登録日:2017/12/30 Sat 00:23:01
更新日:2024/03/26 Tue 16:40:17
所要時間:約 59 分で読めます
タフとは、週刊ヤング・ジャンプや週刊プレイ・ボーイなどで展開されている格闘
漫画シリーズ。
作者は
猿渡哲也氏。読者からの通称と愛称
と蔑称は
「猿先生」
◆概要
シリーズは長期に渡って連載されており、同じく格闘漫画の金字塔
バキ・シリーズ同様何度かタイトルを変えている。
- 第一部『高校鉄拳伝タフ』(全42巻、1993~2003、ヤング・ジャンプで連載)
- 第二部『TOUGH』(全39巻、2003~2012、ヤング・ジャンプで連載)
- 第三部『TOUGH 龍を継ぐ男』 (既刊30巻、2015~、プレイ・ボーイで連載、初期は外伝扱いだった)
で構成されている。
また、プレ・ストーリーやスピン・オフとして
- 『男純情恋歌』(1993、『SOUL』4巻に収録)
- 『TOUGH外伝 OTON』(既刊2巻、2001~)
- 『Devils×Devil -Kiryu in Paris-』(2012)
- 『TOUGH 番外編 柔の章』(2021)
なども存在する。
緻密なデッサンによるたくましくリアルな肉体描写や、数々のできそうでできない
必殺技(特に関節技は格闘漫画屈指であろう)を特徴とし、
集英社を代表するリアル風格闘漫画の金字塔として、あの
バキシリーズと並び立つ存在である。
また猿先生は格闘業界とも親交が深く、連載時には誌上企画やリングでの企画によるコラボも多く存在し、90年代~00年代の格闘シーンの貴重な資料になっている。
キャラクターも元ネタが存在する人物が多い。(まんまやのォ。あーーん!?とか言うなや)
しかし格闘技漫画らしくガバガバな部分が良くも悪くも目立つ。が、そんな雑さやツッコミどころも本作の魅力と言える。寧ろ刃牙が昔と比較して叩かれがちなのに対し昔っからずーっとこんな感じなので叩かれるよりネタ化して愛されてる節が強い。
特に、上記の頭の悪さ魅力が凝縮された登場人物達の発する独特な台詞回しの数々はタフ語録(猿語録)と呼ばれ、常人には理解不能の猿展開と相俟って、一度目にしただけで脳髄に刻みつけられる凄まじいインパクトを放っている。
あまりの笑撃衝撃と使い勝手のよさからネットミームの一つとまでなっており、実際の読者以上に膾炙しているのは間違いないと考えられる。
実際、この項目も9割は語録で出来てるしのぉブヘヘヘ。
◆あらすじ
舞台は港町・神戸。
日々喧嘩に明け暮れる高校生・宮沢熹一(キー坊)は一子相伝の古武術「灘神影流活殺術」の継承者であり、
厳しくも優しいおとん・宮沢静虎や友人に見守られつつ修業のために数々の死闘を繰り広げる。
灘神影流に復讐を誓う「プロレス界の帝王」アイアン木場、
その木場を1分で秒殺した米軍の「格闘マシーン」エドガード・C・ガルシア、
陰謀の影に見え隠れする「怪物を超えた怪物」宮沢鬼龍…
様々な格闘家との因縁の果て、灘神影流の未来を賭けた静虎と鬼龍の「死合い」の壮絶な決着で物語はいったん幕を閉じる。
あの「死合い」から2年。
キー坊は後遺症を負ったおとんの治療費と自身の修業のため、闇の格闘試合に身を投じていた。
宿敵・鬼龍の影を追う中、キー坊の闘いの舞台は新たな世界的格闘大会「ハイパー・バトル」に移る。
復活を果たした「おとん」宮沢静虎、
「聾唖のジェット」マーシオ"ジェット"内藤、
「ネオ・プロレスラー」鯱山十蔵、
そして灘神影流と源流を同じくする「幽玄真影流」の存在。
数々の因縁は、やがてキー坊の出生の秘密へと繋がってゆく……
「TOUGH」から10年以上の時が流れた。
鬼龍の息子の一人である長岡龍星は、母の死をきっかけに東大の首席入学を蹴り義実家を飛び出す。
その目的は「家柄、肩書、学歴、職歴にこだわるぬるい人生」を辞めること、
そして母が死に際に教えてくれた父・鬼龍を捜し出し己の手で倒すことであった。
故あって灘神影流・宮沢静虎の下で修業することになった龍星は、その道すがら多くの鬼龍の血脈と関わることになる。
鬼龍の足跡を追う内、龍星はやがてガルシアのクローン体「G-28」を巡る国家規模の壮大な陰謀に巻き込まれていく…
◆登場人物
猿空間入りという概念があるため、基本的にシリーズを通して登場し続けるキャラは殆ど存在せず、宮沢一族が話の中心となっている。
宮沢一族
「泣きたいくらい闘いたいんやっ」
「ぎょうさん金のメダルをぶら下げとるが、ワシかて金の玉2つぶら下げとるわい」
「変わった…?進化したと言うてくれや」
「ワシが信じるのは灘神影流だけじゃあっ」
『キー坊』『小さな巨人』『ナチュラル・ボーン・ファイター』
『高校鉄拳伝タフ』及び『TOUGH』の主人公。
「灘神影流活殺術」の継承者として、縦横無尽の身のこなしと不屈のド根性、煽りスキルを武器に世界中の猛者たちと戦い抜いていく。
作中の愛称は「キー坊」だが、何故か世界中のどいつもこいつもこのあだ名で呼ぶ。
未読の人はこいつの名前をタフくんと勘違いしていると考えられる。
名前の元ネタは当時の内閣総理大臣『宮沢喜一』。完全な同姓同名ではなくタフの方は"喜一"ではなく"熹一"なので注意。
ちなみに"憙一"でもない。ややこしいので呼称はキー坊で統一するべきと考えられる。
第三部『龍を継ぐ男』にも登場するが、とある事情から闇落ち。
髪型をロン毛に変え、“NEO宮沢熹一”と名乗っていた。
「人を殺す術を知ってるからこそ活かす術にも通じている」
「“死”を意識するようになって“生きている”ことを実感する」
「どの世界にも通じることやが… 中身のないヤツが数を誇る!」
「人間的にはかなり劣化しとるわ」
『親父』『静かなる虎』『史上最強のモラリスト』
キー坊の父にして師匠であり、灘神影流14代目当主。
普段はモラルや武道を重んじる厳格な武人だが、キー坊に対しては何だかんだで甘いところがあり、意外とお茶目な部分も見せる。
スピンオフ作品の「OTON」では主役に抜擢された。
「カモがネギしょってやってきたぜェ グヘヘヘヘヘ…」
「欺瞞だ。全てが欺瞞に満ちている」
「神を嘲笑しろっ」
「待てよ 物語はこれから面白くなるんだぜ」
『怪物を超えた怪物』『神の肉体と悪魔の頭脳を持つ男』『傲岸不遜の嗤う龍』
『気の良いおじさん』『弱き者』
静虎の双子の兄(一卵性双生児)にして灘神影流の達人。
そして傍若無人・傲慢不遜な立ち振る舞いで度々騒ぎを引き起こす宮沢一族のトラブルメーカー。
第一部では名実ともに最強格のラスボスとして君臨していたが、第二部の中盤あたりから謎の小物・ネタキャラ化が進み、以降はいろんな意味で歯止めがきかなくなっている。
スピンオフ作品「Devils × Devil -Kiryu in Paris-」では主役に。
「人の道に外れてはいけないという反面…"鬼"になってみたいという衝動に駆られる!」
「すいません マスクを着けてる方が残酷になれるんです」
「我が名は尊鷹」
『高潔なる鷹』『鷹兄ィ』『バトル・キング』
静虎と鬼龍の兄。彼もまた灘神影流の達人であり、2人をも凌ぐ凄まじい戦闘力を持つ。
かつて鬼龍との決闘で殺されたと思われていたが…?
