バロックワークス

登録日:2017/11/23 Thu 20:30:30
更新日:2024/02/12 Mon 11:16:28
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バロックワークスとは、『ONE PIECE』に登場する秘密結社。

●目次

【概要】

偉大なる航路(グランドライン)前半を根城とする犯罪シンジゲート。
社長「Mr.0」からの指令に基づき、破壊工作や組織運営のための資金調達などを行う非合法組織。
社員は2000人以上いるが、その中でもMr.0から命令を直接聞くことのできる幹部「エージェント」は23人と1匹と1羽しかいない。
最高権力者のコードネームがMr.0であることから、一部の例外はあるが、男性エージェントの与えられたコードネームの数字が小さい程、戦闘力、社内での格、懸賞金といったステータスが高い傾向がある。
残る部下たちは一般社員「ミリオンズ」(1800人)と幹部候補生の「ビリオンズ」(200人)に分かれ、エージェントの命令で動く。

バロックワークス(以下BW)の社訓は「謎」であり、社員は一切他の社員の出自を詮索してはならず、互いのことはコードネームで呼ぶのが原則。
…というのは名目であり、自分以外誰一人信頼していないMr.0はエージェントたちを使って社員の身元を平気で調べており、スパイの疑いがある者はすぐさま消している。
また、エージェントは作戦に失敗したり、虚偽報告を行ったりするなどの不祥事を行った場合、即座にアンラッキーズことMr.13とミス・フライデーに始末される(ただし上位のエージェントは更に上のエージェントから制裁を受ける模様)。

そのためエージェントの移り変わりは多いらしく、
Mr.5の失敗を聞いたMr.3は「どうせならMr.2でも失敗してくれれば椅子が空いたのだガネ」と発言し、
ビリオンズのMr.メロウは、海軍に囚われたMr.11を「エージェントの席を一つ空けてもらう」と嘯いて殺害するなど、
エージェントは、互いのことを信頼していないどころか、蹴落とす気がマンマン。

社としての最終目的は「理想国家の建設」
しかしてその実態は、アラバスタ王国の乗っ取りである。
会社への貢献度が高いほど、のちの国家での要職が約束されており、社員が顔もわからない社長に従うのは、この栄達を夢見てのこと。
目の前にぶら下げるニンジンにしてはちょっと遠大すぎるので、普段の給料などの待遇もかなり良かったと推察される(SBSによると、『謎』が社訓のため単身旅行になるが社員旅行があったとか)。
ONE PIECEに登場する敵組織は数多いが、「リーダーのカリスマで統制されている」や「信仰心で従っている」などの他の組織と比べると、基本的には報酬が原則の極めてビジネスライクな付き合いなのが特徴。とはいえ、組織崩壊後も一部のエージェントがボスの救出に動いたりと決して忠誠心が皆無だったわけではない模様。

アラバスタ王国に眠る古代兵器『プルトン』の在処を記した歴史の本文奪取と、邪魔なネフェルタリ王家の破滅を目論み、
3年に渡る綿密な計画で国民の王家に対する信頼を破壊し、巧みに反乱軍を焚きつけて暴動を起こさせた。

かくして理想郷建設計画「ユートピア」は成功したかに思えたが、麦わらの一味の奮闘によりオフィサーエージェントは全滅し、
イガラムと町の少年・カッパが反乱軍にBWの企みを明かしたことで反乱は終息。
クロコダイルもモンキー・D・ルフィとの一騎打ちに敗れ、海軍に捕まってしまったことでBWは崩壊。

以降、エージェントたちは海軍に捕縛されるか、脱獄して下野している……というかオフィサーエージェント以上のメンバーの大半は脱獄してそれぞれ第二の人生を歩んでいる。
海軍仕事しろ


