BC自由学園(ガールズ&パンツァー)

登録日:2017/12/18 (月) 23:04:42
更新日:2023/10/19 Thu 10:37:14
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BC自由学園とは、アニメ『ガールズ&パンツァー』に登場する高校。


概要


岡山県を本拠地とする高校で、アニメでは名前のみ登場。一回戦で聖グロリアーナに敗北している。名前の由来は恐らくヴィシー政権と自由フランスから。
本作では複数の媒体において登場し、アンツィオ高校同様媒体によってメンバーや戦車等が大きく異なっている。



『リボンの武者』におけるBC自由学園


もともとBC高校と自由学園という別々の学園だったものが統合され、各学園の派閥で対立している。
隊長は「ざます」口調の長身の女性アスパラガス。詳しくは作品項目を参照されたし。
パラレルワールドと明言されてはいるのだが、『最終章』公開後ファンサービスなのかどうなのか『最終章』の3人が登場している。




『最終章』におけるBC自由学園


アニメ版『最終章』一話から遂に登場を果たす。冬季の戦車道大会における大洗女子学園の一回戦の対戦相手。
前述の通り『リボンの武者』とは設定が大きく異なっているものの、二つの派閥が対立している事は共通している。使用戦車は異なるが、フランス戦車を使用しているのも同様。
こちらでは中等部から進学した「エスカーレーター組」と受験入学をした「受験組」が対立している*1
このために両派閥の折り合いが非常に悪く、仲の悪さは戦車道チームにも影響しており毎回一回戦で敗退しているほど纏まりが悪い。

当然大洗との試合時もその不仲っぷりと如何なく発揮しており夏季の優勝校である大洗と当たるクジを引いた事で抽選会場で揉め、
試合にもギリギリで(戦車でぶつかりあいながら)到着していた。更には派閥ごとに大きく車輌の展開がバラけるなどチームワークのなさを伺わせている。

学園のテーマ曲は「玉葱の歌」でプラウダ戦よろしく作中で合唱する姿を見せてくれる。
日本では「クラリネットをこわしちゃった」としてもおなじみの曲なので、例のフレーズでピンと来た人もいるだろう。

主な人物


  • マリー
CV:原由実
BC自由学園戦車道チーム隊長(学年は不明)。搭乗する戦車はルノーFT-17。
ロールした髪と扇子が特徴のおっとりとした少女。
優雅な印象を与えるもののどちらかと言えばかなりのマイペースで、
両派閥が目の前で喧嘩していても諌めるどころか大好物のケーキを頬張り「ケーキがまずくなる」と言い放つほど。
おまけに試合前のお辞儀をどうして頭を下げなければいけないのか、という理由で拒否している。
試合中にもケーキを食べながら、乗員がゲームに興じているのをのんびり見守っていた。

前述の通り後に『リボンの武者』にも安藤と押田ともども登場しており、大鍋の運営側として動いていた。
アスパラガスを「様」付けで呼んでいる事から彼女から隊長を引き継いでいたという事なのかもしれない。


モデルは恐らく「マリー・アントワネット」だと思われる。

  • 安藤
CV:津田美波
黒髪で三白眼の女性。搭乗する戦車はソミュアS35。
「受験組」のリーダー格でもあり、常日頃から押田と口喧嘩ばかりしている。
公式グッズの缶バッジによるとフルネームは「安藤レナ」(正式表記は不明)。

モデルは恐らく『ベルサイユのばら』の「アンドレ」。

  • 押田
CV:安済知佳
金髪の気品のある女性。搭乗する戦車はARL44
こちらは「エスカレーター組」のリーダー格で、やはり安藤との折り合いは悪い。
隊長であるマリーには敬意を抱いているものの、反面そのマイペースさには手を焼いているようだ。
公式グッズの缶バッジによるとフルネームは「押田ルカ」(正式表記は不明)。

モデルは恐らく『ベルサイユのばら』の「オスカル」。



  • アズミ
CV:飯田友子
バミューダ三姉妹の黄色の◇。
同校のOG。最終章にも登場し、母校を「団結さえすれば強い」と評した。
どうやらマリーでさえも彼女には頭が上がらない様子。





保有戦車

各車両にはトランプのスートのマークが描かれているが、これは実際のフランス軍の戦車がマーキングが元ネタ。
色とスートによって所属が分かる仕組みになっていた。

  • ルノーFT
マリーの乗る隊長車。劇中ではフラッグ車を務めた。
菱形戦車と同様に第一次世界大戦の頃に生まれた最初期の戦車。つまりアヒルさんチームの八九式中戦車よりも古い。
戦車といえば横から砲身が生えたトラクターだった時代に、『履帯を持った車体の上に旋回砲塔を乗せる』というスタイルを最初に実施、
以降の戦車のスタイルの基本になるという戦車開発史上重要な意味を持つ。
しかしながら当時からそこまで優秀な戦車だった訳ではなく、第二次世界大戦にも投入されてはいたが旧式化が甚だしく、やはり大した活躍はできなかった。
身も蓋も無い事を言えば、戦車道で最弱クラスの戦車の一つ。

本来は操縦手と車長の二人乗りであるが、劇中ではマリーが後部ハッチを開けっ放しにしてクッションを置く事で座席代わりとして強引に三人で乗っていた。


  • ソミュアS35
安藤と彼女が率いる受験勢が乗る戦車。
火力、装甲、速力は当時としては高水準で、カタログスペック上は優秀だったが砲塔が一人乗りであったため、
索敵・指揮・主砲の装填と照準を全て一人で行わねばならないため車長が忙し過ぎる、上向きのキューポラが無いため索敵時の姿勢が辛い……等の欠点があった。
因みにカモさんチームのB1bisより少し新しい戦車である。


  • ARL44
押田以下エスカレーター組の乗る重戦車。
フランス解放後に開発された戦車で、一言で言えば『B1bisの車体を流用したものにティーガーIIの砲塔を丸パクリしたものを乗せたもの』。
フランスはヨーロッパ戦線開戦後早々にドイツ軍に占領されていた事もあって戦車の開発技術の蓄積が無くほぼWWI時代で止まっていたため、
90mm主砲の火力と装甲防御力は高かったものの、車体の技術が既に旧式化していたWWI時期の戦車のままなため速力に難を抱えていた。
そもそもフランス解放自体がヨーロッパ戦線終結間際だった事もあり、WWII戦中には木製モックアップしか完成しておらず、
試作車の完成は46年、量産開始は49年だった。







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最終更新:2023年10月19日 10:37

*1 エスカーレーター組が貴族、受験組が市民のような構造。