○宮沢金時
「自分を徹底的に愛してるから他人を愛せるようになるんや」
「もう 荼毘に付したよ…骨はある場所に置いてある」
『ジイちゃん』
キー坊の祖父。ハゲでチビ。
普段は「女好きでインキンの
スケベ爺」だが、これでも灘神影流13代目当主(つまりキー坊の先々代)。
かつては鬼のような男だったらしく、単身でヤクザの事務所を壊滅させたことも。
静虎のキー坊への過保護っぷりに苦言を呈することもあるが、本人も割と甘い。
第一部以前、プロト・タイプの読み切り版から登場している超古参キャラにもかかわらず、本名が判明するのに長い時間がかかった。
最終的には本人が荼毘に伏された。
『龍を継ぐ男』では回想シーンで登場。なんと
太平洋戦争終戦後、被爆者の代弁としてGHQ総司令官マッカーサーに第二の秘拳「精髄破滅拳」を喰らわせ原爆投下に対する考えを改めさせたということをやってのけた。
○宮沢由美子
「神戸のみんなは元気してんの?」
『おばちゃん』
キー坊の伯母。東京で整体師を営んでいる。
その辺のヤクザくらいなら余裕で撃退できる程度には腕っ節も強い。
東京修業編以降は猿空間送り…と思いきや回想でちょっとだけ登場した。
「私は強くはないけど…それほど弱い女でもないよ…」
『お母ちゃん』
『メスブタを超えたメスブタ』
キー坊の母。第一部開始時点で既に故人であり、キー坊にはほとんど記憶がない。
訳あってマネモブからは「メスブタを超えたメスブタ」と散々な呼び方をされている。詳しくは当該記事参照。
高校鉄拳伝タフ
○石毛
「ボクはキミみたいに強くなりたいんだ 友達になりたいんだ」
『チンゲ』
キー坊の通う高校にやってきた転入生。チビで元いじめられっ子。
不良に絡まれていたところをキー坊に助けられて友人になったが、その後当人の勧めで(半ば無理やり)モヒカンにされた。
喧嘩は弱いが格闘技オタクなので解説も務める。
TDK開幕あたりを最後にやはり猿空間送り。
正直あだ名は普通にひどいと思う。
○森浦
「毛ェ染めてボンタンはいてケンカばっかりしとるのは世間一般では不良と言うねん」
『モリヤン』
キー坊の高校時代の友人。
チンゲとは対照的にガタイが良く喧嘩もできそうな解説役だが、戦闘シーンはない。
TDK開幕あたりを最後に猿空間送り。
「ほいだらおどれはあの世へ送ったろか あーーん?」
『尼崎の島木』
尼崎を拠点とする暴走族の頭。鑑別所帰り。
2mを優に超える巨体とありあまるパワーを活かした力押しの攻撃を得意とする。
タフ・シリーズ記念すべき最初の名有りの敵キャラであり、一部のマネモブからコアな人気を誇る。
○染谷兄弟
「バッタの足をもぐように指をもいだけるわ」
『ラリパッパ』
兄の狂一と弟の狂二の極悪兄弟。狂一はヤクザの準構成員という噂があり、狂二は少年院に入っていた。
二人ともヤク中でキレやすく、すぐにナイフで人を刺すような危険人物なため、キー坊たち青葉工業の生徒らにも悪名が知れ渡っている。
「俺は二度と人間には拳を振らない」
『アシュラ』『クロちゃん』『座敷犬』
灘神影流と対をなす流派「灘心陽流」の達人。
見た目は長髪の優男だが、素手で大型トラックを5分で破壊する剛腕を持つ。
かつて空手の試合で親友を殺めてしまった悲しい過去があり、それ以来本気で拳を振るうことを自ら封印していた。
○加納剛次
「ワシはオリンピックに出る男や なにをやっても許されるんじゃい!!」
『巨象』
高校柔道のチャンピオンでアトランタ五輪の金メダル候補。
196cm/131kgの強靭な体格で殺人術としての柔道をふるう。
普段は品行方正を装いつつ喧嘩や女喰いに明け暮れている外道だが、柔道の練習だけは真摯なのがなお厄介。
色っぽい女教師と付き合ってる羨ましい奴。リア充鼓爆しろ(しました)
「なめるなっ メスブタァッ」
「ゴングを鳴らせ 戦闘開始だっ」
「私にダメージはないっアイアン木場の身体はそんなにヤワじゃないですよ。ククククク…」
『社長』『怪物』『プロレスの神』
数々の異種格闘技戦を制してきた
プロレス界の帝王。
かつて静虎との闇試合で左目を失い、灘神影流に復讐を誓う。
灘潰しのため、自分への挑戦権を報酬に静虎・キー坊の元に数々の刺客を差し向ける。
モデルはまんま
馬場と
猪木。
「フッ、尊敬するよ」
「怒らないで下さいね 強いだけの男ってバカみたいじゃないですか」
『キバカツ』
アイアン木場の息子。
幼い頃から木場に灘神影流を潰すよう命じられて育った。
実母は既に離婚しており、周囲の子供からいじめられる
悲しい過去?を持つ。
長らく
猿空間送りだったが、『龍を継ぐ男』の過去編で眼鏡の怪しい青年となって復活した。
(小学生くらいだった鉄拳伝時代から成長する時間はない気もするだろうが仕方ないんだ)
「プロレスラーよりプロデューサーの方が性に合っている」と語り自らリングに上がることはないが、
実際のところは父親譲りの体格を生かそうと体も鍛えており、(不意討ちとはいえ)キー坊を
ジャーマンで気絶させるほどのパワーの持ち主。
実は鬼龍の忠実な配下となっており、キー坊を自身の主催する総合格闘技大会へ出場させようと様々な工作を行い、最終的にキー坊の手により痛めつけられた。
現代編でも登場し、龍星らを拉致し強引に
”血の謝肉祭”に出場させた。その後G-28の行方を追う鬼龍たちの前に現れ隠れ家に案内するも、監視のために飛ばしたドローンで燃え盛る炎を見て「放火殺人犯になっちゃうよ」とビビり、辛くも脱出したスヌーカを介抱、病院に入院させる。
その後鬼龍の居場所を聞き出そうとする姫次と交戦するもボコボコにされ、結局白状されられた。
「この顔も…この肉体も…あの男から受け継いだあらゆるものに…羞恥と嫌悪を抱く!!」
『キバシン』『スーパーK』
アイアン木場の正式でない方の息子。
顔は若い頃の木場にそっくりで、父親以上に丈夫な肉体を持つ。
母親から引き離されて虐待のようなトレーニングをさせられた挙句、親子関係を拒絶される悲しい過去を持つ。
当然木場に対しても憎悪しかなかったが皮肉にも戦う姿も瓜二つ。
TDKのリザーバーとしてキー坊とボイラー室デスマッチで戦うが、その中で父のことも受け入れるようになる。
その後?無事猿空間送りしたで
○鬼川平蔵
「その灘神影流がどれだけ強いのか味見してやるよ クエックエッ…」
『壊し屋オニ平』
古流柔術をベースとする超絶技巧の関節技を武器とする元プロレスラーで、「殺すプロレス」を得意とする。
見た目の地味な関節技をプロレスの客に理解してもらえず引退、その後プロレスラーを躾ける「壊し屋」となった悲しい過去を持つ。
ただ、性根は「壊す」ことよりも「作る」ことを好んでおり、一度キー坊と手合わせして以降は関節技の師匠ポジに落ち着いた。
普段は神戸でストリップ小屋を営んでいて、年の離れたかなり若いストリッパーの嫁がいる。
アイアン木場戦の後、猿空間送り。
モデル説はヴォルク・ハン。
「歳はとりたくねェな オニにも仏心がめばえてくる…」
『凶獣』『超格闘家』『現代のフランケンシュタイン』
かつてオニ平にその技術の全てを教え込まれた格闘家。現在は全方位に鍛え上げたトータルファイター。
技・体は揃っているが余りに危険なその闘争心のため、裏の世界で闇試合や壊し屋をこなしてきた。
オニ平の左腕を破壊した後、木場の画策により灘神影流との因縁が出来る。
キー坊との戦いの後に改心し、かつて自らが破壊したキックボクサーのパリー・スミスに謝罪しに行くが…
弱点は水虫。
見た目のモデルらしいのはジャン・レノ。
○金田長英
「しゃあけど…残念ながら破壊力がないわ!」
「ボクが負ける要素がなにひとつ見つからんのです」
『キンちゃん』『人間凶器』
五体を凶器へと変える「拳術館空手」の門下生。
空手トーナメントの場でキー坊と友人になるも、喧嘩に対するスタンスの違いから対立。
更にキー坊を庇い勝負を挑んできた黒田を素手でトラック解体してたのに「破壊力がない」と一蹴、
必要以上に痛めつけて病院送りにしたことで完全に因縁ができる。
表面上は温和ながら相手を狡猾なやり方で痛めつける歪んだ性格だが、
それはかつて自身が壮絶ないじめを受けていた悲しい過去のためだった。
モデルの金泰泳が在日コリアンなので彼も在日かもしれない。
○倉本鉄山
「クククク…超人ってのはそういうもんよ…」
「クソボケがーーっ!!!」
「見事やな…(ニコッ)」
『超人』
拳術館空手の創始者でキンちゃんの師匠。普段は飲んだくれで、弟子に対するシゴキは苛烈を極める。
しかし友人のために単身ヤクザの事務所に乗り込んで23人をぶちのめしたり、キー坊vsキンちゃんの決着に潔く敗北を認めたりと、
かませ犬や人間の屑が多いタフの師匠キャラの中では比較的まともな人物。
作中目立った敗北描写が無いこともあり、猿空間送りになった後も強キャラの風格を保っているかなり稀有な人。
モデルな気がするのは倉本成春と黒田鉄山。
「喰ってやるっ」
『人喰い義生』『ヨッちゃん』
アイアン木場の灘神影流潰しの刺客の一人で、キー坊を襲撃したプロレスラー。
アマレスをベースにムエタイの打撃技術を加え、体格も優れた総合格闘家。チンチンもヘビー級だぞ
競技としてのプロレスには興味はなく、メキシコのルチャチャンプを再起不能にしたこともある。
しかしアイアン木場のファンだったこともあり、プロレスラーを自称する意識はある。
夢は虎と戦うこと。
初登場時に不良に刺されて入院して以降は親友兼ライバルに落ち着いてTDKにも参加していたが、たまにかませ犬になる。勝ってる試合もあるが。
全然似てない可愛い妹もいたが猿空間送りになった。
本人は『TOUGH』で猿空間送りだったが最終盤だけ復活した。
当初は高橋義生と高山善廣が混ざったようなロン毛+バンダナの風貌だったが、いつの間にかほぼ高橋義生要素しかない短髪+ヒゲのあんちゃんになった。
○レムコ・ヤーロブ
「ここにはグッドファイターいないネ」
『完全なる悪魔』
アイアン木場の灘神影流潰し(ry相撲取り。
ハワイ出身の力士で巨体を生かした戦い方が得意。圧倒的破壊力の張り手「掌爆」を最大の武器とする。
保守的な相撲界は合わず、人間を悪魔に変える「デビル・ファクトリー」での鍛錬と
ドーピングでさらなる強さを求める。
故郷のスラムにアル中のママを残し、母のために出世しなければいけないという
悲しい過去を持つ。マザコンちゅうことやね
OVAの時系列中に存在するはずだがそこでは
猿空間送り。
モデルみたいなのはエマニュエル・ヤーブローとか曙とか。
○ショーン・J・阿久津
「最凶格闘家はデビル・ファクトリーから生まれる」
『格闘技界のマッド・サイエンティスト』
人間を悪魔へと変貌させる“デビル・ファクトリー”の所長。
レスリングや人体力学に加えて心理学にも精通しており、マインド・コントロールやドーピングによって潜在意識に隠された残忍性や凶暴性を引き出すことができる。
木場の灘神影流潰しに協力していたが、剛越流との戦い辺りからデビル・ファクトリーごと猿空間送り。
○葵新吾
「レベルの低い闘いをお互い褒め合うなんて…お前らメチャクチャめでたいのォ」
『読みの新吾』
古流柔術・剛越流を嗜む大財閥の家の御曹司。
手をパチンパチンと言わせつつ繰り出す異名通りの鋭い先読みと、軟体動物のような柔軟な肉体を誇る。
喧嘩に乱入してヨッちゃんの腕を折ったことで因縁ができる。
病弱だった故人の兄を父親が溺愛して自分を今でも顧みてくれないという悲しい過去を持つ。ファザコンじゃねえかよあーっ!?
