スーパーマリオUSA

登録日:2017/12/11 Mon 17:28:56
更新日:2024/02/16 Fri 17:42:24
所要時間:約 10 分で読めます







マリオがU.S.A.(アメリカ)から Come Back!

任天堂が1992年9月14日にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売したアクションゲーム。
後にスーパーファミコン用ソフト『スーパーマリオコレクション』にリメイク版が収録され、それを再びリメイクした作品がゲームボーイアドバンス用ソフト『スーパーマリオアドバンス』として発売された。
オリジナル版はWii U3DSのVCでも配信されている。

概要


1987年にフジテレビとのタイアップでディスクシステム用ソフトとして発売された『夢工場ドキドキパニック』をマリオシリーズの世界観でアレンジした作品で、プレイヤーキャラをマリオファミリーに変更し、一部アイテムやBGMもマリオのものに置き換えられている。
また本作はアメリカでは『スーパーマリオブラザーズ』の続編として『スーパーマリオブラザーズ2』の代わりに『SUPER MARIO BROS. 2』として発売されており、それを日本で発売する際に『スーパーマリオUSA』とタイトルがつけられる事となった。要は日本からアメリカへ渡り、アメリカから日本へ戻ってきたのである。いわゆる逆輸入である。

プレイヤーキャラはお馴染みのマリオとルイージの2人に、サブキャラのキノピオとピーチ姫を加えた4人。
4人とも『夢工場』のプレイヤーキャラの性能を引き継いでおり、4人をうまく使い分ける事がゲームクリアの近道となる。
『夢工場』とは違い、ステージクリア毎にキャラクターを選択でき、4人全てでゲームをクリアしなくともエンディングは見られる。

ただし、ディスクシステム用ソフトである事を活用したセーブ機能は当時のROMカセットでは搭載されておらず、コンティニュー機能も2回までで制限されている(セーブ機能が搭載されるのはリメイク版以降)。

ゲームのシステム面も『夢工場』を引き継いでいるのでライフ制となっており、最初は2つしかないがキノコを獲得する事で最大4つ(アドバンスでは最大5つ)まで増やせる。ステージをクリアすると2つに戻る。
一定時間しゃがんでいるとジャンプ力を高めることができる。
アイテムはブロックではなく地中に埋もれており、地面に生えている草を引き抜くと出現する。前述のキノコを除きフラワーや木の葉のように、キャラクターの能力をパワーアップさせるアイテムは登場していない。


ステージクリア後には残機を増やす事のできるスロットゲームに挑戦でき、ステージで獲得したコインの枚数だけスロットを回せる。

元が別ゲームなので当たり前だが、クッパクリボーなど、お馴染みの敵キャラクターは一切登場しない。また一部の敵キャラクターはマリオシリーズとしてはすでに『スーパーマリオワールド』に登場している。

本作(厳密には元となった夢工場)は、ヘイホー、ムーチョ、キャサリンなど、マリオシリーズではすっかりお馴染みとなった敵キャラや、ルイージのバタ足ジャンプ、ピーチ姫の空中浮遊と後の作品に大きな影響を与えた設定が初登場した作品でもある。


あらすじ


ある嵐の日の夜。マリオは不思議なを見た。
それは長い階段をただひたすら上がっていくという夢。階段の先には扉があり、それを開けるとそこには見たこともない景色が広がっていた。
その光景を見ているとマリオの耳に微かに声が聞こえてくる。
「夢の国“サブコン”にようこそ。この国はマムーの魔法によって支配され、私たちはとても苦しめられています。どうかマムーを倒してサブコンを元に戻してください。マムーは野菜が嫌いです。どうか私たちを救ってください」
その声と同時に雷が落ち、驚いたマリオはベッドの上から転げ落ちていた。
翌日、ピクニック日和となったので、マリオはルイージ、キノピオ、ピーチ姫を誘って近くの山までピクニックへと出かける。
その途中で昨晩見た夢の話をすると、不思議なことにルイージたちも同じ夢を見たと答えた。
目的地に着くと、その近くで小さな洞穴を発見。そこに入るとマリオたちが夢で見た階段が上へと続いていた。
それを上っていくと夢と同じく扉があり、それを開けると夢で見た“サブコン”の景色が見渡す限り広がっていたのだった…