【活動内容】

BWの主な収入源。
偉大なる航路(グランドライン)に入ったばかりの海賊や賞金首をカモにして、捕縛し懸賞金を狙う。
拠点としているのは偉大なる航路(グランドライン)入口から伸びる7本の航路の1つである「とある航路」の最初の島「ウイスキーピーク」
住民全員がミリオンズであり、海賊を歓迎するフリをして酒を盛って眠らせ、捕縛していた。
島の片隅に鎮座するサボテン岩には無数の墓標が建てられているが、これらは全てウイスキーピークで捕縛・殺害された海賊の墓石。
なお、死体で世界政府につき出すと賞金額は3割カットされてしまうため、Mr.8の台詞から察するに殺すことは少なかった模様。
未遂に終わっているが、Mr.3もドリーとブロギーを捕縛しようとしていた他、ビリオンズもエースを捕えようとしていた。高額の懸賞金を納めればそのまま社内での評価と昇進につながるようだ。

ぶっちゃけた話、『ワンピース』世界ではどんな汚い手段を使おうが、民間人に迷惑を掛けずに賞金首を捕まえる行為自体は合法*1なため、この活動自体は摘発の対象ではない。一応。


  • スカウト
を回り、優秀な賞金稼ぎや犯罪者をスカウトする。
賞金稼ぎだった頃のロロノア・ゾロも先代のMr.7から勧誘を受けたが、「ボスにしてくれるなら受ける」と一蹴していた。
ちなみに先代Mr.7は勧誘を蹴ったゾロに襲いかかったようだが、これは社則によるものかそれとも彼の独断なのかは不明。
「謎」という社訓を考えると、おそらく勧誘を断った段階で口封じのための抹殺対象になった可能性が高い。


  • 食糧調達
社員の食糧を手っ取り早く入手するための密猟や強奪。
Mr.9コンビは双子岬のラブーンの肉を入手する任務を受けていたが、ルフィに妨害された。


  • ダンスパウダーの密造
雲を急成長させ、雨を降らす薬品「ダンスパウダー」の製造。ただし、使用した場合その周辺の地域には雨が降らなくなる。
ダンスパウダーは銀が原材料なので、賞金稼ぎで得たの大半は銀の購入に費やされていた。*2


  • 気象操作及び印象操作
前述のダンスパウダーをアラバスタ首都「アルバーナ」に運搬し、上空で散布し首都上空に雨を降らせる。
アラバスタは国全体が砂漠気候であり、この工作により3年間、首都以外の全ての土地で1滴の雨も降らなくなった。
更にクロコダイルはこの輸送ルートをわざと「人目につきやすい所」に置くことで、国民にアルバーナへのダンスパウダー輸送疑惑を見せつけ、さらに国王になりすましたMr.2を同席させ、
が国の気候を私物化している」と疑惑を抱かせるよう工作を働いた。


  • 演技指導
上記の運搬任務や、国王軍および反乱軍に潜り込ませたスパイによる対立感情悪化工作への関与。
BW兵は国王軍や反乱軍に数多く紛れ込んでおり、発生した暴動の際には、降伏や和議の申し入れを徹底して妨害した。


  • 破壊工作
井戸や水路を秘密裏に破壊し、農業や経済活動を妨害する。それにより、更に国王への信頼を下げさせた。


  • 巨大砲弾の発射
作戦「ユートピア」最後の一策。
国王軍と反乱軍が泥沼の白兵戦を繰り広げる首都アルバーナに、直径5㎞の大爆発を起こす超巨大砲弾を撃ち込み、全軍を消滅させる計画。
この砲弾には時限装置を仕込んでおり、仮に砲撃を阻止できたとしても、その場で1分後に大爆発を起こす。
麦わらの一味により砲台の在り処が突き止められ、ネフェルタリ・ビビによって砲撃は阻止され、
最後はペルに砲弾を上空まで運ばれて爆発は地上に影響を及ぼさずに済んだ。



