マーシャドー

登録日:2018/01/01Mon 16:00:00
更新日:2023/12/31 Sun 22:36:17
所要時間:約 6 分で読めます






影の中に潜むことができ 人前に姿をみせないので その存在は幻だった。


出典:劇場版ポケットモンスター キミにきめた!、製作:OLM Team Kato、ピカチュウプロジェクト、配給元:東宝、公開:2017年7月15日
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku、
©Pokemon ©1998-2020 ピカチュウプロジェクト、©2020 Pokemon. ©1995-2020 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.



■データ


全国図鑑No.0802
分類:かげすみポケモン
英語名:Marshadow
高さ:0.7m
重さ:22.2kg
タマゴグループ:未発見(性別不明)

タイプ:かくとう/ゴースト
特性:テクニシャン(威力60以下の技の威力が1.5倍になる)

HP:90
攻撃:125
防御:80
特攻:90
特防:90
素早さ:125
合計:600

努力値:攻撃+2、素早さ+1

2倍:ひこう/ゴースト/エスパー/フェアリー
1/2:いわ/どく
1/4:むし
無効:ノーマル/かくとう


■概要


2017年4月に公式発表された、第七世代における幻のポケモン。
劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』上映時に「ふしぎなおくりもの」経由で配布されていた。
映画上映前か上映後に3DSを起動して受け取ろう。

黒ずくめの子供のような姿をしており、身体の一部が雲や煙のようにゆらめいてもいる。
闘争心が高ぶると揺らめいている頭と腕が緑色に光り、目つきも炎のように凛々しくなる。
ゲンガーのように人やポケモンの影の中に潜む能力を持ち、普段は誰かの影の中に潜んでおり、人前に姿を表さない。
影に潜ることで相手の気持ちを理解したり、動きや能力をコピーでき、やがて本物よりも強くなる。
人前に姿を現さないのは臆病な性格故らしいが、映画を見るとそうは思えないとの声が多い。

名前の由来は「マーシャルアーツ(martial arts=武術)」+「シャドウ(shadow=影)」と思われる。
響きはマシェードに似ているが、特に関係はない。


■映画でのマーシャドー


登場した映画自体がアニポケ無印のリメイク的作品のため、マーシャドーの登場時間は非常に少ない。
また他の幻のポケモンたちのようにマーシャドー自身が喋ることも戦うこともないので謎の多いまま幕を閉じてしまう。
詳細は映画の記事を参照。


アニメでのマーシャドー


第57話にて中身の入れ替わったロトム図鑑に撮影されるという形で早くもアニメに少しだけ登場した。
一カットのみの登場である。
映画の個体と同一なのは謎。


■対戦でのマーシャドー


ミミッキュと同タイプっぽい見た目だが、史上初の格闘とゴーストの複合。ながらく専用複合だったがSVにてコノヨザルという後輩ができた。
上記の通り耐性こそイマイチだが、攻撃面では全タイプにタイプ一致技で等倍以上のダメージを与える強力な組み合わせ。
両方を無効にできるのはヒスイゾロアークのみだが、第8世代現在共演はしていない為実質全ポケモンに等倍以上で攻撃を通せる。
その強さは過去に「きあいだま」持ちゲンガーや「せいなるつるぎ」搭載ギルガルド等が証明済みである。
種族値も攻撃と素早さの高さから速攻物理アタッカーとして優秀で、耐久力も平均以上には備わっている。

専用技「シャドースチール」は威力90・命中100で攻撃時に相手の能力強化補正を奪い取り、さらに「みがわり」も貫通する強力な技。
通りの良さ故か一般のゴースト技の威力が抑えられがちなのに対し、デメリットなしの威力90は明らかに破格である。
効果の方も「奪い取る」なので相手の強化補正は消滅し、しかも低下している能力はコピーされないというチート仕様。
ソード』の図鑑説明によると拳法の達人の影に潜ることによって覚えた究極奥義らしい。人間なのに相手の能力上昇を奪える達人が強すぎる。

「マーシャドーZ」で専用Zワザ七星奪魂腿(しちせいだっこんたい)にもなり、追加効果こそなくなるが「ゴーストZ」を使った場合よりも高い威力で撃てる。
なお、この技はポケモンの技では初の漢字で表記された技である。

さらに格闘タイプの技の中でも優秀な「インファイト」まで使用でき、メインウェポンの恵まれぶりが異常。
Z「インファイト」も上記の七星奪魂腿に近い威力であり、攻撃範囲が大きく異なるので仮想敵次第では有力候補となる。
他の一致技は「ドレインパンチ」や、特性で威力を強化できる「シャドーパンチ」、特性による威力強化に加えて麻痺の追加効果もある「はっけい」等。

「かげうち」「フェイント」「ふいうち」と先制技が豊富なのも特徴。
特に「かげうち」はタイプ一致補正と特性の効果で「しんそく」すら超える威力90となる。
普通に使っても強く、素早さで勝るミュウツーデオキシスも狩れる等、利用価値が高い。
ダブルで「まもる」や「ワイドガード」対策になる「フェイント」を強化できるのも嬉しい。
ただ、「ふいうち」は「かげうち」と範囲が被り、対ノーマルには格闘技があるため微妙か。

サブウェポンも「どくづき」「アクロバット」「ストーンエッジ」や三色パンチ等豊富。
「がんせきふうじ」は特性により実質威力90という、命中率や素早さの下がる追加効果を考えるとこれまた一般の岩技に比べて破格の性能。
攻撃範囲を見てもホウオウレックウザランドロス、流行のフェアリータイプ等、多くの強敵に有効なものが揃っている。
型なら「インファイト」や先制技と相性の良い「がむしゃら」も使える。

変化技は「シャドースチール」と相性の良い「いばる」や、「ドレインパンチ」と併用するための「ビルドアップ」等。
またおにびやがむしゃら等意外にもいやらしい技を覚えるので一考の余地あり。

幻のポケモンの中でもかなりガチな能力であり、とにかく受けづらい。
特にフェアリー型を除くアルセウスの主要な型(珠・霊・)に対して有利なのが大きい。

ただほぼ物理で殴ることしかできないため、「おにび」や「いかく」が極めて有効。
高い物理耐久を誇るゲンシグラードンイベルタル等も対面からなら有利に渡り合える。
上から殴るならシェイミ(スカイフォルム)が最も適任。

もちものはきあいのタスキが主流。禁伝幻環境では心もない耐久を補うことができる。

これらの非常に優秀なタイ種族値特性によって剣盾ランクバトルシーズン34では最終使用率10位という幻ポケモンの中で最も高い栄光を刻んでいる。

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最終更新:2023年12月31日 22:36
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