ロイヤルメガマスター(ウルトラマンジード)

登録日:2017/11/11 Sat 19:17:24
更新日:2024/04/10 Wed 01:32:28
所要時間:約 10 分で読めます




※推奨BGM:「ジード戦い-優勢2」



ウルトラマンベリアル、僕の父さん。

僕の中にあるあなたが僕の全て。

違う、そうじゃない!

作られた体でも、心は、魂は、仲間と生きてきた僕の物だ!


次回、ウルトラマンジード!

キングの奇跡!
変えるぜ! 運命!!









融合(You go)
\ゼェェェッ!!/


I go
\ダァァッ!!/


ヒア・ウィ


ウルトラマンベリアル!  キング!



我、王の名のもとに!


ウルトラマンキング!



変えるぜ、運命!!



ジィィィィィィィィィィド!!



画像出展:ウルトラマンジード(2017年7月8日~) 第17話「キングの奇跡!変えるぜ!運命!!」より
@円谷プロ、「ウルトラマンジード」製作委員会



ウルトラマンジード!

ロ イ ヤ ル メ ガ マ ス タ ー !




ロイヤルメガマスターとは、特撮テレビドラマ『ウルトラマンジード』に登場するウルトラマンジードフュージョンライズ形態の一つである。
歴代ウルトラマンの中でもトップクラスの強さを誇るという設定のウルトラ戦士である。

DCDゲーム『ウルトラマンフュージョンファイト!』における属性は

スマホゲーム『パズル&ドラゴンズ』における属性は火/水、タイプは攻撃/悪魔/神。




≪スペック≫


身長:51m
体重:4万8千t
飛行速度:マッハ8.5
走行速度:マッハ6
水中速度:マッハ4
地中速度:マッハ4
ジャンプ力:1600m
腕力:16万t
握力:10万5千t


≪概要≫


主人公・朝倉リク『ウルトラマンベリアル』『ウルトラマンキング』』のウルトラカプセルを用いてフュージョンライズした姿。

これらのカプセルを装填ナックルにセットし、ジードライザーでスキャンするまでは従来のフュージョンライズと同じ方法だが、
完全にこの形態になるにはリード後に出現する専用アイテム・『超絶撃王剣キングソード』を用いなければならない。
また、リード時にはベリアルのカプセルを示す発光部が紫色から白色に変化する。いわゆる浄化作用?

ぐんぐんカットはウルトラベルを思わせる鐘の音色と共にアーリースタイルのベリアルらしき姿になったジードが、リトルスターを思わせる無数の光の粒子に包まれながら飛翔。
出現直前に背景に一瞬ベリアルの両目が輝き、やがて金色の光を纏った赤紫の渦を背にしながらロイヤルメガマスターが迫ってくる……というもの。

他のフュージョンライズとプロセスが若干違うためかコールの順番も微妙に異なっており、変身完了時のコールもこれまでのものよりも低めのトーンになっている。
さらに唯一「フュージョンライズ!」のコールもない*1

なお、各形態の変身バンクのラストには光り輝くジード本来の姿のシルエットにフュージョンライズに使用したウルトラカプセルのウルトラマン2人のビジョンが重なる演出があるが、
同じくベリアルのウルトラカプセルを使用するプリミティブと異なり、この形態はベリアルのビジョンではなくシルエットが重なる演出となる(キングは従来通りビジョンで表示されている)。


≪特徴≫

紫を基調に銀と黒のラインが伸びた姿をしており、全身には黄金の装甲が施されている。
特に獅子のタテガミにも似た側頭部と赤いビームランプのある王冠のごとく施された頭頂部はキングを思わせる。
カラータイマーから両肩部まで広がった胸部プロテクター、腰のベルト、両手のガントレットに両腕部と、
中間形態であるマグニフィセントと同じく甲冑を着たウルトラマンの趣が強い。

さらに黄金のマントも装着しており、そちらにもキングの意匠が見える。
このマントは飾りではなく、敵の遠距離攻撃を防御する事が出来る。

シルエットはほぼ完全にキングであり、ベリアルの要素は鋭いツリ目あたりしか見受けられない。
敢えて言うなら稲妻にも似た体模様がアーリースタイルのベリアルに近いと言えなくもない程度。
むしろ変身シークエンスを考えると「キングに認められたアーリーベリアル」というifの要素もあると言えるかもしれない。