キー坊との激闘の後、その関係はある程度解消されたようである。直後に師匠に腕折られたけど。
○茨幻舟
「極めたら躊躇なく壊す!これが本物の柔術家よ」
「ぶああ~っ」
『師匠』『疫病神』『クソ』
剛越流宗家で新吾の師匠の爺。
対峙した相手を再起不能に破壊していたために傷害・殺人未遂で一時期収監されていた危険人物。
負けた弟子の腕を折るなど、余りに外道な行いに対してブチ切れたおとんに「あなたはクソだ」と吐き捨てられて制裁された。ざまあ。
モデルは麿赤兒+植芝盛平+茨木俊房+花柳幻舟ということにしておこう。
「初めての経験なんです…心の底から人を殺したいと思ったことは…」
『格闘マシーン』『人間兵器』
米軍が作り上げたクローン人間のプロトタイプ。
弱冠17歳ながら恐るべき戦闘力を誇り、バーリ・トゥードでアイアン木場を秒殺し、ギャルアッドを再起不能に追い込んだ。
顔面を一撃で陥没させるほどの打撃力と、あり得ない方向に骨格を曲げる「ボーン・コントロール」を始めとするパーフェクトな格闘技術を持つ。
当初は無感情な生体兵器にすぎなかったが、アイアン木場との再戦、優しくしてくれた女性博士の死、遺伝上の父である鬼龍の画策を経て自らの存在意義を巡り、キー坊とTDK決勝で死闘を繰り広げる。その結末は…
モデル(らしいの)はビクトー・ベウフォート。
「しゃあっ コブラ・ソード!!」
「マイ・ペンライ!(大丈夫)」
『鋼鉄のムチ』『レジェンドM』
最強のムエタイ王者。その実力はあまりに強すぎてタイでは試合を組んでもらえないほど。
その強さの裏には貧困から抜け出すために常にムエタイで勝ち続けなければならなかったという悲しい過去がある。
東京に武者修行しに来たキー坊と打撃戦で激突する。
「んかあっ」
「人生の悲哀を感じますね」
『奇人』『ネズミの朝昇』
本名・朝田昇。
シュートファイティングをベースとする、打撃の速さで繰り出せる関節技の使い手。得意技は背中から組み付いて肋骨を破壊する「毒蛭・観音開き」。
東大法学部出身で司法試験合格経験のあるインテリだが、DQNに暴行されて通りすがりの人々に憐れみの視線を向けられるという屈辱を味わされた悲しい過去を持つ。
頭脳のみならず肉体的な強さを得た「完璧な人間」となるためにマナブさんの元で格闘技を学び、挑発に来たプロレスラーを一人破壊。
その後、黒竜寺で「死の恐怖」を克服する修業を積んでいたところに武者修行に訪れたキー坊と炎の中で死闘を演じる。
プロフィールが「3000種の関節技を駆使し1500本の骨を折った」事になったり
「1000種の関節技を駆使し3000本の骨を折った」事になったり、実績がいまいち安定しない。
以降は親友兼ライバルに落ち着いてTDKにも参加する。
猿漫画には珍しく続編の『TOUGH』でも登場。セコンドを務めたりアメリカで小さな道場を開いたりしていた。かませ犬にもされて人生の悲哀を感じますね。
モデルっぽいのは朝日昇。
○マナブさん
「はい!強くなれますよ!」
「格闘技ってのはなあ 苦痛から始まるんだ!!」
朝昇の回想で出てきたジムの指導者。
「痛いのが嫌だ、きついのが嫌だ、今まで体を動かしたことはろくにない」
「それでもあなたより強くなれますか」とナメた態度で門を叩きに来た朝昇に激怒し、
表面上はニコニコしながらもスパーリングと称して一方的な暴行を加えた。
しかし、それでもなお立ち上がって挑発を続ける朝昇の狂気ともいえる根性には驚愕。
その後は正式に入門を認め和解。数年後には共に居酒屋で飲みに行くまでの仲となっている。
モデルはおそらく山田学。
「ぶっ殺すって20回言わねぇと気合が入らねぇんだよ」
『霊長類最強の雄』
元プロレスラーの筋骨隆々な巨漢。フロントとの確執を理由にプロレス界から姿を消し、山に籠って修行を積んでいた。
強者との戦いを望む戦闘狂のような気質を持つ。
試合開始直後に「ぶっ殺す」と20回言わなければ気合が入らないというのは本人の弁。
タフ・シリーズの中でもトップ・クラスの料理家だが、作るものはゲテモノを超えたゲテモノばかり。
モデルはおそらくクリス・ドールマン。
「人間サマにはむかう機械なんて…解体ですよ」
『悪魔の寝業師』
ブラジル日系三世のブラジリアン柔術チャンピオン。
数々の柔術大会を総ナメにするほど柔術の技術は高い。
丁寧な口調で話すが、相手を見下すかのような傲慢さが滲み出ている。
モデルっぽいのは布袋寅泰。
「ぐふぐふ」
「好きで好きでたまらないから…ぶん殴った」
『狂犬』
頭の足りなそうな狂暴な格闘家。好物は飴。
義理の兄であるキング笹川はアイアン木場の下から出奔した格闘団体の長。
痛覚を感じない特異体質と狂暴性を最大の武器としてTDK内外で暴れ回るが、戦いの動機はそれによって痛みを知ろうとしたことだった。
上記の特異体質と実の母親から捨てられたことで愛情を理解できず、好きになった女の子を殴ってしまった悲しい過去を持つ。
『TOUGH』では名前以外猿空間送り。
モデルは多分エンセン井上。
「そこどいてくれませんか?邪魔なんです」
『超巨人』
T・D・Kに出場した格闘家の一人。
超実践空手“太道館”の三年連続チャンピオンで、数々のバーリ・トゥードに参戦した実績を持つ。
身長230cm・体重120kgの体格から撃ち下ろすように繰り出されるラッシュは、“空襲”の異名で恐れられている。
モデルと思われるのはセミー・シュルトと東孝。
「ゲームだよ!楽しくやろうよねっ」
「バルコ…"勝利の呪文"を頼む」
『褐色の核弾頭』『最も最強に近い男』『柔術キラー』『淫売の息子』
T・D・Kに出場した格闘家の一人。
アマレスにムエタイとサンボを掛け合わせたコンプリート・ファイターで、あらゆる局面での戦いに長けている。
淫売の母が父に射殺され、その父も目の前で自ら命を絶ったという悲しい過去の持ち主。
この出来事が原因で深いトラウマを抱えており、普段は気さくな性格だが「ある言葉」を言われると人が変わったかのように狂暴になる。
モデル説はマーク・ケアー。
「私の願いはひとつだけ… 10秒だけ眠って欲しい…」
「しゅわーっ」
『500戦無敗』『柔術の神様』『バーリ・トゥードの王』
グレ…クランシー柔術最強の男であり、バーリ・トゥードの世界のカリスマとしてT・D・Kに参加。
驚異的な柔術の技術に加え、老獪な心理戦を得意とする。
戦績が500戦無敗だったり450戦無敗だったりする。
跡継ぎを断ったことで目の前で父親が自ら首を折って死亡する悲しい過去と、不治の病の息子のために大金を稼ぐ必要がある悲しい現在を持つ。
股間がやばい。
モデルはどう見てもヒクソン。
「殺される…殺さなかったら殺される…!!」
『柔術の若獅子』『砂のヒース』
クランシー柔術の継承者で、ゴードンの実弟。
試合の度に緊張でアガってしまうなどメンタル面に難を抱えるが、
柔術の腕前はゴードンにも引けをとらず、格闘技界でも名を知られ始めている。
兄と共にT・D・Kに招待され、兄を超えるために参戦を決意する。
モデルはヒクソンの弟ホイス。
「アマチュアだね…殺さないのがプロだよ」
「死んだらダメだよっ死んだらいじめられないだろう?」
『殺人貴公子』
キックボクシングの世界チャンピオン。敵がいなくなったキックボクシング界を出て、更なる挑戦のためにT・D・Kに出場した。
異常な攻撃性を持ち、「相手を殺さなければ何をしてもいい」と考えているサディストだが、その裏には少年時代に母親からひどい暴力を日常的に振るわれていた悲しい過去がある。
モデルと思われるのはピーター・アーツやロブ・カーマンなど。
「真剣勝負って本気でぶっ叩いてもいいんスよね 相手を怪我させてもいいんスよね」
『弾丸特急』『ケンカ屋』『重戦車』
プロレス界代表としてアイアン木場に指名されてT・D・Kに出場した人気プロレスラー。
アイアン木場の弟子で、プロレスファンから絶大な支持を集めている。
現役プロレスラーにしてバーリ・トゥードの戦闘技術を身につけた総合格闘家でもあり、130kgの巨体から繰り出される鋭いタックルが持ち味。
「うれしいだろ?あのマーベラス・バークレーと闘えるんだぞっ」
「俺にはこの右腕がある…一撃粉砕のこの右腕が…」
『最強のハードパンチャー』『キング・オブ・キングス』『ボクシング界の超スーパースター』
世界ヘビー級統一王者のボクサー。現役のチャンピオンだがボコボコにしたメスブタの妻への慰謝料を賄うためにT・D・Kに参加する。
スラム街で淫売の母の元に生まれたため、幼少期から犯罪に手を染めて育ってきた悲しい過去の持ち主。
モデルみたいなのはチャールズ・バークレーとかマイク・タイソンとか。
「生活かかってるお父さんは強いですよ」
「お父さんはね目ざといんですよっグフフフフっ」
『日本柔道界の至宝』
T・D・Kに出場した柔道家。無差別級を始め数々の大会を制した金メダリストとして日本柔道界に名を残した。
しかし愛人のフィリピン女に入れ込み過ぎたせいで会社からリストラされた上、家族からも冷たくされてどこにも居場所がなくなった悲しい過去を持つ。
人生の悲哀を感じますね。
「圧倒的な筋肉はあらゆる技術を凌駕する!」
『ロシアの白熊』『ロシアの白狼』『強い人』
ロシアの国家警察にしてアマレスフリースタイルの金メダリスト。
白熊の如きパワーと白狼の如き執念とスキルでオリンピックや世界選手権を勝ち抜いてきた。
アマレス界の顔としてT・D・Kに参戦する。
モデル説はセルゲイ・ベログラゾフ。
○カズ富士田
「鼻から脳ミソ出してやろうか?」
沖縄の密林でキバシンに過酷なトレーニングを課していたコーチ。
元アマレス五輪代表で、またアイアン木場の後輩だがプロレスラーではない。
富士田なのか藤田なのかは分かりません。
相棒のダミー人形の名前は「ベティちゃん」
なぜかキバシン本人よりも猿空間送りに抵抗しており、鉄拳伝のラストまで出ていた。
モデル説は藤田和之。
「あれェ?武道家は“常在戦場”でしょ?そんなこと言っちゃダメダメェ」
「夢のためにオレは“悪”になる!!」