【社員】

◆社長

  • Mr.0
社長のMr.0の正体は、アラバスタ王国で『英雄』と名高い王下七武海サー・クロコダイルその人。
詳細は当人の項目を参照の事。

◆副社長

  • ミス・オールサンデー
クロコダイルに仕える妖艶な美女。その正体は「悪魔の子」ニコ・ロビン


◆オフィサーエージェント

本当に重要な任務にしか選ばれない上級エージェント。いわゆる最高幹部ポジション。
9人いるうち7人が悪魔の実の能力者。
エージェントは男女ペアで、男は「Mr.番号」、女は「ミス・○○」(曜日や特定の記念日の名前)のコードネームが付く。
前述の通り、番号が若いほど位は高く、戦闘力も大概はそれに応じて高くなる(Mr.3のみ例外)。
オカマのMr.2には相方はおらず、「Mr.2ボン・クレー」を名乗っている。


スパスパの実を食った全身刃物人間。
本名は「ダズ・ボーネス」で、元は西の海で「殺し屋ダズ」の異名を持った腕利きの賞金稼ぎ。懸賞金は7500万ベリー。
寡黙で硬派(二重の意味で)だが、クロコダイルのことをボスとして一目置き、ある程度の信頼関係を持っている。

オフィサーエージェントのアジトである砂漠の喫茶店「スパイダーズカフェ」の店長・ポーラの正体。
本名はザラで、「毒グモのザラ」の異名を持つ。懸賞金は3500万ベリー。
かなり身長の高い女性で、普段は縮れ髪を纏めているが、戦闘時にはアフロヘアになり、ボンテージ衣装に身を包む。
愛煙家なようで、煙管をよく吸っている。
コードネームの由来はお正月*3
詳細は該当項目を参照。


該当項目参照。本名はベンサムで、「荒野のベンサム」の異名を持つ。
マネマネの実を食べたマネ人間であり、誰にでも変身できるハイテンションオカマ。義侠心に富んだオカマの中のオカマ。懸賞金は3200万ベリー。
悪魔の実の能力を活かし、アラバスタ政府への不信感を植え付ける作戦の中核を担っていた。
オカマなので1人で男兼女扱いだが、多数の部下を引き連れており、集団で変装して撹乱を行うことに長ける。
彼(?)の部下も能力は高く、変装は遠目で見れば本物と見紛うクオリティ。
またMr.2の行う偽国王軍の破壊活動に参加しているため、演技力も高いことが分かる。
実の能力が戦闘に関係ないため、その戦闘力は完全に自前だが、肉弾戦のみであれば格上のMr.1とも渡り合えるだけの実力を持つ。
コードネームの由来は「盆暮れ」。


本名はギャルディーノ。「闇金ギャルディーノ」の異名を持つガネ。
ドルドルの実を食べたろうそく(キャンドル)人間だガネ。
戦闘力だけならMr.4よりも下だが、線密な策略と任務に対する執念深さを評価されて社長から今の地位を与えられたガネ。懸賞金は2400万ベリーだガネ。
該当項目を参照してほしいガネ。

本名はマリアンヌ。「自由の旗手マリアンヌ」の異名を持つ。懸賞金は2900万ベリー。
この漫画では数少ない貧乳女性キャラ(本物のロリとか、不老のシュガーとかもいるけど)。
登場時点で16歳。やる気が全くない上にサボり癖があるようで、Mr.3からは苦言を呈されている。
詳細は該当項目を参照。


本名はベーブ。「キャッチャー殺しのベーブ」の異名を持つ。懸賞金は320万ベリー。
オフィサーエージェントでは数少ない非能力者だが、4トンバットを軽々振り回す怪力の持ち主。
しーょーうーさーいはがーいーとーこーもーくを参照。


本名はドロフィー。「町落としのドロフィー」の異名を持つ。懸賞金は1400万ベリー。
サングラスにチリチリ頭の、どこにでもいそうな外見のオバチャン。通称ペンギンババー。
Mr.4とは逆に極度のセッカチであり、何でも略して喋る。
(「この馬鹿!」→「『バ』ッ!」 「ゴメンだよ!」→「『ゴ』!」)
途轍もなくノロマなMr.4に対しては常に腹を立てている。飲食も手品かと思うほど早い*4