プレイヤーキャラ


※一部性能は後の作品にも引き継がれている。

我らが主人公。
『夢工場』におけるイマジンと同等のキャラ。可もなく不可も無い標準的な性能だが、その分クセがなく使いやすい
…が、このゲームを極めれば極めるほど没個性であることが浮き彫りになっていき、タイムアタックでは主人公なのに出番が皆無という悲惨な扱いとなる。

永遠の二番手。
『夢工場』におけるママと同等のキャラ。ジャンプ力は最も高く、滞空時間も長い。そのぶんパワーと移動速度は低め。またすぐには止まることができない。ジャンプした際には空中で足をバタつかせる。
後の作品でも足をバタつかせるようになった。
前述した通り日米では「スーパーマリオブラザーズ2」が指すゲームは異なるのだが、「マリオよりもルイージの方がジャンプ力が高い」という設定は共通していたりする。

ピーチ姫に仕える菌類。
『夢工場』におけるパパと同等のキャラ。これ以降の作品では「非力さを小回りやテクニックでカバーする」という性能が基本の彼だが、今作ではパワータイプのキャラとして登場する。
草を引き抜くスピードとアイテムを持った状態での移動速度は最高だが、ジャンプ力は最低という極端な性能の持ち主。

攫われマニア。…だが今回はマリオたちとサブコンを冒険する事に。
『夢工場』におけるリーナと同等のキャラ。女性ゆえの非力さかパワーは最低で、重いものを持つと移動速度が最も低下する。
ジャンプ力も良くないが、ジャンプボタンを押し続けると一定時間空中浮遊が可能という特殊能力をもつ。全キャラ中トップの滞空時間を生かし、遠くの足場へ移動したり、空中で敵の攻撃をやり過ごすテクニックが役立つかもしれない。
後の作品の滞空は本作のようにフワフワしたり、を使ったりと安定しないがとにかく浮遊が可能である点は受け継がれている。


敵キャラ

今作敵キャラの共通点として、ヘイホーなど一部キャラは上から踏んでも倒すことはできない。但し上に乗ることは可能なため、持ち上げて攻撃に利用できたり、持ち上げられずともダメージエリアや空中での足場代わりとして利用ができる。

ザコ敵

マムー族の一員。恥ずかしがり屋なのでお面で顔を隠している。本作のクリボー的存在。
赤は何があっても真っ直ぐ進むが、ピンク(リメイクでは青)は崖で折り返す。
アドバンス版では通常の4倍ほど大きい巨大ヘイホーが登場。
巨大ヘイホーは持ち上げて地面に投げつける度に何度もハートを出してくれるありがたい存在である。

後のマリオシリーズでは、本編でこそ登場は少ないが外伝ではすっかりお馴染みに。
ヨッシーアイランド』をはじめとするヨッシーシリーズなどではクリボー以上の活躍を見せる。

  • ムーチョ
ガスマスクのようなお面を被ったヘイホー。鳥山明ではない。口の部分から悪夢の弾を発射する。
赤とピンク(リメイクでは青)は弾を発射する以外はヘイホーと行動パターンが同じで、グレーとグリーン(リメイクではグレーのみ)はその場でジャンプして弾を撃ってくる。
ちなみにグレーが大量に見かける一方、赤は本作では1匹しか登場しない。以降はヘイホーに合わせて赤がメインカラーになる作品も多いが。
ヘイホーと比べると、忘れた頃に再登場することも多い。

  • トンダリヤ
羽根の生えたヘイホー。
空中を飛んでおり、を持って突進してくる。
上空から降下してきて高度が合うと突進してくるレッド(リメイクでは黄色)と最初から突進してくるグレー(リメイクでは赤)がいる。
以降のシリーズでは、同じように空飛ぶヘイホーとして「プロペラヘイホー」が登場したため、出番は少ない。

  • リートン
メガネをかけた鳥。
なぜか他の敵と一緒にいることが多い。
跳ねながらこちらに近づいてくる。

  • ハックン
動物のような耳を持つ黒ずくめのキャラ。リメイク版では紫色となった。
アメリカ名は「Ninji」で見た目も忍者っぽいが小悪魔……と思わせて近年では完全に忍者。
その場で跳ねているだけのものと、高速で向かってくるものがいる。同作に先駆けて『スーパーマリオワールド』でマリオキャラとしては先行登場した。
ヘイホー同様に、アドバンス版では4倍ほど大きくなった巨大ハックンが登場し、ハート量産してくれる点も一緒。

