ベンキマン

登録日:2018/01/01 Mon 20:12:00
更新日:2023/06/07 Wed 21:38:58
所要時間:約 10 分で読めます






知恵さえあれば どんな難事も解決できる

それが由緒正しき文明を持つ 我らインカの誇りーっ!


ベンキマンは漫画『キン肉マン』に登場する正義超人

【もくじ】

【プロフィール】


CV:二又一成 、山崎たくみ(Ⅱ世)
所属:正義超人
出身:ペルー
身長:185cm
体重:87kg
年齢:2000歳
超人強度:40万パワー

【概要】

胴体が和式便器で、頭部にとぐろを巻いた大便のオブジェを戴く超人。
アニメでは頭部のオブジェが蛇口に変更されている。

普段は冷静で紳士的な性格で、試合では寝技や関節技を主体とする。
必殺技は相手を胴体の便器に取り込み、流してしまうという恐ろしいもの。
非常に長寿の超人で、体の便器は時代ごとにモデルチェンジしているとか。
しかし、何故かⅡ世までの34年で急激に老け、寿命も尽きてしまった。
なお、その時代では弟子のウォッシュ・アスが活躍している。

数少ない作者自らデザインした超人。
当時古代インカ帝国の遺跡にトイレの原型が見つかったことが元ネタだとか。
実際、インカ帝国が水洗トイレ発祥の地という説もあるらしい。

読者からはカレクックとのタッグ結成ネタが多いが、公式はスルーしている。
ただ、『超人様』によるとプリプリマンとのタッグ結成は考案されたらしい。

WSCゲーム『超人聖戦史』、PSゲーム『マッスルグランプリ』シリーズにも参戦し、「金的」や「臭い三連撃」、即死技の「七年殺し」等下品な技の数々を使う。
マッスルグランプリシリーズでは意図的に最弱キャラとして設定されているが、実は『2』では相性の良いキャラもそれなりに存在し、最弱候補には名を連ねていない。
流石に上位陣との実力差は大きいが、プレイヤーの腕次第で悪魔将軍キン肉マン ソルジャーを便器に流してしまうことも可能。

スタッフによると、「便所道具を使って戦う」イメージがあったようだが、半公認同人ゲーム『マッスルファイト』のほうが先に実現している。


【作中の活躍】


第21回超人オリンピック編

予選を危なげなく突破し、決勝トーナメントに進出したベンキマン。
決勝ではシード枠を手に入れ、キン肉マンとキングコブラの試合では甲子園の売店でポテチを買っていたが、試合中、キン肉マンに頭にをつけられ、あわてて便器の水で火を消したキングコブラを、キン肉マンの運命とばかりに流してしまった。キングコブラが一体何をしたと言うのだ…。
キン肉マンとの試合の直前、彼はデモンストレーションとして予選敗退した超人達全員を相手に本戦出場を賭けた敗者復活戦を展開する。
貧弱なカニベースはもとより、巨漢のタイルマンすら丸めてアリダンゴにすることで簡単に流してしまった。

1回戦で彼と闘うキン肉マンは上記の様子を見てすっかりビビってしまい、試合開始後もリング上を逃げ回る。
悪あがきも虚しくベンキマンに捕まり流されてしまうが、パンツを便器に詰まらせるという奇策により逆転。
ベンキマンは突如腹痛に苦しみ、最後は便器内から大量の水を溢れさせながらマットに沈んだ。

超人を流せる便器に何故パンツが詰まるのかは永遠の謎。

大会を振り返ってのコメントでは「なんといっても あのキン肉マンのクサイパンツがきいた それだけだ!」とコメントしていた。
匂いの問題ではないと思うのだが…

完璧超人始祖編

完璧・無量大数軍(パーフェクト・ラージナンバーズ)が襲来した際、カレクックと共にストロング・ザ・武道に立ち向かう。
しかし、全く通用せず「零の悲劇」によって超人パワーを奪われ人間にされてしまった。

キン肉マン外伝 ベンキマン ~失われたインカの記憶~

ベンキマンが超人総選挙2016で29位になったことから掲載。
原作の嶋田は「どないしたらええねん!」と頭を抱えたが、作画の中井は「非常に描きやすいキャラ」と喜んだという。

超人オリンピックペルー予選を闘っていた頃のエピソード。
当時のベンキマンは記憶喪失であり、頭のとぐろ型のオブジェがソフトクリームに見えることから「エラードマン」と呼ばれていた。
(実は「helado(エラード)」とはアイスクリームのことなのだが)
地味な関節技主体のファイトスタイルで観客からは不人気だったが、緊急時にトイレを貸してあげた少年マルコからは慕われていた。

ある時、危篤の祖父から呼び出されたエラードマンは自分が古代インカ帝国皇帝の警護超人だったと伝えられる。
しかし、突如侵攻してきたスペイン兵によってエラードマンは両親を殺され闘いにも敗北、以来記憶も失っていた。
また、当時のインカ帝国には既に水洗トイレの技術が存在し、ナスカの地上絵も大便をしている古代人の姿らしい。
全てを伝え終えた祖父はインカ帝国の栄光と一族の血の継承をベンキマンに任せ、水を大放出して息絶えた。