動物系悪魔の実モグモグの実を食べたモグラ人間であり、巨大な爪による切り裂きと地中をすさまじいスピードで掘り進む能力を持つ。

  • 犬銃ラッスー
CV:青野武(劇場版)
イヌイヌの実 モデル“ダックスフント”を食べた
Dr.ベガパンクにより編み出された、生物ではない物体に悪魔の実を食わせる新技術の産物。
本編に初登場した「元が器物の動物(ゾオン)系能力者」である。

野球ボール型の時限爆弾を口の中に仕込み、クシャミによって前方に飛ばす能力を持つ。
元は銃であるが発射速度はさほど早くなく、普通の野球ボールの投球とさほど変わらない。
ただし内部には大量に爆薬が仕込まれ、外壁は鉄で固められているため実質砲弾そのもの。並の人間では投げ返すことなど不可能な重量を有する。

ウソップ達に敗れた後はMr.4共々海軍に捕獲されていたが、ミス・ゴールデンウィークらにより脱走を果たし、夢の虹色で戦車に変身した。


本名はジェム。「国境のジェム」の異名を持つ。懸賞金は1000万ベリー。
爆発頭にサングラスのイカした青年。かなり毒舌。
ボムボムの実を食べた爆弾人間で、肉体や体液、果ては吐息ですら起爆することができる。自爆した場合も瞬時に元に戻る
また、能力ゆえに爆発の完全無効化という特性を持ち、爆薬を食って腹の中で処理することさえできる。
奥の手である武器は「南の海」の新型銃「フリントロック式44口径6連発リボルバー」。弾薬は持たず、自分の吐息を爆薬代わりに装填して射出する。

詳細は項目参照。


本名はミキータ。「運び屋ミキータ」の異名を持つ。懸賞金は750万ベリー。
オレンジ柄のボディコンワンピースがオシャレな巨乳美女。常にパラソルを携えている。笑い方は「キャハハ」。性格は軽薄にして残酷。
外見が可愛いためBW内にファンクラブ(非公式)もあったらしい。
キロキロの実を食べた能力者で、自分の体重を1kgから1万kg=10tまで調節可能。
体重を軽くすることで高く跳躍し、一気に体重を重くして相手を圧殺するのを得意としており、相手にのしかかってゆっくり体重を増やすことで拷問にも使える。
詳細は該当項目を参照。


◆フロンティアエージェント

幹部ポジション。社内でも上位の実力を誇るが、オフィサーエージェントとは隔絶した差がある模様。
名前や番号の法則はオフィサーエージェントと同じ。

  • Mr.6&ミス・マザーズデー
作中未登場。

  • Mr.7
CV:けーすけ
数字の7を体中にあしらった、バッハとモーツァルトを掛け合わせたような謎の衣装に身を包む小男。笑い声は「オホホホホ」で、口癖は「~なスンポー」。
サイコロ型の銃弾を放つ「黄色い銃」を獲物に敵を狩る狙撃手で、ミス・ファーザーズデーと共にアラバスタ時計台からの砲撃任務を任された。
この砲弾は広場を一つ吹き飛ばす威力を持つ上に時限式であり、位置的に彼も無事では済まないはずであったが、
態度からしてその事実を知っていたとは考えづらく、Mr.0からは捨て駒扱いであった模様。

  • Mr.7(先代)
そんな彼の前に「Mr.7」の座についていたエージェント。パートナー(先代のミス・ファーザーズデー?)は不明。
上記のゾロをスカウトした話は本編ではウィスキーピークでのゾロの話と、アラバスタでのMr.1との会話でしか語られていない*5
その後SBSで明かされたビジュアルはなんともSBSらしいふざけたものであったが、なんとこの度実写版に登場。ゾロをスカウトしたくだりが補完され、さらにそれに伴い尾田っちによる正式なビジュアル設定画も描き下ろされた模様。