  • ターペン
デカいテントウムシのようなキャラ。
ツタを上下しているお邪魔虫。でも上に乗れるのでエレベーター代わりにはなる。
リメイク版『スーパーマリオブラザーズ3』ではW-2の王様がこの姿に変えられている。

  • ドドリゲス
空飛ぶじゅうたんに乗っている鳥。
倒すと一定時間じゅうたんを自由に動かす事ができる。じゅうたんが本体とか言うな。
ちなみにエリアは限られるが、アドバンス版ではドドリゲスとハックン、キャサリンにぶつけると1UPする。だがキャサリンは3発目にぶつけないと効果が現れない。*1
後の作品ではワリオの手下として『ワリオの森』に登場したり『マリオとワリオ』にJr.が登場したりと、何故かワリオと関係が深い。

  • カメーン
カギを守っている仮面。みんなのトラウマ。当然上に乗れない。
カギを取ると、たとえ画面が変わろうともどこまでもしつこくプレイヤーを追ってくる。
一応カギを持った無敵状態なら倒せるがアドバンス版だと倒しても得点は貰えない。

  • トトス
滝を登るかのように垂直に飛び出してくる魚。みりん干しではない。
とあるステージでは、こいつの上を渡っていかなければならない。

  • スパック
足場の周りを回っている電気の塊。
所謂お邪魔キャラで上から乗れないが、アイテムや敵をぶつけて倒す事が可能。
アドバンスでは接触時に感電したような画面演出が入る。

  • ボブ
手足のついた爆弾
マリオシリーズのボム兵とほとんど同じ。海外名も同じ。
アイテムの爆弾と同じ使い方が可能。たまに地面に埋まっているが、地面に埋まっていたものは自爆体勢に入っているのですぐ投げ捨てるように。

  • ガラゲーロ
砂漠に生息している大蛇。
砂地から突然飛び出して走り回る。
壺の中にいる事もあり、時折飛び出して悪夢の弾を吐いてくる。壺の中にいるやつは上にあるキノコブロックを取った瞬間飛び出してくるものもいるため地味に厄介。でも実は壺越しに野菜やガラゲーロをぶつけても倒せる。
リメイク版『スーパーマリオブ(ryではW-1の王様がこの姿に変えられている。

  • サンボ
顔のついているサボテン。本作では緑色。
左右に揺れながらゆっくり近づいてくる。
4つのパーツで構成されており、根元を狙えば一撃で倒せる。
今作(もとい『夢工場』)初出では珍しく、以降の『スーパーマリオシリーズ』本編でもお馴染みになり、派生種も増えた。
『スーパーマリオワールド』でマリオシリーズとしては先行登場しているが、ヨッシーで食べる以外の攻撃が通用しない。

  • ポンキー
を吐く大きな花。
緑はその場で動かずに真上に火を吐くだけだが、赤はプレイヤー目掛けて吐いてくる。上には乗れずダメージを受ける。
ピンク(リメイクでは青)は赤の性能に加え自ら動くことが可能。
ちなみにFC版は火を吐くタイミングが速い。
こちらも『ワールド』でマリオ先行登場。ただしあちらでは顔がなく花の形も大きく異なる上、一定時間ごとに小振りの火の玉を4発吐く。

  • トンドル
真横に真っ直ぐ飛んでいるだけの鳥。コンドルが飛んどる
ボブをプレイヤー目掛けて落としてくるものもいたり、上に乗って移動しないとクリアできないステージも有る。
リメイク版『スーパー(ryではW-5の王様がこの姿に変えられている。

  • ダウチョ
ヘイホーが乗っているダチョウ。
プレイヤーを追ってくるが、ヘイホーを掴むと追いかけてこなくなる。

  • ナカボン
雪だるまに足が生えたようなキャラ。滑る
アイススケートをしながら高速で突っ込んでくるので上に乗ったり避けたりするのが難しい。
実は氷の足場以外での挙動はガラゲーロとほぼ同じ。

  • ハリマンネン
見た目はまんまハリネズミ。
その見た目で察しはつくと思うが上に乗るとダメージを受ける。後に『ヨッシーアイランド』にも登場。

  • ターボン
ヘイホーが乗っている移動式の砲台。
ヘイホーが乗っている時は、こちらに向けて火の玉を発射してくる。
ターボン自体は持ち上げられないが、上に乗ればトゲ地帯も突破可能に。