フュージョンライズ完了後は金色の粒子にも似た余波を放ちながら緩やかに舞い降りるものだが、
それだけでもベリアル降臨時に巻き起こった世界の暗雲を消し去るほどの力を見せている。
第17話のこの場面は、消滅しかけた宇宙を再生させるほどの力を持つキングの力を感じさせる描写ともいえよう。

特筆すべきは必殺技の豊富さと威力の高さであり、スペシウムフラッシャーやバルカンスパークルのような所謂「最強技ではない技」ですら必殺技級の火力がある。

ただキングソードを経由こそするが、あくまでフュージョンライズには変わりないため、制限時間は存在し、消耗次第ではカラータイマーももちろん点滅する。
そのため最強形態ではあるが、無条件に無敵の形態というわけでもなく、その火力を活かせなければ苦戦することもある。

実際、ペダニウムゼットンとの3度目の戦いではギエロン星獣との戦いでデータを取っていた伏井出ケイに終始圧倒され、
最終回ではウルトラマンベリアル アトロシアスに、映画『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』では焦りがあったとはいえ、ギャラクトロンMK2一撃で変身解除に追い込まれている。


≪超絶撃王剣キングソード≫



我、王の名のもとに!


ロイヤルメガマスターのフュージョンライズに使用される、いわゆる強化アイテムに該当する宝具。
ベリアルとキングのウルトラカプセルをスキャン後、ジードライザーのトリガーを弾くと発光部からが放出され、キングソードが錬成。
続けて、装填ナックルからキングのウルトラカプセルをキングソードの柄部に施された装填口にセットすることで
キングの名が呼ばれV字状のクリスタル部が七色に発光、鈴の音色に似た待期音が響く。
左手をその部位にかざした後、トリガーを弾くことで鐘の音色が鳴り響き、フュージョンライズが発動する。

ロイヤルメガマスターが戦闘時に振るう武具も兼ねており、長剣状のソードモードと刀身をそのまま握る杖状のロッドモードとを使い分ける。
ソードと名が付くものの、ロッドに近い形状の武器であり、刀身部の先端のみが鋭利なものとなっている。
ソードモードで戦う時は剣戟を振るう度に清らかな鈴の響きにも似た音が鳴る。

刀身を握ることでロッドモードとなり、クリスタル部から金色の光線を放ち遠距離攻撃が可能。
他のウルトラカプセルを装填する際にもこのモードで使用、それぞれのカプセルの能力に対応した技を発動させる。
また、設定上はウルトラマンビクトリーウルトラマンエックスのような、怪獣カプセルを用いての技も使用可能。

単体、カプセル使用時のいずれもソードモードでは斬撃系の光線技を放ち、ロッドモードではその他の光線技を放つ。

キングソード自体の耐久力も高く、敵の攻撃をキングソードで受け止めることも多い。

ロッドモードで構える様は、胸部のアーマーからたなびくマントもあってか王笏を携えた高貴なたたずまいを感じさせる。


≪使用技≫

上で記述したようにウルトラカプセルを用いることで多様な技を発動している。
いずれも他形態の必殺技と比べても遜色ない威力を持つ。
攻撃技のうち「フラッシャー」はロッドモード、「スパーク」はソードモードで放つ。

  • バルカンスパークル
左手をクリスタル部に1回かざすことでキングの「アン!」という声とと共に発動。
ベルの音色と共にキングソードの刀身に黄金の光が宿り、ロッドモードで前にかざすことで王冠状のエネルギー波から連続光線が放たれる。

  • スウィングスパークル
左手をクリスタル部に2回かざすことでキングの「アン・ドゥ!」という声とと共に発動。
黄金の光が炎を形作り刀身に宿り、ベルの音色と共に衝撃波が放たれる。
一回転し横薙ぎに切り払うモーション的にリクが敬愛するヒーローであるドンシャインの影響が見受けられる。