エラードマン改めベンキマンがペルー予選最終戦で闘う相手は民衆の英雄(エロエ・ポプラ)ヒガンテマン。
しかし、彼にとって超人レスラーとしてのキャリアは超人界初の大統領を目指すためのステップでしかなかった。
レジャー施設を作るために政府高官達に賄賂を贈ってまでナスカの地上絵を潰そうとする横暴さ。
加えて、それに怒ったセコンドのマルコに対して手を挙げる始末。

ベンキマンは彼の横暴を許せず怒りに燃え、また完全に記憶を取り戻したこともあって奮起。
「ヒガンテ・クラッシュ」に捉えられるも、トグロのオブジェを回転させる「エラードスピン」で反撃し脱出。
(「ヒガンテ・クラッシュ」はキン肉バスターの抱え上げた体勢からそのまま落とすような技)
そしてヒガンテマンをアリダンゴ状に丸め、「恐怖のベンキ流し」で流してしまった。
勝利したベンキマンが自分の本当の名を宣言すると、観客達は大歓声と共に大量の大便をリング上に投げつけた。

記憶が戻った瞬間のイメージ映像によると、ヒガンテマンはベンキマンの両親を殺したスペイン兵の子孫。
その時の技も同じヒガンテ・クラッシュだった。ベンキマンに対してだけ武器を捨てて格闘技で挑んでいるのがシュール

オメガ・ケンタウリの六鎗客編

突如現れた「オメガ・ケンタウリの六鎗客」に追い詰められたウルフマンを救うため、ティーパックマン・カレクック・カナディアンマンと共に参戦。
サタンの結界により主力超人達が動けない中、ウルフマンを含めた5人で「正義の5本槍」を結成、六鎗客との全面対決となる。

ベンキマンの対戦相手ギヤマスターは全身を構成する巨大な歯車で相手を粉砕するという恐るべき超人。
パワーと体格で劣るベンキマンが不利かと思われたが、相手の弱点を突く等の機転や火事場の クソ 力を発揮することで善戦する。
しかし、六鎗客の真の狙いは正義超人の火事場のクソ力を引き出し自分達のものにすることで、これまでは本気を出していなかったことが判明。
激闘の末ベンキマンはギヤマスターを便器に流すことに成功したものの、ギヤマスターは歯車の推進力を利用することで脱出に成功。
(この時、何故かベンキマンの全身が歯車に侵食されており、大変気持ち悪い描写になっている)
最大の必殺技を破られたベンキマンは為す術なくギヤの餌食となった…

しかし試合終了後のアリステラ曰く「最後は本当に危なかった」らしく、彼から詰るようにこう言われたギヤマスターも反論できず黙り込んだことからすると、あと一歩が勝敗を分けた紙一重の試合だったようだ。
ベンキマンとギヤマスターの超人強度は実に150倍以上の差があり、そんな相手をあと一歩のところまで追い詰めただけでも大殊勲もの。
ベンキマンは本当によく頑張ったのだ……。

この試合では六鎗客が元々地球にいた超人だったことが判明する等、話が大きく動いている。
が、試合終了後にあの男が復活することが判明し、読者の関心をそちらに持っていかれてしまう形となった。

ちなみに頭のオブジェは正体が判明した今もエラードオブジェと呼ばれている。エラードへの風評被害が心配である。


【必殺技】


  • 恐怖のベンキ流し
ベンキマン最大の必殺技。
相手を便器の中に取り込み、流してしまう。

彼らに流されたものがどこに辿り付くのかについては諸説ある。
ベンキマンの初試合の時点では「ベンキマン自身にも作者にも分からない」とされていた。
『キン肉マン77の謎』ではブラックホールが吸い込んだ先と同じ場所に行くとされている。
『Ⅱ世』では汚く濁った「糞尿の魔境」に行き着くとされている。

流す手順は使い手や状況に応じて様々。
捕まえた相手をそのまま放り込むほか、丸めてアリダンゴにしてから流す方法を実践した。

  • ベンキーヤウォッシング
便器内から勢い良く放水する技。
上記の必殺技の仕上げとして使うほか、離れた場所にいる相手に水流を浴びせることもできる。
ベンキマンはギヤマスターのギヤのオイルを洗い流すことで回転を止めるためにも使っていた。

  • 秘技 アリダンゴ
相手を小さく丸めてしまう技。
手足など末端部から捕まえて折りたたんでいき、最終的にはひとかかえほどのダンゴ状まで丸め縮めてしまう。
タイルマンやギアマスターのようなどれだけ大きい硬い相手でも、見る間にダンゴにされてしまうのは圧巻。
しかもそこまでしているのに相手は骨折もせず傷一つも負わず、自然に元に戻ることまで可能という何気にすごい技。

これ単体で使っても相当強そうな業だが、ほとんどベンキ流しのセットアップ用にしか使っていない。
ただ格闘ゲーム「マッスルグランプリ2」ではアリダンゴ状態の相手を投げあげて、元の体に戻って落下してくる相手にカンチョーを決める超必殺技が存在した。

  • エラードスピン
ベンキマンの頭部の大便型オブジェを回転させ、相手を突く。
相手に捕まった時に窮地を脱するために使われることが多い。
技名はエラードマン時代の名残。




追記・修正はベンキ流しから生還してからお願いします。

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最終更新:2023年06月07日 21:38