ボス敵

  • キャサリン
頭のリボンがチャームポイントの恐竜。本作の中ボス。キャシーといわれると喜ぶ。
女の子に見えるが実はオカマ(今で言えば男の娘?)。口からタマゴもしくは火の玉を吐いて攻撃してくる。
ピンクはタマゴのみを1回ずつ、レッドはタマゴか火の玉をランダムで3回ずつ、グリーンは火の玉のみを3回ずつ吐く。
タマゴは上に人が乗っても真っすぐ飛び続け、持ち上げられると速度を失うという不可思議な物理法則を持つ。
大抵はゴールの前におり、倒すとゲートを開くカギであるクリスタルを落とす。
また、とあるステージではかなり意外な活用法がある。
『アドバンス』ではピンク以外はリボンを持ち上げることが出来るが、投げつけてもダメージは与えられず頭に戻る。*2
なお、倒すと全カラー共通で2000点が手に入る。

  • ドン・チュルゲ
グラサンをかけたデカいネズミ。W1とW3(アドバンスではW1とW6)のボス。
自分がただのネズミだとは信じていない。
爆弾を大量に投げつけて攻撃してくる危ないヤツ。
特にW3とW6に出てくるものはW1のものと比べタフになったり、より高い足場にいたりと難易度が上がる。
『夢工場』ではW5のボスも担当していたりする。

  • ガブチョ
三つ首の大蛇。W2とW6(アドバンスではW2のみ)のボス。
悪知恵・攻撃力が3倍である事をマムーに見込まれ配下となった。
火の玉を連続で吐き出し攻撃してくる。キノコブロックで壁を作ると楽。
なおW6にいるものは倒す前にキノコブロックを全て奈落の穴に落としてしまうと文字通りに詰む
そのせいでアドバンスでのW6のボスはガブチョからドン・チュルゲに差し替えられてしまったとか

  • ヒーボーボー
生きている炎の塊。何故か氷の世界であるW4のボス。
火の玉を撒き散らして攻撃するが、何度か攻撃すると小さく分裂して襲い掛かってくる。
ちなみにアドバンスでは、戦闘前にサングラスに謎の4つの泡が融合して誕生する演出が追加されている。

  • チョッキー
デカいカニ。W5のボス。
自慢の巨大なハサミを使って岩を投げつけてくる。その岩をうまくキャッチして投げ返そう。
あまり知られていないが、『夢工場』には登場していない。
こいつもヒーボーボー同様、アドバンスではカニに謎の泡が融合する演出が戦闘前に発生する。…が、そのカニはどう見てもマリオブラザーズのカニそのもの。マリオブラザーズもやれよというスタッフのメッセージだろうか。

  • メカキャサリン
『アドバンス』に登場する巨大メカ。W3のボス。
SFC版まではW3のボスはドン・チュルゲが担当していたが、詰み防止のためにW6のボスに変更となったことで後釜に座った新たなボスキャラである。
巨大な卵を2連発で吐くほか、ジャンプによる地響きでこちらの動きを止め、突進してきたりする。上に垂れ下がっている鎖に捕まってやり過ごそう。
なお、マムー以外の大ボスを倒すと4000点貰えるのだが、こいつだけ倒すと倍の8000点を貰える。

  • マスクゲート
通常ステージではゴールとなっているが、W7-2ではクリスタルを取った途端ボスキャラとして襲い掛かってくる。トラウマになった人も多いだろう。
キノコブロックで3回ダメージを与えると口が開き最後の部屋へ進めるが、時間が経つと閉じてしまい再び襲ってくる。
『夢工場』とはデザインが異なる。

  • マムー
サブコンを魔法で支配した張本人。本作のラスボス
見た目は大きなカエルで、支配者らしく王冠とマントを身につけている。
ドリームマシーンを使って、自身の配下・魔夢(マムー)族を生み出した。
野菜が大嫌いで、彼が吐き出す泡に触れた野菜は一瞬で消えてしまう。
泡攻撃をする時に口を開けるのでそこを狙って野菜を投げつけるべし。
マリオ達に倒された後、EDでは画面外へと運ばれて……
夢の世界繫がりか『ゼルダの伝説 夢をみる島』にも出演している。
一方でリメイクを除くとマリオ作品には一切再登場していない


