度が光学パーツのわりに優れているので使いやすい。
美形じゃなくアニメにも出ないので地味

○メダロット博士
メダロット界の権威。本名「アキハバラアトム」。
前作と異なり固有のグラを獲得し、シナリオにも大きくかかわるように。
他にも壊れたパーツを直してくれたりも。

○ナエ
メダロット博士の孫。今作ではシナリオにも登場。
メダルや変化型の機体を譲ってくれる。
今作はエンディングはありません。チクショウ

あがたヒカル
イッキの近所のコンビニのバイト店員。前作の主人公。
お使いに来たイッキに無理やりメダロットを4980円で売りつけた。
高校生らしく単位が危ういらしい。

○秋田キララ
メダロット社でバイトしている女性。なふだをくれる。
試験に集中させるためヒカルのメダロッチを取り上げりしてる。

○快盗レトルト
かなりイっちゃてる変態ロボ
仮面で顔を隠したタキシードにシルクハットの謎の男。専用BGMあり。
芝居がかった喋りをするが言動はどことなく間が抜けている。
試験で来れないこともあるらしい…。
イッキのパパにメダルを渡した人物であり、困った時にイッキを助ける謎の人。
いったい何者なんだ…。

○レトルトレディ
変態その2
仮面で目元を隠したノースリーブドレスの謎の女性。
レトルトが来られないときにイッキをサポートする。
いったい何者なんだ…。


●セレクト隊

メダロットによる犯罪を取りしまる警備隊。
1時点で組織はほぼ崩壊したが再編された。
イッキが事件を解決すると都合よくやってくる。
一般隊員はセレクトスリーに「アーマパラディン」をランダムで組み替えた機体を使ってくる。

○アワモリ
セレクト隊の隊長。小柄で筋肉質の男。
民間人への被害や協力を考慮せずに自分の手柄を優先し、部下には横暴と典型的ダメ軍人。
イッキの功績を横取りしていたが終盤に醜態が明らかにされ失脚、首になった。

○トックリ
セレクト隊の副隊長。痩せ気味で長身の男。
心優しくまじめな軍人。
イッキが事件を解決しているとうすうす気づいており終盤には手助けしてくれる。
クーデターを起こしアワモリを失脚させ新リーダーとなった。

○セレクトスリー
セレクト隊のメダロット。
セレクトレッドの「アタックティラノ」(ティラノサウルス型。ボディーカラーは青と黄色)、
セレクトブルーの「ランドブラキオ」(ブラキオサウルス型。ボディーカラーはほぼ黄色)、
セレクトイエローの「エアプテラ」(プテラノドン型。ボディーカラーは青と白。頭だけ黄色い)
……の、三体からなる。
色が全然あってねえ…(作中でも突っ込まれている)。
3以降は固有のキャラとしては登場しなくなり、通常のセレクト隊員のメダロットに格下げされた。
ちなみにどの機体も絶妙に使えるパーツがある。具体的にはアタックティラノの右腕、エアプテラの脚部、ランドブラキオの頭である。


ロボロボ団

メダロット関連の悪事を行う怪しい集団。
前作でお馴染みの全身黒タイツに角の装飾とサングラスをつけた恰好は幹部だけになった。
一般団員は金魚鉢の様なヘルメットをかぶった緑の全身スーツに身を包んでいる。
スカート捲りの様なみみっちい悪事から学園ごと乗っ取る作戦などマルチにこなす。
幹部戦の戦闘音楽はシリーズ初のボス戦BGMであり非常に人気。
だいたいクワガタの方が難易度が高い。
ロボロボ団の幹部の名前は酒のつまみから。
実はバージョン限定に見えて幹部の各バージョン限定で使う機体は全て別バージョンでも入手可能だったりする。

○サケカース
ロボロボ団のリーダー。悪役らしくふるまうが根はせこくて身勝手。
はなぞの学園でハチロウにメダロット盗難させ、
学園長になりすまし学園のメダルやメダロットをすべていただこうとしていた。
愛機は魔術師型の「ダークネスメイジ」、若しくはキメラ型の「トリプルゴッツン」。
前者は鬱陶しいだけだが後者はなかなか強敵。