  • ディフュージョンシャワー
ジードクローを用いた必殺技。
細胞内に存在するリクの意思がジードクローを構え、ジードライザーを介することにより「シフト・イントゥ・マキシマム!」の音声が鳴り響く。
その後、クロー中央部を押すことで爪が三叉状に展開。トリガーを3回引くことで高速回転。
トリガー部中央のスイッチを押すと光子エネルギーがチャージされ、真上に掲げると中央部から収束されたエネルギーが上空へと放たれ、
無数のエメラルド色の針状光線が雨のように降り注ぎ敵に大打撃を与える。
第25話でキングソードとの二刀流で使用した。本編においてアクロスマッシャー以外の形態で使用するのは初かつ現在唯一。

  • ロイヤルエンド

解放せよ! 宇宙最強の力!!

ロイヤルメガマスター最大の必殺光線。
ジードライザーをクリスタルにかざすと上記のコールが鳴り響く。
さらに、トリガーを弾いた後左手をクリスタル部に3回かざすことでキングの「アン・ドゥ・トロワ!」の声が響き、クリスタルに虹色の光が灯される。
そしてキングソードの柄部を杖のように掲げ、技の名を叫び左手で十字交差することで眩い輝きと共に黄金の破壊光線が放たれる。
光線のエフェクトは他のウルトラマンと違い金色の光がシャワーのように降り注ぐようなものとなっている。

威力はレッキングバーストの約25倍」及び「ビッグバスタウェイの約20倍」とされている。
さらに、約190万度の熱量敵を物質的に消滅させる効果を持つ(『ウルトラマンゼロ&ニュージェネレーションヒーローズ大全科』より)。

第23話ではペダニウムゼットン・エボルドを一撃で倒しており、初めて相手にした巨大怪獣*2をゴリ押しで倒してしまった。
今のところ食らって無事で済んだ相手はおらず、他形態と協力していたとはいえラスボスのベリアル アトロシアスすら倒している。

  • ヒーローアタック/モンスターアタック
設定上存在する、劇中未使用の技。
ウルトラカプセルまたは怪獣カプセルをキングソードにセットして発動するものだが、詳細は不明。召喚攻撃のようなものだろうか。
怪獣カプセルを使うには本来レイオニクスの力が必要(なのでストルム星人はベリアルの力を借りていた)だが、
ジードはレイオニクスとしてのベリアルの遺伝子を持つため、理屈の上では怪獣カプセルも使用可能だろう。
キングとかかわりの深いウルトラ戦士であるウルトラマンレオウルトラマンヒカリでもこちらの音声になるため、寂しがる人も。


≪活躍≫

第16話ラストにて、父たるベリアルがフュージョンライズしたベリアル融合獣 キメラベロスに取り込まれたリクは、内面世界でベリアルの囁きで悪に染まりかける*3

月面でキメラベロスとウルトラマンゼロ ビヨンドが交戦する中、リクも内面世界で授業参観のごとく見守るベリアルと同じ赤い瞳に染まったプリミティブに変化。
ゼロ ビヨンドを苦しめていくが、キングの導きで駆け付けた鳥羽ライハの説得により自我を取り戻す。

幼い頃『爆裂戦記ドンシャイン』ショーで親もいなくひとり泣きじゃくっていた自身を励ましたドンシャインを思い出し、
ライハの導きで自身を取り戻したリクは運命をひっくり返すためにキメラベロスから脱出するのだった。

そして……。


第17話「キングの奇跡! 変えるぜ!運命!!」
自身が生まれた筒井総合病院の地下駐車場でキングの意思と対面したライハは、リクへの祈りとキングへの奉納を込めた剣の舞でリトルスターを譲渡する。
黄金の輝きは、フュージョンライズの応酬でキメラベロスに立ち向かう姿でようやく人々の信頼を勝ち得たリクの元へ向かい、
キングのウルトラカプセルを起動させロイヤルメガマスターへとフュージョンライズさせた。

その姿は……馬鹿な!? 貴様、認められたというのか……キングに!!

あなたは強い。だけど……間違っている!!