アイテム


  • 野菜
地中に埋まっており、投げつけて敵を倒す事ができる。
ステージ中で4個引き抜くと、5個目にストップウォッチが出現する。
基本はカブだが、地域によって生えている野菜が違っている(砂漠はカボチャ、寒冷地はニンジン)。マムー戦にしか登場しないレアな野菜も。
アドバンス版ではいくつかのステージで巨大な野菜が登場するようになった。
スマブラ』のピーチの下必殺技でも登場。こちらはストップウォッチの代わりにボム兵を引っこ抜くが、種類はカブ固定。

  • ハズレ野菜
十分に育っていない小さい野菜。しかし敵を倒すことは可能。
ストップウォッチ出現の条件としてカウントされないが、小さい分普通の野菜に比べて抜けるスピードが早い。

地面に投げると裏の世界へ行ける扉が現れる。
裏世界は左右が反転しており、背景以外は黒く塗りつぶされている。BGMは『スーパーマリオブラザーズ』でお馴染みの地上面のアレンジ。
裏世界ではキノコやコイン(2回まで)、壺に入って先のワールドにワープしたり、『アドバンス』のクリア後限定でヨッシーの卵を入手したりできる。
しかし、裏世界には8秒間しかいられないうえにスクロールもしないため、場所を考えて薬を使用し、裏世界では手際よく行動しなければならない。
『夢工場』におけるランプと同等のアイテム。

  • キノコ
裏世界に落ちているキノコ。
引っこ抜くとライフの最大値が1増える。
『夢工場』における大きいハートと同等のアイテム。

  • コイン
裏世界の草を引き抜くと獲得できる。
チャンスは2回だけで、それ以降はいくら引き抜いてもハズレ野菜となる。
『夢工場』におけるメダルと同等のアイテム。

  • チェリー
空中に浮いており、5つ集めるとスターが出現する。

  • ハート
敵を8体倒すと出現。取るとライフを1回復する。
『アドバンス』ではサイズが大きくなっている他、そこかしこに配置されており、回復の機会が増えている。
しかも、巨大ヘイホーや巨大ハックンを使えば簡単に量産できるようになった。

  • スター
取ると一定時間無敵になる。

  • ストップウォッチ
数秒間敵の動きを止める。しかし止まっている敵に当たってもダメージを受けるので注意。

  • 1UPキノコ
残り人数を1増やす。
『夢工場』における顔と同等のアイテム。

  • POWブロック
マリオブラザーズ』でお馴染みのアレ。
地面に叩きつけると地面にいる敵を一掃できる。
『アドバンス』では「BIGPOWブロック」が登場。叩きつけると小さくなりながら跳ねていき、次々と敵を倒していく。

  • コウラ
本作には出てこないノコノコのコウラ。
地面を滑っていき、進路上の敵を一掃する。壁に当たると消える。
『アドバンス』ではサイズが大きくなり壁で反射する。ぶつかるとダメージを受ける。
『夢工場』におけるビッグフェイスと同等のアイテム。

引き抜くと数秒後に爆発する。
敵を倒すのに使える他、特定のブロックを破壊するのにも使用できる。

鍵穴のついたドアを開けるのに必要。
持っているとカメーンがしつこく追いかけてくる。敵に投げつけることもできる。

  • キノコブロック
文字通りキノコ型のブロック。何度投げても無くならない。
攻撃に使える他、積み上げて足場にしたり、防御壁を作ったりできる。
ステージによってデザインが微妙に違う。
『夢工場』におけるマスクと同等のアイテム。

  • ロケット
引き抜いた途端にプレイヤーを乗せて上空のエリアへと運んでくれる。空中爆発するので物騒。

  • クリスタル
主にキャサリンを倒すと出現する。持ち上げるとマスクゲートの口が開いて次のステージあるいはボス戦へと進める。

  • ガチャガチャカプセル
アドバンス版のみ登場。登場時は小型だが持ち上げるとサイズが大きくなる謎のカプセル。
持ち上げると爆弾、ハート、スターがローテーションでカプセルから顔見せし、投げおろした時に出てきたものを手に入れることができる。
目押し可能なのでやはりスターを狙っていきたいところ。

  • ヨッシーのたまご
アドバンス版のみ登場。一度クリアした後にキノコの代わりに裏世界に落ちている大きいタマゴ。
やりこみ要素として全ステージに2個ずつあるタマゴを持ち込んでクリアする必要がある。
ただし1ミスもしくはワープを利用するとそのステージで手に入れたタマゴは全て没収されてしまう。

