三浦信輔

登録日:2017/10/23 (月) 17:43:56
更新日:2023/04/04 Tue 18:41:54
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ひでえことをしやがるぜ。


三浦信輔とは、テレビドラマ『相棒』の登場人物である。

演:大谷亮介


人物


警視庁刑事部捜査一課の刑事で階級は巡査部長。後に警部補に昇進し7係の係長となるが……
初期は同じ課の伊丹憲一と共に行動していたが、ほどなくして芹沢慶二が登場すると「トリオ・ザ・捜一」として3人で行動するようになった。
岐阜県出身で、作中でも岐阜の方言で話す場面があった。現在は妻と暮らしており、作中の振る舞いから子供もいるものと思われる。

トリオ・ザ・捜一の良心的存在で、トリオの中では主に伊丹のなだめ役に回る事が多い。時には亀山薫と伊丹の喧嘩を仲裁する事もあり、杉下右京にも敬意を払っているが、捜査の時には「余計なことはしないでもらいたい」と特命係を邪魔者扱いするようになる。
歳だからなのか、外の捜査は伊丹達2人に任せる事もある。ちなみに出番が他2人に比べて少ないのは、演者の大谷氏の舞台公演のスケジュールに合わせていたため。
長い間刑事としての経験を積んでいるためベテランの風格があり、自分の職務にも誇りを持って取り組んでいる。

かつては所轄の盗犯係にいたが、そこでの勤務を経てたたき上げで警視庁刑事部へと配属になった。
ちなみに緑川署の安城とは旧知の仲。

S4の頃から老眼鏡を使用するようになり、捜査資料などを確認する際には必ずそれを使用する。


性格


トリオ・ザ・捜一の中では比較的温厚な性格で、短気で暴走しがちな伊丹をなだめたり、若さゆえに後先考えず突っ走ってしまう事がある芹沢を戒めたりと、年長者故の大人な態度を見せる。
しかし初期の頃は伊丹と同じように荒っぽい取調べを行っており、ある事件では容疑者の舐めた態度に思わずキレてしまい、狭い車内で殴りかかり取調べでも手をあげてしまった事がある。
その一方で、同郷の窃盗犯を気にかけたり、恋人を必死で庇い続ける女性を諭したりなど、相手の心情を察して接する事もある。
意外とノリのいいところがあり、S5-2では伊丹のイヤミ全開の即興ソングの続きを歌ったり、裏相棒では華麗なダンスを披露している。
また伊丹が泊り込みのために敷いた布団に勝手に寝転がり「おやすみ」と言ってそのまま眠ってしまうなどちゃっかりしたところも。

けんかっ早い伊丹を抑えたりすることもあるが、「ピルイーター」の時は上にキレた伊丹を「たまはいいさ」と諭したり
「あすなろの唄」では上によって捜査が止められ憤慨する伊丹に三浦は関係者の名刺の束をみせ、「退かないだろう」という風に促し
伊丹が名刺を奪い取りそのまま行くのを見送りながら芹沢に「内緒だぞ」と悪戯っぽく言っている。
そして調査を限界までしてから結果を特命係に渡し、後のことを丸投げした。


能力


刑事として積んできた経験を生かして堅実な捜査を行う。
しかし、S5-9では刑事なら誰でも分かる事を思わず右京に聞いてしまい、芹沢に「マイルドにバカにされてますね」と言われた事がある。
柔道が得意で、S4-6では逃げる犯人に一本背負いを決めて身柄を確保していた。
ネーミングセンスは悪く、元大学教授や歴史研究家が相次いで失踪した事件に「インテリ失踪事件」と名づけた時には伊丹に文句を言われていた。
意外にも英語が理解できるようで、劇場版Ⅲ序章ではその場で英文を和訳して読み上げている。


特命係との関係


右京のほうが階級が上であるため、会った時には目礼を欠かさず行うが、彼もプライドの高い捜査一課の刑事の一員であるため、初期の頃は捜査に関わろうとする右京を「困りますね警部殿」と邪魔者扱いしていた。
だがこの頃から陰では特命係の事を認めていたようで、S5-4の一件以降は特命係への当たりも多少柔らかくなった。
右京から急な調べ物を頼まれたり呼び出しをされてもためらう事なく対応し、所轄から「特命係が捜査と称して遊んでいる」と苦情が入っても「警部殿が意味もなく遊んでいるはずがない」と語っている。
だがやはり現場にズカズカ入ってこられるのには抵抗があるようで、S7-1では「存在自体が邪魔なんですよ」とつい本音を言ってしまい、慌てて「あいつにとってはね」と伊丹のせいにしていた。
また物理的に特命係を置いてけぼりにした際には「まさか積み忘れたのか?」と積み荷扱いした事もある。確かに警視庁にとってはお荷物だろうけども…


警部補への昇進、そして…




主な人間関係



特命係係長。
彼の事を「警部殿」と呼び少なからず敬意を払っているが、やっぱり事件現場では邪魔者扱いする事が多い。
それでも彼の実力はそれなりに認めており、S5-4以降は彼の推理を取り入れる事も多くなった。
退職後に彼と再会した時には、「まさかこうしてあなたと飲む日が来るとは思わなかった」と感慨深そうにしていた。

右京の初代相棒。伊丹らと一緒にからかったりしている。


右京の2代目相棒。
あまり関わりはないが、伊丹と芹沢が読めなかった「尊」という字を「たける」とちゃんと読んでいた。

捜査一課の刑事。
階級だけで言えば同格であるが、彼が感情的になった際にはなだめ役にまわり、時に彼に非がある場合は「お前が悪い」と叱りつける。
人生の先輩でもあるのでフォローに回る際には大人な対応を見せ、ある事件では真実をねじ曲げようとする内村完爾に噛み付き「やばかったかな」と青くなる伊丹に「たまにはいいさ」との言葉をかけた。
またある事件では、形ばかりの捜査をさせられた挙句それを無視され悔しがっている伊丹に「どんな報告をしても同じだったんだ。形ばかりの捜査だったんだ。それぐらいわかれよ」と諭すが、その後当事者が自殺をして落ち込む伊丹には「お前はデカとして自分の仕事をしただけだ」と気遣う様子をみせていた。
特命係の事になると息があうようになり、情報をよく特命係に流している芹沢をよく一緒になって叱っている。

捜査一課の刑事。
彼の管理責任は三浦と伊丹にあるようで、彼が特命係に情報を漏らすたびに伊丹と一緒に彼をはたいている。


「毎度毎度、よく追記・修正するネタがあるものですね。警部殿」


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最終更新:2023年04月04日 18:41