  • ミス・ファーザーズデー
CV:中友子
カエル帽子にカエル靴、語尾はゲロゲロと「関わってはいけない」臭がプンプンする妖しすぎる女。
ガマガマ銃ならぬゲロゲロ銃を武器に使い、Mr.7のサイコロ弾とぶつけることで破裂させる。
砲撃を邪魔しに来たペルを撃ち落としたが、ビビの孔雀一連(クジャッキーストリング)スラッシャー・逆流(ランバック)で相棒共々撃破された。上述の通り、万が一のために砲弾は時限式だったが、ペルの捨て身の妨害によりこれも阻止された。

  • Mr.8/イガラッポイ
ウイスキーピークの市長。髪に仕込んだ大砲サックス型散弾銃「イガラッパ」を武器に使う、バロックの名に恥じないド派手な髪形の大男。
正体はアラバスタ王国護衛隊長のイガラム。

  • ミス・マンデー
CV:大本眞基子
ナミと飲み比べたウイスキーピークの修道女に化けていた、身の丈2m近い大女。肌は浅黒い筋肉モリモリマッチョウーマンの…イケメンだ。(実際、顔も結構整っている)
外見通り超怪力を自慢にしており、メリケンサックでの殴打「カイリキメリケン」はコンクリートに蜘蛛の巣のような罅を走らせるほど。
ゾロを怪力で捕獲しようとするが、逆に力でねじ伏せられた。
ビビを処刑しようとしたMr.5コンビに反旗を翻し、「友だちの盾になってブチのめされたい」とMr.5の足止めを買って出る。
しかしさすがに能力者相手には分が悪く、「恥晒し」呼ばわりされた上返り討ちにされた。

扉絵連載『世界の甲板から』シリーズにて、後述のMr.9共々生存が確認。
なんとMr.9と結婚し、一児のとなっていた。髪も少し伸びている。

CV:高戸靖広
王冠を被り派手な化粧をした自称「王様」。ミス・ウェンズデーの相棒でありひたすらハイテンション。
身が軽く、9だけに「熱血ナイン根性バット」なる、内部にチェーンが仕込まれた金属バット(二刀流)で闘うアクロバット野郎。
コンビで一緒に働いてた頃のミス・ウェンズデーのはっちゃけ振りはとても王女とは思えないものである。いやでも類は友を呼…ゲフンゲフン。

バロックワークス壊滅後、前述した通りミス・マンデーと結婚し、子供をもうけている。
得意の軽業で我が子をあやす姿は微笑ましい。

  • ミス・ウェンズデー
BWに潜入捜査を試みたネフェルタリ・ビビに与えられたコードネーム。変装のため頭の上で髪を縛ってひっつめにしているのが特徴。
胸と腹のあたりが円の連なった珍妙な柄の衣装になっており、その豊満な胸の乳首から取り出す「孔雀(クジャッキー)スラッシャー」や、恥辱の「魅惑のメマーイダンス」は今なお語り草にされている。
アニメでは、ポケモンショックなどがあったためかメマーイではなく「魅惑の香水ダンス」に変更された
ちなみに作者曰く、「王女という設定は、髪を下した姿をアイディアノートに偶然描いたところから、思いついて付け足した」らしい…。

  • Mr.10&ミス・テューズデー
作中未登場だが、一応二人とも設定画が存在する。
Mr.10は半ズボンに丈の短いジャージを羽織ったヤンキー風の男で、ミス・テューズデーは珍妙な帽子を被りのようなものを背負っている。

  • Mr.11
CV:小野健一
顔にバッテンの刺青をして帽子を被った男。名刀・業物「花州」を保有していた。
海軍本部大佐の白猟のスモーカーの部隊に捕えられ、彼の口車に乗ってBWの存在を世界政府に知られてしまう。
そのまま護送待ちということで軍艦のマストに縛り付けられていたが、Mr.メロウにより暗殺される*6