ワールド紹介


  • ワールド1
草原の世界。
難所は特にないので、ここで操作に慣れておくといい。W1-3後半にある塔も落ち着いて進めば攻略は楽。
W1-3からはW4へワープできる。

  • ワールド2
砂漠の世界。
ピラミッドや洞窟の中では、ひたすら砂を掘って下へ進む事になる。
W2-2では流砂がちょっと厄介。

  • ワールド3
空の世界。といっても空らしいステージはW3-1くらい。
W3-1では大きな滝を上へ登っていく事となるが、下に落ちていくとW5へのワープができる壺がある。
W3-3のトリプルタワーは攻略にかなりの時間がかかるうえに難易度も高め。

  • ワールド4
氷の世界。
氷ブロックの上ではツルツル滑るので、勢いあまってに落下しないように注意。
W4-1は唯一ボスが登場しないステージ。
W4-2ではやけに四角いクジラが登場する他、ここからW6にワープできる。
W4-3の序盤は、あるものに乗って海を渡らなければならない(ヒントはこれ)。その後で待ち受けている氷の塔は、前回のトリプルタワーに比べると比較的簡単。
実はルイージやピーチを使えばランニングジャンプで氷の塔を無視できる。

  • ワールド5
夜の世界。
W5-1は本作屈指の難所で、丸太やトトスの上といった狭い足場を乗りついで進まなければならない。
その他のステージも難しめだが、W5-3からは最終ワールドのW7へワープできる。
このワールドから最終エリアの中ボスにキャサリン(赤)が加わる。

  • ワールド6
再び砂漠の世界。だが難易度は格段に上がっている。
W6-2では途中から足場が全くなくなるのでトンドルの上に乗っていかなければならない。しかも他の敵も攻撃してくるため誤って落下しやすい。
W6-3はまともに進むと非常に面倒くさいが、隠しルートを使えば一気にボスのところまで行ける。

  • ワールド7
最終ワールド。
ステージは2までしかないが、W7-1から難易度は結構高め。右に向かって進んでも先に進めないので、トンドルに乗って左端の壁を乗り越える必要がある。
W7-2はマムーの城で、かなり巨大なマップとなっており、最初の分岐点でどちらに進むかで難易度が変わってくる。
ちなみに、ステージが3まで無いのは、絵本の中の世界を舞台にした『夢工場』のストーリーでそのチャプターが破かれているため。


スーパーマリオメーカー2


マリオのコースを自ら作ったり世界中の人が作ったコースを遊ぶ事ができたりするシリーズの続編。
前作でも一部のキャラがキャラマリオで登場していたが2020年4月22日のVer.3.0アプデで初代スキン限定で新たなパーツとして「マリオUSAのキノコ」と「のろわれたカギ」が追加された。
「マリオUSAのキノコ」は取ると原作準拠の姿となり、敵を踏んで倒す事ができない代わりに乗れるようになる事に加え、持ち上げる事も可能となるので、唯一物が持てない初代スキンでも敵やアイテムを持ち運ぶ事ができるようになる(変身しても乗れない敵も一部いる)。
「杭が付いたワンワン」を持ち上げると某ゲームのように自分はダメージを受けず敵を倒してくれる。
また、雪原スキンのみ地面から雪玉を無限に生成する事が可能で、雲ブロックは原作の砂漠コースの砂のように掘る事ができる。
さらに原作と同じく一定時間しゃがみ続けると点滅して大ジャンプができ、BGMや敵を倒した時などのSEが原作準拠になる。

「のろわれたカギ」は基本的にはカギと同じだが、取るとカメーンが出現してカギドアに入るまでどこまでも追いかけてくる。
原作と異なり攻撃自体は緩んでいるものの取ったら一旦手放す事ができない上、さらにスターの無敵などでも倒す事が絶対にできない。
初代スキン限定だがカギを独り占めするとカメーンの餌食にされる危険性が高くなる。
このパーツの登場によって同じく本作で新たなパーツとして登場していたもうひとつのトラウマと共演する事になった。



追記・修正は、野菜を引き抜いてからお願いします。

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最終更新:2024年02月16日 17:42

*1 なお、これができるのは5-3のみ。

*2 但し他の敵にぶつけて倒すことは可能