PET(ロックマンエグゼ)

登録日:2017/11/19 (日) 06:33:38
更新日:2019/02/27 Wed 20:49:42
所要時間:約 7 分で読めます






プラグイン! ロックマン.EXE トランスミッション!



『PET』とはロックマンエグゼシリーズに登場する端末の名称である。
ここではアニメ版のPETについても記載する。


概要

PErsonal Terminal (パーソナルターミナル)」の略で、いわゆる携帯情報端末。
多くの擬似人格プログラム「ネットナビ」は基本的にこの端末にインストールされており、
オペレーターはPETを介してネットナビをオペレートする。

それ以外にも様々な機能が確認でき、翻訳機能システムやガスチェック機能があることが判明しているなかなか高性能な端末。

開発者は光熱斗の祖父の光正であり、作中に登場するPETは基本的にはI.P.C(伊集院PETカンパニー)が科学省と共同で制作・販売を行っている。

当初のPETは有線であり、それ故にネットナビを転送することを「プラグイン」と呼称していた。
4に登場するアドバンスドPET以降は無線式となり、より便利になった*1

1と2では同一デザインであったが、3以降は毎回新型PETに変えるようになった。
現実の携帯端末の進化速度、及び買い替えの頻度や熱斗の人脈を考えればそこまで不自然ではないが、
無線タイプになったアドバンスドPETへはともかく、それ以降は「たった数か月でポンポン変え過ぎでは?」とか一部で言われたりもする。
なお、(少なくとも3の)熱斗のPETはパパによるカスタマイズがされているらしく、彼でないと本格的な修理はできないらしい。

実際、エグゼ6ではリズミカルポエムにてロックマンから「気がつけば 熱斗のPETは いつもしんがた」と突っ込まれている。
また同じく6のユーモアセンスで、ロックマンがPETにいないときにシステム操作を担当をしているプログラム君が登場している。


アニメ版ではバトルチップの再使用に専用設備でエネルギーチャージが必要であるため、それを考慮した機構があるPETもある。
AXESS以降はチャージ描写はないが、プログラムアドバンス以外でも同じバトルチップを複数使用している描写があるため、
引き続き再使用にはチャージ、あるいはインターバルが必要だと思われる(PETの機構への影響は描写がほぼないので不明)。

またチップにはコピー用のブランクタイプも存在しており、それをPETに挿し込むことでデータをインストールしバトルチップにすることもできる。
1期でのロングソードのほか、AXESS以降はソウルユニゾンなどの特殊形態用のチップを作成する際にもスロットインしている。

上述した機種変も行われているが、少なくとも熱斗たちネットセイバーの機種変はゲーム版よりも妥当性が高いものとなっている。


PET一覧

※なお、3以降のものは名称はアニメ・玩具版のものとする。
『エグゼ5』では科学省に歴代のPETが陳列されている。


1~2のPET

スクリーンと独自のキーボードを備えた折りたたみ式。
底部に専用グリップを装着して使用する。

基本的には有線式。PETにある端子と電子機器にある端子受けを接触させることで通信を始められる。
そのため端子受けが物理的に塞がれていたり、端子受けが全て使用中で埋まっている場合には通信ができない。
オプションパーツとしてワイヤレス式のプラグも存在(端子と本体を繋ぐコードがないタイプ。無線式マウスみたいなイメージ)。
そのほか、OSSではシューティングスター・ロックマンの電波変換技術でワイヤレスでプラグインしている。

ちなみにワイヤレスの端末はプラグインする側の端子に接続されていないといけない。
そのため、劇中熱斗は遠距離の端子に使用するために、投げつけて接続していた

色は量産型らしく全員共通。
エグゼ2ではミニPETという端末が登場しているが、外見上の差は確認できないため、
事実上、ネットナビがいるかどうか、くらいの差しかない。

アニメ版では未登場であり、アニメ絵のこれは公式サイトのトップ絵のみとなっている。

出典:ロックマンエグゼ、http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/rockmanexe/、2017年11月19日



プラグインPET(3のPET)