かつて自身を封印したキングに飛び掛かるかのごとく爪を伸ばすキメラベロスに対し、
過ちを犯した父を止めるためにロイヤルメガマスターはキングソードを振るう。
スウィングスパークルを受け怯んだキメラベロスは口からベロスインフェルノを放ち反撃するが、ブラザーズシールドで阻まれてしまう。

やがて空中戦に移行する両者。力と力がぶつかり合う中ベリアルは「変えられるものか!運命を!!」と再び揺さぶりをかけるが、
「変えてみせる!僕の運命は、僕が決める!!」と決意し、真に「ウルトラマン」となったリクの敵ではなかった。

最終的にロイヤルメガマスターは必殺のロイヤルエンドを放ちキメラベロスを撃破。
「ベリアルの息子」という呪われた運命から決別したジード=リクは、新たな道を歩き出すのだった。

しかし、キメラベロスが倒された後、路地裏で伏井出ケイの体に何かが宿っていく。
それが新たな運命の暗雲を引き起こすことを、今は誰も知る由もなかった……。

第18話「夢を継ぐ者」
記憶を取り戻し、倒されたベリアルへの復讐に燃えるケイに召喚されたザイゴーグベリアル融合獣 サンダーキラーのタッグに対し、プリミティブからフュージョンライズ。
キングソードで2大怪獣を斬り払い、ランススパークでザイゴーグを撃破する。
「キングの力は貴様が継いだかぁ!」と主君を葬り去ったその力に憤慨するケイに対し、
リクは「継いだのは力じゃない、夢だ!」と迎え撃つ。
そしてサンダーキラーの猛攻をキングソードで斬り返し、ストリウムフラッシャーで撃破するのだった。

第19話「奪われた星雲荘
レム人間態からメカゴモラ弱点を伝えられた後、アクロスマッシャーからフュージョンライズ。
メカゴモラの弱点である首部めがけて手刀を浴びせた後、ミドルキックと投げ技でその巨体に大打撃を与えた。
右胸から放ったクラッシャーメガもキングソードの前では無力で、首部に更なる一撃を与えた後、スペシウムフラッシャーで撃破するのだった。

第20話「午前10時の怪鳥」
ギエロン星獣を相手にフュージョンライズ。
冒頭ではプリミティブからチェンジしてスウィングスパークルで撃破する。
……が、これは5日目の光景で、3日目の光景ではバルカンスパークルで撃破する場面が描写されている。
Cパートでもプリミティブからこの形態にチェンジ、キングソードで地表に落とした後動きを封じてゼロ ビヨンドのバリアーで周囲を封じ込め、スラッガースパークルで身体を粉々にした。

その後、ギエロン星獣が肉片と化してもアメーバ化を経て気化する特性を持つことが判明したため、
市民の協力を得て350ml以下の容器に入れてAIBにより回収・宇宙の果てへ永久冷却されたのだった。

しかし、第20話ラストでギエロン星獣はケイの怪獣カプセルにより召喚されたものだと判明。
ここ数日のジードとギエロン星獣の戦いもまた、ケイによって記録されていた。
無論、それをリクやAIBも知る由もなかった……。

第21話「ペガ、家出する」
グビラのリトルスターを狙うペダニウムゼットンに対し、プリミティブの状態からフュージョンライズ。
ペダニウム・メテオをマントで弾き返し、キングソードのロッドで受け止めながら前進。
ペダニウムゼットンの反撃をそのままさばき返しながらスペシウムフラッシャーで攻撃するが、バリアで跳ね返され、瞬間移動される。

背後からの不意打ちにもひるまずバルカンスパークルやスラッガースパークで反撃するが、前話の戦いを記録していたケイには無意味で、瞬間移動で回避されて四方八方からのペダニウムメテオ連続攻撃に翻弄されてしまう。
窮地に陥るロイヤルメガマスターだが、地中に潜りグビラが背後からの麻痺光線を放った事でペダニウムゼットンが静止、
その隙を突いてまだデータに無い技だったバーチカルスパークで勝利するのだった。