『首刈りのシブヤ』『期待の新人』
旗揚げしたプロレス団体がたった3日で潰れるという悲しい過去があるプロレスラー。
満席の東京ドームで強くて楽しくて面白いプロレスをするという夢を持っているが、そのためには手段を問わないという卑劣さも持ち合わせている。
ワールド・プロレスの後ろ楯を得て売名と再建のためにT・D・Kの真っ只中でキー坊を不意打ちする。
モデルらしいのは渋谷修身。
「お師匠ーッ!」
『悪魔の右手を持つ男』『睾丸』
かつて鬼龍に塊蒐拳で師匠を殺害された悲しい過去を持つ僧侶。
仇討ちのために象の皮膚のような異様な見た目の“魔羅手”を作り上げた。
何故か黒田や朝昇を差し置いて『TOUGH』最終盤でちょっとだけ再登場した。
モデルはまんま高阪剛。
○陳老師
「ワシが160年も生きてこれたのはなぜだと思う?死んだふりをするのがうまいからよ」
『南京町の怪物』『陳ジィ』
御年推定160歳の華僑の長老で、東洋武術の世界の重鎮。灘神影流の歴史にも詳しい。
鍼の達人で、全盛期だった第一部鬼龍の身体にも一定の間なら影響を与えることができるほど。
郭海皇の元ネタという説がある。
TOUGH
○新藤力丸
「狼と豚は獲物が違うから共存できる」
「タフって言葉はキー坊の為にある」
『リキちゃん』
第二部『TOUGH』前半でキー坊の闇試合を仲介していたヤクザ。ハイパー・バトルにキー坊を推薦したのもこの人。
ドレットヘアー+ヒゲ+サングラスと、いかにもDQNっぽい風体。
決して善人とは言い難い人物だが、キー坊への信頼はそれなりに深かった模様。
抗争で父親が植物人間になった悲しい過去を持つ。
ハイパー・バトル編中盤あたりから猿空間送り。
モデルっぽいのは新藤力也。
○マンモス西田
「…ったく出入り口はもっと大きくしようよ」
『怪物』
バーリ・トゥードでも活躍していたスーパー・ヘビー級の元プロレスラー。
悪質な反則で追放処分となり、闇試合に参加するようになった。
若くはないが牛並みの耐久力とパワーを持つ。
中国マフィアに雇われてキー坊を潰すための対戦相手として送り込まれるが敗北。負けた腹いせに滅多刺しにされて東京湾に捨てられるという非業の死を遂げる。
○苫篠源内
「裏の世界をなめてるよね」
『人刺し指のゲン』『蛆虫』
首里手空手恩納流の使い手で、鍛え上げられた両手両足の鋭い爪を最大の武器に闇試合で活躍している。
鬼龍からは下僕以下の蛆虫扱いされている。
キー坊をつけ狙うが、ハイパー・バトル予選でなんだかんだで仲良くなった。
が、鬼龍に制裁を受けて以降猿空間送り。
モデルはロナウジーニョなのかもしれない。
○セックス・マシンガンズ
「うーっやらせろアニキ おかしくなりそうだ」
「オッパイもアソコもデカい女とやらしてやる!行けーッ」
『極悪ブラザーズ』『肉食獣』
ケンゾーとケンゴの兄弟。二人とも闇試合のファイターで48時間耐久セックスを完遂するほど精力絶倫。
一日たりとも女を抱かずにはいられず、一週間もすれば禁断症状が出て犬でも犯そうとするほどの性欲の塊である。
ボクシングとレスリングがベースのファイト・スタイルとのことだが、実際はストリート・ファイトと形容されるような野蛮で暴力的な戦い方をする。
「私もあなたを悪魔だと思い…本気で殺しに行きます」
「神は知らない 悪は祈るだけでは救済できないことを!」
『嘆きのシオン』『人間を素手で解体する怪物』『聖なる殺人者』
キリスト教カソリック系の神父にして闇試合のファイター。
中手骨が変形している“悪魔の右手”を持ち、その拳は削岩機のように肉を抉る。
闇試合のオーナーの権利を争うヤクザの代理戦争のため、キー坊の対戦相手として差し向けられた。
両親が更正させるために面倒を見ていた少年に殺害され、その少年が大した罪にも問われずのうのうと生きていることを目の当たりにして歪んでしまった悲しい過去がある。
しかし彼にはある秘密があり……
○柳場道元
「金は私の血肉!私の分身!私の可愛い子供なんだ!」
『金貸し道元』『クソタヌキ』
表向きは大手ローン会社の社長で、その実裏社会のみならず青海にまで多大な影響力を持つ大物フィクサー。
ハイパー・バトルのメイン・スポンサーの一人であり、鬼龍に脅しもあってリキちゃんを通してキー坊をハイパー・バトルに出場させるように便宜を図る。
金に異常なほど執着し、失った金はどんな手を使ってでも必ず取り戻すのが流儀。
鬼龍に恐怖を植え付けられて以来怯えつつも敵視しており、彼に対抗するために格闘家集団“チームD”を結成した。
ハイパー・バトル本選まで試合を観戦しに来ていたが、決勝戦を前に猿空間送り。
○鈴木実
「や…やばいなぁ、俺…また強くなっちゃったよ」
『風のミノル』
覇生流体術の師範代。
風を操り、拳を当てずに敵を吹っ飛ばす「風当身」という異能バトルみたいな特技を持つが、格闘の技術も一流。
鬼龍に顔面を破壊された師範・お狐様の仇(本人は関係ない悲しい過去)を討つはずだった…
が、むしろ自分の強さの高みを目指して宮沢一族をライバル視してハイパー・バトルまで追いかける。
はっきり言ってストーカーよ。
○宮下和香
「女だと思って甘く見ると痛い目にあうよっ!」
石心空手館長。
キー坊との縁は彼の道場破りによる。ついでにミノルに締め落とされた。
前館長であった父親が新堂に再起不能にされ
自殺した
悲しい過去を持つ。
その後、仇である新堂を追ってハイパー・バトル予選に参加し、キー坊との死合いを見届けてからは怨みは解消した。
なんやかんやでヒロインポジになるが、『龍を継ぐ男』ではまだ
猿空間送り。
モデルは井上和香らしい。
○新堂万次
「あなたは語り継がねばならない。新堂流の強さを、怖さを、恐ろしさを。あなたはその為だけに生かされるんス 」
『侍』
ハイパー・バトル予選参加者で新堂流体術の使い手。蛞蝓顔とか言われる。
研究による二度目の対峙を許さない流儀で相手を再起不能にする戦闘狂だが、一方で踏み台にした武術家のことを忘れることもない求道者。
やってることは同じでもクソとか言われたオッチャンとは違うんスよ。
○九条薔薇丸
「独り善がりのカスみたいな男を斬って人生を棒に振りたくないですよ」
ハイパー・バトルを盛り上げるために雇われた足切り役の「ジョーカー」の一人。
格闘漫画なのに円月流剣術を使う凄腕の剣士で、単なる樹の枝ですら刃物に変え、巨木を木刀で貫通させるほどの剣技を持つ。
また、武器として有働から石のナイフを購入している。
才能を絶対視する父親に剣のスパルタ教育を受け、性格が歪んだ悲しい過去を持つ。
上記の九条シオンと同姓だが、特に関係はない。
○彪
「幻の拳法“暴殺拳”の最後の使い手として鬼龍様からお墨付きをいただいている」
「あの方と戦い敗れたことは屈辱ではなく名誉なことなのだ!」
『暴殺拳の最後の使い手』
八極拳から派生した殺人拳“暴殺拳”の使い手。気を練りあげて鋼鉄の肉体を作り、剛頸や崩憾突撃の拳で攻め込む。
鬼龍に敗れて以来忠誠を誓っており、ゲンと王と共にハイパー・バトルの予選に送り込まれる。
蛆虫扱いのゲンとは違い、一応鬼龍から一端の武道家として認められている模様。
○王獅冥
「ウ ガ ア ァ ァ ァ」
『獣人』『かまいたち』
鬼龍の下僕の一人。人語を話さず四足歩行の獣のような様相をしており、人間離れした身体能力と変幻自在の戦法を武器とする。
元は非の打ち所のないエリート医師だったが、金目当ての強盗に妻子を奪われた悲しい過去があり、その復讐のために鬼龍の手によって獣人となった。
なおハイパー・バトル運営側に登録されている流派は中国拳法という扱いになっている。
○佐渡一等空曹
「クソガキがぁー!お仕置きは大人がやるもんだぁ」
『サディスト』
自衛隊・第一空挺団出身の「ジョーカー」。
空挺団は陸自ッスよね。
ロープを使ったブービートラップを得意とする。サバイバル用品としてこちらも石のナイフを購入。
手に入れたリングの数にこだわるセコい一面もある。
最後はキー坊に羽折投げを喰らい自分がお仕置きされた。
○有働征二
「ムフフフ営業は夜の8時まで。それ以降は格闘家に変身するの」
金の為なら親をも売る
『戦う武器商人』
「ジョーカー」の一人で、アメリカ陸軍特殊部隊出身。
特殊部隊仕込みのナイフ捌きを駆使してキー坊を苦戦させるが、布を
鞭として使う灘神影流・蛇鞭に敗れ去る。
また
ナイフ作りも得意で、研ぎに必要な水が豊富にある河原で製作した
磨製石器製のナイフを一本につきリング2個で販売していた。
○帯刀右近
「様々なオーラが混ざった虹色列車でやんすっ! 」
『盲目の奇術師』
盲目ながら優れた感覚能力を持つ帯刀流棒術の達人でやんす。
かつて鬼龍との決闘で失明した
悲しい過去の持ち主でやんす。
でもその後、両眼をかけてでも贖おうとした静虎さんのことは尊敬してるでやんす。
「オーラが見える超能力者」を自称するちょっと怪しいところがあるでやんす。
一瞬仲間ポジになるかと思ったけど、やっぱり
猿空間送りになったでやんす。
本編ではその後出番がなかったが、パラタフこと番外編「柔の章」で登場したでやんす。
○一撃絶命鉄宝流空手最高指導者木村大観十段
「あへあへあへ」
『一撃絶命の拳を持つ達人』
ハイパー・バトル予選をリング24個獲得・2位通過で勝ち上がってきた猛者。
…だったがその後、会見会場に乱入してきた鬼龍にワンパンで倒され出場枠を奪われてしまった。
人生の悲哀を感じますね。
しかも結局鬼龍は棄権して本戦に出場しなかったんやけどなブヘヘ
○菊多サナエ
「ボクはリーダーですから」
『寝技フリークス」「ハイパー・キクタ』
鬼龍に恨みを持つ金貸し道元が結成した格闘集団「チームD」のリーダー。
その原因は不動産詐欺による借金という悲しい過去。
堅実な技術を持つ真面目な格闘家だが、メンタルは弱めで英雄願望持ち。
ドーピング「タチカワ・スペシャル」によってキモイ筋肉達磨になってしまう。確かに強くはなったが。
モデルはまあ菊田早苗。
(自分を救ってくれたのは神様ではなく、悪魔だった…)