  • ミス・サーズデー
相方を見捨て逃走した。

  • Mr.12&ミス・サタデー
作中未登場。

  • Mr.13
始末屋コンビ『13日の金曜日アンラッキーズ』の片割れのメガネざるラッコ。
滅茶苦茶記憶力が高い上に絵も上手く、裏切者は即座に似顔絵を描き、始末リストに掲載する。
棘を仕込んだ貝殻型のメリケンサックが武器で、鋼鉄並みの硬度を誇るMr.3の蝋にも穴をあけるほどの威力。
捕鯨に失敗したMr.9組に爆弾のプレゼントを届けた翌日、ミス・ウェンズデーが王女ビビであるとの報告を受け、
ついでにその場でビビからBWの正体について話を聞いていたルフィ・ゾロ・ナミ+ビビの4人分の似顔絵を執筆した。
リトルガーデンではMr.3から報告を聞くために蝋の家に向かうも、その場で勝手に電伝虫に出ていたサンジを敵とみなし強襲。
しかしまるで相手にならずあっさり撃破された。
BW壊滅後は海軍本部のヒナ大佐に捕まり、カツ丼欲しさにBWエージェントたちの似顔絵を描いた。

  • ミス・フライデー
『13日の金曜日アンラッキーズ』の片割れたるハゲタカ。Mr.13を載せ空を飛ぶ。
武器は両肩に背負ったライフルで、役立たずには爆弾をプレゼントする(着火はMr.13が担当)。
前述のMr.13共々サンジにシメられ、ヒナ大佐に捕獲される。
なお彼女は現時点においてサンジが手を上げた唯一の女性(メス)である。さすがにハゲタカの性別は一瞥ではわからないだろうしね…。


◆ビリオンズ

オフィサーエージェントの配下である幹部候補生。
二桁ナンバーのフロンティアエージェントとは実力がさほど離れていないらしく、その座を虎視眈々と狙う者もいる。

  • Mr.メロウ
メロンのような帽子を被った痩せた男。4年前(現時点の6年前)には「半熟」と書かれたTシャツを着ていたが、現在は「完熟」に代わっている。
ダンスパウダー輸送任務を承っており、わざと市民の目に着くように輸送中に中身をこぼし、王に罪を擦り付けた演技派。
海軍に捕まったMr.11を撃ち殺すと、ポートガス・D・エースの5億5千万ベリーの賞金に目がくらみ仲間たちと共に襲撃。
小舟で航行する彼を「カナヅチ野郎」とあなどり、海に落とすことで倒そうともくろむが、エースの実力を侮ったことが仇となり、
火拳で5隻もの船ごと一気に焼き尽くされ敗北した。

  • アクマイ
Mr.2ボンクレーの側近。デビ○マンのような髪型をしている。

  • Mr.ラブ
ミス・バレンタインのファンの、カウボーイファッションの男性。
暴動中に「BWなんて会社あんのかよ~、証拠見せな海軍さんよ~」と海兵を煽っていたが一瞬でたしぎに斬られた。

◆ミリオンズ

社員の大半を占める下っ端。フロンティアエージェントの部下。

  • Mr.ビーンズ&ミス・キャサリーナ
仲良しおねショタコンビ。海賊に憧れる少年と、美しいシスターに扮している。
シスターの方が十字架を掲げて少年の方の命乞いをするふりをして、十字架から催涙ガスを放ったところで小銃と太刀で攻撃する「神のご加護目潰し」という罰当たりなコンビ技を有するが、
ゾロには一瞬で見抜かれ、二人仲良く峰打ちで昏倒させられた。

  • カワイ子ちゃん
サンジに口説かれていたウイスキーピークの美女たち。
ゾロを上空から襲おうとしたが、大声を上げて襲いかかったため屋上を円形にくりぬかれ、そのまま突き破って階下に転落した。

  • Mr.シミズ
前述の美女軍団と一緒にサンジと酒を酌み交わしていたお祭り大好きおじさん。

  • その他ウイスキーピークの住人達
500人がかりでゾロに挑んで、ミス・マンデー以外の499人は掠り傷一つ負わせられなかった。

◆その他

  • バナナワニ
頭にバナナ型の突起がついたワニ。体高5m、体長10mはあろうかという巨体で、時に海王類をも捕食するという獰猛さを持つ。
Mr.0のペット兼処刑役としてアジトの地下で飼われていたが、ルフィたちの攻撃で全滅。
乾燥に強く足の速いF-ワニという亜種もいる。こちらの性格は温和。