第22話「奪還」
エンペラ星人ダークルギエルの怪獣カプセルを狙い、キングギャラクトロンとなったケイに対し、ゼロ ビヨンドと共に立ち向かう。
しかし、ケイが吠えると共にキングギャラクトロンも今までにもないほどのパワーを見せつけ、ロイヤルメガマスターとゼロビヨンドをカラータイマーが点灯するまでに圧倒する。
一気に勝負を決めるため、ロイヤルメガマスターはキングソードを構え、ビヨンドツインエッジを生成させたゼロ ビヨンドと共にキングギャラクトロンに斬りかかる。
そして、87フラッシャーとツインギガブレイクの合体攻撃で撃破するのだった。

第23話「ストルムの光」
沖縄の中城城跡にて、故郷であるストルム星からの光で位相転移器官を強化させたペダニウムゼットンに対し、マグニフィセントからフュージョンライズ。
それを見据えたケイも本当のエンドマークを決めるため、エンペラ星人とダークルギエルの怪獣カプセルを体内に取り込み、ペダニウムゼットン・エボルドへの進化を果たして襲い掛かる。
87フラッシャーも跳ね除け、巨体から繰り出す鉄拳を紙一重で回避したロイヤルメガマスターは最大パワーのロイヤルエンドで辛うじて撃破するのだった。

第25話(最終話)「GEEDの証ベリアル アトロシアス戦でプリミティブからフュージョンライズ。
右手にキングソード、左手にジードクローを携えて立ち向かう。
これまでアクロスマッシャーでのみ使われたディフュージョンシャワーが他形態で初めて使用されたものの、
全宇宙からのキングの力を得ているアトロシアスにはまったく通じず、アトロスヘルクローを受けてプリミティブの状態に戻ってしまった。

その後、インターバルの20時間を経てアトロシアスと交戦するプリミティブ=リクの「諦めない!お前との決着は……僕がつける!!」の言葉に応えるかの如くウルトラカプセルに宿ったウルトラ戦士の力が反応、キングの意志を介して他の3形態と共にロイヤルメガマスターが実体化。
マグニフィセントとタッグを組んでキングソードの太刀を浴びせた後、プリミティブの「ヒア・ウィー…ゴー!!」の号令を受けロイヤルエンドを放った。

映画『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!
沖縄に襲来したギャラクトロンMK2の異常な強さに苦戦する中、人々や町がサイバー空間に飲み込まれる様を見て焦ったリクがこの姿に変身。
が、冷静さを失っていた事が災いして攻撃すらできずに痛烈な迎撃を受けて一撃でプリミティブに戻された挙句、サイバー空間に飲み込まれてしまった。
直後にサイバーゴモラアーマーを装備したオーブトリニティに救出されたが……。

ロイヤルメガマスターの力を得た経緯を考えれば、焦って自分一人で戦おうとしていたこの時のリクでは、勝てなかったのはある意味当然と言えるかもしれない。
なお、連続タイプチェンジということで、マグニフィセントがキングソードを掲げて変身する新規バンクとなっている。
また、このシーンが濱田龍臣氏最後の撮影シーンであったため、かなり気合が入ったものとなっている。

映画『劇場版 ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル
ウルトラマントレギア及びトレギアによって実体化した怪獣・スネークダークネスとの再戦時にフュージョンライズ。
トレギア相手に善戦してはいたのだが、大きな見せ場もないままトレギアのギアジダージを食らってフュージョンライズが解除されてしまった。

ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ
回想シーンで登場。ウルトラダークキラーに挑むが手も足も出ず、エネルギーを吸収されてフュージョンライズが解除されるという、
ジードの形態の中では唯一、一切の見せ場がないまま出番が終わってしまった。

ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突
Episode 3にて、ギナ・スペクターとの戦いの中でプリミティブからフュージョンライズ。
デルタライズクローにウルトラフュージョンしたウルトラマンゼットとタッグを組んで戦う事に。

お前、俺と似た匂いを感じるな。

えっ!? まぁ、君は僕の遺伝子から生まれた的な……

ハルキもいねぇし、お前の方が面白そうだ。フハハハハ……!