『聾唖のジェット』『黄色いブラジリアン』『格闘技の天才』
聾啞者でありながらアブダビコンバット優勝の経験を持つトータルファイター。
鬼龍仕込みの不可視の速度の打撃と、関節技の達人をも軽く捻りつぶすレベルの関節技を用い、打撃も寝技も極めてハイレベル。
ブラジルで母親を亡くして子供ですら毎日生死をやり取りするスラムで育ち、成長して得た恋人は
ビッチのメスブタだったという
悲しい過去を持つ。
鬼龍直々に武術の手ほどきを受けていたが、それは彼が鬼龍の息子たちの一人であるからだった。
モデルっぽいのはマーシオ・フェイトーザとかマウリシオ・ショーグンとか『バガボンド』の佐々木小次郎とか色々。
○ディーゼルノイ・チョモンペット
「!」
『スピード・ダンサー』
ハイパー・バトルに出場したムエタイの現役ルンビニーライト級王者。
強すぎて戦う相手がいないと言われるほどの実力者で、異名通りの踊るように軽やかなフット・ワークが最大の武器。
○ヨハキム・シュルト
「熟れすぎたトマトのように“グチャ”っと潰してやる」
『リアル・ガリバー旅行記』『大巨人』
スウェーデンのスカンジナビア柔術の達人にしてシュートファイティングの王者。
マフィアによって子供の頃から不認可の成長促進剤や筋肉増強剤を摂取させられ、身長250cm体重130kgを超える巨人となった。
でかい・強い・怖いの三拍子が揃った肉体は寝技を無効化し、一撃必殺の“殺人踏付け”を繰り出す。
モデルと思われるのはセミー・シュルト。
○カーロス・ベンジャミン
「ぬおおおお なめるなぁっ!」
『レスリング・アルティメット・マシーン』
カナダのアマレスチャンピオン。
熊からもスリー・カウントを取ってみせると豪語するほどの絶対的自信を持つ。
だが格下相手にも油断することはなく、どんな相手も確実に無力化する冷徹さを常に備えている。
○ヤムチャッカ・スミザレ・ヨックタール・ナンタラー
「人間で俺に勝てるやつはいない!」
「モンゴル民族の誇りと威信にかけて敗北は許されない」
『ヤム』『モンゴル相撲の英雄』
モンゴル相撲において史上最強と呼び声高い横綱。
チンギス・ハーンの末裔であり、王族の血を引いていることとモンゴル相撲の横綱であることに誇りを持っている。
17歳の頃に両想いだった女の子が許嫁の元へ嫁ぐことになってしまい、どんなに強くなっても愛する人と結ばれることはなかったという悲しい過去を持つ。
○テッド・オースチン
「ヒーローはね 生まれるものじゃなく作るものなんだ」
「スーパーヒーローは“正義”のためなら何をやっても許されるんだ 例え人殺しをしてもね!」
『ベルト・コレクター』『リアル・アメリカン・ヒーロー』
強さと優しさを兼ね備えたヒーローとしてアメリカ人に広く親しまれているファイター。
しかしその本性は金・名誉・権力を欲し、それを強さの源泉としている俗物。
加えてバレなければ反則をしても良いという思考のヒーローとは掛け離れた卑劣漢である。
子犬をわざと川に放り込み、それを身を呈して助けるというマッチ・ポンプによって優しいヒーローという名声を作り上げたゲスい過去がある。
○アーネスト・カーマン
「レフェリー試合は早めに止めてよね 俺を“残酷”にさせないでくれ!」
『ボーン・クラッシャー』
立ち技世界一と言われるほどのWWAキックボクシング王者。
強力無比なキックであらゆる骨を砕き、かつて闇試合に出場して対戦相手を殺した経験があるらしい。
○イリューヒン・ラスマトリン
「うぐっ おぐっ」
『トップ・サンビスト』
ウクライナ出身のサンボ90kg級王者。
“今そこにある骨折”を座右の銘とし、あらゆる間接技を使いこなす。
裏でマフィアと繋がりがあり、上手く負けてガンビーノの八百長に協力していたが、それを見抜いたミノルにボコボコにされた。
○ペ・ヨンベ
「裏で暗示してる奴がいるのかもしれないね」
『愛のペーさん』
韓国伝統格闘技シムルの天下壮士(横綱)。
シムル白頭級優勝、天下壮士大会優勝という戦績を持ち、驚異のキムチパワーによって300kgの牛を担いで投げられる。
ハイパー・バトルの二回戦まで進出するが闇猿の闇討ちに合いリタイアする。
○霍 嵩高
「ワタシを甘く見たアルね」
「ワタシの肉体は“気”の塊!」
『少林寺の魔人』
中国・崇山の少林寺の達人。
食って食って食いまくって肥太り、250kgの肉の塊のような様相をしており、内家拳という内功を得意とする。
もちろんただ醜く太ったわけではなく、肉体を伸縮・硬軟自在に操ることができ、卵の上に立つこともできる。
必殺技は脂肪をアメーバのように纏わりつかせて包み込み圧殺する「王帯功」。
○モロゾフ・ゼンツォフ
「この程度のダメージしで終わるほど私の肉体は脆弱じゃない」
「奇跡は起きるのだ…母さんも助かるはずだ…」
『格闘技スーパーエリート』『白い悪魔』
高校時代にボクシング王者となり、その後アマレスとサンボで世界一となった格闘技のエリート。
ノールール形式での経験は少ないが、それを補って余りある確かな技術とパワーを身につけている。
ガンによって病床に伏した妻の治療費を稼ぐために戦い続けなければならない悲しい現在があり、そのためにハイパー・バトルに出場した。
○アンドレ・フェルナンデス
「あなたがこれまで味わった事がない痛みを教えてあげましょう!」
『ラバーマン』
ブラジリアン柔術の王者。
まるでゴムのような柔軟な肉体を活かしたトリッキーな立ち回りで数多くの格闘技大会で優勝してきた。
逮捕されたチャンピオンと手合わせするためだけにわざわざ役人に賄賂を渡して監獄に出入りするなど、格闘技の研究には努力を惜しまない。
○李 雲祥
『八極拳の達人』
ハイパー・バトルのリザーバーに登録されていた台湾の武道家。
しかし同じくリザーバーの鬼龍に試合前に襲撃されて再起不能にされ、戦闘シーンも台詞も一切無いまま物語から退場した。
○ドン・ガンビーノ
「表があれば裏がある」
「黄色い猿なんて殺ろうと思えばいつでも殺せる…」
『影の大統領』
アメリカの大物マフィアでハイパー・バトル主催者の一人。
裏社会では“大統領”と呼ばれるほどの絶対的な権力を持つ。
ハイパー・バトルを裏で操って好き勝手に八百長を仕組んでいたが、鬼龍にシバかれて以降は車椅子生活を送ることになる。
復讐のために鬼龍に向けて刺客を送り込むが悉く失敗し、更に弟のジョセフィーノに権力も奪われるという踏んだり蹴ったりな目にあう。己の悪因悪果を呪え
○ジョセフィーノ
「カッコつけて勢いに任せて行動するバカほど大怪我する…」
『影の副大統領』『アイス・ハート』
ガンビーノの弟。兄が鬼龍に破壊された後、成り代わる形でトップの座に着いた。
兄とは違って紳士的な気品を持っているが、自分の下に着かなかった者を惨殺する、わざと兄の無惨な姿を裏社会の大物たちの前に晒して権力を誇示するなど、兄以上に冷酷非道な人物。
見た目がまんま黒いホワイト・ハウスであるブラック・ハウスという豪邸を所有している。
○闇猿
『ワンマンアーミー』『弾丸より速く人を殺す猿』
「影の大統領」ドン・ガンビーノに刺客として使役される野生児。
ハイパー・バトルをコントロールするために暗躍させられている。
カメレオンのように360°を観察できる盛り上がった眼球と野猿のような素早い身のこなしが最大の武器。
呼び名通りかつて猿に育てられた人間だが、人間を憎悪しその住処から追いやられ今の立場になる
悲しい過去を持つ。
味にはうるさい。食べ物にも女にも。
○ABブラザーズ
「いやっほ────っ!!会いたかったぜ!!鬼龍!!」
『クレイジー』
アンソニーをブルーノの双子の兄弟。シチリアで100年の歴史を持つ殺し屋一族ジェノベッゼ家の末裔で数々の重火器を用いた殺しを得意とする。
誤ってターゲットでない人物を殺してしまっても何とも思わないような野蛮な殺し屋だが、怪物を超えた怪物である鬼龍のことは最大限に警戒しており、ただの素人ではないことが窺える。
ガンビーノの鬼龍暗殺司令を受けてフーバーダムで死闘を繰り広げる。
○ジョルジオ・ブッチ
「人を殺して300万ドルか…ボロいな!」
『ラスベガスの帝王』『ブタ』
ラスベガスを縄張りにしているマフィア。
ガンビーノが鬼龍の首に300万ドルを懸けて暗殺司令を出したことを聞いて鬼龍を殺そうとするがあっさり失敗して降伏。
その後は荒野に連れて行かれ、塊貫拳のデモンストレーションに使われる。
「拳銃みたいなもん使ったら俺がバルカン・ボビーじゃなくなっちまうだろうが!!」
『破壊する快楽に魅せられた男』
ジョセフィーノのマフィア組織の戦闘員。
携行式M134を装備し、最大で6000発260kgもの銃弾であらゆるものを瞬く間に蜂の巣にしてしまう。
ガトリング・ガンに並々ならぬこだわりをもっている。
モデルは多分ボビー・オロゴン。
○ミハイル・ミロコビッチ
「許してください…あなたの父親を地獄に突き落とすことを…」
『殺人のスペシャリスト』『バケモノ』
おとんの回想で登場したロシア・スペツナズからの脱走兵。
かつて軍の不正を内部告発しようとして消されかけ、上官を殺害。家族を国に残したまま日本に亡命してきた悲しい過去の持ち主。
灘神影流にも通じるロシアン武術・システマの達人で、隻腕ながら驚異的な強さ。
おとん、アイアン木場、幼少期のキー坊らと対峙する。
モデルらしいのはミハイル・リャブコ。
○ブル・マツダ
「もう俺は逃げない 逃げたらまたダメな自分に戻ってしまう」
『鈍牛』
アマレス出身の総合格闘家。
悪徳プロモーターにけしかけられてキー坊・鯱山に挑むも返り討ちにされる。
後にこの襲撃自体が自分をかませ犬にして鯱山を売り出すための策略であったことを知り、
キー坊に弟子入りして激痩せし、鯱山へのリベンジに燃える。
過去に自身のDVが原因で離婚しており、元妻は女手ひとつで子供を育てたために過労死。
そのため娘からは激しい憎悪を向けられている。
キー坊との修行を経て生まれ変わった彼は娘に「試合を見に来てほしい」と頼むが…?