○シオカラ
ロボロボ団の老人幹部。目に瑕のある屈強な大男。子供嫌い。
おどろ山で幽霊っメダロットのヤナギをだましパーツを集めさせていた。
ロボロボこどもを見捨てて自分だけ逃げるなど卑劣。
愛機はイノシシ型の「ダッシュボタン」、若しくはダイオウイカ型の「アビスグレーター」。
完全防御を持つ防御型の前者、サクリファイス持ちの速攻型の後者と真逆なのが面白い…が、
前者はリーダー集中や火薬無効で楽勝、後者はクワガタトップクラスの難敵と難易度差がひどいことに。

○サラミ
ロボロボ団のこども幹部。
数にモノを言わせて来たり子供を利用した作戦を提言するなどロボロボ団の中では切れ者なのではと言われている。
愛機はハンマー攻撃の「ジェントルハーツ」。頭パーツのショットクリアーによる「単発クリア」が厄介。
カブトでもクワガタでも使用機体が変わらない珍しい存在。

○スルメ
ロボロボ団女性幹部。よくいるドS系女幹部。
作戦を行ってはいないが過去に飛ばされたり、パワハラしてきたりメダロット者でバイトしてたりと意外と印象に残る。
愛機はデストロイ攻撃を繰り出すメデューサ型「ストンミラー」、若しくはチャージドレインを操るサキュバス型「サーキュリス」。
彼女だけカブトの方が難易度が高め。
彼女の固有機体はバニーさんが使ってきたりする。



ヘベレケ博士
メダロットの権威の一人でメダロッ島のスポンサー。
終盤にロボロボ団のスポンサーであることを明かし世界征服に乗り出す。
メダロット博士の学友だったが一度も彼に勝てなかったらしい。
自分の目的のためなら犠牲をいとわない冷酷な性格…
なのだが想定外の出来事に慌てたり、そもそも世界征服の理由がギャルにもてたいからだったりと意外と憎めない存在。
何度かロボトルする機会があるが必ずリーダー機が飛行型で低装甲の「ゴーフバレット」のためアンチエアで簡単に倒せる。
砂漠エリアで戦うときは得意地形だからといって飛行型の脚部にしていると返り討ちにされるので注意。

ゴッドエンペラー
本作のラスボス。ヘベレケ博士がビーストマスターのデータをもとに開発した最終兵器。
メダルのリミッターを解除されており人間に平気で攻撃を行う。


メダロッ島での登場人物

○ミスターうるち
ロボトルのレフェリー。今作でも大会くらいにしか登場しないため地味。
イッキの発言をことごとく聞き流す。

○ミルキー
前作のパーツコレクションに登場していた魔女で、GBシリーズお馴染みの人物。
通信のお姉さんとそっくりだが別人……と本人は主張している。
今回はメダロッ島のアトラクションである魔女の城「ミルキーランド」の案内役をしている。
実はロボロボ団と手を組んでおり、気に入った子供を誘拐するという悪事を働いていた。
愛機は魔女型メダロットの「サンウィッチー」。初お披露目となる「転倒」行動が厄介。
入手がわりと困難な機体だが、女子高生狩りとヘベレケ博士初戦を利用すると少し楽になる。

○魔王
ミルキーランドのボス役。
恐らくその正体はカエル型メダロットの「フリッグフラッグ」。
とてつもなくレベルが高く「アトラクションのボス役」という立ち位置でありながら、凄まじい回避能力で勇者(イッキ)を苦しめる難敵。
アンチシーを避ける潜水型は後にも先にもこいつくらいだろう。
索敵を使おうにもフリッグフラッグの能力は相手の索敵を元に戻す索敵クリアなので無意味。
メダフォースを含めても攻撃手段はお供のビームだけなので、光学無効をつかうか、がむしゃら、ねらいうちを使わないようにして避けきってしまうのがよい。
勝つと凄まじい量の経験値(2000以上)がもらえる。
本作でのミルキーの行動などから察するに、彼もロボロボ団のメダロットなのかもしれない。

○テキーラ
メダロッ島のロボトル大会に参加している、ラテンの国のメダロッター(メキシコ出身?)。カブトバージョンにのみ登場する。
ロボトルの実力はあるようだが、妙に好戦的で大会外でも騒ぎを起こしたりする問題人物。
愛機は全身にガトリングを装備したサボテン型メダロット「サボテンナ」。
「トゲトゲアタック」や「ローリング・トゲトゲ・ボンバー」なる必殺技を繰り出すが、 技の内容は不明。