途中、上記のやり取りと共にゼットの手から離れた幻界魔剣ベリアロクを手にし、キングソードとの二刀流でギナと互角に戦うなど、今までの不遇ぶりを返上するかのような活躍を見せた。
しかし、続くEpisode 4ではアブソリュートタルタロスの策略によって誕生したグア・スペクター(完全体)には歯が立たなかったため、
ウルティメイトファイナルを経由しつつ、ウルトラマンギンガビクトリーウルトラマンタイガ トライストリウムまでのニュージェネレーションヒーローズと共に融合したウルトラマンレイガに止めを譲る形になった。


≪余談≫

専用の武器を持ちパワーアップするウルトラマンは数あれど、武器を掲げてぐんぐんカットを見せるウルトラマンはこのロイヤルマスターが初めて。
一方で演出の関係上、この形態では一度も「シュワッチ」の掛け声と共に飛び去った事がない。

また、キングは「チートラマン」の中でも公式から別格の扱いを受けており、キングの力を借りた形態もこれが初。
一応、ウルティメイトゼロが人々の絆の力と併せたウルトラマンノアの力を得ているが、戦力はちっぽけなカプセル1つ分しかないはずのロイヤルメガマスターの方が高い(ギガバトルナイザーを装備したベリアルに敗北したウルティメイトゼロと、その状態から強化変身したキメラべロスを圧倒したロイヤルメガマスターを比較した場合)。

ウルトラマンの強化形態でマントを羽織るのもこの形態が初めてだが*4ウルトラの父やブラザーズマントを纏ったウルトラ兄弟、そして銀河皇帝カイザーベリアルを名乗っていたベリアルの事を考えると特に珍しくはない。
むしろベリアルの事を踏まえるとキングのとベリアルのと、相反する2つの強大な力が合わさり最強にも見える姿とも取れる。

ベリアルとキングの繋がりに関しては、ベリアルはキングの手で宇宙牢獄に封印されていたので、
ウルトラの父やウルトラマンゼロと同様に因縁深い間柄にある。
また、両者ともに「」の繋がりもあり、キングは名前自体が王を指し、ベリアルもカイザーベリアルという王の名を持つ姿がある。

また、ジードの各形態は歴代のにせウルトラマンや敵が裏モチーフになっているが、中間形態のマグニフィセントがアーマードダークネスだったのを踏まえると、こちらは「マントをまとい、専用の剣を持つ」エンペラ星人だと思われる。


『ジード』以降、ウルトラマンキングを演じるのは檜山修之氏。
檜山氏はスーパー戦隊シリーズにもよく怪人役で出演しており、過去にはアニメ「ウルトラマン超闘士激伝」でメフィラス大魔王を演じているが、実写ウルトラシリーズにおいては今作が初となる。

暑苦しく叫ぶキャラを演じる事の多い檜山氏だが、今回は役柄上抑え目のトーンでキングを演じている。
とはいえ、ジードライザーのコールと黄金の装甲を纏ったロイヤルメガマスター、そして王の名を持つウルトラマンのせいか、
某勇者王を思い出した人も多かったとか……。


なお、ウルティメイトファイナルがジード自身の力で変身することになったのは、「この形態で最強のウルトラマンであるキングの力を使ってしまったため」という裏話がある。
一応他のウルトラマンの力を使う案が無かったわけではないようだが、設定説明に尺を使うことと前述の通りやはりキングには勝てないことからボツになったようだ。

本編終了後もジードのフュージョンライズ形態の中では屈指の強形態として扱われているものの、
強敵相手に変身しては大した見せ場もなくフュージョンライズが解除されてしまう描写が多い。
ウルティメイトファイナルとの兼ね合いや、見せ方の難しさなどもあるのだろう。

追記・修正は運命を変える覚悟を決めてからお願いします。


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最終更新:2024年04月10日 01:32

*1 ベリアルとキングのカプセルでキングソードを生成し、キングのカプセルをそこにセットし直して変身するため、ものすごーく厳密にはフュージョンライズとも異なる。

*2 初めて相手にした巨大怪獣を手も足も出なかった先輩ウルトラマンは多い。

*3 あまりにも身も蓋もない話だが、厳密に言うと彼はベリアルの息子なのだから、寧ろ「悪に戻ろうとしている」、「父が息子を説得している」とも言える。

*4 ゲーム媒体を含めればオーブ・ブレスターナイトが先