モデルは多分マサ斎藤。
○富岡伴内
「それがどうした?俺は犬でいいと思っている」
『ヤクザ空手』
サイボーグ化したフィクサー・御子神銀次に仕えるヤクザ兼空手家。
バット五本を蹴り折る実力を持つ。
キー坊の「モンスター・ウォーズ」デビュー戦の相手となる。
組長の愛人になった妹がヤク漬けになって自殺し、それを侮辱した組長を半殺しにした悲しい過去を持つ。
殺したかった筈の組長にトドメを差し切れないなど、実のところ内面はヤクザとしても格闘家としても優しすぎる男だったりする。
モデルは多分菊野克紀。
「やっぱし怖いスねヤクザ空手は」
「忌憚のない意見ってやつっス それでも文句があるんならいつでも喧嘩上等っスよ」
『ネオ・プロレスラー』
ブル・マツダを返り討ちにしてモンスター・ウォーズに名乗りを上げたプロレス出身の総合格闘家っス。
毎日トレーニングを欠かさず肉体を鍛え続けるストイックな男っス。
父親は人気プロレスラーだったんスけど、ファントム・ジョーに突如破壊されて以来落ちぶれてネグレクトされた悲しい過去があるっス。
語録の汎用性の高さがマネモブに大人気っス。
外見のモデルは男村田らしい。
「己の悪因悪果を恨め」
『ファントム・ジョー』
幽玄神影流の高弟であり、日下部丈一郎最後の弟子。
頭首と死天王が不在の本道場を取り仕切っていた。
頭に布を被った風貌がラーメン屋の親父みたいなので、マネモブからは「ラーメン・ジョー」と呼ばれることも。
「一方的にお前は殺されるんだ。悔しいだろうが仕方ないんだ」
『幽玄真影流総帥』『拳聖』
灘神影流と源流を同じくし、ライバル関係にある「幽玄真影流」の総帥。
父親である拳聖・日下部丈一郎譲りの「幻突」を初めとする異常な格闘術の数々と、
それを可能にする玄腿の持ち主。
気まぐれに世界中を放浪しては武装集団や犯罪集団を壊滅させたり、ボランティアに従事したりしていた。
キー坊の実の父親であったが、熹恵を孕ませてから行方をくらませていた。
「隠棲して幽玄真影流も封印する」と言ってた割に天狗面を付けて弟子を取ってたりと行動がブレまくる。
最終的に成長を続けるキー坊と対決することになる。
『龍を継ぐ男』では猿空間送り中。
しかし、そのうち登場するかも知れない。
モデルは渡辺謙だろうか。
○幽玄死天王
「二十年ぶりだな。死天王がそろうのは」
「お互い年をとったな」
「……」
「たしかに体力的な衰えは否めないが、技は昔よりきれてるぜ」
『疾風の春草』『犀の大観』『大蛇の武山』『鼬の観山』
リーダー格でヒゲの横山春草、
頭突きと2tを越える威力がある前蹴りが特技のデブの木村大観、
なんかウネウネしてる靭帯を自由に曲げられる超軟体人間の下村武山、幽玄の秘技である象塊により自由に体重を増減させられる
モヒカンチビの菱田観山で構成された、日下部覚吾の直弟子たち。
普段はそれぞれ市役所で働いたりブラジルでクラブを経営したり冤罪で東南アジアの刑務所に捕まったりしているが、
約束の日の20年ぶりに結集。幽玄の後継者を目指すべく、「灘狩り」と称して宮沢一族をつけ狙う。
”朧山の天狗“と恐れられ、宮沢三兄弟とも互角以上に渡り合うファントム・ジョーを凌ぐ実力者達…なのだが、
3DS発売に便乗したと考えられる謎の3D錯視を使ったりなんか動きがキモかったりと色物臭さがひどい。
名前の元ネタは日本の有名画家である横山大観、木村武山、下村観山、菱田春草のシャッフル。
TOUGH 龍を継ぐ男
○長岡龍星
「その傲岸不遜な顔面をぶん殴ってやりたい」
『龍の血を継ぐもの』『チンカス』
『龍を継ぐ男』の主人公。
いっぱいいる鬼龍の息子の一人。
母親が後妻になっていた長岡家を義父と義兄をボコしつつ出奔、鬼龍を探す旅に出る。
東大理三主席合格レベルの頭脳と自分の師範筋を17歳の身で超越する武才を持つイケメン。
かつてのキー坊同様、静虎を尊敬してその精神と技を受け継ごうとしている。
しかし、話が進むにつれ丸坊主になり自慢だった頭脳も劣化してヘタレ気味になりつつある。
「NEO熹一」が目立っているとますます主人公らしさが…
実際に対峙した時には指でツボを押されて殺されかけ、脱糞までしてしまった。猿先生は綺麗さ無用だろ
”血の謝肉祭”でG-28と戦うも全く相手にならず、視力をほとんど失い。その後鬼龍の元ドラゴン・インプリンディングにより暗闇で戦う修業などヘタレを克服するための英才教育を受ける。
そして漢になるべく、雑木林の中にあるポツンと一軒家セーブ・ハウスに乗り込んだ静虎と戦いボコボコにぶちのめした。
その後バースト・ハートを起こし心肺停止状態になるが、G28の心臓を移植されて復活。"悪魔のチカラ"を得てパワーアップする。
○本山昌
「はっはあーーっ 英雄色を好むと言うじゃないか」
『人面獣心のクソ野郎』
本山流体術の師範にして龍星の師匠。
格闘技の技術指導だけではなく慈善活動にも熱心で、某国大統領から名誉国民として勲章を贈られている。
将来は市長選出馬も視野に入れており、まさに「文武両道」を体現する格闘家である。
…というのは表向きの顔で、その本性は家庭環境に問題のある中学生を金銭援助と引き換えに愛人にしたうえ、子供まで孕ませるという人間のクズ。
正体を見破った龍星に逆上して襲い掛かるも自慢の股間を蹴り潰されて秒殺。
「あんたに教わったことは社会の欺瞞、大人の卑劣さ・欲深さ、そして武道家の胡散臭さだけ」と吐き捨てられた。
名前と外見でわかる通りモデルは中日のレジェンド・山本昌。
めちゃくちゃ全力で愚弄してるんですけどいいんスかこれ
…さらにこの本山が登場した回のプレイボーイ本誌にはあろうことか山本昌本人の対談記事が掲載されており、
特集で呼んだ有名人を同じ誌面の漫画で即愚弄するという前代未聞の暴挙に歴戦のマネモブ達も言葉を失った。
猿先生とプレボ編集部はルール無用だろ。
○小倉優希
「わ…私は鬼龍の娘だよ」
「今更気づくなんて頭悪いなコイツ」
『重機ちゃん』
鬼龍の娘の一人にして猿空間送りになった和香ちゃんに代わる新たなヒロイン。
訳あって母親が失踪し、現在は静虎の身の回りの世話をしている。
龍星・姫次とは異母兄妹にあたり、
・ロクな説明もせずに龍星を危険な暗黒武闘会に誘う
・ショベルカーで建物に突っ込んで米軍の最新AI兵器を粉砕する
等々、父親のパワフルな性格をしっかりと受け継いでいる。上記の「重機ちゃん」という渾名もここから。
初期は鬼龍の娘であることを誇るような発言をしていたのだが、ガルシアへの非道な仕打ちや灘の面々を傷つける数々の悪行を目の当たりにしたことで幻滅したらしく、鬼龍と再会した際にはビンタと共に
「私はアンタを父親と思ったことなんて一度もない!」
と啖呵を切った。
後に唐突に暴漢にレイプされた悲しい過去をキー坊に明かす。その暴漢は静虎に成敗された。
灘神影流と米軍「バスターズ」の5VS5マッチの後、心臓の治療のためアメリカに渡り猿空間送り。
「自分の血を見て安心するのは精神異常の気があるんだぜ。まぁ俺もそのタイプなんだけどね」
『超危険生物』
龍星同様、鬼龍の子供の一人。
また、キー坊から灘・真・神影流の手解きも受けている。
見た目も内面も危険な戦闘狂で、
肉切り包丁と呼ばれる
貫手を最大の特技としている。
かつて年上の大人を刺殺したことがあるが、それは自分と友達に性的いたずらをしていたからだったという
悲しい過去を持つ。
○水木喜太郎
「だったら会えるぜ“瞼のパパ”によう」
『大企業の御曹司』
顔の左半分を前髪で覆い隠す特徴的なヘアースタイルの男。
鬼龍と浮気した妻を殴ったために「女は愛でるもの」というポリシーを持つ鬼龍の報復に遭い、ワンパンで顔面が陥没するほどの傷を負わされた。
長く伸ばした前髪は傷跡を隠すため。
鬼龍に復讐するべく殺し屋と傭兵を雇い、龍星を拉致して本人をおびき出そうとするが…?
モデルはどう見ても
某妖怪漫画の主人公。
ちなみに
龍を継ぐ男の連載開始は水木しげる先生の訃報の翌月であり、「猿先生がニュースを見て思いつきで作ったキャラクターなのでは?」と噂されている。
たぶん当たってる
「表へ出ろ日本鬼子 神聖なる道場をお前の血で穢したくない」
『剛脚僧侶』『異 常 性 愛 者』
かつてキー坊に敗れた中国武術の達人。
必殺の「潜隠爆破脚」をはじめ、足技を得意とする。
○ダンプ松木
「金貸してくんない?一万円でいいんだけど」
「四つ葉のクローバーを手にいれるには三つ葉のクローバーを踏み潰さなきゃなんねぇんだ」
フリーのプロレスラー。全身毛むくじゃらの巨漢で近寄りがたい雰囲気を醸し出しているが、見た目に反して根はお人好しすぎる性格の善人。
仕事がなかなかもらえないらしく、常に金欠に喘いでいる。
病気の娘の治療費を稼ぐために暗黒武道会にて賞金稼ぎをしており、中でもインディアン・ストラップ・デスマッチでは無類の強さを誇る。
キー坊と鬼龍の決闘の立会人となり、46秒で鬼龍が絶命する瞬間を見たようだが…?