○リョウ
メダロッ島のロボトル大会に参加している、国籍不明のメダロッター(中国系?)。クワガタバージョンにのみ登場する。
闘志溢れる男ではあるが、テキーラと同じく周りの迷惑を考えない困った人物。
愛機は剣やドリルからソード攻撃を繰り出すアンボイナ貝型メダロット「アンボイナ」。
「ビューティ・キッス」なる必殺技を仕掛けてくるが、やっぱり技の内容は不明。
実は開発スタッフの一人がモデルのキャラクターで、ゲ●タードリルに愛情の全てを捧ぐプログラマーらしい。


その他

○カンちゃん
おどろ山に住む人を食べる山姥お婆ちゃん。
不気味だが優しい人で、おどろ山で暮らす野良メダロットたちの面倒を見ている。そしてイッキに女装を後の4含めて2回もさせた人でもある
おどろ山を騒がせている幽霊の正体であるメダロット「ヤナギ」行方を心配していた。
4にも登場する。

○ばんちょう
イッキと同じ小学校に通う顔が濃すぎる小学生…たぶん…。
体が弱くよくトマトジュースをはいてしまう。
愛機の番長型メダロット「バンカラン」は貴重かつ重要な反撃パーツ持ち。
ラスボス戦に備えてぜひもらっておこう。
なお3以降では小学生を卒業したらしい。

○マルガリータ
遥か古代の島国「コーダイン王国」のロリ女王。5歳児。
民の前では女王らしく振舞えが普段は無邪気でちょっとわがまま。
ナイトメア型のメダロット「プースカフェ」のマスターだった。
プースカフェが悪戯のし過ぎで追い出された後も彼を想っている…のだが実は同型機がたくさんいる
クリア後に銀のロケット使用で会いに行ける。
ヒロインにはなれません。なぜだ

○ヒトシ(カブト)/カズキ(クワガタ)
序盤のおどろ山、中盤からクリア後にかけて花園学園で何度か戦う少年。
見た目は「おとこのこ」の汎用グラだが、固有の名前がついている。
使用機体はホビー型の「トイワールド(カブト)」か、ヒトデ型の「スターペンタゴン(クワガタ)」。
実はこの2体は当時の読者公募で選ばれたもの。メダロッターの名前はこの機体をデザインした子からとっていると思われる。
クワガタの人はラスボスで詰まないためにも左腕をぜひ入手しておこう。とはいえ頭部、脚部も非常に高性能なので悩みどころ。

○りんたろう
メダロッターりんたろう!の主人公。
クリア後にほぼモブだがゲスト出演している。探してみよう。

開発スタッフの白川照幸シラタマ
ナエさんの部屋の前にいる研究員。ナエさん萌え。
なんとこの世界を作った神であり隠しボスである。

ディレクターの河村直哉カワムラー
またでた謎の男。今作ではロボトルできる。ロボトルに勝つとダメロットを落としていき、高額で売れる。
負けるか勝負を避けるとサインをくれ、カワムラー本人(!?)に売れる。

プリミティベビー
本作の隠しボス。天使のような姿をした赤ちゃん型メダロット。
ゴッドエンペラーのいた培養層を調べると戦える。
やろうと思えばラスボス直後でも戦える。

○おばあさん
おどろ山でランダムエンカウントするザコ敵…なのだが、鬼畜ババアとして2のプレイヤーの多くのトラウマとなったことで有名。
というのも、コイツと初めてエンカウントするときはどう進めていても2体しかメダロットを持っていないにも関わらず、
3体メダロットを出してくる。しかも一体目には純正で相性補正がフルで載ったカネハチまーく2に3体目には未満防御やトラップ持ちという、
どう考えても殺す気満々の構成である。こいつになすすべもなく主人公機のパーツを奪われてリセットした小学生も多いとか。

システム

メダロット
今作の登場メダロットは91体。前作と通信すれば前作の60体も使用できる。
ティンペットは全部で9体手に入り進め方次第で男5:女4か男6:女3にできる。
今作は女性型はまだ弱いが使用に耐えうる機体も増えてきている。前作に引き続きナース頭のインチキっぷりも相変わらずだが
今作からメダロットを組み立てるのはメダロッチになった。

ロボトル
所謂、通常戦闘。
ほぼ前作と同様だが下位互換パーツが増えバランスは悪め。
そもそも主人公機の性能が先のようにラスボス、裏ボスに次ぐ程ヤバいため適当に使っても無双できてしまうので
パーツを変える必要が殆どないという有様…