  • バンチ
オフィサーエージェント専用の水陸送迎ガメ。体が大きくて力強く、一頭で人間5人の乗った客車を引けるだけの力を持つ。
ちなみに西の海出身らしい。

  • エリマキランナーズ
アンラッキーズ不在のためアラバスタ内の連絡役として手配されたエリマキトカゲたち。鳴き声は「エ」。
なぜか一匹だけ手紙を持っていないトカゲがおり、そいつだけ「エ?」と疑問形で鳴いていた。こいつはクビになったらしい。
登場はわずか一コマなのだが同じ顔同じセリフが並ぶ構図が一部に受けたようで、顔と台詞をMr.3に置き換えたコライラストがウソップギャラリー海賊団に投稿されたことがある。


【余談】

ドレスローザ編は、「"兄"との再会」「海賊による王国の乗っ取り」など、アラバスタ王国篇との意図的な類似・オマージュがあるが、
「バロックワークスとドンキホーテファミリーの類似」もある。
バロックワークス ドンキホーテファミリー
ニコ・ロビン(ハナハナの諜報・離反者) ヴァイオレット(ギロギロの諜報・離反者)
Mr.1(刃物人間) ベビー5(武器人間)
Mr.2ボン・クレー(オカマ拳法) ラオ・G(地翁拳)
デリンジャー(言葉遣いが女)
Mr.3(キャンドルを分泌、策略家) トレーボル(粘液を分泌、元ボス)
ミス・ゴールデンウィーク(カラーズ・トラップ) ジョーラ(芸術人間)
ミス・メリークリスマス(モグラ人間) セニョール・ピンク(地中遊泳人間)
Mr.5(爆弾人間) グラディウス(破裂人間)
ミス・バレンタイン(キロキロ) マッハ・バイス(トントン)
類似する能力者を比較すると、基本的にドンキホーテファミリー側の方が実力が上という上位互換となっている(能力者の強さと練度はまた別として、「キロキロとトントン」「スパスパとブキブキ*7」は悪魔の実でも上下関係にあるとSBSで語られている)。

だがバロックワークスの構成員の方は、そもそもクロコダイルの海賊団のメンバーではなく、
正体を隠した「Mr.0」として、4年以内*8で四つの海や偉大なる航路(グランドライン)からスカウトした賞金稼ぎなどである*9
クロコダイル自身、アラバスタ篇時点では、バロックワークスのメンバーを使い捨てる腹積もりであった。

そういった意味では、十数年以上ドンキホーテ・ドフラミンゴに連れ添ったドンキホーテファミリーとの面々との実力差自体は当然と言える。




「まーったく! 何だいこの項目は! 読みづらいね! 『ヨ』だね全く!」
「よぉ~~~、みぃ~~~~…」
「ええい長ったらしいわこの『バ』ッ!! さっさと追記・修正しな! それ『ツシ』しな!!」

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最終更新:2024年02月12日 11:16

*1 コビーも「犯罪者を捕まえる行為だけでは犯罪にはならない」と言っている

*2 現実でもヨウ化銀は人工降雨に使用される

*3 1月1日を、両手の人差し指で表したもの

*4 余談だがアラバスタ戦後のルフィも寝起きの一瞬でフルーツを平らげるシーンがあり「手品か!」とツッコミが入っている

*5 しかもMr.7の名前が出たのはMr.1の方からだった。

*6 作中ではを向けられるシーンしか描かれていないが、たしぎらが始末されていたと語っているほか、『ONE PIECE RED』で「射殺された」と明記された

*7 ただし、常時鉄の硬度を誇るスパスパに対し、ブキブキは体の硬さや再生力は武器によって変化する様子。

*8 ニコ・ロビンがクロコダイルと手を結んだのが彼女が24歳の時のため。

*9 クロコダイルのかつての海賊団の面々は、彼のセリフから察するに白ひげ海賊団との対決で全滅した可能性が高い。詳細はクロコダイルの項目参照