無印アニメで熱斗たちが使用していたPET。3でもこちらに変更されている。
なお、アニメ版の要素もあるためか、時系列上は1と2の間である『ロックマンエグゼ トランスミッション』ではこちらが登場している。
またこれ以外にプラグインはできないが、ネットナビなどのデータを一時的に避難させるサブPETが登場している(こちらの色はオレンジ)。
サブPETという概念自体は次回作以降も存在するが、エグゼ5に登場したソレは前作のミニPETに近い。

下部には3つのボタンがあり、それでデバイスを操作する。バトルチップスロットは右側。
バトルチップをスロットインするとそれ以前に入っていたチャージ前のチップは背後から排出されるようになっている。
また左側に伸縮可能なグリップがあり、それを伸ばして持ち手にする。

緊急時で周辺に砂山ノボルに対して投げつける物がなかったとはいえ、鈍器としても使用された。
一応、祐一朗から渡された象が踏んでも壊れないという丈夫なPETケースにしまった状態のようだが、
頭に直撃し倒れ込んでしまう程には威力はあり、その後壊れた様子もなかったため頑丈に作られているようだ。

アニメではコードは自動で回収できることが確認できる。
また専用の台座が確認できる(OP「ロックマンのテーマ~風を突き抜けて~ 」冒頭の「未来へと~」の部分で写ってるもの)。
通常のPCと接続されており、アニメ1期でのPET単体ではできないカスタマイズ等はこの両者を駆使して行っていた。

出典:ロックマンエグゼ、テレビ東京、小学館プロダクション、XEBEC、2002年3月4日~2003年3月31日放送。

しかし、アドバンスドPETとなったAXESS以降はPET自体の性能アップからかこの台座はなくなっている。
……どころか1期にはあった熱斗の部屋のPCすらAXESS以降は消滅(PETやネットナビのないBEAST+でのキャッシュデータの世界ですら消えていた)。
ゲーム版では6までPCは存在していたことを考えると、世界が違うとはいえ単純な性能アップでもなさそうなのだが……

そのほか、アニメ版では炎山のみ赤いカラーで他のPETは基本的に同一だが、バトルチップGPでは各キャラごとに色が変更されている。
だが、ナビマークはすべてロックマンと同じマークとなっている。

これのみ玩具版はバンダイが発売した。



アドバンスドPET

エグゼ4で登場。
また4と5の間の時系列であるファントム オブ ネットワークでもこちらを使用している。

以降標準となる赤外線通信を初めて内蔵したPET。
見た目は右側にはグリップがある盾形の端末で、フリップ式電話のような感じでボタン操作の際にはカバーを開ける。
カバーを開ける場合は下のパーツをスライドさせることで開き、カバーの左側のヒンジ近くにはボタンがありここを押すことでチップが取り出せる*2
アニメではナビマークを押すことでプラグインが可能となる。赤外線が出るプラグイン端子は下部にある三角マークから。
またバトルチップスロットは歴代PETで唯一デバイスの上部にある。

さらにこのPET以降は所有者によって色やメインボタンとなるナビマークをアレンジするようになった。

掲示板によればデザインは光祐一朗と名人のものらしい。

アニメではAXESSから登場*3
厳密には無印55話で言及自体はされており(この時はPETアドバンスという名前だった)、民間企業の協力で完成した。

さらにStreamでも引き続ぎ登場しており、(話数的には)もっとも長い期間使用されているPETとなった。

ちなみにOPでの「PET回転→熱斗がキャッチ→メイルちゃんが抱き着く」の流れを作ったのもこのPET。
アドバンスドPETの場合、唯一グリップが標準装備のためか、拳銃を回転させるようにクルクル回転させる動作がかっこいい。


アドバンスドPET-II

AXESS34話でダーククロスフュージョンした岬悟郎とプリズマンとの一騎打ちで破損してしまった熱斗のPETに変わり、
35話から開発され36話に完成した新型PET。カラーリングは白と青を基調としている。
StreamでもプログレスPETが登場するまでの間使用されている。

従来のアドバンスドPETではシンクロチップの力を十分に引き出せていなかったため、
こちらでようやくシンクロチップ完全対応型PETとなった。

これによりクロスフュージョン時のスピード、パワー、ジャンプ力も上昇。
チップの転送速度が大幅に上がり、ナビマークの強度もある程度上がっている。

ゲーム版では「ロックマンエグゼ4.5 リアルオペレーション」でこのPETが登場している。



プログレスPET

エグゼ5で登場。
アドバンスドPETと比べると大型となり、形状が横長になったため横持ちになった。

グリップ付きの従来のPETと比べると大型化した分一見持ちにくそうだが、
グリップやカバーなどのオプションパーツを装着することによりPETの機能を強化することができるのが最大の特徴。