○我龍院清丸
「心陽流じゃダメなんです 心陽流じゃ暴力には勝てないんです」
灘心陽流の元門下生でクロちゃんの直弟子。
ゾルタンの様なモヒカンヘアーの青年。
門下生時代は熱心に心陽流を学んでいたが、ある時女性をレイプしようとした不良三人組に立ち向かうも、相手が総合格闘の心得があったため返り討ちにされた上に「男もいけるしな(ヌッ)」ということで
犯された悲しい過去を持つ。
それにより闇堕ちして鬼龍に師事するようになり、灘神影流の「霞打ち」を習得。武術家狩りを繰り返す。
「宮沢熹一の殺し方を教えてくれよ」
『鬼龍の遺産相続人』『獅子』
鬼龍の子供の一人。
全身100箇所以上の傷を持つプロの用心棒。知性・品性の欠片もなく無骨にして野卑だが、好戦的な凶暴性は鬼龍のDNAを受け継いでいるらしい。
モデル説は関根“シュレック”秀樹とアニマル浜口。
『機械のような人間』『最強軍事兵器』
「Mの代行計画」によって生み出された、エドガード・C・ガルシアのクローン体の1体。
その実力はかつてのガルシアどころか全盛期の鬼龍をも上回る。通称「G-28」。
○クイント博士
米軍生体研究所の科学者でキメラ技術の第一人者。
ギルモア博士の共同研究者で、ガルシアのクローンを作り出す"Mの代行"プロジェクトを引き継ぐ
○李 明男
「あはっ」
『野獣』
血の謝肉祭の参加者の一人。ボクシングと柔術をベースに驚異的なスタミナとスピードを武器にアメリカMMAの頂点に上り詰めた唯一のアジア人。
禁止薬物摂取の濡れ衣を着せられてタイトルを剥奪されるという悲しい過去があり、それ以来表舞台の格闘技から身を引いた。
作中で「鬼龍の血を受け継いでいると噂されている」などと言われていたが、特にそれ以上触れられることもなくガルシア28号に目を抉られて退場した。
○ジェイ・G・ワシントン
『撲殺魔』
熹一が主宰する”血の謝肉祭”の出場者。
巨漢の黒人で、素手で三人を殴り殺した。
龍星をボコボコに…と思いきやすべて避けられあっさり敗退。
モデルはラッパーのジェイ・Z。
名前にはデンゼル・ワシントンとO・J・シンプソンもミックスされていると考えられる。
「昔より今のほうがはるかに強くなってるんだぜ」
『凶暴すぎるピラニア』
熹一が主宰する
”血の謝肉祭”の出場者。獲得賞金額8,000,000。
総合格闘技のミドル級王者まで昇りつめたが、バイク事故で右腕を失い引退。
その後、失った右腕に刃物を内蔵した
義手を装備している。
若冲を殺害するも続く熹一との対決で敗北し、身を潜めていたところを大虎一号に発見され殺害された。
モデル説は長南亮。
「成仏してくださいよォ」
『煩悩原理主義の豚坊主』ですゥ
熹一が主宰する
”血の謝肉祭”の出場者ですゥ。獲得賞金額4,000,000ですゥ。
喧嘩・酒・女・ギャンブルを愛する生臭坊主で相撲が得意ですゥ。
船上バトルロイヤルでバッキーと対峙するもお腹を切り裂かれて腸が出てしまったですゥ。
最後は海に突き落とされたですゥ。間違いなく死んだですゥ。
ちなみに名前で明らかなモデルも生臭メスブタで知られてるですゥ。
この語尾は一時期マネモブの間でも流行ったですゥ。
翠星石じゃないですゥ。
○ハロルド関
「硬い甲板の上に脳天から落としてやんよッ」
『暴走ゴリラ』
熹一が主宰する
”血の謝肉祭”の出場者。獲得賞金額6,000,000。
素行不良で廃業した元プロレスラーで、中国式・人体改造術を施されて自分の関節を自在に操作できる。
船上バトルロイヤルでノザワとタッグを組み熹一と戦う。
ぶっこ抜きのバックドロップを仕掛けるも、落下途中でのどにエルボーを食らい敗北。
モデル説は関本大介。
○アロー・ノザワ
「アドバンテージは狡猾で卑怯者のクズ野郎にある」
『変幻自在のクソ野郎』
熹一が主宰する”血の謝肉祭”の出場者。獲得賞金額3,000,000。
現役地下格闘技王者で、超変則的攻撃が得意。ハロルド同様に中国式・人体改造術を施されて自分の関節を自在に操作できる他、
新薬F Pでドーピングしており常人をはるかに超える運動能力を持つ。
しかし熹一にはかなわず、左脚の頚骨を折られ最後は絞め落とされた。
○孫健一
「もう終わりか鬼龍の息子」
熹一が主宰する
”血の謝肉祭”の出場者。獲得賞金額4,000,000。
日本の古武道と中国拳法を融合させた超実戦志向の武術
「極拳道」の創設者で、熹一もその名を知る程の実力者。
…なのだがその必殺技は
光学迷彩スーツを使った不意討ち。拳法全然関係ないじゃないっスか。
右手で相手の頭を押さえ左手の拳槌(拳をハンマーのように振り下ろす技)で首の脊椎を破壊する禁じ手
「首斬拳」を編み出すが、危険視され中国武術界を追放された
悲しい過去を持つ。
熹一と龍星の対決に割り込み龍星を襲うが、返り討ちにあった。
かつて鬼龍と戦うも、成すすべもなく惨敗した過去がある。
○大虎一号
本名「張沢民」。自爆テロから身を挺して仲間を守った中国公安の英雄。
その際に瀕死の重傷を負うが、体の1/3を強化超合金による機械に改造、サイボーグとなることで生き延びた。
G-28を始末するために中国政府の刺客として放たれる。
実際にG-28を最初は圧倒する性能を見せつける。
実際は「テロで負傷した」という経歴は嘘であり、独立を目指す少数民族出身というだけで望んでもいない体に改造され、
その後もどんなに忠誠を誓おうと任務を果たそうと怪物として見られてしまったという悲しい過去の持ち主。
己の境遇と、戦闘マシーンとして育てられてしまったG28ことガルシアを重ねて奇妙な友情を抱いたが…。
「我が名はスヌーカ 誇り高く勇気ある戦士と闘える事に喜びを感じる」
「ここもまた血と腐臭に満ちている」
『”捕食者・キラー”』
脱走したG-28を追うブラック長官が送り込んだ刺客の一人で、ネイティブ・アメリカンの血を引く元アメリカ海兵隊の軍曹。
素手で獲物をしとめ解体する実力の持ち主で、更に自分の目を見た人間を金縛りのように硬直させる奇妙な魔術を使う。
G-28との戦いで顔を大火傷する重傷を負い、キバカツによって病院に運ばれるが脱走。
その後、故郷であるコロラド州のスピリチュアル・サンクチュアリで傷を癒していたが、そこに戦うためにやってきた龍星と交戦。
魔術を使って龍星を苦しめるも、最後は強烈なハイキックで顎を砕かれ敗れ去った。
モデルはプロレスラーのジミー・スヌーカか?
「さあ次はお前の番だ尊鷹、最先端のオモチャは楽しいぞ」
『鬼龍の玩具』
セーブ・ハウスと共に米軍から提供された最新兵器で、卵型のドラゴンエッグから三本のアームを持つ戦闘形態に変形する。
AIで人間の感情を読み取り、敵対的脅威と判断すれば対象が戦闘不能になるまで攻撃する。
アームはコンクリート製の柱を砕くほどの威力を持ち、その他に先端から麻酔ガスを噴射する三本のアームも持つ。
「細カイコトハ気ニスルナ」
『人間のような機械』『戸田亜』
鬼龍の命により、ブラック長官がG-28を捕えるために送り込んだ等身大の最新型軍事ロボット。
「
キン肉マン」の
ミスター・VTRのようなデザインで手足を三倍まで伸ばせ、高度な発話機能も備える。
『究極の生物兵器』『犬型最強軍事兵器』
米軍が開発したGKドラゴン・トダーをも超える
犬型のサイボーグ。
Tレックスの倍近い力の牙を持ち、鉄コンの壁数枚をその突進で易々とブチ破る。
「やっぱり科学は人生を明るくする」
「ヴへへへへ どうもお久しぶりです ゴアです」
在日アメリカ軍の極秘研究施設“エリア52”の所長である天才科学者で、トダーやD-51といった超兵器を開発した張本人。
体の2/3を改造してサイボーグ化しているため、老齢の科学者でありながら超人的な戦闘力とタフさを持つ。
工学だけでなく薬学まで精通している本物の天才科学者だが、作中の言動からネタキャラ的な扱いをされている。
○ジョー・スペンサー
「私は国のためなら笑って友人も殺せるんだ」
『笑顔で人を殺す男』
アメリカ合衆国第28代国防総省長官。
軍にいた頃は笑顔で人を殺す冷酷さから“スマイル・ジョー”とも呼ばれていた。
アメリカ合衆国に忠誠心を持つ愛国者で、そのためならば弱腰な大統領の暗殺を計画・実行するほど。
鬼龍とは旧知の仲で武術を教え合う仲だったが、前述の暗殺計画を密告されるという裏切りにより決別。それ以来鬼龍と灘の面々の始末のために策を巡らせている。
だが彼には妻と娘が自爆テロに巻き込まれて妻は即死、娘は植物状態になってしまったという悲しい過去があり、龍星が身に宿している“ガルシアの心臓”の移植で娘を蘇生させることが真の目的であった。
米軍の特殊工作員たち。
右腕をトマホーク・アームに改造された“怪力ミノタウロス”バッキー・ブライアント、
毒牙を持つ中性的な容姿の“
蛇神”シャノン、
ロから絶対不快音や、メチルアミンを含んだ毒霧を出し、機械で強化されたキックをくりだす“
魔導鬼”ジョニー、
胸に高電圧発生装置を埋め込まれた“サラマンダー”チコの4名。
第28代国防総省長官に就任したジョー・スペンサーの命で宮沢一族を襲撃する。
4名共爆発事故で重傷を負い、
ゴア博士の手でトランスヒューマンに改造された
悲しい過去を持つ。
○ハリー・サラバン
「筋肉はウソつかねぇ 力こそ正義よ」
『怪力ハリー』
ブラック長官が鬼龍抹殺のために送り込んだ刺客の一人。
鍛えに鍛えまくった屈強な肉体を持ち、デッド・リフトで500kgのバーベルを持ち上げられる。
ボクシング、レスリング、柔道など格闘技にも精通し、軍にスカウトされていなかったらプロのMMAファイターになる予定だったらしい。
○ベンジャミン・マーフィー
「被虐からの加虐…これがサディズムの快楽、俺の流儀だ」
『死神調教師』『イカれたカウボーイ』
米軍高官ジョー・スペンサー子飼いのエージェント。
狂気的なサディストであり、そのサディズムを満足させるためにまずは相手に自分を徹底的に痛めつけさせるマゾヒズム的側面も持つ。
人体を簡単に貫く
二本貫手を特技としている。
モデル説はヒース・ヒーリング。
○オーエン・スミス
「次はきっちり頭から落としてやる」
『原爆青年』『首狩職人』
スペンサーの私設特命班「バスターズ」の一員。
レスリングの技術を生かした強烈なクラッチからの反り投げによる首折りを得意とする。
○ビッグ・ピッグ
「馬鹿だな…今ここでやられたほうが楽に死ねたのに」
「ンゴーッ」
「バスターズ」の一員。
常にフードと高濃度酸素吸入マスクを被っており素顔は不明。
素手で人間の内臓をえぐり出す怪力の持ち主。ハイパーゲルを内包した特殊スーツを着用しており、あちこちに付いているスイッチを入れることで様々な形態に変身できる。
体格が80%増大し球体状となる。当然歩くことは困難になりボーリングの球のように転がって相手を押しつぶす。
体がまるで液体のように柔軟になり、体に触れたものを
スライムのように取り込んでしまう。その一方で指先は硬質化させ相手の体を貫けるほどの威力を持つ。
なお、初登場時には流暢に喋っていたのだがキー坊との戦闘では「ンゴーッ」「ブヒッ」という言葉しか発しておらず、他のバスターズとは違い日本語が喋れないのではないかと噂されている。
「同じ義足をしていても君とは違う…人間としてのポテンシャルがね」
「バスターズ」の一員。尊鷹と同様、左足をゴア博士製作の機械義足に換装している。尊鷹を「スンオー」と呼ぶ癖がある。
本人曰く格闘技については「経験はある」程度とのことだが、なにやら隠された力があるようで…?
ジーキルが意識を失うことで現れる
第二の人格。
ぶっちゃけ名前の時点で二重人格者という予想がついていたマネモブが大半だったと思われる
顔つきが別人のようになり、体格も衣服を突き破るほど筋骨隆々になり更に尊鷹も驚くほど俊敏性も向上する。また人間の言葉を話さなくなり奇声を発するようになる。
身体能力の向上によりファイトスタイルも変化し、義足に仕込まれたブレードや
噛み付きなど荒っぽい攻撃を多用。まさに野獣の様相である。
実は左足を切断したのはこのハイドの人格で、ジーキルは長年ハイドに恐怖で従わされていた、とのことだが…?