メダフォース
今作の新システム。所謂必殺技をシステムに組み込んだもの。
戦闘中にチャージやダメージを受けることによりたまるゲージを消費して発動する。
大ダメージ、全体回復、異常付与など効果はさまざま。

新システムでまだ手探りだったためか、そのメダルに似合う効果で高いレベルで覚えるものほど強力な効果という覚え方をする。
たとえば光学が得意な「トータス」メダルならパーツの威力を2倍、3倍、4倍にする。
束縛が得意な「クラーケン」なら相手全体を束縛にする(後で覚えるものほど時間が長い)といった具合。
…が、例によって「全体ていし」だの「自分と相手全員の頭部以外全破壊」だの「7/8で相手即死」だの意味不明な強さのものから
「特定の脚部にのみランダムで状態異常」だの「成功をあげるだけ」だのしょーもないものまであり、実用性で格差が生まれている……。
これは次回作以降で改善される気がした

○移動用アイテム
ミニハンドル、かぜのつばさ、せんぼうきょうの3つ。
ミニハンドルは街中での移動スピードを上げ、かぜのつばさは町から町へ一瞬で移動できる、せんぼうきょうは水上を移動できる。
今作から専用メダロットをくみ挙げる必要がある。
ミニハンドルは「ランドローター」、かぜのつばさは「レディブースター」、せんぼうきょうは「ブルーサブマリン」が必要。
該当パーツはアイテムをもらう際に一式すべてもらえる。
一応奪われても研究所で高額ではあるが買い戻すことも出来る。

○パスワード
コンビニでパスワードを入力することで隠し機体が入手できる。
アニメと連動しておりCMでパスワードが公開されていた。

○前作との通信
クリア後に特定の条件を満たすことで1のパーツとメダルを持ってくることができる。が、それに必要なアイテムが有限なのですべてのパーツやメダルを移動できるわけではない。
メダルについては、1のメダルはオオカミを除きすべて2にも登場するため、名前が被らないようにひらがなになる(もともとひらがなのものはカタカナになる)。
また、ランクが廃止されたためレベルが再計算され、レベルに合わせてメダフォースも覚える(2の同名のメダルと同じ)。
1と2で属性が異なるものは2に合わせる形になる(例:デビルメダル ぎせい→はかい)。
パーツは装甲などの数値はそのままだが、一部属性や行動が変わるものがある。(キングファラオの腕の潜入→重力)
サムライの腕やキングファラオの腕は格闘系なのにターゲットが表示される。

2はパーツ性能のインフレが激しいため、実用的なパーツは限られるが、
サムライは相変わらずのオーパーツっぷりを発揮しており、戦車系脚部はむしろ1のものの方が強い。

その他派生作

メダロット2 パーツコレクション

パーツコレクション2ではないぞ
1999年10月29日に発売されたパワーアップキット。
2に登場する全パーツとメダルはこれ一本で入手可能(前作登場のものは入手不可)。
主人公はイッキだが初期機体はスミロドナッドかウォーバニットを選択して選ぶ。選ばなかったほうは終盤で入手できる。
今作は簡単だがちゃんとストーリーがあり本編の後日談となっている。
ただ戦うだけでなく勝利条件の指定されたスペシャルロボトルがある。一部運ゲーだが

メダロット弐core

ゲームボーイアドバンスで発売されたリメイク作。
初めはコミックボンボン誌上で、カブトバージョンのみが限定販売されていたが、後にクワガタバージョンと共に通常販売されるようになった。
メダロットが歴代でも最高クラスに動き非常に躍動感がある。
登場人物はアニメ絵準拠になっており立ち絵が表示されるように。
イッキが女装すると立ち絵も女装するという凝りっぷり。よくやった
りんたろうやパパ、ママとロボトルできるようになるなど追加イベントも実装。
戦闘バランスも大幅に見直され歴代でもかなりの良バランスと評判(とはいえ、まだまだ十分とは言い難いが…)。
ダメージ時演出の高速化など戦闘テンポも見直されている。
一方で主人公機の弱体化や登場機体の減少など問題もなくはない。
出荷本数が少なくソフトにプレミアがついてしまっている。
VCで配信されたため、プレイ自体は容易になった。




追記・修正はスカート、きもの、ゆうしゃ、ドレス、ロボロボ、バニー、犬のいずれかの恰好でお願いします。

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最終更新:2024年03月14日 18:23