作中の掲示板のロールによればナビの居心地はアドバンスドPETよりも良いらしい。


アニメStreamではPET3と呼称。
これで(少なくとも)I.P.C.が開発したPETはアニメではプログレスPETが三代目ということが確定した。
また32話では20年前の伊集院秀石(炎山の父)らしき人物がバレル大佐の持つプログレスPETに興味を抱いた様子が描かれている*4
※時系列的にプラグインPET以前であるため有線ケーブルが見当たらなかったことに疑問を抱いていた。

アニメではディスプレイが空中に投影され直接操作できるシステムがあり、
表示されるチップデータをナビにドラッグ&ドロップすることにより、チップを直接入れずにナビにチップデータを送ることもできる。
これによりあらかじめチップを入れておかなくてもクロスフュージョン時に一定枚数自動使用が可能となった。


Stream序盤にて1号機を熱斗、2号機を炎山が手に入れた。
以後、正式に新発売され、一般のPET使用者にも出回っているが、引き続きアドバンスドPETを使用していた面々も少なくなかった。
劇中では懐中電灯機能とNFC機能が確認できる。

ちなみに岬刑事のセリフから彼が意識不明になってから約3ヵ月以内*5に登場したことが判明している。

なお、このPET専用のチップもあるが(下の画像のように律儀にプログレスPET使用者のディメンショナルチップもこの形状になる)、
アニメではアドバンスドPETまでのチップも引き続き発売されていることが確認できる(中古品の可能性もあるが)。
ちなみにAXESSで登場していたソウルユニゾンのチップもこちらのバージョンに変更されている。

ただし、熱斗、炎山、テスラの3名のシンクロチップについてはStream~BEAST+までPETが変わってもAXESSのバージョンのものを使用しており*6
バレル以外のCFメンバーもBEAST~BEAST+まではStreamのバージョンのものを使用している。
また、真辺刑事がプログレスチップゲートにリンクPETバージョンのチップをスロット・インしている。
これらのことから、(バトル)チップにはある程度の互換性があるようだ。


出典:ロックマンエグゼStream、テレビ東京、小学館プロダクション、XEBEC、2004年10月2日~2005年9月24日放映。


アドバンスドPETの普及率と後述のリンクPETの普及率から見るに、そこまで人に出回らず使用期間も短かった可能性が高め



リンクPET-EX.

エグゼ6で登場。
また5と6の間である『ロックマンエグゼ レジェンドオブネットワーク』でもこちらのPETを使用している。
やっぱりプログレスPET廃れるのものすごく早かったんじゃ

プログレスPETと比べると手のひらに収まるサイズと大分小型化された。
ボタンは左側、ディスプレイは下部に、チップのスロットは右側面にある。
さらにタッチペンが付属しており3Dパネルやディスプレイはタッチペンで操作できるようになった。

この時点でPETとしてのデザインは極まったらしく、約200年後の流星のロックマンシリーズで廃棄されているPETはこのデザインとなっている。
ん?ただファンが一発でPETってわかるようにエグゼで最新だった6のデザインにしているだけ?

アニメ版では掌サイズのネットナビのホログラムが投影される機能が追加されており、これによってネットナビとの距離がより縮んでいると言える。
そのためか、Stream最終決戦から1か月でほとんどの人物がこちらのPETに変えている。

またクロスフュージョン時に飛行機能が標準装備され、チップ転送速度も格段に上がっている。

熱斗のものはBEAST+から獣化チップに対応させる形でアップデートした際に、アドバンスドPET-IIを思わせるカラーになっている。
なお、一応、回想シーンや夢のシーンでBEAST時代の旧来の青いリンクPETも登場している。

ちなみにアニメでクロスシステムを使用する場合は、相手のPETをタッチしてデータを受け取った後、
自身のPETのディスプレイにタッチすることで使用していた。



君のハートにプラグイン


追記・修正はPETを使ってお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/