「お前の顔をぶつ切りにしてやる」
ハイドが意識を失うことで現れる第三の人格にして、左脚を奪った真の黒幕。
第一の人格ジーキル→第二の人格ハイド…というベタすぎる展開で油断していたマネモブ達を
まとめて「う あ あ あ あ (PC書き文字)」させた。
テコンドーの達人で、顔付きも東洋人のようになる。
自身の実力には自信があったようだが、尊鷹にはあっさり見切られてワンパンで倒された。
どう見ても第二の人格の方が強そうなんですけど いいんスかこれ
元ネタは多分某テコンダー漫画である。やっぱ怖いっスね猿先生は
外見のモデルはおそらくジャック・ニコルソン。
○キース
「アソビハオワリダッ」
『悪霊戦士』
スペンサーが送り込んだ5番目の刺客で、「音も立てず姿も見せず静かに殺す」「気づいた時には地獄にいるッ」 と言われている。両目の部分に丸い穴が開けられたマスクを被っており防弾・防刃・防火を始めあらゆる攻撃に対処する特殊スーツを着用、更に薬物により痛みを麻痺させており関節技も通用しない。静虎が見切れなかった程のスピードの持ち主だが……。
実はその正体は近接戦闘用に訓練された四人組のチームで、一人と見せかけて戦っていた。しかし殺気が違う事からそれが見破れて一人づつ倒されていった。
○ニコライ
「俺はジェンダーレスだぜ 男も女も平等に陵辱してやるのよ」
『ジェンダーレス』『全身凶器』
ガルシアの心臓を狙って某国から送り込まれた刺客。ベラルーシ出身のバイセクシャル。
システマやサンボに加えて独自に編み出した“ストラーンヌイ格闘術”を使う。
これはイメージを肯定して潜在能力を引き出すという武術であり、拳を岩のように硬質化させたり、逆にスポンジのように柔らかく衝撃を吸収したり肉体を自由自在に操る。
○ロマン・マフマドベコフ
「誰よりも先に“ガルシアの心臓”を奪い取って高く売りつけてやる」
武器や兵器を取り扱っているロシアの武器商人で、ピンクローターから生身の女まで売れるものならなんでも売っている。
ガルシアの心臓を奪って商品として売るため、優希を拉致して龍星たちをコンテナ・コロシアムへと誘き寄せる。
その後もキャプテン・マッスルを通して世界中の野蛮人共を5000万ドルの賞金で釣ってガルシアの心臓を狙う。
○ジャスティン・ファーガソン
「俺はケンカを想定して技術体系された総合格闘技のプロだぜ」
『墓掘り人』
世界最高峰の格闘技団体に所属する現役の世界ランカー。
マフマドベコフに雇われてコンテナ・コロシアムでキー坊と対戦する。
T・D・K準優勝、ハイパー・バトル優勝という経歴を持つキー坊を素人のインチキ武道家などと愚弄していたが、ワンパンで前歯と鼻を折られて撃沈した。
○キャプテン・マッスル
「俺はキャプテン・マッスルだあっ」
ガルシアの心臓を狙う武器商人、マフマドベコフの手先で不気味な怪物のマスクを被っている。
ドラゴン・ラッシュのルール内容を説明したメールを世界中の格闘家に送った。(何故かルール説明する際におかしなポージングを決めている)
どう見てもスパム・メールにしか見えない内容のメールだったがこれを信じて多数の格闘家が来日した。
これを最後に猿空間送りかと思われたが、ドラゴン・ラッシュのルール改訂のメールにて再び登場したり単行本23巻の裏表紙を飾ったりとやたらとプッシュされている。
実は“悪魔王子”の配下の一人。
本名「メルニチェンコ」。父はソ連共産党高官で国が独立するまでは何不自由なく暮らしていたらしい。
悪魔王子に植え付けられた幻魔を取り除かせるために彼に従い、精神崩壊を防ぐため悪魔王子から渡されたマスクを被っていた。
マフマドベコフを暗殺して組織を乗っ取った後はドラゴン・ラッシュの選出を再会、その後悪魔王子から幻魔を取り除くと連絡を受け来日するが…。
素顔のモデルらしいのはホアキン・フェニックス。
○王剣雲
「横拳!」
『王さん』
ドラゴン・ラッシュに参加した中国人の武術家で龍星と最初に戦った。
形意拳という拳法を使い、気を込めて威力を増した打撃を得意とする。
交通事故に遭った恋人の宋茜の治療費を稼ぐために来日したと言われていたが…
実は宋西は既に自殺していた。その理由は自分の浮気に対する罪悪感に耐えきれなかったからである。
実は王は恋人が別の男と付き合っていることを知っていたのだが、いつかわかってくれると黙認していた。しかし彼の師匠からその愛の重さが宋茜を更に追い込んでしまったことを指摘されている。はっきり言ってメスブタを超えたメスブタだが罪悪感に駆られている辺り王さんへの愛情とそれなりの倫理観はあったようなのでまだマシな方。
ここで戦うことで宋茜を偲ぶという王の真実が明かされた。負けたら龍星は心臓抜き取られるんスけどそれは良いんスかね?
なお序盤こそ有利に戦いを進めたが、ガルシア心臓による超回復といつの間にか齧っていた形意拳により敗北した。
○ビッグ・ハンド
「殺しはしない…もう二度と同じ過ちは犯さない」
額に漢字の「愛」の刺青を入れタンクトップを着たスキンヘッドの身長2m前後体重160kgの巨漢というツッコミどころが多すぎる男。初登場は野蛮人来日時の集合絵であり、そのひときわ目を引く風貌からマネモブたちの話題をかっさらった。
額の刺青は後述の自戒を彫ったもの。何で日本語なんだとか色々ツッコミどころはあるがマイペンライ。ナイフを持ち出した野蛮人に武器禁止のルールを説き、顎へのデコピンで気絶させるなどルールに厳格な一面がある。
自ら「鋼鉄肉体」と称する強靭な肉体をはじめとするその圧倒的なフィジカルと高度なレスリング技術を武器として戦い、特に打撃は必殺級の威力として知られている。しかし過去にそれでMMAチャンプを実際に殺してしまっているため、打撃は二発目までという自戒を己に課している。
○ロス"クチージョ"ゴメス
「リンゴのように皮をむいて一口サイズにカットしてやるよ」
『ナイフを使わせたら世界最強・最悪の男』
元
メキシコのギャングで、ナイフ術の使い手。借金返済のためにガルシアの心臓を狙う。
モデルはどう見ても
マチェーテ。
○ダーティ・ホワイト
「俺は“悪魔王子”に認められた男なんだからな」
“悪魔王子”の配下で、その命令を受け龍星を狙う。
右腕の“クラッシュ・アーム”はスペツナズナイフのような発射式ブレードが4本装着されており、服の下には“悪魔王子”のアドバイスで強化衝撃吸収材を使用した最先端の
ボディアーマーを着こんでいる。
最後は龍星の幻魔拳で倒された。
モデルらしいのはスティーブ・ブシェミ。
○悪魔王子
「よう兄弟…会いたかったぜ」
ガルシア28号同様にエドガード・C・ガルシアのクローン体として作られたガルシア11号で、現在は外の世界で活動。
兄弟である28号の心臓を狙う。
静虎が使う灘神影流の秘技「幻魔拳」を使う。
「でも世の中には"鉄をも破壊する拳"を持つ者がいるんです」
『拳獣』『超人間』
ブラジル出身。ロシアによってドーピングや臓器移植などを施された
超人間で東洋武術の秘術も会得している。
その結果、体重は見た目の数倍以上の150kgオーバーで、
コンクリートの壁をぶち抜く威力のパンチを繰り出せる。
淫売の母マリアンによると鬼龍の血を受け継いでいるというが…。
○ボリス・イワノフ
「スラブ民族の闘いは・・・相手が戦闘不能になるまで終わらないッ」
『最強囚人兵』
かつてロシ…R国大統領を暗殺しようとするも失敗しシベリア送りとなるが、その後R国政府の配下になることで囚人生活から解放された。屈強な大男でかつて刑務所での暴動を一人で鎮圧したことがある。
実は"ハイパーボーン"という、LRP5(低密度リボタンパク質受容体関連蛋白5)によって骨が常人を遥かに超える速度で成長し続ける特異体質で、骨の成長を抑えるために薬と冷却スーツを常用している。
更に鬼龍の指導により灘神影流潰しの防御策も会得している。
元々はR国連邦軍参謀本部情報総局職員で元バレリーナの妻エレーナと幸せな家庭を築いていたが、プあの男が仕掛けたと疑われている高層アパート連続爆破事件により妻と産まれてくるはずだった子を失うという悲しい過去を持つ。
○スタンプ・ハウアー
「俺の仕事は国の不利益になる者を"確保・排除"すること、その後のことは関知しない」
武術マスターにしてスペンサー長官直属の特命捜査官で、一度は脱走した悪魔王子を捕らえるほどの実力者。
スペンサー長官の命により日本に現れた悪魔王子を再び捕らえようとするも返り討ちにあい失敗。その後悪魔王子がR国で行われる総合格闘技大会"ホワイト・ナイト・バトル"に出場を予定しているとの情報をキャッチ。熹一と龍星に接触し二人に大会への出場を要請し、自身も選手として参加する。
◆タフでよくあること
- 「えっ」「なにっ」「なんだあっ」「うわああああああああ」などのリアクション
- PC書き文字の「う あ あ あ あ あ あ あ あ」
- 血しぶき文字の「ぎゃああああああ」「ウギャアーーーッ」
- 小学生並のシンプルな横文字名称。そして必ず「・」が入っている(例:ハイパー・バトル、バトル・キング)
- ほとんどの登場人物に取ってつけたような悲しい過去
- キャラの出番が唐突に消える(通称・猿空間送り)
- そして唐突に復活する
- 見た目もコロコロ変わる(例:顔のホクロや傷がいつの間にか消える)
- 設定も猿空間送り
- そして怒涛の後付け設定これらの事例から猿先生は「弾丸より速く設定を忘れる“猿”、猿渡哲也」扱い
- 読者が困惑するような超展開(通称・猿展開)
- 強さのインフレとデフレ
- モブと動物が虐殺される
- 目に全く生気がないモブキャラ。通称・マネキンモブ、マネモブ。ネット上のタフ信者たちもこれを自称する
- ヤクザ、サドキャラ、闇の世界の権力者が出てくる
- モデルがあからさまなのに愚弄されたりするキャラクター
- プロレスラー=総合格闘家
- 女を「メスブタ」「淫売」呼ばわり(普通の子もいるんスけどね)
- 割とイミフな数々の必殺技
- それを速攻で理解するアナウンサーやマネキンモブ
- 関節技を無効化できるキャラの多さ
- 身内以外の誰もかれも「キー坊」呼ばわり
- おとんの説教
- 鬼龍さんのネタキャラ化
- タカ兄ィの異常な能力(自力で骨格を変化させての整形・変形、心臓で弾丸すべり、動物を使った情報収集など)
- 皮膚が千切れるなどのグロ描写
- バキとのシンクロニシティ(こっちからパクられたのは陳ジィくらいだけどね(ニィ~)
- しゃあっ
- ニイ~ッ
- ニコッ
- ククク…
- ボボボッパンパンパン
◆余談
OVA版、ゲーム版『TOUGH DARK FIGHT』やパチンコ版も作られている。
OVA第三巻日本版の行方とゲーム版のキャラの話はするな。ワシは今メチャクチャ機嫌が悪いんや。
俺はどの項目も追記・修正しない。
だがお前がこの項目を追記・修正することは許してやる。
最終更新:2024年03月26日 16:40